JP2002111034A - 両面発電型太陽電池モジュール - Google Patents

両面発電型太陽電池モジュール

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JP2002111034A JP2000294438A JP2000294438A JP2002111034A JP 2002111034 A JP2002111034 A JP 2002111034A JP 2000294438 A JP2000294438 A JP 2000294438A JP 2000294438 A JP2000294438 A JP 2000294438A JP 2002111034 A JP2002111034 A JP 2002111034A
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Masashi Morisane
昌史 森実
Seiichi Kiyama
精一 木山
Shihobi Nakatani
志穂美 中谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面発電型太陽電池モジュールに係り、1セ
ル当たりの発電量を増大させ、セル数を削減してコスト
ダウンや軽量化を図るようにした両面発電型太陽電池モ
ジュールを提供することを目的とする。 【解決手段】 それぞれ一方向に接近させて並べた複数
の両面発電型太陽電池セル1からなる複数のセル列2を
前記一方向に直交する方向に所定のセル列間隔Aを隔て
て配置し、セル列2の裏面側に反射距離Lを隔てて反射
板9を配置し、この反射距離Lを、前記セル列間隔A及
び前記一方向に直交する方向のセルの寸法Bに対して、
0.11×A+0.15×Bよりも大とすることによ
り、両面に光が入射されるセル1の数を増大させて1セ
ル当たりの発電量を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面発電型太陽電
池モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の太陽電池モジュール(以下、単に
モジュールという。)では、太陽電池セル(以下、単に
セルという。)の間隔を詰めてできるだけ多数のセルを
配置し、各セルがその表側から入射する光エネルギーを
電気に変換するようにしている。
【0003】一方、セルの表側から入射する光による発
電の他に、セル裏面から入射する光によっても発電され
ることが見いだされ、表裏両面から入射する光により発
電する両面発電型太陽電池セル(以下、両面発電セルと
いう。)が実用化されるに至っている。
【0004】この両面発電セルを用いた太陽光発電施設
においては、従来のセルと同じように両面発電セルを詰
め込んだモジュールや、これを互いに密接して並べた太
陽電池アレイが設置され、モジュールや太陽電池アレイ
の下縁からその下側に入射し、地面や屋根瓦などで乱反
射された散乱光が両面発電型太陽電池セルの裏面に入射
するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このモジュールや太陽
電池アレイが地面や屋根に影を落す部分からの反射光は
弱く、又、少ないので、この影の部分からは両面面発電
セルの裏面にほとんど光が入射しない。このため、セル
1個当たりの発電効率は期待されるほど高められないの
で、片面発電の場合と同じ位のセル数が必要とされ、セ
ル数の削減によるコストダウンやモジュールの軽量化を
図ることがあまり期待できない、という問題ある。
【0006】本発明は、この従来技術の課題を解決し、
セル1個当たりの発電量を増大させ、セル数を削減して
コストダウンやモジュールの軽量化を図れるようにした
太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、太陽光が透過するように、両面発電型の
正方形状の太陽電池セルを電気的に接続したセル列の間
隔をあけて配置したセル群の両側を透光性材料で保護し
た封止体の裏面側に光反射材を配置した両面発電型太陽
電池モジュールにおいて、封止体の裏面材表面と光反射
材のセル側表面との距離をL(mm)、セル列間隔をA
(mm)、正方形のセルの一辺の長さをB(mm)とし
たとき、この反射距離Lを、 L>0.11×A+0.15×B とすることを特徴とする
【0008】これによれば、モジュールの表側に入射し
た光の一部は直接に両面発電セルの表面に入射し、残り
はセル列の間を透過して反射板に入射する。反射板に入
射した光の一部はセル列の間に向かって反射するが、残
りは両面発電セルの裏面に反射される。
【0009】ここで、両面発電セルが並ぶセル列の間に
光が透過する部分が配置されているので、モジュールの
全両面発電セルの裏面に同じように光が入射することに
なり、各両面発電セルが同じように裏面からの入射光に
より発電する結果、セル1個当たりの発電量が増大し、
セル数を削減しても充分な発電量が得られるようにな
る。
【0010】セルを接近させて並べる方向は特に限定さ
れず、水平方向であっても、これと直交する上下方向で
あってもよい。又、市松模様になるように、両面発電セ
ルを千鳥格子状に配置することも可能である。
【0011】反射板が透光部を透過してきた光を反射す
る反射面は、反射光を散乱させるように粗面であっても
よく、できるだけ多量の光がセル裏面に向かって反射さ
れるように、鏡面であってもよい。
【0012】ところで、この両面発電セルにおいては、
セル列間隔Aやセル寸法Bと反射距離Lとの間にどのよ
うな関係があれば、一定以上の裏面発電効果が得られる
のかが問題となる。
【0013】ここで、幾何光学的にセル列間隔A、セル
寸法B及び反射距離Lの関係を求めることは可能である
が、実際には、日照方向が時々刻々変化する上、セル列
間に入射する光の散乱性、回折などの影響があって、こ
れらの正確な関係を求めることは容易ではない。
【0014】そこで、後述するように、ソーラーシュミ
レータ(擬似太陽光)を用いて、セル寸法100mm角
の両面発電セルを水平方向に接近させて並べたセル列を
上下方向に異なる間隔を置いて配置した複数種類の透光
性モジュールを試作し、各透光性モジュールの裏面側に
反射距離Lを異ならせて反射板を配置し、反射距離Lと
出力変化率の関係を測定したところ、どのセル列間隔A
においても、ある点よりも反射距離Lが短い範囲では反
射距離Lの増減に比例して出力変化率が増減し、その点
よりも反射距離Lが大きくなると反射距離Lの増減に対
する出力変化率の増減が緩やかになる点があることが分
った。そして、この出力変化率の鈍化が始まる点を屈曲
点と名づけ、この屈曲点におけるセル列間隔Aと反射距
離Lとの関係を求めたところ、反射距離L(mm)が
0.11×A(mm)+15に近似することが判明した
のである。
【0015】次に、セル列間隔Aを一定(100mm)
にし、セル寸法Bと反射距離Lとの関係を同様にして求
めると、反射距離Lが11+0.15×B(mm)に近
似することが分った。
【0016】つまり、セル列間隔Aが100mm、セル
寸法Bが100mmであれば、反射距離Lを26mm以
上にすると、反射距離Lの増加に対して一定以上の高い
出力特性変化率を得ることができ、セル列間隔Aを増減
させるとこれに比例して反射距離Lを増減させ、セル寸
法Bを増減させるとこれに比例して反射距離Lを増減さ
せることにより、一定以上の高い出力特性変化率を得る
ことができるのである。
【0017】言いかえると、反射距離Lを0.11A+
0.15Bよりも大きくすることにより、裏面からの入
射光による発電の効果が一定以上に顕著になり、出力変
化率は鈍化するが、上述した1セル当たりの発電量が増
大され、セル数を削減してコストダウン及びモジュール
の軽量化を図ることができるようになるのである。
【0018】
【発明の実施の態様】以下、本発明の一実施例に係る両
面発電型太陽電池モジュールを図面に基づいて具体的に
説明する。
【0019】図2の正面図に示す本発明の一実施例に係
る両面発電型太陽電池モジュールでは、例えば、いわゆ
るHIT構造の太陽電池からなる24個の両面発電セル
1を、一つの平面上で、それぞれ6個ずつ水平方向に接
近させて並べて4列のセル列2が構成され、これらセル
列2が上下方向に順に所定のセル列間隔Aを置いて並べ
られる。
【0020】各両面発電セル1は、正面視において、例
えば一辺の長さが100mmの正方形に形成され、銅箔
に半田めっきを施した銅箔リード線3により、端子ボッ
クス4内に設けられる1対の端子間に直列に接続され
る。
【0021】図1の断面図に示すように、これら両面発
電セル1と銅箔リード線3とは例えばガラス板からなる
透光性表面材5と例えばポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルムからなる透光性裏面材6との間に例
えばエチレンビニルアセテート(EVA)からなる樹脂
7で封止され、これら端子ボックス4、透光性表面材
5、透光性裏面材6及び樹脂7とともに透光性モジュー
ル8を構成する。
【0022】なお、端子ボックス4は、例えば図2に示
すように、この透光性モジュール8の裏面に固定され、
裏面方向から外部接続線を差込んで端子に接続させるよ
うにしている。
【0023】図1に示すように、この透光性モジュール
8の裏面側には所定の反射距離Lを隔てて反射板9が配
置され、これら透光性モジュール8と反射板9の周縁部
に例えば押出しアルミ型材からなるフレーム10が例え
ば接着により固定される。
【0024】この反射板9は例えば鋼板などの不燃材で
構成され、透光性モジュール8に対向する面は、両面発
電セル1が並ぶ面に平行に配置され、反射面11として
白色塗装されている。
【0025】そして、これら透光性モジュール8と、反
射板9と、これらを組込んだフレーム10とで本実施例
に係る両面発電型太陽電池モジュールが構成される。
【0026】前記フレーム10は、従来では各セル列2
の間に同じセル列2を配置して合計48個の両面発電セ
ル1を一列に6個、上下8列に並べているモジュールに
用いていたものと同じ外形寸法を有するものであり、フ
レーム10の中に24個の両面発電セル1を用いるこの
実施例は従来の約50%の両面発電セル1を用いている
ことになり、約50%の両面発電セル1が削減されるこ
とになる。
【0027】さて、このモジュールに太陽光が入射する
と、その一部分は直接に各両面発電セル1に表側から入
射し電気に変換される。残りの太陽光はセル列2の間を
透過して反射板9に入射し、反射面11で反射される。
この反射光の一部は先に通ってきたセル列2の間やその
他のセル列2の間を通って表側に出射するが、この反射
光の少なくとも一部は両面発電セル1の裏面に入射し、
電気に変換される。
【0028】ここで、各セル列2が所定のセル列間隔A
を隔てて配置されているので、モジュールの各両面発電
セル1の裏面に同じように光が入射することになり、各
両面発電セル1が同じように裏面から入射した光により
発電する結果、セル1個当たりの発電量が増大し、セル
数を削減しても充分な発電量が得られるようになるので
ある。
【0029】この実施例の太陽電池出力は約61Wにな
り、上述した42個の両面発電セル1を用いた従来の片
面発電型モジュールの太陽電池出力が約90Wであるの
に対して、約67.8%の出力が得られたのであり、明
らかにセル1個当たりの発電量が高められている。従っ
て、所要の出力を得るに要するセル数を削減して、コス
トダウンを図ることができると共に、モジュールの軽量
化を図ることができるのである。
【0030】ところで、この実施例において、セル寸法
Bを100mmとし、セル列間隔Aを16mm、33m
m、56mm、100mmと異ならせた4種類の透光性
モジュール8を試作し、各透光性モジュール8の裏面と
反射板9の反射面11との距離、即ち、反射距離Lを異
ならせて、ソーラーシュミレータを用いて反射距離Lと
出力変化率の関係を測定したところ、図3の特性図に示
すように、どのセル列間隔Aにおいても、ある点よりも
反射距離Lが長くなると反射距離Lの増減に対する出力
変化率の増減が緩やかになる点(○印で示す。)がある
ことが分った。そして、この出力変化率の鈍化が始まる
点を屈曲点と名づけ、この屈曲点におけるセル列間隔A
と反射距離Lとの関係を求めたところ、図5の関係図に
示すように反射距離L(mm)が0.11A(mm)+
15に近似することが判明したのである。
【0031】反射板9を鉄板と白色スチロールシートと
の積層体で構成し、白色スチロールシートで反射面11
を構成した場合についても同様の測定をしたところ、図
4の特性図に示すようにどのセル列間隔Aにおいても、
ある点よりも反射距離Lが長くなると反射距離Lの増減
に対する出力変化率の増減が緩やかになる屈曲点があ
り、この屈曲点におけるセル列間隔Aと反射距離Lとの
関係を求めると、図5に示すように反射距離L(mm)
が0.11A(mm)+15に近似すること、即ち、数
式1が成り立つことが判明したのである。
【0032】
【数1】L≒0.11A+15
【0033】更に、セル列間隔Aを100mmに固定
し、セル寸法Bを異ならせた複数種類の透光性モジュー
ル8を試作し、同じようにソーラーシュミレータを用い
てセル寸法Bと反射距離Lとの関係を求めたところ、反
射距離Lが11+0.15B(mm)に近似すること、
即ち、数式2が成り立つことが判明した。
【0034】
【数2】L≒11+0.15B
【0035】つまり、数式1より、セル寸法Bを固定す
ると、屈曲点ではセル列間隔Aに反射距離Lが比例する
ことが判明したのであり、数式1、右辺第2項の定数項
はセル寸法100mmの時の数式2、右辺第2項の値で
あること、又、数式2より、セル列間隔Aを固定する
と、屈曲点ではセル寸法Bに反射距離Lが比例すること
が判明したのであり、数式2、右辺第1項の定数はセル
列間隔100mmの時の数式1、右辺第1項の値であ
る。
【0036】したがって、これらの数式1、2より、
【0037】
【数3】L≒0.11A+0.15B
【0038】なる近似式が矛盾無く導かれる。
【0039】この近似式が成り立つ屈曲点よりも反射距
離Lが長くなると、反射距離Lの増減に対する出力変化率
の増減が小さくなるが、このことは出力が最大出力に漸
近していることを意味し、各両面発電セル1の発電量は
一定以上に達している。従って、
【0040】
【数4】L>0.11A+0.15B
【0041】という関係が成り立つ範囲では、両面発電
セル1の1個当たり発電量が十分に増大され、上述した
セル数を削減して、コストダウン及び軽量化を図ること
ができるなどの効果を確実に得られるのである。
【0042】また、明らかな特性向上、即ち10%以上
の向上が見込めるセル列間隔としては10mm程度であ
る。従って、A>10mmにするのが好ましい。
【0043】また、正方形のセルの1辺の長さBについ
ては、太陽電池セルサイズは、生産性、汎用性から10
0mm〜125mm角程度のサイズが主流であり、この
サイズを大きくはずれるサイズにおいては、低コスト化
から逸脱する。従って、正方形セルの1辺の長さBは5
0mm〜150mm程度が好ましい。
【0044】なお、本実施例においては、フレーム10
に平板状の反射板9を支持させるようにしているが、反
射板9の形状は平板状に限定されず、例えば図6の断面
図に示すように、鉄板、ステンレス鋼板を含む鋼板、ア
ルミ板などの不燃材をプレス加工などにより皿状に形成
した反射板9を用い、その皿縁部を透光性モジュール8
の裏面に接着などにより固定し、その皿底面を反射面1
1として利用するようにしてもよい。この場合には、フ
レーム10を省略できる他、透光性モジュール8の透光
性裏面材6も省略することができる。
【0045】又、本実施例では、図2に示すように、両
端のセル列2とフレーム10との間には大きな隙間を開
けず、又、各セル列2の両端の両面発電セル1とフレー
ム10との間にはほとんど隙間がないようにしている
が、例えば図7の正面図に示すように、両端のセル列2
とフレーム10との間や、各列の両端の両面発電セル1
とフレーム10との間にセル列間隔Aと同程度以上の間
隔を置くようにしてもよい。
【0046】この場合にセル列間隔Aを30mm、60
mm、100mmと異ならせ、セル列間隔Aをパラメー
タとする両端のセル列2とフレーム10との間隔、即
ち、外周間隔Xに対する出力変化率の関係は図8の特性
図に示すとおりであり、この一方の端のセル列2とフレ
ーム10との間から裏面側に入った光が反射面で反射し
てこのセル列2の各両面発電セル1の裏面に入射して電
気に変換される結果、発電量が増大することが示されて
いる。
【0047】又、この場合に、図9の断面図に示すよう
に、両端のセル列2よりも外側の反射面11の部分10
aを傾斜させて、両端のセル列2とフレーム10との間
から透光性モジュール8を透過した光が両端のセル列2
の裏面に収束されるように構成すると、両端のセル列2
とフレーム10との間を透過した光をより効果的に両端
のセル列2の裏面に入射させることができる。
【0048】更に、本実施例では、両面発電セル1を水
平方向に密接させてセル列2を構成しているが、この方
向と直角の上下方向に両面発電セル1を密接させて、上
下方向に伸びるセル列2を形成し、このセル列2を水平
方向にセル列間隔Aを開けて並べるようにしてもよく、
例えば図10の正面図に示すように、両面発電セル1を
千鳥格子状に並べて市松模様を形成するようにしてもよ
いのである。
【0049】もちろん、以上に説明した両面発電型太陽
電池モジュールは、その面を水平にして設置してもよ
く、傾斜させて設置してもよく、直立させて設置しても
よいのである。
【0050】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の太陽電
池モジュールは、複数の両面発電型太陽電池セルからな
る複数のセル列を所定のセル列間隔Aを挟んで配置し、
これらセル列の裏面側に反射距離Lを隔てて反射板を配
置し、この反射距離Lを、前記セル列間隔A及び前記一
方向に直交する方向の前記セルの寸法Bに対して、0.
11×A+0.15×Bよりも大とするので、セル列の
間を透過し、反射板で反射させた光が確実に各セル列の
裏面に入射するようになる。従って、表裏両面から入射
する光で発電する両面発電セルの数が従来に比べると飛
躍的に増大し、両面発電セル1個当たりの発電量が高め
られる。
【0051】その結果、モジュール1枚当たりのセル数
を少なくして、モジュールの価格を安価にでき、又、モ
ジュールを軽量化することができるなどの効果を得るこ
とができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の断面図である。
【図2】図2は、本発明の正面図である。
【図3】図3は、本発明の反射距離−出力変化率特性図
である。
【図4】図4は、本発明の反射距離−出力変化率特性図
である。
【図5】図5は、本発明のセル列間隔―反射距離関係図
である。
【図6】図6は、本発明の断面図である。
【図7】図7は、本発明の正面図である。
【図8】図8は、本発明の外周間隔−出力変化率特性図
である。
【図9】図9は、本発明の断面図である。
【図10】図10は、本発明の正面図である。
【符号の説明】
1 両面発電型太陽電池セル(両面発電セル) 2 セル列 7 樹脂 9 反射板 10 フレーム A セル列間隔 B セルの寸法 L 反射距離
フロントページの続き (72)発明者 中谷 志穂美 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5F051 BA03 EA02 JA04 JA09 JA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽光が透過するように、両面発電型の
    正方形状の太陽電池セルを電気的に接続したセル列の間
    隔をあけて配置したセル群の両側を透光性材料で保護し
    た封止体の裏面側に光反射材を配置した両面発電型太陽
    電池モジュールにおいて、封止体の裏面材表面と光反射
    材のセル側表面との距離をL(mm)、セル列間隔をA
    (mm)、正方形のセルの一辺の長さをB(mm)とし
    たとき、この反射距離Lを、 L>0.11×A+0.15×B とすることを特徴とする両面発電型太陽電池モジュー
    ル。
  2. 【請求項2】 セルが封入された板状の樹脂の周縁部に
    固定されるフレームと両端のセル列との間にセル列間と
    同等の距離が置かれる請求項1に記載の両面発電型太陽
    電池モジュール。
  3. 【請求項3】 反射板が不燃材からなる請求項1又は2
    に記載の両面発電型太陽電池モジュール。
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