JP2002111379A - アンテナ一体型無線送受信機 - Google Patents

アンテナ一体型無線送受信機

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JP2002111379A JP2000298805A JP2000298805A JP2002111379A JP 2002111379 A JP2002111379 A JP 2002111379A JP 2000298805 A JP2000298805 A JP 2000298805A JP 2000298805 A JP2000298805 A JP 2000298805A JP 2002111379 A JP2002111379 A JP 2002111379A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線送受信回路の高周波入出力端における出
力電力を測定できるアンテナ一体型の無線送受信機を提
供する。 【解決手段】 無線送受信回路12の高周波入出力端12a
に一端が接続される接続線14の他端を分岐点16とし、こ
の分岐点16に電気長が使用周波数における波長の1/2 と
なる物理長の接続線18を介して高周波コネクタ20を接続
すると共に、電気長が使用周波数における波長の1/4 と
なる物理長の接続線22を介してアンテナ26のアンテナ接
続点(高周波入出力端)24を接続する。そして、高周波
入出力端12a における出力電力を高周波コネクタ20側で
測定するとき、測定用治具100を使用してアンテナ接続
点24を接地し、アンテナ26を見かけ上分岐点16から切り
離す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波信号を送受
信するアンテナ一体型無線送受信機に関し、特に自動車
等の車載用移動局として使用されるアンテナ一体型の無
線送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ノンストップ料金自動収受(ETC :Elec
tric Toll Collection)システムでは、自動車と料金所
間で情報を授受するために、5.8GHz帯のマイクロ波を
利用した無線通信システムが用いられている。このシス
テムでは、ETC 移動局(以下、車載機という)がETC 基
地局から送信される信号に応答する形で料金所と通信を
開始し、料金所情報、固体識別情報、料金情報などの授
受を行っている。これにより、車載機を搭載した車両
は、料金所で一旦停止することなく料金決済を行うこと
ができるので交通渋滞の緩和が期待できる。
【0003】車載機は、一般に、アンテナ部、無線送受
信部、通信制御部、制御部、料金情報等を読み書きする
ICカード部、および運転者に料金表示や料金所進入レー
ン等を知らせるヒューマンインターフェース部から構成
されている。通信制御部は、相手側とデータ通信により
情報を授受するものであり、通信制御部から出力される
送信データは、無線送受信部およびアンテナ部を介して
5.8GHz帯のマイクロ波で相手側へ送信され、相手側か
らマイクロ波で送信されてきたデータは、アンテナ部お
よび無線送受信部により受信されて通信制御部に入力さ
れる。
【0004】この場合、車内では車載機を搭載できるス
ペースが限られているため、車載機をできるだけ小型に
することが求められる。そこで、従来、アンテナ部と無
線送受信部とを同一基板上に一体的に配置したアンテナ
一体型無線送受信装置を採用し、車載機の小型化を実現
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ETC の無線
特性に関する規格では、出力電力をアンテナから放射さ
れるアンテナ放射電力ではなく、無線送受信部の入出力
端で規定している。このため、従来のアンテナ一体型無
線送受信装置では、出力端選択回路と出力電力測定のた
めの高周波コネクタとを設け、通信時には、出力端選択
回路により無線送受信部の入出力端をアンテナ側に切り
替えて高周波信号を送受信し、出力電力測定時には、出
力端選択回路により無線送受信部の入出力端を高周波コ
ネクタ側に切り替えて出力電力を測定していた。
【0006】この場合、出力端選択回路は、マイクロ波
帯の高周波信号を切り替えるので、インピーダンス整合
や周波数特性などの電気的特性が重要となる。このた
め、出力端選択回路を機械的スイッチにより実現するこ
とは困難でり、半導体素子による切替回路を用いる必要
があった。しかし、半導体素子による切替回路は高価で
あるためコスト的に不利となる。さらに、実際には、ア
ンテナと高周波コネクタを切り替える頻度はそれほど高
くないため、出力端選択回路に高価な半導体素子切替回
路を用いることには問題があった。
【0007】アンテナと高周波コネクタの切替を、部品
の付け替え等により行うことも考えられるが、出力電力
の測定を行った後に部品を付け直すという作業が発生す
る。さらに、アンテナと無線送受信部を一体型で構成す
ると、一体型であるが故にアンテナ単体の特性を測定す
ることが困難であるという問題も生じていた。
【0008】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、出力端選択回路を設けることなく、また部品を付け
直すことなく出力電力やアンテナ単体の特性を測定でき
るアンテナ一体型の無線送受信機を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、同一基板上に、無線送受信回路と、アン
テナと、高周波コネクタとを設け、無線送受信回路に一
端が接続される第1の接続線と、第1の接続線の他端と
アンテナを接続する第2の接続線と、第1の接続線の他
端と高周波コネクタを接続する電気長が使用周波数にお
ける波長の1/2に等しい第3の接続線とを形成し、無線
送受信回路の特性測定時に、第2の接続線上における第
1の接続線の他端から電気長が使用周波数における波長
の1/4 となる位置を一時的に接地することを特徴とす
る。
【0010】また、本発明は、同一基板上に、無線送受
信回路と、アンテナと、高周波コネクタとを設け、無線
送受信回路に一端が接続される第1の接続線と、第1の
接続線の他端と前記アンテナを接続する第2の接続線
と、第1の接続線の他端と高周波コネクタを接続する電
気長が使用周波数における波長の1/2 に設定された第3
の接続線とを形成し、アンテナ別体型無線送受信機とし
て使用するとき、第2の接続線上における第1の接続線
の他端から電気長が使用周波数における波長の1/4 とな
る位置を半固定的または固定的に接地することを特徴と
する。
【0011】また、本発明は、同一基板上に、無線送受
信回路と、アンテナと、高周波コネクタとを設け、無線
送受信回路に一端が接続される第1の接続線と、第1の
接続線の他端とアンテナを接続する第2の接続線と、第
1の接続線の他端と高周波コネクタを接続する電気長が
使用周波数における波長の1/2 に設定された第3の接続
線とを形成し、アンテナの特性測定時に、第1の接続線
の他端から電気長が使用周波数における波長の1/4 とな
る位置を接地することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる無線送受信機の実施例を詳細に説明する。本発明に
よる第1の実施例は、たとえば5.8 GHz 帯の高周波信
号を送受信する無線送受信回路とアンテナを同一基板上
に搭載したアンテナ一体型の無線送受信機であり、図1
にその平面図を示す。なお、図1は概略図であり、実際
の寸法とは異なる(以下、第2の実施例乃至第5の実施
例における上面図、斜視図等も同様である)。
【0013】図1において、基板10は、たとえばガラス
エポキシ樹脂、フッ素樹脂、セラミック等の誘電体材料
からなる平板形状の基板であり、基板10上には無線送受
信回路12および高周波コネクタ20が配置され、接続線1
4、18、22、およびアンテナ26が形成されている。接続
線14、18、22は、それぞれ所定の特性インピーダンスを
有するマイクロストリップ線路であり、アンテナ26は、
本実施例では平面パッチ型のアンテナである。
【0014】無線送受信回路12の高周波入出力端12a は
接続線14の一端に接続され、接続線14の他端(分岐点1
6)は接続線18と接続線22の一端にそれぞれ接続され、
接続線18の他端は高周波コネクタ20の中心導体の先端
に、接続線22の他端はアンテナ26にそれぞれ接続されて
いる(以下、接続線22とアンテナ26の接続点をアンテナ
接続点24という)。ここで、接続線18の物理長は、その
電気長が使用周波数における波長の1/2 に等しくなるよ
うに設定され、接続線22の物理長は、その電気長が使用
周波数における波長の1/4 に等しくなるように設定され
ている。
【0015】このように構成された無線送受信機の動作
を図2の等価回路を参照して説明すると、通信時には、
無線送受信回路12は、たとえば5.8GHz帯の高周波信号
を高周波入出力12a から出力する。高周波入出力端12a
から出力された高周波信号は、接続線14を伝搬して分岐
点16へ向かう。分岐点16に到達した高周波信号は、接続
線18を伝搬して高周波コネクタ20へ向かうと共に接続線
22を伝搬してアンテナ26へ向かう。
【0016】しかし、通信時には、高周波コネクタ20が
使用されないので接続線18の他端は開放状態となってお
り、また、接続線18の物理長は、その電気長が使用周波
数における波長の1/2 のに等しくなるように設定されて
いるので、分岐点16と高周波コネクタ20間はオープンス
タブが形成されたと同じ状態となり、分岐点16から高周
波コネクタ20側を見たインピーダンスは非常に大きくな
る。一方、アンテナ26のインピーダンスは接続線22の特
性インピーダンスに整合しているので、高周波信号は、
アンテナ接続点24で反射することはない。したがって、
高周波入出力端12a から見た負荷は見かけ上アンテナ26
だけとなり、高周波入出力端12a から出力された高周波
信号の電力は、すべてアンテナ26に伝わり、アンテナ26
から放射される。
【0017】無線送受信回路12側の無線特性を測定する
時は、高周波コネクタ20に特性測定器が接続され、アン
テナ接続点24は測定用治具100 により接地される。図3
は平面パッチ型アンテナに適合した測定用治具100 の一
例であり、(a)は底面図、(b)は基板10に取り付けられた
場合の斜視図である。この測定用治具100 は、金属等の
導電性材料からなり、先端に平坦な接触面102aを有する
接地用突起部102 が中央に形成され、柱状の位置固定用
突起部104 が四隅に形成されている。接地用突起部102
は、測定用治具100 が基盤10に取り付けられたとき、そ
の接触面102aがアンテナ接続点24に接触すると共にグラ
ンドパターン28に最短距離でかつできるだけ広い面積で
接触する構造となっている。また、位置固定用突起部10
4 は、接地用突起部102 が基板10上のアンテナ接続点24
と正確に接触するように位置決めをする構造となってい
る。
【0018】このような測定用治具100 を図3(b) に示
すように基盤10に取り付けると、接地用突起部102 の接
触面102aがアンテナ接続点24に接触すると共にグランド
パターン28に接触する。これにより、アンテナ接続点24
は、測定用治具100 を介してグランドパターン28に接続
され、接地される。アンテナ接続点24が接地されると、
接続線22の物理長が、その電気長が使用周波数における
波長の1/4 に等しくなるように設定されているので、分
岐点16とアンテナ接続点24間にショートスタブが形成さ
れたのと同じ状態となり、分岐点16からアンテナ26側を
見たインピーダンスは非常に大きなものとなる。
【0019】一方、高周波コネクタ20に接続されている
特性測定器の入力インピーダンスは接続線18の特性イン
ピーダンスと整合しているので、高周波コネクタ20で反
射が起きることはない。したがって、無線送受信回路12
の高周波入出力端12a から見た負荷は見かけ上特性測定
器だけとなり、高周波入出力端12a から出力された高周
波信号の電力はすべて高周波コネクタ20に接続された特
性測定器に入力される。これにより、たとえば高周波入
出力端10a から出力される出力電力等をアンテナ26の影
響を受けることなく正確に測定することができる。
【0020】なお、本実施例では、接続線14の物理長を
その電気長が使用周波数における波長の1/4 に等しくな
るように設定しているが、接続線14の電気長が使用周波
数における波長の1/4 より長い場合には、接続線14上の
分岐点16から電気長が使用周波数における波長の1/4 と
なる位置に接地点を形成し、無線特性の測定時には、そ
の接地点を測定用治具で接地すればよい。また、無線送
受信回路12、高周波入出力端14、アンテナ26をすべて基
板10の同一面上に配置しているが、基板10の両面に適宜
分けて配置し、スルーホール等により接続するようにし
てもよい。
【0021】また、アンテナ26は、平面パッチ型アンテ
ナであるが他の型のアンテナでもよく、たとえば、部品
としての誘電体アンテナや別基板にプリントで形成され
た誘電体アンテナ等を基板10上に搭載する構造としても
本実施例と同様な効果が得られる。図4は、部品として
の誘電体アンテナ30を基板10上に搭載した無線送受信機
の実施例であり、(a) は上面図、(b) は斜視図である。
なお、図4において、図1の同一の構成要素には同一の
符号を付してあり、(b) の斜視図では、図面簡単化のた
め無線送受信回路12を省略している。
【0022】以上説明したように、第1の実施例によれ
ば、測定用治具100 によりアンテナ接続点24を接地して
アンテナ26を分岐点16から見かけ上切り離しているの
で、無線送受信回路12の無線特性、たとえば高周波入出
力端12a における出力電力を正確に測定できる。アンテ
ナを介さないで測定するので、電波暗室等の設備を用い
る必要がなくなる。また、無線送受信装置の設置位置や
設置角度の影響を受けないので、アンテナを介して無線
特性を測定する場合よりも安定でしかも精度の高い測定
値を得ることができる。さらに、高価な半導体素子の切
替回路を使用しないので、コストアップを回避すること
ができる。
【0023】本発明の第2の実施例は、図5に示すよう
に、図1に示す無線送受信機の接続線18にインピーダン
ス変換回路40を接続し、インピーダンス変換回路40によ
り接続線18と高周波コネクタ20に接続される特性測定器
間のインピーダンス整合を図るものである。その他の点
は、図1の無線送受信機と同じであり、図5では図1に
おける構成要素と同じものには同じ符号を付してある。
【0024】図5において、分岐点16には接続線18-1の
一端が接続され、接続線18-1の他端はインピーダンス変
換回路40に接続されている。さらに、インピーダンス変
換回路40には接続線18-2の一端が接続され、接続線18-2
の他端は高周波コネクタ20の中心導体に接続されてい
る。接続線18-1および接続線18-2は、基板10上に形成さ
れた所定の特性インピーダンスを有するマイクロストリ
ップ線路である。
【0025】インピーダンス変換回路40は、インピーダ
ンスを整合する回路であり、たとえばコイル、コンデン
サなどの部品で構成された回路でもよく、接続線パター
ンにより構成された回路でもよい。また、接続線18-1お
よび接続線18-2の物理長は、接続線18-1、18-2、および
インピーダンス変換回路40からなる伝送路が、電気長が
使用周波数における波長の1/2 に等しい伝送路となるよ
うに設定されている。なお、インピーダンス変換回路40
は、接続線18-2の他端と高周波コネクタ20の中心導体先
端の間に接続してもよい。
【0026】このように構成されたアンテナ一体型無線
送受信機の動作を、図6の等価回路を参照して説明する
と、分岐点16と高周波コネクタ20を接続する接続線18-
1、18-2、インピーダンス変換器40からなる伝送路、お
よび分岐点16とアンテナ接続点24を接続する接続線22
は、電気長がそれぞれ使用周波数における波長の1/2 、
1/4 に等しくなるように設定されているので、通信時、
特性測定時における無線送受信機の動作は、第1の実施
例の場合と同様となり、同様な効果が得られる。
【0027】しかし、たとえば、無線特性の測定時に高
周波コネクタ20に接続される特性測定器の入力インピー
ダンスと接続線18-2の特性インピーダンスとが異なる場
合、高周波コネクタ20と接続線18-2の接続点においてイ
ンピーダンス不整合が起こるので特性測定値に誤差が生
ずる。そこで、本実施例では、接続線18に挿入したイン
ピーダンス変換回路28により、高周波コネクタ20と接続
線18-2との接続点で反射が起きないようにインピーダン
ス変換を行う。これにより、入力インピーダンスが接続
線18-2の特性インピーダンスと異なる特性測定器も使用
することができる。
【0028】アンテナ26のインピーダンスと接続線22の
特性インピーダンスと異なる場合にも、アンテナ接続点
24で反射が起こるが、接続線22にインピーダンス変換回
路を挿入してインピーダンス整合を行うことによりアン
テナ接続点26での反射を無くすことができる。また、イ
ンピーダンス変換回路40を接続することにより、接続線
18-1、インピーダンス変換回路40および接続線18-2から
なる伝送路が、使用周波数における波長の1/2 の電気長
に等しいいう条件を満たすことを条件として、接続線18
-1、18-2の物理長を短くすることが可能となる。これに
より、省スペース化を実現することができる。接続線22
についても同様である。
【0029】以上説明したように、第2の実施例によれ
ば、分岐点16と高周波コネクタ20を接続する接続線18や
分岐点16とアンテナ接続点24を接続する接続線22にイン
ピーダンス変換回路を挿入することで、接続線の特性イ
ンピーダンスと異なるインピーダンスのアンテナ26や特
性測定器を使用することができる。したがって、高周波
コネクタ20やアンテナ26を幅広い選択肢の中から選択す
ることが可能となる。また、接続線にインピーダンス変
換回路を挿入することで、接続線の物理長を短縮するこ
とが可能となるので省スペース化を実現できる。
【0030】本発明の第3の実施例は、図7に示すよう
に、図1に示す第1の実施例の場合と同様にして、基板
10上に送受信回路12および高周波コネクタ20を配置し、
接続線14、18、22、およびアンテナ26を形成したアンテ
ナ一体型無線送受信機であるが、アンテナ単体の特性を
容易に測定できるように、接続線14上に接地点50を形成
した点に特徴がある。なお、図7(a) において、図1に
おける構成要素と同じものには同じ符号を付してあり、
(b) では図面の簡単化のため無線送受信回路12を省略し
ている。
【0031】本実施例では、無線送受信回路12の高周波
入出力端12a と分岐点16とを接続する接続線14上の、分
岐点16から電気長が使用周波数における波長の1/4 に等
しい物理長だけ離れた位置に接地点50を形成し、この接
地点50を測定用治具等により基板10上に形成されたグラ
ンドパターン52に接触させることができる構造となって
いる。グランドパターン52は、接続線14の電気的特性に
影響を及ぼさない範囲で、その一部が接地点50の近くに
形成されている。
【0032】このように構成された無線送受信機の動作
を図7を参照して説明すると、通信時および装置特性の
測定時における動作は、第1の実施例の場合と同様であ
る。しかし、アンテナ26の特性、たとえば指向性特性を
測定する場合には、測定用治具200 を基板10に取り付
け、基板10上の接地点50を測定用治具200 によりグラン
ドパターン52に接続し、接地する。なお、測定用治具20
0 は、測定時に接地点50をグランドパターン52に接続で
きる位置に一時保持されればよく、その形状・構造の如
何を問わない。一方、高周波コネクタ20にはアンテナ26
の指向性特性を測定するための試験用信号源が接続され
る。
【0033】試験用信号源から出力された高周波信号
は、接続線18を伝搬して分岐点16に到達する。この場
合、測定用治具200 により接地点50が接地されており、
分岐点16から接地点50までの接続線14の物理長は、その
電気長が使用周波数における波長の1/4 に等しくなるよ
うに設定されているので、分岐点16から無線送受信回路
12の高周波入出力端12a 側を見たインピーダンスが非常
に大きくなり、高周波コネクタ20から見た負荷は見かけ
上アンテナ26だけとなる。したがって、試験用信号源か
ら出力された高周波信号の電力はすべてアンテナ26に入
力されるので、アンテナ26の指向性特性を無線送受信回
路12の影響を受けることなく測定することができる。
【0034】従来のアンテナ一体型無線送受信装置で
は、無線送受信回路とアンテナとが接続線で固定的に接
続され、かつ試験用信号源を接続する高周波コネクタを
備えていなかったので、アンテナ単体の特性を測定する
ことが困難であり、アンテナを評価することができなか
った。しかし、本実施例によれば、接地点50を接地する
だけで、無線送受信回路12の影響を受けることなくアン
テナ単体の特性を測定することができる。
【0035】本発明の第4の実施例は、図8に示すよう
に、図1に示す第1の実施例の場合と同様にして、基板
10上に送受信回路12および高周波コネクタ20を配置し、
接続線14、18、22、およびアンテナ26を形成したアンテ
ナ一体型無線送受信機であるが、アンテナと無線送受信
回路とを分離したアンテナ別体型無線送受信機に容易に
転用できる点に特徴がある。なお、図8において、図1
における構成要素と同じものには同じ符号を付してあ
る。
【0036】本実施例では、このような特徴を実現する
ために、分岐点16とアンテナ26を接続する接続線22上
の、分岐点16から電気長が使用周波数における波長の1/
4 となる物理長だけ離れた位置に接地点60を形成し、こ
の接地点60を基板10上に形成されたグランドパターン62
に接続できる構造となっている。具体的には、図8に示
すように、グランドパターン62上の接地点60から至近距
離にある位置に、導電性材質からなるネジ64をはめ込む
ためのネジ穴66(図示せず)が形成されている。なお、
グランドパターン62は、接続線22の電気的特性に影響を
及ぼさない範囲で、接地点60の近くに形成される。
【0037】このようなアンテナ一体型無線送受信機の
動作は、図1の無線送受信機と同様であり、同様な効果
が得られる。この無線送受信機をアンテナ別体型に転用
する場合、ネジ64を、接地点60とグランドパターン62と
に同時に接触する形状を有する導電性材料からなるワッ
シャー68の穴を通してネジ穴66にはめ込み、ワッシャー
68をグランドパターン62上に固定する。これにより、接
地点60はワッシャー68によりグランドパターン62に接続
され、接地される。
【0038】一方、接続線22の分岐点16と接地点60間の
物理長は、その電気長が使用周波数における波長の1/4
に等しくなるように設定されている。したがって、接地
点60が接地されると分岐点16からアンテナ26側を見たイ
ンピーダンスは非常に大きくなり、無線送受信回路12の
高周波入出力12a から見た負荷は、見かけ上高周波コネ
クタ20に接続される負荷のみとなる。よって、高周波コ
ネクタ20にアンテナを接続することにより、アンテナ一
体型無線送受信機をアンテナ別体型無線送受信機として
使用することができる。なお、ネジ64をネジ穴66から抜
き取り、ワッシャー68を取り外すことにより、アンテナ
一体型無線送受信機に戻すことができる。
【0039】以上説明したように、第4の実施例によれ
ば、ワッシャー68をネジ64によりグランドパターン62上
に固定して接地点60を接地し、無線送受信回路12の負荷
を見かけ上高周波コネクタ20に接続される負荷のみとす
ることができるので、高周波コネクタ20側に設けられた
アンテナとを半固定的に選択することができ、アンテナ
一体型無線送受信機をアンテナ別型無線送受信機に容易
に転用することができ、また、転用したアンテナ別型無
線送受信機を容易にアンテナ一体型無線送受信機に戻す
ことができる。また、アンテナ一体型無線送受信機をア
ンテナ別型無線送受信機に転用できるので、装置設計は
一種類でよく、製造コストを低減することができる。
【0040】本発明の第5の実施例は、図9に示すよう
に、図1に示す第1の実施例の場合と同様にして、基板
10上に送受信回路12および高周波コネクタ20を配置し、
接続線14、18、22、およびアンテナ26を形成したアンテ
ナ一体型無線送受信機であるが、第4の実施例と同様
に、アンテナ別体型無線送受信機に容易に転用できる点
に特徴がある。なお、図9において、図1における構成
要素と同じものには同じ符号を付してある。
【0041】本実施例では、このような特徴を実現する
ために、分岐点16とアンテナ26とを接続する接続線22上
の、分岐点16から電気長が使用周波数における波長の1/
4 となる物理長だけ離れた位置に接地点70を形成し、こ
の接地点70を基板10上に形成されたグランドパターン72
に接続できる構造となっている。なお、グランドパター
ン72は、接続線22の電気的特性に影響を及ぼさない範囲
で、接地点70の近くに形成される。
【0042】このようなアンテナ一体型の無線送受信機
の動作は、図1の無線送受信機と同様であり、同様な効
果が得られる。この無線送受信機をアンテナ別体型とし
て使用する場合、図9に示すように、導電性のジャンパ
ー線74を半田付け等により接地点70とグランドパターン
72とに接続する。これにより、接地点70は接地される。
一方、接続線22の分岐点16と接地点70間の物理長は、そ
の電気長が使用周波数における波長の1/4 に等しくなる
ように設定されている。
【0043】したがって、分岐点16からアンテナ26側を
見たインピーダンスは非常に大きくなり、無線送受信回
路12の高周波入出力12a から見た負荷は、見かけ上高周
波コネクタ20に接続される負荷のみとなる。よって、高
周波コネクタ20にアンテナを接続すれば、アンテナ別体
型無線送受信機として使用することができる。なお、ア
ンテナ26が別部品や別基板による誘電体アンテナである
場合には、アンテナ26を未実装にしてもよい。
【0044】以上説明したように、第5の実施例によれ
ば、ジャンパー線74により接地点70を接地し、無線送受
信回路12の負荷を見かけ上高周波コネクタ20に接続され
る負荷のみとすることができるので、高周波コネクタ20
側に設けたアンテナを固定的に選択することができ、ア
ンテナ別型無線送受信機として使用することができる。
したがって、設計はアンテナ一体型無線送受信機一種類
でよく、製造コストを低減することができる。
【0045】
【発明の効果】このように本発明によれば、無線送受信
回路につながる分岐点と高周波コネクタおよびアンテナ
を、電気長がそれぞれ使用周波数における波長の1/4 、
1/2 に等しい物理長の接続線で接続し、特性測定時に測
定用治具によりアンテナ接続点を接地するので、無線送
受信回路の出力電力をアンテナの影響を受けることなく
正確に測定できる。この場合、各接続線にインピーダン
ス変換回路を設け、アンテナや高周波コネクタに接続さ
れる測定器と接続線とのインピーダンス整合を図ること
により、アンテナや測定器の選択肢の幅を広げることが
できる。
【0046】また、分岐点と無線送受信回路を接続する
接続線上の、分岐点から電気長が使用周波数における波
長の1/4 に等しい物理長だけ離れた位置に設けた接地点
を接地することにより、無線送受信回路の影響を受ける
ことなくアンテナ単体の特性を測定することができる。
【0047】さらに、分岐点とアンテナとを接続する接
続線上の、分岐点から電気長が使用周波数における波長
の1/4 に等しい物理長だけ離れた位置に設けた接地点を
半固定的にまたは固定的に接地することにより、アンテ
ナ一体型無線送受信機をアンテナ別型無線送受信機に容
易に転用することができる。したがって、装置設計は一
種類でよいので製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線送受信機の第1の実施例を示
す平面図である。
【図2】図1に示す無線送受信機の等価回路図である。
【図3】図1に示す無線送受信機の特性測定時に使用す
る測定用治具を示す図であり、(a) は底面図、(b) は基
板に取り付けられたときの斜視図である。
【図4】部品としての誘電体アンテナを使用した場合の
無線送受信機の実施例を示す図であり、(a) は平面図、
(b) は測定用治具が取り付けられたときの斜視図であ
る。
【図5】本発明による無線送受信機の第2の実施例を示
す平面図である。
【図6】図5に示す無線送受信機の等価回路図である。
【図7】本発明による無線送受信機の第3の実施例を示
す図であり、(a) は平面図、(b) は測定用治具が取り付
けられたときの斜視図である。
【図8】本発明による無線送受信機の第4の実施例を示
す平面図である。
【図9】本発明による無線送受信機の第5の実施例を示
す平面図である。
【符号の説明】
10 基板 12 無線送受信回路 20 高周波コネクタ 26 アンテナ 14、18、22 接続線 100 測定用治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤堀 博次 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA01 AB06 CA04 CA06 FA00 HA10 JA10 5K011 AA06 AA10 DA25 JA01 LA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一基板上に、無線送受信回路と、アン
    テナと、高周波コネクタとを設け、前記無線送受信回路
    に一端が接続される第1の接続線と、該第1の接続線の
    他端と前記アンテナを接続する第2の接続線と、前記第
    1の接続線の他端と前記高周波コネクタを接続する電気
    長が使用周波数における波長の1/2 に等しい第3の接続
    線とを形成し、前記無線送受信回路の特性測定時に、前
    記第2の接続線上における前記第1の接続線の他端から
    電気長が使用周波数における波長の1/4 となる位置を一
    時的に接地することを特徴とするアンテナ一体型無線送
    受信機。
  2. 【請求項2】 同一基板上に、無線送受信回路と、アン
    テナと、高周波コネクタとを設け、前記無線送受信回路
    に一端が接続される第1の接続線と、該第1の接続線の
    他端と前記アンテナを接続する第2の接続線と、前記第
    1の接続線の他端と前記高周波コネクタを接続する電気
    長が使用周波数における波長の1/2 に設定された第3の
    接続線とを形成し、アンテナ別体型無線送受信機として
    使用するとき、前記第2の接続線上における前記第1の
    接続線の他端から電気長が使用周波数における波長の1/
    4 となる位置を半固定的または固定的に接地することを
    特徴とするアンテナ一体型無線送受信機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のアンテナ一体
    型無線送受信機において、前記第2の接続線または/お
    よび第3の接続線にインピーダンス変換回路を挿入した
    ことを特徴とするアンテナ一体型無線送受信機。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のアンテナ一体
    型無線送受信機において、前記第2の接続線は、電気長
    が使用周波数における波長の1/2 であることを特徴とす
    るアンテナ一体型無線送受信機。
  5. 【請求項5】 同一基板上に、無線送受信回路と、アン
    テナと、高周波コネクタとを設け、前記無線送受信回路
    に一端が接続される第1の接続線と、該第1の接続線の
    他端と前記アンテナを接続する第2の接続線と、前記第
    1の接続線の他端と前記高周波コネクタを接続する電気
    長が使用周波数における波長の1/2 に設定された第3の
    接続線とを形成し、前記アンテナの特性測定時に、前記
    第1の接続線の他端から電気長が使用周波数における波
    長の1/4 となる位置を接地することを特徴とするアンテ
    ナ一体型無線送受信機。
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