JP2000209212A - 通信ネットワ―クシステムおよび通信ネットワ―クシステムにおけるサ―ビス管理方法 - Google Patents

通信ネットワ―クシステムおよび通信ネットワ―クシステムにおけるサ―ビス管理方法

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JP2000209212A JP11004305A JP430599A JP2000209212A JP 2000209212 A JP2000209212 A JP 2000209212A JP 11004305 A JP11004305 A JP 11004305A JP 430599 A JP430599 A JP 430599A JP 2000209212 A JP2000209212 A JP 2000209212A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネットワークシステムにおける設定作業の負担
を低減させる。 【解決手段】サービスディレクトリサーバ100は、ネ
ットワーク内に設置されている各サービス提供サーバ1
10のサービス情報を一元管理しており、自動的にある
いは通信ノード120の要求に応じて、管理しているサ
ービス情報を通信ノード120に配布する。各通信ノー
ド120は、受信したパケットのうち自身宛のものにつ
いて、サービスディレクトリサーバ100より提供され
たサービス情報に基づいて送り先のサービス提供サーバ
110を決定し、当該パケットを当該サーバ110に転
送して、サービスを受ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のサービスを
提供する通信ネットワークシステムに関し、特に、大規
模なバックボーンを有するネットワークシステムにおけ
る運用管理コストを低減するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】WWW(World Wide Web)などの出現に
より、IP(Internet Protocol)を用いたデータ通信
が急速に普及しつつある。WWWを利用したIPによる
通信では、従来のようなデータ中心の通信だけでなく、
音声や映像などのマルチメディア情報を送受信すること
も可能である。このため、より大量のデータをより高速
に転送できる大規模なバックボーンネットワークが求め
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ネットワー
クが大規模化するにつれて、ネットワーク内の通信リソ
ースをどう管理するかが問題となる。大量のデータをあ
る一定の通信品質で送受信できるようにするためには、
ネットワーク内のリソースを管理するためのサーバが必
要になってくる。たとえば、高速な処理を必要とするパ
ケット転送サービスを複数の通信ノードが実行し、経路
制御や通信リソース管理など高機能で複雑な処理を必要
とするサービスをサーバが実行するといいった機能分担
を行う必要性が生じてくる。
【0004】大規模なネットワークサービスを提供する
通信キャリアや大規模インターネットサービスプロバイ
ダにとっては、このような機能分割によって高性能化と
運用管理の低コスト化を両立することが必須になるもの
と思われる。
【0005】このようなサーバを使用することの利点
は、情報を管理するポイントが限定されるため、ネット
ワーク運用管理者から見たときに管理対象となる装置が
少なくなり運用コストが低減されることにある。
【0006】しかしながら、ネットワークがさらに大規
模化し、そこで提供されるサービスの種類が増加するに
つれ、通信ノードに各種サービスを提供するためのサー
バの種類も増加する。この場合、新しいサービスを提供
するサーバが設置されたり、あるいは、既存のサーバが
提供するサービスの設定情報が変更される毎に、そのサ
ービスを利用するすべての通信ノードに対して設定情報
を新しいものに変更しなければならない。
【0007】たとえば、新しいサーバにアクセスするた
めのアドレス情報やサービスを利用するための設定情報
などを、通信ノードに新たに設定しなければならない。
【0008】多くの通信ノードが稼働する大規模なネッ
トワークシステムでは、このようなサービス導入や設定
変更のための作業量が膨大となる。すなわち、提供され
るサービスの種類が増加するにつれて、このような設定
作業量が増加し、システム管理がより複雑になる。その
結果、新サービスの導入に時間がかかり、運用のための
コストが増加してしまう。また、設定作業量が増加すれ
ば、それだけ設定ミスも発生しやすくなるため、ネット
ワークシステムの信頼性が低下する。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的は、ネットワークシステムにおけ
る運用管理コストを低減することにある。特に、多くの
通信ノードが稼働する大規模なネットワークシステムに
おいて、サービスを提供するサーバを新たに設置した場
合や既存のサーバが提供するサービスを変更した場合で
も、そのために必要となる設定作業の負担を低減させる
ことで、運用管理コストを低減することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、ネットワーク内に設けられたサービス
を提供するサーバの情報を、前記サービスを提供するサ
ーバとは別個に設けられたディレクトリサーバで集中管
理し、その情報をネットワーク内の各通信ノードに、自
動的にあるいは各通信ノードからの依頼に応じて配布す
るようにしている。
【0011】具体的には、本発明は、受信したパケット
を当該パケットに付与された宛先に転送する少なくとも
1つの通信ノードと、所定のサービスを提供する少なく
とも1つのサーバと、ディレクトリサーバとを有する通
信ネットワークシステムであって、前記ディレクトリサ
ーバは、前記サーバが提供するサービスを受けるための
条件に関するサービス情報を記憶する記憶手段と、前記
記憶手段に記憶されたサービス情報を前記通信ノードに
提供する情報提供手段と、を備え、前記通信ノードは、
受信したパケットのうち、特定の種類のパケットについ
て、当該パケットを処理すべきサーバを、前記ディレク
トリサーバより提供されたサービス情報に基づいて決定
する決定手段と、前記特定の種類のパケットを、前記決
定手段で決定されたサーバに転送する特定パケット転送
手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】ここで、特定の種類のパケットとは、たと
えば経路制御に関するパケットや通信品質の管理に関す
るパケットなど、ネットワークが提供するあるサービス
に関するパケットを指す。このようなパケットには、通
常、宛先アドレスとして、処理を要求する通信ノードの
アドレスが付される。
【0013】本発明において、ディレクトリサーバは、
特定のサービスに関するパケットの定義や、そのサービ
スを提供しているサーバのアドレスや、そのサービスを
受信した通信ノードが行わなければならないパケット処
理などを特定するサービス情報を一元管理している。そ
して、そのサービス情報をネットワーク内の各通信ノー
ドに、自動的に、あるいは、各通信ノードからの依頼に
応じて配布する。
【0014】一方、各通信ノードは、受信したパケット
のうち、特定の種類のパケットについて、当該パケット
を処理すべきサーバを、ディレクトリサーバにより提供
されたサービス情報に基づいて決定する。そして、当該
パケットを前記決定したサーバに転送することにより、
そのサーバに処理させる。
【0015】したがって、本発明によれば、ネットワー
ク運用管理者は、ネットワークにサーバが新たに追加さ
れた場合や既存のサーバが提供するサービスを変更した
場合でも、各通信ノードに対して設定作業を行う必要が
なくなる。すなわち、ネットワーク運用管理者は、ディ
レクトリサーバに保持されているサービス情報のみを維
持・管理し、必要に応じて変更すればよいので、ネット
ワークの運用管理コストを低減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態が適用された
統合サービスネットワークシステムの概略構成を示して
いる。
【0018】図示するように、本実施形態の統合サービ
スネットワークシステムは、サービスディレクトリサー
バ100と、複数のサービス提供サーバ110(110
−A〜110−C)と、複数の通信ノード120(12
0−A〜120−C)とが、相互に通信ネットワークで
接続されて構成される。
【0019】ここで、サービスディレクトリサーバ10
0は、本実施形態の特徴となるノードである。ネットワ
ーク内に設置されている複数のサービス提供サーバ11
0各々について、当該サーバのアドレスや当該サーバが
処理するパケットの定義などに関するサービス情報を一
元管理しており、自動的にあるいは通信ノード120か
らの要求に応じて、管理しているサービス情報を提供す
る。
【0020】通信ノード120は、IP(Internet Pro
tocol)ルータとしての機能を備えており、受信したデ
ータパケットを当該パケットに付与された宛先に転送す
る。加えて、サービスディレクトリサーバ100への問
合せを行うことによってサービス情報を取得し、その情
報に基づいて、適切なサービス提供サーバ110にパケ
ット処理を依頼する。
【0021】サービス提供サーバ110は、自身が担当
するサービスのパケットを通信ノード120から受信し
て必要な処理を行う。
【0022】次に、本実施形態の統合サービスネットワ
ークシステムを構成する各装置のハードウエア構成につ
いて説明する。
【0023】図2は、サービスディレクトリサーバ10
0、サービス提供サーバ110および通信ノード120
のハードウエア構成の一例を示す図である。
【0024】図示するように、本実施形態の統合サービ
スネットワークシステムを構成する各装置は、一般的な
構成を備えた情報処理装置上に構築することが可能であ
る。ここで、CPU(Central Processing Unit)200
は、メモリ210に格納されているプログラムを実行す
るためのプロセッサである。メモリ210には、装置全
体を制御するためのオペレーティングシステム(OS)
213と、本装置をサービスディレクトリサーバ100
やサービス提供サーバ110や通信ノード120として
機能させるための制御プログラム215が格納されてい
る。ネットワークコントローラ220は、ネットワーク
との送受信を制御する。キーボードコントローラ230
は、キーボード235からのキー入力を制御する。シリ
アルコントローラ240は、シリアルポートに接続され
たマウス245などの入出力機器を制御する。ディスプ
レイコントローラ250は、ディスプレイモニタ255
への画面表示を制御する。ディスクコントローラ260
は、ディスク装置265への入出力を制御する。
【0025】図2に示すハードウエア構成例では、制御
プログラム215として、サービスデイレクトリサーバ
用制御プログラムを用いることで、後述する図3に示す
機能構成を実現することができ、サービス提供サーバ用
制御プログラムを用いることで、後述する図4に示す機
能構成を実現することができる。また、通信ノード用制
御プログラムを用いることで、後述する図5に示す機能
構成を実現することができる。
【0026】なお、図2に示すハードウエア構成例は、
あくまでも一例に過ぎない。たとえば、通信ノード12
0においては、パケットの転送処理を高速化するため、
特別なハードウエア転送機構を設けるようにしてもよ
い。また、サービス提供サーバ100においては、提供
するサービスの内容に応じて付加的なハードウエア機構
を追加するようにしてもよい。また、制御プログラム2
15は、CD−ROMなどの可搬性を有する記憶媒体に
より提供されるようにしてもよい。すなわち、図示して
いない読取り装置を介して、当該記憶媒体215からメ
モリ210上にロードするようにしてもよいし、あるい
は、図示していない読み取り装置を介して、当該記憶媒
体215からディスク装置265に格納し、それから、
メモリ210上にロードするようにしてもよい。
【0027】次に、本実施形態の統合サービスネットワ
ークシステムを構成する各装置の機能構成について説明
する。
【0028】図3は、サービスディレクトリサーバ10
0の機能構成図である。
【0029】図示するように、サービスディレクトリサ
ーバ100は、入出力制御部310と、ネットワークイ
ンタフェース部350と、サーバ通信部360と、クラ
イアント通信部340と、クライアントデータベース
(DB)370と、サービス要求受付部330と、サー
ビスデータベース(DB)管理部320と、サービスデ
ータベース(DB)370と、を備えている。
【0030】ここで、入出力制御部310は、キーボー
ドなどの入力装置からの入力やディスプレイなどの出力
装置への出力を制御する。
【0031】ネットワークインタフェース部350は、
ネットワークから受信したパケットを適切な処理モジュ
ールに渡したり、他の処理モジュールからの要求により
パケットをネットワークに送信するなど、ネットワーク
とのインターフェースとして機能する。
【0032】サービスデータベース370には、ネット
ワーク内に設置されている複数のサービス提供サーバ1
10各々についてのサービス情報が格納されている。
【0033】サービスデータベース管理部320は、サ
ービスデータベース370を管理する。また、入出力制
御部210を介して受け付けたネットワーク運用管理者
よりの指示にしたがい、サービスデータベース370を
更新する。
【0034】クライアントデータベース380には、ネ
ットワーク内に設置されている複数の通信ノード120
各々について、アドレスなどの登録情報が格納されてい
る。
【0035】サーバ通信部360は、ネットワークイン
ターフェース部350を介して、ネットワーク内に設置
されている複数のサービス提供サーバ110各々との通
信を制御・管理する。
【0036】クライアント通信部340は、ネットワー
クインターフェース部350を介して、ネットワーク内
に設置されている複数の通信ノード120各々との通信
を制御・管理する。たとえば、通信ノード毎のセッショ
ン管理を行う。
【0037】サービス要求受付部330は、ネットワー
クインターフェース部350およびクライアント通信部
340を介して、サービス情報の提供要求を通信ノード
120より受付ける。そして、必要に応じて、サービス
データベース管理部320を介してサービスデータベー
ス370よりサービス情報を取得し、当該提供要求を送
信した通信ノード120に送信する。
【0038】図4は、サービス提供サーバ110の機能
構成図である。
【0039】図示するように、サービス提供サーバ11
0は、ネットワークインターフェース部450と、サー
バ通信部460と、クライアント通信部440と、サー
ビス処理部430と、を備えている。
【0040】ネットワークインターフェース部450
は、ネットワークから受信したパケットを適切な処理モ
ジュールに渡したり、他の処理モジュールからの要求に
よりパケットをネットワークに送信するなど、ネットワ
ークとのインターフェースとして機能する。
【0041】サーバ通信部460は、ネットワークイン
ターフェース部450を介して、サービスディレクトリ
サーバ100との通信を制御・管理する。
【0042】クライアント通信部440は、ネットワー
クインターフェース部450を介して、ネットワーク内
に設置されている複数の通信ノード120各々との通信
を制御・管理する。具体的には、ネットワークインター
フェース部450を介して受け取った通信ノード120
からのパケットをサービス処理部430へ渡す。また、
サービス処理部430より受け取ったパケットを、ネッ
トワークインターフェース部450を介して通信ノード
120へ送信する。
【0043】サービス処理部430は、クライアント通
信部440から受け取ったパケットに対して特定の処理
を行うことで、所定のサービスを提供する。ここで、所
定の処理としては、たとえば、OSPF(Open Shortes
t Path First)やBGP(Border Gateway Protocol)
などの経路制御に関するプロトコルの処理や、RSVP
(Resource Reservation Protocol)などの通信品質に
関するプロトコルの処理がある。
【0044】図5は、通信ノード120の機能構成図で
ある。
【0045】図示するように、通信ノード120は、入
出力制御部505と、制御・管理部510と、設定情報
記憶部550と、ネットワークインタフェース部535
と、パケット転送処理部530と、サービス振分部52
5と、経路表管理部545と、経路表記憶部565と、
サーバ通信部515と、自律処理部520と、サービス
管理部540と、サービス表記憶部560と、バックア
ップファイル記憶部555と、を備えている。
【0046】ここで、入出力制御部505は、キーボー
ドなどの入力装置からの入力やディスプレイなどの出力
装置への出力を制御する。
【0047】設定情報記憶部550には、通信ノード1
20のIPアドレス情報やパケットフィルタリングのた
めの情報など通常のIP転送に必要な設定情報が格納さ
れている。加えて、サービスディレクトリサーバ100
のアドレスや後述するサービスディレクトリサーバ10
0への問合せ抑止のためのタイマ情報なども設定情報と
して格納されている。
【0048】制御・管理部510は、設定情報記憶部5
50に格納されている設定情報を管理する。なお、この
設定情報は、運用管理者よりあらかじめ設定される。制
御・管理部510は、入出力制御部505を介して受け
付けた運用管理者の指示にしたがい、設定情報記憶部5
50に設定情報を格納したり、設定情報記憶部550に
格納されている設定情報を更新する。
【0049】ネットワークインタフェース部535は、
ネットワークから受信したパケットを適切な処理モジュ
ールに渡したり、他の処理モジュールからの要求により
パケットをネットワークに送信するなど、ネットワーク
とのインターフェースとして機能する。
【0050】経路表記憶部565には、パケット転送の
際に用いる経路表(ルーティングテーブル)が記憶され
ている。なお、この経路表については後述する。
【0051】経路表管理部545は、経路表記憶部56
5に記憶されている経路表を管理する。
【0052】サービス表記憶部560には、サービスの
種類とそのサービスに対応するサービス提供サーバのア
ドレスなどの情報とを関連付けたサービス表を記憶して
いる。なお、このサービス表については後述する。
【0053】バックアップファイル記憶部555には、
サービス表記憶部560に記憶されているサービス表の
バックアップファイルを格納する。
【0054】パケット転送処理部530は、経路表管理
部545を介して経路表記憶部565に記憶されている
経路表を取得し、この経路表に基づいて、受信したパケ
ットの宛先アドレスに応じたゲートウェイを決定し、ネ
ットワークインターフェース部535を介して、受信し
たパケットを当該ゲートウェイに転送する。さらに、自
身の通信ノード宛パケットをサービス振分部525に渡
す。
【0055】サービス振分部525は、自身の通信ノー
ド宛パケットを、当該パケットに対応するサービスを提
供するサービス提供サーバ110に転送したり、自身の
通信ノード内で処理するための振分処理を行う。具体的
には、サービス管理部540を介してサービス表記憶部
560に記憶されたサービス表を取得し、当該サービス
表に基づいて、自身の通信ノード宛パケットをサービス
提供サーバ110に転送するか、あるいは、自身の通信
ノード内で処理するかを決定し、サービス提供サーバ1
10に転送する場合はサーバ通信部515に当該パケッ
トを送り、自身の通信ノード内で処理を行う場合は自律
処理部520に当該パケットを送る。
【0056】自律処理部520は、サービス振分部52
5からの指示により自身の通信ノード宛パケットを処理
する。その処理内容は、通信ノードの設定によって異な
る。また、自律処理部520は、パケット処理の結果に
応じて、経路表管理部545を介して経路表記憶部56
5に記憶されている経路表を更新する。
【0057】サーバ通信部515は、サービス振分部5
25からの指示にしたがい、ネットワークインタフェー
ス部535を介して、自身の通信ノード宛パケットを当
該パケットに対応するサービスを提供するサービス提供
サーバに転送する。また、サービス管理部540からの
指示にしたがい、ネットワークインタフェース部535
を介して、サービス情報の提供要求をサービスディレク
トリサーバ100に送信する。さらに、ネットワークイ
ンターフェース部530を介してサービスディレクトリ
サーバ100より提供されたサービス情報を受信して、
サービス管理部540へ渡す。
【0058】サービス管理部540は、サービス表記憶
部560に記憶されているサービス表を管理する。ま
た、制御・管理部410を介して設定情報記憶部550
よりサービスディレクトリサーバ100にアクセスする
ための情報を取得し、当該情報にしたがい、サービスデ
ィレクトリサーバ100に対するサービス情報の提供要
求をサーバ通信部515に渡す。さらに、サーバ通信部
515より受け取ったサービス情報にしたがい、サービ
ス表記憶部560に記憶されているサービス表を更新す
る。
【0059】次に、図5に示す通信ノード120のサー
ビス表記憶部560に記憶されるサービス表について説
明する。
【0060】図6は、サービス表記憶部560に記憶さ
れるサービス表の内容を説明するための図である。
【0061】図示するように、サービス表には、サービ
スディレクトリサーバ100より提供されたサービス情
報がテーブル形式で格納される。
【0062】各サービス情報には、サービス情報を一意
に識別するためのサービスID610と、サービスの種
類を示すサービス名称620と、サービス振分部525
での振り分け先を決定するための振分条件630と、サ
ービスの提供を行うサービス提供サーバ110のアドレ
ス640と、オプションとしてのクライアント処理スク
リプト650と、を含んでいる。
【0063】ここで、振分条件630は、たとえば、パ
ケットのプロトコル番号とポート番号との組合せで構成
される。サービス振分部525は、パケットのプロトコ
ル番号およびポート番号を抽出し、これらの情報を振分
条件630と比較することで、振り分け先を決定する。
なお、振分条件630として、パケットのプロトコル番
号とポート番号との組合せに代えて、パケットに含まれ
る任意の情報を用いるようにしてもよい。
【0064】クライアント処理スクリプト650は、オ
プションとして設けられたものであり、クライアント処
理スクリプト650を指定することにより、たとえば、
パケットをサービス提供サーバ110に転送するに先立
ち、自律処理部520において当該パケットから情報を
取出したり、当該パケットを加工することが可能とな
る。
【0065】次に、図5に示す通信ノード120の経路
表記憶部565に記憶される経路表について説明する。
【0066】図7は、経路表記憶部565に記憶される
経路表の内容を説明するための図である。
【0067】図示するように、経路表には、複数の経路
情報がテーブル形式で格納される。各経路情報には、宛
先アドレス710と、ネットマスク720と、ゲートウ
ェイアドレス730と、インタフェース740とが含ま
れる。
【0068】パケット転送処理部530は、受信したパ
ケットに付与された宛先アドレスをキーとして経路表4
65を検索する。検索を行うときには、一般的なルータ
が行うのと同様にネットマスク情報を使用して、宛先ア
ドレスと最長一致するアドレスを持つ経路情報が選択さ
れる。もし、宛先アドレスと一致する経路情報が見つか
らない場合、パケット転送処理部530は、パケットを
破棄し、パケット送信元にエラー通知を行う。宛先アド
レスと一致する経路情報が見つかると、パケット転送処
理部530は、ゲートウェイアドレス630およびイン
タフェース640に基づいてパケットを転送する。
【0069】次に、以上説明した本実施形態の統合サー
ビスネットワークシステムの動作について説明する。な
お、本実施形態において、各装置間の通信は、TCP
(Transmission Control Protocol)によるコネクショ
ンを設定した上で行う。
【0070】まず、通信ノード120の初期化処理につ
いて説明する。
【0071】図8は、通信ノード120の初期化処理シ
ーケンスを示す図である。この図では、通信ノード12
0−Aの初期化処理シーケンスを示しているが、他の通
信ノード120も同様である。
【0072】図8において、ネットワーク管理者が通信
ノード120に対してサービスディレクトリサーバ10
0に関する設定情報の初期設定(この設定は、通信ノー
ド120を最初に使用する場合に一度だけ行えばよい)
を行うと(シーケンス800)、通信ノード120は、
サービスディレクトリサーバ100に対してOPENメ
ッセージを送信し(シーケンス805)、自身の存在を
サービスディレクトリサーバ100に知らせる。これを
受けて、サービスデーレクトリサーバ100は、OPE
Nメッセージを送信した通信ノード120の情報をクラ
イアントデータベース380に登録する。
【0073】図9は、通信ノード120がサービスディ
レクトリサーバ100へ送信するOPENメッセージの
内容を説明するための図である。ここで、ヘッダ130
5は、メッセージタイプやメッセージ長を含むメッセー
ジヘッダである。シーケンス番号1310はその後のセ
ッションで使用されるシーケンス番号の初期値を示す。
ノードID1320は、OPENメッセージを送信する
通信ノード120を一意に識別するための番号である。
ノードID1320は、ネットワーク内に設置された通
信ノード120を一意に特定できるようあらかじめ各通
信ノード120に割当てられている。認証情報1330
は、受信したOPENメッセージが、正しい通信ノード
120が送信したものであるか否かをサービスディレク
トリサーバ100が確認するための情報である。
【0074】さて、図8に戻り、通信ノード120は、
サービスディレクトリサーバ100に対してサービス情
報提供要求であるQUERYメッセージを送信する(シ
ーケンス810)。これを受けて、サービスディレクト
リサーバ100は、サービス情報を含んだREPLYメ
ッセージを、QUERYメッセージ送信元の通信ノード
120に返す(シーケンス820)。
【0075】図10は、通信ノード120がサービスデ
ィレクトリサーバ100へ送信するQUERYメッセー
ジの内容を説明するための図である。ここで、ヘッダ1
405は,メッセージタイプやメッセージ長を含むメッ
セージヘッダである。シーケンス番号1410は、通信
ノード120が新たなQUERYメッセージを送信する
毎に1つインクリメントされる番号である。このシーケ
ンス番号1410は、後述するREPLYメッセージと
の対応関係を確認するために使用される。プロトコル番
号1420およびポート番号1430は、問合せ対象と
なるサービス、すなわち情報提供要求の対象となるサー
ビスに対応するプロトコル番号とポート番号である。本
実施形態では、全てのパケットに含まれているプロトコ
ル番号と、サービスの種類によってはパケットに含まれ
るポート番号と呼ばれるフィールドとを見ることによ
り、そのパケットがどのサービスに関するものであるか
を特定するようにしている。
【0076】通信ノード120がサービスディレクトリ
サーバ100にサービス情報を問合せる場合、そのサー
ビス情報に対応するプロトコル番号とポート番号とを指
定する。ただし、プロトコル番号1420が0(ゼロ)
である場合、特定のサービス情報を問合せるのではな
く、サービスディレクトリサーバ100が持つサービス
情報を1個ずつ順番に返すように要求するものとする。
また、ポート番号を使用しないサービスの場合には、ポ
ート番号1430を0(ゼロ)に指定するものとする。
【0077】図11は、サービスディレクトリサーバ1
00が通信ノード120へ送信するREPLYメッセー
ジの内容を説明するための図である。ここで、ヘッダ1
505は、メッセージタイプやメッセージ長を含むメッ
セージヘッダである。シーケンス番号1510は、RE
PLYメッセージがどのQUERYメッセージに対する
ものかを特定するための番号である。すなわち、REP
LYメッセージに含まれるシーケンス番号1510をX
とすると、このREPLYメッセージが、シーケンス番
号XのQUERYメッセージに対する回答であることが
わかる。プロトコル番号1520およびポート番号15
30は、サービスに対応するプロトコル番号およびポー
ト番号である。プロトコル番号1520およびポート番
号1530については、図10に示すQUERYメッセ
ージに含まれるプロトコル番号1420およびポート番
号1430と同じ意味を持っている。ただし、プロトコ
ル番号1520が0(ゼロ)の場合は、該当するサービ
ス情報がないことを示すものとする。サービス名154
0は、サービスの種類を表す文字列であり、特定のサー
ビス情報を管理するための便宜を図るために使用され
る。サーバ情報1550は、サービスを提供するサービ
ス提供サーバ110に関する情報である。この情報に
は、少なくともサービス提供サーバ110のアドレスが
含まれる。
【0078】クライアント処理スクリプト1560は、
サービス提供サーバ110がサービスを受けるために、
通信ノード120がパケットに対して行うべき一連の処
理を表すプログラムである。クライアント処理を行わな
くてよいサービスの場合にはクライアント処理スクリプ
ト960は空欄となる。このように、サービス情報とし
てクライアント処理スクリプトを指定することを可能と
しているので、たとえば、簡単な処理は各通信ノード1
20が行い、残りの処理をサーバに依頼するといった木
目細かいサービス定義が可能になる。
【0079】さて、図8に戻り、通信ノード120とサ
ービスディレクトリサーバ100は、このREPLYメ
ッセージとQUERYメッセージとのやり取りを、通信
ノード120がサービスディレクトリサーバ100より
所望のサービス情報を取得するまで繰り返す。
【0080】次に、図8に示す通信ノード120の初期
化処理のシーケンスを、通信ノード120側での処理と
サービスディレクトリサーバ100側での処理とに分け
て、より詳細に説明する。
【0081】まず、通信ノード120側での処理につい
て説明する。
【0082】図12は、図8に示すシーケンスにおける
通信ノード120側での処理を説明するためのフロー図
である。
【0083】図12において、経路表管理部545は、
経路表記憶部565に記憶されている経路表を初期化す
る(ステップ1705)。なお、通常の初期状態では、
経路表には経路情報が含まれていないが、設定情報記憶
部550に設定情報として経路情報がデフォルト設定さ
れている場合には、その経路情報を経路表に設定する。
【0084】次に、サービス管理部540は、制御・管
理部510を介して、設定情報記憶部550に記憶され
ている設定情報の中から、サービスディレクトリサーバ
100に関する情報を検索する(ステップ1710)。
そして、サービスディレクトリサーバ100に関する情
報が含まれているか否かをチェックする(ステップ17
15)。その結果、サービスディレクトリサーバ100
に関する情報が含まれていない場合は、ステップ173
5に移行し、バックアップファイル記憶部555に情報
が記憶されてれば、当該情報を用いてサービス表記憶部
560に記憶されているサービス表を初期化する。
【0085】一方、サービスディレクトリサーバ100
に関する情報が含まれている場合、ステップ1720に
移行し、サービス管理部540は、サーバ通信部515
およびネットワークインターフェース部535を介し
て、当該情報により特定されるサービスディレクトリサ
ーバ100との接続を試みる。そして、サービスディレ
クトリサーバ100との接続に成功したか否かをチェッ
クする(ステップ1725)。その結果、サービスディ
レクトリサーバ100との接続に失敗した場合は、ステ
ップ1735に移行し、バックアップファイル記憶部5
55に情報が記憶されていれば、当該情報を用いてサー
ビス表記憶部560に記憶されているサービス表を初期
化する。
【0086】一方、サービスディレクトリサーバ100
との接続に成功した場合、サービス管理部540は、サ
ーバ通信部515およびネットワークインターフェース
部535を介して、上記のOPENメッセージをサービ
スディレクトリサーバ100に送信する(ステップ17
30)。これを受けて、サービスディレクトリサーバ1
00は、OPENメッセージを送信した通信ノード12
0のクライアント登録を行う。
【0087】次に、通信ノード120は、サービスディ
レクトリサーバ100が持つすべてのサービス情報を取
得するための処理(ステップ1740〜1755)を行
う。上述したように、QUERYメッセージのプロトコ
ル番号を0(ゼロ)にすることで、サービスディレクト
リサーバ100が持つサービス情報を1個ずつ順番に取
得することができる。通信ノード120は、この仕組み
を使って、起動時に、サービスディレクトリサーバ10
0が持つすべてのサービス情報を取得する。
【0088】このため、先ず、サービス管理部540
は、プロトコル番号が0(ゼロ)のQUERYメッセー
ジを作成し、サーバ通信部515およびネットワークイ
ンターフェース部535を介して、サービスディレクト
リサーバ100に送信する(ステップ1740)。QU
ERYメッセージのプロトコル番号が0になっているた
め、サービスディレクトリサーバ100は、自身が保持
しているサービス情報を1つずつ取出してREPLYメ
ッセージを返信する。
【0089】次に、サービス管理部540は、サーバ通
信部515およびネットワークインターフェース部53
5を介して、サービスディレクトリサーバ100からR
EPLYメッセージを受け取ると、そのメッセージに含
まれているプロトコル番号が0か否かをチェックする
(ステップ1745)。もし、0ならば、すべてのサー
ビス情報を受信したことになるため処理を終了する。一
方、0でなければ、受信したREPLYメッセージに含
まれるサービス情報を、サービス表記憶部560に記憶
しているサービス表に追加する(ステップ1750)。
さらに、通信サーバ120を再起動した際に、サービス
ディレクトリサーバ100に問合せなくても済むよう
に、バックアップファイルを更新して(ステップ175
5)、ステップ1740に戻る。
【0090】以上の処理により、通信ノード120は、
サービスディレクトリサーバ100が保持するすべての
サービス情報を取得することができ、このサービス情報
に基づいてサービス表を初期化することができる。これ
により、通信ノード120は、受信したパケットを、必
要に応じて、適切なサービス提供サーバ110に転送す
ることが可能となる。
【0091】次に、サービスディレクトリサーバ100
側での処理について説明する。
【0092】図13および図14は、図8に示すシーケ
ンスにおけるサービスディレクトリサーバ100側での
処理を説明するためのフロー図である。図13はOPE
Nメッセージを受信した際の処理を示しており、図14
はQUERYメッセージを受信した際の処理を示してい
る。
【0093】図13において、クライアント通信部34
0は、ネットワークインターフェース部350を介し
て、OPENメッセージを受け取ると、当該メッセージ
からノードIDおよび認証情報を取り出し、その内容を
解析する(ステップ2510)。そして、当該メッセー
ジがネットワーク内に設置された正規の通信ノード12
0から送られてきたメッセージであるか否かをチェック
する(ステップ2515)。ここで、認証情報には、た
とえば、サービスディレクトリサーバ100と通信ノー
ド120との間であらかじめ設定されている秘密情報に
基づいて作成されたOPENメッセージに対する電子署
名を用いる。このようにすることで、受け取ったOPE
Nメッセージと、前記秘密情報を用いて電子署名より得
たメッセージとが一致するか否かを検証することによ
り、当該メッセージが正規の通信ノード120から送ら
れてきたメッセージであるか否かを認証することができ
る。
【0094】上記の結果、受信したOPENメッセージ
が正当なものである場合、ステップ2520に移行し、
当該メッセージに含まれるノードIDなどのクライアン
ト情報をクライアントデータベース380に登録する
(ステップ2520)。一方、受信したOPENメッセ
ージが不正なものである場合は、当該メッセージを破棄
する(ステップ2525)。
【0095】また、図14において、クライアント通信
部340は、ネットワークインターフェース部350を
介して、QUERYメッセージを受け取ると、当該メッ
セージからプロトコル番号およびポート番号を取り出
し、サービス要求受付部330に渡す。これを受けて、
サービス要求受付部330は、プロトコル番号およびポ
ート番号を解析し、問い合わせ内容を確認する(ステッ
プ2605)。そして、サービスデータベース管理部3
20を介して、確認した問い合わせに対応するサービス
情報をサービスデータベース370より検索する(ステ
ップ2610)。その結果、問い合わせに対応するサー
ビス情報がある場合は、その情報をクライアント通信部
340に渡す。これを受けて、クライアント通信部34
0は、受け取ったサービス情報を含めてREPLYメッ
セージを作成し(ステップ2620)、ネットワークイ
ンターフェース部350を介して、QUERYメッセー
ジを送信した通信ノード120に送信する(ステップ2
630)。一方、問い合わせに対応するサービス情報が
ない場合は、その旨をクライアント通信部340に知ら
せる。これを受けて、クライアント通信部340は、プ
ロトコル番号をサービス情報がないことを示す0に設定
したREPLYメッセージを作成し(ステップ262
5)、ネットワークインターフェース部350を介し
て、QUERYメッセージを送信した通信ノード120
に送信する(ステップ2630)。
【0096】以上、通信ノード120の初期化処理につ
いて説明した。
【0097】次に、通信ノード120が、自身が保持す
るサービス表に登録されているサービスに関するパケッ
トを受信した場合におけるパケット転送処理(登録済サ
ービス処理)について説明する。
【0098】図15は、通信ノード120が、自身が保
持するサービス表に登録されているサービスに関するパ
ケットを受信した場合における、当該通信ノード120
およびサービス提供サーバ110間のパケット転送処理
(登録済サービス処理)シーケンスを示す図である。こ
の図では、通信ノード120−Aおよびサービス提供サ
ーバ110間の場合を示しているが、他の通信ノード1
20の場合も同様である。
【0099】通信ノード120−Aは、パケットを受信
すると、当該パケットに付与された宛先アドレスを調
べ、自身宛のものか否かを調べる(シーケンス100
0)。自身宛のものである場合は、サービス表を参照し
て、前記パケットのプロトコル番号およびポート番号よ
り転送先のサービス提供サーバ110を調べ、その転送
先サービス提供サーバ110に転送する(シーケンス1
010)。パケットを受信したサービス提供サーバ11
0は、当該パケットについて自身が提供するサービスに
応じた処理を行い、その後、処理結果をパケット送信元
の通信ノード120−Aに通知する(シーケンス102
0)。
【0100】次に、図15に示す通信ノード120およ
びサービス提供サーバ110間のパケット転送処理(登
録済サービス処理)のシーケンスを、通信ノード120
側での処理とサービス提供サーバ110側での処理とに
分けて、より詳細に説明する。
【0101】まず、通信ノード120側での処理につい
て説明する。
【0102】図16は、通信ノード120がパケットを
受信した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【0103】まず、パケット転送処理部530は、ネッ
トワークインターフェース部535を介して、受け取っ
たパケットの宛先アドレスを調べ、自身宛のパケットで
あるか否かをチェックする(ステップ1810)。自身
宛のパケットでない場合は、ステップ1830に移行し
て、後述する通信ノード120間のパケット転送処理を
行う。
【0104】一方、自身宛のパケットである場合は、当
該パケットをサービス振分部525に渡す。これを受け
て、サービス振分部525は、サービス管理部540を
介して、サービス表記憶部560に記憶されているサー
ビス表を検索する(ステップ1810)。そして、受け
取ったパケットのプロトコル番号およびポート番号と合
致する振分条件を持つサービス情報がサービス表に登録
されているか否かをチェックする(ステップ181
5)。
【0105】その結果、受け取ったパケットのプロトコ
ル番号およびポート番号と合致する振分条件を持つサー
ビス情報がサービス表に登録されていない場合は、ステ
ップ1825に移行し、後述する未登録サービス処理を
行う。
【0106】一方、受け取ったパケットのプロトコル番
号およびポート番号と合致する振分条件を持つサービス
情報がサービス表に登録されている場合、ステップ18
20に移行し、図15に示すシーケンスにしたがって、
登録済サービス処理を行う。
【0107】図17は、図16のステップ1820での
処理(登録済サービス処理)を説明するためのフロー図
である。
【0108】まず、サービス振分部525は、サービス
管理部540を介して、サービス表記憶部560に記憶
されたサービス表から、受信したパケットのプロトコル
番号およびポート番号に合致する振分条件を持つサービ
ス情報を取得すると(ステップ2005)、当該情報に
クライアント処理スクリプトが含まれるか否かをチェッ
クする(ステップ2010)。クライアント処理が含ま
れる場合は、指定されたクライアント処理を自律処理部
520に実行させ(ステップ2015)、そうでなけれ
ば次に進む。
【0109】次に、サービス振分部525は、取得した
サービス情報にサーバ情報が含まれているか否かをチェ
ックし(ステップ2020)、含まれていない場合は処
理を終了する。一方、含まれている場合は、そのサーバ
情報により特定されるサービス提供サーバ110のアド
レスをパケットとともにサーバ通信部515に渡す。こ
れを受けて、サーバ通信部515は、ネットワークイン
ターフェース部を介して、受け取ったアドレスにより特
定されるサービス提供サーバ110へパケットを転送
し、処理を依頼する(ステップ2025)。
【0110】次に、サービス提供サーバ110側での処
理(サービス提供処理)について説明する。
【0111】図18は、図15に示すシーケンスでのサ
ービス提供サーバ110側での処理を説明するためのフ
ロー図である。
【0112】まず、クライアント通信部440は、ネッ
トワークインターフェース部450を介してパケットを
受け取ると、当該パケットをサービス処理部430に渡
す。これを受けて、サービス処理部430は、自身が提
供するサービスにしたがい、受け取ったパケットを処理
する(ステップ2030)。クライアント通信部440
は、サービス処理部430での処理結果を、ネットワー
クインターフェース部450を介して、パケット送信元
の通信ノード120へ通知する(ステップ2035)。
【0113】以上、通信ノード120が、自身が保持す
るサービス表に登録されているサービスに関するパケッ
トを受信した場合におけるパケット転送処理(登録済サ
ービス処理)について説明した。
【0114】次に、通信ノード120が、自身が保持す
るサービス表に未登録のサービスに関するパケットを受
信した場合におけるパケット転送処理(未登録サービス
処理)について説明する。
【0115】図19は、通信ノード120が、自身が保
持するサービス表に未登録のサービスに関するパケット
を受信した場合における、当該通信ノード120とサー
ビスディレクトリサーバ100およびサービス提供サー
バ110との間のパケット転送処理(未登録サービス処
理)シーケンスを示す図である。この図では、通信ノー
ド120−Aとサービスディレクトリサーバ100およ
びサービス提供サーバ110との間の場合を示している
が、他の通信ノード120の場合も同様である。
【0116】通信ノード120−Aは、パケットを受信
すると、当該パケットに付与された宛先アドレスを調
べ、自身宛のものか否かを調べる(シーケンス110
0)。自身宛のものである場合は、サービス表を参照し
て、前記パケットのプロトコル番号およびポート番号よ
り転送先のサービス提供サーバを調べる。その結果、パ
ケットのプロトコル番号およびポート番号に対応する転
送先サービス提供サーバ110がない場合、そのプロト
コル番号とポート番号とを指定したQUERYメッセー
ジをサービスディレクトリサーバ100に送信し、当該
パケットに関するサービス情報を問い合わせる(シーケ
ンス1110)。
【0117】これを受けて、サービスディレクトリサー
バ100は、受け取ったQUERYメッセージに指定さ
れているプロトコル番号およびポート番号に対応するサ
ービス情報があればこれを含めたREPLYメッセージ
を、対応するサービス情報がなければプロトコル番号を
0に指定したREPLYメッセージを、QUERYメッ
セージの送信元通信ノード120に返す(シーケンス1
120)。
【0118】通信ノード120−Aは、受け取ったRE
PLYメッセージより特定される転送先のサービス提供
サーバ110にパケットを転送する(シーケンス103
0)。パケットを受信したサービス提供サーバ110
は、当該パケットについて自身が提供するサービスに応
じた処理を行い、その後、処理結果をパケット送信元の
通信ノード120−Aに通知する(シーケンス114
0)。
【0119】次に、図19に示す通信ノード120とサ
ービスディレクトリサーバ100およびサービス提供サ
ーバ110との間のパケット転送処理(未登録サービス
処理)のシーケンスを、より詳細に説明する。
【0120】なお、サービスディレクトリサーバ100
側での処理、および、サービス提供サーバ110側での
処理は、それぞれ、図14、図18に示す処理と同様で
あるので、その説明を省略し、通信ノード120側での
処理についてのみ、説明することとする。
【0121】図20は、図16のステップ1825での
処理(未登録サービス処理)を説明するためのフロー図
である。このフローは、図19に示すシーケンスでの通
信ノード120側での処理に対応している。
【0122】なお、本実施形態では、未登録のサービス
に関するパケットを受信した場合、通信ノード120
は、図19に示すように、原則としてサービスディレク
トリサーバ100への問合せを行い、そのサービスを提
供するサーバの情報の確認を行うようにしている。しか
しながら、未登録のサービスに関するパケットを受信す
る毎に、このような問い合わせ処理を行うと、サービス
ディレクトリサーバ100への問合せのためにパケット
処理性能が大きく低下してしまうおそれがある。そこ
で、本実施形態では、ある未登録のサービスに関してサ
ービスディレクトリサーバ100への問合せを行った結
果、そのサービスを提供するサーバの情報が得られなか
った場合には、一定時間、同じサービスについてのパケ
ットを問合せ抑止対象に設定することで、同じサービス
に関する問合せを行わないようにしている。
【0123】まず、サービス振分部525は、サービス
表記憶部560に記憶されたサービス表に、受信したパ
ケットのプロトコル番号およびポート番号に合致する振
分条件を持つサービス情報が登録されていないことを確
認すると、当該パケットに関するサービス情報のサービ
スディレクトリサーバ100への問い合わせが、抑止の
対象となっているか否かをチェックする(ステップ21
05)。
【0124】その結果、抑止対象である場合は、ステッ
プ2140へ移行し、自律処理部520に後述する自律
処理を行わせる。一方、抑止対象でない場合は、そのパ
ケットのプロトコル番号およびポート番号をサーバ通信
部515に通知する。これを受けて、サーバ通信部51
5は、受け取ったプロトコル番号およびポート番号を指
定したQUERYメッセージを作成し、ネットワークイ
ンターフェース部535を介して、サービスディレクト
リサーバ100に送信する。これにより、サービス情報
を問い合わせる(ステップ2110)。
【0125】次に、サーバ通信部515は、ネットワー
クインターフェース部535を介して、サービスディレ
クトリインターフェース部535より、前記QUERY
メッセージに対するREPLYメッセージを受け取る
と、当該メッセージに含まれるプロトコル番号を調べる
ことで、前記受信した未登録サービスに関するパケット
について、サービス情報が得られたか否かをチェックす
る(ステップ2115)。サービス情報が得られなかっ
た場合は、その旨をサービス振分部525に知らせる。
これを受けて、サービス振分部525は、内蔵の抑止タ
イマを起動し、当該未登録サービスに関するパケット
を、一定時間、問合せ抑止対象に設定する(ステップ2
135)。その後、ステップ2140へ移行し、自律処
理部520に後述する自律処理を行わせる。
【0126】一方、ステップ2115において、前記受
信した未登録サービスに関するパケットについて、サー
ビス情報が得られた場合、サーバ通信部515は、サー
バ管理部540を介して、REPLYメッセージに含ま
れるサービス情報をサービス表記憶部560に記憶され
ているサービス表に登録し(ステップ2120)、さら
にバックアップファイル記憶部555に記憶されている
バックアップファイルにも登録する(ステップ212
5)。その後、図17に示すフローにしたがって、前記
受信したパケットについて、登録済みサービス処理を行
う(ステップ2130)。
【0127】図21は、図20のステップ2140での
処理(自律処理)を説明するためのフロー図である。
【0128】図20において、サービス表に登録されて
おらず、かつサービスディレクトリサーバ100に問合
せてもサービス情報が得られなかったサービスに関する
パケットは、通信ノード120が自律的に処理しなけれ
ばならない。そこで、本実施形態では、通信ノード12
0にそのようなパケットを処理するためのプログラムが
あらかじめ組み込まれていればそれを使用し、組み込ま
れていなければ処理不能としてパケットを破棄すること
としている。
【0129】まず、サービス振分部525は、受信した
パケットについて、当該パケットに関するサービス情報
がサービス表に登録されておらず、かつサービスディレ
クトリサーバ100に問合せても得られなかった場合、
当該パケットを自律処理部520に渡す。これを受け
て、自律処理部520は、受け取ったパケットのプロト
コル番号およびポート番号に対応するサービスを処理す
るための自律処理プログラムが自身に設定されているか
否かをチェックし(ステップ2205)、そのような自
律処理プログラムがある場合は、当該プログラムにした
がってパケットを処理する(ステップ2210)。一
方、そのような自律処理プログラムがない場合はパケッ
トを破棄する(ステップ2215)。
【0130】以上、通信ノード120が、自身が保持す
るサービス表に未登録のサービスに関するパケットを受
信した場合におけるパケット転送処理(未登録サービス
処理)について説明した。
【0131】次に、通信ノード120間のパケット転送
処理について説明する。
【0132】図22は、通信ノード120間のパケット
転送処理シーケンスを示す図である。この図では、通信
ノード120−Aから通信ノード120−Bへパケット
を転送する際の処理を示しているが、他の通信ノード1
20間の場合も同様である。
【0133】通信ノード120−Aは、パケットを受信
すると、当該パケットに付与された宛先アドレスを調
べ、自身宛のものか否かを調べる(シーケンス90
0)。自身宛のものでない場合は、経路表を参照して、
前記宛先アドレスより転送先のゲートウェイを調べ、そ
の結果、転送先が通信ノード120−Bであれば、通信
ノード120−Bに転送する(シーケンス910)。パ
ケットを受信した通信ノード120−Bでも同様の処理
を行い、当該パケットを宛先アドレスに向けて転送する
(シーケンス920)。
【0134】図23は、図16のステップ1830での
処理(パケット転送処理)を説明するためのフロー図で
ある。このフローは、図22に示すシーケンスでの通信
ノード120各々での処理に対応している。
【0135】まず、パケット転送処理部530は、ネッ
トワークインターフェース部535を介して受信したパ
ケットの宛先アドレスをキーにして、経路表管理部54
5を介して、経路表記憶部565に記憶されている経路
表を検索し(ステップ1905)、当該アドレスに対応
する宛先ゲートウェイに関する情報があるか否かをを調
べる(ステップ1910)。その結果、宛先ゲートウェ
イに関する情報がある場合、ネットワークインターフェ
ース部535を介して、その宛先ゲートウェイにパケッ
トを転送する(ステップ1915)。一方、宛先ゲート
ウェイに関する情報がない場合は、パケットを破棄し
(ステップ1920)、当該パケットの送信元に対して
エラーを通知する(ステップ1925)。
【0136】以上、通信ノード120間のパケット転送
処理について説明した。
【0137】次に、ネットワークに新たに追加されたサ
ービス提供サーバ110、あるいは、提供するサービス
が変更されたサービス提供サーバ110が、自身に関す
るサービス情報をサービスディレクトリサーバ100に
登録する際の処理(サービス登録処理)について説明す
る。
【0138】図24は、ネットワークに新たに追加され
たサービス提供サーバ110、あるいは、提供するサー
ビスが変更されたサービス提供サーバ110が、自身に
関するサービス情報をサービスディレクトリサーバ10
0に登録する際の処理(サービス登録処理)シーケンス
を示す図である。
【0139】まず、ネットワーク内に新たにサービス提
供サーバ110が設置されると、あるいは、あるサービ
ス提供サーバ110について、自身が提供するサービス
が変更されると、当該サービス提供サーバ110は、自
身が提供するサービスについてのサービス情報をディレ
クトリサーバ100に送信する(シーケンス120
0)。これを受けて、ディレクトリサーバ100は、受
け取ったサービス情報をサービスデータベースに登録す
るとともに、当該サービス情報を含んだNOTIFYメ
ッセージを各通信ノード120−A〜120−Cへ送信
する(シーケンス1210〜1220)。
【0140】図25は、サービスディレクトリサーバ1
00が各通信ノード120に送信するNOTIFYメッ
セージの内容を説明するための図である。ここで、ヘッ
ダ1605は、メッセージタイプやメッセージ長を含む
メッセージヘッダである。プロトコル番号1610およ
びポート番号1620は、サービスに対応するプロトコ
ル番号およびポート番号である。プロトコル番号161
0およびポート番号1620については、図10に示す
QUERYメッセージに含まれるプロトコル番号142
0およびポート番号1430と同じ意味を持っている。
サービス名1630は、サービスの種類を表す文字列で
あり、特定のサービス情報を管理するための便宜を図る
ために使用される。サーバ情報1640は、サービスを
提供するサービス提供サーバ110に関する情報であ
る。この情報には、少なくともサービス提供サーバ11
0のアドレスが含まれる。
【0141】クライアント処理スクリプト1650は、
サービス提供サーバ110がサービスを行うために、通
信ノード120がパケットに対して行うべき一連の処理
を表す一種のプログラムである。クライアント処理を行
わなくてよいサービスの場合にはクライアント処理スク
リプト1650は空欄となる。
【0142】さて、図24に戻り、NOTIFYメッセ
ージを受け取った各通信ノード120−A〜120−C
は、当該メッセージに含められるサービス情報にしたが
い、自身が所有するサービス表を更新する。
【0143】次に、図24に示すサービス登録処理シー
ケンスを、サービス提供サーバ110側での処理と、サ
ービスディレクトリサーバ110側での処理と、通信ノ
ード120側での処理とに分けて、より詳細に説明す
る。
【0144】まず、サービス提供サーバ110側での処
理について説明する。
【0145】図26は、図24に示すシーケンスにおけ
るサービス提供サーバ110側での処理を説明するため
のフロー図である。
【0146】まず、サーバ通信部460は、サービス情
報の通知イベントが発生するのを待つ(ステップ204
0)。ここで、サービス情報の通知イベントとは、自身
のサービス提供サーバ110がネットワーク内に設置さ
れてから初めて使用される場合や、自身のサービス提供
サーバ110が提供するサービスが変更された場合な
ど、サービスディレクトリサーバ100に対して自身の
サービス情報を通知する必要が生じた場合を指す。サー
ビス情報の通知イベントが発生すると、サーバ通信部4
60は、ネットワークインターフェース部450を介し
て、自身のサービス情報をサービスディレクトリサーバ
100に通知する(ステップ2045)。
【0147】次に、サービスディレクトリサーバ100
側での処理について説明する。
【0148】図27は、図24に示すシーケンスにおけ
るサービスディレクトリサーバ100側での処理を説明
するためのフロー図である。
【0149】まず、サーバ通信部360は、ネットワー
クインターフェース部350を介して、サービス提供サ
ーバ110よりサービス情報を受け取ると(ステップ2
705)、サービスデータベース管理部320を介して
サービスデータベース370に登録する(ステップ27
10)。また、クライアント通信部340に当該サービ
ス情報を渡す。これを受けて、クライアント通信部34
0は、サーバ通信部340からの指示にしたがい、クラ
イアントデータベース380を検索し、クライアントデ
ータベース380にクライアントとして登録されている
通信ノード120の情報があるか否かをチェックする
(ステップ2715)。そして、当該情報がある場合
は、サービス提供サーバ110より受け取ったサービス
情報を含めた上記のNOTIFYメッセージを、ネット
ワークインターフェース部350を介して、登録されて
いる全ての通信ノード120各々に送信する(ステップ
2720、2725)。
【0150】次に、通信ノード120側での処理につい
て説明する。
【0151】図28は、図24に示すシーケンスにおけ
る通信ノード120側での処理を説明するためのフロー
図である。
【0152】まず、サーバ通信部515は、ネットワー
クインターフェース部535を介して、サービスディレ
クトリサーバ100よりNOTIFYメッセージを受け
取ると、当該メッセージに含まれるサービス情報をサー
ビス管理部540に渡す。これを受けて、サービス管理
部540は、受け取ったサービス情報に基づいて、サー
ビス表記憶部560に記憶されているサービス表を更新
するとともに(ステップ2310)、バックアップファ
イル記憶部555に記憶されているバックアップファイ
ルを更新する(ステップ2320)。
【0153】以上、ネットワークに新たに追加されたサ
ービス提供サーバ110、あるいは、提供するサービス
が変更されたサービス提供サーバ110が、自身に関す
るサービス情報をサービスディレクトリサーバ100に
登録する際の処理(サービス登録処理)について説明し
た。
【0154】最後に、サービスディレクトリサーバ10
0の初期化処理について説明する。サービスディレクト
リサーバ100の初期化処理は、サービスディレクトリ
サーバ100をネットワーク内に設置後、初めて使用す
る際に行われる。
【0155】図29は、サービスディレクトリサーバ1
00の初期化処理について説明するためのフロー図であ
る。
【0156】サービスディレクトリサーバ100が起動
されると、サービスデータベース管理部320は、サー
ビスデータベース370を初期化し、当該データベース
にたとえばデフォルトのサービス情報を登録する(ステ
ップ2410)。また、クライアント通信部340は、
クライアントデータベース380を初期化し、当該デー
タベースにたとえばデフォルトのクライアント情報を登
録する(ステップ2420)。
【0157】以上、本発明の一実施形態について説明し
た。
【0158】本実施形態において、サービスディレクト
リサーバ100は、ネットワーク内に設置されている各
サービス提供サーバ110のサービス情報を一元管理し
ている。そして、そのサービス情報をネットワーク内の
各通信ノード120に、自動的にあるいは各通信ノード
120からの依頼に応じて配布している。たとえば、通
信ノード120が新たに設置された場合は、当該通信ノ
ード120からの問い合わせにより、自身が管理してい
る各サービス提供サーバ110のサービス情報を当該通
信サーバ130に送信する。また、サービス提供サーバ
110よりサービス情報が通知された場合は、自身のク
ライアントデータベース380に登録されている各通信
ノード120へ、前記通知されたサービス情報を送信す
る。
【0159】一方、各通信ノード120は、受信したパ
ケットのうち、自身宛のパケットについて、当該パケッ
トを処理すべきサービス提供サーバ110を、サービス
ディレクトリサーバ100により提供されたサービス情
報に基づいて決定し、当該パケットを前記決定したサー
ビス提供サーバ110に転送することにより、そのパケ
ットをそのサービス提供サーバ110に処理させてい
る。
【0160】したがって、本実施形態によれば、ネット
ワーク運用管理者は、ネットワークにサービス提供サー
バ110が新たに追加された場合や既存のサービス提供
サーバ110が提供するサービスを変更した場合でも、
従来のネットワークシステムと異なり、各通信ノード1
20に対して設定作業を行う必要がなくなる。すなわ
ち、ネットワーク運用管理者は、サービスディレクトリ
サーバ100に保持されているサービス情報のみを維持
・管理し、必要に応じて変更すればよいので、ネットワ
ークの運用管理コストを低減することができる。また、
これにより、ネットワーク運用管理者の設定作業量を減
らすことができるので、ネットワーク運用管理者の設定
ミスを低減させることが期待できる。さらに、設定作業
に要する時間を大幅に短縮することができる。
【0161】また、本実施形態では、サービスディレク
トリサーバ100は、クライアント通信部340によ
り、各通信ノード120とのセッションを管理するよう
にしているので、各通信ノード120毎に、提供するサ
ービス情報を変えることもできる。たとえば、複数の通
信ノード120をいくつかのグループに分類し、グルー
プごとに異なるサービス提供サーバ110を使用するよ
うに提供するサービス情報を変えることも可能である。
【0162】また、本実施形態では、サービスディレク
トリサーバ100が各通信ノード120へサービス情報
を自動配布する場合、NOTIFYメッセージにサービ
ス情報を含めることで行っている。このように、NOT
IFYメッセージを使用することで、サービスディレク
トリサーバ100は、任意のタイミングで通信ノード1
20各々にサービス情報を通知することが可能になる。
これにより、たとえば、通信ノード120各々が使用す
るサービス提供サーバ110を時間帯によって別のサー
ビス提供サーバ110に変更したりすることができる。
【0163】従来のネットワークシステムでも上記のよ
うな使い方は可能であるが、すべての通信ノード各々に
対して情報設定を行わなければならないため、ネットワ
ーク運用管理者に大きな負担がかかり、実際には困難で
あった。サービスディレクトリサーバ100を利用すれ
ばサービスディレクトリサーバ100に設定を行うだけ
で、関係するすべての通信ノードに適切なサービス情報
を配布することができるため、ネットワーク運用管理者
に大きな負担をかけることなく、上記のような新しい利
用形態を提供することができる。
【0164】さらに、本実施形態では、サービスディレ
クトリサーバ100において、OPENメッセージに含
まれる認証情報を用いて、通信ノード120のサービス
ディレクトリサーバ100に対するアクセス権をチェッ
クしている。
【0165】このようにすることで、正当な権限を有す
る通信ノード120だけがサービスディレクトリサーバ
100よりサービス情報の提供を受けることができる。
これにより、システムの安全性を高めることができる。
【0166】なお、本発明は、上記の実施形態に限定さ
れるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可
能である。
【0167】たとえば、上記の実施形態では、サービス
ディレクトリサーバ100において、OPENメッセー
ジに含まれる認証情報を用いて、通信ノード120のサ
ービスディレクトリサーバ100に対するアクセス権を
チェックしている。しかしながら、ネットワーク内に通
信ノード120のサービスディレクトリサーバ100に
対するアクセス権をチェックするための認証サーバを別
途設置し、サービスディレクトリサーバ100は、通信
ノード120からOPENメッセージを受け取った場合
に、当該メッセージに含まれる認証情報を前記認証サー
バに転送し、前記認証サーバにて、受け取った認証情報
を用いて、通信ノード120のサービスディレクトリサ
ーバ100に対するアクセス権をチェックするようにし
てもよい。
【0168】また、本実施形態では、サービス情報の定
義やネットワーク経由でのサービス情報取得のために独
自のプロトコルを定義して使用しているが、LDAP
(Lightweight Directory Access Protocol)などのデ
ィレクトリアクセスプロトコルやCORBA(Common O
bject Request Broker Architecture)などの分散オブ
ジェクト技術などを使用するようにしてもよい。
【0169】また、本実施形態では、ネットワーク内に
1つのサービスディレクトリサーバ100を設置してい
るが、サービスディレクトリサーバ100を2重化して
もよい。そして、通常の運用時には、マスタ(運用系)
のサービスディレクトリサーバ100を稼働させ、マス
タのサービスディレクトリサーバ100に障害が発生し
た場合に、稼働対象をスレーブ(準備系)のサービスデ
ィレクトリサーバ100に切り替えるようにしてもよ
い。
【0170】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワークシステム、特に、多くの通信ノードが稼働
する大規模なネットワークシステムにおいて、サービス
を提供するサーバを新たに設置した場合や既存のサーバ
が提供するサービスを変更した場合でも、そのために必
要となる設定作業の負担を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用された統合サービス
ネットワークシステムの概略構成図である。
【図2】図1に示すサービスディレクトリサーバ10
0、サービス提供サーバ110および通信ノード120
のハードウエア構成の一例を示す図である。
【図3】図1に示すサービスディレクトリサーバ100
の機能構成図である。
【図4】図1に示すサービス提供サーバ110の機能構
成図である。
【図5】図1に示す通信ノード120の機能構成図であ
る。
【図6】図5に示すサービス表記憶部560に記憶され
るサービス表の内容を説明するための図である。
【図7】図5に示す経路表記憶部565に記憶される経
路表の内容を説明するための図である。
【図8】通信ノード120の初期化処理シーケンスを示
す図である。
【図9】図8において、通信ノード120がサービスデ
ィレクトリサーバ100へ送信するOPENメッセージ
の内容を説明するための図である。
【図10】図8において、通信ノード120がサービス
ディレクトリサーバ100へ送信するQUERYメッセ
ージの内容を説明するための図である。
【図11】図8において、サービスディレクトリサーバ
100が通信ノード120へ送信するREPLYメッセ
ージの内容を説明するための図である。
【図12】図8に示すシーケンスにおける通信ノード1
20側での処理を説明するためのフロー図である。
【図13】図8に示すシーケンスにおけるサービスディ
レクトリサーバ100側での処理を説明するためのフロ
ー図であり、OPENメッセージを受信した際の処理を
示す図である。
【図14】図8に示すシーケンスにおけるサービスディ
レクトリサーバ100側での処理を説明するためのフロ
ー図であり、QUERYメッセージを受信した際の処理
を示す図である。
【図15】通信ノード120が、自身が保持するサービ
ス表に登録されているサービスに関するパケットを受信
した場合における、当該通信ノード120およびサービ
ス提供サーバ110間のパケット転送処理(登録済サー
ビス処理)シーケンスを示す図である。
【図16】通信ノード120がパケットを受信した場合
の処理を説明するためのフロー図である。
【図17】図16のステップ1820での処理(登録済
サービス処理)を説明するためのフロー図である。
【図18】図15に示すシーケンスでのサービス提供サ
ーバ110側での処理を説明するためのフロー図であ
る。
【図19】通信ノード120が、自身が保持するサービ
ス表に未登録のサービスに関するパケットを受信した場
合における、当該通信ノード120とサービスディレク
トリサーバ100およびサービス提供サーバ110との
間のパケット転送処理(未登録サービス処理)シーケン
スを示す図である。
【図20】図16のステップ1825での処理(未登録
サービス処理)を説明するためのフロー図である。
【図21】図20のステップ2140での処理(自律処
理)を説明するためのフロー図である。
【図22】通信ノード120間のパケット転送処理シー
ケンスを示す図である。
【図23】図16のステップ1830での処理(パケッ
ト転送処理)を説明するためのフロー図である。
【図24】ネットワークに新たに追加されたサービス提
供サーバ110、あるいは、提供するサービスが変更さ
れたサービス提供サーバ110が、自身に関するサービ
ス情報をサービスディレクトリサーバ100に登録する
際の処理(サービス登録処理)シーケンスを示す図であ
る。
【図25】図24において、サービスディレクトリサー
バ100が各通信ノード120に送信するNOTIFY
メッセージの内容を説明するための図である。
【図26】図24に示すシーケンスにおけるサービス提
供サーバ110側での処理を説明するためのフロー図で
ある。
【図27】図24に示すシーケンスにおけるサービスデ
ィレクトリサーバ100側での処理を説明するためのフ
ロー図である。
【図28】図24に示すシーケンスにおける通信ノード
120側での処理を説明するためのフロー図である。
【図29】サービスディレクトリサーバ100の初期化
処理について説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
100:サービスディレクトリサーバ 110−A〜110−C:サービス提供サーバ 120−A〜120−C:通信ノード 200:CPU、 210:メモリ、 213:OS 215:制御プログラム、 220:ネットワークコン
トローラ 230:キーボードコントローラ、 235:キーボー
ド 240:シリアルコントローラ、 245:マウス 250:ディスプレイコントローラ、 255:ディス
プレイ 260:ディスクコントローラ、 265:ディスク装
置 310、505:入出力制御部、 320:サービスデ
ータベース管理部 330:サービス要求受付部、 340,440:クラ
イアント通信部 350,450,535:ネットワークインタフェース
部 360,460,515:サーバ通信部、 370:サ
ービスデータベース 380:クライアントデータベース、 430:サービ
ス処理部 510:制御・管理部、 520:自律処理部、 52
5:サービス振分部 530:パケット転送処理部、 540:サービス管理
部 545:経路表管理部、 550:設定情報記憶部 555:バックアップファイル記憶部、 560:サー
ビス表記憶部 565:経路表記憶部
フロントページの続き (72)発明者 高田 治 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 瀬戸山 徹 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 吉田 健一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5B089 GA11 HA10 HB02 JA35 JB22 KA10 KA13 KB04 5K033 AA03 BA04 CB01 DB12 DB14 DB16 EC04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信したパケットを当該パケットに付与さ
    れた宛先に転送する少なくとも1つの通信ノードと、所
    定のサービスを提供する少なくとも1つのサーバと、デ
    ィレクトリサーバとを有する通信ネットワークシステム
    であって、 前記ディレクトリサーバは、 前記サーバが提供するサービスを受けるための条件に関
    するサービス情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたサービス情報を前記通信ノー
    ドに提供する情報提供手段と、を備え、 前記通信ノードは、 受信したパケットのうち、特定の種類のパケットについ
    て、当該パケットを処理すべきサーバを、前記ディレク
    トリサーバより提供されたサービス情報に基づいて決定
    する決定手段と、 前記特定の種類のパケットを、前記決定手段で決定され
    たサーバに転送する特定パケット転送手段と、を備える
    ことを特徴とする通信ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の通信ネットワークシステム
    であって、 前記通信ノードの前記決定手段は、前記特定の種類のパ
    ケットについて、当該パケットを処理すべきサーバが前
    記ディレクトリサーバより提供されたサービス情報に含
    まれていないと判断した場合に、当該特定の種類のパケ
    ットを処理すべきサーバに関する問い合わせを前記ディ
    レクトリサーバに通知し、 前記ディレクトリサーバの前記情報提供手段は、 前記通信ノードより通知された問い合わせ対象となるサ
    ーバに関するサービス情報を前記記憶手段より検索し、
    検索結果を前記問い合わせを通知した前記通信ノードに
    提供することを特徴とする通信ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】所定のサービスを提供する少なくとも1つ
    のサーバとディレクトリサーバとを有する通信ネットワ
    ークシステムに用いられる、受信したパケットを当該パ
    ケットに付与された宛先に転送する通信ノードであっ
    て、 受信したパケットのうち、特定の種類のパケットについ
    て、当該パケットを処理すべきサーバを、前記ディレク
    トリサーバより提供された、サーバが提供するサービス
    を受けるための条件に関するサービス情報に基づいて決
    定する決定手段と、 前記特定の種類のパケットを、前記決定手段で決定され
    たサーバに転送する特定パケット転送手段と、を備える
    ことを特徴とする通信ノード。
  4. 【請求項4】受信したパケットを当該パケットに付与さ
    れた宛先に転送するとともに、受信したパケットのうち
    特定の種類のパケットを当該パケットを処理すべきサー
    バに転送する少なくとも1つの通信ノードと、所定のサ
    ービスを提供する少なくとも1つのサーバとを有する通
    信ネットワークシステムに用いられるディレクトリサー
    バであって、 前記サーバが提供するサービスを受けるための条件に関
    するサービス情報を記憶する記憶手段と、 自動的にあるいは前記通信ノードからの依頼により、前
    記記憶手段に記憶されたサービス情報を前記通信ノード
    に提供する情報提供手段と、を備えることをを特徴とす
    るディレクトリサーバ。
  5. 【請求項5】受信したパケットを当該パケットに付与さ
    れた宛先に転送する少なくとも1つの通信ノードと、所
    定のサービスを提供する少なくとも1つのサーバと、デ
    ィレクトリサーバとを有する通信ネットワークシステム
    において、前記通信ノードが前記サーバが提供するサー
    ビスを受けるためのサービス管理方法であって、 前記ディレクトリサーバは、自動的にあるいは前記通信
    ノードからの依頼により、自身が管理している前記少な
    くとも1つのサーバが提供するサービスを受けるための
    条件に関するサービス情報を、前記通信ノードに提供
    し、 前記通信ノードは、受信したパケットのうち、特定の種
    類のパケットについて、当該パケットを処理すべきサー
    バを、前記ディレクトリサーバより提供されたサービス
    情報に基づいて決定し、決定したサーバに転送し、 前記サーバは、受信したパケットを自身が提供するサー
    ビスにしたがい処理し、結果を前記パケットの送信元通
    信ノードに通知することを特徴とする通信ネットワーク
    システムにおけるサービス管理方法。
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