JP2002111713A - ネットワークシステム、ネームサーバ、サーバ、およびネットワークシステムのip通信方法 - Google Patents

ネットワークシステム、ネームサーバ、サーバ、およびネットワークシステムのip通信方法

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JP2002111713A
JP2002111713A JP2000297541A JP2000297541A JP2002111713A JP 2002111713 A JP2002111713 A JP 2002111713A JP 2000297541 A JP2000297541 A JP 2000297541A JP 2000297541 A JP2000297541 A JP 2000297541A JP 2002111713 A JP2002111713 A JP 2002111713A
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Akira Iizuka
顕 飯塚
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停止しているサーバが存在する頻度が高いネ
ットワークシステムにおいてクライアント/サーバ間の
通信をより高い確率で保証する。 【解決手段】 ネームサーバ1の名前解決のためのテー
ブルに、個々のサーバの稼動状況の項目を追加し、ネー
ムサーバ1は、クライアント5からの名前解決要求に応
じて上記テーブルを検索してIPアドレスを応答すると
ともに、この名前解決されたサーバの稼動状況を調べ、
停止中であればその名前解決されたサーバに起動要求パ
ケットを送信してこのサーバを起動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IP(Internet P
rotocol)を用いたネットワークシステム、これに導入
されるネームサーバ、このネームサーバにより名前解決
されるWWWサーバ、メールサーバなどのサーバ、およ
びネットワークシステムのIP通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】IPを用いたネットワークシステムにお
けるクライアント/サーバ間の通信は以下のようにして
行われる。まず、クライアントが通信相手であるサーバ
の名前を含んだ問い合わせをDNS(Domain Name Syst
em)サーバに送信する。DNSサーバはそのクライアン
トからのIPアドレス問い合わせ(名前解決要求)に対
して、データベースにあるサーバ名とIPアドレスとの
対応テーブルを参照して当該サーバ名に対応するIPア
ドレスがあれば、これをクライアントに応答する。これ
によりクライアントは通信したいサーバのIPアドレス
を取得して通信を行うことができる。
【0003】ところで、IPアドレスを動的に割り当て
るプロトコルとしてDHCP(Dynamic Host Configura
tion Protocol)があるが、このDHCPによって割り当
てられるIPアドレスは固定であることが保証されない
ため、一般にこのDHCPによってサーバに動的に割り
当てられたIPアドレスはDNSサーバによって調べる
ことはできない。
【0004】これに対し、Dynamic DNSと呼ばれる技
術がある。このDynamic DNSではテーブルへのデータ
の登録を動的に行うことが可能であり、このDynamic D
NSとDHCPとの連携により、DHCPサーバによっ
て各クライアントに動的に割り当てられたIPアドレス
をテーブルに登録し、クライアントからの問い合わせに
応答することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Dynami
c DNSであっても、サーバが電源オフによって停止し
ている場合には、クライアントがそのサーバのIPアド
レスをDNSサーバより取得できたとても、そのサーバ
と実際に通信することはできない。
【0006】また、サーバを各々異なるIPアドレスを
もつ現用マシンと予備マシンの冗長構成で運用する場合
において、サーバへの要求量が急増しても、DNSのテ
ーブルを変更しない限り、予備マシンの能力は温存され
たまま現用マシンにのみ負荷が集中してしまい、クライ
アントから見た平均の応答時間が長くなるという問題が
あった。
【0007】本発明はこのような事情を鑑みてなされた
もので、停止しているサーバが存在する頻度が高いネッ
トワークシステムにおいてクライアント/サーバ間の通
信をより高い確率で保証することのできるネットワーク
システム、ネームサーバ、サーバ、およびネットワーク
システムのIP通信方法の提供を目的としている。
【0008】また、本発明は、サービス応答時間を短縮
することのできるネットワークシステム、ネームサー
バ、サーバ、およびネットワークシステムのIP通信方
法の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明のネットワークシステムは、ネーム
サーバと、このネームサーバにより名前解決される複数
のサーバと、前記ネームサーバに対して所望のサーバの
名前解決を要求するクライアントとを備え、前記ネーム
サーバが、前記名前解決される各サーバの、名前、IP
アドレスおよび稼動状況を管理するデータベースと、前
記クライアントからの前記名前解決要求に応じて前記デ
ータベースを検索してIPアドレスを応答するととも
に、この名前解決されたサーバの稼動状況を調べ、停止
中であればその名前解決されたサーバに起動要求パケッ
トを送信する機能とを有し、前記名前解決される複数の
サーバが各々、受信した前記起動要求パケットに応じて
起動処理を行う機能を有することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明のネットワークシステム
は、上記目的を達成するために、請求項1記載のネット
ワークシステムにおいて、前記名前解決される複数のサ
ーバが各々、起動の都度、自身の名前、IPアドレス、
および稼動状況として稼動中を示す値を前記ネームサー
バに通知し、停止の前に、自身の名前、IPアドレスお
よび稼動状況として停止中を示す値を前記ネームサーバ
に通知する機能を有し、前記ネームサーバが、前記名前
解決されるサーバからの前記通知の内容を前記データベ
ースに反映する機能を有することを特徴とする。
【0011】請求項3の発明のネットワークシステム
は、上記目的を達成するために、請求項1記載のネット
ワークシステムにおいて、前記ネームサーバのサービス
を受けることのできるクライアントを制限する認証機構
をさらに有することを特徴とする。
【0012】本発明は、以上の構成を持つことで、クラ
イアントからネームサーバに名前解決要求のあったサー
バが電源オフにより停止している場合に、そのサーバを
ネームサーバからの起動要求パケットによって起動させ
ることで、クライアント/サーバ間の通信が確実に保証
される。また、ネームサーバのサービスを受けることの
できるクライアントを制限する認証機構を設けること
で、セキュリティを向上させることができる。
【0013】また、請求項4の発明のネットワークシス
テムは、上記目的を達成するために、ネームサーバと、
このネームサーバにより名前解決される複数のサーバ
と、前記ネームサーバに対して所望のサーバの名前解決
を要求するクライアントとを備え、前記ネームサーバ
が、前記名前解決される各サーバの、名前、IPアドレ
ス、役割および稼動状況を管理するデータベースと、前
記クライアントとこのクライアントからの要求に応じて
名前解決された第1のサーバとのトラフィックを監視す
る機能と、前記監視によって得られたトラフィックが予
め決められた値を越えた場合、前記データベースから前
記名前解決された第1のサーバと同じ役割をもつ停止中
の第2のサーバを検索し、この検索された停止中の第2
のサーバに起動要求パケットを送信する機能と、前記デ
ータベース上の前記第1のサーバのIPアドレスと前記
第2のサーバとのIPアドレスとを相互に入れ替えると
ともに前記第1のサーバおよび前記第2のサーバにIP
アドレスの相互の入れ替えを指示する機能とを有し、前
記名前解決される複数のサーバが各々、受信した前記起
動要求パケットに応じて起動処理を行う機能と、自身に
設定されたIPアドレスを前記ネームサーバからの前記
指示に従って変更する機能とを有することを特徴とす
る。
【0014】請求項5の発明のネットワークシステム
は、上記目的を達成するために、請求項4記載のネット
ワークシステムにおいて、前記名前解決される複数のサ
ーバが各々、起動の都度、自身の名前、IPアドレス、
役割および稼動状況として稼動中を示す値を前記ネーム
サーバに通知し、停止の前に、自身の名前、IPアドレ
ス、役割および稼動状況として停止中を示す値を前記ネ
ームサーバに通知する機能を有し、前記ネームサーバ
が、前記名前解決されるサーバからの前記通知の内容を
前記データベースに反映する機能を有することを特徴と
する。
【0015】請求項6の発明のネットワークシステム
は、上記目的を達成するために、請求項4記載のネット
ワークシステムにおいて、前記ネームサーバのサービス
を受けることのできるクライアントを制限する認証機構
をさらに有することを特徴とする。
【0016】本発明は、以上の構成を持つことで、サー
バのトラフィックが増大したとき、そのサーバと同じ役
割を持つ停止中のサーバを起動要求パケットにより起動
させ、クライアントの通信相手をそのサーバに切り替え
ることができ、これにより現用マシンと予備マシンとの
冗長構成をとっているサーバ群の負荷分散をサーバ側か
らの要求に拠らず効率的に行うことができる。
【0017】さらに、請求項7の発明のネットワークシ
ステムは、上記目的を達成するために、ネームサーバ
と、このネームサーバにより名前解決される複数のサー
バと、前記ネームサーバに対して所望のサーバの名前解
決を要求するクライアントとを備え、前記ネームサーバ
が、前記名前解決される各サーバの、名前、IPアドレ
ス、役割および稼動状況を管理するデータベースと、前
記クライアントからの前記名前解決要求に応じて前記デ
ータベースを検索して該当するサーバの稼動状況を調
べ、停止中であれば、この検索された停止中のサーバに
起動要求パケットを送信するとともに、前記ネームサー
バ自身のIPアドレスを前記クライアントに応答して一
定期間前記停止中のサーバの役割を代行する機能とを有
し、前記名前解決される複数のサーバが各々、受信した
前記起動要求パケットに応じて起動処理を行う機能を有
することを特徴とする。
【0018】請求項8の発明のネットワークシステム
は、上記目的を達成するために、ネームサーバと、この
ネームサーバにより名前解決される複数のサーバと、前
記ネームサーバに対して所望のサーバの名前解決を要求
するクライアントとを備え、前記ネームサーバが、前記
名前解決される各サーバの、名前、IPアドレス、役割
および稼動状況を管理するデータベースと、前記クライ
アントからの前記名前解決要求に応じて前記データベー
スを検索して該当するサーバの稼動状況を調べ、停止中
であれば、この検索された停止中のサーバに起動要求パ
ケットを送信するとともに、前記ネームサーバ自身のI
PアドレスとこのIPアドレスの有効期間を前記クライ
アントに応答して一時的に前記停止中のサーバの役割を
代行する機能とを有し、前記名前解決される複数のサー
バが各々、受信した前記起動要求パケットに応じて起動
処理を行う機能を有し、前記クライアントが、前記ネー
ムサーバより前記ネームサーバ自身のIPアドレスとと
もに応答された有効期間が経過した後、前記ネームサー
バに対して前記名前解決を再要求する機能を有すること
を特徴とする。
【0019】請求項9の発明のネットワークシステム
は、上記目的を達成するために、請求項7または8記載
のネットワークシステムにおいて、前記名前解決される
複数のサーバが各々、起動の都度、自身の名前、IPア
ドレス、役割および稼動状況として稼動中を示す値を前
記ネームサーバに通知し、停止の前に、自身の名前、I
Pアドレス、役割および稼動状況として停止中を示す値
を前記ネームサーバに通知する機能を有し、前記ネーム
サーバが、前記名前解決されるサーバからの前記通知の
内容を前記データベースに反映する機能を有することを
特徴とする。
【0020】請求項10の発明のネットワークシステム
は、上記目的を達成するために請求項7または8記載の
ネットワークシステムにおいて、前記ネームサーバのサ
ービスを受けることのできるクライアントを制限する認
証機構をさらに有することを特徴とする。
【0021】本発明は、このような構成を有すること
で、クライアントからネームサーバに名前解決要求のあ
ったサーバが電源オフにより停止している場合に、その
サーバをネームサーバからの起動要求パケットによって
起動させ、このサーバが起動されるまでの間、ネームサ
ーバがそのサーバの役割を代行することによって、クラ
イアントはサーバがサービスを提供できるようになるま
での長い時間を待たずしてサービスの提供を受けること
ができる。
【0022】さらに、請求項11の発明のネームサーバ
は、上記目的を達成するために、名前解決する複数のサ
ーバの、名前、IPアドレスおよび稼動状況を管理する
データベースと、クライアントからの名前解決要求に応
じて前記データベースを検索してIPアドレスを応答す
るとともに、この名前解決されたサーバの稼動状況を調
べ、停止中であればその名前解決されたサーバに起動要
求パケットを送信する機能とを有することを特徴とす
る。
【0023】本発明は、以上の構成を持つことで、クラ
イアントから名前解決要求のあったサーバが電源オフに
より停止している場合に、そのサーバを起動要求パケッ
トによって起動させることで、クライアント/サーバ間
の通信が確実に保証される。請求項12の発明のネーム
サーバは、上記目的を達成するために、名前解決する複
数のサーバの、名前、IPアドレス、役割および稼動状
況を管理するデータベースと、クライアントとこのクラ
イアントからの要求に応じて名前解決した第1のサーバ
とのトラフィックを監視する機能と、この監視によって
得られたトラフィックが予め決められた値を越えた場
合、前記データベースから前記名前解決された第1のサ
ーバと同じ役割をもつ停止中の第2のサーバを検索し、
この検索された停止中の第2のサーバに起動要求パケッ
トを送信する機能と、前記データベース上の前記第1の
サーバのIPアドレスと前記第2のサーバとのIPアド
レスとを相互に入れ替えるとともに前記第1のサーバお
よび前記第2のサーバにIPアドレスの相互の入れ替え
を指示する機能とを有することを特徴とする。
【0024】本発明は、以上の構成を持つことで、サー
バのトラフィックが増大したとき、そのサーバと同じ役
割を持つ停止中のサーバを起動要求パケットにより起動
させ、クライアントの通信相手をそのサーバに切り替え
ることができ、これにより現用マシンと予備マシンとの
冗長構成をとっているサーバ群の負荷分散をサーバ側か
らの要求に拠らず効率的に行うことができる。
【0025】請求項13の発明のネームサーバは、上記
目的を達成するために、名前解決する複数のサーバの、
名前、IPアドレス、役割および稼動状況を管理するデ
ータベースと、クライアントからの名前解決要求に応じ
て前記データベースを検索して該当するサーバの稼動状
況を調べ、停止中であれば、この検索された停止中のサ
ーバに起動要求パケットを送信するとともに、前記ネー
ムサーバ自身のIPアドレスを前記クライアントに応答
して一定期間前記停止中のサーバの役割を代行する機能
とを有することを特徴とする。
【0026】本発明は、以上の構成を持つことで、クラ
イアントから名前解決要求のあったサーバが電源オフに
より停止している場合に、そのサーバを起動要求パケッ
トによって起動させ、このサーバが起動されるまでの
間、ネームサーバがそのサーバの役割を代行することに
よって、クライアントはサーバがサービスを提供できる
ようになるまでの長い時間を待たずしてサービスの提供
を受けることができる。請求項17の発明のネットワー
クシステムのIP通信方法は、上記目的を達成するため
に、ネームサーバと、このネームサーバにより名前解決
される複数のサーバと、前記ネームサーバに対して所望
のサーバの名前解決を要求するクライアントとを備えた
ネットワークシステムのIP通信方法において、前記ネ
ームサーバは、前記名前解決される各サーバの、名前、
IPアドレスおよび稼動状況を管理するデータベースを
備えており、前記ネームサーバは、前記クライアントか
らの前記名前解決要求に応じて前記データベースを検索
してIPアドレスを応答するとともに、この名前解決さ
れたサーバの稼動状況を調べ、停止中であればその名前
解決されたサーバに起動要求パケットを送信してこのサ
ーバを起動させることを特徴とする。
【0027】請求項18の発明のネットワークシステム
のIP通信方法は、上記目的を達成するために、請求項
17記載のネットワークシステムのIP通信方法におい
て、前記複数のサーバは各々、起動の都度、自身の名
前、IPアドレス、および稼動状況として稼動中を示す
値を前記ネームサーバに通知し、停止の前に、自身の名
前、IPアドレスおよび稼動状況として停止中を示す値
を前記ネームサーバに通知し、前記ネームサーバは、前
記サーバからの前記通知の内容を前記データベースに反
映することを特徴とする。
【0028】請求項19の発明のネットワークシステム
のIP通信方法は、上記目的を達成するために、ネーム
サーバと、このネームサーバにより名前解決される複数
のサーバと、前記ネームサーバに対して所望のサーバの
名前解決を要求するクライアントとを備えたネットワー
クシステムのIP通信方法において、前記ネームサーバ
は、前記名前解決される各サーバの、名前、IPアドレ
ス、役割および稼動状況を管理するデータベースを備え
ており、前記ネームサーバは、前記クライアントとこの
クライアントからの要求に応じて名前解決された第1の
サーバとのトラフィックを監視し、この監視によって得
られたトラフィックが予め決められた値を越えた場合、
前記データベースから前記名前解決された第1のサーバ
と同じ役割をもつ停止中の第2のサーバを検索し、この
検索された停止中の第2のサーバに起動要求パケットを
送信してこのサーバを起動させる一方、前記データベー
ス上の前記第1のサーバのIPアドレスと前記第2のサ
ーバとのIPアドレスとを相互に入れ替えるとともに、
前記第1のサーバおよび前記第2のサーバにIPアドレ
スの相互の入れ替えを実行させることを特徴とする。
【0029】請求項20の発明のネットワークシステム
のIP通信方法は、上記目的を達成するために、ネーム
サーバと、このネームサーバにより名前解決される複数
のサーバと、前記ネームサーバに対して所望のサーバの
名前解決を要求するクライアントとを備えたネットワー
クシステムのIP通信方法において、前記ネームサーバ
は、前記名前解決される各サーバの、名前、IPアドレ
ス、役割および稼動状況を管理するデータベースを備え
ており、前記ネームサーバは、前記クライアントからの
前記名前解決要求に応じて前記データベースを検索して
該当するサーバの稼動状況を調べ、停止中であれば、こ
の検索された停止中のサーバに起動要求パケットを送信
してこのサーバを起動させるとともに、前記ネームサー
バ自身のIPアドレスを前記クライアントに応答して一
定期間前記停止中のサーバの役割を代行することを特徴
とする。
【0030】請求項21の発明のネットワークシステム
のIP通信方法は、上記目的を達成するために、請求項
19または20記載のネットワークシステムのIP通信
方法において、前記複数のサーバは各々、起動の都度、
自身の名前、IPアドレス、役割および稼動状況として
稼動中を示す値を前記ネームサーバに通知し、停止の前
に、自身の名前、IPアドレス、役割および稼動状況と
して停止中を示す値を前記ネームサーバに通知し、前記
ネームサーバは、前記サーバからの前記通知の内容を前
記データベースに反映することを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施する場合の形
態について図面に基づき説明する。
【0032】図1は本発明に係るネットワークシステム
の第1の実施形態の構成を示す図である。
【0033】同図に示すように、このネットワークシス
テムは、ネームサーバ1、WWWサーバ2、メールサー
バ3、データベースサーバ4などのサーバ群、クライア
ント5、およびこれらを接続するイーサネット(登録商
標)などのネットワーク伝送路6とで構成される。
【0034】ネームサーバ1はWWWサーバ2、メール
サーバ3、データベースサーバ4などの各サーバの名
前、IPアドレスおよび稼動状況をデータベースのテー
ブル上で対応付けて管理している。図2に、このテーブ
ルの構成を示す。ここでは簡単のため、各サーバに付し
た符号とサーバ名とを同一にしている。稼動状況の値に
は、サーバの電源がオフで停止している状態を示す”停
止”とサーバが稼動している状態を示す”稼動”があ
る。
【0035】ネームサーバ1は、クライアント5からの
名前解決の要求を受けたとき、前記テーブルを参照して
該当するサーバ名に対応付けられたIPアドレスをクラ
イアント5に応答する。また、ネームサーバ1は、クラ
イアント5からの名前解決の要求を受けたとき、上記テ
ーブルを参照して該当するサーバの稼動状況を調べ、そ
のサーバの稼動状況が”停止”である場合には、そのサ
ーバに対して起動(電源オン)を要求する機能を持つ特
定のパケット(起動要求パケット)を送信する。
【0036】WWWサーバ2、メールサーバ3、データ
ベースサーバ4などのサーバ群は、各々、電源が投入さ
れて起動した直後に自身のサーバ名、IPアドレスおよ
び稼動状況の値”稼動”をネームサーバ1に通知し、停
止の際には自身のサーバ名、IPアドレスおよび稼動状
況の値”停止”をネームサーバ1に通知する。
【0037】さらに、WWWサーバ2、メールサーバ
3、データベースサーバ4などのサーバ群は、各々、メ
インのシステムボードに対して独立した電源系統を持
ち、システムボードに電源が投入されていなくてもネー
ムサーバ1からネットワーク径由で送られてきた起動要
求パケットを受信し、これをトリガとしてシステムボー
ドの電源をオンにする機能を有するネットワーク接続装
置(図示せず)を備えている。
【0038】次に、この実施形態のネットワークシステ
ムの動作を説明する。
【0039】まず、WWWサーバ2に電源が投入された
後の動作を説明する。
【0040】図3に示すように、WWWサーバ2は電源
が投入されて起動した直後に、自身のサーバ名、IPア
ドレスおよび稼動状況の値”稼動”を含むパケットをネ
ームサーバ1に送信する(ステップ31)。
【0041】図4に示すように、ネームサーバ1はWW
Wサーバ2からの上記パケットを受信すると(ステップ
40)、そのパケットからWWWサーバ2のサーバ名、
IPアドレスおよび稼動状況の値”稼動”を取り出し
(ステップ41)、取り出したサーバ名を基に図2に示
したテーブル上の該当するデータ(行)を検索する(ス
テップ42)。
【0042】テーブルに同じサーバ名のデータが存在す
るならば、そのサーバ名に対応する稼動状況の値を”停
止”から”稼動”に更新する(ステップ43)。また、
テーブルに同じサーバ名のデータが存在しないならば、
テーブルに当該WWWサーバ2のサーバ名、IPアドレ
スおよび稼動状況の値”稼動”を新規に登録する(ステ
ップ44)。
【0043】次に、WWWサーバ2の電源が切断される
際の動作を説明する。
【0044】図3に示すように、WWWサーバ2は電源
を切断する前に、自身のサーバ名、IPアドレスおよび
稼動状況の値”停止”を含むパケットをネームサーバ1
に送信する(ステップ33)。
【0045】図4に示すように、ネームサーバ1はWW
Wサーバ2からの上記パケットを受信すると(ステップ
40)、そのパケットからWWWサーバ2のサーバ名、
IPアドレスおよび稼動状況の値”停止”を取り出し
(ステップ41)、取得したサーバ名を基に図2のテー
ブル上の該当するデータ(行)を検索する(ステップ4
2)。
【0046】テーブルに同じサーバ名のデータが存在す
るならば、そのサーバ名に対応する稼動状況の値を”稼
動”から”停止”に更新する(ステップ43)。また、
テーブルに同じサーバ名のデータが存在しないなら、テ
ーブルに当該WWWサーバ2のサーバ名、IPアドレス
および稼動状況の値”停止”を新規に登録する(ステッ
プ44)。
【0047】次に、クライアント5からの名前解決の要
求が発生した場合の動作を説明する。
【0048】図5に示すように、ネームサーバ1は、ク
ライアント5からWWWサーバ2に関する問い合わせを
受け取ると(ステップ50)、その問い合わせに含まれ
るサーバ名を基に図2のテーブル上の該当するデータ
(行)を検索し、その中の稼動状況の値を読み込むこと
で、WWWサーバ2が現在稼動中であるか停止中である
かを調べる(ステップ51)。
【0049】WWWサーバ2が稼動中であれば、ネーム
サーバ1は、テーブルからWWWサーバ2のIPアドレ
スを読み込み、このIPアドレスをクライアント5に応
答する(ステップ55)。WWWサーバ2が停止中の場
合、ネームサーバ1は、テーブルからWWWサーバ2の
IPアドレスを読み込み、このIPアドレス宛てに、そ
のWWWサーバ2の起動(電源オン)を要求する機能を
持った特定のパケット(起動要求パケット)を送信する
(ステップ52)。
【0050】図6に示すように、停止中のWWWサーバ
2は、ネームサーバ1から送られてきた起動要求パケッ
トを受信すると(ステップ61)、自身の電源を投入す
る処理を行う(ステップ62)。これによりWWWサー
バ2に電源が投入されてWWWサーバ2が起動される。
【0051】ところで、このサーバ自身の電源投入のメ
カニズムは、たとえば、サーバマシンのシステムボード
とこれに接続されるLANカードなどのネットワーク接
続装置に持たせることが可能である。サーバの電源がオ
フである期間もネットワーク接続装置には電源が投入さ
れており、ネットワーク接続装置では、起動要求パケッ
トが自身のサーバ宛てに送られてきたことを検出してシ
ステムボードの電源をオンに切り替える。ただし、本発
明の本質は、このサーバ自身への電源投入処理のための
機構にあるのではなく、したがって、その詳細な構成ま
では触れない。
【0052】さて、ネームサーバ1からの起動要求パケ
ットにより起動したWWWサーバ2は、図3に示したよ
うに、自身のサーバ名、IPアドレスおよび稼動状況の
値”稼動”をネームサーバ1に送信する(ステップ3
2)。
【0053】ネームサーバ1はWWWサーバ2からの上
記パケットを受信すると(ステップ53)、そのパケッ
トからWWWサーバ2のサーバ名、IPアドレスおよび
稼動状況の稼動”を取り出し、取得したサーバ名を基に
図2のテーブル上の該当するデータ(行)を検索し、テ
ーブルに同じサーバ名のデータが存在するならば、その
サーバ名に対応するデータの中の稼動状況の値を”停
止”から”稼動”に更新する(ステップ54)。
【0054】この後、ネームサーバ1はテーブルからW
WWサーバ2のIPアドレスを読み込み、このIPアド
レスをクライアント5に応答する(ステップ55)。ク
ライアント5は、これにより通信相手のIPアドレスを
取得し、このIPアドレスによりWWWサーバ2との通
信を行うことができる。
【0055】次に、本実施形態のネームサーバ1のサー
ビスが提供されるクライアント5を制限するための認証
機構について説明する。
【0056】本実施形態のネームサーバ1は、停止中の
サーバを強制的に起動させてクライアント5との通信を
保証するので、かかるサービスの提供に何らかの制限を
設けてセキュリティを向上することが望ましい。
【0057】そこでネームサーバ1に、たとえば図7に
示すような、認証済みのクライアントのIPアドレスを
登録しておく認証テーブルを設け、この認証テーブルを
用いて名前解決要求元のクライアント5が認証済みのも
のであるかどうかの判定をネームサーバ1で行うように
する。
【0058】以下に、このクライアント認証の動作を説
明する。
【0059】クライアント5はネームサーバ1に対して
はじめてIPアドレスの問い合わせを行うとき、自身の
IPアドレスと予め入手した認証コードを入れた認証用
パケットをネームサーバ1に送信する。
【0060】図8に示すように、ネームサーバ1は、ク
ライアント5からの認証用パケットを受けると(ステッ
プ80)、この認証用パケットからクライアント5のI
Pアドレスと認証コードを取り出し(ステップ81)、
認証コードが正しいかどうかをチェックする(ステップ
82)。認証コードが正しければ、クライアント5のI
Pアドレスを図7に示した認証用テーブルに登録する
(ステップ83)。認証コードが正しくなければ、クラ
イアント5に対して認証拒否を返す(ステップ84)。
【0061】ネームサーバ1への登録を済ませたクライ
アント5がネームサーバ1に対して通信相手のIPアド
レスの問い合わせを行うと、この問い合わせを受けたネ
ームサーバ1は、図9に示すように、まず問い合わせ元
のクライアント5のIPアドレスが認証済みのクライア
ントであるかどうかを認証テーブルを参照してチェック
する(ステップ91)、認証済みのクライアントであれ
ば、そのクライアント5からの問い合わせに対して応答
(IPアドレス)を返す(ステップ92)。認証されて
いないクライアントであれば、そのクライアント5から
の問い合わせを拒否する(ステップ93)。
【0062】以上により、ネームサーバ1により提供さ
れるサービスのセキュリティ性が高くなる。
【0063】次に、本発明の第2の実施形態であるネッ
トワークシステムについて説明する。
【0064】図10は本実施形態のネットワークシステ
ムの構成を示す図である。
【0065】同図に示すように、このネットワークシス
テムは、ネームサーバ11、複数のPROXYサーバP
1、P2、P3、WWWサーバ、メールサーバ、データ
ベースサーバなどのサーバ群、クライアント5およびこ
れらを接続するイーサネットなどのネットワーク伝送路
6とで構成される。
【0066】ネームサーバ11は各サーバの名前、IP
アドレス、役割、および稼動状況をデータベースのテー
ブル上で対応付けて管理している。図11に、このテー
ブルの構成を示す。ここでサーバの役割には、WWW、
PROXY、メール、データベースなどがある。稼動状
況の値には”停止”と”稼動”がある。
【0067】ネームサーバ11は、クライアント5から
の名前解決要求に対して図11のテーブルを参照してI
Pアドレスをクライアント5に応答する。また、ネーム
サーバ11は、個々のPROXYサーバP1、P2、P
3のネットワーク・トラフィックを監視する機能を持
ち、起動中のPROXYサーバとクライアント5との間
のネットワーク・トラフィックが一定値を越えた場合
に、上記テーブルを参照して同じ役割を持つ他のPRO
XYサーバの稼動状況を調べ、停止中のものの中から一
つのPROXYサーバを選択して、このPROXYサー
バに対して起動(電源オン)を要求する機能を持つ特定
のパケット(起動要求パケット)を送信する。さらに、
ネームサーバ11は、起動要求パケットにより起動させ
たPROXYサーバのIPアドレスと、それまでクライ
アント5のネットワークに対する要求を代理していたP
ROXYサーバのIPアドレスとのテーブル上での交換
を行う機能を持っている。
【0068】PROXYサーバP1、P2、P3、WW
Wサーバ、メールサーバ、データベースサーバなどのサ
ーバ群は、各々、電源投入時(システム起動後)に自身
の名前、IPアドレス、役割および稼動状況(稼動)を
入れたパケットをネームサーバ11に送信し、停止の際
には、自身のサーバ名、IPアドレス、役割および稼動
状況(停止)を入れたパケットをネームサーバ11に送
信する。ネームサーバ11は、これらのパケットを受信
すると、この受信パケットに含まれるサーバ名、IPア
ドレス、役割および稼動状況を図11に示すテーブルに
登録、あるいは上書きする。
【0069】さらに、PROXYサーバP1、P2、P
3および他のサーバは、メインのシステムボードに対し
て独立した電源系統を持ち、システムボードに電源が投
入されていなくてもネームサーバ11からネットワーク
径由で送られてきた起動要求パケットを受信し、これを
トリガとしてシステムボードの電源をオンにする機能を
有するネットワーク接続装置(図示せず)を備えてい
る。
【0070】次に、この実施形態のネットワークシステ
ムにおいてネームサーバ11の管理下で行われる複数P
ROXYサーバ間での負荷分散の動作を説明する。
【0071】図10に示す複数のPROXYサーバP
1、P2、P3において、いま、一つのPROXYサー
バP1だけが稼動しており、このPROXYサーバP1
とクライアント5との間で通信が行われているものとす
る。
【0072】図12に示すように、ネームサーバ11
は、このPROXYサーバP1とクライアント5との間
のネットワーク・トラフィックを監視し(ステップ12
1)、このネットワーク・トラフィックが一定値を越え
たことを判断すると(ステップ122)、図11のテー
ブルを参照してPROXYの役割を持つ他のPROXY
サーバの中で停止中の一つのPROXYサーバP2を検
索する(ステップ122)。そしてネームサーバ11
は、この検索したPROXYサーバP2に対して起動
(電源オン)を要求する機能を持つ特定のパケットを送
信する(ステップ123)。
【0073】図13に示すように、ネームサーバ11か
らの起動要求パケットを受信したPROXYサーバP2
では、自身の電源をオンにする処理が行われる(ステッ
プ132)。そしてPROXYサーバP2は起動後、自
身のサーバ名、IPアドレス、役割および稼動状況の
値”稼動”をネームサーバ11に送信する(ステップ1
33)。
【0074】図12に示すように、ネームサーバ11は
PROXYサーバP2からのパケットを受信すると(ス
テップ125)、そのパケットからPROXYサーバP
2のサーバ名、IPアドレス、役割および稼動状況の
値”稼動”を取り出し、取得したサーバ名を基に図11
のテーブル上の該当するデータ(行)を検索し、テーブ
ルに同じサーバ名のデータが存在するならば、そのサー
バ名に対応するデータの中の稼動状況の値を”停止”か
ら”稼動”に更新する(ステップ126)。
【0075】さらに、ネームサーバ11は、図15に示
すように、テーブル上のPROXYサーバP1とPRO
XYサーバP2とのIPアドレスを相互に入れ替える
(ステップ127)。この後、ネームサーバ11は、各
PROXYサーバP1、P2に対してIPアドレスの相
互の入れ替えを指示する(ステップ128)。
【0076】各PROXYサーバP1、P2は、図13
および図14に示すように、この入れ替え指示を受ける
と(ステップ134、141)に従って、相互のIPア
ドレスを入れ替えるように変更する(ステップ135、
142)。
【0077】これにより、クライアント5の通信はPR
OXYサーバP1径由からPROXYサーバP2径由に
切り替わり、PROXYサーバP1はトラフィックの大
きいクライアント5からの利用から解放されることで負
荷が軽減される。すなわち、本実施形態によれば、複数
のPROXYサーバを負荷の変動に追従して必要な台数
まで起動させることによって、複数のPROXYサーバ
間での効率的な負荷分散が実現される。
【0078】なお、この実施形態では、PROXYサー
バの負荷分散について述べたが、その他冗長構成をとっ
たWWWサーバ、メールサーバ、データベースサーバの
負荷分散を同様に行うことも可能である。
【0079】次に、本発明の第3の実施形態であるネッ
トワークシステムについて説明する。
【0080】図16は本実施形態のネットワークシステ
ムの構成を示す図である。
【0081】同図に示すように、このネットワークシス
テムは、ネームサーバ21、PROXYサーバP4、W
WWサーバ7、メールサーバ8などのサーバ群、クライ
アント5およびこれらを接続するイーサネットなどのネ
ットワーク伝送路6とで構成される。
【0082】ネームサーバ21は各サーバの名前、IP
アドレス、役割、および稼動状況をデータベースのテー
ブル上で対応付けて管理している。図17に、このテー
ブルの構成を示す。ここで役割には、WWW、PROX
Y、メール、データベースなどがある。稼動状況の値に
は”停止”と”稼動”がある。
【0083】ネームサーバ21は、クライアント5から
のIPアドレスの問い合わせに対して図17のテーブル
を参照して該当するサーバ名に対応するIPアドレスを
クライアント5に応答する。また、ネームサーバ21
は、クライアント5からのIPアドレスの問い合わせに
対して上記テーブルを参照して該当するサーバの稼動状
況を調べ、そのサーバの稼動状況が停止である場合に
は、そのサーバに対して起動(電源オン)を要求する機
能を持つ特定のパケットを送信する機能と、この起動要
求パケットを送信してからそのサーバが稼動するまでの
間、そのサーバの役割を一時的に代行する機能を有す
る。
【0084】PROXYサーバP4、WWWサーバ7、
メールサーバ8などのサーバ群は、各々、電源を投入し
た後の起動後に自身のサーバ名、IPアドレスおよび稼
動状況の値”稼動”をネームサーバ21に通知し、停止
の際には自身のサーバ名、IPアドレスおよび稼動状況
の値”停止”をネームサーバ21に通知する。ネームサ
ーバ21は、これらのパケットを受信すると、この受信
パケットに含まれるサーバ名、IPアドレス、役割およ
び稼動状況の値を図17に示すテーブルに登録、あるい
は上書きする。
【0085】次に、この実施形態において代表される機
能であるネームサーバ21による他サーバの役割代行の
動作を説明する。
【0086】図18に示すように、ネームサーバ1は、
クライアント5からWWWサーバ7に関する問い合わせ
を受け取ると(ステップ180)、その問い合わせに含
まれるサーバ名を基に図17のテーブル上の該当するデ
ータ(行)を検索し、検索したデータの中の稼動状況の
値を読み込むことで、WWWサーバ7が現在稼動中であ
るか停止中であるかを調べる(ステップ181)。
【0087】WWWサーバ7が稼動中であれば、ネーム
サーバ21は、テーブルからWWWサーバ7のIPアド
レスを読み込み、このIPアドレスをクライアント5に
応答として返す(ステップ186)。
【0088】WWWサーバ7が停止中の場合、ネームサ
ーバ21は、テーブルからWWWサーバ7のIPアドレ
スを読み込み、このIPアドレス宛てに、そのWWWサ
ーバ7の起動(電源オン)を要求する機能を持った特定
のパケット(起動要求パケット)を送信する(ステップ
182)。この後、ネームサーバ21は、WWWサーバ
7の役割であるWWWサーバ機能の代行を開始する。さ
らにネームサーバ21は、クライアント5からの問い合
わせの結果として、ネームサーバ自身のIPアドレスを
このIPアドレスの有効期間とともにクライアント5に
応答する(ステップ183)。ここで、有効期間はWW
Wサーバ7に電源が投入されてからWWWサーバ機能が
起動されるまでの時間を基準に決められる。
【0089】クライアント5は、有効期間が経過するま
では、名前解決要求に対して取得したネームサーバ21
のIPアドレス宛てにWWWサーバのサービスを要求
し)、WWWサーバ機能を代行するネームサーバ21が
提供するサービスを受け取る。一方、停止中のWWWサ
ーバ7においては、ネームサーバ21から送られてきた
起動要求パケットにより自身の電源を投入する処理が行
われる。起動要求パケットにより起動したWWWサーバ
7は、起動の直後、自身のサーバ名、IPアドレスおよ
び稼動状況の値”稼動”をネームサーバ21に送信す
る。
【0090】ネームサーバ21はWWWサーバ7からの
送信パケットを受信すると(ステップ184)、そのパ
ケットからWWWサーバ7のサーバ名、IPアドレスお
よび稼動状況の値”稼動”を取り出し、取得したサーバ
名を基に図17のテーブル上の該当するデータ(行)を
検索し、テーブルに同じサーバ名のデータが存在するな
らば、そのサーバ名に対応するデータの中の稼動状況の
値を”停止”から”稼動”に更新する(ステップ18
5)。
【0091】クライアント5は、ネームサーバ21から
通知された有効期間が経過すると、ネームサーバ21に
対してWWWサーバ7のIPアドレスの再問い合わせを
行う。この時点ではWWWサーバ7が既に起動されてい
るから、ネームサーバ21はクライアント5からの再問
い合わせに対しては本来のWWWサーバ7のIPアドレ
スを返す(ステップ186、187)。以降、クライア
ント5は、ネームサーバ21から取得した本来のWWW
サーバ7のIPアドレスを用いて、WWWサーバ7との
コネクションを張り、WWWサーバ7との通信を行うこ
とができる。
【0092】かくして本実施形態によれば、クライアン
ト5からネームサーバ21に名前解決要求のあったWW
Wサーバ7などのサーバが電源オフにより停止している
場合に、そのサーバをネームサーバ21からの起動要求
パケットによって起動させ、このサーバが起動されるま
での間、ネームサーバ21がそのサーバの役割を代行す
ることによって、クライアント5はサーバがサービスを
提供できるようになるまでの長い時間を待たずしてサー
ビスの提供を受けることができる。
【0093】なお、この実施形態では、ネームサーバ2
1がWWWサーバ7の役割を代行する場合について述べ
たが、メールサーバ8、その他の役割を同様にネームサ
ーバ21が代行するようにしてもかまわない。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クライアントからネームサーバに名前解決要求のあった
サーバが電源オフにより停止している場合に、そのサー
バをネームサーバからの起動要求パケットによって起動
させることで、クライアント/サーバ間の通信が確実に
保証される。また、ネームサーバのサービスを受けるこ
とのできるクライアントを制限する認証機構を設けるこ
とで、セキュリティを向上させることができる。
【0095】また、本発明によれば、ネームサーバに名
前が登録されたサーバのトラフィックが増大したとき、
そのサーバと同じ役割を持つ停止中のサーバを起動要求
パケットにより起動させ、クライアントの通信相手をそ
のサーバに切り替えることができ、これにより現用マシ
ンと予備マシンとの冗長構成をとっているサーバ群の負
荷分散をサーバ側からの要求に拠らず効率的に行うこと
ができる。
【0096】さらに、本発明によれば、クライアントか
らネームサーバに名前解決要求のあったサーバが電源オ
フにより停止している場合に、そのサーバをネームサー
バからの起動要求パケットによって起動させ、このサー
バが起動されるまでの間、ネームサーバがそのサーバの
役割を代行することによって、クライアントはサーバが
サービスを提供できるようになるまでの長い時間を待た
ずしてサービスの提供を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネットワークシステムの第1の実
施形態の構成を示す図である。
【図2】図1の実施形態のネームサーバにおいて管理さ
れている名前解決のためのテーブルの構成を示す図であ
る。
【図3】図1の実施形態のWWWサーバの電源オン/オ
フ時の動作を示すフローチャートである。
【図4】図1の実施形態のネームサーバによるテーブル
管理を示すフローチャートである。
【図5】図1の実施形態のネームサーバによる名前解決
の処理を示すフローチャートである。
【図6】図1の実施形態のWWWサーバの起動要求パケ
ットによる起動を示すフローチャートである。
【図7】図1の実施形態のネームサーバに管理されてい
る認証テーブルを示す図である。
【図8】図7の認証テーブルへのクライアントの登録を
示すフローチャートである。
【図9】図7の認証テーブルを用いたネームサーバによ
る名前解決の処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係るネットワークシステムの第2の
実施形態の構成を示す図である。
【図11】図10のネームサーバにおいて管理されてい
る名前解決のためのテーブルの構成を示す図である。
【図12】図10のネームサーバによる複数PROXY
サーバへの負荷分散の手順を示すフローチャートであ
る。
【図13】第2の実施形態において、停止中のPROX
Yサーバがネームサーバからの起動要求パケットとIP
アドレスの変更指示を受けたときの動作を示すフローチ
ャートである。
【図14】第2の実施形態において、稼動中のPROX
YサーバがネームサーバからのIPアドレスの変更指示
を受けたときの動作を示すフローチャートである。
【図15】ネームサーバにおいて管理されている名前解
決のためのテーブルの更新を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施形態であるネットワーク
システムの構成を示す図である。
【図17】図16のネームサーバにおいて管理されてい
る名前解決のためのテーブルの構成を示す図である。
【図18】図16のネームサーバによる名前解決の手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,11,21 ネームサーバ 2,7 WWWサーバ 3 メールサーバ 4 データベースサーバ 5 クライアント 6 ネットワーク伝送路 P1,P2,P3,P4 PROXYサーバ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネームサーバと、このネームサーバによ
    り名前解決される複数のサーバと、前記ネームサーバに
    対して所望のサーバの名前解決を要求するクライアント
    とを備え、 前記ネームサーバが、前記名前解決される各サーバの、
    名前、IPアドレスおよび稼動状況を管理するデータベ
    ースと、前記クライアントからの前記名前解決要求に応
    じて前記データベースを検索してIPアドレスを応答す
    るとともに、この名前解決されたサーバの稼動状況を調
    べ、停止中であればその名前解決されたサーバに起動要
    求パケットを送信する機能とを有し、 前記名前解決される複数のサーバが各々、受信した前記
    起動要求パケットに応じて起動処理を行う機能を有する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のネットワークシステムに
    おいて、 前記名前解決される複数のサーバが各々、起動の都度、
    自身の名前、IPアドレス、および稼動状況として稼動
    中を示す値を前記ネームサーバに通知し、停止の前に、
    自身の名前、IPアドレスおよび稼動状況として停止中
    を示す値を前記ネームサーバに通知する機能を有し、 前記ネームサーバが、前記名前解決されるサーバからの
    前記通知の内容を前記データベースに反映する機能を有
    することを特徴とするネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のネットワークシステムに
    おいて、 前記ネームサーバのサービスを受けることのできるクラ
    イアントを制限する認証機構をさらに有することを特徴
    とするネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 ネームサーバと、このネームサーバによ
    り名前解決される複数のサーバと、前記ネームサーバに
    対して所望のサーバの名前解決を要求するクライアント
    とを備え、 前記ネームサーバが、前記名前解決される各サーバの、
    名前、IPアドレス、役割および稼動状況を管理するデ
    ータベースと、前記クライアントとこのクライアントか
    らの要求に応じて名前解決された第1のサーバとのトラ
    フィックを監視する機能と、前記監視によって得られた
    トラフィックが予め決められた値を越えた場合、前記デ
    ータベースから前記名前解決された第1のサーバと同じ
    役割をもつ停止中の第2のサーバを検索し、この検索さ
    れた停止中の第2のサーバに起動要求パケットを送信す
    る機能と、前記データベース上の前記第1のサーバのI
    Pアドレスと前記第2のサーバとのIPアドレスとを相
    互に入れ替えるとともに前記第1のサーバおよび前記第
    2のサーバにIPアドレスの相互の入れ替えを指示する
    機能とを有し、 前記名前解決される複数のサーバが各々、受信した前記
    起動要求パケットに応じて起動処理を行う機能と、自身
    に設定されたIPアドレスを前記ネームサーバからの前
    記指示に従って変更する機能とを有することを特徴とす
    るネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のネットワークシステムに
    おいて、 前記名前解決される複数のサーバが各々、起動の都度、
    自身の名前、IPアドレス、役割および稼動状況として
    稼動中を示す値を前記ネームサーバに通知し、停止の前
    に、自身の名前、IPアドレス、役割および稼動状況と
    して停止中を示す値を前記ネームサーバに通知する機能
    を有し、 前記ネームサーバが、前記名前解決されるサーバからの
    前記通知の内容を前記データベースに反映する機能を有
    することを特徴とするネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のネットワークシステムに
    おいて、 前記ネームサーバのサービスを受けることのできるクラ
    イアントを制限する認証機構をさらに有することを特徴
    とするネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 ネームサーバと、このネームサーバによ
    り名前解決される複数のサーバと、前記ネームサーバに
    対して所望のサーバの名前解決を要求するクライアント
    とを備え、 前記ネームサーバが、前記名前解決される各サーバの、
    名前、IPアドレス、役割および稼動状況を管理するデ
    ータベースと、前記クライアントからの前記名前解決要
    求に応じて前記データベースを検索して該当するサーバ
    の稼動状況を調べ、停止中であれば、この検索された停
    止中のサーバに起動要求パケットを送信するとともに、
    前記ネームサーバ自身のIPアドレスを前記クライアン
    トに応答して一定期間前記停止中のサーバの役割を代行
    する機能とを有し、 前記名前解決される複数のサーバが各々、受信した前記
    起動要求パケットに応じて起動処理を行う機能を有する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 ネームサーバと、このネームサーバによ
    り名前解決される複数のサーバと、前記ネームサーバに
    対して所望のサーバの名前解決を要求するクライアント
    とを備え、 前記ネームサーバが、前記名前解決される各サーバの、
    名前、IPアドレス、役割および稼動状況を管理するデ
    ータベースと、前記クライアントからの前記名前解決要
    求に応じて前記データベースを検索して該当するサーバ
    の稼動状況を調べ、停止中であれば、この検索された停
    止中のサーバに起動要求パケットを送信するとともに、
    前記ネームサーバ自身のIPアドレスとこのIPアドレ
    スの有効期間を前記クライアントに応答して一時的に前
    記停止中のサーバの役割を代行する機能とを有し、 前記名前解決される複数のサーバが各々、受信した前記
    起動要求パケットに応じて起動処理を行う機能を有し、 前記クライアントが、前記ネームサーバより前記ネーム
    サーバ自身のIPアドレスとともに応答された有効期間
    が経過した後、前記ネームサーバに対して前記名前解決
    を再要求する機能を有することを特徴とするネットワー
    クシステム。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載のネットワークシ
    ステムにおいて、 前記名前解決される複数のサーバが
    各々、起動の都度、自身の名前、IPアドレス、役割お
    よび稼動状況として稼動中を示す値を前記ネームサーバ
    に通知し、停止の前に、自身の名前、IPアドレス、役
    割および稼動状況として停止中を示す値を前記ネームサ
    ーバに通知する機能を有し、 前記ネームサーバが、前記名前解決されるサーバからの
    前記通知の内容を前記データベースに反映する機能を有
    することを特徴とするネットワークシステム。
  10. 【請求項10】 請求項7または8記載のネットワーク
    システムにおいて、前記ネームサーバのサービスを受け
    ることのできるクライアントを制限する認証機構をさら
    に有することを特徴とするネットワークシステム。
  11. 【請求項11】 名前解決する複数のサーバの、名前、
    IPアドレスおよび稼動状況を管理するデータベース
    と、 クライアントからの名前解決要求に応じて前記データベ
    ースを検索してIPアドレスを応答するとともに、この
    名前解決されたサーバの稼動状況を調べ、停止中であれ
    ばその名前解決されたサーバに起動要求パケットを送信
    する機能とを有することを特徴とするネームサーバ。
  12. 【請求項12】 名前解決する複数のサーバの、名前、
    IPアドレス、役割および稼動状況を管理するデータベ
    ースと、 クライアントとこのクライアントからの要求に応じて名
    前解決した第1のサーバとのトラフィックを監視する機
    能と、 この監視によって得られたトラフィックが予め決められ
    た値を越えた場合、前記データベースから前記名前解決
    された第1のサーバと同じ役割をもつ停止中の第2のサ
    ーバを検索し、この検索された停止中の第2のサーバに
    起動要求パケットを送信する機能と、 前記データベース上の前記第1のサーバのIPアドレス
    と前記第2のサーバとのIPアドレスとを相互に入れ替
    えるとともに前記第1のサーバおよび前記第2のサーバ
    にIPアドレスの相互の入れ替えを指示する機能とを有
    することを特徴とするネームサーバ。
  13. 【請求項13】 名前解決する複数のサーバの、名前、
    IPアドレス、役割および稼動状況を管理するデータベ
    ースと、 クライアントからの名前解決要求に応じて前記データベ
    ースを検索して該当するサーバの稼動状況を調べ、停止
    中であれば、この検索された停止中のサーバに起動要求
    パケットを送信するとともに、前記ネームサーバ自身の
    IPアドレスを前記クライアントに応答して一定期間前
    記停止中のサーバの役割を代行する機能とを有すること
    を特徴とするネームサーバ。
  14. 【請求項14】 起動の都度、自身の名前、IPアドレ
    スおよび稼動状況として稼動中を示す値を請求項11の
    ネームサーバに通知し、停止の前に、自身の名前、IP
    アドレスおよび稼動状況として停止中を示す値を前記ネ
    ームサーバに通知する機能を有することを特徴とするサ
    ーバ。
  15. 【請求項15】 起動の都度、自身の名前、IPアドレ
    ス、役割および稼動状況として稼動中を示す値を請求項
    12のネームサーバに通知し、停止の前に、自身の名
    前、IPアドレス、役割および稼動状況として停止中を
    示す値を前記ネームサーバに通知する機能を有すること
    を特徴とするサーバ。
  16. 【請求項16】 起動の都度、自身の名前、IPアドレ
    ス、役割および稼動状況として稼動中を示す値を請求項
    13のネームサーバに通知し、停止の前に、自身の名
    前、IPアドレス、役割および稼動状況として停止中を
    示す値を前記ネームサーバに通知する機能を有すること
    を特徴とするサーバ。
  17. 【請求項17】 ネームサーバと、このネームサーバに
    より名前解決される複数のサーバと、前記ネームサーバ
    に対して所望のサーバの名前解決を要求するクライアン
    トとを備えたネットワークシステムのIP通信方法にお
    いて、 前記ネームサーバは、前記名前解決される各サーバの、
    名前、IPアドレスおよび稼動状況を管理するデータベ
    ースを備えており、 前記ネームサーバは、前記クライアントからの前記名前
    解決要求に応じて前記データベースを検索してIPアド
    レスを応答するとともに、この名前解決されたサーバの
    稼動状況を調べ、停止中であればその名前解決されたサ
    ーバに起動要求パケットを送信してこのサーバを起動さ
    せることを特徴とするネットワークシステムのIP通信
    方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載のネットワークシステ
    ムのIP通信方法において、 前記複数のサーバは各々、起動の都度、自身の名前、I
    Pアドレス、および稼動状況として稼動中を示す値を前
    記ネームサーバに通知し、停止の前に、自身の名前、I
    Pアドレスおよび稼動状況として停止中を示す値を前記
    ネームサーバに通知し、前記ネームサーバは、前記サー
    バからの前記通知の内容を前記データベースに反映する
    ことを特徴とするネットワークシステムのIP通信方
    法。
  19. 【請求項19】 ネームサーバと、このネームサーバに
    より名前解決される複数のサーバと、前記ネームサーバ
    に対して所望のサーバの名前解決を要求するクライアン
    トとを備えたネットワークシステムのIP通信方法にお
    いて、 前記ネームサーバは、前記名前解決される各サーバの、
    名前、IPアドレス、役割および稼動状況を管理するデ
    ータベースを備えており、 前記ネームサーバは、前記クライアントとこのクライア
    ントからの要求に応じて名前解決された第1のサーバと
    のトラフィックを監視し、この監視によって得られたト
    ラフィックが予め決められた値を越えた場合、前記デー
    タベースから前記名前解決された第1のサーバと同じ役
    割をもつ停止中の第2のサーバを検索し、この検索され
    た停止中の第2のサーバに起動要求パケットを送信して
    このサーバを起動させる一方、前記データベース上の前
    記第1のサーバのIPアドレスと前記第2のサーバとの
    IPアドレスとを相互に入れ替えるとともに、前記第1
    のサーバおよび前記第2のサーバにIPアドレスの相互
    の入れ替えを実行させることを特徴とするネットワーク
    システムのIP通信方法。
  20. 【請求項20】 ネームサーバと、このネームサーバに
    より名前解決される複数のサーバと、前記ネームサーバ
    に対して所望のサーバの名前解決を要求するクライアン
    トとを備えたネットワークシステムのIP通信方法にお
    いて、 前記ネームサーバは、前記名前解決される各サーバの、
    名前、IPアドレス、役割および稼動状況を管理するデ
    ータベースを備えており、 前記ネームサーバは、前記クライアントからの前記名前
    解決要求に応じて前記データベースを検索して該当する
    サーバの稼動状況を調べ、停止中であれば、この検索さ
    れた停止中のサーバに起動要求パケットを送信してこの
    サーバを起動させるとともに、前記ネームサーバ自身の
    IPアドレスを前記クライアントに応答して一定期間前
    記停止中のサーバの役割を代行することを特徴とするネ
    ットワークシステムのIP通信方法。
  21. 【請求項21】 請求項19または20記載のネットワ
    ークシステムのIP通信方法において、 前記複数のサーバは各々、起動の都度、自身の名前、I
    Pアドレス、役割および稼動状況として稼動中を示す値
    を前記ネームサーバに通知し、停止の前に、自身の名
    前、IPアドレス、役割および稼動状況として停止中を
    示す値を前記ネームサーバに通知し、前記ネームサーバ
    は、前記サーバからの前記通知の内容を前記データベー
    スに反映することを特徴とするネットワークシステムの
    IP通信方法。
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