JP2002109771A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JP2002109771A
JP2002109771A JP2000298765A JP2000298765A JP2002109771A JP 2002109771 A JP2002109771 A JP 2002109771A JP 2000298765 A JP2000298765 A JP 2000298765A JP 2000298765 A JP2000298765 A JP 2000298765A JP 2002109771 A JP2002109771 A JP 2002109771A
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JP2000298765A
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Yoshitaka Takahashi
義孝 高橋
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、波長の異なるレーザ光を出射する
複数のレーザ光源を使用した場合、複数のレーザ光源の
光量制御を高精度に行うことが困難であるという課題を
解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、複数のレーザ光源11、1
7から出射されたレーザ光のうち情報記録媒体15に入
射しない光が複数のレーザ光源11、17に対応して入
射する複数の受光素子16を備え、この複数の受光素子
16の出力信号により情報記録媒体15上のレーザ光ス
ポットの光量制御を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学装置、光ピック
アップ及び記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、情報記録媒体に対して情報の記
録又は再生を行う記録再生装置の光学系を示す。半導体
レーザ1から出射したレーザ光は、カップリングレンズ
2により略平行ビームとなり、ビームスプリッタ3を通
り、対物レンズ4により集光されて情報記録媒体として
の光ディスク5上に微小径のスポットを形成する。光デ
ィスク5で反射されたレーザ光は、再び対物レンズ4を
通って略平行光とされ、ビームスプリッタ3で光路が曲
げられて信号検出用受光素子(図示せず)に入射する。
また、半導体レーザ1から出射し、カップリングレンズ
2で略平行光にされた光の一部は、ビームスプリッタ3
で光路が曲げられて半導体レーザ光検出用受光素子6に
入射する。半導体レーザ光検出用受光素子6は入射光を
受光して間接的に光ディスク5上のレーザ光パワーを検
出する。
【0003】半導体レーザの出力は、半導体レーザが同
一電流で駆動されていても、半導体レーザの周囲温度変
化により変化してしまう。半導体レーザの出力が変化す
ると、再生信号の劣化や記録品質の低下を招いてしま
う。そこで、半導体レーザ1から出射したレーザ光であ
ってビームスプリッタ3で反射されたレーザ光が入射す
る半導体レーザ光検出用受光素子6の出力が一定となる
ように半導体レーザ1を駆動することにより、光ディス
ク5上の光量を一定にすることができる。
【0004】近年、CD(コンパクトディスク)系の情
報記録媒体よりも容量の大きなDVD(デジタル ビデ
オ ディスク)系情報記録媒体が商品化された。将来的
にはより容量の大きなDVD系情報記録媒体が主流とな
るであろうが、その過程ではCD系情報記録媒体、DV
D系情報記録媒体の両方に対して情報の記録、再生が行
える記録再生装置が望まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したCD系情報記
録媒体、DVD系情報記録媒体の両方に対して情報の記
録、再生が行える記録再生装置では、CD系情報記録媒
体、例えばCD−Rは、レーザ光の波長に対する反射率
の依存性が強く、780nm近傍の半導体レーザを使用
しなければ情報の記録・再生が行えない。一方、DVD
系情報記録媒体は660nm近傍の波長で情報の記録・
再生が行われる。よって、単一の記録再生装置でCD系
情報記録媒体、DVD系情報記録媒体の両方に対して情
報の記録・再生を行おうとすると、そのレーザ光源には
2種類の波長のレーザ光をそれぞれ出射する2つのレー
ザ光源を使用しなければならない。しかし、2種類の波
長のレーザ光をそれぞれ出射する2つのレーザ光源を使
用した場合には、2つのレーザ光源の光量制御を高精度
に行うことが困難である。
【0006】請求項1に係る発明は、複数種類の波長の
レーザ光をそれぞれ出射する複数のレーザ光源を使用す
る場合においても高精度に各レーザ光源の光量制御を行
うことが可能となる光学装置を提供することを目的とす
る。請求項2、4に係る発明は、小型化及び組付け工数
の低減を図ることができる光学装置を提供することを目
的とする。
【0007】請求項3、5に係る発明は、情報記録媒体
側へ光を多く配分することが可能となり、電流電圧変換
抵抗値を下げることが可能で高速化できる光学装置を提
供することを目的とする。請求項6に係る発明は、各受
光素子の光電流をそれぞれ電流電圧変換した後の最大電
圧値がほぼ同等となる光学装置を提供することを目的と
する。
【0008】請求項7に係る発明は、複数のレーザ光源
の光量制御を簡易な構成で高精度に行うことが可能な光
ピックアップを提供することを目的とする。請求項8に
係る発明は、複数の異なる情報記録媒体への記録再生が
安定して、安価に実現できる記録再生装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、種類の異なる複数の情報記
録媒体に対応してそれぞれ異なる波長のレーザ光を出射
する複数のレーザ光源と、この複数のレーザ光源からの
レーザ光を集光して前記複数の情報記録媒体にそれぞれ
微小径のレーザ光スポットを形成する対物レンズとを有
する光学装置において、前記複数のレーザ光源から出射
されたレーザ光のうち前記情報記録媒体に入射しない光
が前記複数のレーザ光源に対応して入射する複数の受光
素子を備え、この複数の受光素子の出力信号により前記
情報記録媒体上のレーザ光スポットの光量制御を行うも
のである。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1記載の光
学装置において、前記複数の受光素子を同一のパッケー
ジに封入したものである。請求項3に係る発明は、請求
項1または2記載の光学装置において、前記複数のレー
ザ光源と前記複数の受光素子との間に楔型プリズムを配
置したものである。請求項4に係る発明は、請求項3記
載の光学装置において、前記複数波長のレーザ光の合
成、分離を行うプリズムを有し、このプリズムと前記楔
型プリズムを一体としたものである。請求項5に係る発
明は、請求項3または4記載の光学装置において、前記
楔型プリズムと前記複数の受光素子との間にレンズを配
置したものである。
【0011】請求項6に係る発明は、請求項1〜5のい
ずれか1つに記載の光学装置において、前記複数の受光
素子の各々の出力電流を電圧に変換する電流電圧変換の
抵抗値と、前記複数の受光素子の各々に入射するレーザ
光の最大値と、前記複数の受光素子の各波長に対する光
電変換感度との積が略同一となるように前記複数の受光
素子の各々の電流電圧変換抵抗値を設定したものであ
る。請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1
つに記載の光学装置からなるものである。請求項8に係
る発明は、請求項7記載の光ピックアップを搭載したも
のである。
【0012】
【発明の実施の例】図1は本発明の第1の実施例の光学
系を示す。この第1の実施例は、請求項1、2、6、7
に係る発明の実施例であり、記録再生装置の光学装置と
しての光ピックアップの例である。レーザ光源11は例
えば660nmの波長のレーザ光を出射する半導体レー
ザとして例えば公知の受光素子内蔵のホログラムレーザ
が用いられる。半導体レーザ11から出射されたレーザ
光は、コリメートレンズ12で略平行光とされ、一部が
プリズム13を透過して他の一部がプリズム13で反射
される。
【0013】プリズム13を透過したレーザ光は、対物
レンズ14により集光されて情報記録媒体としての光デ
ィスク15上に微小径のスポットを形成する。この場
合、光ディスク15はDVD系光ディスクがセットさ
れ、DVD系光ディスクに情報の記録又は再生を行う時
には半導体レーザ11のみが点灯して半導体レーザ17
は消灯する。光ディスク15で反射されたレーザ光は、
再び対物レンズ14を通って略平行光とされ、プリズム
13及びコリメートレンズ12を通り、ホログラムレー
ザ11内の受光素子に入射する。この受光素子は、分割
受光素子が用いられ、各分割部分の出力信号が演算部に
て演算されて情報信号等が得られる。また、半導体レー
ザ11から出射されたレーザ光のうちプリズム13で反
射された光は半導体レーザ光検出用受光素子16に入射
する。この受光素子16はパッケージに封入されてい
る。
【0014】レーザ光源17は半導体レーザ11とは異
なる例えば785nmの波長のレーザ光を出射する半導
体レーザとして例えば公知の受光素子内蔵のホログラム
レーザが用いられる。半導体レーザ17から出射された
レーザ光は、コリメートレンズ18で略平行光とされ、
一部がプリズム13を透過して他の一部がプリズム13
で反射される。
【0015】プリズム13で反射されたレーザ光は、対
物レンズ14により集光されて情報記録媒体としての光
ディスク15上に微小径のスポットを形成する。この場
合、光ディスク15はCD系光ディスクがセットされ、
CD系光ディスクに情報の記録又は再生を行う時には半
導体レーザ17のみが点灯して半導体レーザ11は消灯
する。CD系光ディスクとDVD系光ディスクは同じ位
置に同心的にセットされる。
【0016】光ディスク15で反射されたレーザ光は、
再び対物レンズ14を通って略平行光とされ、プリズム
13で反射されてコリメートレンズ18を通り、ホログ
ラムレーザ17内の受光素子に入射する。この受光素子
は、分割受光素子が用いられ、各分割部分の出力信号が
演算部にて演算されて情報信号等が得られる。また、半
導体レーザ17から出射されたレーザ光のうちプリズム
13を透過した光は半導体レーザ光検出用受光素子16
に入射する。
【0017】受光素子16は図2に示このすように領域
Aと領域Bに2分割され、領域Aと領域Bはそれぞれ受
光素子を構成して独立に入射光の光量を検出する。半導
体レーザ11から受光素子16に入射する光19の光量
は受光素子16上の領域Aにより検出され、半導体レー
ザ17から受光素子16に入射する光20の光量は受光
素子16上の領域Bにより検出される。
【0018】図3は第1の実施例の回路構成を示す。受光
素子A(受光素子16の領域A)で発生した光電流は電
流電圧変換部21で電流電圧変換抵抗21aにより電圧
に変換される。光量制御手段としてのAPC(Auto Pow
er Control)回路22は、DVD系光ディスクの使用時
とCD系光ディスクの使用時とで電流電圧変換部21の
出力電圧と電流電圧変換部23の出力電圧とを切り換え
て取り込み、DVD系光ディスクの使用時には電流電圧
変換部21の出力電圧により半導体レーザ11の出力が
一定になるように半導体レーザ11の電流を制御する。
同様に、受光素子B(受光素子16の領域B)で発生し
た光電流は電流電圧変換部23で電流電圧変換抵抗23
aにより電圧に変換される。APC回路22は、CD系
光ディスクの使用時には電流電圧変換部23の出力電圧
を取り込み、電流電圧変換部23の出力電圧により半導
体レーザ17の出力が一定になるように半導体レーザ1
7の電流を制御する。これにより、光ディスク15上の
レーザ光スポットの光量が一定に制御される。
【0019】ここで、抵抗21a,23aの抵抗値をR
1,R2、各受光素子A,Bに入射するレーザ光の光量
の制御が必要なレベルの最大値をE,F(μW)、受光
素子A,Bの波長に対する光電変換効率(光電変換感度
に相当する)を660nmに対してはG(A/W)、7
85nmに対してはH(A/W)とした時、E×G×R
1≒F×H×R2となるように抵抗21a,23aの抵
抗値R1,R2が決められている。このような構成とす
ることで、電流電圧変換後の最大電圧値がほぼ同等とな
る。
【0020】この第1の実施例によれば、複数のレーザ
光源としての半導体レーザ11、17から出射されたレ
ーザ光のうち情報記録媒体としての光ディスク15に入
射しない光が複数のレーザ光源11、12に対応して入
射する複数の受光素子A、Bを備え、この複数の受光素
子A、Bの出力信号により情報記録媒体15上のレーザ
光スポットの光量制御を行うので、複数種類の波長のレ
ーザ光をそれぞれ出射する複数のレーザ光源を使用する
場合において光量制御に必要な各レーザ光源の最大光量
が異なっても光量制御手段22に対して最適な電圧レベ
ルとなるように各受光素子A、Bの光電流出力に対して
最適な電圧電流変換抵抗値を選定でき、高精度に各レー
ザ光源の光量制御を行うことが可能となる。
【0021】また、第1の実施例によれば、複数の受光
素子を同一のパッケージに封入したので、装置の簡略
化、小型化、低コスト化及び組付け工数の低減を図るこ
とができる。また、第1の実施例によれば、複数の受光
素子A,Bの各々の出力電流を電圧に変換する電流電圧
変換の抵抗値R1,R2と、複数の受光素子A,Bの各
々に入射するレーザ光の最大値と、複数の受光素子A,
Bの各波長に対する光電変換感度との積が略同一となる
ように複数の受光素子A,Bの各々の電流電圧変換抵抗
値R1,R2を設定したので、各受光素子A,Bの光電
流をそれぞれ電流電圧変換した後の最大電圧値がほぼ同
等となり、複数のレーザ光源に対して光量制御手段とし
てのAPC回路をそれぞれ用意する必要がなく、APC
回路への入力を切り換えるだけで、単一のAPC回路で
複数のレーザ光源の光量制御が可能となり、APC回路
を構成するICの小型化、低コスト化を図ることができ
る。
【0022】また、第1の実施例によれば、複数のレー
ザ光源の光量制御を簡易な構成で高精度に行うことが可
能な光ピックアップを実現できる。
【0023】図4は本発明の第2の実施例の光学系を示
す。この第2の実施例は、請求項3に係る発明の実施例
である。この第2の実施例では、上記第1の実施例にお
いて、プリズム13と受光素子16との間に楔型プリズ
ム24が配置される。この楔型プリズム24は、屈折率
が波長により決定されるため、半導体レーザ11からの
660nmのレーザ光と半導体レーザ17からの785
nmのレーザ光では屈折率が異なる。
【0024】よって、楔型プリズム24を通過する半導
体レーザ11、17からの波長の異なる各レーザ光は、
異なる角度で屈折することになり、受光素子16上の異
なる位置に波長の異なる各レーザ光19、20の光軸が
入射することになる。例えば、楔型プリズム24の硝材
を一般的なBK7とし、その頂角θを40°とすれば
(楔型プリズム24の第1面への入射角は0°とす
る)、660nmのレーザ光の屈折角が76.73°、
785nmのレーザ光の屈折角が76.24°となり、
波長の異なる各レーザ光は角度を0.5°分離できる。
【0025】図5は受光素子16上の各波長のレーザ光
19、20の入射状態を示す。2つの光19、20の角
度を分離することにより、660nmのレーザ光19を
受光してその光量を検出する受光素子Aに660nmの
レーザ光19をより多く入射させることが可能となる。
同様に、785nmのレーザ光20を受光してその光量
を検出する受光素子Bに785nmのレーザ光20をよ
り多く入射させることが可能となる。
【0026】この第2の実施例によれば、上記第1の実
施例において、複数のレーザ光源11、17と複数の受
光素子A,Bとの間に楔型プリズム24を配置したの
で、複数種類の波長のレーザ光をそれぞれ出射する複数
のレーザ光源を使用する場合においても高精度に各レー
ザ光源の光量制御を行うことが可能となり、更に複数の
受光素子に入射する複数のレーザ光を分離できて複数の
受光素子に入射光を効率良く入射させることが可能とな
る。このため、情報記録媒体側へ光を多く配分すること
が可能となる。また、電流電圧変換抵抗値R1,R2を
下げることが可能となり、制御帯域を高速化できる(電
流電圧変換抵抗値が大きいと高速化が困難である)。
【0027】図6は本発明の第3の実施例の光学系を示
す。この第3の実施例は、請求項4に係る発明の実施例
である。この第3の実施例は、上記第2の実施例におい
て、上記プリズム13と楔型プリズム24を一体に構成
して1つのプリズム25としたものである。この第3の
実施例によれば、上記第2の実施例において、複数波長
のレーザ光の合成、分離を行うプリズム13を有し、こ
のプリズム13と楔型プリズム24を一体としたので、
部品コストの低減、装置の小型化及び組付け工数の低減
を図ることができる。
【0028】図7は本発明の第4の実施例の光学系を示
す。この第4の実施例は、請求項5に係る発明の実施例
である。この第4の実施例は、上記第3の実施例におい
て、上記プリズム25と受光素子16との間に集光レン
ズ26を配置したものである。集光レンズ26でプリズ
ム25からのレーザ光を絞ることにより、図8に示すよ
うに660nmのレーザ光19を受光する受光素子Aに
660nmの全光束を入射させることが可能となり、7
85nmのレーザ光20を受光する受光素子Bに785
nmの全光束を入射させることが可能となる。
【0029】この第4の実施例によれば、上記第3の実
施例において、プリズム25の一部である楔型プリズム
24と複数の受光素子A,Bとの間にレンズ26を配置
したので、波長の異なる光を完全に分離することが可能
となり、各受光素子に高効率にモニタ光を入射させるこ
とが可能となる。このため、情報記録媒体側へ光を多く
配分することが可能となる。また、電流電圧変換抵抗値
を下げることが可能となり、制御帯域を高速化できる。
【0030】なお、上記第2の実施例において、請求項
5に係る発明を適用して楔型プリズム24と受光素子1
6との間に集光レンズ26を配置してもよい。本発明の
他の各実施例は、請求項8に係る発明の実施例であり、
光ピックアップとして上記第1の実施例〜第4の実施例
の光ピックアップをそれぞれ用いたものである。記録時
には、各半導体レーザ11、17が変調部により情報信
号により変調され、かつ半導体レーザ11、17に流れ
る電流が所定の記録電流に設定されてAPC回路22に
より半導体レーザ11、17の出力パワーが一定の記録
パワーに制御されることで、光ディスク15に情報信号
が記録される。
【0031】また、再生時には、半導体レーザ11、1
7に流れる電流が所定の再生電流に設定されてAPC回
路22により半導体レーザ11、17の出力パワーが一
定の再生パワーに制御され、ホログラムレーザ11、1
7内の受光素子から情報信号が得られる。この実施例に
よれば、上記第1の実施例〜第4の実施例の光ピックア
ップを搭載したので、複数の異なる情報記録媒体として
のCD系情報記録媒体、DVD系情報記録媒体への記録
再生が安定して、安価に実現できる。
【0032】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、複数種類の波長のレーザ光をそれぞれ出射する複数
のレーザ光源を使用する場合において光量制御に必要な
各レーザ光源の最大光量が異なっても光量制御手段に対
して最適な電圧レベルとなるように各受光素子の光電流
出力に対して最適な電圧電流変換抵抗値を選定でき、高
精度に各レーザ光源の光量制御を行うことが可能とな
る。
【0033】請求項2に係る発明によれば、装置の簡略
化、小型化、低コスト化及び組付け工数の低減を図るこ
とができる。請求項3に係る発明によれば、複数の受光
素子に入射する複数のレーザ光を分離できて複数の受光
素子に入射光を効率良く入射させることが可能となる。
このため、情報記録媒体側へ光を多く配分することが可
能となる。また、電流電圧変換抵抗値を下げることが可
能となり、制御帯域を高速化できる。
【0034】請求項4に係る発明によれば、部品コスト
の低減、装置の小型化及び組付け工数の低減を図ること
ができる。請求項5に係る発明によれば、波長の異なる
光を完全に分離することが可能となり、各受光素子に高
効率にモニタ光を入射させることが可能となる。このた
め、情報記録媒体側へ光を多く配分することが可能とな
る。また、電流電圧変換抵抗値を下げることが可能とな
り、制御帯域を高速化できる。
【0035】請求項6に係る発明によれば、各受光素子
の光電流をそれぞれ電流電圧変換した後の最大電圧値が
ほぼ同等となり、複数のレーザ光源に対して光量制御手
段をそれぞれ用意する必要がなく、光量制御手段への入
力を切り換えるだけで、単一の光量制御手段で複数のレ
ーザ光源の光量制御が可能となり、光量制御手段を構成
するICの小型化、低コスト化を図ることができる。
【0036】請求項7に係る発明によれば、複数のレー
ザ光源の光量制御を簡易な構成で高精度に行うことが可
能な光ピックアップを実現できる。請求項8に係る発明
によれば、複数の異なる情報記録媒体への記録再生が安
定して、安価に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の光学系を示す構成説明
図である。
【図2】同第1の実施例における受光素子を示す平面図
である。
【図3】同第1の実施例の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施例の光学系を示す構成説明
図である。
【図5】同第2の実施例における受光素子上の各波長の
レーザ光の入射状態を示す平面図である。
【図6】本発明の第3の実施例の光学系を示す構成説明
図である。
【図7】本発明の第4の実施例の光学系を示す構成説明
図である。
【図8】同第4の実施例における受光素子上の各波長の
レーザ光の入射状態を示す平面図である。
【図9】従来の記録再生装置の光学系を示す構成説明図
である。
【符号の説明】
11、17 半導体レーザ 12、18 コリメートレンズ 13 プリズム 14 対物レンズ 15 光ディスク 16 受光素子 21、23 電流電圧変換部 21a、23a 電流電圧変換抵抗 22 APC回路 24 楔型プリズム 25 プリズム 26 集光レンズ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】種類の異なる複数の情報記録媒体に対応し
    てそれぞれ異なる波長のレーザ光を出射する複数のレー
    ザ光源と、この複数のレーザ光源からのレーザ光を集光
    して前記複数の情報記録媒体にそれぞれ微小径のレーザ
    光スポットを形成する対物レンズとを有する光学装置に
    おいて、前記複数のレーザ光源から出射されたレーザ光
    のうち前記情報記録媒体に入射しない光が前記複数のレ
    ーザ光源に対応して入射する複数の受光素子を備え、こ
    の複数の受光素子の出力信号により前記情報記録媒体上
    のレーザ光スポットの光量制御を行うことを特徴とする
    光学装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光学装置において、前記複
    数の受光素子を同一のパッケージに封入したことを特徴
    とする光学装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の光学装置におい
    て、前記複数のレーザ光源と前記複数の受光素子との間
    に楔型プリズムを配置したことを特徴とする光学装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の光学装置において、前記複
    数波長のレーザ光の合成、分離を行うプリズムを有し、
    このプリズムと前記楔型プリズムを一体としたことを特
    徴とする光学装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4記載の光学装置におい
    て、前記楔型プリズムと前記複数の受光素子との間にレ
    ンズを配置したことを特徴とする光学装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1つに記載の光学
    装置において、前記複数の受光素子の各々の出力電流を
    電圧に変換する電流電圧変換の抵抗値と、前記複数の受
    光素子の各々に入射するレーザ光の最大値と、前記複数
    の受光素子の各波長に対する光電変換感度との積が略同
    一となるように前記複数の受光素子の各々の電流電圧変
    換抵抗値を設定したことを特徴とする光学装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1つに記載の光学
    装置からなることを特徴とする光ピックアップ。
  8. 【請求項8】請求項7記載の光ピックアップを搭載した
    ことを特徴とする記録再生装置。
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