JP2002109761A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2002109761A
JP2002109761A JP2000296906A JP2000296906A JP2002109761A JP 2002109761 A JP2002109761 A JP 2002109761A JP 2000296906 A JP2000296906 A JP 2000296906A JP 2000296906 A JP2000296906 A JP 2000296906A JP 2002109761 A JP2002109761 A JP 2002109761A
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track
light beam
offset
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JP2000296906A
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English (en)
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Takeo Osaki
竹雄 大▲崎▼
Noritaka Akagi
規孝 赤木
Shuichi Tasaka
修一 田坂
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接トラックの影響によりトラッキング制御
が不安定になるのを防ぐことができる光ディスク装置を
提供する。 【解決手段】 光ビームの光ディスクからの反射光を受
光してトラッキングエラー信号を検出し、光ビームの最
適記録強度を求めるために記録強度を変化させて記録す
る。記録したピットを再生する時に生じるトラック飛び
の回数を記憶し、それに基づいてトラッキングエラーに
印加するオフトラック量を変化させて、トラック飛びを
防止する。記録時に隣接トラックの記録状態に基づい
て、トラッキングエラーにオフセットを印加するかどう
か判定しながら記録を行なうことにより記録ピットがト
ラック中心からずれるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−R(CDレ
コーダブル)、DVD−R(DVDレコーダブル)等の
追記型光ディスクやCD−RW(CDリライタブル)、
DVD−RAM、DVD−RW(DVDリライタブ
ル)、DVD+RW等の書き換え型の光ディスク情報記
録媒体を用いる光ディスク記録装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像もしくは音声などのデータを
記録再生する光ディスク装置の開発が盛んである。記録
が可能な光ディスクは予め基板に案内溝(グルーブまた
はランド)を形成することによってトラックが形成され
ている。このトラックにレーザ光を照射しつつ光ディス
クを回転することによって、情報の記録再生が行なわれ
る。
【0003】図9は、従来の光ディスク装置のブロック
図である。スピンドルモータ902は、データの記録が
可能な光ディスク901を回転させる。スピンドルモー
タ902の制御系ブロックについては図示を省略してい
る。半導体レーザ903はレーザ制御部930の制御に
より再生時と記録時で異なる強さの光を出射する。コリ
メートレンズ904は半導体レーザ903が発したレー
ザ光を平行光にする。対物レンズ905は、平行光のレ
ーザ光を光ディスク901の記録面に集光しレーザスポ
ットにする。ハーフミラー906は、コリメートレンズ
904からの光を光ディスク901へ透過させるが、光
ディスク901からの反射光は反射する。光検出器90
7は、光ディスク901からの反射光を受光し、受光量
に応じた電流を出力する。ヘッドアンプ回路920は、
光検出器907により出力される電流を電圧に変換す
る。トラッキングエラー検出回路921は、ヘッドアン
プ回路920からの出力を用いて光ディスク901の記
録トラック中心とレーザスポット中心とのずれを表すト
ラッキングエラー信号を生成する。トラッキング制御回
路922は、トラッキングエラー検出回路921から与
えられるトラッキングエラー信号が0になるような制御
出力をトラッキング駆動回路923に与える。トラッキ
ング駆動回路923は制御出力に応じた駆動電流をアク
チュエータ908に出力する。
【0004】以上のように構成された光ディスク記録再
生装置の動作について以下に説明する。半導体レーザ9
03から光ビームを出射し、対物レンズ905によって
光ディスク901の記録膜上に形成されたグルーブ(ま
たはランド)にレーザ光を集光する。記録時には、レー
ザ光の加熱作用により光ディスク901の記録膜にピッ
トが形成される。記録膜が1回だけ記録可能なもので
は、記録膜の有機色素が高パワーのレーザ光の熱により
分解してピットが形成される。また記録膜が多数回書き
換え可能なものでは、記録膜はレーザ光による急加熱・
急冷で非晶質の状態となり、徐加熱・徐冷によって結晶
状態となる。これは相変化方式と呼ばれている。記録膜
は結晶状態では高反射率であり、非晶質の状態では低反
射率であるので両状態間の反射率の違いを利用してデー
タを記録することができる。光ディスク901の情報記
録面で反射した戻り光は、光検出器907により検出さ
れ、光量に比例した電流が出力される。出力電流はヘッ
ドアンプ回路920で電圧に変換されて、トラッキング
エラー検出回路921に入力され、これに演算を施すこ
とによりトラッキングエラー信号が得られる。トラッキ
ング制御回路922は、トラッキングエラー信号を受け
てこれが0になるように、対物レンズ905を駆動する
指示信号をトラッキング駆動回路923に出力する。ト
ラッキング駆動回路923は、トラッキング制御回路9
22の指示信号に基づいて、アクチュエータ908に駆
動電流を出力する。
【0005】図10の(a)を用いて、トラッキング制
御方式としてプッシュプル方式を用いた場合について説
明する。光検出器907は、4つに分割された受光素子
a、b、c、dを有する。ヘッドアンプ回路920は、
電流を電圧に変換する回路で構成されており、光検出器
907の4つの受光素子a〜dからの電流をそれぞれ電
圧に変換する。トラッキングエラー検出回路921は、
加算及び減算回路で構成され、ヘッドアンプ回路920
の出力を演算しトラッキングエラー信号を生成する。記
録中のトラックの、光ディスクの内周よりの部分からの
戻り光は光検出器907の受光素子a、dで検出され、
それらの出力電圧A、Dは加算され電圧A+Dとなる。
また、記録中のトラックの外周よりの部分からの戻り光
は受光素子b、cで検出され、それらの出力電圧B、C
は加算されて電圧B+Cとなる。加算結果の電圧差(A
+D)−(B+C)を求めることによってトラッキング
エラー信号を生成する。トラッキングエラー信号はレー
ザスポットがトラックの中央にある時は0になる。
【0006】図10の(b)にトラッキングエラー信号
の変化を示す。トラッキング制御がなされていないトラ
ッキング制御ループがOFFの状態では、光ディスク9
01の偏芯などにより、レーザスポットが光ディスク9
01のトラックを横断することになる。そのため1トラ
ック毎に正弦波状のトラッキングエラー信号が生成され
る。トラッキング制御がなされているONの状態では、
レーザスポットが記録トラックの中央を追従するように
制御されるため、トラッキングエラー信号は制御誤差程
度まで抑圧される。
【0007】光ディスクに記録された情報の記録品質
は、その情報を記録した時のドライブ装置の温度、湿度
等の外部環境や、光ディスク901の膜特性及び面振れ
等の機械的条件によって変化する。こうした諸条件を考
慮に入れた最適なレーザパワーで記録をしないと情報の
記録が正しく行なわれず、再生時に記録時のデータが正
確に読み取れないという不具合が発生する。
【0008】従来の光ディスク装置では、光ディスクに
情報を記録する前に試し記録をして最適なレーザパワー
を求めている。例えばCD−R、CD−RW等のドライ
ブでは記録する前にOPC(Optimum Power Control)
と呼ばれる試し記録を行なう。例えば、光ディスク上の
所定位置に設けられたパワーキャリブレーションエリア
(以下、PCA領域という)にレーザパワーを段階的に
変化させて順次情報を記録する。次にこれらを再生し、
再生RF信号の上下対称性や振幅等を所定の評価基準を
用いて評価し、最適な記録データが得られるレーザパワ
ーを求める。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】DVD−RやDVD−
RAM等の光ディスクでは、高密度記録を行なうため
に、記録トラックのトラックピッチをできるだけ狭くす
るので、トラックピッチのレーザスポット径に対するマ
ージン(ずれの余裕)が少なくなる。そのため、記録ト
ラックに隣接する記録済みトラックの影響により、トラ
ッキングエラー信号に歪みが生じる。歪が生じたトラッ
キングエラー信号を用いてトラッキング制御をすると、
レーザスポットはトラック中心からずれた位置(以下、
オフトラックと称す)に記録もしくは再生をする場合が
ある。最悪の場合には目標のトラックではない他のトラ
ックを追従することがあり、この現象をトラック飛びと
いう。レーザスポットがトラック中心からずれると、光
検出器907の受光量が低下するので、トラッキングエ
ラー信号の振幅が小さくなる。そのため、振動などの外
乱に対して弱くなるとともに、記録済みトラックへのト
ラック飛びが生じやすくなる。
【0010】図11の(a)に、記録済みトラック90
1Aと未記録トラック901Bにおけるトラッキングエ
ラー信号の状態を示す。図11の(b)は、光ディスク
901をトラックを横断する方向で切った断面図であ
り、記録トラック901A、901Cを記録する時のレ
ーザスポットの位置を示している。対物レンズ905
は、光ディスク901からの反射光を平行光にして光検
出器907上に導いている。光検出器907の受光素子
a〜dのトラックの接線方向に並んだ受光素子a、dの
組とb、cの組を1つの枠内に示している。また、それ
ぞれの組が受光する光の検出出力電圧を(A+D)、
(B+C)で示す。
【0011】図11の(a)の実線の波形は未記録ト
ラック901Aから記録済みトラック901Bへ向かっ
てレーザスポットがトラックを横断した場合のトラッキ
ングエラー量の変化を示す。点線の波形は全てのトラ
ックが未記録の場合にレーザスポットがトラックを横断
した場合のトラッキングエラー量の変化を示している。
図11の(b)のレーザスポット909はトラック中心
TC1にレーザスポット中心LCが一致している場合の
光検出器907の受光特性を示している。レーザスポッ
ト909が走査しているトラック901Aの隣接トラッ
ク901Bが未記録であれば、点線で示したように、
トラック中心TCでトラッキングエラー量が0になる。
しかし図に示すように隣接トラック901Bが記録済み
の場合は、トラック中心TCでは、検出出力電圧(A+
D)と(B+C)は等しくならず、トラッキングエラー
量は0にはならない。これは記録済みトラックのピット
の反射率が低いため、記録済みトラック901B側の光
検出器a、dの受光量が光検出器b、cの受光量より小
さくなることに起因する。
【0012】図11の(b)のレーザスポット910
は、トラッキング制御が働いた結果、検出出力電圧(A
+D)と(B+C)が等しくなるような位置にレーザス
ポット910が移動した結果を示している。図に示すよ
うに、レーザスポット910は、トラック中心TC2か
ら記録済みトラック901B寄りに移動しオフトラック
が生じている。オフトラック量は、ピットの半径方向の
幅に比例する。図11の(b)において、トラッキング
エラー信号のトラック中心TC2近傍の実線の波形の
左側の振幅を見ると、右側の振幅に比べ小さくなってい
る。トラッキングエラー信号の振幅の大きさは外乱に耐
えうる程度になされているので、上記の左側の振幅の減
少は、レーザスポット910の記録済みトラック901
Bへのトラック飛びが生じやすくなっていることを意味
している。
【0013】図12を用いて、トラック飛びの様子をさ
らに詳細に説明する。図12は、PCA領域のトラック
T2に記録されたピットRPを再生する時にトラック飛
びが生じる様子を示している。トラックT2のピットR
Pは、段階的にレーザスポットのパワーを変えて記録さ
れており(以下記録パワーという)、記録パワーの大き
さと、ピットRPの横幅(図において上下の寸法)は対
応している。
【0014】通常、レーザスポット911は、まず記録
ピットRPのあるトラックT2の内周側のトラックT1
にアクセスし、トラックT1に沿って走査しながらピッ
トRPのあるトラックT2に到達する。図12に示すよ
うに、レーザスポット911が記録トラックT1に隣接
するトラックT2の記録ピットRPが形成されている位
置P1に来ると、図11の(b)を用いて説明したよう
に、オフトラックが始まる。記録ピットRPの幅が増加
する位置P2に来るとオフトラック量は増加し、図11
の(a)ののようにトラッキングエラー信号の振幅が
減少する。これによりトラッキング制御系の制御性能も
低下する。レーザスポット911が位置P3にくると外
乱などの影響を受け、一気に記録ピットRPのあるトラ
ックT2にジャンプする。レーザスポット911がこの
ような動作をしたのでは、トラックT2の各記録パワー
でのデータを再生してその品質を全て見ることができな
くなり、最適な記録パワーを決定することができない。
また、記録時においても記録パワーの大きさによって
は、同様なトラック飛びが生じるおそれがあり、その場
合、CD−RやDVD−Rのような一回記録用ディスク
では致命的である。以上をまとめると、次のようにな
る。 1)トラック飛びの発生:記録済みトラックの隣接トラ
ックを再生もしくは記録する場合に、記録済みトラック
へのトラック飛びが発生する。 2)データ品質の劣化:オフトラック状態で記録するこ
とがあり、この場合には再生データの品質が劣化する。 本発明は上記の問題点を解決するものであり、トラック
飛びの防止、及び記録時にオフトラックが発生すること
によるデータ品質の劣化を防止することが可能な光ディ
スク装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク装置
は、光ディスクの記録面にグルーブまたはランドで予め
形成されたトラックに光ビームを照射する光ビーム照射
部、前記光ビームの照射パワーを制御し前記光ディスク
の記録面に情報を記録させるレーザ制御部、前記記録さ
れた情報の再生時に前記光ディスクに照射される光ビー
ムの光ディスクからの反射光を受光し、受光光量に応じ
た電圧を出力する光検出部、前記光検出部の出力を演算
しトラック中心と光ビームのずれを表す誤差信号を生成
する誤差検出回路、前記誤差検出回路による誤差信号の
値が0になるように前記光ビーム照射部を制御するトラ
ッキング制御回路、前記誤差検出回路の出力から、光ビ
ームの前記光ディスク上でのアドレスを検出するアドレ
ス検出回路、前記光ディスク上の既に情報が記録されて
いるトラックのアドレスを記憶する記録済みアドレス記
憶部、前記記録済みアドレス記憶部に記憶されている前
記光ディスク上の記録済み領域を再生する際のアクセス
の繰り返し回数で定義されるリトライ回数を記憶するリ
トライ回数記憶部、前記アドレス検出回路及び前記記録
済みアドレス記憶部と前記リトライ回数記憶部の出力値
に基づいて、前記誤差検出回路より検出された誤差信号
の値に加えるオフセット量を示す値を算出する主制御
部、及び前記主制御部の出力のオフセット量の値を前記
誤差検出回路の出力である誤差信号の値に加えるオフセ
ット印加回路を備えている。リトライ回数が多いことは
光ビームがトラック中心からずれていることを示してい
るので、リトライ回数に基づいてオフセット量を算出
し、これを誤差信号に印加することにより、光ビームの
トラック中心からのずれを補正することができる。
【0016】本発明では、主制御部は再生時に記録済み
アドレス記憶部から読込んだアドレスより内周側にアク
セスし、記録済みトラックの隣接トラックに到達した際
に、リトライ回数記憶部の出力に応じてオフセット量を
決定してオフセット印加回路に印加する。もしトラック
飛びが発生した場合にはリトライ回数記憶部に記憶され
ているリトライ回数を増加させて、再度アクセスを行な
う。
【0017】本発明の他の観点の光ディスク装置は、光
ディスクの記録面にグルーブまたはランドで予め形成さ
れたトラックに光ビームを照射する光ビーム照射部、前
記光ビームの照射パワーを制御し前記光ディスクの記録
面に情報を記録するレーザ制御部、前記記録された情報
の再生時に前記光ディスクに照射される光ビームの光デ
ィスクからの反射光を受光し、受光光量に応じた電圧を
出力する光検出部、前記光検出部の出力を演算しトラッ
ク中心と光ビームのずれを表す誤差信号を生成する誤差
検出回路、前記誤差検出回路による誤差信号の値が0に
なるように前記光ビーム照射部を制御するトラッキング
制御回路、前記誤差検出回路の出力から、光ビームの前
記光ディスク上でのアドレスを検出するアドレス検出回
路、前記光ディスク上の既に情報が記録されているトラ
ックのアドレスを記憶する記録済みアドレス記憶部、所
定のオフセット量を記憶しているオフセット記憶部、前
記アドレス検出回路、前記記録済みアドレス記憶部及び
前記オフセット記憶部の出力値に基づいて、前記誤差検
出回路により検出された誤差信号の値に加えるオフセッ
ト量を示す値を算出する主制御部、及び前記主制御部の
出力であるオフセット量の値を前記誤差検出回路の出力
である誤差信号の値に加えるオフセット印加回路を備え
ている。本発明によれば、アドレス検出回路から得られ
る記録済みトラックのアドレス情報に基づいて記録予定
のアドレスのトラックに隣接するトラックが記録済みで
あるかどうかを判定し、記録済みである場合はトラッキ
ングエラー信号にオフセット量を印加する。これにより
光ビームが記録済みの隣接トラックから影響を受けてい
ても、光ビームを目的のトラック上に位置させることが
できる。
【0018】本発明では、主制御部は記録開始する際に
記録済みアドレス記憶部から記録済みアドレスを読出
し、記録予定のアドレスの隣接トラックが記録状態であ
るかどうか判定し、その状態に応じてオフセット量を決
定し、記録中においても同様な判定を続ける。
【0019】本発明の他の観点の光ディスク装置は、光
ディスクの記録面にグルーブまたはランドで予め形成さ
れたトラックに光ビームを照射する光ビーム照射部、前
記光ビームの照射パワーを制御し前記光ディスクの記録
面に情報を記録するレーザ制御部、前記記録された情報
の再生時に前記光ディスクに照射される光ビームの光デ
ィスクからの反射光を受光し、受光光量に応じた電圧を
出力する光検出部、前記光検出部の出力を演算しトラッ
ク中心と光ビームのずれを表す誤差信号を生成する誤差
検出回路、前記誤差検出回路による誤差信号の値が0に
なるように前記光ビーム照射部を制御するトラッキング
制御回路、前記誤差検出回路の出力から、光ビームの前
記光ディスク上でのアドレスを検出するアドレス検出回
路、前記光ディスク上の既に情報が記録されているトラ
ックのアドレスを記憶する記録済みアドレス記憶部、前
記記録済みアドレス記憶部に記憶されている前記光ディ
スク上の記録済み領域を再生する際のアクセスの繰り返
し回数で定義されるリトライ回数を記憶するリトライ回
数記憶部、予め定められたオフセット量を記憶している
オフセット記憶部、前記アドレス検出回路、前記記録済
みアドレス記憶部、前記リトライ回数記憶部及び前記オ
フセット記憶部の出力値に基づいて、前記誤差検出回路
から出力される誤差信号に加えるオフセット量を示す値
を算出する主制御部、及び前記主制御部の出力であるオ
フセット量を示す値を前記誤差検出回路の出力である誤
差信号に加えるオフセット印加回路を備える。本発明に
よれば、アドレス検出回路から得られる記録済みトラッ
クのアドレス情報に基づいて記録予定のアドレスのトラ
ックに隣接するトラックが記録済みであるかどうかを判
定し、記録済みである場合はトラッキングエラー信号に
オフセット量を印加する。このオフセット量を、予め複
数個設定しておき、隣接トラックの影響によるリトライ
回数に応じて複数個のオフセット量の中から選択したも
のをトラッキングエラー信号に印加する。
【0020】本発明では、主制御部は記録開始する際に
記録済みアドレス記憶部から記録済みアドレスを読出
し、記録予定のアドレスの隣接トラックが記録状態であ
るかどうか判定する。その状態に応じて所定のオフセッ
ト量もしくは再生中に学習したオフセット量に基づいて
印加するオフセット量を決定し、記録中においても同様
な判定を続ける。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例につ
いて、図1から図8を参照しながら説明する。なお、各
実施例において同一の要素には、同一の符号を付してい
る。 《第1実施例》本発明の第1実施例の光ディスク装置に
ついて、図1から図3を用いて説明する。図1は、本発
明の光ディスク装置のブロック図である。スピンドルモ
ータ902は、データの記録が可能な光ディスク901
を回転させる。スピンドルモータ902の制御系ブロッ
クについては図示を省略している。半導体レーザ903
はレーザ制御部930の制御により再生時と記録時で異
なる強さの光を出射する。コリメートレンズ904は半
導体レーザ903が発したレーザ光を平行光にする。対
物レンズ905は、平行光のレーザ光を光ディスク90
1の記録面に集光しレーザスポットにする。ハーフミラ
ー906は、コリメートレンズ904からの光を光ディ
スク901へ透過させるが、光ディスク901からの反
射光は反射する。光検出器907は、光ディスク901
からの反射光を受光し、受光量に応じた電流を出力す
る。ヘッドアンプ回路920は、光検出器907により
出力される電流を電圧に変換する。トラッキングエラー
検出回路921は、ヘッドアンプ回路920からの出力
を用いて光ディスク901の記録トラック中心とレーザ
スポット中心とのずれを表すトラッキングエラー信号を
生成する。トラッキング制御回路922は、トラッキン
グエラー検出回路921から与えられるトラッキングエ
ラー信号が0になるような制御出力をトラッキング駆動
回路923に与える。トラッキング駆動回路923は制
御出力に応じた駆動電流をアクチュエータ908に出力
する。
【0022】アドレス検出回路101は、光検出器90
7で受光した光ディスク901からの戻り光に基づい
て、検出出力を復調して、再生もしくは記録中にレーザ
スポット909がアクセスしているトラックのアドレス
を求める。アドレスはデジタル値又はアナログ値のデー
タによって表され、光ディスク上の位置を示すものであ
る。記録済みアドレスメモリ102は、既に光ディスク
901に記録されているデータのアドレスを記憶する。
リトライ回数メモリ103は、再生中にトラック飛びが
生じて、目標のアドレスにアクセスできなかったため、
目標のアドレスにアクセスできるまで何度もアクセスを
繰り返した場合のアクセス(以下、リトライと称す)の
回数を記憶する。システムコントローラ104は、アド
レス検出回路101、記憶済みアドレスメモリ102及
びリトライ回数メモリ103からの出力に基づいて、ト
ラッキングエラー量に加えるオフセット量を決定し、オ
フセット印加回路105においてトラッキングエラー量
に加える。システムコントローラ104は再生中にアド
レス検出回路101の出力であるアドレスが以下に説明
する連続性を保っているかどうか監視する。光ディスク
では全てのトラックを通して一連のアドレスが予め付与
されている。アドレスは、例えば、自然数1、2、3、
4、・・・のように連続する数値で付与されている。光
ディスクのアドレスを検出した時、アドレスを示す数値
が1、2、3、4・・・のように連続している時、「ア
ドレスは連続性を保っている」という。アドレスが不連
続になった場合は、トラック飛びが生じたと判断し、そ
のアドレスを記憶済みアドレスメモリ102に記憶さ
せ、リトライ回数メモリ103の値を順次増加させる。
オフセット印加回路105は、システムコントローラ1
04の出力に応じたオフセット量をトラッキングエラー
検出回路921の出力であるトラッキングエラー信号に
加える。オフセット印加回路105の出力はトラッキン
グ制御回路922に与えられる。
【0023】上記の構成の光ディスク装置の動作を図2
のフローチャートを用いて説明する。ステップ201
で、記録済みアドレスメモリ102から記録済み領域の
アドレスの読込みを行なう。読込むアドレスは、記録領
域の先頭アドレスAddB及び最終アドレスAddEで
ある。ステップ202で、ステップ201で読込んだ記
録済み領域のアドレスに基づいて、所定のトラック数だ
け内周側のトラックにアクセスし再生を開始する。ステ
ップ203で、再生中のトラック上のアドレスをアドレ
ス検出回路101で検出する。このアドレスをAdd1
とする。再生中は常時アドレス検出を行なう。
【0024】ステップ204で、再生中のトラックのア
ドレスが、記録済みトラックの領域に隣接しているかど
うかを判定する。判定方法としては、ステップ201で
読込んだ先頭アドレス値AddBから1トラック分減算
したアドレス値が、走査中のアドレス値Add1と一致
するかどうかで判定する。一致する場合はステップ20
5へ進み、一致しない場合は、一致するまでステップ2
04で判定を繰り返す。ステップ205で、リトライ回
数メモリ103から、再生中にトラック飛びが発生した
場合にカウントされるリトライ回数nを読込む。ステッ
プ206で、トラッキングエラー信号に加えるオフセッ
ト量ofsを演算し、オフセット印加回路105へ出力
する。演算方法は、例えばステップ205で読込んだリ
トライ回数nと所定のオフセット量stepとの乗算に
より決定する。ステップ207で、再生している位置の
アドレス値Add1がアドレス記録済みトラックの領域
の最終アドレス値AddEと同じかあるいはそれを超え
たかを式 Add1≧AddE のように判定する。前
記の式が満たされるとステップ210aに進み、オフセ
ット量ofsを0に戻す。式 Add1<AddE の
場合には、ステップ208に進む。ステップ208で、
現在再生している位置のアドレス値Add1が連続性を
保っているかどうかの判定を行なう。連続性を保ってい
る場合は、ステップ207に戻り判定を繰り返す。不連
続の場合は、ステップ209へ進む。ステップ209
で、リトライ回数nを増加させリトライ回数メモリ10
3へ記憶する。ステップ210bで、ステップ206で
演算したオフセット量ofsのリセットを行ない、ステ
ップ203へ進む。
【0025】ここで、ステップ206におけるオフセッ
ト決定方法について図3を用いて説明する。図3の
(a)は、横軸をリトライ回数n、縦軸をオフセット印
加量ofsとしたグラフである。オフセット印加量は、
リトライ回数0、すなわち最初のアクセス時には0であ
るがリトライ回数nに比例して増加する。図3の(b)
は、オフセット印加量ofsとトラッキングエラー信号
の関係を示す図である。破線はオフセット印加前のトラ
ッキングエラー信号を示し、実線はオフセット印加後の
トラッキングエラー信号を示す。図に示すように、記録
済みトラックT10の隣接トラックT11を再生してい
る場合には、トラッキングエラー信号の歪のため、レー
ザスポット909は記録済みトラックT10寄りにオフ
トラックして点線で示すレーザスポット909Aの位置
に制御される。そのため記録済みトラックT10近傍で
トラッキングエラー信号の振幅が小さくなる。トラッキ
ングエラー信号の振幅の低下にともない、トラッキング
制御系の制御性能も低下し、外乱に弱い不安定な状態に
なりやすくなる。
【0026】そこで、図3の(a)に示すグラフに基づ
いて決定したオフセット量ofsを加えると、トラッキ
ングの制御の目標位置がトラックT11の方向に移る。
そのため、記録済みトラックT10側のトラッキングエ
ラー信号の振幅値も大きくなる。その結果外乱の影響を
受けにくくなり、トラック飛びの発生を防止することが
できる。記録済みトラックT10の領域を再生する際に
トラック飛びが発生した場合でも、リトライの回数に応
じてオフセット印加量を増加させる。これにより、予め
所定のオフトラック印加量を決定する必要がなく、光デ
ィスクやピックアップのばらつきに対応しつつ、トラッ
ク飛びを防止することが可能となる。
【0027】なお、本実施例では、先頭アドレス値Ad
dBから1トラック分減算したアドレス値AddB−1
と走査中のアドレス値AddB1とが一致してからオフ
セットを印加するとしたが、アドレス値AddB−1と
Add1との差が所定の値以下になったらオフセット印
加を開始してもよい。また、オフセット印加量の各ステ
ップの変化は一定値としたが、トラック飛びの発生回数
に応じて変えてもよい。また、オフセット印加量の変化
のステップは一定値としたが、リトライ回数に応じて変
化させてもよい。
【0028】《第2実施例》本発明の第2実施例の光デ
ィスク装置について、図4から図7を用いて説明する。
図4において、システムコントローラ104にオフセッ
トメモリ401が接続されている。オフセットメモリ4
01は予め設定された一定の値のオフセット値を記憶し
ており、システムコントローラ104の指示に応じてそ
の値を出力する。その他の構成は前記の第1実施例のも
のと同じであるので重複する説明は省略する。
【0029】本実施例の動作について、図5のフローチ
ャートを用いて説明する。図5の(a)は記録動作を示
すフローチャートであり、同(b)はオフセットを決定
する動作の詳細なフローチャートである。ステップ50
4aで、隣接トラックの記録状態に基づいて記録位置で
のオフセット量を決定し、オフセット印加回路105で
トラッキングエラー信号にオフセット量を加える。ステ
ップ202で、ステップ201で読込んだ記録済み領域
のアドレスに基づいて、所定のトラック数だけ内周側に
アクセスし再生を開始する。ステップ203で、再生中
のトラック上のアドレスをアドレス検出回路101で検
出する。このアドレス値をAdd1とする。再生中は常
時アドレス検出を行なう。ステップ501で、ステップ
203で検出された現在のアドレス値Add1が記録開
始アドレスかどうかを判定する。Add1が記録開始ア
ドレス値である場合には、ステップ502へ進み、記録
を開始する。アドレス値Add1が記録開始アドレスで
ない場合はステップ203に戻り、アドレス検出を続け
ながらトラックの追従動作を続ける。ステップ502
で、半導体レーザ903を再生パワーから記録パワーに
切換え、光ディスクに信号を記録する。ステップ503
aで、ステップ502で新たに記録された記録済み領域
のアドレスを記録済みアドレスメモリ102に記憶す
る。ステップ504bで、オフセット印加量を決定す
る。ステップ505で、記録中のアドレス値Add1が
記録の最終アドレスの記録終了アドレスを示すかどうか
判定し、記録終了アドレスであれば記録を終了する。
【0030】ここで、ステップ504a、504bの詳
細について図5の(b)を用いて説明する。ステップ5
10で、ステップ201で読込んだ記録済み領域のアド
レス情報に基づいて、記録予定のアドレスの内周側の隣
接トラックの記録状態を判定する。記録済みの場合はス
テップ511へ進み、未記録の場合はステップ512へ
進む。ステップ511で、ステップ201で読込んだ記
録済み領域のアドレス情報に基づいて、記録予定のアド
レスの外周側の隣接トラックが記録済みかどうか判定す
る。記録済みの場合はステップ512へ進み、未記録の
場合はステップ513へ進む。ステップ512で、トラ
ッキングエラー信号に加えるオフセット量ofsを0に
設定する。すなわち、オフセットは与えない。ステップ
513で、トラッキング信号に加えるオフセット量of
sを所定の量ofsdに設定する。ステップ504a、
504bの動作により、以下に詳しく説明するように図
6に示した(a)、(b)、(c)のそれぞれの場合に
対応することが可能となる。
【0031】図6の(a)は並行する3つのトラックT
14、T15、T16を示す平面図であり、両側の隣接
トラックT14、T16が未記録である時中央のトラッ
クT15にデータを記録する場合の例である。図の右側
の波形図に示したように、隣接トラックT14、T16
が未記録なので、オフトラックは発生せず、オフセット
印加量ofsは0に設定される。図6の(b)は、隣接
トラックT14、T16がともに記録済みの場合であ
り、縦縞は記録済みであることを示している。隣接トラ
ックT14、T16にピットが記録されているので、図
の右側の波形図に示したように、トラッキングエラー信
号に歪が生じる。両側の隣接トラックT14、T16か
ら同程度の影響を受けるため、トラッキングエラー信号
の振幅は小さくなるものの、オフトラックは発生しな
い。従って、オフセット印加領ofsは0に設定され
る。図6の(c)は、内周側トラックT16のみが記録
済みの場合である。この場合は図の右側の波形図に示し
たように、オフトラックが発生し、レーザスポット90
9は内周側(図の下方)に偏る。そこで、レーザスポッ
ト909が外周側に移動するように、オフセット量of
sをトラッキングエラー信号に加える。以上のように第
2実施例によれば、記録位置における隣接トラックの状
況に応じて、オフトラックの有無を判定し、オフトラッ
クが発生する状況になるとトラッキングエラー信号にオ
フセット量ofsを加える。これにより常にトラック中
心にデータを記録することができ記録信号の劣化を防止
することが可能となる。
【0032】本実施例では、記録領域の隣接トラックの
記録状態を常時検出しながらオフセットを与えるかどう
か決定しているが、内外周のトラックがともに未記録の
トラックの場合には、1トラックの記録が終了した時点
でオフセットを与え、その後は特に隣接トラックの記録
状態を検出せず常時オフセットを与えて記録を続けても
よい。
【0033】《第3実施例》第2実施例の光ディスク装
置ではトラッキングエラー信号に加えるオフセット量に
固定値を用いた。しかし固定値では常に最適なオフセッ
トを与えることは難しい。特に光ディスクや記録再生装
置の特性にバラツキがある場合、固定値では対応できな
い場合もある。第3実施例は上記の点に対処するための
ものである。本発明の第3実施例の光ディスク装置につ
いて、図7を用いて説明する。本実施例の特徴は、オフ
セット印加量を決定する際、複数のオフセット量の候補
から最適値を選択する点にある。本実施例の光ディスク
装置は、システムコントローラ104に接続されたリト
ライ回数メモリ103とオフセットメモリ401を備え
ている。その他の構成は前記第1及び第2実施例と同じ
であるので重複する説明は省略する。
【0034】本実施例の動作について図8のフローチャ
ートを用いて説明する。ステップ201で、記録済みア
ドレスメモリ102から記録済み領域のアドレスの読込
みを行なう。ステップ510で、ステップ201で読込
んだ記録済み領域のアドレス情報に基づいて、記録予定
のアドレスの内周側の隣接トラックの記録状態を判定す
る。記録済みの場合はステップ511に進み、未記録の
場合はステップ512へ進む。ステップ511におい
て、記録予定のアドレスの外周側の隣接トラックが記録
状態かどうかを判定する。記録済みの場合はステップ5
12へ進み、未記録の場合はステップ801に進む。
【0035】図8(b)を参照してステップ801にお
けるオフセット選択の詳細を説明する。本実施例では、
オフセット印加量を学習によって決める。学習とは、ト
ラックの記録済み領域をオフセット量を変化させながら
再生し、トラック飛びが生じない状態におけるオフセッ
ト量を求めることをいう。ステップ810で、既にオフ
セット量について学習しているかどうかを判定し、学習
している場合にはステップ811へ、学習していない場
合には、ステップ513へ進み、予め設定されているオ
フセット量ofsdをトラッキングエラー信号に加え
る。学習している場合には、ステップ811で、学習し
たオフセット量から、実際に記録に使用しているレーザ
スポットの記録パワーに適したオフセット量を演算し、
トラッキングエラー信号に加える。演算は、学習した領
域の最大記録パワーPmaxと、実際に記録に使用した
記録パワーPuseと、学習によって得られたオフセッ
ト量(n×step)を用いて行なう。演算式の一例と
しては、ofs=(Puse/Pmax)×(n×st
ep)が挙げられる。以上のように本実施例では、記録
位置の隣接トラックの状況に応じて、オフトラックの有
無を決定し、常にトラック中心にデータを記録するの
で、記録信号の劣化を防止することが可能となる。
【0036】本実施例では、オフセット量の設定量of
sdと記録済み領域の再生時に学習したオフセット量の
2つの値を用いたが、これに限定されるものではなく、
予め複数の固定量を記憶しておきその中から選択しても
よい。この場合には、学習に要する時間を省略できるた
め記録に要する全体の時間を短縮できる。また、オフセ
ット量の候補は2つに限定されるものではなく、3つ以
上設定してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の各実施例で詳細に説明したよう
に、本発明の光ディスク装置では、記録済みトラックの
再生時にトラック飛びの生じた回数に応じてオフセット
印加量を変化させるので、記録済みトラックの領域にレ
ーザスポットが到達する前のトラック飛びを防止するこ
とができる。従って、光ディスクの感度やピックアップ
の特性など光ディスク装置の各要素にばらつきがある場
合でも有効である。記録時に隣接トラックの記録状態に
基づいてオフセット印加量を決定することにより、記録
時にオフトラックした状態でデータが記録されることは
なく、常に正しい記録状態が得られる。これにより再生
時における再生データの品質を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による光ディスク装置を示
すブロック図
【図2】本発明の第1実施例による光ディスク装置の動
作を示すフローチャート
【図3】(a)はリトライ回数とオフセット印加量の関
係を示すグラフ (b)はトラッキングエラーを示す波形図
【図4】本発明の第2実施例による光ディスク装置を示
すブロック図
【図5】(a)及び(b)は本発明の第2実施例による
光ディスク装置の動作を示すフローチャート
【図6】(a)、(b)、(c)はそれぞれ並行する3
つのトラックの平面図であり、記録時の隣接トラックの
影響を示す図
【図7】本発明の第3実施例による光ディスク装置を示
すブロック図
【図8】(a)及び(b)は本発明の第3実施例による
光ディスク装置の動作を示すフローチャート
【図9】従来の光ディスク装置の構成を示すブロック図
【図10】(a)はトラッキングエラー信号の生成回路
を示すブロック図 (b)はトラッキングエラー信号を示す波形図
【図11】(a)、(b)は記録済みトラックを横断す
る時の従来のトラッキングエラーを示す図
【図12】再生時のトラック飛びを示す図
【符号の説明】
101 アドレス検出回路 102 記録済みアドレスメモリ 103 リトライ回数メモリ 104 システムコントローラ 105 オフセット印加回路 401 オフセットメモリ 901 光ディスク 902 スピンドルモータ 903 半導体レーザ 904 集光レンズ 905 対物レンズ 906 ビームスプリッタ 907 光検出器 908 アクチュエータ 920 ヘッドアンプ回路 921 トラッキングエラー検出回路 922 トラッキング制御回路 923 トラッキング駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田坂 修一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D118 AA13 AA18 BA01 BB02 BF03 BF12 CA16 CB01 CB03 CD03 CD11 CF06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの記録面にグルーブまたはラ
    ンドで予め形成されたトラックに光ビームを照射する光
    ビーム照射部、 前記光ビームの照射パワーを制御し前記光ディスクの記
    録面に情報を記録させるレーザ制御部、 前記記録された情報の再生時に前記光ディスクに照射さ
    れる光ビームの光ディスクからの反射光を受光し、受光
    光量に応じた電圧を出力する光検出部、 前記光検出部の出力を演算しトラック中心と光ビームの
    ずれを表す誤差信号を生成する誤差検出回路、 前記誤差検出回路による誤差信号の値が0になるように
    前記光ビーム照射部を制御するトラッキング制御回路、 前記誤差検出回路の出力から、光ビームの前記光ディス
    ク上でのアドレスを検出するアドレス検出回路、 前記光ディスク上の既に情報が記録されているトラック
    のアドレスを記憶する記録済みアドレス記憶部、 前記記録済みアドレス記憶部に記憶されている前記光デ
    ィスク上の記録済み領域を再生する際のアクセスの繰り
    返し回数で定義されるリトライ回数を記憶するリトライ
    回数記憶部、 前記アドレス検出回路及び前記記録済みアドレス記憶部
    と前記リトライ回数記憶部の出力値に基づいて、前記誤
    差検出回路より検出された誤差信号の値に加えるオフセ
    ット量を示す値を算出する主制御部、及び前記主制御部
    の出力のオフセット量の値を前記誤差検出回路の出力で
    ある誤差信号の値に加えるオフセット印加回路を備える
    光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記主制御部は、再生時に前記記録済み
    アドレス記憶部から読込んだアドレスのトラックより内
    周側のトラックにアクセスし、順次外周側のトラックに
    移って記録済みトラックの隣接トラックに到達した際
    に、前記リトライ回数記憶部の出力に応じて予め設定さ
    れたオフセット量の値を検出された誤差信号に前記オフ
    セット印加回路により加え、目標トラックにアクセスで
    きない異状動作のトラック飛びが発生した場合には、前
    記リトライ回数記憶部に記憶されているリトライ回数を
    増加させて、再度アクセスを行なうことを特徴とする請
    求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 光ディスクの記録面にグルーブまたはラ
    ンドで予め形成されたトラックに光ビームを照射する光
    ビーム照射部、 前記光ビームの照射パワーを制御し前記光ディスクの記
    録面に情報を記録するレーザ制御部、 前記記録された情報の再生時に前記光ディスクに照射さ
    れる光ビームの光ディスクからの反射光を受光し、受光
    光量に応じた電圧を出力する光検出部、 前記光検出部の出力を演算しトラック中心と光ビームの
    ずれを表す誤差信号を生成する誤差検出回路、 前記誤差検出回路による誤差信号の値が0になるように
    前記光ビーム照射部を制御するトラッキング制御回路、 前記誤差検出回路の出力から、光ビームの前記光ディス
    ク上でのアドレスを検出するアドレス検出回路、 前記光ディスク上の既に情報が記録されているトラック
    のアドレスを記憶する記録済みアドレス記憶部、 所定のオフセット量を記憶しているオフセット記憶部、 前記アドレス検出回路、前記記録済みアドレス記憶部及
    び前記オフセット記憶部の出力値に基づいて、前記誤差
    検出回路により検出された誤差信号の値に加えるオフセ
    ット量を示す値を算出する主制御部、及び前記主制御部
    の出力であるオフセット量の値を前記誤差検出回路の出
    力である誤差信号の値に加えるオフセット印加回路を備
    える光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記主制御部は、記録開始時及び記録中
    に前記記録済みアドレス記憶部から記録済みアドレスを
    読出して、記録予定のアドレスの両側の隣接トラックが
    記録済みであるかどうか判定し、その状態に応じてオフ
    セット量を決定することを特徴とする請求項3記載の光
    ディスク装置。
  5. 【請求項5】 光ディスクの記録面にグルーブまたはラ
    ンドで予め形成されたトラックに光ビームを照射する光
    ビーム照射部、 前記光ビームの照射パワーを制御し前記光ディスクの記
    録面に情報を記録するレーザ制御部、 前記記録された情報の再生時に前記光ディスクに照射さ
    れる光ビームの光ディスクからの反射光を受光し、受光
    光量に応じた電圧を出力する光検出部、 前記光検出部の出力を演算しトラック中心と光ビームの
    ずれを表す誤差信号を生成する誤差検出回路、 前記誤差検出回路による誤差信号の値が0になるように
    前記光ビーム照射部を制御するトラッキング制御回路、 前記誤差検出回路の出力から、光ビームの前記光ディス
    ク上でのアドレスを検出するアドレス検出回路、 前記光ディスク上の既に情報が記録されているトラック
    のアドレスを記憶する記録済みアドレス記憶部、 前記記録済みアドレス記憶部に記憶されている前記光デ
    ィスク上の記録済み領域を再生する際のアクセスの繰り
    返し回数で定義されるリトライ回数を記憶するリトライ
    回数記憶部、 予め定められたオフセット量を記憶しているオフセット
    記憶部、 前記アドレス検出回路、前記記録済みアドレス記憶部、
    前記リトライ回数記憶部及び前記オフセット記憶部の出
    力値に基づいて、前記誤差検出回路から出力される誤差
    信号に加えるオフセット量を示す値を算出する主制御
    部、及び前記主制御部の出力であるオフセット量を示す
    値を前記誤差検出回路の出力である誤差信号に加えるオ
    フセット印加回路を備える光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記主制御部は、記録開始時もしくは記
    録中に前記記録済みアドレス記憶部から記録済みアドレ
    スを読出し、記録予定のアドレスの両側の隣接トラック
    が記録済みであるかどうか判定し、その状態に応じて所
    定のオフセット量もしくは再生中に学習したオフセット
    量に基づいて前記誤差検出回路の出力である誤差信号に
    加えるオフセット量を決定することを特徴とする請求項
    5記載の光ディスク装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010250867A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Sony Optiarc Inc 光スポット位置制御装置、光スポット位置制御方法
JP2010250868A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Sony Optiarc Inc 光スポット位置制御装置、光スポット位置制御方法
US10121507B2 (en) 2015-03-27 2018-11-06 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Writing method of data, reading method of data, and optical disc drive

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