JP4367218B2 - 伝送線路変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロ波又はミリ波等の通信装置に用いるのに適し、マイクロストリップ伝送線路からコプレーナストリップ伝送線路への変換、又は、コプレーナストリップ伝送線路用導体からマイクロストリップ伝送線路への変換を可能にする伝送線路変換装置に関する。
平面アンテナをマイクロ波、ミリ波の通信に用いるのに際し、平面アンテナに信号を給電し、又は、平面アンテナで受信した信号を伝送するための伝送線路として、コプレーナストリップ伝送線路が一般的に用いられている。
従来用いられていたマイクロストリップ伝送線路からスロット伝送線路への変換を可能にする伝送線路変換装置を図12に示す。図12に示す伝送線路変換装置では、第1の誘電体基板1の一方の面上に第1のグランド導体11とスロット5とが設けられ、第1の誘電体基板1側の、第2の誘電体基板2の面上に電磁結合用導体10が設けられている。電磁結合用導体10がビアホール15により信号導体8に接続されており、信号導体8は同軸ケーブル16の中心導体18に接続されており、同軸ケーブル16の外側導体19は第2のグランド導体12に接続されている。
図12において、7は気体層等の誘電体層である。図12に示す伝送線路変換装置について、特に特許文献は見当たらない。図12に示す伝送線路変換装置では、マイクロストリップ伝送線路からコプレーナストリップ伝送線路への変換はできなかった。
本発明は、従来技術の有する前述の欠点を解消し、従来知られていなかった伝送線路変換装置の提供を目的とする。
本発明は、第1の誘電体基板と、第1の誘電体基板に離間した第2の誘電体基板と、第1の誘電体基板と第2の誘電体基板との間に設けられている誘電体層とを備えた伝送線路変換装置であって、
第1の誘電体基板の、該誘電体層の側の面には第1のグランド導体が設けられており、第1のグランド導体には第1のスロットが設けられており、
さらに、第1の誘電体基板には、一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体と、該一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体に囲まれている第2のスロットとが設けられており、第1のスロットと第2のスロットとが接続されて1本のスロットになるように、第1のグランド導体に一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体が接続されるように配設されており、
第2の誘電体基板の該誘電体層側の面を第2の誘電体基板対向面といい、第2の誘電体基板の、該誘電体層側とは反対側の面を第2の誘電体基板非対向面というとき、
第2の誘電体基板には、第1のスロット及び第2のスロットの少なくとも一方と立体交差するように電磁結合用導体が設けられて、第1のスロットと該電磁結合用導体とがこの立体交差により電磁結合されており、
該電磁結合用導体は、第2の誘電体基板非対向面に設けられている信号導体に接続されており、
該信号導体が設けられている第2の誘電体基板非対向面の領域に対向する第2の誘電体基板対向面の領域の一部又は全部には、第2のグランド導体が設けられており、
前記第1のスロットは、前記第2のスロットとは反対側に短絡端を有しており、
前記第1のグランド導体と前記第1のスロットとで構成される伝送線路をスロット伝送線路といい、
第1のスロット及び第2のスロットの少なくとも一方と電磁結合用導体とが立体的に重なり合う立体交差領域の、電磁結合用導体の中心と、第1のスロットと前記第2のスロットの接続箇所との距離をLとし、
前記第1の誘電体基板の比誘電率をεr1とし、前記誘電体層の比誘電率をεr3とし、λを真空中の信号の波長とし、Kgsを該スロット伝送線路を信号が伝播する際の波長短縮率とし、λgs=Kgs・λであるとき、
が(−0.11)・(λgs/4)〜(3/4)・(λgs/4)であることを特徴とする伝送線路変換装置を提供する。

本発明では、上記した構成により、マイクロストリップ伝送線路とコプレーナストリップ伝送線路との伝送線路変換及びインピーダンスマッチングが可能になり、さらに、簡易な構造で、安価に伝送線路変換装置を製作できるという効果も認められる。
本発明の伝送線路変換装置を自動車の前部窓ガラス板又は後部窓ガラス板等に設けられている平面アンテナの伝送線路として用いることで、高周波アンテナ装置を効率よく生産することができる。特に、SDARS(Satellite Digital Audio Radio System(2.6GHz前後)),GPS(Global Positioning System),VICS(Vehicle Information and Communication System)、ETC(Electronic Toll Collection System)及びDSRC(Dedicated Short Range Communication)システム等に好適な高周波アンテナ装置を製作できる。
以下、本発明のアンテナ装置を添付の図面に示される好適実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の伝送線路変換装置の一実施形態である実施態様(1−1)を示す模式図であり、図2は、図1に示す伝送線路変換装置の電磁結合部分を拡大して示す平面図である。また、図3は図1に示す伝送線路変換装置の寸法を変化させた実施態様(1−2)を示す模式図であり、図4は、実施態様(1−2)の電磁結合部分を拡大して示す平面図である。さらに、図5は図1に示す伝送線路変換装置の形状及び寸法を変化させた実施態様(1−3)を示す模式図であり、図6は、実施態様(1−3)の電磁結合部分を拡大して示す平面図である。以下の説明において、特記しない場合には、方向は図面上での方向をいうものとする。また、実施態様(1−1)、(1−2)及び(1−3)をまとめて実施態様(1−1〜3)と表現する。
図1,2,3,4,5,6において、1は第1の誘電体基板、2は第2の誘電体基板、3a,3bは一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体、4は第1のスロット、4aは第1のスロット4の短絡端、5は第2のスロット、6は第1のスロット4と第2のスロット5との接続箇所、7は誘電体層、8は信号導体、9は接続部、10は電磁結合用導体、10aは電磁結合用導体10の、信号導体8とは反対側の開放端、11は第1のグランド導体、11aは第1のグランド導体11の信号導体8側周縁であって、第1のスロット4に平行又は略平行である周縁、12は第2のグランド導体、15はビアホールである。
また、図1,2,3,4,5,6において、13は第1のスロット4及び第2のスロット5の少なくとも一方と電磁結合用導体10とが立体的に重なり合う立体交差領域の、電磁結合用導体10の中心(電磁結合用導体10と第1のスロット4とが立体交差する場合にはこの立体交差の交差点、又は、電磁結合用導体10と第2のスロット5とが立体交差する場合にはこの立体交差の交差点)である。ここで、第1のスロット4及び第2のスロット5の少なくとも一方と電磁結合用導体10とが立体交差する箇所の電磁結合用導体10の幅をDとするとき、第1のスロット4及び第2のスロット5の伸長の方向の上記立体交差領域の幅は、幅D又はほぼ幅Dに一致する。
また、図1,2,3,4,5,6において、Lは中心13と接続箇所6との距離、Lは中心13と開放端10aとの距離(後述する第2のマイクロストリップ伝送線路のアーム長(電磁結合用導体10のアーム長))、Lは中心13と短絡端4aとの距離(第1のスロット4のアーム長)、Lはビアホール15近傍において、第1のグランド導体11と第2のグランド導体12とが立体的に重なっている部分での第2のグランド導体12の、信号導体8の伸長方向における長さ、Lは周縁11aと第1のスロット4の中心との最短距離、Lは周縁11aの近傍における、第1のグランド導体の部分のうち、第2のグランド導体12と立体的に重なり部分の幅、Wはコプレーナストリップ伝送線路用導体3bの幅、Wは第2のスロット5の幅、Wは第1のスロット4の幅である。なお、図1,2に示す例では、コプレーナストリップ伝送線路用導体3aの幅はWと同一である。
実施態様(1−1〜3)では、第1の誘電体基板1と、第1の誘電体基板1に離間した第2の誘電体基板2と、第1の誘電体基板1と第2の誘電体基板2との間に設けられている誘電体層7とを備えている。
第1の誘電体基板1の、誘電体層7の側の面には第1のグランド導体11が設けられており、第1のグランド導体11には第1のスロット4が設けられている。第1の誘電体基板1には、一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体3a,3bと、一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体3a,3bに囲まれている第2のスロット5とが設けられている。
第1のスロット4と第2のスロット5とが接続されて1本のスロットになるように、第1のグランド導体11に一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体3a,3bが接続されるように配設されている。ここで、スロットについて説明する。第1の誘電体基板1の上に導体が設けられていない細長い領域がスロットである。スロットは、通常、第1の誘電体基板1の材質が剥き出しになって露出しているが、これに限定されず、スロットの上に絶縁物質が設けられていてもよい。
第1の誘電体基板1には、一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体3a,3bと、一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体3a,3bに囲まれている第2のスロット5とが設けられており、第1のスロット4と第2のスロット5とが接続されて1本のスロットになるように、第1のグランド導体11に一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体3a,3bが接続されて配設されている。
以後の説明において、第2の誘電体基板2の誘電体層7側の面を第2の誘電体基板対向面といい、第2の誘電体基板2の、誘電体層7側とは反対側の面を第2の誘電体基板非対向面という。
第2の誘電体基板対向面には、第1のスロット4と立体交差するように電磁結合用導体10が設けられて、この立体交差により第1のスロット4と電磁結合用導体10とが電磁結合されている。
電磁結合用導体10の一端は開放端10aであり、電磁結合用導体10の他端又は該他端近傍部分は、第2の誘電体基板非対向面に設けられている信号導体8に接続されている。実施態様(1−1〜3)では、電磁結合用導体10と信号導体8との接続は、第2の誘電体基板2に設けられているビアホール9によって行なわれている。しかし、これに限定されず、第2の誘電体基板2に設けられているスルーホール、導体線及び導電性の板状体等を介して半田又は導体性接着剤等を用いて接続してもよい。
信号導体8が設けられている第2の誘電体基板非対向面の領域に対向する第2の誘電体基板対向面の領域には、第2のグランド導体12が設けられている。図1,2に示す例では、信号導体8が設けられている第2の誘電体基板非対向面の領域に対向する第2の誘電体基板対向面の全領域に、第2のグランド導体12が設けられている。しかし、これに限定されず、信号導体8が設けられている第2の誘電体基板非対向面の領域に対向する第2の誘電体基板対向面の一部の領域に第2のグランド導体12が設けられていても使用できる。なお、信号導体8が設けられている第2の誘電体基板非対向面の領域に対向する第2の誘電体基板対向面の領域以外の領域に第2のグランド導体12が設けられていてもよい。
実施態様(1−1〜3)とは別の実施形態(不図示、実施態様(2))について説明する。実施態様(1−1〜3)では、電磁結合用導体10を第2の誘電体基板対向面に設けたが、この別の実施形態では、電磁結合用導体10を第2の誘電体基板非対向面に設け、信号導体8に接続させた。その他の点については、実施態様(1−1〜3)と同様である。すなわち、この別の実施形態においても、第1のスロット4と立体交差するように電磁結合用導体が設けられて、この立体交差により第1のスロットと該電磁結合用導体とが電磁結合される。なお、第2の誘電体基板2が多層基板の場合には、電磁結合用導体が第2の誘電体基板2内部のどの層に設けられていてもよい。また、第2の誘電体基板2が単層基板である場合であっても、第2の誘電体基板2の単層内部に電磁結合用導体が設けられていてもよい。
実施態様(1−1〜3)では、信号導体8と第2のグランド導体12とで第1のマイクロストリップ伝送線路を構成し、電磁結合用導体10と第1のグランド導体11とで第2のマイクロストリップ伝送線路を構成しており、この場合の第2のマイクロストリップ伝送線路はインバーテッドマイクロストリップ伝送線路である。電磁結合用導体10が第2のマイクロストリップ伝送線路の信号導体として機能する。また、一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体3a,3bと第2のスロット5とでコプレーナストリップ伝送線路を構成する。
ここで、インバーテッドマイクロストリップ伝送線路とは、誘電体基板に設けられている信号導体と、この誘電体基板に設けられていないグランド導体とを備えている伝送線路であって、この誘電体基板の、このグランド導体側の面上に上記信号導体が設けられている伝送線路をいう。なお、第1のスロット部4からインバーテッドマイクロストリップ伝送線路側に信号を伝送する場合、第1のスロット部4で磁界が励起され、この励起した磁界によって電磁結合用信号導体10に電流が誘導されて信号が伝送される。
実施態様(2)では、第2のグランド導体12に対向する第2の誘電体基板非対向面に設けられている信号導体8と、第2のグランド導体12とで、第1のマイクロストリップ伝送線路を構成し、電磁結合用導体と、第1のグランド導体11とで、第2のマイクロストリップ伝送線路を構成しており、この場合の第2のマイクロストリップ伝送線路はサスペンデッドマイクロストリップ伝送線路である。一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体3a,3bと第2のスロット5とでコプレーナストリップ伝送線路を構成する。
ここで、サスペンデッドマイクロストリップ伝送線路とは、誘電体基板に設けられている信号導体と、この誘電体基板に設けられていないグランド導体とを備えている伝送線路であって、この誘電体基板の、このグランド導体とは反対側の面上に上記信号導体が設けられている伝送線路をいい、同じ誘電体基板に信号導体とグランド導体とが設けられているマイクロストリップ伝送線路とは異なる構造を有する伝送線路である。
ここで、前述したとおり、実施態様(1−1〜3)、及び、実施態様(2)では、第1のスロット4と立体交差するように電磁結合用導体10が設けられていて、この立体交差により第1のスロット4と電磁結合用導体10とが電磁結合されていた。しかし、これに限定されず、電磁結合用導体10が接続箇所6に立体的に重なるように立体的に配設され、その結果、第1のスロット4及び第2のスロット5の両方と電磁結合用導体10とが立体交差し、この立体交差により第1のスロット4と電磁結合用導体10とが電磁結合されていても使用できる。さらに、接続箇所6付近の第2のスロット5の部分と電磁結合用導体10とが立体交差するように電磁結合用導体10が設けられて、第1のスロット4と電磁結合用導体10とがこの立体交差により電磁結合されていても使用できる。
図1,2に示す例、及び、前記図1,2に示す例とは別の実施形態において、電磁結合用導体と第1のスロット4との交差角は30〜150°が好ましい。挿入損失を少なくさせるためである。この交差角のより好ましい範囲は60〜120°であり、特に好ましい範囲は80〜100°である。
第1のスロット4と第2のスロット5とが成す角は、150〜210°、特には170〜190°が好ましい。挿入損失を向上させるためである。
図1,2に示す例では、第1のグランド導体11の形状は長方形又は略長方形であり、第2のグランド導体12の形状も長方形又は略長方形である。しかし、これに限定されず、第1のグランド導体11の形状又は第2のグランド導体12の形状は長方形又は略長方形でなくても使用できる。
第1のグランド導体11の面積は100〜10000mm、特には500〜6000mmが好ましい。第1のグランド導体11の面積が100mm以上であると挿入損失が向上し、好ましい。また、第1のグランド導体11の面積が10000mm以下であるとコンパクト化が図れ好ましい。
第2のグランド導体12の面積は100〜5000mm、特には200〜1600mmが好ましい。第2のグランド導体12の面積が100mm以上であると挿入損失が向上し、好ましい。また、第2のグランド導体12の面積が5000mm以下であるとコンパクト化が図れ好ましい。
第2のマイクロストリップ伝送線路を伝播する信号の波長をλgms2とする場合には、アーム長Lが(0.01〜2.0)・(λgms2/4)であることが好ましい。アーム長Lが0.01・(λgms2/4)以上であると、広帯域化が図られ好ましく、アーム長Lが2.0・(λgms2/4)以下であると、コンパクト化が図られ、好ましい。ここで、λを真空中の信号の波長、Kms2を第2のマイクロストリップ伝送線路を信号が伝播する際の波長短縮率とすると、λgms2=Kms2・λである。
第2の誘電体基板2の比誘電率をεr2とし、誘電体層7の比誘電率をεr3とする場合には計算すると、Kms2が採り得る値は、表1に示すεr2の範囲に対して近似的に以下の表1に示す値になる。
Figure 0004367218
第1のスロットを伝播する信号の波長をλgsとする場合には、アーム長Lが、(0.01〜2.0)・(λgs/4)であることが好ましい。アーム長Lが0.01・(λgs/4)以上であると、広帯域化が図られ好ましく、アーム長Lが2.0・(λgs/4)以下であると、コンパクト化が図られ好ましい。
ここで、Kgsをスロット伝送線路を信号が伝播する際の波長短縮率とすると、λgs=Kgs・λである。第1の誘電体基板1の比誘電率をεr1とする場合には計算すると、Kgsが採り得る値は、表2に示すεr1の範囲に対して近似的に表2に示す値になる。
Figure 0004367218
本発明では、第2のマイクロストリップ伝送線路の特性インピーダンスと、コプレーナストリップ伝送線路の特性インピーダンスとが異なっていても、第1のマイクロストリップ伝送線路の特性インピーダンスと、コプレーナストリップ伝送線路の特性インピーダンスとを整合(マッチング)させることができる。
本発明において、第2のマイクロストリップ伝送線路の特性インピーダンスをZとし、コプレーナストリップ伝送線路の特性インピーダンスをZとするとき、Zは(1.0〜8.0)・Zが好ましい。ZがZ以上ではマイクロストリップ伝送線路とコプレーナストリップ伝送線路とのインピーダンスマッチングが良好となり好ましい。また、Zが8.0・Z以下では、Zが大きくなり過ぎず、インピーダンスマッチングできる帯域幅が広くなり好ましい。より好ましい範囲は、Zが(1.1〜6.0)・Zである。
本発明において、Lが(−0.11)・(λgs/4)〜(3/4)・(λgs/4)であることが好ましい。Lがこの範囲内である場合にはこの範囲外である場合と比較して挿入損失が大きくならず、好ましい。ここで、接続箇所6が第1のスロット4と電磁結合用導体10との立体交差の交差点より短絡端4a側に配設されている場合(実施態様(1−2))ではLは負の値をとり、接続箇所6が第1のスロット4と電磁結合用導体10との立体交差の交差点より短絡端4a側とは反対側に配設されている場合にはLは正の値をとるものとする。Lのより好ましい範囲は、(−0.05)・(λgs/4)〜(1/2)・(λgs/4)である。なお、距離Lが負の数となる場合には、図2において、中心13が接続箇所6より右側に配されるように電磁結合用導体10が配設される。したがって、実施態様(1−1)では、電磁結合用導体10が第1のスロット4とのみ立体交差している。しかし、電磁結合用導体10が、第1のスロット4と第2のスロット5の両方と立体交差していても使用できる。さらに、電磁結合用導体10が第2のスロット5のみと立体交差していても使用できる。
本発明において、最短距離Lが{0.14〜3.2}・(λgs/4)であることが好ましい。この範囲内である場合にはこの範囲外である場合と比較して挿入損失が大きくならず、好ましい。最短距離Lのより好ましい範囲は、{0.2〜3.0}・(λgs/4)であり、最短距離Lの特に好ましい範囲は、{0.05〜2.5}・(λgs/4)である。
本発明において、幅Lが{0.25〜1.80}・(λgms2/4)であることが好ましい。この範囲内である場合にはこの範囲外である場合と比較して挿入損失が大きくならず、好ましい。最短距離Lのより好ましい範囲は、{0.38〜1.67}・(λgms2/4)である。この場合、第2のグランド導体12の周縁が直線的でない等の理由のため、幅Lが変化する場合には、Lは変化している値の平均値を用いることとする。
第1の誘電体基板1の厚さは電磁結合と直接関わりがないため、特に限定されない。例えば、第1の誘電体基板1として、自動車の窓ガラス板を用いる場合には、通常の自動車用窓ガラス板のように厚さが2.0〜6.0mmで比誘電率が5.0〜9.0のガラス板を用いることが好ましい。
第1の誘電体基板1として、自動車の窓ガラス板を用いる場合には、第1のグランド導体11の周縁が車体開口縁から1mm以上離間していることが好ましい。しかし、これに限定されず、第1のグランド導体11の周縁が車体開口縁に接続されていても使用できる。ここで、車体開口縁とは窓ガラス板がはめ込まれる車体の開口部の周縁であって車体アースとなるべきものをいい、例えば、金属等の導電性材料で構成されている。
誘電体層7は、第1の誘電体基板1と第2の誘電体基板2との間に介在し、絶縁性を有することが好ましい。誘電体層7としては、通常、絶縁性を有する接着剤、充填材等の合成樹脂等を含む誘電体の組成物又はセラミックスが用いられ、さらに、気体層も用いることができる。しかし、これに限定されず、誘電物質であればどのようなものでも使用できる。
絶縁性を有する接着剤としては、例えば、エポキシ樹脂等を含有する接着剤が挙げられ、比誘電率が1.0〜4.0の範囲にあるものが容易かつ安価に入手でき好ましい。また、充填材としては、例えば、絶縁性を有しシリコーンを含有する充填材が挙げられる。
誘電体層7としては気体層を用いる場合には、通常コスト的に安価な空気層が用いられるが、これに限定されず、例えば、窒素、アルゴン等の不活性ガスでもよい。また、気体層は、温度により気体中に含まれる水分が結露しないように十分乾燥していることが好ましい。
第2の誘電体基板2としては、通常、合成樹脂、セラミックス等の回路基板が用いられる。第2の誘電体基板2の厚さは0.1〜6.0mmであるのが好ましい。この厚さの範囲の基板を製造することが生産技術上容易だからである。なお、サスペンテッドマイクロストリップ伝送線路を構成する第2のマイクロストリップ伝送線路のように、電磁結合用導体が第2の誘電体基板非対向面に設けられている場合には、第2の誘電体基板2の厚さを0.1〜2.0mmに設定するのが好ましい。第2の誘電体基板2の比誘電率は2.0〜25.0であるのが好ましい。
実施態様(1−3)では、第1のスロット4から見て、信号導体8側とは反対側の電磁結合用導体10の部分である曲折部10bにて曲ってほぼ短絡端4a側の方向に伸長されている。この伸長されている電磁結合用導体10の部分は第1のスロット4と平行又は略平行である。これに限定されず、この伸長されている電磁結合用導体10の部分は第1のスロット4と平行又は略平行でなくても使用できる。
本発明において、第1のグランド導体11と電磁結合用信号導体10との間隔は0.1〜2.0mmであることが好ましい。この間隔を0.1mm以上にすることは、第2の誘電体基板2を精度良く配し易くなる。この間隔が2.0mm以下であると、2.0mm超である場合に比べて挿入損失特性が向上する。
本発明において、第1のマイクロストリップ伝送線路を同軸ケーブル(不図示)に接続する場合には、同軸ケーブルの中心導体を信号導体8に接続し、同軸ケーブルの外側導体を第2のグランド導体12に接続する。本発明は周波数1〜30GHz、特には2〜6GHzの周波数範囲に利用することが好ましい。
以下に実施例を用いて本発明を説明するが、本発明はこの実施例には限定されず、本発明の要旨を損なわない限り、各種の改良や変更も本発明に含まれる。
「例1(実施例)」
図1、2に示すとおりの伝送線路変換装置(実施態様(1−1))を想定して、第1のマイクロストリップ伝送線路からコプレーナストリップ伝送線路への伝送特性をFDTD法(Finite Difference Time Domain method)により計算した。第1の誘電体基板1として、自動車の窓ガラス板を想定した。以下に諸数値及び特性図について示す。
第1の誘電体基板1(窓ガラス板)の厚さ 3.5mm、
第1の誘電体基板1(窓ガラス板)の比誘電率 7.0、
第2の誘電体基板2の厚さ 0.8mm、
第2の誘電体基板2の比誘電率 3.4、
誘電体層7の厚さ 0.4mm、
誘電体層7の比誘電率 1.0、
第1のグランド導体11の、第1のスロット4の伸長方向の寸法 95.0mm、
第1のグランド導体11の、第1のスロット4の伸長方向と垂直な方向の寸法
50.0mm、
第2のグランド導体12の、信号導体8の伸長方向の寸法 47.7mm、
20.0mm、
17.7mm、
0.4mm、
1.0mm、
1.0mm、
信号導体8の幅 1.8mm、
電磁結合用導体10の幅 1.6mm。
上記仕様に基づいて、動作周波数が2.35GHzとなるように以下に示す表3のL、L及びLの数値を選定した。
Figure 0004367218
表3に示したサンプル番号1〜9について、動作周波数2.35GHzにおけるL−反射損失(S11)特性を図7に示し、動作周波数2.35GHzにおけるL(正の値)−挿入損失(S21)特性を図8に示した。
また、表3に示したサンプル番号1〜9について、周波数を変化させて反射損失を測定し、動作周波数2.35GHzにおける反射損失の値から20dB減衰する値となる2つの周波数のうち、高域側の周波数をfとし、低域側の周波数をfとし、fとfとの中心周波数をfとするとき、比帯域幅は(f−f)/fで表される。ここで、fは(f+f)/2であることより、最終的に比帯域幅は2(f−f)/(f+f)で表される。このことに基づき、L−比帯域幅(%表示)の関係を図9に示した。
「例2(実施例)」
図3、4に示すとおりの伝送線路変換装置(実施態様(1−2))を想定して、第1のマイクロストリップ伝送線路からコプレーナストリップ伝送線路への伝送特性をFDTD法により計算した。L、L及びLの数値を表4に変更した以外は、例1と同様の仕様とした。動作周波数2.35GHzにおけるL(負の値〜0.00)−挿入損失特性を図8に示した。
Figure 0004367218
「例3(実施例)」
図5、6に示すとおりの伝送線路変換装置(実施態様(1−3))を想定して、第1のマイクロストリップ伝送線路からコプレーナストリップ伝送線路への伝送特性をFDTD法により計算した。以下に諸数値について示すが、以下に記載されていない数値は例1と同様である。L、L(曲折部10bの中心と電磁結合用導体10の開放端までの距離)は、表5に示した。
第1のグランド導体11の、第1のスロット4の伸長方向の寸法 25.0mm、
(前記交差点と曲折部10bの中心までの距離) 3.0mm、
第2のグランド導体12の、信号導体8の伸長方向の寸法 97.7mm、
1.8mm、
20.0mm。
上記仕様に基づいて、動作周波数が2.35GHzとなるような、L、L、及びLの数値を選定し表5に示した。サンプル番号21〜26について、動作周波数2.35GHzにおけるL−挿入損失特性を図10に示した。
Figure 0004367218
「例4(実施例)」
図5、6に示すとおりの伝送線路変換装置(実施態様(1−3))を想定して、第1のマイクロストリップ伝送線路からコプレーナストリップ伝送線路への伝送特性をFDTD法により計算した。動作周波数が2.35GHzとなるような、L、L、及びLの数値を選定し、下記の諸数値を選定した以外は、例3と同仕様とした。L、L、及びLの数値を表6に示した。表6に示したサンプル番号31〜38について、動作周波数2.35GHzにおけるL−挿入損失特性を図11に示した。
第1のグランド導体11の、第1のスロット4の伸長方向の寸法 75.0mm、
18.0mm、
第2のグランド導体12の、信号導体8の伸長方向の寸法 47.7mm、
3.0mm、
1.8mm、
17.7mm。
Figure 0004367218
本発明は、GPS、衛星デジタル放送、VICS、ETC及びDSRCシステムに好適な高周波アンテナ装置等の伝送線路変換装置として利用される。
本発明の伝送線路変換装置の一実施形態(実施態様(1−1))を示す模式図。 実施態様(1−1)の電磁結合部分を拡大して示す平面図。 図1に示す伝送線路変換装置の寸法を変化させた実施態様(1−2)を示す模式図。 実施態様(1−2)の電磁結合部分を拡大して示す平面図。 図1に示す伝送線路変換装置の形状及び寸法を変化させた実施態様(1−3)を示す模式図。 実施態様(1−3)の電磁結合部分を拡大して示す平面図。 例1におけるL−反射損失特性図。 例1及び例2におけるL−挿入損失特性図。 例1におけるL−比帯域幅(%表示)の関係図。 例3におけるL−挿入損失特性図。 例4におけるL−挿入損失特性図。 従来用いていた伝送線路変換装置の模式図。
符号の説明
1:第1の誘電体基板
2:第2の誘電体基板
3a,3b:一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体
4:第1のスロット
4a:第1のスロット4の短絡端
5:第2のスロット
6:接続箇所
7:誘電体層
8:信号導体
9:接続部
10:電磁結合用導体
10a:開放端
10b:曲折部
11:第1のグランド導体
12:第2のグランド導体
13:交差点
15:ビアホール
:中心13との接続箇所12との距離
:中心13と開放端10aとの距離
:中心13と短絡端4aとの距離
:コプレーナストリップ伝送線路用導体3bの幅
:第2のスロットの幅
:第1のスロットの幅

Claims (10)

  1. 第1の誘電体基板と、第1の誘電体基板に離間した第2の誘電体基板と、第1の誘電体基板と第2の誘電体基板との間に設けられている誘電体層とを備えた伝送線路変換装置であって、
    第1の誘電体基板の、該誘電体層の側の面には第1のグランド導体が設けられており、第1のグランド導体には第1のスロットが設けられており、
    さらに、第1の誘電体基板には、一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体と、該一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体に囲まれている第2のスロットとが設けられており、第1のスロットと第2のスロットとが接続されて1本のスロットになるように、第1のグランド導体に一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体が接続されるように配設されており、
    第2の誘電体基板の該誘電体層側の面を第2の誘電体基板対向面といい、第2の誘電体基板の、該誘電体層側とは反対側の面を第2の誘電体基板非対向面というとき、
    第2の誘電体基板には、第1のスロット及び第2のスロットの少なくとも一方と立体交差するように電磁結合用導体が設けられて、第1のスロットと該電磁結合用導体とがこの立体交差により電磁結合されており、
    該電磁結合用導体は、第2の誘電体基板非対向面に設けられている信号導体に接続されており、
    該信号導体が設けられている第2の誘電体基板非対向面の領域に対向する第2の誘電体基板対向面の領域の一部又は全部には、第2のグランド導体が設けられており、
    前記第1のスロットは、前記第2のスロットとは反対側に短絡端を有しており、
    前記第1のグランド導体と前記第1のスロットとで構成される伝送線路をスロット伝送線路といい、
    第1のスロット及び第2のスロットの少なくとも一方と電磁結合用導体とが立体的に重なり合う立体交差領域の、電磁結合用導体の中心と、第1のスロットと前記第2のスロットの接続箇所との距離をLとし、
    前記第1の誘電体基板の比誘電率をεr1とし、前記誘電体層の比誘電率をεr3とし、λを真空中の信号の波長とし、Kgsを該スロット伝送線路を信号が伝播する際の波長短縮率とし、λgs=Kgs・λであるとき、
    が(−0.11)・(λgs/4)〜(3/4)・(λgs/4)であることを特徴とする伝送線路変換装置。
    ただし、上記接続箇所が第1のスロットと電磁結合用導体との立体交差の交差点より上記短絡端側に配設されている場合にはLは負の値をとり、上記接続箇所が第1のスロットと電磁結合用導体との立体交差の交差点より上記短絡端側とは反対側に配設されている場合にはLは正の値をとるものとし、
    εr1が6.0〜6.5である場合にはKgsが下記式(1)で表され、εr1が6.6〜7.0である場合にはKgsが下記式(2)で表され、εr1が7.1〜7.5である場合にはKgsが下記式(3)で表され、εr1が7.6〜8.0である場合にはKgsが下記式(4)で表されるものとする。
    Figure 0004367218
    Figure 0004367218
    Figure 0004367218
    Figure 0004367218
  2. 前記電磁結合用導体が前記第2の誘電体基板対向面に設けられている請求項に記載の伝送線路変換装置。
  3. 前記電磁結合用導体が前記第2の誘電体基板非対向面に設けられている請求項に記載の伝送線路変換装置。
  4. 前記第1のグランド導体と前記第1のスロットとで構成される伝送線路をスロット伝送線路といい、
    前記第1のグランド導体の信号導体側周縁であって、第1のスロットに平行又は略平行である周縁と第1のスロットの中心との最短距離をLとし、前記第1の誘電体基板の比誘電率をεr1とし、前記誘電体層の比誘電率をεr3とし、λを真空中の信号の波長とし、Kgsを該スロット伝送線路を信号が伝播する際の波長短縮率とし、λgs=Kgs・λであるとき、
    が{0.14〜3.2}・(λgs/4)である請求項1〜のいずれかに記載の伝送線路変換装置。
    εr1が6.0〜6.5である場合にはKgsが下記式(5)で表され、εr1が6.6〜7.0である場合にはKgsが下記式(6)で表され、εr1が7.1〜7.5である場合にはKgsが下記式(7)で表され、εr1が7.6〜8.0である場合にはKgsが下記式(8)で表されるものとする。
    Figure 0004367218
    Figure 0004367218
    Figure 0004367218
    Figure 0004367218
  5. 前記電磁結合用導体と前記第1のグランド導体とでマイクロストリップ伝送線路を構成しており、
    第1のグランド導体の信号導体側周縁であって、第1のスロットに平行又は略平行である周縁の近傍における、第1のグランド導体の部分のうち、第2のグランド導体と立体的に重なり部分の幅をLとし、
    前記第2の誘電体基板の比誘電率をεr2とし、前記誘電体層の比誘電率をεr3とし、λを真空中の信号の波長とし、Kms2を該マイクロストリップ伝送線路を信号が伝播する際の波長短縮率とし、λgms2=Kms2・λであるとき、
    が{0.25〜1.80}・(λgms2/4)である請求項1〜のいずれかに記載の伝送線路変換装置。
    ただし、εr2が3.0〜3.5である場合にはKms2が下記式(9)で表され、εr2が3.6〜4.0である場合にはKms2が下記式(10)で表され、εr2が4.1〜4.5である場合にはKms2が下記式(11)で表され、εr2が4.6〜5.0である場合にはKms2が下記式(12)で表されるものとする。
    Figure 0004367218
    Figure 0004367218
    Figure 0004367218
    Figure 0004367218
  6. 前記電磁結合用導体の一端は開放端であり、該電磁結合用導体の他端又は該他端近傍部分が前記信号導体に接続されている請求項1〜のいずれかに記載の伝送線路変換装置。
  7. 前記電磁結合用導体の一端は開放端であり、該電磁結合用導体の他端又は該他端近傍部分が前記信号導体に接続されており、
    前記電磁結合用導体の他端又は該他端近傍部分と前記信号導体とが、前記第2の誘電体基板に設けられている貫通孔を貫通する給電ピン、第2の誘電体基板に設けられているスルーホール、第2の誘電体基板に設けられているビアホール、導体線又は導電性の板状体を介して接続されている請求項に記載の伝送線路変換装置。
  8. 前記電磁結合用導体と前記第1のグランド導体とで構成されるマイクロストリップ伝送線路の特性インピーダンスをZとし、前記一対のコプレーナストリップ伝送線路用導体と前記第2のスロットとで構成されるコプレーナストリップ伝送線路の特性インピーダンスをZとするとき、
    が(1.0〜8.0)・Zである請求項1〜のいずれかに記載の伝送線路変換装置。
  9. 前記第1のスロットは、前記第2のスロットとは反対側に短絡端を有しており、
    第1のスロットから見て、前記信号導体側とは反対側の前記電磁結合用導体の部分が曲ってほぼ短絡端側の方向に伸長されている請求項1〜のいずれかに記載の伝送線路変換装置。
  10. 前記誘電体層の材質が接着剤である請求項1〜のいずれかに記載の伝送線路変換装置。
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