JPH10320327A - 二重化された通信アダプタの切替方法、切替方式、および切替用プログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

二重化された通信アダプタの切替方法、切替方式、および切替用プログラムを格納した記録媒体

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JPH10320327A
JPH10320327A JP10040139A JP4013998A JPH10320327A JP H10320327 A JPH10320327 A JP H10320327A JP 10040139 A JP10040139 A JP 10040139A JP 4013998 A JP4013998 A JP 4013998A JP H10320327 A JPH10320327 A JP H10320327A
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JP10040139A
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Shinji Yamamoto
眞二 山本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ホストの通信アダプタが故障した場合に、予
備用の通信アダプタに速やかに切り替えて通信を継続で
きるようにする。 【解決手段】 ホストに第1と第2の通信アダプタを接
続し、ホットスタンバイシステムを構成する。ホストが
第1の通信アダプタの故障を検出した時に、第1から第
2の通信アダプタに切替え、ネットワークテーブル(ARP
キャッシュ) を初期化し、第2のホストへの制御メッセ
ージの送信を起動する。第2の通信アダプタは、ARP 要
求メッセージを同報送信し、第2のホストからARP 応答
メッセージを受信し、ARP 応答メッセージに含まれるア
ドレス情報に基づいて、前記制御メッセージを第2のホ
ストに送信し、前記制御メッセージに対する第2のホス
トからの応答メッセージを受信する。これによって第1
のホストは、第1から第2の通信アダプタへの切り替え
が終了したと認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐故障性を高めたホ
ストの通信機能をサポートする二重化された通信用アダ
プタ装置の切替方法と切替方式、および前記切替方法を
実行するプログラムを記録した媒体に関し、特にTCP/IP
プロトコルを用いたホスト間通信をサポートする二重化
された通信アダプタにおいて、障害発生時に通信を切断
することなく切り替えを行なうための切替方法と切替方
式、および前記切替方法を実行するプログラムを記録し
た媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】TCP/IP(Transmission Control Protocol
/Internet Protocol) プロトコルはコンピュータネット
ワークにおいて広く使われている通信手順である。従
来、このTCP/IPプロトコルを用いてデータの送受信を行
うホスト間のネットワークシステムがある。各ホストに
はTCP/IPプロトコルスタックの機能を提供する通信アダ
プタが、周辺装置の一つとしてローカルチャネルあるい
はシステムバスを通じて結合される。サーバーシステム
など、通信機能に関して特に高い信頼性が要求される場
合においては、通信アダプタを二重化して、ホットスタ
ンバイシステムを構成する。これは現用とバックアップ
用の二つの通信アダプタを用意し、現用通信アダプタに
異常が生じてもバックアップ用通信アダプタに自動的に
切り替えることによって、ダウンタイムを減らすための
ものである。
【0003】図7はこのようなホスト間通信システムの
構成を示す図である。ホスト10は二重化された通信アダ
プタ11と12を通してLAN 100 に接続されている。通信ア
ダプタ11と12は、両者とも常にネットワーク上のエンテ
ィティとして動作しているが、ホスト10は通常は専ら通
信アダプタ11を通して通信を行ない、もう一方の通信ア
ダプタ12は待機状態にある。LAN 100 には別のホスト20
が通信アダプタ21を通して接続されている。またLAN 10
0 はルータ30を経由して別のLAN 200 にリンクしてい
る。LAN 200 には多くのコンピュータ210 、220 等が接
続されている。
【0004】ネットワークで相互接続されたこれらの装
置は、TCP/IPプロトコルを使用して互いにデータ通信を
行なう。このため各装置には一意なアドレスが割り当て
られている。例えばホスト10、20にはIPアドレス"A"
、"B" がそれぞれ設定されている。これらは論理アド
レスと呼ばれるものである。実際に通信を行なうには、
プロトコルの下位層の通信を制御するための物理アドレ
ス、すなわちMAC アドレスがさらに必要となる。これら
は下位層の通信を制御する通信アダプタに割り当てられ
るものである。例えばホスト10の通信アダプタ11、12に
はMAC アドレス"a"、"c" がそれぞれ割り当てられてい
る。同様にホスト20の通信アダプタ21には MACアドレ
ス"b" が割り当てられている。
【0005】IPアドレスとMAC アドレスの対応関係は、
後述のARP プロトコルによって知ることができる。また
ARP プロトコルによって得られたアドレス情報は、通信
アダプタあるいはホストの中にあるネットワークテーブ
ル(ARPキャッシュ) に管理されている。
【0006】一般にTCP/IPプロトコルを使用した通信で
は、通信経路の途中のルータが異常になった場合でも、
一定時間を経過した後、別のルータを経由して通信を継
続することが可能である。
【0007】またホストの現用通信アダプタが異常とな
った場合には、バックアップ用の通信アダプタへの切り
替えが自動的に行われる。しかし従来はこの切り替えを
瞬時に行なうことはできず、一定の時間( 例えば20
分) を要していた。この問題について以下に詳しく説明
する。
【0008】まず図8を用いて、従来の通信システムの
動作を説明する。図8は、図7で説明したネットワーク
において通信アダプタを切り替える処理を示すシーケン
ス図である。ホスト10と20は以下のステップに従って通
信を行なう。
【0009】[S71]ホスト10が通信アダプタ11に対
してデータの送信依頼を行う。具体には、下記のメッセ
ージが通信アダプタ11に与えられる。 " [B ][A ][データ]" ここで、先頭のフィールド"B" は宛先IPアドレスであ
り、第2番目のフィールド"A" は発信元IPアドレスであ
る。第3番目のフィールドはペイロード、すなわち実際
に相手に送信するデータである。本明細書中のメッセー
ジフォーマットは、説明をわかりやすくするために簡略
化されている。実際に実施する場合は、TCP/IPの標準プ
ロトコルの規定に従う。
【0010】[S72]宛先のMAC アドレス"b" があら
かじめ分かっていれば、通信アダプ11はそれをメッセー
ジに付加してネットワークに送信できる。しかし初期段
階では、通信アダプタ11のネットワークテーブル11a に
は宛先IPアドレス"B" に対応するMAC アドレスが登録さ
れていないので、すぐにデータを送ることができない。
そこで通信アダプタ11は一旦このデータ送信を保留し、
相手のMAC アドレスを調べるために下記のARP 要求をネ
ットワーク上のすべてのノードに対して送信する。なお
ARP とはAddress Resolution Protocol の略語であり、
与えられたIPアドレスに対応するMAC アドレスを得るた
めのプロトコルである。
【0011】" [同報][a ][B ][A ]" ここで、先頭のフィールド" [同報]" は全てのMAC ア
ドレスに送信することを表すコードである。第2番目の
フィールド" [a ]" は発信元のMAC アドレス、すなわ
ち現用通信アダプタ11のMAC アドレスである。第3番目
のフィールド"[B ]" は宛先IPアドレスを表し、第4
番目のフィールド" [A ]" は発信元IPアドレスを表
す。
【0012】[S73]バックアップ用通信アダプタ12
は待機中ではあるが、ネットワークのアクティビティを
常時監視しており、アドレス更新に関する情報があれ
ば、それを取り込むように構成されている。従って通信
アダプタ12は、ステップS72で送信されたARP 要求の
情報を取り込み、自分自身のネットワークテーブル12a
に登録する。ここではホスト10のIPアドレス"A" とMAC
アドレス"a" の対応関係がネットワークテーブル12a に
登録される。このテーブルエントリを次のように表わ
す。
【0013】(c|a:A) 最初の"c" はMAC アドレス"c" の装置のネットワークテ
ーブルを意味する。2番目の"a" は受信したMAC アドレ
スを、また3番目の"A" は対応するIPアドレスを意味し
ている。本明細書ではネットワークテーブルのエントリ
はこのような形式で表わす。ただし図面においてはグラ
フィカルな形式で表わす。
【0014】[S74]通信アダプタ21は、ステップS
72で送信されたARP 要求を受信してスト20に渡す。ま
たホスト20は、自分自身のネットワークテーブルにホス
ト10のMAC アドレス" [a ]" とIPアドレス"A" の対応
関係を表わすエントリ(b|a:A)を登録する。
【0015】[S75]ホスト20は、前記のARP 要求メ
ッセージが自分宛であることを認識、通信アダプタ21を
経由してARP 応答メッセージをホスト10に返信する。 [S76]通信アダプタ11は、ステップS75で返信さ
れたARP 応答を受信し、ネットワークテーブル11a に、
ホスト20のMAC アドレス" [b ]" とIPアドレス"B" の
対応関係を表わすエントリ(a|b:B)を登録する。
【0016】[S77]宛先MAC アドレスを得ることが
できたので、通信アダプタ11はステップS72で保留し
ておいたデータをホスト20に向けて送信する。この時の
メッセージには下記のようにIPアドレス、MAC アドレス
を設定する。
【0017】 " [b ][a ][B ][A ][データ]" ここで、先頭のフィールド" [b ]" は宛先MAC アドレ
ス、第2番目のフィールド" [a ]" は発信元MAC アド
レス、第3番目のフィールド" [B ]" は宛先IPアドレ
ス、第4番目のフィールド" [A ]" は発信元IPアドレ
ス、第5番目のフィールド" [データ]" は送信データ
である。
【0018】[S78]ここで通信アダプタ11に障害が
発生したとする。 [S79]ホスト10は、通信アダプタ11の障害を検知
し、バックアップ用通信アダプタ12への切り替え処理を
開始する。
【0019】[S80]ホスト10は、バックアップ用通
信アダプタ12の活性化を指示する。これにより、活性化
された通信アダプタ12が、通信アダプタ11に代わってホ
ストの通信機能を制御するようになる。
【0020】[S81]ホスト20に対してデータを送る
ため、ホスト10は、通信アダプタ12へその送信を依頼す
る。 [S82]バックアップ用通信アダプタ12は、ホスト10
から供給されたデータにアドレス情報を次のように付加
して送信する。
【0021】 " [b ][c ][B ][A ][データ]" [S83]ホスト10から送られてきたメッセージに応答
して、ホスト20は何等かの処理を行なう。ホスト20は、
その処理結果をホスト10に送信する。この時点は、ホス
ト20および通信アダプタ21は、通信アダプタ1aが故障し
たことを知らないので、ホスト20のネットワークテーブ
ル20a には依然として(b|a:A)が設定されたままであ
る。したがってホスト10宛のメッセージの宛先MAC アド
レスは"a"となっている。
【0022】 " [a ][b ][A ][B ][データ]" [S84]しかし通信アダプタ11は障害によって停止し
ているので、このメッセージを受信できない。結局ホス
ト20から発信されたこのメッセージはホスト10届かず、
破棄される。
【0023】[S85]このような通信不能状態はホス
ト20のネットワークテーブル20a が正しい値に更新され
ない限り続く。しかし都合の悪いことに、ネットワーク
テーブル20a は、データ送信メッセージやARP 要求など
を実際に受信しない限り更新されない。
【0024】一方、TCP/IPプロトコルの規定により、こ
のようなネットワーク上のアクティビティが20分間途
絶えた場合、ネットワークテーブル中の関連するエント
リは無効化される。結局のところ、通信不能状態が20
分間続いた後、ネットワークテーブルの該当エントリを
無効化する機構が働く。すなわちネットワークテーブル
のタイムアウトである。こうなってはじめて、通信アダ
プタ11のMAC アドレスのエントリがネットワークテーブ
ルから除去されることになる。
【0025】[S86]20分以上の時間が経過した
後、ホスト10が再びホスト20にメッセーを送るものと仮
定する。通信アダプタ12は、データの送信依頼をホスト
10から受ける。
【0026】[S87]この時点では、通信アダプタ12
のネットワークテーブル12a のうち通信アダプタ21のMA
C アドレスに関するエントリはない。従って、通信アダ
プタ12は、メッセージの宛先のMAC アドレスを取得すべ
く次のARP 要求を同報モードで送信する。ホスト10から
受けたデータは通信アダプタ12が保留する。
【0027】" [同報][c ][B ][A ]" [S88]宛先の通信アダプタ21がこの同報メッセージ
を受信する。通信アダプタ21は、ホスト20に受信したメ
ッセージを渡すと共に、自分のネットワークテーブルに
ホスト10のアドレスを次のように登録する。すなわち、
IPアドレス"A"とMAC アドレス"c" との対応関係を表わ
すエントリ(b|c:A)がネットワークテーブル20a に登録
される。
【0028】[S89]ホスト20は通信アダプタ21を経
由して、そのMAC アドレス"b" を知らせるためにARP 応
答メッセージをホスト10に返す。 [S90]通信アダプタ12がARP 応答メッセージを受信
し、自己のネットワークテーブル12a にエントリ(c|b:
B)を登録する。
【0029】[S91]通信アダプタ12は、ステップS8
7 で保留しておいたデータに、MACアドレス、IPアドレ
スを下記のように付加したメッセージを送信する。 " [b ][a ][B ][A ][データ]" 以上のように、従来のシステムでは、ステップS85 で20
分間の時間が経過するまで、障害の発生した現用通信ア
ダプタ11のMAC アドレスが他の装置のネットワークテー
ブルに登録されていた。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムでは、
ステップS85で20分間の時間が経過するまで、障害
の発生した現用通信アダプタ11のMAC アドレスが他の装
置のネットワークテーブルに登録されたままになってい
るため、この間ホスト20はバックアップ用通信アダプタ
12に対してデータを送ることができない。ホスト10が障
害を検知して、バックアップ用通信アダプタ12への切り
替えを行なっても、他のホスト内のネットワークテーブ
ルが更新されないので、通信を維持することができない
という問題があった。TCP/IP通信において、コネクショ
ン型のプロトコルを使用するアプリケーションの中に
は、この20分の通信中断によって処理がタイムアウト
するもがあった。
【0031】このように、ホスト10において信頼性を上
げるために通信アダプタを二重化しても、従来のシステ
ムでは効果的に働かないという問題があった。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、この問
題を解決するため、TCP/IPプロトコル等による通信を切
断することなく別の通信アダプタを使用して瞬時に切り
替えを完了し、通信を継続することのできる通信アダプ
タの切替方法と切替方式を提供することである。
【0033】上記目的を達成するために、第1のホスト
の通信機能が第1と第2の通信アダプタによって二重化
され、複数のホスト間の通信をTCP/IPプロトコルを使用
して行なうネットワークシステムで、第1の通信アダプ
タから第2の通信アダプタに切り替える切替方法が提供
される。
【0034】この切替方法によれば、第1のホストが第
1の通信アダプタの故障を検出した時に、第1のホスト
は、第1の通信アダプタを切り離し、第2の通信アダプ
タを活性化する。切替えに際して、第1のホストはネッ
トワークテーブル(ARPキャッシュ) を初期化し、第2の
ホストへの制御メッセージの送信を起動する。好ましく
は、この制御メッセージはICMPプロトコルのエコー要求
メッセージである。
【0035】第2の通信アダプタは、ARP 要求メッセー
ジを同報送信し、第2のホストからARP 応答メッセージ
を受信する。第2の通信アダプタは、ARP 応答メッセー
ジに含まれるアドレス情報に基づいて、前記制御メッセ
ージを第2のホストに送信し、前記制御メッセージに対
する第2 のホストからの応答メッセージを受信する。
【0036】これによって第1のホストは、第1の通信
アダプタから第2の通信アダプタへの切り替えが終了し
たと認識し、通信を再開する。このような切替方法は、
第1のホストがトランスポート層の通信プロトコルを制
御し、第1と第2の通信アダプタはインターネット層以
下の通信プロトコルを制御するようなシステムに適用さ
れる。
【0037】また、上記目的を達成するために、第1の
ホストの通信機能が第1と第2の通信アダプタによって
二重化され、複数のホスト間の通信をTCP/IPプロトコル
を使用して行なうネットワークシステムで、第1 の通信
アダプタから第2の通信アダプタに切り替える切替方法
が提供される。
【0038】この切替方法によれば、第1のホストが第
1の通信アダプタの故障を検出した時に、第1の通信ア
ダプタを切り離し、第2の通信アダプタを活性化する。
続いて第1のホストから第2の通信アダプタを経由して
第2のホストにARP 応答メッセージを送信する。このAR
P 応答メッセージは、その送信元アドレスフィールドに
ホストのIPアドレスと第2の通信アダプタのMAC アドレ
スを含んでいるので、ARP 応答メッセージを受け取った
第2のホストはネットワークテーブルをこれに合わせて
更新する。このような切替方法は、ホストがインターネ
ット層の通信プロトコルを制御し、第1と第2の通信ア
ダプタはネットワークインタフェース層の通信プロトコ
ルを制御するシステムに適用される。
【0039】
【発明の実施の形態】図1から図6を用いて本発明の実
施の形態を説明する。まず初めに、本発明の実施の形態
における通信プロトコルの構造について述べる。図1
は、 TCP/IP プロトコルと、それに対応する通信アダプ
階層構造を説明する図である。
【0040】図1(A)は、TCP/IPプロトコルの機能階
層をISO OSI(International Standards Organization -
Open System Interconnect)参照モデルと比較して示
す。下位層から順に、ネットワークインタフェース層(I
SOのOSI 参照モデルでは物理層、データリンク層に相
当) 、インターネット層(OSI参照モデルではネットワー
ク層) 、トランスポート層があり、この上に実際のアプ
リケーションがある。
【0041】ネットワークインタフェース層では、MAC
(Media Access Control) アドレスによってパケットの
宛先を指定する。インターネット層のプロトコルはIPプ
ロトコルと呼ばれるもので、メッセージのヘッダにはIP
アドレスが付加される。このIPアドレスに関連するプロ
トコルとして、IPアドレスからMAC アドレスへの変換を
行なうARP(Address Resolution Protocol)、その逆の変
換を行なうRARP(ReverseAddress Resolution Protocol)
がある。またネットワーク制御用プロトコルとして、I
CMP(Internet Control Message Protocol) がある。ト
ランスポート層プロトコルとしては、TCP(Transmission
Control Protocol)とUDP(User DatagramProtocol) が
提供される。これらのプロトコルはデータ通信分野にお
いてよく知られているものであるので、詳細については
省略する。
【0042】本発明で使用される通信アダプタは、プロ
トコル機能の実装方法によって二つのタイプに分類され
る。図1(B)のタイプでは、ホストはトランスポート
層以上機能を担当し、通信アダプタはインターネット層
以下の機能を担当する。言い換えると、通信アダプタは
ルータとしての機能を有する。したがって通信アダプタ
がIPアドレスとMAC アドレスの両方を管理する。
【0043】一方、図1(C)に示すタイプでは、通信
アダプタは最下位層のみを担当し、プロトコルの大半は
ホスト側の通信ソフトウェアで制御する。この場合、IP
アドレスはホストが管理する。
【0044】本発明の第1の実施の形態は、図1(B)
のタイプの通信アダプタを二重化した場合の切り替え方
法に関するものである。次のセクションでは図2と図3
を参照して、第1 の実施の形態を説明する。また本発明
の第2の実施の形態は、図1(C)のタイプの通信アダ
プタを二重化した場合の切り替え方法に関するものであ
る。これは図4と図5を参照して後述する。
【0045】図2は、本発明の第1の実施の形態の動作
原理を説明するシーケンス図である。ここでは、図7の
構成と同様に二つのホスト10,20 がそれぞれの通信アダ
プタを通してネットワーク100 でつながっている。上で
触れたように、第1の実施の形態では通信アダプタ11,1
2 がネットワークテーブル11a,12a にてIPアドレスとMA
C アドレスの対応を管理する。ただし、ホスト20側は、
先に説明した図8と同様にホスト20自身がネットワーク
テーブル20a を管理するものとする。実際のところ、第
1の実施の形態の動作は、ホスト20のプロトコルスタッ
クがどのように実装されているかには影響されない。
【0046】このような構成においてホスト10は次のよ
うにして障害に対処する。 [S1]ホスト10は通信アダプタ11を使用してホスト20
と通信を行なっている。
【0047】[S2]ここで通信アダプタ11に障害が発
生する。 [S3]ホスト10は、この通信アダプタ11の障害を検知
する。 [S4]ホスト10は、バックアップ用通信アダプタ12を
通信アダプタ11の代替として割り当てる。
【0048】[S5]ホスト10は、IPアドレス登録要求
を行う。 [S6]ホスト10は、ACT 指示( 活性化指示) を割り当
てた通信アダプタ12に送る。
【0049】[S7]ACT 指示に呼応して、通信アダプ
タ12はIPアドレスの登録とネットワークテーブルのクリ
アを行う。 [S8]通信アダプタ12は、ACT 完了をホスト10に対し
て返答する。
【0050】[S9]ホスト10は、現在同一ネットワー
ク上で通信を行なっている相手を洗い出す。具体的に
は、ホスト10は内部の管理テーブルを参照して、現在自
分がTCP コネクションを張っているノードを抽出する。
【0051】[S10]ホスト10は、洗い出された相手
( ここではホスト20) に対して、制御メッセージを送信
すべく、通信アダプタ12に送信依頼を行なう。この制御
メッセージは、望ましくはICMPプロトコルに定義されて
いるエコー要求メッセージである。このメッセージは宛
先のホストがネットワークに正常に接続されているかど
うかを確認するための制御メッセージであり、受け取っ
たホストはエコー応答メッセージによって、これに応答
する。
【0052】[S11]ネットワークテーブルがクリア
されているので、送信依頼に対応して、通信アダプタ12
はARP 要求を同報送信する。 [S12]ARP 要求を受信したホスト20の通信アダプタ
21が、発信元のMAC アドレスが変更されたことを認識
し、ネットワークテーブルに新しいアドレスを登録す
る。
【0053】[S13]ホスト20は通信アダプタ21を経
由して、ARP 応答メッセージを返す。 [S14]ARP 応答を受信した通信アダプタ12は、得ら
れたアドレス情報をネットワークテーブル12a に登録す
る。
【0054】[S15]通信アダプタ12は、エコー要求
メッセージを送信する。 [S16]エコー要求メッセージに応答して、通信アダ
プタ21がエコー応答メッセージをホスト10に返す。
【0055】[S17]通信アダプタ12が受信したエコ
ー応答メッセージをホスト10に渡す。 [S18]以上のステップによって、ホスト10、20間の
通信に必要なアドレス情報が更新されたので、障害を起
こした通信アダプタから切り替えられた通信アダプタ12
を通じて両者間の通信が継続される。
【0056】以上の手順により、現用通信アダプタ11に
障害が発生した時にバックアップ用通信アダプタ12に即
時に切り替えてデータ通信を継続することが可能とな
る。従来、ネットワークテーブルを更新するのに必要で
あった20分間の待ち時間は解消される。
【0057】図3は、本発明の第1の実施の形態の詳細
な動作を説明するシーケンス図である。これは、前述の
図2に対応するものであって、MAC アドレス、IPアドレ
スを以下のように具体的に設定して説明する。
【0058】A:ホスト10のIPアドレス B:ホスト20のIPアドレス a:現用通信アダプタ11のMAC アドレス c:バックアップ用通信アダプタ12のMAC アドレス b:ホスト20の通信アダプタ21のMAC アドレス 図3において通信アダプタの切替プロセスは以下のステ
ップに従って行なわれる。
【0059】[S21]ホスト10に接続された通信アダ
プタ11は正常に動作している。ホスト10は、通信アダプ
タ11に下記のホスト20宛のメッセージの送信を依頼す
る。 " [B ][A ][データ]" ここで、先頭のフィールド" [B ]" はホスト20のIPア
ドレスを表し、第2番目のフィールド" [A ]" は発信
元のIPアドレスを表し、第3番目のフィールド" [デー
タ]" は送信データの内容を表す。
【0060】[S22]通信アダプタ11のネットワーク
テーブルには宛先IPアドレス"B" に対応するMAC アドレ
スがまだ登録されていないので、通信アダプタ11は一旦
このデータ送信を保留し、相手のMAC アドレスを調べる
ために次のARP 要求メッセージを送信する。
【0061】" [同報][a ][B ][A ]" ここで、先頭のフィールド" [同報]" は全てのMAC ア
ドレスに送信することを表すコードである。第2番目の
フィールド" [a ]" は発信元MAC アドレス、すなわち
現用通信アダプタ11のMAC アドレスである。第3番目の
フィールドは宛先IPアドレスを表し、第4番目のフィー
ルドは発信元IPアドレスを表す。
【0062】[S23]バックアップ用通信アダプタ12
は待機中ではあるが、ネットワークのアクティビティを
常時監視しており、アドレス更新に関する情報があれ
ば、それを取り込むように構成されている。従って通信
アダプタ12は、ステップS22で送信されたARP 要求の
情報を取り込み、自分自身のネットワークテーブルを構
築する。ここではホスト10のIPアドレス"A" とMAC アド
レス"a" の対応関係がネットワークテーブル12a に登録
される。このテーブルエントリを次のように表わす。
【0063】(c|a:A) 最初の"c" はMAC アドレス"c" の装置のネットワークテ
ーブルを意味する。2番目の"a" は受信したMAC アドレ
スを、また3番目の"A" はこれに対応するIPアドレスを
意味している。
【0064】[S24]通信アダプタ21は、ステップS
22で送信されたARP 要求を受信し、分自身のネットワ
ークテーブル20a にホスト10のMAC アドレス" [a ]"
とIPアドレス"A" の対応関係を表わすエントリ(b|a:A)
を登録する。
【0065】[S25]ホスト20は自分宛のARP 要求で
あることを認識して、通信アダプタを経由してARP 応答
メッセージをホスト10に返信する。 [S26]通信アダプタ11はARP 応答を受信し、ネット
ワークテーブルにホスト20のMAC アドレス" [b ]" と
IPアドレス"B" の対応関係を表わすエントリ(a|b:B)を
登録する。
【0066】[S27]宛先MAC アドレスを得ることが
できたので、通信アダプタ11はステップS22で保留し
ておいたデータをホスト20に向けて送信する。この時の
メッセージには下記のようにIPアドレス、MAC アドレス
を設定する。
【0067】 " [b ][a ][B ][A ][データ]" ここで、先頭のフィールド" [b ]" は宛先MAC アドレ
ス、第2番目のフィールド" [a ]" は発信元MAC アド
レス、第3番目のフィールド" [B ]" は宛先IPアドレ
ス、第4 番目のフィールド" [A ]" は発信元IPアドレ
ス、第5番目のフィールド" [データ]" は送信データ
である。
【0068】[S28]ここで現用通信アダプタ11に障
害が発生したとする。 [S29]ホスト10は、通信アダプタ11の障害を検知
し、バックアップ用通信アダプタ12への切り替え処理を
開始する。
【0069】[S30]ホスト10は、バックアップ用通
信アダプタ12の活性化を指示する。れに呼応して通信ア
ダプタ12は自分のネットワークテーブルをクリアし、AC
T 完了をホスト10に対して返答する。これにより障害を
起こした通信アダプタ11からバックアップ用通信アダプ
タ12への切り替えが完了する。
【0070】[S31]ホスト10は、ホスト20に対し
て、次のようなメッセージを送信すべく、通信アダプタ
12に送信依頼を行なう。 " [B ][A ][エコー要求] このメッセージはICMPプロトコルに定義されているエコ
ー要求メッセージであり、本来は宛先の装置が動作可能
状態であるかどうかを問い合わせるためのメッセージで
ある。
【0071】[S32]通信アダプタ12のネットワーク
テーブルはステップS30で初期化されたため、通信先
のIPアドレスに対応するMAC アドレスが登録されていな
い。そこで、通信アダプタ12は下記のARP 要求を通信相
手に送信する。
【0072】" [同報][c ][B ][A ]" [S33]ステップS32のARP 要求を受信した通信相
手のホスト20が自己のネットワークテーブル中のIPアド
レス"A" に関するエントリを更新する。その結果、アド
レスの対応関係を表わすエントリ(b|c:A)が登録され
る。
【0073】[S34]通信アダプタ21は通信アダプタ
12に対してARP 応答を返し、要求されたMAC アドレス
が"b" であることを示す。 " [c ][b ][A ][B ]" [S35]ARP 応答を受信した通信アダプタ12はネット
ワークテーブルにホスト20に関するアドレスの対応関係
を表わすエントリ(c|b:B)を登録する。
【0074】[S36]通信アダプタ12は、ステップS
32で保留したICMPエコー要求メッセージを、ネットワ
ークテーブル12a に登録されたアドレス情報を使用して
ホスト20宛に送信する。
【0075】 " [b ][c ][B ][A ][エコー要求]" ここで、先頭のフィールド" [b ]" は通信相手の通信
アダプタ21のMAC アドレスであり、第2番目の"c" は発
信元のバックアップ用通信アダプタ12のMAC アドレスで
ある。第3番目のフィールド" [B ]" は通信相手のホ
スト20のIPアドレスであり、第4番目のフィールド"
[A ]" はホスト10のIPアドレスであり、第5番目の"
[エコー要求]" は送信依頼を受けたデータである。
【0076】このように発信元のMAC アドレスがステッ
プS27の場合のMAC アドレス"a"からMAC アドレス"c"
に変っている。これはホスト10側の通信アダプタが正
しくバックアップ用通信アダプタ12に切り換わったこと
を示している。
【0077】以上のように、現用通信アダプタ11に障害
が発生した場合に、バックアップ用通信アダプタ12に即
時に切り替え、データ通信を継続することが可能となっ
た。また以上の説明からわかるように、このような通信
アダプタの切替制御および切り替えに伴うアドレス情報
の更新制御はホスト10が主導して行なうものである。し
たがってホスト10は、これらの制御のためのプログラム
を備えている。またこの制御プログラムは、コンピュー
タが読み取ることのできる媒体によって配布されるもの
である。
【0078】次に、本発明の第2の実施の形態について
述べる。第2の実施の形態はホスト10の通信アダプタが
下位層の通信機能のみを担当する構成となっている点に
おいて、第1の実施の形態と異なっている( 図1(C)
を参照) 。この構成では、ホスト10がIPアドレスとMAC
アドレスの対応を管理するネットワークテーブル10aを
有する。
【0079】図4は、本発明の第2の実施の形態の動作
原理を説明するシーケンス図である。両ホストは以下の
ステップに従って通信を行なう。 [S41]ホスト10は通信アダプタ11を使用してホスト
20と通信を行なっている。
【0080】[S42]通信アダプタ11に障害が発生す
る。 [S43]ホスト10は、この通信アダプタ11の障害を検
知する。 [S44]ホスト10は、待機装置の割り当てを行う。こ
こでは、バックアップ用通信アダプタ12を通信アダプタ
11の代替機として割り当てる。
【0081】[S45]ホスト10は,ACT 指示(活性化
指示)を割り当てた通信アダプタ12に送る。 [S46]通信アダプタ12がACT 完了をホスト10に返答
する。これにより、バックアップ用通信アダプタ12が動
作し得る状態になる。
【0082】[S47]ACT 完了を受けると、ホスト10
はネットワークテーブル10a を更新して、MAC アドレス
をa からc に変更する。 [S48]ホスト10は、現在同一ネットワーク上で通信
を行なっている相手を洗い出す。具体的には、ホスト10
は内部の管理テーブルを参照して、現在自分がTCP コネ
クションを張っているノードを抽出する。
【0083】[S49]ホスト10は、ネットワーク上の
他のノードのネットワークテーブルの更新を促すために
ARP 応答メッセージを送信する。例えば、ホスト20の通
信アダプタ21は、このARP 応答メッセージを受信する
と、ネットワークテーブルのホスト10に関するエントリ
を更新し、ホスト10のIPアドレスと通信アダプタ12のMA
C アドレスの新しい対応関係(b|c:A)を登録する。
【0084】[S50]以上のステップによって、ホス
ト10、20間の通信に必要なアドレス情報が更新されたの
で、障害を起こした通信アダプタから切り替えられた通
信アダプタ12を通じて両者間の通信が継続される。
【0085】以上の手順により、現用通信アダプタ11に
障害が発生した時にバックアップ用通信アダプタ12に即
時に切り替えてデータ通信を継続することが可能とな
る。従来、ネットワークテーブルを更新するのに必要で
あった20分間の待ち時間は解消される。第2の実施の
形態ではTCP/IPの上位層をホスト10が制御しているの
で、通信アダプタの切り替え直後にARP 応答メッセージ
を直接発信することができる。
【0086】図5は、本発明の第2の実施の形態の詳細
な動作を説明するシーケンス図である。これは、前述の
図4に対応するものであって、MAC アドレス、IPアドレ
スを第1の実施の形態と同様に設定して説明する。
【0087】[S51]ホスト10に接続された通信アダ
プタ11が正常に動作している状況を仮定する。ホスト10
は、下記のホスト20宛のメッセージの送信しようとして
いる。
【0088】" [B ][A ][データ]" [S52]ホスト10のネットワークテーブル10a には宛
先IPアドレス"B" に対するMAC アドレスがまだ登録され
ていないので、ホスト10は一旦このデータ送信を保留
し、相手のMAC アドレスを調べるために次のARP 要求メ
ッセージを同報送信する。
【0089】" [同報][a ][B ][A ]" [S53]ARP 要求メッセージを通信アダプタ21が受信
してホスト20に渡す。ホスト20は、IPアドレスとMAC ア
ドレスの対応関係を表わすエントリ(b|a:A)をネットワ
ークテーブル20a に登録する。
【0090】[S54]ホスト20は自分宛のARP 要求で
あることを認識して、ホスト10に対して下記のARP 応答
を返信する。 " [a ][b ][A ][B ]" [S55]通信アダプタ11はARP 応答を受信しホスト10
に渡す。ホスト10は、ホスト20のMAC アドレスとIPアド
レスの対応関係を表わすエントリ(a|b:B)をネットワー
クテーブル10a に登録する。
【0091】[S56]宛先MAC アドレスを得ることが
できたので、ホスト10はステップS52で保留しておい
たデータをホスト20に向けて送信する。 " [b ][a ][B ][A ][データ]" [S57]しかし、ここで現用通信アダプタ11に障害が
発生したとする。
【0092】[S58]ホスト10は、通信アダプタ11の
障害を検知する。 [S59]ホスト10は、バックアップ用通信アダプタ12
の活性化を指示する。 [S60]通信アダプタ12は活性化完了メッセージを返
して、準備ができたこをホスト10に知らせる。
【0093】[S61]ホスト10は、自分自身のネット
ワークテーブル10a を更新し、バックアップ用通信アダ
プタ12のものにする。すなわち(a|b:B)から(c|b:B)に
更新する。
【0094】[S62]ホスト10は、MAC アドレスが"
a" から"c" に更新されたことをホスト20に知らせるた
めに、下記のARP 応答メッセージを送信する。 " [b ][c ][B ][A ]" [S63]ARP 応答メッセージを受信した通信アダプタ
21はそれをホスト20に渡す。ホスト20はネットワークテ
ーブル20a を更新し、旧エントリ(b|a:A)を(b|c:A)に
書き替える。
【0095】[S64]ホスト10がホスト20宛の下記の
メッセージの送信を通信アダプタ12に依頼する。 " [B ][A ][データ]" [S65]この依頼に応答して、通信アダプタ12は下記
のメッセージをホストに送信する。
【0096】 " [b ][c ][B ][A ][データ]" 以上のように、現用通信アダプタ11に障害が発生した
時、ホスト10はバックアップ用通信アダプタ12に切り替
えると共に、ARP 応答を同報送信してネットワークテー
ブルを更新させる。これによってデータの送受信を中断
せずに続けることが可能となる。
【0097】また第1の実施の形態と同様に、ホスト10
は、このような通信アダプタの切替制御および切り替え
に伴うアドレス情報の更新制御のためのプログラムを備
えている。この制御プログラムは、コンピュータが読み
取ることのできる媒体によって配布される。
【0098】次に、図6を参照して、本発明の第3の実
施の形態の構成を示す。図6のシステムは、グローバル
サーバ40に同一の通信のネットワーク100 に複数の通信
アダプタ41ないし45を接続して負荷を分散させると同時
に、複数のバックアップ用装置を使用したホットスタン
バイシステムを実現したものである。例えば図6が示す
ように、通信アダプタ41ないし45にそれぞれMAC アドレ
スMACa、MACb、MACc、MACd、MACeを付与し、現用通信ア
ダプタの41、42、43にはIPアドレスIPA 、IPB 、IPC を
それぞれ設定する。他の通信アダプタの44、45はバック
アップ用である。
【0099】現用通信アダプタの41、42、43のいずれか
に障害が発生した場合、バックアップ用通信アダプタ4
4、45のいずれかを代替として割り当てる。図1(B)
のように通信アダプタがネットワーク層以下をサポート
している場合は、新しい通信アダプタにIPアドレスを設
定すると共に、ネットワークテーブルをクリアして、AR
P 要求を他のノードに送信する。これによって他のホス
トのネットワークテーブルが更新されるので、切り替え
た通信アダプタを使用して通信を即時に再開することが
可能となる。
【0100】また図1(C)のようにホストがネットワ
ーク層以上をサポートしている場合は、ホストが管理す
るネットワークテーブルをクリアして、ARP 応答を他の
ノードに送信する。これによって他のホストのネットワ
ークテーブルが更新されるので、切り替えた通信アダプ
タを使用して通信を即時に再開することが可能となる。
このような図6の構成は、高い通信性能を要求されると
ともに、高信頼性が必要なサーバ、いわゆるグローバル
サーバに適している。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信中の通信アダプタの障害を検知したときにその通信
アダプタを切り離すと共に、ネットワークテーブルをリ
セットあるいは更新し、ARP 要求あるいはARP 応答を送
信する。そして、これらのメッセージに含まれるアドレ
ス情報をネットワークテーブルに登録して通信を継続す
る。このため、TCP/IPプロトコルによる通信を切断する
ことなく予備の通信アダプタを使用して瞬時に切り替え
を完了し、通信を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】TCP/IPプロトコルと、それに対応する通信アダ
プタ階層構造を説明する図であり、(A)はTCP/IPプロ
トコルの階層構造をISO OSI 参照モデルと比較して説明
する図であり、(B)は本発明の第1の実施の形態のホ
ストと通信アダプタにおけるプロトコル制御の階層構造
を説明する図であり、(C)は本発明の第2の実施の形
態のホストと通信アダプタにおけるプロトコル制御の階
層構造を説明する図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作原理を説明す
るシーケンス図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の詳細な動作を説明
するシーケンス図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の動作原理を説明す
るシーケンス図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の詳細な動作を説明
するシーケンス図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図7】従来のホスト間通信システムの構成を示す図で
ある。
【図8】従来技術の通信アダプタの切り替えを説明する
シーケンス図である。
【符号の説明】
10、20 ホスト 11、12、21 通信アダプタ 100 ネットワーク

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のホストの通信機能が第1と第2の通
    信アダプタによって二重化され、第2のホストを含む複
    数のホスト間の通信をTCP/IPプロトコルを使用して行な
    うネットワークシステムで、第1の通信アダプタから第
    2の通信アダプタに切り替える切替方法において、 (a) 前記第1のホストが前記第1の通信アダプタの故障
    を検出した時に、前記第1の通信アダプタを切り離し、 (b) 前記第2の通信アダプタを活性化し、 (c) 前記第1のホストから前記第2のホストへの制御メ
    ッセージの送信を起動し、 (d) 前記第2の通信アダプタからARP 要求メッセージを
    同報送信し、 (f) 前記第2の通信アダプタが前記第2のホストから受
    信したARP 応答メッセージに含まれるアドレス情報に基
    づいて、前記制御メッセージを前記第2のホストに送信
    し、 (g) 前記制御メッセージに対する前記第2のホストから
    の応答メッセージを受信し、 (h) 前記応答メッセージの受信をもって、前記第1の通
    信アダプタから前記第2の通信アダプタへの切り替えが
    終了したと認識するようにした、 ことを特徴とする切替方法。
  2. 【請求項2】前記第1のホストはトランスポート層の通
    信プロトコルを制御し、前記第1と第2の通信アダプタ
    はインターネット層の通信プロトコルを制御することを
    特徴とする請求項1記載の切替方法。
  3. 【請求項3】前記ステップ(c) で送信起動される前記制
    御メッセージは、ICMPプロトコルのエコー要求メッセー
    ジであることを特徴とする請求項1記載の切替方法。
  4. 【請求項4】前記ステップ(b) は、前記第2の通信アダ
    プタのネットワークテーブルを初期化することを含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の切替方法。
  5. 【請求項5】第1のホストの通信機能が第1と第2の通
    信アダプタによって二重化され、第2のホストを含む複
    数のホスト間の通信をTCP/IPプロトコルを使用して行な
    うネットワークシステムで、前記第1の通信アダプタか
    ら前記第2の通信アダプタに切り替える切替方法におい
    て、 (a) 前記第1のホストが前記第1の通信アダプタの故障
    を検出した時に、前記第1の通信アダプタを切り離し、 (b) 前記第2の通信アダプタを活性化し、 (c) 前記第1のホストから前記第2の通信アダプタを経
    由して前記第2のホストにARP 応答メッセージを送信す
    る、 ことを特徴とする切替方法。
  6. 【請求項6】前記第1のホストはインターネット層の通
    信プロトコルを制御し、前記第1と第2の通信アダプタ
    はネットワークインタフェース層の通信プロトコルを制
    御することを特徴とする請求項5記載の切替方法。
  7. 【請求項7】前記ステップ(c) で送信起動されるARP 応
    答メッセージは、その送信元アドレスフィールドに前記
    第1のホストのIPアドレスと前記第2の通信アダプタの
    MACアドレスを含むことを特徴とする請求項5記載の切
    替方法。
  8. 【請求項8】第1のホストの通信機能が第1と第2の通
    信アダプタによって二重化され、第2のホストを含む複
    数のホスト間の通信をTCP/IPプロトコルを使用して行な
    うネットワークシステムで、ホストの通信アダプタを故
    障時に切り替える切替方式において、 (a) 前記第1の通信アダプタの故障を検出する故障検出
    手段と、 (b) 前記故障検出手段によって検出された故障に応答し
    て、前記第1の通信アダプタを切り離し、前記第2の通
    信アダプタを活性化する活性化手段と、 (c) 前記活性化手段によって活性化された前記第2の通
    信アダプタを経由し前記第1のホストから前記第2のホ
    ストへの制御メッセージの送信を起動する制御メッセー
    ジ送信手段と、 (d) 前記制御メッセージに対する前記第2のホストから
    の応答メッセージの受信をもって、前記第1の通信アダ
    プタから前記第2の通信アダプタへの切り替えが終了し
    たと認識する完了認識手段と、 を備えたことを特徴とする切替方式。
  9. 【請求項9】前記第2の通信アダプタは、 制御メッセージ送信手段による前記制御メッセージの送
    信要求に応答して、ARP 要求メッセージを同報送信する
    ARP 要求手段と、 前記第2のホストから受信したARP 応答メッセージに含
    まれるアドレス情報に基づいて、前記制御メッセージを
    前記第2のホストに送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とする請求項8記載の切替方式。
  10. 【請求項10】前記第1のホストはトランスポート層の
    通信プロトコルを制御し、前記第1と第2の通信アダプ
    タはインターネット層の通信プロトコルを制御すること
    を特徴とする請求項8記載の切替方式。
  11. 【請求項11】前記制御メッセージは、ICMPプロトコル
    のエコー要求メッセージであることを特徴とする請求項
    8記載の切替方式。
  12. 【請求項12】第1のホストの通信機能が第1と第2の
    通信アダプタによって二重化され、第2のホストを含む
    複数のホスト間の通信をTCP/IPプロトコルを使用して行
    なうネットワークシステムで、第1のホストの通信アダ
    プタを故障時に切り替える切替方式において、 (a) 前記第1の通信アダプタの故障を検出する故障検出
    手段と、 (b) 前記故障検出手段によって検出された故障に応答し
    て、前記第1の通信アダプタを切り離し、前記第2の通
    信アダプタを活性化する活性化手段と、 (c) 前記第1のホストから前記第2のホストへのARP 応
    答メッセージを、前記活性化手段によって活性化された
    前記第2の通信アダプタを経由して送信するARP メッセ
    ージ送信手段と、 を備えたことを特徴とする切替方式。
  13. 【請求項13】前記第1のホストはインターネット層の
    通信プロトコルを制御し、前記第1と第2の通信アダプ
    タはネットワークインタフェース層の通信プロトコルを
    制御することを特徴とする請求項12記載の切替方式。
  14. 【請求項14】前記ARP メッセージ送信手段が送信する
    前記ARP 応答メッセージは、その送信元アドレスフィー
    ルドに前記第1のホストのIPアドレスと前記第2の通信
    アダプタのMAC アドレスを含むことを特徴とする請求項
    12記載の切替方式。
  15. 【請求項15】前記第1のホストは、前記第1と第2の
    通信アダプタを含む3台以上の通信アダプタを有し、 前記第1の通信アダプタを含む2台以上を現用通信アダ
    プタとして使用し、 前記第2の通信アダプタを含む残りをバックアップ用通
    信アダプタとした、 ことを特徴とする請求項8または請求項12記載の通信
    アダプタの切替方式。
  16. 【請求項16】第1のホストの通信機能が第1と第2の
    通信アダプタによって二重化され、第2のホストを含む
    複数のホスト間の通信をTCP/IPプロトコルを使用して行
    なうネットワークシステムで、第1のホストが第1の通
    信アダプタから第2の通信アダプタへの切替えを制御す
    るためのプログラムを記録した媒体において、 (a) 前記第1の通信アダプタの故障を検出した時に、前
    記第1の通信アダプタを切り離し、 (b) 前記第2の通信アダプタを活性化すると共に、前記
    第2の通信アダプタ内のネットワークテーブルを初期化
    させ、 (c) 前記第2の通信アダプタにARP 要求メッセージを送
    信させるべく、前記第1のホストから前記第2のホスト
    への制御メッセージの送信を、前記第2の通信アダプタ
    に要求し、 (d) 前記ステップ(c) の結果として前記第2のホストに
    送信された前記制御メッセージに対する前記第2のホス
    トからの応答メッセージを受信し、 (e) 前記応答メッセージの受信をもって、前記第1の通
    信アダプタから前記第2の通信アダプタへの切り替えが
    終了したと認識する、 ことを第1のホストを構成するコンピュータに実行させ
    るためのプログラムを格納した記録媒体。
  17. 【請求項17】第1のホストの通信機能が第1と第2の
    通信アダプタによって二重化され、第2のホストを含む
    複数のホスト間の通信をTCP/IPプロトコルを使用して行
    なうネットワークシステムで、第1のホストが第1の通
    信アダプタから第2の通信アダプタへの切替えを制御す
    るためのプログラムを記録した媒体において、 (a) 前記第1の通信アダプタの故障を検出した時に、前
    記第1の通信アダプタを切り離し、 (b) 前記第2の通信アダプタを活性化すると共に、前記
    第1のホスト自身が有するネットワークテーブルを更新
    し、 (c) 活性化された前記第2の通信アダプタを経由して前
    記第2のホストにARP応答メッセージを送信する、こと
    を第1のホストを構成するコンピュータに実行させるた
    めのプログラムを格納した記録媒体。
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