JP2003022532A - 光情報記録媒体ならびにその記録方法および情報記録装置 - Google Patents

光情報記録媒体ならびにその記録方法および情報記録装置

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JP2003022532A
JP2003022532A JP2001206902A JP2001206902A JP2003022532A JP 2003022532 A JP2003022532 A JP 2003022532A JP 2001206902 A JP2001206902 A JP 2001206902A JP 2001206902 A JP2001206902 A JP 2001206902A JP 2003022532 A JP2003022532 A JP 2003022532A
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JP2001206902A
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Kazuhiko Nakano
和彦 中野
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Columbia Music Entertainment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層光ディスクの第2層目以降の情報記録層
に対して情報を記録する際に、その情報記録層より入射
側に位置する記録層の記録状態により透過光量が変化し
ても、記録レーザ光のレーザパワーの適切な制御を行な
うことができ、良好な特性で情報を記録することができ
る情報記録装置を提供する。 【解決手段】 レーザ光源1からのレーザ光はピックア
ップ2により光ディスク6の記録膜表面に収束される。
戻り光は光検出部4で検出され、制御部5に入力され、
レーザドライバ3のパワーコントロールが行なわれる。
ユーザデータの記録を行なう前に、制御部は、ユーザデ
ータ記録領域以外の記録パワーテスト領域にて、記録パ
ワーのテストを行なって記録パワーを決定し、決定され
た記録パワーに基づいてユーザデータ記録領域にユーザ
データの記録を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の情報記録層
を備えた光情報記録媒体に、情報を記録する光情報記録
媒体ならびにその記録方法および記録装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量高密度の光情報ディスクの
実用化が進んでいる。再生専用媒体では、コンパクトデ
ィスク(CD)、レーザディスク(LD)等を中心とし
て広く普及している。また記録再生ディスクも、非結晶
一結晶間の反射率変化を利用した相変化型、熱磁気記録
/磁気光学効果を利用した光磁気ディスク(MO)など
がコンピュータの外部記録媒体として、また、1回だけ
の記録が可能で、CD、CD−ROMドライブで再生可
能なCD−Rがオーサリング段階の試作ディスク、マス
ターディスクとして、定着しつつある。
【0003】さらに、CDの音楽データ、LDの高品質
の画像データ、CD−ROMのコンピュータデータを包
括し、再生専用ディスクと記録メディアを統合した次世
代のマルチメディア媒体としての光ディスクが提案さ
れ、1996年8月にDVD(DigitaI Ver
satile Disk)として規格化され、大容量マ
ルチメディア媒体として期待されている。
【0004】DVDは、デジタルのビデオ信号や大量の
コンピュータデータを収納するため、すなわち、従来よ
りもディスク上の記録密度を上げるために、幾つかの新
しい技術を採用している。情報を記録するピットの大き
さは、CDと比較して半径方向、円周方向ともに半分弱
となっている。また、ディスクのチルトによる再生劣化
の影響をなくすため、基板の厚さは、0.6mmとし、
かつ、機械的強度を保つため、この0.6mm基板2枚
を貼り合わせた構造としている。この貼り合わせをした
片方または両方の基板に情報を記録でき、片面再主、両
面再生、または片面2層、両面2層のディスク構成とす
ることができる。記録密度は、片面単層ディスクの場合
でもCDの約6倍、レーザディスクと同等以上の動画を
2時間記録することができる。
【0005】また、DVD−RAM、DVD−RWとい
った相変化ディスクも普及しつつある。これらのディス
クは、ユーザ自ら記録・再生・消去することができる。
例えば、デジタル動画のような大容量の情報を取り扱う
ことができ、必要に応じてランダムアクセスして記録再
生することができる。そのため、現在主流とされている
ビデオテープレコーダー(Video Tape Re
corder)に代わる家庭用ビデオディスクレコーダ
ーとして期待されている。
【0006】このようなDVD−RAM、DVD−RW
等がビデオテープの代替となるためには、更なる高密度
化、高容量化が望まれている。現行DVDの容量は、片
面1層で4.7GBとなり、NTSCの動画を2時間程
度収録可能であるが、ビデオテープの代替を想定すると
4〜6時間以上の記録時間が必要となる。また、高精細
(High−Definition)のデジタル動画を
2時間以上収録するためには、15〜30GBの記録容
量が要求される。
【0007】ディスクの記録容量を高める方法として
は、レーザ波長の短波長化と、対物レンズの高NA化
(開口数を大きくすること)によって記録密度を高める
方法のほかに、情報記録層を多層とする方法がある。現
行のDVDでは、DVD−9、DVD−18といった片
面から2つの情報記録層を再生することが可能な多層デ
ィスクがあり、単層ディスクと比較して、記録容量の向
上を達成している。
【0008】情報を記録することが可能な情報記録層を
多層とした場合、次のような課題がある。例えば、片面
から記録・再生が可能な2層ディスクとした場合、レー
ザビームの入射側に近い第1層目の情報記録層に情報を
記録する場合は、従来の単層ディスクと同様の方法によ
り情報を記録することができるから問題はない。しか
し、第2層目の情報記録層に情報を記録する場合は、第
1層目の情報記録層を透過した光で第2層目の情報記録
層に情報の記録を行なうため、第1層目の情報記録層の
透過率の影響を受ける。第1層目の情報記録層の透過率
は、その状態(消去状態/記録状態)によって変化する
から、第2層目の情報記録層に到達するビーム光量が第
1層目の情報記録層の状態によって変化することにな
る。
【0009】図6は、2層の情報記録層を備えた光情報
記録媒体に情報を記録する状態の説明図である。図中、
21は光情報記録媒体、22は基板、23は第1の情報
記録層、24は中間層、25は第2の情報記録層、26
は記録レーザ光、27はスポットである。
【0010】光情報記録媒体21の基板22の一方の面
に、第1の情報記録層23が形成されている。第1の情
報記録層23は、例えば、消去状態が結晶状態(高反射
率、低透過率)であり、記録状態が非結晶状態(低反射
率、高透過率)である相変化材料(例えば、GeTeS
b(ゲルマニウムーテルルーアンチモン)系材料)から
なっている。第1の情報記録層23の上には、中間層2
4(例えば、紫外線硬化樹脂層)を介して、第2の情報
記録層25が形成されている。第2の情報記録層25
は、例えば、第1の情報記録層23と同様に、消去状態
が結晶状態であり、記録状態が非結晶状態である相変化
材料(例えば、GeTeSb(ゲルマニウム−テルル−
アンチモン)系材料)からなっている。この例の光情報
記録媒体21の第1の情報記録層23および第2の情報
記録層25に情報を記録すると、記録マークの部分は非
結晶状態、記録マーク以外の部分は結晶状態となる。す
なわち、第1の情報記録層23および第2の情報記録層
25の記録領域において、情報が全く記録されていない
領域は、結晶状態であるため低透過率となり、情報が記
録されている領域は非結晶状態の記録マークが形成され
ているため、情報が全く記録されていない領域よりも透
過率が高くなる。
【0011】このように、例えば、通常DVD−RAM
などの相変化型ディスクでは、消去が結晶状態、記録が
非結晶状態(アモルファス)となり、その光学定数の変
化、すなわち反射率の変化で記録再生を行なっている。
第1の情報記録層23が未記録状態(結晶状態)では、
透過率が低いため、第2の情報記録層25に到達する光
量は少なくなってしまう。逆に第1の情報記録層23が
記録状態(アモルファス)では、透過率が高いため、第
2の情報記録層25に到達する光量は多くなる。いずれ
かの状態に記録パワーを合わせてしまうと第1の情報記
録層23の記録,未記録の状態の違いで、所望の記録パ
ワーからのズレが生じてしまう。記録パワーの変動はジ
ッタ、エラーレートなど第2層目の記録特性の劣化に繋
がってしまう。
【0012】第2の情報記録層25における記録パワー
について図6で説明する。光情報記録媒体21の第2の
情報記録層25に情報を記録する場合、基板2を介し
て、記録する情報に応じて記録パワーが変調された記録
レーザ光26を第2の情報記録層25に照射する。記録
レーザ光26は、第2の情報記録層25上に焦点を結ぶ
よう制御される。このとき、記録レーザ光26は、第1
の情報記録層23を透過して第2の情報記録層25に到
達するため、記録レーザ光26が照射されている部分
(スポット27)の第1の情報記録層23の状態によ
り、第2の情報記録層25に到達する記録レーザ光26
の光量が変化することになる。
【0013】図7は、記録レーザ光26により第2の情
報記録層25に情報を記録する際に、第1の情報記録層
23における記録レーザ光26が照射されている領域
(スポット27)の状態を示す説明図である。このスポ
ット27が当てられている領域の状態は、図7(A)に
示すように領域全部が消去状態である場合、図7(B)
に示すように一部が消去状態であり、一部が記録状態で
ある場合、図7(C)に示すように領域全部が記録状態
である場合の3つの場合がある。ただし、図7(B)に
示す一部が消去状態、一部が記録状態である場合は、消
去状態の領域と記録状態の領域との比率は、一定ではな
く、記録が行なわれた状況によって変化する。図7
(A)の場合の透過率をT1、図7(B)の場合の透過
率をT2(T2は消去状態の領域と記録状態の領域との
比率によって変化する。)、図7(C)の場合の透過率
をT3とすれば、 T1<T2<T3 となる。
【0014】特開平11−195243号公報に記載さ
れた多層光ディスクでは、各層の膜厚や光吸収率を限定
することによって、第1層目の情報記録層による記録レ
ーザ光の減衰を小さくして、この問題に対処している
が、第1層目の情報記録層の透過率が記録部分と消去部
分とで同一にはできないので、第2層目の情報記録層に
情報を記録する際に、第1層目の情報記録層の状態の影
響を受けることは避けられない。
【0015】第2の情報記録層25への記録の際に、第
2の情報記録層25へ到達する記録パワーが一定となる
ように制御することも考えられるが、上述したように、
記録レーザ光26が照射されている第1の情報記録層2
3の領域の状態(結晶部分と非結晶部分の比率)によっ
て、透過率が変化するから、第2の情報記録層25に情
報を記録する記録レーザ光26の記録パワーを第1の情
報記録層23の透過率に応じて制御することは困難であ
る。
【0016】具体例で説明する。図6に示した2層の情
報記録層23,25を有する光情報記録媒体21におけ
る第1の情報記録層23の記録レーザ光26が照射され
ている領域全面が消去状態(結晶状態)であるときの透
過率TE を10%とし、記録レーザ光26が照射されて
いる領域全面が記録状態(記録マーク部分は非結晶状
態)であるときの透過率TR を40%とする。また、第
2の情報記録層25が消去状態での反射率を50%とす
る。ここで、第1の情報記録層23が消去状態(最も透
過率が低い状態)であるときの、第2の情報記録層25
の最適記録パワーP0 が1mWであるとすると、記録レ
ーザ光26の記録パワーは10mWとなる(第1の情報
記録層23の透過率が10%であることにより、10m
W×0.1=1mW)。一方、記録レーザ光26のパワ
ーを10mWとし、第1の情報記録層23の記録レーザ
光26が照射されている領域全面が記録状態(最も透過
率が高い状態)であるとき、第2の情報記録層23に到
達する記録パワーは4mW(10mW×0.4=4m
W)となり、オーバーパワーとなってしまう。ここで、
第1の情報記録層23が記録状態にある場合の透過率T
R を予め知ることができれば、記録レーザ光26の記録
パワーを制御できるが、図7で説明したように、記録レ
ーザ光26のスポット27内にある領域の透過率は、記
録領域と消去領域の比率により変化するため、第1の情
報記録層23の透過率TR を予め知ることができないと
いう問題がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、2層以上の
情報記録層を有する光情報記録媒体の第2層目以降の情
報記録層に対して情報を記録する際に、その情報記録層
より入射側に位置する記録層の記録状態により透過光量
が変化しても、記録レーザ光のレーザパワーの適切な制
御を行なうことができ、良好な特性で情報を記録するこ
とができる光情報記録媒体ならびにその記録方法および
情報記録装置を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、2層以上の情報記録層を有する光情報記録媒体であ
って、ユーザデータ記録以外の領域に記録パワーのチェ
ックを行なうための記録パワーテスト領域を有すること
を特徴とするものである。この光情報記録媒体は、レー
ザビームによって入射側から第2層目以降の情報記録層
の記録時に、記録レーザビームの戻り光を検出し、該戻
り光の検出レベルによって、記録パワーが制御されるよ
うにして光情報記録が行なわれる。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光情報記録媒体において、前記記録パワーテスト領域
が、前記情報記録層の層の数がnのとき(n−1)以上
に区分され、前記情報記録層の各層に対応された各層用
の記録パワーテスト領域を有し、前記各層用の記録パワ
ーテスト領域は、1層目から(n−1)層までの状態
が、透過率の最も低い記録状態、または、透過率の最も
高い記録状態、もしくは、その両方の記録状態となって
いる部分を有することを特徴とするものである。
【0020】請求項3に記載の発明は、2層以上の情報
記録層を有する光情報記録媒体にレーザビームによって
記録を行なう情報記録方法であって、入射側から第2層
目以降の情報記録層の記録時に、記録レーザビームの戻
り光を検出し、該戻り光の検出レベルによって、記録パ
ワーを制御する情報記録方法において、ユーザデータを
記録するより前に、ユーザデータ記録領域以外の記録パ
ワーテスト領域にて、記録パワーのテストを行なって記
録パワーを決定し、決定された記録パワーに基づいてユ
ーザデータ記録領域にユーザデータの記録を行なうこと
を特徴とするものである。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の情報記録方法において、記録レーザビームの戻り光レ
ベルを少なくとも1周分記憶するメモリを有し、その記
憶された戻り光データを元に、前記レーザビームの記録
パワーを制御することを特徴とするものである。
【0022】請求項5に記載の発明は、2層以上の情報
記録層を有するとともに、ユーザデータ記録領域以外の
領域に記録パワーのチェックを行なうための記録パワー
テスト領域を有し、該記録パワーテスト領域が、前記情
報記録層の層の数がnのとき(n−1)以上に区分さ
れ、前記情報記録層の各層に対応された各層用の記録パ
ワーテスト領域を有し、前記各層用の記録パワーテスト
領域は、1層目から(n−1)層までの状態が、透過率
の最も低い記録状態、または、透過率の最も高い記録状
態、もしくは、その両方の記録状態となっている部分を
有する光情報記録媒体にレーザビームによって記録を行
なう情報記録方法であって、前記各層用の記録パワーテ
スト領域における記録パワーのテストを、前記透過率の
最も低い記録状態、または、前記透過率の最も高い記録
状態、もしくは、前記両方の記録状態となっている部分
にて行なって記録パワーを決定し、決定された記録パワ
ーに基づいてユーザデータ記録領域にユーザデータの記
録を行なうことを特徴とするものである。
【0023】請求項6に記載の発明は、情報記録装置に
おいて、レーザ光源と、該レーザ光源から出射されたレ
ーザビームを光情報記録媒体に照射する照射手段と、前
記レーザビームの戻り光を検出する光検出手段と、制御
部を有し、該制御部は、2層以上の情報記録層を有する
光情報記録媒体の入射側から第2層目以降の情報記録層
に記録を行なう際に、レーザビームの戻り光を検出し、
該戻り光の検出レベルによって、前記レーザビームの記
録パワーを制御するとともに、ユーザデータを記録する
より前に、ユーザデータ記録領域以外の記録パワーテス
ト領域にて、記録パワーのテストを行なうことを特徴と
するものである。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の情報記録装置において、記録レーザビームの戻り光レ
ベルを少なくとも1周分記憶するメモリを有し、その記
憶された戻り光データを元に、前記レーザビームの記録
パワーを制御することを特徴とするものである。
【0025】請求項8に記載の発明は、2層以上の情報
記録層を有するとともに、ユーザデータ記録領域以外の
領域に記録パワーのチェックを行なうための記録パワー
テスト領域を有し、該記録パワーテスト領域が、前記情
報記録層の層の数がnのとき(n−1)以上に区分さ
れ、前記情報記録層の各層に対応された各層用の記録パ
ワーテスト領域を有し、前記各層用の記録パワーテスト
領域は、1層目から(n−1)層までの状態が、透過率
の最も低い記録状態、または、透過率の最も高い記録状
態、もしくは、その両方の記録状態となっている部分を
有する光情報記録媒体にレーザビームによって記録を行
なう情報記録装置であって、レーザ光源と、該レーザ光
源から出射されたレーザビームを光情報記録媒体に照射
する照射手段と、前記レーザビームの戻り光を検出する
光検出手段と、制御部を有し、該制御部は、前記各層用
の記録パワーテスト領域における記録パワーのテスト
を、前記透過率の最も低い記録状態、または、前記透過
率の最も高い記録状態、もしくは、前記両方の記録状態
となっている部分にて行なって記録パワーを決定するこ
とを特徴とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を用いて
説明する。図8は、本発明の光情報記録媒体の外観図で
ある。本発明においては、多層(2層以上)の情報記録
層を有する光情報記録媒体28にレーザビームによって
入射側から第2層目以降の情報記録層の記録時に、記録
レーザビームの戻り光を検出し、該戻り光の検出レベル
によって、記録パワーが制御される光情報記録媒体およ
び記録方法で、ユーザデータを記録するより前に、ユー
ザデータ記録領域以外の記録パワーテスト領域にて、記
録パワーのテストを行ない、最適な記録パワーを更正す
ることができるものである。
【0027】図8に示したように、通常ユーザデータ記
録領域30の最内周部より内側またはユーザデータ記録
領域30の最外周部より外側の部分に、記録パワーテス
ト領域29を設ける。内側および外側の両方のユーザデ
ータ記録領域を設けるようにしてもよい。ただし、ディ
スクのフォーマットによっては、ユーザデータ記録領域
30と記録パワーテスト領域29が混在したような形態
としてもよい。以下この記録パワーテスト領域29を用
いてどのように記録パワーの制御を行なうか具体的に説
明する。
【0028】図1は、本発明の情報記録方法を達成する
ための情報記録装置の基本的な構成を示すブロック図で
ある。図中、1はレーザ光源、2はピックアップ、3は
レーザドライバ、4は光検出部、5は制御部、6は光デ
ィスクである。
【0029】レーザ光源1は、半導体レーザ、ガスレー
ザなどが用いられる。波長は、CDでは780〜830
nm、DVDでは630〜650nmのものが用いられ
る。光ディスク6への記録密度を高めるためには、記録
・再生を行なうレーザビームのスポット径を小さくしな
ければならないが、ビームスポット径は、レーザ波長
(λ)に比例し、対物レンズの開口数(NA)に反比例
する。なお、レーザ光源については、光ディスクの高密
度化が進むに伴い、レーザ光源の短波長化が必要とされ
ており、ポストDVDの次世代高密度光ディスクでは、
400nmの青紫色半導体レーザの採用が考慮されてい
る。
【0030】照射手段に用いられるピックアップ2は、
光ディスク6の記録膜表面にレーザビームを収束させる
ための光学系である。通常はレーザ光源1と一体化され
ている。また、前述のように、光ディスクの記録密度
が、対物レンズの開口数(NA)に比例するため、光デ
ィスクの高密度化が進むに伴って、高開口数化も進んで
いるが、開口数が高くなると、光ディスクの傾き(スキ
ュー)に対する収差の影響が大きくなり、信号の再生特
性が劣化してしまう。CDではNA=0.45、DVD
ではNA=0.6程度であったが、次世代高密度光ディ
スクでは0.65〜0.85辺りになりそうである。照
射手段としては、適宜の光学系を用いることができるこ
とはいうまでもない。
【0031】レーザドライバ3は、レーザ光源1を駆動
する回路である。通常は、レーザ光源1およびピックア
ップ2と一体化されていることが多い。
【0032】光検出手段として用いられる光検出部4に
は、光検出器が設けられており、光ディスク6からの戻
り光を電気信号に変換する。光検出部4では、信号の再
生も行なうことができるとともに、ピックアップ2を通
して照射されるレーザビームの焦点位置を情報記録面へ
位置合わせを行なうためのサーボ信号や、信号記録列を
トレースするためのサーボ信号も、光検出部4から得
る。なお、サーボ回路等は図示を省略している。
【0033】制御部5は、光検出部4の検出出力に基づ
く演算や、その結果に基づくレーザドライバ3のパワー
コントロールを行なうための制御信号の作成、各部の制
御等を行なうもので、CPUを用いて構成されている。
【0034】光ディスク6の第1層目の情報記録層に記
録を行なう場合は、制御部5は、レーザ光源1からの記
録ビームのパワーが所定の記録パワーとなるようにレー
ザドライバ3を制御するとともに、焦点位置を第1層目
の情報記録層に合わせるようにピックアップ2の駆動系
を制御する。
【0035】第2層目の情報記録層に記録する際の記録
パワーは、記録時の光ディスク6の戻り光を光検出部4
で検出し、第2層目の情報記録層への記録パワーが所定
値となるように制御部5がレーザドライバ3を制御す
る。
【0036】ここで光検出部4の検出出力に基づく演算
や、その結果に基づくレーザドライバ3のパワーコント
ロールが瞬時に完了すれば問題はないが、実際は、これ
らのフィードバックにかかる時間分だけレーザの制御が
遅れることとなる。そのため実際的な方法としては、次
のような方法が考えられる。記録する箇所の戻り光のパ
ワーのデータを予め測定し、戻り光のデータを少なくと
も1周分をメモリ等のバッファに記憶する。記録の際に
は、その記憶された戻り光のデータに基づいて、レーザ
記録パワーを制御する。
【0037】また、ビデオやオーディオなどのデータを
内周のトラックから連続に記録していく場合は1周前の
記録時に、メモリに記憶した戻り光のデータを元にレー
ザパワーを制御しても良い。この場合戻り光のデータは
1周分ずれたデータとなるが、手前の層に照射されるス
ポットサイズは、例えば対物レンズのNAを0.6、層
間隔を50μmとすると、60μmとなり、トラックピ
ッチ0.74μmとすると、80本の以上のトラックが
このスポット内に入ることになり、1周分トラックが変
わったとしても無視できる範囲である。以上のバッファ
や制御回路も図1の制御部5についての実施例である。
【0038】戻り光の検出による記録パワーの制御動作
について図2,図3で説明する。なお、以下の説明は、
2層光ディスク記録媒体に記録する場合についての説明
であるが、本発明は、2層光ディスク記録媒体に限られ
るものではなく、3層以上の多層光ディスク記録媒体で
あってもよいものである。
【0039】図7で説明したように、第2層目以上の情
報記録層からの戻り光は、その情報記録層からレーザビ
ームの入射側に位置する情報記録層の記録状態による透
過率の変化によって、レベルが変化する。
【0040】図2は、単層の情報記録層に記録している
際の、レーザビームの戻り光11のレベルを模式的に示
したものである。レベル変動のないレーザビームの戻り
光が得られており、Itop とIbottomとは、一定と考え
てよい。なお、Itop とIbo ttomは記録中の記録マーク
や記録マーク間の長さによっても多少の影響を受けるが
この影響は無視するものとする。
【0041】図3は、第2層目の情報記録層に記録して
いる際の、レーザビームの戻り光12のレベルを模式的
に示したものである。レーザビームは第1層目の情報記
録層を透過して第2層目の情報記録層で反射し、再度第
1層目の情報記録層を透過して戻り光12となるため、
第1層目の情報記録層の記録状態の影響を受ける。すな
わち、第1層目の情報記録層が未記録状態では第1層目
の情報記録層の透過率が低いため、第2層目の情報記録
層に到達する光量は少なくなり、結果として、例えば、
図3の12eの部分のように戻り光レベルは、ItopE
低くなる。第1層目の情報記録層が記録状態では透過率
が高いため、第2層目の情報記録層に到達する光量は多
くなり、図3の12rの部分のように戻り光レベルI
topRが高くなる。ここで第1層目の情報記録層をレーザ
ビームが透過する部分では、デフォーカスしているた
め、複数のトラックの記録状態が透過率に反映されるた
め、透過率は連続的に変化するが、透過率と情報記録層
上に到達する記録パワーは比例関係にあり、光検出器4
に戻ってくる光にも反映される。
【0042】ここで、例えば、レーザビームの初期パワ
ーを、第1層目の情報記録層が未記録状態の場合に、第
2層目の情報記録層への情報の記録に最適なパワーP0
とする。第1層目の情報記録層になんらかの記録が施さ
れている状態の透過率をTR、全くの未記録状態の透過
率をTE 、それぞれの状態の戻り光の上部のレベルをI
topR、ItopEとすると、レーザビームは第1層目の情報
記録層を2回通過して戻り光となるため、それらの関係
は、 ItopR 0.5 :ItopE 0.5 =TR :TE の関係が成り立つ。すなわち、第1層目の情報記録層が
記録部分である場合の、第1層目の情報記録層が未記録
部分である場合に対する記録パワーの上昇分は、 (TR /TE )=(ItopR/ItopE0.5 となる。
【0043】ここで、上述したように、第1層目の情報
記録層が未記録状態である場合に、第2層目の情報記録
層への情報の記録に最適な記録レーザ光のパワーをP0
とすると、第1層目の情報記録層の記録状態の変化に対
する記録レーザ光の最適パワーPopt を、 Popt =P0 ×(TE /TR )=P0 ×(ItopE/I
topR0.5 となるように記録パワーを調整すれば、第1層目の情報
記録層が記録部分である場合でも、オーバーパワーとな
ることなく、第2層目の情報記録層へ最適な記録が可能
となる。
【0044】具体例について図6を参照しながら説明す
る。光情報記録媒体21の第2の情報記録層25に情報
を記録する場合、記録レーザ光26の戻り光は、第1の
情報記録層23を2回透過していることになる。まず、
第1の情報記録層23が消去状態である場合の第1の情
報記録層23の透過率TE は、変動しない値であり、予
め知ることができる(例えば、10%であるとす
る。)。そこで、第1の情報記録層23が消去状態であ
る場合の、第2の情報記録層25上での最適記録パワー
を基準値として、例えば、PE =1mW(レーザ光源の
記録パワーP0 =10mW)とする。また、第1の情報
記録層23が記録状態である場合の透過率TRは変動す
る値であり、ここでは、一例として、40%であるとす
る。このとき、記録レーザ光の記録パワーP0 (10m
W)を制御しないと、第2の情報記録層25に到達する
記録パワーは4mWとなる。すなわち、記録レーザ光2
6が照射されている部分の第1の情報記録層23が消去
状態である場合と記録状態である場合の第2の情報記録
層25上でのパワー比は1:4となってしまう。
【0045】次に、第1の情報記録層23が消去状態で
の記録レーザ光26の戻り光のピークレベルは、図3で
説明したItopEである。ここで、第2の情報記録層25
の消去状態での反射率を50%とすると、記録レーザ光
26の戻り光のレベルは、第1の情報記録層23を透過
し、第2の情報記録層25により反射され、再び第1の
情報記録層23を透過したときレベルであるため、 ItopE=10mW×0.1×0.5×0.1=0.05
mW に対応するレベルとなる。
【0046】また、第1の情報記録層23が記録状態で
の記録レーザ光26の戻り光のピークレベルは図3で説
明したItopRである。ここで、第2の情報記録層25の
消去状態での反射率を50%とすると、記録レーザ光2
6の戻り光のレベルは、第1の情報記録層23を透過
し、第2の情報記録層25により反射され、再び第1の
情報記録層23を透過したときレベルであるため、 ItopR=10mW×0.4×0.5×0.4=0.8m
W に対応するレベルとなる。すなわち、記録レーザ光26
が照射されている部分の第1の情報記録層23が全面消
去状態である場合と記録状態である場合の記録レーザ光
26の戻り光レベルの比は、 0.05:0.8=1:16 になる。
【0047】したがって、戻り光レベル比をそれぞれ
0.5乗すれば、記録パワー比と等しくなる。よって、
第1の情報記録層23の記録レーザ光が照射されている
領域全面が消去状態である場合に第2の情報記録層25
に情報を記録するときの記録レーザ光の最適記録パワー
0 に(ItopE/ItopR0.5 を乗算する制御をするこ
とにより、常に、最適な記録パワーで第2の情報記録層
25に情報を記録することができる。なお、ItopEおよ
びP0 の値は一定値であるから、これらの値は、図1の
構成であれば、制御部5に記憶させておき、ItopRをモ
ニタして記録レーザ光の記録パワーの制御をすればよ
い。
【0048】上述したように、図3で説明した実施例で
は、戻り光12の波形の上側、すなわち、トップレベル
値を検出することで、第2層目の情報記録層への記録パ
ワーの調整を行なうようにした。これに対して、図4に
示す実施例では、記録時のレーザビームの戻り光12の
ボトムレベル値を検出し、記録パワーを制御するように
した。図3で示した実施例と同様に第1層目がなんらか
の記録が施されている状態の透過率をTR 、全くの未記
録状態の透過率をTE 、それぞれの状態の戻り光のボト
ムレベル値をIbottomR 、IbottomE とすると、戻り光
は第1層目の情報記録層を2回通過するため、それらの
関係は、 IbottomR 0.5 :IbottomE 0.5 =TR :TE となる。すなわち、第1層目の情報記録層が記録部分で
ある場合の、第1層目の情報記録層が未記録部分である
場合に対する記録レーザ光のパワーの上昇分は、 (TR /TE )=(IbottomR /IbottomE 0.5 となる。
【0049】ここで、図3の実施例と同様に、第1層目
の情報記録層が未記録状態である場合に、第2層目の情
報記録層への情報の記録に最適な記録レーザ光のパワー
をP 0 とすると、第1層目の記録状態の変化に対する記
録レーザ光の最適パワーPop t を、 Popt =P0 ×(TE /TR )=P0 ×(IbottomE
bottomR 0.5 となるように記録レーザ光のパワーを調整すれば、第1
層目の情報記録層が記録部分である場合でも、オーバー
パワーとなることなく、第2層目の情報記録層へ最適な
記録が可能となる。
【0050】また、図5に示す実施例では、記録レーザ
ビームの戻り光の平均レベルを検出し、その戻り光レベ
ルによって、記録パワーを制御するようにした。図3で
示した実施例と同様に、第1層目がなんらかの記録が施
されている状態の透過率をT R 、全くの未記録状態の透
過率をTE 、それぞれの状態の戻り光平均レベルをI
aveR、IaveEとすると、戻り光は第1層を2回通過する
ため、それらの関係は、 IaveR 0.5 :IaveE 0.5 =TR :TE となる。すなわち、第1層目が記録部分である場合の、
第1層目が未記録部分である場合に対する記録レーザ光
のパワーの上昇分は、 (TR /TE )=(IaveR/IaveE0.5 となる。
【0051】ここで、図3の実施例と同様に、第1層目
の情報記録層が未記録状態である場合に、第2層目の情
報記録層への情報の記録に最適な記録レーザ光のパワー
をP 0 とすると、第1層目の記録状態の変化に対する記
録レーザ光の最適パワーPop t を、 Popt =P0 ×(TE /TR )=P0 ×(IaveE/I
aveR0.5 となるように記録レーザ光のパワーを調整すれば、第1
層目の情報記録層が記録部分である場合でも、オーバー
パワーとなることなく、第2層目の情報記録層へ最適な
記録が可能となる。
【0052】この場合、平均レベルを検出するための例
えばローパスフィルターなどは、図1の構成例では、制
御部5に含まれているものとする。
【0053】また、本発明は、2層より多い情報記録層
を有する光ディスクの第2層目以降の情報記録層へ情報
を記録する場合にも適用が可能である。ここでm層を有
する光デイスクの第n層の情報記録層に記録する場合を
考えると(2≦n≦m)、1〜(n−1)層目の情報記
録層までに何らかの記録が施されている状態の透過率を
R(n-1)、1〜(n−1)層目までの情報記録層のレー
ザビームが透過するすべての部分が未記録状態である場
合の透過率をTE(n-1)、それぞれの状態の戻り光のトッ
プレベルItopR、ItopEとすると、上述のように1〜
(n−1)層目までの情報記録層に何らかの記録が施さ
れている場合の、1〜(n−1)層目までの情報記録層
のレーザビームが透過するすべての部分が未記録状態で
ある場合に対する記録パワーの上昇分は、 (TR(n-1)/TE(n-1))=(ItopR/ItopE0.5 となる。
【0054】ここで、1〜(n−1)層目までの情報記
録層のレーザビームが透過するすべての部分が未記録状
態である場合の記録レーザ光の最適なパワーをP0 とす
ると、1〜(n−1)層目までの情報記録層の記録状態
の変化に対する記録レーザ光の最適パワーPopt を、 Popt =P0 ×(TE(n-1)/TR(n-1))=P0 ×(I
topE/ItopR0.5 となるように記録パワーを調整すれば、1〜(n−1)
層目までの情報記録層の記録部分にレーザビームがかか
っても、オーバーパワーとなることなく、n層目の情報
記録層に最適な記録が可能となる。
【0055】ここで、上述の記録パワーP0 は第1層目
の情報記録層が未記録状態である場合に、第2層目の情
報記録層への情報の記録に最適な記録レーザ光のパワー
であるが、予め試し書き等によって検出しておく必要が
ある。試し書きは図8に示したように、ユーザデータ記
録領域以外の記録パワーテスト領域にて行なう。また計
測された記録パワーP0 の値をメモリ等に保存してお
き、実際の記録時に検出された戻り光レベルを基に前記
換算式によって計算され、記録パワーの制御がなされ
る。
【0056】記録パワーP0 は、第1層目(2層の場
合)の情報記録層が未記録状態である場合に、第2層目
の情報記録層への情報の記録に最適な記録レーザ光のパ
ワーであるため、測定する部分の第1層目は透過率の最
も低い記録状態、すなわち、情報記録層が未記録状態で
ある必要がある。多層記録層の場合は、n層の記録パワ
ーP0 を測定する部分の1〜(n−1)層目まで情報記
録層のレーザスポットが透過するすべての部分を未記録
状態にしておく必要がある。そのため情報記録層がm層
の場合、記録パワーテスト領域が少なくとも(m−1)
個以上に分割または独立した各層専用の記録パワーテス
ト領域として設ける。
【0057】図9には、情報記録層が3層の場合の記録
パワーテスト領域を模式的に示した。図中、31は第2
層のテスト領域、32は第3層のテスト領域を示した
が、当然、第1層の記録パワーテスト領域を同様に形成
してもよい。また、記録パワーテスト領域の分割方法
は、このように周方向位置で分割させてもよいし、ある
いは、半径位置を変えて分割させるなど、適宜の分割パ
ターンを採用できる。
【0058】また、これまでは記録パワーP0 を算出す
るためであるため、(n−1)層目までの透過率の最も
低い状態のみを考慮したが、当然(n−1)層目までの
透過率の最も高い場合の記録パワーPa を測定し、戻り
光に対する相関関係を求めてもよい。その場合は、各層
専用の記録パワーテスト領域において、n層(n≦m)
の記録パワーテスト領域の1層目〜(n−1)層目まで
の状態を透過率の最も高い状態(非晶質)としておく。
【0059】さらに、記録パワー調整の精度を上げるた
めに、(n−1)層目までの透過率の最も低い場合の記
録パワーP0 だけでなく、(n−1)層目までの透過率
の最も高い場合の記録パワーPa を測定し、戻り光に対
する相関関係を求め、内挿法によって最適パワーPopt
を求めてもよい。その場合、記録パワーテスト領域は、
図10に示したようになる(3層の記録層の場合)。
【0060】図11には、その場合の記録パワーテスト
領域の断面図を模式的に示した(情報記録層が3層の場
合)。図10,図11中、33は第2層P0 テスト領
域、34は第2層Pa テスト領域、35は第3層P0
スト領域、36は第3層Pa テスト領域であり、37が
結晶質部分、38が非晶質部分となっている。なお、図
6と同様の部分は同じ符号を付して説明を省略する。こ
こで、37の結晶質部分、38の非晶質部分のそれぞれ
の状態は、実際の初期化装置とドライブによって行なわ
れることが望ましい。また、記録状態(非晶質部分)
は、ユーザーが購入後にドライブを初めて使用して起動
したときに、フォーマットなどと同時に行なうようなシ
ステムとしてもよい。また、テストを行なうn層の状態
(記録状態/未記録)は、(n−1)の状態の影響に比
べて十分小さいものとする。
【0061】なお、上述した説明においては、情報記録
層が未記録状態である場合、低透過率(高反射率)と
し、情報記録層が記録状態である場合、高透過率(低反
射率)であるとしたが、未記録状態が高透過率(低反射
率)、記録状態が低透過率(高反射率)となる媒体にお
いても、本発明は同様に適用可能である。
【0062】次に、図1の情報記録装置における記録パ
ワーテストの一例の流れを説明する。なお説明を簡単に
するため、ここでは光情報記録媒体として用いた光ディ
スク6は、線速度一定(CLV)の回転制御がなされ、
すなわち、記録パワーは何処の半径位置でも同一である
とする。
【0063】図12には、この記録パワーテストのフロ
ーチャートを示した。まず、ステップ1で、光情報記録
媒体の記録パワーテスト領域の試し書き位置へピックア
ップ部をシークするように制御し、ステップ2で、書き
込みレーザパワー値(記録レーザパワー値)の設定パラ
メータとしてレーザ駆動電流の初期値をレーザドライバ
に設定する。
【0064】次に、ステツプ3で、レーザドライバに記
録パワーテスト領域への試し書き記録を行なうように制
御して、記録パワーテスト領域への試し書きを終了す
る。なお、ここでの試し書きの設定値は、通常ディスク
のリードイン領域等に記録されているメーカー推奨の記
録パワーに加えて、±5%、±10%の5点で記録する
ようにするとよい。もちろん、メーカー推奨の記録パワ
ー、±5%の記録パワー、および、±10%の記録パワ
ーの値は、一例であって、この具体例に限られるもので
はない。
【0065】次に、ステップ4へ進んで試し書き位置に
記録されたデータの読み取りを行ない、ステップ5へ進
んで再生信号検出を行なって、例えばアシンメトリなど
記録状態の目安となるデータを測定/算出する。
【0066】次に、ステップ6へ進んで試し書き再生を
行なったうちで、規定の最適アシンメトリ値に近いアシ
ンメトリ値を選出する。ここで、設定した記録パワーの
範囲に最適値がなければ、図中の点線矢印のパスのよう
にステップ3に戻り、初期の設定範囲より広い範囲で記
録パワーを設定し直して、ステップ4以降を再度実行す
る。なお、ここでの最適記録レーザパワーを決定する判
断要因として上記アシンメトリ以外に再生信号のジッタ
やパルス幅などを利用してもよい。
【0067】そして、ステップ7へ進んで、選出したア
シンメトリ値に対応する記録レーザパワーを最適値(最
適記録レーザパワー値)として、メモリ(例えば、コン
トローラ内のRAM)に記憶し、この記録パワーテスト
の処理を終了する。
【0068】なお、角速度一定(CAV)のディスク回
転制御の場合では、記録領域内で連続的に線速度が変わ
るが、それぞれの記録位置に対応した線速度での記録パ
ワーのテストを行なうことが困難であるため、線速度が
一番低い最内周と線速度が一番高い最外周とで、記録パ
ワーのテストを行ない、内挿法によって最適パワーを求
めるようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、2層以上の情報記録層を有する光情報記録媒
体に対して、第1層目の記録状態によって透過光量が変
化してもジッターエラーレートが劣化することがない良
好な多層の光情報記録媒体ならびにその記録方法および
記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録方法を達成するための情報記
録装置の基本的な構成を示すブロック図である。
【図2】単層の情報記録層に記録している際の、レーザ
ビームの戻り光のレベルを模式的に示した説明図であ
る。
【図3】第2層目の情報記録層に記録している際の、レ
ーザビームの戻り光のレベルを模式的に示した説明図で
ある。
【図4】第2層目の情報記録層に記録している際の、レ
ーザビームの戻り光のレベルを模式的に示した説明図で
ある。
【図5】第2層目の情報記録層に記録している際の、レ
ーザビームの戻り光のレベルを模式的に示した説明図で
ある。
【図6】2層の情報記録層を備えた光情報記録媒体に情
報を記録する状態の説明図である。
【図7】スポットが照射されている領域の記録状態の説
明図である。
【図8】本発明の光情報記録媒体の外観図である。
【図9】3層の記録層を有する場合の記録パワーテスト
領域の模式図である。
【図10】3層の記録層を有する場合の記録パワーテス
ト領域で、2層目までが透過率の最も低い状態と最も高
い状態の領域を有する場合の模式図である。
【図11】3層の記録層を有する場合の記録パワーテス
ト領域の断面図である。
【図12】記録パワーテストのフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1…レーザ光源、2…ピックアップ、3…レーザドライ
バ、4…光検出部、5…制御部、6…光ディスク、7…
スポット、11…第1層目からの戻り光、12…第2層
目からの戻り光、21…光情報記録媒体、22…基板、
23…第1の情報記録層、24…中間層、25…第2の
情報記録層、26…記録レーザ光、27…スポット、2
8…光情報記録媒体、29…パワーテスト領域、30…
ユーザデータ領域、31…第2層テスト領域、32…第
3層テスト領域、33…第2層P 0 テスト領域、34…
第2層Pa テスト領域、35…第3層P0 テスト領域、
36…第3層Pa テスト領域、37…結晶質、38…非
晶質。
フロントページの続き Fターム(参考) 5D029 JB13 5D090 AA01 BB03 BB05 CC01 EE01 KK03 5D119 AA23 BA01 BB02 BB04 HA19 HA45

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2層以上の情報記録層を有する光情報記
    録媒体であって、ユーザデータ記録領域以外の領域に記
    録パワーのチェックを行なうための記録パワーテスト領
    域を有することを特徴とする光情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記記録パワーテスト領域が、前記情報
    記録層の層の数がnのとき(n−1)以上に区分され、
    前記情報記録層の各層に対応された各層用の記録パワー
    テスト領域を有し、前記各層用の記録パワーテスト領域
    は、1層目から(n−1)層までの状態が、透過率の最
    も低い記録状態、または、透過率の最も高い記録状態、
    もしくは、その両方の記録状態となっている部分を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の光情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 2層以上の情報記録層を有する光情報記
    録媒体にレーザビームによって記録を行なう情報記録方
    法であって、入射側から第2層目以降の情報記録層の記
    録時に、記録レーザビームの戻り光を検出し、該戻り光
    の検出レベルによって、記録パワーを制御する情報記録
    方法において、ユーザデータを記録するより前に、ユー
    ザデータ記録領域以外の記録パワーテスト領域にて、記
    録パワーのテストを行なって記録パワーを決定し、決定
    された記録パワーに基づいてユーザデータ記録領域にユ
    ーザデータの記録を行なうことを特徴とする情報記録方
    法。
  4. 【請求項4】 記録レーザビームの戻り光レベルを少な
    くとも1周分記憶するメモリを有し、その記憶された戻
    り光データを元に、前記レーザビームの記録パワーを制
    御することを特徴とする請求項3に記載の情報記録方
    法。
  5. 【請求項5】 2層以上の情報記録層を有するととも
    に、ユーザデータ記録領域以外の領域に記録パワーのチ
    ェックを行なうための記録パワーテスト領域を有し、該
    記録パワーテスト領域が、前記情報記録層の層の数がn
    のとき(n−1)以上に区分され、前記情報記録層の各
    層に対応された各層用の記録パワーテスト領域を有し、
    前記各層用の記録パワーテスト領域は、1層目から(n
    −1)層までの状態が、透過率の最も低い記録状態、ま
    たは、透過率の最も高い記録状態、もしくは、その両方
    の記録状態となっている部分を有する光情報記録媒体に
    レーザビームによって記録を行なう情報記録方法であっ
    て、前記各層用の記録パワーテスト領域における記録パ
    ワーのテストを、前記透過率の最も低い記録状態、また
    は、前記透過率の最も高い記録状態、もしくは、前記両
    方の記録状態となっている部分にて行なって記録パワー
    を決定し、決定された記録パワーに基づいてユーザデー
    タ記録領域にユーザデータの記録を行なうことを特徴と
    する情報記録方法。
  6. 【請求項6】 レーザ光源と、該レーザ光源から出射さ
    れたレーザビームを光情報記録媒体に照射する照射手段
    と、前記レーザビームの戻り光を検出する光検出手段
    と、制御部を有し、該制御部は、2層以上の情報記録層
    を有する光情報記録媒体の入射側から第2層目以降の情
    報記録層に記録を行なう際に、レーザビームの戻り光を
    検出し、該戻り光の検出レベルによって、前記レーザビ
    ームの記録パワーを制御するとともに、ユーザデータを
    記録するより前に、ユーザデータ記録領域以外の記録パ
    ワーテスト領域にて、記録パワーのテストを行なうこと
    を特徴とする情報記録装置。
  7. 【請求項7】 記録レーザビームの戻り光レベルを少な
    くとも1周分記憶するメモリを有し、その記憶された戻
    り光データを元に、前記レーザビームの記録パワーを制
    御することを特徴とする請求項6に記載の情報記録装
    置。
  8. 【請求項8】 2層以上の情報記録層を有するととも
    に、ユーザデータ記録領域以外の領域に記録パワーのチ
    ェックを行なうための記録パワーテスト領域を有し、該
    記録パワーテスト領域が、前記情報記録層の層の数がn
    のとき(n−1)以上に区分され、前記情報記録層の各
    層に対応された各層用の記録パワーテスト領域を有し、
    前記各層用の記録パワーテスト領域は、1層目から(n
    −1)層までの状態が、透過率の最も低い記録状態、ま
    たは、透過率の最も高い記録状態、もしくは、その両方
    の記録状態となっている部分を有する光情報記録媒体に
    レーザビームによって記録を行なう情報記録装置であっ
    て、レーザ光源と、該レーザ光源から出射されたレーザ
    ビームを光情報記録媒体に照射する照射手段と、前記レ
    ーザビームの戻り光を検出する光検出手段と、制御部を
    有し、該制御部は、前記各層用の記録パワーテスト領域
    における記録パワーのテストを、前記透過率の最も低い
    記録状態、または、前記透過率の最も高い記録状態、も
    しくは、前記両方の記録状態となっている部分にて行な
    って記録パワーを決定することを特徴とする情報記録装
    置。
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