JP2002110333A - 電気調理器 - Google Patents

電気調理器

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JP2002110333A
JP2002110333A JP2000300120A JP2000300120A JP2002110333A JP 2002110333 A JP2002110333 A JP 2002110333A JP 2000300120 A JP2000300120 A JP 2000300120A JP 2000300120 A JP2000300120 A JP 2000300120A JP 2002110333 A JP2002110333 A JP 2002110333A
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Yuji Fujii
裕二 藤井
Hiroshi Tominaga
博 富永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源スイッチ手段のオンオフによって、電源
位相検知手段の出力パルスの周期、出力パルスの幅が不
特定になったり、出力パルスの数についても商用電源1
の1周期あたりの数が変化するため、電源スイッチの状
態を検知しつつ電源位相検知手段の出力を検知する必要
があった。 【解決手段】 26は入力段を半波整流となる構成とし
た本発明の電源位相検知手段であり、入力端子は電源ス
イッチ手段2よりも電源側のラインに、コモン電位は加
熱部4のGND1端子に接続され、整流器3内部の整流
素子3a、抵抗器R61、抵抗器R62、抵抗器R63
の直列からなる入力段は半波整流構成となる。よって、
電源スイッチ手段2のオンオフによる電源位相の誤検知
を防ぐことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭及びレス
トランなどで使用される加熱調理器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電源位相検知手段と電源
スイッチ手段を備えた電気調理器の構成としては、例え
ば、特願平9−276821号公報に記載されているよ
うなものがあった。図13は、前記公報に記載された従
来の電源位相検知手段を有した電気調理器の回路構成を
示すもので、図11に、各部の波形を示してある。
【0003】以下、従来の電気調理器の構成と動作につ
いて、図13、14を用いて説明する。図13に、加熱
部を2個有する多口電気調理器の回路図を示す。
【0004】図13において、1は商用電源、2は電源
スイッチ手段、3は整流器で整流素子3a、整流素子3
b、整流素子3c、整流素子3dから構成されており、
4は加熱部で加熱コイル4a、共振コンデンサ4b、平
滑コンデンサ4c、スイッチング素子4dから構成され
ており、加熱部4への電力は電源スイッチ手段2によっ
て供給・遮断される。5は制御部で、主としてスイッチ
ング素子4dをオンオフする信号を出力して加熱動作を
制御する。また、制御部5は操作部5a、温度検知部5
b、表示部5cを備え、さらに、図には特に記載してい
ないがコンピュータを備えており、前記操作部5a、温
度検知部5b、表示部5cは前記マイクロコンピュータ
に組み込まれたプログラムによって制御され、使用者に
よる命令を操作部5aによって受け付けたり、調理器庫
内の温度や調理器が加熱する被加熱物の温度を温度検知
部5bによって測定したり、温度測定結果にもとづいて
高温注意の表示や火力レベルの表示を表示部5cによっ
て行う。また、制御部5は電源スイッチ手段2よりも電
源側のラインに接続されるとともに、電源スイッチ手段
12を介して商用電源1に接続され、電力が供給される
構成となっている。つまり、電源スイッチ手段2がオフ
している場合には、電源スイッチ手段2よりも電源側の
ラインより必要最小限の電力を供給されるとともに、電
源スイッチ手段2がオンしている場合には、加熱部5の
制御を行う電力を含めて供給されるように構成されてい
る。
【0005】6は電源位相検知手段で、電源スイッチ手
段2よりも電源側のラインと、電源スイッチ手段2を含
まないにラインに接続され、電源電圧が所定値以下であ
ればパルスを制御部に出力する。
【0006】7は入力電圧検知手段で、整流器3の出力
端子間電圧をモニターして電源スイッチ状態検知手段8
へと信号を出力しており、電源スイッチ状態検知手段8
は、電源位相検知手段6と入力電圧検知手段7との信号
によって電源スイッチ手段2のオンオフを判定して制御
部5へと判定結果を出力している。
【0007】同様に、12は電源スイッチ手段で電源ス
イッチ手段2と連動する構成であり、13は整流器で整
流素子13a、整流素子13b、整流素子13c、整流
素子13dから構成されており、14は加熱部でスイッ
チング素子14dなどにより構成されており、加熱部1
4への電力供給は電源スイッチ手段12によって供給・
遮断される。15は制御部で、主としてスイッチング素
子14dをオンオフする信号を出力して加熱動作を制御
する。また、制御部15は操作部15a、温度検知部1
5b、表示部15cを備え、それぞれの動作は前記操作
部5a、温度検知部5b、表示部5cと概ね同様であ
る。また、制御部15は電源スイッチ手段12よりも電
源側のラインに接続されるとともに、電源スイッチ手段
12を介して商用電源1に接続され、電力が供給されて
いる。
【0008】16は電圧位相検知手段で、17は入力電
圧検知手段、18は電源スイッチ状態検知手段であり、
それぞれの構成と動作もまた、前記電圧位相検知手段
6、入力電圧検知手段7、電源スイッチ状態検知手段8
と概ね同様の動作を行う。
【0009】また、制御部5と制御部15は通信手段9
を介してシリアル通信を行っており、互いの制御状態を
認識した上で加熱部4と加熱部14の火力レベルを制御
し、表示部5cと表示部15cによる高温注意といった
表示や報知も行う。
【0010】図11において、(a)は交流電源である
商用電源1の電圧波形、(b)は交流電圧を全波整流し
た波形、(c)は電源スイッチ手段2がオンした時の入
力電圧検知手段7の出力波形、(d)は電源スイッチ手
段2がオンした時の電源位相検知手段6の出力波形、
(e)は電源スイッチ手段2がオフした時の電源位相検
知手段6の出力波形である。
【0011】(a)は商用電源1の電圧波形であり、電
源スイッチ手段2のオンオフによる変化はない。(b)
は交流電圧を全波整流した波形で、電源スイッチ手段2
がオンした時の整流器3から出力される端子間電圧や、
電圧位相検知手段6の入力段を構成する整流素子D61
のカソード端子の電圧を示している。電源スイッチ手段
2がオフした場合は、整流器3から出力される端子間電
圧はなくなり、(a)の極性2に対応する位相で整流素
子D61の電圧出力はなくなる。
【0012】(c)に示すように、電源スイッチ手段2
がオンの時、入力電圧検知手段7の出力波形は、全波整
流した交流電源を整流素子とコンデンサによってピーク
ホールドした波形であり、リップルを含んでいるものの
直流に近い波形となる。但し、加熱部4における消費電
力に対する平滑コンデンサ4cの容量、及び入力電圧検
知手段7の出力段に接続されている抵抗R72に対する
コンデンサC71の容量が小さくなればなるほど、リッ
プルは大きくなり(b)に示す全波整流波形に近くな
る。なお、電源スイッチ手段2がオフの時、整流器3へ
の電源は断たれ、入力電圧検知手段7の出力信号はコモ
ン電位となる。
【0013】(d)に示すように、電源位相検知手段6
の出力は、電源スイッチ手段2がオン時には、商用電源
1の極性が反転する時にパルスを出力している。パルス
を出力するしくみを、図10の電源位相検知手段6内部
の回路図を用いて説明する。抵抗器R61、R62によ
る交流電源の分圧波形を、整流素子D61、整流素子3
a、整流素子3dによって全波整流し、抵抗器R63、
R64によって抵抗分圧して電圧比較器IC61の負入
力に入力する。電圧比較器IC61の正入力には抵抗器
R65、R66による基準直流電圧が入力されている。
よって、正入力の基準直流電圧値よりも負入力の全波整
流された電圧値が低くなると、電圧比較器IC61の出
力端子はGNDへのショートからオープンになるため、
R67によってプルアップされた電源位相検知手段7の
出力端子よりパルスが出力される。
【0014】よって、制御部5は、電源位相検知手段6
の出力が「L」出力から「H」出力に変わったことを認
識してパルスの入力を検知して、電源電圧が反転するタ
イミングであると判断し、繰り返されるパルスの入力の
周期を検知することで商用電源1の周波数を検知する。
また、商用電源1の周波数と、電源電圧が反転するタイ
ミングを認識することにより、例えば、極性1から極性
2に電圧が反転した後に、極性2から極性1に電圧が反
転するまで時間を測定することにより、商用電源1の位
相を概ね認識することができる。
【0015】しかし、(e)に示すように、電源位相検
知手段6の出力は、電源スイッチ手段2がオフしている
場合には、商用電源1の極性が極性2の時に「H」出力
を継続する。これは、電源スイッチ手段2のオン時には
整流素子D61、整流素子3a、整流素子3dによって
全波整流されていたが、電源スイッチ手段2がオフする
ことにより整流素子D61と整流素子D3aによる半端
整流に切り替わるため、極性2においてIC61の出力
端子はオープンを継続し、「H」出力を継続する。よっ
て、電源スイッチ手段2のオンオフを電源スイッチ状態
検知手段8によって判断し、制御部5はその結果にもと
づいて電源位相検知手段6の出力パルスの認識方法を区
別していた。
【0016】つまり、極性1から極性2に反転する位相
の検知は、電源位相検知手段6の出力が「L」出力から
「H」出力に変わったことを認識することで検知可能で
あるが、極性2から極性1に反転する位相の検知につい
ては同様の方式では検知できず、電源スイッチ手段2の
オフ時には極性2から極性1への反転を検知できないこ
とを前提として制御部5のプログラムを構成していた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電源ス
イッチ状態検知手段8は、電源位相検知手段6と入力電
圧検知手段7からの信号によって電源スイッチ手段2の
オンオフ判定を行う。よって、極性2の時に電源スイッ
チ手段2をオフした瞬間、つまり「L」出力から「H」
出力に電源位相検知手段6の出力が変化する時点では、
電源スイッチ状態検知手段8は電源スイッチ手段2がオ
ンしているという信号を制御部5へ出力しているため、
制御部5は電源位相検知手段6の出力変化を電源電圧の
極性が反転する位相と誤検知してしまう。この場合、例
えば電源位相検知手段6の出力パルスをクロックとして
制御部5と制御部15が通信手段9を介してシリアル通
信を行っていれば、クロックを誤検知してしまい通信エ
ラーが発生するという課題があった。
【0018】また、上記の様に従来の構成では、電源ス
イッチ手段2のオンオフによって、電源位相検知手段6
の出力パルスの周期、パルスの幅が不特定になったり、
商用電源1の1周期あたりの電源位相検知手段6の出力
パルスの数が2個から1個に半減する。
【0019】電気調理器には温度検知部5bや温度検知
部15bによって加熱調理をする周辺や調理器内が高温
であることを検知し、表示部5cや表示部15cによっ
て一定周期で点滅して使用者に注意をうながしたり、ま
た、図には特に記載していないが、調理器内に備えられ
た冷却ファンを調理器内の温度が高い場合には一定時間
回す機能など、周期や時間をカウントする機能を有する
ものが多い。
【0020】前記周期や前記時間をカウントする方式と
して、商用電源1の交流周期に同期した電源位相検知手
段6の出力パルスの数をカウントする方式がよく用いら
れる。
【0021】しかし、電源スイッチ手段2のオンオフに
よって電源位相検知手段6の出力パルスの周期、パルス
の幅、パルスの数が不特定に変化する従来例の構成にお
いては、一定周期で表示部5cや表示部15cを点滅し
たり、一定時間ファンを回すために、電源スイッチ状態
検知手段8の検知結果によって前記パルスの周期、パル
スの幅、パルスの数をカウントする方式を変更しなけれ
ばならず、制御部5ののプログラムが複雑になるという
課題があった。
【0022】また、電源スイッチ手段2のオンオフによ
って商用電源1に同期した電源位相検知手段6の出力パ
ルスの数が半減した場合、制御部5と制御部15が通信
手段9を介して、互いの制御情報の授受について、電源
位相検知手段6の出力パルスをクロックとしてシリアル
通信により行う場合には、一回の通信に要する時間が2
倍必要となるため、通信中に異常が起きる機会が増え、
通信エラーが発生しやすいという課題があった。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の電気調理器は、加熱部と、前記加熱
部への電力を供給、遮断する電源スイッチ手段と、前記
加熱部の加熱動作を制御する制御部と、前記電源スイッ
チ手段より電源側のラインに接続された電源位相検知手
段を備え、前記制御部と前記電源位相検知手段のコモン
電位は加熱部に電気的に接続され、前記電源位相検知手
段は、入力段に前記電源スイッチ手段のオンオフによっ
て波形が変化しない半波整流構成を有し、電源周波数に
同期した信号を前記制御部に出力することにより制御部
5に組み込まれたプログラムを簡素なものとしてプログ
ラムのミスが発生し難い構成とし、さらに電源電圧の極
性が反転するタイミングの誤検知を防ぎ、周期や時間を
カウントしたり、他の制御部とのシリアル通信用クロッ
クとして容易に使うことを可能とするものである。
【0024】さらに、本発明の構成によって、電源スイ
ッチ手段2のオンオフに関わらず、商用電源1の周波数
に同期して、「L」出力と「H」出力をほぼ半周期ずつ
交互に出力する。
【0025】よって、「L」出力が継続した後に「L」
出力から「H」出力へ変わり「H」出力が継続している
ことを確認することで、ノイズなどの短いパルス幅の
「H」出力を検知しても電源電圧の極性が反転するタイ
ミングであると誤検知することなく、同様に「H」出力
が継続した後に「H」出力から「L」出力へ変わり
「L」出力が継続していることを確認することで、短い
パルス幅のノイズによる「L」出力を検知しても電源電
圧の極性が反転する位相であると誤検知することなく安
定した動作が確保される。
【0026】また、電源電圧の極性が反転したことを検
知した後、電源位相周期の半周期以内に設定された検知
禁止期間が経過した後に電源位相検知手段の出力を検知
することによって、次の極性反転までの検知禁止期間に
発生したノイズを誤検知することなく、安定した動作が
確保される。
【0027】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、加熱部
と、前記加熱部への電力を供給、遮断する電源スイッチ
手段と、前記加熱部の加熱動作を制御する制御部と、前
記電源スイッチ手段より電源側のラインに接続された電
源位相検知手段を備え、前記制御部と前記電源位相検知
手段のコモン電位は加熱部に電気的に接続され、前記電
源位相検知手段は、入力段に前記電源スイッチ手段のオ
ンオフによって波形が変化しない半波整流構成を有し、
電源周波数に同期した信号を前記制御部に出力すること
により、前記制御部は、前記電源スイッチ手段のオンオ
フやノイズといった外来要素による電源位相の誤検知を
防ぐことが可能となり、また、前記制御部のプログラム
の簡素化によるプログラムミスの防止や、周期や時間の
カウントミスの防止や、電源位相検知手段の出力をクロ
ックとするシリアル通信の安定した動作が可能となる。
【0028】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の制御部は電源位相検知手段からの出力電圧を交流電源
の一周期以内に4回以上測定し、電源位相検知手段の出
力電圧レベルが所定値より低い場合には高くなったこと
を検知し、出力電圧レベルが前記所定値より高い場合に
は低くなったことを検知することにより、前記電源スイ
ッチ手段のオンオフによる電源位相の誤検知を防ぐとと
もに、ノイズなどによる短いパルス幅が制御部に入力さ
れた場合においても誤検知を防ぐことが可能となり、周
期や時間のカウントミスの防止や、電源位相検知手段の
出力をクロックとするシリアル通信の安定した動作が可
能となる。
【0029】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の制御部は電源位相検知手段からの出力電圧変化を検知
した後に出力電圧を測定し、出力波形の立ち上がりエッ
ジ検出後に電圧レベルが高くなっていることを検知す
る、または立ち下がりエッジ検出後に電圧レベルが低く
なっていることを検知することにより、請求項2と同様
に、前記電源スイッチ手段のオンオフによる電源位相の
誤検知を防ぐとともに、ノイズなどにより短いパルス幅
が制御部に入力された場合においても誤検知を防ぐこと
が可能となり、周期や時間のカウントミスの防止や、電
源位相検知手段の出力をクロックとするシリアル通信の
安定した動作が可能となる。
【0030】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の制御部は電源位相検知手段からの出力電圧を検知する
とともに電源位相周期の半周期以内に設定された検知禁
止期間を備え、前記電源位相検知手段からの出力を検知
して電源位相の極性反転と判定した後、前記検知禁止期
間は電源位相検知手段の出力を検知せず、前記検知禁止
期間が経過した後に電源位相検知手段の出力を検知する
ことにより、請求項2と同様に、前記電源スイッチ手段
のオンオフによる電源位相の誤検知を防ぐとともに、ノ
イズなどにより短いパルス幅が制御部に入力された場合
においても誤検知を防ぐことが可能となり、周期や時間
のカウントミスの防止や、電源位相検知手段の出力をク
ロックとするシリアル通信の安定した動作が可能とな
る。
【0031】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の制御部は電源位相検知手段からの出力電圧変化を検知
し、出力電圧波形の立ち上がりエッジの後には立ち下が
りエッジを、立ち下がりエッジの後には立ち上がりエッ
ジを検知することにより、前記制御部の検知タイミング
によって出力波形の変化を検知しそこなった場合でも、
また、不特定な長さで電源周波数に同期しないパルスが
制御部に入力された場合においても誤検知を防ぐことが
可能となり、請求項2と同様に、周期や時間のカウント
ミスの防止や、電源位相検知手段の出力をクロックとす
るシリアル通信の安定した動作が可能となる。
【0032】請求項6に記載の発明は、電源スイッチ手
段よりも電源側ラインに接続された補助スイッチ手段を
備え、請求項1記載の電源位相検知手段が前記電源スイ
ッチ手段より電源側ラインに接続される際に、前記補助
スイッチ手段を介して接続され、前記補助スイッチ手段
は前記電源位相検知手段を電源側ラインに接続、切断す
るとともに、制御部への電力を供給、遮断する構成とす
ることにより、前記制御部によって補助スイッチ手段を
オンしている場合には、電源スイッチ手段のオンオフに
よって波形が変化しない半波整流構成を形成し、電源ス
イッチ手段がオフを所定時間継続するなど、補助スイッ
チ手段がオンを継続する必要がないと制御部が判断した
時点で補助スイッチ手段をオフすることにより、請求項
1と同様に、前記電源スイッチ手段のオンオフやノイズ
といった外来要素による電源位相の誤検知を防ぐことが
可能となり、また、制御部のプログラムの簡素化による
プログラムミスの防止や、周期や時間のカウントミスの
防止や、電源位相検知手段の出力をクロックとするシリ
アル通信の安定した動作が可能とするとともに、調理器
を使用しない期間の電源位相検知手段と制御部による不
要な電力消費を防止することができる。
【0033】請求項7に記載の発明は、電源スイッチ手
段より電源側ラインに接続された補助スイッチ手段と、
前記補助スイッチ手段の負荷側端子に接続された第1の
整流素子と、前記電源スイッチ手段の負荷側端子に接続
された第2の整流素子を備え、請求項1記載の電源位相
検知手段が前記電源スイッチ手段より電源側ラインに接
続される際に、前記補助スイッチ手段と前記第1の整流
素子とを介して前記電源側ラインに接続され、且つ前記
電源スイッチ手段と前記第2の整流手段を介して前記電
源側ラインに接続され、補助スイッチ手段は前記電源位
相検知手段を電源に接続、切断するとともに、制御部へ
の電力を供給、遮断する構成とすることにより、補助ス
イッチ手段が故障等によりオンせずとも、電源スイッチ
手段をオンすることで調理器が使用不能となることを防
ぐことができるとともに、電源スイッチ手段がオンされ
た後に前記制御部によって補助スイッチ手段をオンする
迄の間、初回の電源スイッチ手段をオンした後のオンオ
フによって波形が変化しない半波整流構成を形成するこ
とができるとともに、電源スイッチ手段がオフを所定時
間継続するなど、補助スイッチ手段がオンを継続する必
要がないと制御部が判断した時点で補助スイッチ手段を
オフすることで、請求項6と同様に、前記電源スイッチ
手段のオンオフやノイズといった外来要素による電源位
相の誤検知を防ぐことが可能となり、また、制御部のプ
ログラムの簡素化によるプログラムミスの防止や、周期
や時間のカウントミスの防止や、電源位相検知手段の出
力をクロックとするシリアル通信の安定した動作が可能
とするとともに、調理器を使用しない期間の電源位相検
知手段による不要な電力消費を防止することができる。
【0034】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0035】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例における加熱部を2個有する多口電気調理器の回路図
を示すもので、図2は前記図1を構成する各回路ブロッ
クの波形を示すものである。
【0036】図1において、26は従来例の電源位相検
知手段6において全波整流であった入力段を半波整流と
なる構成に変更した本発明の電源位相検知手段であり、
入力端子は電源スイッチ手段2の電源側ラインに、コモ
ン電位は加熱部4のGND1端子に接続され、整流器3
内部の整流素子3a、抵抗器R61、抵抗器R62、抵
抗器R63の直列からなる入力段は半波整流構成とな
る。
【0037】同様に、36は従来例の電源位相検知手段
16を構成する入力段を半波整流となる構成に変更した
本発明の電源位相検知手段であり、入力端子は電源スイ
ッチ手段12の電源側ラインに、コモン電位は加熱部1
4のGND2端子に接続され、整流器13内部の整流素
子13a、抵抗器R161、抵抗器R162、抵抗器R
163の直列からなる入力段は半波整流構成となる。
【0038】以上のように構成された多口電気調理器に
ついてその動作を説明する。
【0039】まず、従来例と同様に、1は商用電源、2
は電源スイッチ手段、3は整流器で整流素子3a、整流
素子3b、整流素子3c、整流素子3dから構成されて
おり、4は加熱部で、加熱コイル4a、共振コンデンサ
4b、平滑コンデンサ4c、スイッチング素子4dから
構成されている。5は制御部で、主としてスイッチング
素子4dをオンオフする信号を出力して加熱動作を制御
する。また、制御部5は操作部5a、温度検知部5b、
表示部5cを備え、使用者による命令を操作部5aによ
って受け付けたり、調理器庫内の温度や調理器が加熱す
る被加熱物の温度を温度検知部5bによって測定した
り、温度測定結果にもとづいて高温注意の表示や火力レ
ベルの表示を表示部5cによって行う。また、制御部5
は電源スイッチ手段2よりも電源側のラインに接続され
るとともに、電源スイッチ手段12を介して商用電源1
に接続され、電力が供給される構成となっている。つま
り、電源スイッチ手段2がオフして加熱部4への電力が
遮断されている場合には、電源スイッチ手段2よりも電
源側のラインより、加熱部4を制御する以外の必要最小
限の電力が供給され、加熱部4への電力供給はない。ま
た、電源スイッチ手段2がオンして加熱部4へと電力が
供給可能な場合には、加熱部4の制御に必要な電力を含
めた制御部5への電力が電源スイッチ手段2を介して供
給される。
【0040】26は電源位相検知手段で、電源スイッチ
手段2よりも電源側のラインに接続されるとともに、前
記電源位相検知手段26のコモン電位は加熱部14内部
のスイッチング素子14dのエミッタ端子に接続され、
更に前記電源位相検知手段26の入力段は、加熱部14
が如何なる動作状態であっても整流素子13aによって
半波整流回路を構成している。
【0041】しかし、電源位相検知手段26のコモン電
位がスイッチング素子14dのコレクタ端子に接続され
た場合には、スイッチング素子14dがオンしている場
合には半波整流回路を構成しているが、スイッチング素
子14dがオフしている場合には半波整流回路は構成さ
れないため、本発明の構成とは異なる。
【0042】7は入力電圧検知手段で、従来例と同様
に、整流器3の出力端子間電圧をモニターして電源スイ
ッチ状態検知手段8へと信号を出力しており、電源スイ
ッチ状態検知手段8は、電源位相検知手段26と入力電
圧検知手段7との信号によって電源スイッチ手段2のオ
ンオフを判定して制御部5へと判定結果を出力してい
る。
【0043】入力電圧検知手段7の出力は、従来例で示
した図11(c)と同様に、電源スイッチ手段2のオン
時はリップルを含んだ直流電圧を出力しており、電源ス
イッチ手段2のオフ時はコモン電位とほぼ同電位が出力
されている。
【0044】電源スイッチ状態検知手段8は、電源位相
検知手段26の出力によって電源電圧の位相を認識し、
前記電源電圧の位相に応じて入力電圧検知手段7の出力
電圧を測定することにより、電源スイッチ手段2のオン
オフを検知するものである。
【0045】同様に、12は電源スイッチ手段で電源ス
イッチ手段2と連動する構成であり、13は整流器で整
流素子13a、整流素子13b、整流素子13c、整流
素子13dから構成されており、14は加熱部でスイッ
チング素子14dなどにより構成されており、加熱部1
4への電力供給は電源スイッチ手段12によって供給・
遮断される。15は制御部で、主としてスイッチング素
子14dをオンオフする信号を出力して加熱動作を制御
する。また、制御部15は操作部15a、温度検知部1
5b、表示部15cを備え、それぞれの動作は前記操作
部5a、温度検知部5b、表示部5cと概ね同様であ
る。また、制御部15は電源スイッチ手段12よりも電
源側のラインに接続されるとともに、電源スイッチ手段
12を介して商用電源1に接続され、電力が供給される
構成となっている。つまり、電源スイッチ手段12がオ
フしている場合には、電源スイッチ手段12よりも電源
側のラインより必要最小限の電力を供給されるととも
に、電源スイッチ手段12がオンしている場合には、加
熱部14の制御を行う電力を含めた電力が供給される。
【0046】36は電源位相検知手段で、電源位相検知
手段26と同様に、電源スイッチ手段12よりも電源側
のラインに接続されるとともに、前記電源位相検知手段
36のコモン電位は加熱部14に接続され、更に前記電
源位相検知手段36の入力段は加熱部14の動作状態に
関与しない半波整流回路を構成している。
【0047】17は入力電圧検知手段、18は電源スイ
ッチ状態検知手段であり、それぞれの動作もまた、前記
入力電圧検知手段7、電源スイッチ状態検知手段8と概
ね同様の動作を行う。
【0048】また、従来例と同様に、制御部5と制御部
15は通信手段9を介してシリアル通信を行っており、
互いの制御状態を認識した上で加熱部4と加熱部14の
火力レベルを制御し、表示部5cと表示部15cによる
高温注意といった表示や報知も行う。
【0049】図2において、(a)は交流電源である商
用電源1の電圧波形、(b)は交流電源を半波整流した
波形、(c)は入力電圧検知手段7の出力波形、(e)
は電源位相検知手段26の出力波形であり、電源スイッ
チ手段2がオンからオフに切り替わるときの各波形の変
化を示す。
【0050】(a)は商用電源1の電圧波形であり、電
源スイッチ手段2のオンオフによる変化はない。また、
(b)は交流電圧を半波整流した波形で、電圧位相検知
手段26の入力端子の電圧波形を示しており、抵抗器R
61と、抵抗器R63と、抵抗器R64と、整流素子3
aより構成される半波整流回路は電源スイッチ手段2を
構成要素に含まないため、(a)と同様に、電源スイッ
チ手段2のオンオフによる変化はない。
【0051】(c)は入力電圧検知手段7の出力波形で
あり、前記入力電圧検知手段7は整流器3の出力端子間
電圧を検知しており、前記整流器3の入力端子には電源
スイッチ手段2が接続されている。よって、前記電源ス
イッチ手段2がオンオフすることにより、前記入力電圧
検知手段7の出力波形である(c)は、リップルを含ん
だ直流電圧から、コモン電位とほぼ同じ値へと変化す
る。
【0052】(e)は電源位相検知手段26の出力波形
であり、前記電源位相検知手段26は波形(b)を入力
段の抵抗器R61、抵抗器R63、抵抗器R64によっ
て分圧して電源位相を検知する構成であるため、(b)
と同様に、電源スイッチ手段2のオンオフによる変化は
ない。また、商用電源1の極性が反転する際に(e)の
電源位相検知手段26の出力波形が変化するので、制御
部5は前記電源位相検知手段26からの入力波形の変化
によって極性が反転する電源位相のタイミングを検知す
ることが可能であり、また、同じ出力波形変化を捉える
ことで商用電源1の周波数を認識することが可能であ
る。
【0053】以上のように、本実施例においては、制御
部5と前記電源位相検知手段26のコモン電位は加熱部
4に電気的に接続され、電源位相検知手段26は、入力
段に前記電源スイッチ手段2のオンオフによって波形が
変化しない半波整流構成を有し、電源周波数に同期した
信号を前記制御部5に出力することによって、電源スイ
ッチ手段2のオンオフによる電源位相の誤検知を防ぐこ
とが可能となり、また、制御部のプログラムが簡素なも
のとなりプログラムミスが防止できるとともに、周期や
時間のカウントミスについても防止でき、電源位相検知
手段26の出力をクロックとするシリアル通信について
も安定した動作を実現することができる。
【0054】さらに、電源位相検知手段26の出力変化
は周期的であるため、次の出力変化が発生するタイミン
グを推測することができ、通常発生しないタイミングで
出力変化が発生した場合でもノイズとして処理するな
ど、外来要素により不特定周期で出力の変化が発生した
場合の誤検知を防ぐことが可能となる。
【0055】(実施例2)次に、図3を参照して本発明
の実施例2を説明する。
【0056】図3は、本発明の第2の実施例における前
記図1を構成する各回路ブロックの波形を示すものであ
る。
【0057】図3において、(a)は交流電源である商
用電源1の電圧波形、(b)は交流電源を半波整流した
波形、(e)は電源位相検知手段26と、電源位相検知
手段36の出力波形であり、ノイズといった外来要素に
よって、「L」出力から「H」出力に変化する際に、不
特定周期で通常より短いパルス幅の出力変化が発生して
いる。
【0058】制御部5は、電源位相検知手段26からの
出力電圧レベルを測定する際に、商用電源1の電圧が極
性2の期間に出力される「H」出力電圧レベルと、商用
電源1の電圧が極性1の期間に出力される「L」出力電
圧レベルとの概ね中間の電位を所定値とし、複数の測定
結果が概ね一致すると「H」出力、もしくは「L」出力
と判定している。
【0059】つまり、「L」出力が継続していることを
2回以上測定し、測定結果が概ね一致すると電圧レベル
が所定値より低くなる極性1であると判断される。その
後、「H」出力が継続していることを2回以上測定し、
測定結果が概ね一致すると電圧レベルが所定値より高く
なる極性2に反転したと判断される。さらに、再び
「L」出力が継続していることを2回以上測定し、測定
結果が概ね一致すると電圧レベルが所定値より低くなる
極性1に反転したと判断する一連の動作を繰り返す。
【0060】しかしながら、図3に示すような短いパル
ス幅が発生している場合は、「L」出力、「H」出力と
もに測定結果が不一致となり、出力が継続していないと
判断される。前記測定結果が不一致となる場合、再度2
回以上測定して、測定結果が概ね一致した場合には電源
電圧の極性が反転するタイミングであると判断するた
め、ノイズによる極性が反転するタイミングの誤検知や
通信異常を防ぐことが可能な加熱調理器を実現すること
ができる。
【0061】(実施例3)次に、図4、5を参照して本
発明の実施例3を説明する。
【0062】図4は、本発明の第3の実施例における多
口電気調理器の片側加熱部周辺の回路図を示すもので、
図5は前記図4を構成する各回路ブロックの波形を示す
ものである。
【0063】図4において、46は前記図1記載の電源
位相検知手段26について構成を簡素化した電源位相検
知手段であり、整流素子3aによって半波整流された交
流波形を、抵抗器R61と抵抗器R64とで分圧して商
用電源1の電源周波数に同期した信号を制御部5へ出力
する。この時、制御部5内部の制御用電源電圧であるV
cc以上の信号を出力しないように、電源位相検知手段
26内部の整流素子D62でクランプしている。抵抗器
R61に対する抵抗器R64の抵抗比によっては、図5
(e)に示す出力波形も可能であり、前記抵抗比を下げ
ることによって図5(f)に示す出力波形も可能とな
る。
【0064】制御部5は前記出力波形を電圧測定可能な
最小周期で測定し、得られた複数の測定値とあらかじめ
設定された所定値とを比較する。前記複数の測定値が、
前記あらかじめ設定された所定値より高ければ極性1で
あると判断され、低ければ極性2であると判断するとと
もに、極性1から極性2への極性反転と、極性2から極
性1への極性反転とを認識することが可能となる。
【0065】図5(e)の波形は、抵抗器R61と抵抗
器R64がほぼ同じ抵抗値である電源位相検知手段46
の出力波形であり、あらかじめ設定された所定値は前記
電源位相検知手段46の出力電圧である方形波の平均値
に設定されている。制御部5は、前記電源位相検知手段
46の出力について、あらかじめ平均値に設定された所
定値よりも高い電圧であるか低い電圧であるかを測定
し、複数の測定結果が一致すると「H」出力であるか
「L」出力であるかを判定するとともに、電源極性の反
転を検知する。しかしながら、図3(e)に示すような
短いパルス幅が発生している場合は、「L」出力、
「H」出力とも複数の測定結果が一致せず、ノイズとし
て処理されるため、極性が反転するタイミングの誤検知
や通信異常を防ぐことが可能な加熱調理器を実現するこ
とができる。
【0066】図5(f)の波形は、抵抗器R61よりも
十分低い値に設定された抵抗器R64を備えた電源位相
検知手段46の出力波形であり、あらかじめ設定された
所定値は前記電源位相検知手段46の出力最大値の1割
に設定されている。制御部5は、前記電源位相検知手段
46の出力について、あらかじめ設定された所定値より
も高い電圧であるか低い電圧であるかを測定し、複数の
測定結果が一致すると「H」出力であるか「L」出力で
あるかを判定するとともに、電源極性の反転を検知す
る。さらに、極性1については、電源波形を詳細にモニ
ターすることができるため、電源電圧が低下する等の電
源異常も検知することが可能であると同時に、パルス状
のノイズか制御部5に入力されても電源波形と異なるた
め除外することが可能となる。よって、図5(e)の波
形を制御部5に入力する場合と同様に、図3(e)に示
すような短いパルス幅が発生している場合は、「L」出
力、「H」出力とも複数の測定結果が一致せず、ノイズ
として処理されるため、極性が反転するタイミングの誤
検知や通信異常を防ぐことが可能な加熱調理器を実現す
ることができる。
【0067】(実施例4)次に、図6を参照して本発明
の実施例4を説明する。
【0068】図6は、本発明の第4の実施例における前
記図4を構成する各回路ブロックの波形を示すものであ
る。
【0069】図6において、(a)は交流電源である商
用電源1の電圧波形、(b)は交流電源を半波整流した
波形、(e)は電源位相検知手段46内部の抵抗器R6
1と抵抗器R64の抵抗値がほぼ同じ場合の電源位相検
知手段46の出力波形であり、ノイズといった外来要素
によって、「L」出力から「H」出力に変化する際に、
不特定周期で通常より短いパルス幅の出力変化が発生し
ている。
【0070】制御部5は電源位相を検知する際に、商用
電源1の電圧が極性2から極性1に反転するタイミング
で発生する電源位相検知手段46の立ち上がりエッジを
検知した後、立ち上がった後の出力が「H」出力を継続
していることを確認して、また、商用電源1の電圧が極
性1から極性2に反転するタイミングで発生する電源位
相検知手段46の立ち下がりエッジを検知した後、立ち
下がった後の出力が「L」出力を継続していることを確
認して、電源の極性が反転する位相であると判定してい
る。
【0071】よって、図6(e)に示すような不特定周
期で短いパルス幅の出力変化が発生しても、立ち上がり
エッジを検出した後の「H」出力が継続しないので、ノ
イズとして処理される。その後、次の立ち上がりエッジ
を検出した後の「H」出力の継続によって、電源の極性
が反転する位相であると判定されるため、極性が反転す
るタイミングの誤検知や通信異常を防ぐことが可能な加
熱調理器を実現することができる。
【0072】(実施例5)次に、図7を参照して本発明
の実施例5を説明する。
【0073】図7は、本発明の第5の実施例における前
記図4を構成する各回路ブロックの波形を示すものであ
る。
【0074】図7において、(a)は交流電源である商
用電源1の電圧波形、(b)は交流電源を半波整流した
波形、(e)は電源位相検知手段46内部の抵抗器R6
1と抵抗器R64の抵抗値がほぼ同じ場合の電源位相検
知手段46の出力波形であり、ノイズといった外来要素
によって、通常「L」出力が継続している期間に、不特
定周期で通常より短いパルス幅の出力変化が発生してい
る。
【0075】制御部5は電源位相検知手段46の出力を
検知するとともに、電源位相周期の半周期以内に設定さ
れた検知禁止期間を備え、前記電源位相検知手段46か
らの出力を検知して電源位相の極性反転と判定した後、
前記検知禁止期間は電源位相検知手段46の出力を検知
せず、前記検知禁止期間が経過した後に電源位相検知手
段46の出力を検知して、電源の極性が反転する位相を
判定する。
【0076】よって、図7(e)に示すような不特定周
期で短いパルス幅の出力変化が発生しても、検知禁止期
間であれば検知しないので、ノイズとして処理される。
その後、次の立ち上がりエッジを検出した後の「H」出
力の継続によって、電源の極性が反転する位相であると
判定されるため、極性が反転するタイミングの誤検知や
通信異常を防ぐことが可能な加熱調理器を実現すること
ができる。
【0077】(実施例6)次に、図8を参照して本発明
の実施例6を説明する。
【0078】図8は、本発明の第6の実施例における前
記図4を構成する各回路ブロックの波形を示すものであ
る。
【0079】図8において、(a)は交流電源である商
用電源1の電圧波形、(b)は交流電源を半波整流した
波形、(e)は電源位相検知手段46内部の抵抗器R6
1と抵抗器R64の抵抗値がほぼ同じ場合の電源位相検
知手段46の出力波形であり、ノイズといった外来要素
によって、「L」出力から「H」出力に変化する際に、
不特定周期で通常より短いパルス幅の出力変化が発生し
ている。
【0080】制御部5は電源位相を検知する際に、実施
例4と同様に、商用電源1の電圧が極性2から極性1に
反転するタイミングで発生する電源位相検知手段46の
立ち上がりエッジを検知した後、立ち上がった後の出力
が「H」出力を継続していることを確認して、また、商
用電源1の電圧が極性1から極性2に反転するタイミン
グで発生する電源位相検知手段46の立ち下がりエッジ
を検知した後、立ち下がった後の出力が「L」出力を継
続していることを確認して、電源の極性が反転する位相
であると判定している。
【0081】ここで、図8(e)に示すような不特定周
期で短いパルス幅の出力変化が発生した場合に、立ち上
がりエッジを検出した後の「H」出力が継続しないの
で、ノイズとして処理されるが、次の立ち下がりエッジ
を検出して「L」出力が継続すると、極性1から極性2
への反転タイミングであると誤検知してしまう恐れがあ
る。
【0082】よって、制御部5は立ち下がりエッジを検
出して極性反転を判定した後、立ち上がりエッジを検出
して極性反転を判定するまでは、次の立ち下がりエッジ
を検出しないため、極性が反転するタイミングの誤検知
や通信異常を防ぐことが可能な加熱調理器を実現するこ
とができる。
【0083】(実施例7)次に、図9、10を参照して
本発明の実施例7を説明する。
【0084】図9は、本発明の第7の実施例における多
口電気調理器の片側加熱部周辺の回路図を示すもので、
図10は前記図9を構成する各回路ブロックの波形を示
すものである。
【0085】図9において、56は電源位相検知手段
で、前記図4記載の電源位相検知手段46について、入
力端子を電源スイッチ手段2より電源側のラインに接続
する際に、補助スイッチ手段10を介して接続する構成
である。よって、補助スイッチ手段10がオンしている
場合、整流素子3aによって半波整流された交流波形
を、抵抗器R61と抵抗器R64とで分圧して商用電源
1の電源周波数に同期した信号を制御部5へ出力する。
【0086】補助スイッチ手段10がオフ時に電源スイ
ッチ手段2がオンされると、制御部5へと電力が供給さ
れると同時に、加熱部4への電力供給が可能となる。制
御部5は必要に応じて補助スイッチ手段10をオンする
と、電源位相検知手段56からの出力により電源位相を
検知することができるとともに、電源スイッチ手段2が
オフされても補助スイッチ手段10を介して制御部5へ
と電力が供給される。
【0087】図10において、(a)は交流電源である
商用電源1の電圧波形、(b)は交流電源を半波整流し
た波形、(c)は入力電圧検知手段7の出力波形、
(e)は電源位相検知手段56内部の抵抗器R61と抵
抗器R64の抵抗値がほぼ同じ場合の電源位相検知手段
56の出力波形であり、電源スイッチ手段2がオンした
後に補助スイッチ手段10がオンした場合の各部の波形
を示している。
【0088】電源スイッチ手段2をオンした時、整流器
3から全波整流された電圧が入力される入力電圧検知手
段7の出力波形は(c)に示すように立ち上がり、その
後、補助スイッチ手段をオンすることによる出力波形
(c)の変化はない。
【0089】電源位相検知手段56の出力波形(d)
は、電源スイッチ手段2がオンすることでは変化しない
が、補助スイッチ手段10がオンする場合、電源電圧が
極性1の時に接点が閉じると電源電圧の極性が反転する
タイミング以外で「L」出力から「H」出力に変化す
る。その後、補助スイッチ手段がオンを継続することに
より、初回の出力変化以降は電源電圧の極性が反転する
タイミングで出力変化が発生するので、実施例3と同様
に、極性が反転するタイミングの誤検知や通信異常を防
ぐことが可能な加熱調理器を実現することができる。ま
た、電源スイッチ手段2オフ後に、制御部5が補助スイ
ッチ手段10はオンする必要がないと判断した場合にオ
フすることで、電源位相検知手段56と制御部5とで消
費される電力を削減することが可能な加熱調理器を実現
することができる。
【0090】(実施例8)次に、図11、12を参照し
て本発明の実施例8を説明する。
【0091】図11は、本発明の第8の実施例における
多口電気調理器の片側加熱部周辺の回路図を示すもの
で、図12は前記図11を構成する各回路ブロックの波
形を示すものである。
【0092】図11において、66は電源位相検知手段
で、前記図9記載の電源位相検知手段56について、入
力端子を電源スイッチ手段2より電源側のラインに接続
する際に、補助スイッチ手段10と第1の整流素子21
を介して接続するとともに、前記入力端子を第2の整流
素子22を介して電源スイッチ手段2の負荷側端子に接
続する構成である。よって、電源スイッチ手段2、もし
くは補助スイッチ手段10のどちらかがオンしている場
合、第1の整流素子21、もしくは第2の整流素子22
と整流素子3aによって半波整流された交流波形を、抵
抗器R61と抵抗器R64とで分圧して商用電源1の電
源周波数に同期した信号を制御部5へ出力する。
【0093】補助スイッチ手段10がオフ時に電源スイ
ッチ手段2がオンされると、制御部5へと電力が供給さ
れると同時に、加熱部4への電力供給が可能となり、入
力電圧検知手段7に整流器3の出力が入力され、電源ス
イッチ状態検知手段8へと信号が出力される。さらに、
電源位相検知手段66の入力端子にも第2の整流素子2
2を介して半波整流された交流波形が入力され、電源ス
イッチ状態検知手段8へと信号が出力され、電源スイッ
チ状態検知手段8は電源スイッチ手段がオンされた信号
を制御部5へと出力する。制御部5は、電源スイッチ手
段2がオンされたと検知するとすぐに補助スイッチ手段
10をオンするため、電源スイッチ手段2がオフされて
も、電源位相検知手段66の入力端子には補助スイッチ
手段10と第1の整流素子21を介して半波整流された
交流波形が入力され、補助スイッチ手段10を介して制
御部5へと電力が供給される。
【0094】図12において、(a)は交流電源である
商用電源1の電圧波形、(b)は交流電源を半波整流し
た波形、(c)は入力電圧検知手段7の出力波形、
(e)は電源位相検知手段66内部の抵抗器R61と抵
抗器R64の抵抗値がほぼ同じ場合の電源位相検知手段
66の出力波形であり、電源スイッチ手段2がオンされ
るとすぐに制御部5が補助スイッチ手段10をオンした
場合の各部の波形を示している。
【0095】電源スイッチ手段2をオンした時、整流器
3から全波整流された電圧が入力される入力電圧検知手
段7の出力波形は(c)に示すように立ち上がり、その
後、補助スイッチ手段をオンすることによる出力波形
(c)の変化はない。
【0096】電源位相検知手段66の出力波形は、電源
電圧が極性1の時に電源スイッチ手段2をオンすること
によって、電源電圧の極性が反転するタイミングでなく
とも「L」出力から「H」出力に変化する。その後、す
ぐに制御部5が補助スイッチ手段10をオンし、オン状
態を電源スイッチ手段2のオンオフに関わらず継続する
ことによって、初回の出力変化以降は電源電圧の極性が
反転するタイミングで出力変化が発生する。
【0097】よって、実施例7と同様に、極性が反転す
るタイミングの誤検知や通信異常を防ぐことが可能な、
また、電源スイッチ手段2オフ後に、制御部5が補助ス
イッチ手段10はオンする必要がないと判断した場合に
オフすることで、電源位相検知手段56と制御部5とで
消費される電力を削減することが可能な加熱調理器を実
現することができる。
【0098】尚、本実施例においては、電源スイッチ手
段2がオフの場合、制御部5への電源は電源スイッチ手
段2よりも電源側のラインから電力が供給されるように
構成しているが、これに限るものではなく、電源スイッ
チ手段2を介して得られた電力を二次電池といった蓄電
素子にバックアップする構成や、一次電池を備えた構成
としても、電源スイッチ手段2のオンオフによって電源
位相を検知する電源位相検知手段の出力波形が変化せ
ず、電源位相の誤検知や通信異常を防ぐことが可能な電
気調理器を実現することができる。
【0099】また、電源スイッチ状態検知手段8は電源
位相検知手段と入力電圧検知手段7との信号によって電
源スイッチ手段2のオンオフを判定しているが、電源位
相検知手段からの信号は判定要素とせず、入力電圧検知
手段7からの信号だけで電源スイッチ手段2のオンオフ
を判定する構成としても、概ね同等の効果が得られる。
【0100】また、電源スイッチ状態検知手段8は制御
部5とは別の回路ブロックとなっているが、制御部5を
構成する例えばマイクロコンピュータなどによって機能
を果たしても、概ね同等の効果が得られる。
【0101】また、操作部5a、温度検知部5b、表示
部5cは制御部5に備えられた構成要素としているが、
これに限るものではなく、例えば通信手段9を介して別
のマイクロコンピュータや電源によって動作する独立し
た操作部、温度検知部、表示部であっても概ね同等の効
果が得られる。
【0102】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、請求
項1に記載の発明は、電源スイッチ手段のオンオフによ
って出力波形が変化しない半波整流構成を入力段に有し
た電源位相検知手段を備えることにより、電源電圧の極
性が反転するタイミングの誤検知を防ぎ、周期や時間を
カウントしたり、他の制御部とのシリアル通信用クロッ
クとして容易に使うことを可能とし、さらに、制御部5
を制御するマイクロコンピュータに組み込まれたプログ
ラムを簡素なものとしてプログラムのミスが発生し難く
安定した動作が確保されるという効果が得られる。
【0103】また、請求項2から請求項5に記載の発明
は、請求項1に記載の制御部が電源位相検知手段の出力
を検知するにあたり、ノイズによる誤検知を防ぎ、電源
電圧の極性が反転するタイミングの検知や、周期や時間
をカウントしたり、他の制御部とのシリアル通信につい
て、安定した動作が確保されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における多口電気調理器の回
路図
【図2】図1を構成する各回路ブロックの波形を示す図
【図3】本発明の実施例2における図1を構成する各回
路ブロックの波形を示す図
【図4】本発明の実施例3における多口電気調理器の片
側加熱部周辺の回路図
【図5】図4を構成する各回路ブロックの波形を示す図
【図6】本発明の実施例4における図4を構成する各回
路ブロックの波形を示す図
【図7】本発明の実施例5における図4を構成する各回
路ブロックの波形を示す図
【図8】本発明の実施例6における図4を構成する各回
路ブロックの波形を示す図
【図9】本発明の実施例7における多口電気調理器の片
側加熱部周辺の回路図
【図10】図9を構成する各回路ブロックの波形を示す
【図11】本発明の実施例8における多口電気調理器の
片側加熱部周辺の回路図
【図12】図11を構成する各回路ブロックの波形を示
す図
【図13】従来の加熱部を2個有する多口電気調理器の
回路図
【図14】図13を構成する各回路ブロックの波形を示
す図
【符号の説明】
1 商用電源 2、12 電源スイッチ手段 3、13 整流器 3a、3b、3c、3d、13a、13b、13c、1
3d 整流素子 4、14 加熱部 4a 加熱コイル 4b 共振コンデンサ 4c 平滑コンデンサ 4d、14d スイッチング素子 5、15 制御部 5a、15a 操作部 5b、15b 温度検知部 5c、15c 表示部 6、16、26、36、46、56、66 電源位相検
知手段 7、17 入力電圧検知手段 8、18 電源スイッチ状態検知手段 9 通信手段 9a、9b フォトカプラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富永 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山下 佳洋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K051 AA03 AB08 AC03 AC09 AC14 AC26 AC35 AC53 AD15 AD24 BD21 BD22 CD09 CD10 CD38 3L087 AA03 BA03 BA06 BA09 BB01 BB07 BB20 BC02 BC06 BC07 BC12 CA12 DA17 DA23 DA26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱部と、前記加熱部への電力を供給、
    遮断する電源スイッチ手段と、前記加熱部の加熱動作を
    制御する制御部と、前記電源スイッチ手段より電源側の
    ラインに接続された電源位相検知手段を備え、前記制御
    部と前記電源位相検知手段のコモン電位は加熱部に電気
    的に接続され、前記電源位相検知手段は、入力段に前記
    電源スイッチ手段のオンオフによって波形が変化しない
    半波整流構成を有し、電源周波数に同期した信号を前記
    制御部に出力してなる電気調理器。
  2. 【請求項2】 制御部は電源位相検知手段からの出力電
    圧レベルを交流電源の一周期以内に4回以上測定し、電
    源位相検知手段の出力電圧レベルが所定値より低い場合
    には高くなったことを検知し、出力電圧レベルが前記所
    定値より高い場合には低くなったことを検知してなる電
    気調理器。
  3. 【請求項3】 制御部は電源位相検知手段からの出力電
    圧変化を検知した後に出力電圧を測定し、出力波形の立
    ち上がりエッジ検出後に電圧レベルが高くなっているこ
    とを検知する、または立ち下がりエッジ検出後に電圧レ
    ベルが低くなっていることを検知してなる電気調理器。
  4. 【請求項4】 制御部は電源位相検知手段の出力を検知
    するとともに電源位相周期の半周期以内に設定された検
    知禁止期間を備え、前記電源位相検知手段からの出力を
    検知して電源位相の極性反転と判定した後、前記検知禁
    止期間は電源位相検知手段の出力を検知せず、前記検知
    禁止期間が経過した後に電源位相検知手段の出力を検知
    してなる電気調理器。
  5. 【請求項5】 制御部は電源位相検知手段からの出力電
    圧変化を検知し、出力電圧波形の立ち上がりエッジの後
    には立ち下がりエッジを、立ち下がりエッジの後には立
    ち上がりエッジを検知してなる電気調理器。
  6. 【請求項6】 電源スイッチ手段より電源側ラインに接
    続された補助スイッチ手段を備え、電源位相検知手段は
    補助スイッチ手段を介して前記電源側ラインに接続さ
    れ、補助スイッチ手段は電源位相検知手段を電源に接
    続、切断するとともに、制御部への電力を供給、遮断し
    てなる電気調理器。
  7. 【請求項7】 電源スイッチ手段より電源側のラインに
    接続された補助スイッチ手段の負荷側端子に接続された
    第1の整流素子と、前記電源スイッチ手段の負荷側端子
    に接続された第2の整流素子を備え、電源位相検知手段
    は前記補助スイッチ手段と前記第1の整流素子とを介し
    て前記電源側ラインに接続され、且つ前記電源スイッチ
    手段と前記第2の整流手段を介して前記電源側ラインに
    接続され、補助スイッチ手段は前記電源位相検知手段を
    電源に接続、切断するとともに、制御部への電力を供
    給、遮断してなる電気調理器。
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