JP2002110158A - リチウムイオン二次電池負極用炭素材料およびその製造方法 - Google Patents
リチウムイオン二次電池負極用炭素材料およびその製造方法Info
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Abstract
電池を得ることができる負極用炭素材料およびその製造
方法、リチウム二次電池の提供。 【解決手段】350〜900℃での一次焼成および20
00℃以上での高温加熱が加えられたメソフェーズカー
ボン小球体の単体および/またはその凝集体からなる粉
末状炭素材料であって、前記一次焼成および高温加熱過
程に形成された表面溶融層をそのまま有するリチウムイ
オン二次電池負極用炭素材料。該炭素材料は、ピッチマ
トリックスから分離したメソフェーズカーボン小球体を
350〜900℃で一次焼成し、得られた焼成品を分級
して粗粒子および塊状物を除去した後、2000℃以上
で高温加熱することにより製造することができる。
Description
い初期充放電効率を示すリチウムイオン二次電池負極用
炭素材料およびその製造方法に関する。
化に伴い、電池の高エネルギー密度化に対する要望はま
すます高まっている。このような情況のなか、負極にリ
チウムを利用したリチウム二次電池は、理論的に、エネ
ルギー密度が高く高電圧化、長いサイクル寿命が可能で
あるだけでなく、環境汚染の面からも現在の主流である
ニッケル・カドミウム電池に代わる次世代二次電池とし
て注目を浴びている。特にそのまま負極に用いると、デ
ンドライト析出によるサイクル寿命低下、安全性低下の
課題があったリチウム金属に代わり、リチウムイオンを
挿入(吸蔵)・離脱(放出)する能力を有し、リチウム
金属の析出を防止しうる炭素材料が安定した負極材料と
なりうることが発見されて以来、リチウムイオン二次電
池の実用化が可能となっている。
極用各材料として、それぞれリチウムイオンの担持体と
して機能する酸化還元電位の異なる二種類の層間化合物
で構成され、充放電過程における非水溶媒の出入は層間
で行われる。炭素材料を用いたリチウムイオン二次電池
での負極におけるリチウムイオンの挿入・離脱機構その
ものは現在のところ充分に解明されているとはいえない
が、炭素材料に関する多くの提案がなされている。この
うちでも充放電特性に優れ、高い放電容量と電位平坦性
とを示す黒鉛が有望視されている(特公昭62−234
33号など)。とくに近年、メソフェーズカーボン小球
体(メソカーボンマイクロビーズ)を2000℃以上で
高温処理した黒鉛系炭素材料は、リチウムイオン二次電
池の負極に適していることが提案されている(特開平4
−115458号、特開平4−188559号、特開平
4−190557号、特開平4−332484号な
ど)。これは、メソフェーズカーボン小球体が数〜数十
μmの微小球体であり、リチウムイオンの挿入・離脱サ
イトが多く、また電極充填率を大きくとれることに加
え、高温加熱により適度な黒鉛構造あるいは黒鉛類似構
造を持つことに起因すると考えられている。
似性から黒鉛構造との関連性がいわれているが、電解質
あるいは溶媒などの電池要素によって最適な黒鉛構造は
異なるとされ、リチウムイオン二次電池の負極として良
い性能を与える炭素材料として種々の黒鉛構造が提案さ
れている。たとえば炭素のX線回折におけるC軸方向の
結晶格子の厚み(Lc)が200Å(20nm)であっ
て、かつA軸方向の結晶格子の厚み(La)との比Lc
/Laが1.3以上である炭素材料(特開平4−190
556号)、格子面間隔(d002 )が3.45Å(0.
345nm)であって、かつLcが300Å(30n
m)以上である炭素材料(特開平4−188559
号)、d002 が3.35〜3.40Å(0.335〜
0.340nm)であって、かつLcおよびLaが20
0Å(20nm)以上であり、かつ真密度が2.00〜
2.25g/cm3 である炭素材料(特開平4−188
559号)などが提案されている。
小球体は、ピッチ類を熱処理した際に350〜450℃
付近で析出する巨大芳香族性高分子の光学的異方性中間
相(球晶)をピッチマトリックスから分離し、これを高
温加熱(黒鉛化)して得られるが、ピッチマトリックス
から分離した球晶をそのまま高温に加熱すると強固に融
着した塊状物で得られる。これを電池用負極材料として
使用するには、塊状の加熱融着物を解砕または粉砕して
粉末状にする必要があるが、この融着物の解砕または粉
砕は容易ではない。
分離した球晶を高温に加熱するに先だって、350℃程
度の低温で一次焼成(仮焼)を加えるなどして黒鉛化時
の融着を防止することが提案されている。また加熱時の
融着防止のため、ピッチマトリックスから球晶を分離す
る際には、ベンゼン、キノリンなどの抽出溶剤を用い
て、融着炭素化するピッチ分を5質量%以下に除去して
おくことが好ましいことも提案されている(特開平7−
169458号)。
ーボン小球体に黒鉛化処理を行ってもほとんど融着する
ことなくリチウムイオン二次電池の負極として使用可能
な粒径で得ることができ、当初の粒径を得るために必ず
しも解砕または粉砕を必要としないが、粉砕または解砕
は容易に行うことができ、また一次焼成後および/また
は黒鉛化後に粉砕または解砕処理を加えれば歩留まりを
上げることもできる。またリチウムイオン二次電池の容
量増大には、負極炭素材料の充填率の寄与は大きく、こ
のために粒度調整として商業的実施では、通常解砕また
は粉砕が行われる。
としたリチウムイオン二次電池は、第1サイクルにおけ
る不可逆な容量(以下「不可逆容量」ともいう)の増加
が著しく、初回の放電時に数十から数百mAh/gレベ
ルの放電容量ロスを示す。すなわち初期充放電効率が低
いという問題がある。この原因のすべてが明らかになっ
てはいないが、その一つには、黒鉛が電解液に対して活
性であることが挙げられ、具体的には黒鉛表面での溶媒
あるいは支持電解質の分解が報告されている。この分解
反応は、分解生成物が黒鉛(炭素)表面に堆積・成長
し、電子が黒鉛表面から溶媒等に直接移動できない程度
の厚さとなるまで継続する。また溶媒分子とリチウムイ
オンとがコインターカレートして黒鉛表面層が剥げ落
ち、新たに露出した黒鉛表面が電解液と反応することに
より不可逆容量が大きくなる場合がある(初期充放電効
率が低い)ことも報告されている(ジャーナルオブエレ
クトロケミカルソサイアティー、vol.137, 2009 (199
0))。
1サイクルでの不可逆容量が有効的に低減され、高い初
期充放電効率が得られるとともに、高放電容量のリチウ
ムイオン二次電池が得られる負極用炭素材料、このよう
な炭素材料の製造方法およびリチウムイオン二次電池を
提供することを目的としている。
うな課題を解決すべく鋭意検討したところ、粒径の揃っ
た黒鉛粒子を高い歩留まりで得るために一次焼成後また
は黒鉛化処理後に行っている解砕または粉砕処理をいず
れも行わず、一次焼成、黒鉛化時に形成された溶融表面
層を有する粒子のみをリチウムイオン二次電池負極の炭
素材料として用いると、初期充放電効率を各段に向上さ
せることができることを見出した。すなわち本発明のリ
チウムイオン二次電池負極用炭素材料は、350〜90
0℃での一次焼成に次いで2000℃以上での高温加熱
が加えられたメソフェーズカーボン小球体の単体および
/またはその凝集体からなる実質的に単一層の粉末状炭
素材料であって、前記一次焼成および高温加熱過程に形
成された溶融表面層をそのまま有する。
料の最大粒径は150μmよりも小さいことが好まし
い。また粒径3μm以下の微粉末は含まないことが望ま
しい。
用炭素材料の製造方法では、ピッチ類の熱処理により生
成したメソフェーズカーボン小球体を、ピッチマトリッ
クスから分離した後、350〜900℃で一次焼成し、
得られた焼成品を分級して粗粒子および塊状物を除去し
た後、2000℃以上で高温加熱する。
より行うことができる。さらに風力分級より粒径3μm
以下の微粉末を除去することが望ましい。
体のキノリン可溶分が20質量%以下となるように有機
溶剤を用いてピッチマトリックスから分離・洗浄するこ
とが望ましい。またこれにより分離されたメソフェーズ
カーボン小球体のトルエン可溶分は10質量%以下であ
ることが望ましい。
ン二次電池負極用炭素材料を得ることができる。本発明
では、該炭素材料から形成される負極を用いたリチウム
イオン二次電池も提供される。リチウムイオン二次電池
は、通常、上記負極とともに正極および非水電解質を備
えてなる。
粉砕により露出した黒鉛粒子の表面に被覆を形成してリ
チウムイオン二次電池の負極に用いることは提案されて
おり、たとえば特開平11−310405号には、芯材
炭素材料(黒鉛)表面に、被覆形成用炭素材料からなる
表面層を形成し、芯材結晶のエッジ部分の一部または全
部を被覆形成用炭素材料により被覆した二層構造の炭素
材料が提案されている。このように黒鉛表面に形成され
た被覆層は、使用中に剥がれ落ちるおそれがある。
する。上記したようにリチウムイオン二次電池は、通
常、負極、正極および非水電解質を主たる電池構成要素
とし、正・負極はそれぞれリチウムイオンの担持体から
なり、充放電過程における非水溶媒の出入は層間で行わ
れる。本質的に、充電時にはリチウムイオンが負極中に
ドープされ、放電時には負極から脱ドープする電池機構
である。本発明では、このようなリチウムイオン二次電
池の負極用材料として、以下のような特定の炭素材料が
提供される。すなわち本発明のリチウムイオン二次電池
負極用炭素材料は、350〜900℃での一次焼成に次
いで2000℃以上での高温加熱が加えられたメソフェ
ーズカーボン小球体の単体および/またはその凝集体か
らなる実質的に単一層の粉末状炭素材料であって、前記
一次焼成および高温加熱過程に形成された溶融表面層を
そのまま有する。
ッチマトリックス成分などの低融点成分が残存している
ので、一次焼成で該成分の溶融が生じ、黒鉛化される。
本発明の炭素材料は、このように溶融した後に黒鉛化さ
れた表面を有している。本発明では、この低融点成分が
溶融した後に黒鉛化された表面を溶融表面層と称す。本
発明の炭素材料は、本質的にエッジが露出しておらず、
溶融表面層をそのまま有したものである。本発明で実質
的に単一層を有するとは、最終的に2000℃以上での
高温加熱を受けた融着層として粒子内部と一体的に形成
された表面層は有するが、炭素材料を黒鉛化した後に形
成した被覆層、あるいは黒鉛粒子を解砕または粉砕した
後に形成した被覆層は有さないことを意味する。このよ
うな溶融表面層は剥がれ落ちるおそれがない。
負極用材料として使用される黒鉛化したメソフェーズカ
ーボン小球体は、通常、製造過程のいずれかで解砕また
は粉砕工程が加えた製品であり、これにより少なくとも
一部は内部が露出しているが、一次焼成、黒鉛化時に形
成された溶融表面層を有する黒鉛化炭素材料のみからな
る粒子をリチウムイオン二次電池の負極用材料として使
用すれば、通常の解砕または粉砕品を含む製品に比べ、
初期充放電効率が格段に改善されることは知られていな
い。
間隔d002 が0.34nm以下で、真比重が2.2以上
の黒鉛質材料が好ましい。ここで、格子面間隔d002 と
は、X線としてCuKα線を用い、高純度シリコンを標
準物質とするX線回折法〔大谷杉郎、炭素繊維、P73
3−742(1986)近代編集社〕によって測定され
た値を意味する。
素材料は、充填率の面から、最大粒径が150μmより
も小さいことが好ましく、さらには108μm以下が好
ましい。また粒径3μm以下の微粉末は含まないことが
望ましい。通常、平均粒径3μm超108μm以下程度
のものが好ましく使用される。
用炭素材料は、以下のような方法により製造することが
できる。本発明に係るリチウムイオン二次電池負極用炭
素材料の製造方法では、ピッチ類の熱処理により生成し
たメソフェーズカーボン小球体を、ピッチマトリックス
から分離した後、350〜900℃で一次焼成し、得ら
れた焼成品を分級して粗粒子および塊状物を除去した
後、2000℃以上で高温加熱する。
ピッチ、コールタールピッチなどの石油、石炭系ピッチ
類を熱処理した際に350〜450℃付近でピッチ中に
生成した巨大芳香族性高分子がピッチマトリックス中に
析出した中間相(球晶)をピッチマトリックスから分離
した粒径が数〜数十μmの微小球体である。
体のキノリン可溶分(QS)が20質量%以下、好まし
くは10質量%以下となるように有機溶剤を用いてピッ
チマトリックスから分離・洗浄することが望ましい。ま
たこれにより分離されたメソフェーズカーボン小球体の
トルエン可溶分(TS)は10質量%以下、さらには5
質量%以下であることが望ましい。この際有機溶剤とし
ては、ベンゼン、トルエン、キノリン、タール中油、タ
ール重油などを用いることができる。これらの二種以上
を併用することもできる。
ェーズカーボン小球体は、不活性雰囲気の流動下で、3
50〜900℃、好ましくは400〜600℃に加熱
し、一次焼成(仮焼)される。この焼成品を分級して粗
粒子および塊状物を除去するには、篩、風力分級等、一
般的な分級方法を採用することができる。分級は、粉
砕、解砕がなされないような条件で行われる。具体的に
は、200メッシュ篩により行うことができる。また必
要に応じて微紛も除去し、最小粒子径の調整を行う。風
力分級より粒径3μm以下の微粉末を除去することが望
ましい。一次焼成の温度が350℃未満では、次工程の
高温加熱で融着しやすく、900℃超では一次焼成で融
着しやすい。
は、次いで2000℃以上、好ましくは2500℃以上
さらに好ましくは2500〜3200℃で高温加熱(黒
鉛化)される。この黒鉛化処理後に、上記のような分級
による粗粒子および塊状物の除去処理を行ってもよい。
2000℃未満では黒鉛化が十分に進まないため、放電
容量が小さくなる。
は、分級により調整し、粉砕または解砕は行わない。こ
のため粉砕または解砕を含む方法に比べ、最終的な製品
としての歩留まりは高いとはいえないが、結晶のエッジ
部分の露出がなく、リチウムイオン二次電池負極用材料
として好適な、高容量で、特に初期充放電効率に優れた
炭素材料が得られる。なお、一次焼成時に、メソフェー
ズカーボン小球体は、数〜数十μmの微小球体の単体で
あるが、一次焼成時に、複数の単体が凝集して数十μm
の凝集体となり、さらに凝集が進むと、例えば300μ
m以上の粗粒子となったり、数cm程度の塊状物となっ
てしまう。粗粒子や塊状物を負極用炭素材料として用い
ると凹凸などが激しく、除去することが好ましい。
上記のような炭素材料から形成される負極を用いたリチ
ウムイオン二次電池も提供される。本発明のリチウムイ
オン二次電池は、負極材料として上記炭素材料を用いる
こと以外は特に限定されず、他の電池構成要素について
は一般的なリチウムイオン二次電池の要素に準じる。リ
チウムイオン二次電池は、通常、負極、正極および非水
電解質を主たる電池構成要素とする。
通常の成形方法に準じて行うことができるが、炭素材料
の性能を充分に引き出し、かつ粉末に対する賦型性が高
く、化学的、電気化学的に安定な負極を得ることができ
る方法であれば何ら制限されない。負極作製時には、炭
素材料に結合剤を加えた結合合剤を用いることができ
る。結合剤としては、電解質に対して化学的安定性、電
気化学的安定性を有するものを用いるのが望ましく、例
えばポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレ
ン等のフッ素系樹脂、ポリエチレン、ポリビニルアルコ
ール、さらにはカルボキシメチルセルロースなどが用い
られる。これらを併用することもできる。結合剤は、通
常、負極合剤全量中1〜20質量%程度の量で用いるの
が好ましい。
よって適当な粒径に調整し、結合剤と混合することによ
って負極合剤を調製し、この負極合剤を、通常、集電体
の片面もしくは両面に塗布することで負極合剤層を形成
することができる。この際には通常の溶媒を用いること
ができ、負極合剤を溶媒中に分散させ、ペースト状とし
た後、集電体に塗布、乾燥すれば、負極合剤層が均一か
つ強固に集電体に接着される。より具体的には、たとえ
ば炭素材料と、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素
系樹脂粉末とを、イソプロピルアルコール等の溶媒中で
混合・混練した後、塗布することができる。また炭素材
料と、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素系樹脂粉末ある
いはカルボキシメチルセルロース等の水溶性粘結剤と
を、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミドある
いは水、アルコール等の溶媒と混合してスラリーとした
後、塗布することができる。
塗布する際の塗布厚は10〜200μmとするのが適当
である。負極合剤層を形成した後、プレス加圧等の圧着
を行うと、負極合剤層と集電体との接着強度をさらに高
めることができる。また炭素材料と、ポリエチレン、ポ
リビニルアルコールなどの樹脂粉末とを乾式混合し、金
型内でホットプレス成型することもできる。
限定されないが、箔状、あるいはメッシュ、エキスパン
ドメタル等の網状のもの等が用いられる。集電材として
は、例えば銅箔、ステンレス箔、ニッケル箔等を挙げる
ことができる。集電体の厚みは、箔状の場合、5〜20
μm程度が好適である。
は、充分量のリチウムをドープ/脱ドープし得るものを
選択するのが好ましい。そのような正極活物質として
は、リチウム含有遷移金属酸化物、遷移金属カルコゲン
化物、バナジウム酸化物(V2 O5 、V 6 O13、V2 O
4 、V3 O8 など)およびそのLi化合物などのリチウ
ム含有化合物、一般式MX Mo6 S8-y (式中Xは0≦
X≦4、Yは0≦Y≦1の範囲の数値であり、Mは遷移
金属などの金属を表す)で表されるシェブレル相化合
物、活性炭、活性炭素繊維などを用いることができる。
上記リチウム含有遷移金属酸化物は、リチウムと遷移金
属との複合酸化物であり、リチウムと2種類以上の遷移
金属を固溶したものであってもよい。リチウム含有遷移
金属酸化物は、具体的には、LiM(1)1-X M(2)
X O2 (式中Xは0≦X≦1の範囲の数値であり、M
(1)、M(2)は少なくとも一種の遷移金属元素から
なる。)あるいはLiM(1)2-y M(2)y O4 (式
中Yは0≦Y≦1の範囲の数値であり、M(1)、M
(2)は少なくとも一種の遷移金属元素からなる。)で
示される。式中Mで示される遷移金属元素としては、C
o、Ni、Mn、Cr、Ti、V、Fe、Zn、Al、
In、Snなどが挙げられ、好ましくはCo、Fe、M
n、Ti、Cr、V、Alが挙げられる。
り具体的に、LiCoO2 、LixNiy M1-y O2(M
はNiを除く上記遷移金属元素、好ましくはCo、F
e、Mn、Ti、Cr、V、Alから選ばれる少なくと
も一種、0.05≦x≦1.10、0.5≦y≦1.0
である。)で示されるリチウム複合酸化物、LiNiO
2 、LiMnO2 、LiMn2O4 などが挙げられる。
は、たとえば、Li、遷移金属の酸化物または塩類を出
発原料とし、これら出発原料を組成に応じて混合し、酸
素存在雰囲気下600℃〜2000℃の温度範囲で焼成
することにより得ることができる。なお出発原料は酸化
物または塩類に限定されず、水酸化物等からも合成可能
である。本発明では、正極活物質は、上記化合物を単独
で使用しても2種類以上併用してもよい。たとえば正極
中には、炭酸リチウム等の炭素塩を添加することもでき
る。
るには、例えば正極材料と結合剤および電極に導電性を
付与するための導電剤よりなる正極合剤を集電体の両面
に塗布することで正極合剤層を形成する。結合剤として
は、負極で例示したものがいずれも使用可能である。導
電剤としては例えば炭素材料が用いられる。
るいはメッシュ、エキスパンドメタル等の網状等のもの
が用いられる。たとえば集電体としては、アルミニウム
箔、ステンレス箔、ニッケル箔等を挙げることができ
る。その厚さとしては、10〜40μmのものが好適で
ある。また正極の場合も負極と同様に、正極合剤を溶剤
中に分散させることでペースト状にし、このペースト状
の正極合剤を集電体に塗布、乾燥することによって正極
合剤層を形成しても良く、正極合剤層を形成した後、さ
らにプレス加圧等の圧着を行っても構わない。これによ
り正極合剤層が均一且つ強固に集電体に接着される。
際しては、従来公知の導電剤や結着剤などの各種添加剤
を適宜に使用することができる。
ては通常の非水電解液に使用されている電解質塩を用い
ることができ、たとえばLiPF6 、LiBF4 、Li
AsF6 、LiClO4 、LiB(C6 H5)、LiC
l、LiBr、LiCF3 SO3 、LiCH3 SO3 、
LiN(CF3 SO2)2 、LiC(CF3 SO2)3 、L
iN(CF 3 CH2 OSO2)2 、LiN(CF3 CF2
OSO2)2 、LiN(HCF2 CF 2 CH2 OS
O2)2 、LiN((CF3)2 CHOSO2)2 、LiB
[C6 H3(CF3)2 ]4 、LiAlCl4 、LiSiF
6 などのリチウム塩などを用いることができる。特に、
LiPF6 、LiBF4 が酸化安定性の点から好ましく
用いられる。電解液中の電解質塩濃度は、0.1〜5モ
ル/リットルが好ましく、0.5〜3.0モル/リット
ルがより好ましい。
てもよいし、固体電解質あるいはゲル電解質等、高分子
電解質としてもよい。前者の場合、非水電解質電池は、
いわゆるリチウムイオン電池として構成され、後者の場
合、非水電解質電池は、高分子固体電解質電池、高分子
ゲル電解質電池等の高分子電解質電池として構成され
る。
として、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネー
ト、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、
1,1−または1,2 −ジメトキシエタン、1,2 −ジ
エトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテト
ラヒドロフラン、γ−ブチロラクトン、1 ,3−ジオキ
ソラン、4 −メチル−1 ,3 −ジオキソラン、アニソー
ル、ジエチルエーテル、スルホラン、メチルスルホラ
ン、アセトニトリル、クロロニトリル、プロピオニトリ
ル、ホウ酸トリメチル、ケイ酸テトラメチル、ニトロメ
タン、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、
酢酸エチル、トリメチルオルトホルメート、ニトロベン
ゼン、塩化ベンゾイル、臭化ベンゾイル、テトラヒドロ
チオフェン、ジメチルスルホキシド、3−メチル−2−
オキサゾリドン、エチレングリコール、サルファイト、
ジメチルサルファイト等の非プロトン性有機溶媒を用い
ることができる。
ル電解質等の高分子電解質とする場合には、可塑剤(非
水電解液)でゲル化されたマトリックス高分子を含む
が、このマトリックス高分子としては、ポリエチレンオ
キサイドやその架橋体等のエーテル系高分子、ポリメタ
クリレート系、ポリアクリレート系、ポリビニリデンフ
ルオライドやビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロ
プロピレン共重合体等のフッ素系高分子等を単独、もし
くは混合して用いることができる。これらの中で、酸化
還元安定性の観点等から、ポリビニリデンフルオライド
やビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン
共重合体等のフッ素系高分子を用いることが望ましい。
質に含有される可塑剤を構成する電解質塩や非水溶媒と
しては、前述のものがいずれも使用可能である。ゲル電
解質の場合、可塑剤である非水電解液中の電解質塩濃度
は、0.1〜5モル/リットルが好ましく、0.5〜
2.0モル/リットルがより好ましい。このような固体
電解質の作製方法としては特に制限はないが、例えば、
高分子化合物、リチウム塩および溶媒(可塑剤)を混合
し、加熱して溶融する方法、適当な混合用の有機溶剤に
高分子化合物、リチウム塩および溶媒(可塑剤)を溶解
させた後、混合用の有機溶剤を蒸発させる方法、並びに
モノマー、リチウム塩および溶媒(可塑剤)を混合し、
それに紫外線、電子線または分子線などを照射してポリ
マーを形成させる方法等を挙げることができる。また、
前記固体電解質中の溶媒(可塑剤)の添加割合は、10
〜90質量%が好ましく、さらに好ましくは、30〜8
0質量%である。10質量%未満であると、導電率が低
くなり、90質量%を超えると機械的強度が弱くなりフ
ィルム化が困難となる。
は、セパレーターを使用することもできる。セパレータ
ーとしては、特に限定されるものではないが、例えば織
布、不織布、合成樹脂製微多孔膜等が挙げられる。特に
合成樹脂製微多孔膜が好適に用いられるが、その中でも
ポリオレフィン系微多孔膜が、厚さ、膜強度、膜抵抗の
面で好適である。具体的には、ポリエチレンおよびポリ
プロピレン製微多孔膜、またはこれらを複合した微多孔
膜等である。
は、初期充放電効率が改善したことから、ゲル電解質を
用いることが可能である。ゲル電解質二次電池は、炭素
材料を含有する負極と、正極およびゲル電解質を、例え
ば負極、ゲル電解質、正極の順で積層し、電池外装材内
に収容することで構成される。なお、これに加えてさら
に負極と正極の外側にゲル電解質を配するようにしても
良い。このような炭素材料を負極に用いるゲル電解質二
次電池では、ゲル電解質にプロピレンカーボネートが含
有され、また炭素材料粉末としてインピーダンスを十分
に低くできる程度に小粒径のものを用いた場合でも、不
可逆容量が小さく抑えられる。したがって、大きな放電
容量が得られるとともに高い初期充放電効率が得られ
る。
電池の構造は任意であり、その形状、形態について特に
限定されるものではなく、円筒型、角型、コイン型、ボ
タン型等の中から任意に選択することができる。より安
全性の高い密閉型非水電解液電池を得るためには、過充
電等の異常時に電池内圧上昇を感知して電流を遮断させ
る手段を備えたものであることが望ましい。高分子固体
電解質電池や高分子ゲル電解質電池の場合には、ラミネ
ートフィルムに封入した構造とすることもできる。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例および比較例で得られた黒鉛粉末の粉体特性およ
び充放電特性は以下のように測定した。また以下では、
リチウムイオン二次電池評価用回路を作製して充放電特
性を測定したが、実電池は、本発明の概念に基づき、公
知の方法に準じて作製することができる。
ン社製レーザー回折式粒度分布計LS−5000にて粒
度分布を測定した。 (2)BET比表面積 窒素ガス吸着法によるBET1点法によって測定した。 (3)X線回折 黒鉛粉末に対して約15質量%のX線標準高純度シリコ
ン粉末を加えて混合し、資料セルに詰め、グラファイト
モノクロメータで単色化したCuKα線を線源として反
射式ディフラクトメータ法によって、広角X線回折曲線
を測定し、学振法を用いて層間距離(格子面間隔d002)
を求めた。 (4)トルエン可溶分 JIS K2425に準拠して測定した。 (5)キノリン可溶分 JIS K2425に準拠して測定した。黒鉛粉末をキ
ノリンに溶解させ、75℃で30分間加熱した後、JI
S R3503に規定するるつぼ型ろ過器1G4を用
い、熱いうちに吸引ろ過する。ろ液を乾燥して質量を測
定する。なおろ過助剤としてケイ藻土を用いる。
ゴン流通下、以下の条件で充放電容量を測定した。 セル形式:3極式ビーカーセル 対極および参照極:金属リチウム 作用極:黒鉛粉末100重量部に対して10重量部のポ
リフッ化ビニリデン(PVDF)を混合し、さらにN−
メチルピロリドンを加えPVDFを充分に溶解してペー
スト状とし、銅箔上に塗布した。これを100℃で予備
乾燥後、ロールプレス機によりプレスし、さらに100
℃真空下でN−メチルピロリドンを除去し、作用極とし
た。 電解液:1M LiClO4 /PC+EC+DMC(モ
ル比3:5:2) PC:プロピレンカーボネート EC:エチレンカーボネート DMC:ジメチルカーボネート
を行い、回路電圧が0.4mVに達した時点で0.1V
で定電位充電に切り替え、電流値が20μAになるまで
充電を続けた後、0.4mA/cm2 の定電流放電を行
った。回路電圧が2.5Vに達するまでの容量を放電容
量とした。黒鉛粉末1g当たりの放電容量(mAh/
g)を表中に示す。
クルにおける通電量から充電容量と放電容量を求め、次
式により初期放電効率を算出した。 初期充放電効率=(放電容量/充電容量)×100
(%)
(QI)を0.5質量%含有するコールタールを、35
0℃で0.5hr熱処理後、更に450℃で0.2hr
再熱処理してメソフェーズ小球体を生成させた。かかる
熱処理ピッチをタール中油(bp:130〜250℃)
を使用して抽出し、ピッチマトリックス中からメソフェ
ーズカーボン小球体を分離濾過した。得られたメソフェ
ーズカーボン小球体をロータリーキルンで500℃で一
次焼成(仮焼)した。仮焼品を200メッシュ(篩目7
5μm)振動篩を用いて、粗径の大きなもの(粗粉と称
す)の除去を行った。得られた粒度調整品を黒鉛るつぼ
に入れ、アルゴン雰囲気下、1000℃/hrの昇温速
度で3000℃まで昇温して黒鉛化処理した。こうして
得られた黒鉛粉末の粉体特性(粒度分布(平均粒径、最
大粒径)、比表面積、結晶性格子面間隔d002 )および
充放電特性を表1に示す。また該黒鉛粉末の電子顕微鏡
写真を図1に示す。
て、タール中油に代えてタール重油(bp:200〜3
00℃)を用いた以外は、実施例1と同様にして黒鉛粉
末を製造した。得られた黒鉛粉末の粉体特性、充放電特
性を表1に示す。
ま黒鉛化処理した以外は、実施例1と同様にして黒鉛粉
末を製造した。得られた黒鉛粉末の粉体特性、充放電特
性を表1に示す。
目75μm)振動篩にかける前に、ハンマーミルで粉砕
処理を加えた以外は、実施例1と同様にして黒鉛粉末を
製造した。該粉末の電子顕微鏡写真を図2に示す。得ら
れた黒鉛粉末の粉体特性、充放電特性を表1に示す。
実施例1と同様にして黒鉛化処理したところ、塊状とな
り、充放電特性を評価することができなかった。
性、およびこれを作用極の炭素材料としたときの充放電
特性を表1に示す。
池において、高放電容量で、高い初期充放電効率を得る
ことができる。
顕微鏡撮影した図面代用写真である。
料を電子顕微鏡撮影した図面代用写真である。
2)
Claims (5)
- 【請求項1】350〜900℃での一次焼成に次いで2
000℃以上での高温加熱が加えられたメソフェーズカ
ーボン小球体の単体および/またはその凝集体からなる
実質的に単一層の粉末状炭素材料であって、前記一次焼
成および高温加熱過程に形成された溶融表面層をそのま
ま有するリチウムイオン二次電池負極用炭素材料。 - 【請求項2】最大粒径が150μmよりも小さい請求項
1に記載のリチウムイオン二次電池負極用炭素材料。 - 【請求項3】ピッチ類の熱処理により生成したメソフェ
ーズカーボン小球体を、ピッチマトリックスから分離し
た後、350〜900℃で一次焼成し、得られた焼成品
を分級して粗粒子および塊状物を除去した後、2000
℃以上で高温加熱するリチウムイオン二次電池負極用炭
素材料の製造方法。 - 【請求項4】前記焼成品を200メッシュ篩により分級
する請求項3に記載のリチウムイオン二次電池負極用炭
素材料の製造方法。 - 【請求項5】請求項1または2に記載の炭素材料から形
成される負極を用いたリチウムイオン二次電池。
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- 2000-09-29 JP JP2000298723A patent/JP4554795B2/ja not_active Expired - Lifetime
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