JP2002109676A - 配送サービス処理装置及びそのプログラムを記録した記憶媒体 - Google Patents

配送サービス処理装置及びそのプログラムを記録した記憶媒体

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JP2002109676A JP2000296947A JP2000296947A JP2002109676A JP 2002109676 A JP2002109676 A JP 2002109676A JP 2000296947 A JP2000296947 A JP 2000296947A JP 2000296947 A JP2000296947 A JP 2000296947A JP 2002109676 A JP2002109676 A JP 2002109676A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】荷物受取人に予め指定された複数の候補届け先
に荷物受取人が居る時に確実に荷物を配達する配送サー
ビスシステムを提供する。 【解決手段】宅配会社の営業所にある車両管理サーバに
はオペレータが電話で問い合わせた宅配便の受取人の複
数の配達先候補と受取人のPHS番号が登録されてい
る。宅配車には車両端末5が車載され、それにはPHS
6が接続されている。受取人PHSの位置をセンタ局1
0で確認し、この確認情報から複数の配達先候補の中か
ら受取人の現在位置を特定して、荷物を配達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷物受取人により
予め指定された届け先に荷物受取人が居る時に確実に荷
物を配達するよう配送データを出力する配送サービス処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、個人宅に荷物を配送する宅配
便がある。このような宅配システムでは、荷物の最初の
宅配時に受取人が不在であった場合には、その旨の通知
を受けた受取人が、宅配業者に対して荷物を受け取る場
所(宅配先)および時間(宅配時間)を指定する。そし
て、宅配業者がその指定された時間帯にその指定された
場所に配達している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、宅配便
の荷物は、上記のように受取人が一旦受取り場所および
受取り時間を指定した後では、宅配時に宅配先に、少な
くとも荷物の受取人かそれに代る人物が存在しているこ
とが必要条件となるから、例えば、一人暮らしの勤め人
の場合は、日中自宅にいるのは会社が休日となる土曜と
日曜のみの場合が多く、その日しか時間を指定できな
い。
【0004】そして、そのように時間を指定しても、そ
の指定した時点までに荷物が届くのは、正確な時間を売
り物にしているピザの宅配位のもので、一般の宅配便の
荷物は指定された時間を中心とした、ある程度の幅を持
った時間帯であるから、受取人は、その時間帯は指定し
た場所に居る必要がある。
【0005】つまり、宅配指定日が制限されるため、急
ぎの荷物を受け取るには不便であるという問題がある。
また、時間を指定できても結局はおおまかな時間帯を指
定できるだけであり、その時間帯は指定場所に居なけれ
ばならないから、荷物を受け取るだけの極めて短い時間
に対して待つために制約を受ける時間が長くて無視でき
ないという不満が残る。
【0006】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
荷物受取人により予め指定された届け先に荷物受取人が
居る時に確実に荷物を配達するよう配送データを出力す
る配送サービス処理装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
配送サービス処理装置の構成を述べる。先ず、請求項1
記載の発明の配送サービス処理装置は、宅配先の位置検
出用端末の設定位置を予め記憶する記憶手段と、前記位
置検出用端末の位置確認を指定する端末指定手段と、該
端末指定手段により指定された前記位置検出用端末の位
置が前記記憶手段に予め記憶された設定位置か否かを判
別する位置判別手段と、該位置判別手段により判別され
た前記位置検出用端末の位置が前記予め記憶された設定
位置であるか否かに応じた判別データを配達者端末に送
信する送信手段と、を具備して構成される。
【0008】そして、例えば請求項2記載のように、上
記記憶手段は、上記位置検出用端末に対する複数の設定
位置を予め記憶し、上記位置判別手段は、上記位置検出
用端末の位置が予め記憶された上記複数の設定位置の何
れかにあるか否かを判別するように構成される。
【0009】また、例えば請求項3記載のように、上記
位置判別手段は、更に、配送予定の先行する荷物の配送
が完了した後、又は配送予定の先行する荷物に係わる上
記位置検出用端末の位置が検出されない場合に、次の配
送予定の各上記位置検出用端末の位置が夫々予め記憶さ
れた設定位置にあるか否かを判別し、上記次から配送予
定の各上記位置検出用端末の位置までの到着予測時間を
算出する予測時間算出手段と、該予測時間算出手段によ
り算出された予測時間を指定に応じて出力する予測時間
出力手段と、を更に有して構成される。
【0010】次に、請求項4記載の発明の記憶媒体は、
コンピュータに配送サービス処理の機能を実行させるた
めのプログラムを記憶した記憶媒体であって、配達先の
位置検出用端末の設定位置を予め記憶する記憶機能と、
前記位置検出用端末の位置確認を指定する指定機能と、
該端末指定機能により指定された前記位置検出用端末の
位置が前記記憶機能により予め記憶された設定位置か否
かを判別する位置判別機能と、該位置判別機能により判
別された前記位置検出用端末の位置が前記予め記憶され
た設定位置であるか否かに応じた判別データを配達者端
末に送信する機能と、を実行させるための配送サービス
処理プログラムをコンピューター読み取り可能に記憶し
ている。
【0011】そして、例えば請求項5記載のように、上
記記憶機能は、上記位置検出用端末に対する複数の設定
位置を予め記憶し、上記位置判別機能は、上記位置検出
用端末の位置が予め記憶された上記複数の設定位置の何
れかにあるか否かを判別するように構成される。
【0012】また、例えば請求項6記載のように、上記
位置判別機能は、更に、配送予定の先行する荷物の配送
が完了した後、又は配送予定の先行する荷物に係わる上
記位置検出用端末の位置が検出されない場合に、次の配
送予定の各上記位置検出用端末の位置が夫々予め記憶さ
れた設定位置にあるか否かを判別し、上記次から配送予
定の各上記位置検出用端末の位置までの到着予測時間を
算出する予測時間算出機能と、該予測時間算出機能によ
り算出された予測時間を指定に応じて出力する予測時間
出力機能と、を更に有するように構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、PHS等の位置被検出
機能を有する携帯端末(以下、位置検出用端末という)
を対象とする位置情報検索システムを用いることによ
り、荷物等の受け取り人か現在どこにいるかを検索し、
その位置データと宅配依頼の際に登録した条件から、受
け取り人にとって最も最適な場所と時間に荷物等を宅配
することを可能にするものである。
【0014】そしてそのために、位置検出用端末の位置
が予め設定されていた位置であった場合に、その位置に
荷物等を運ぶことが可能であることを示す出力を行い、
位置検出用端末の位置が予め設定されていた位置でなか
った場合は、次の位置検出用端末の位置に応じて上記と
同様の処理を行なうことを基本として処理を行う。
【0015】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。図1は、第1の実施の形態における配
送サービス処理装置に係わる配送サービスシステムの全
体構成を模式的に示す図である。同図に示すように、配
送サービスシステム(以下、本システムという)は、公
衆回線1及びサービスプロバイダ2を介してインターネ
ット3に接続する配送サービス処理装置としての車両管
理サーバ4と、この車両管理サーバ4が設置されている
宅配業会社に所属する宅配業務用車両(以下、宅配車両
という)に搭載されている車両端末5(この例では車両
で配達するため配達者端末を車両端末とするが、配達は
車両で行なうとは限らず、徒歩で配達者が配達するよう
な場合も考えられ、その場合、配達者が携帯型の配達者
端末をもつ事となる。また、ヘリコプターによる配達も
考えられる。)、この車両端末5に着脱自在にケーブル
接続されたPHS6(以下の説明では「PHS」とはP
HS及び携帯電話その他の移動体通信手段を総称する用
語として用いる)、上記宅配業会社と契約し、インター
ネット3を介して地図情報を提供するサービス業者サイ
ト7、本システムを利用する配達先の(宅配荷物等を受
取人が所有する)PHS8、この配達先PHS8の通信
と位置情報を中継する基地局9(9−1、9−2、・・
・、9−n)、及びこれらの基地局9を管理し、基地局
9から中継された通信を通信相手の通信機器に公衆回線
1を介して伝達すると共に、中継された位置情報から、
その位置情報を発信する配達先PHS8の現在位置を算
出して出力するセンタ局10とで構成される。
【0016】図2は、上記車両管理サーバ4の構成を示
すブロック図である。同図に示すように、この車両管理
サーバ4は、CPU(中央演算処理装置)11と、この
CPU11にバス12を介して接続された入力装置1
3、RAM14、伝送制御部15、表示装置16、印刷
装置17、及び記憶装置18から成り、記憶装置18に
は記憶媒体19が着脱自在に配設される。この記憶媒体
19は、内蔵HDD、外付けHDD、FDD、MO、C
D−ROM、メモリカード等から成る。
【0017】CPU11は、内蔵の例えばフラッシュR
OM(電気的に内容を書き直せる読み出し専用メモリ)
等に格納されているファームウエアに基づいて各ハード
機構部を制御し、記憶装置18に搭載されているOS
(ユーザの操作環境を設定する基本ソフト)を、順次R
AM7の所定領域に読み出し、このOSに従って全体の
動作を制御する。
【0018】入力装置13は、特には図示しないが、キ
ーボードやマウス装置、トラックボール装置、スティッ
クポイント装置、又はフラットポイント装置等のポイン
ティングデバイスを備えており、入力情報をCPU11
に通知する。RAM14は、CPU11の制御により、
記憶装置18から読み出されたOS用のあるいはサーバ
(プログラム)ファイル、このサーバ用の各種管理情報
ファイルやその他の各種中間データファイルを一時的に
記憶する。
【0019】伝送制御部15は、モデム、モデムカー
ド、又はモジュール等を接続するためのコネクタを有す
るI/O(入出力)インターフェースを備えて公衆回線
1と接続し、車両端末5、PHS6、サービス業者サイ
ト7、センタ局10等の所望のネットワークシステムと
通信が可能であるように構成されている。
【0020】表示装置16は、CRT又はLCDなどの
表示装置あるいはプラズマディスプレイを備えており、
CPU11からの制御の下に、入力装置13からの入力
情報あるいはその入力情報に対応する各種の処理内容等
からなる画像データを表示する。
【0021】印刷装置17は、入力装置13からの指示
入力、又はサーバプログラムからの指示に基づいて、各
種の記録を印刷(印字)出力する。記憶装置18は、内
蔵HDD、外付けHDD、FDD、MO、CD−RO
M、メモリカード等の記憶媒体19のドライブ装置又は
着脱装置を備えており、CPU11の制御の下に、所望
のファイルをこれらの記憶媒体19から読み出し又は保
管すべきファイルをこれらの記憶媒体19に格納する。
これらのファイルには、各種タスク毎に対応するサーバ
プログラムのファイル、これらのサーバプログラムによ
って処理されるデータファイルや各種管理情報ファイ
ル、配達先データのデータベース等が格納されている。
【0022】図3は、上記の配達先データベースのデー
タ構成を示す図である。同図に示す配達先データベース
20は、受取人別指定場所ファイルとして記憶媒体19
の所定の領域に格納されている。この配達先データベー
ス20は、同図に示すように、レコードNo.1、2、
3、・・・、nの多数のレコードで構成され、各レコー
ドには、配達日欄20−1、車両端末No.欄20−
2、配達済フラグ欄20−3、荷物No.欄20−4、
PHSNo.欄20−5、受取人氏名欄20−6、地域
情報欄20−7、地域情報欄20−8、指定配達情報欄
20−9、GPS座標位置情報欄20−10、基地局情
報欄20−11、別料金欄20−12の全部で12個の
データ欄が設けられている。
【0023】そして、同図に示す例では、レコードN
o.1〜4までは、同一受取人であり、受取人氏名欄2
0−6には、いずれも「○○××男」と同一の氏名デー
タが格納されている。そして、地域情報欄20−7から
別料金欄20−12までには、レコード毎にそれぞれ異
なるデータが格納されている。すなわち、この受取人
「○○××男」氏は、荷物の配達先候補を4箇所指定し
ている。
【0024】この受取人「○○××男」の4つのレコー
ドは、同図に示す例では、地域情報欄20−7から指定
配達情報欄20−9までのデータ欄に、レコードNo.
1では「東京1」、「A市A町」及び「A市A町11番
地自宅」が格納され、レコードNo.2では「東京
2」、「B市B町」及び「B市B町○○公園入口」が格
納され、レコードNo.3では「東京3」、「C市C
町」、「C市C町スーパーS駐車場出口」が格納され、
レコードNo.4では「東京4」、「D市D町」及び
「D市D町22番地○○宅」となっている。また、これ
らの地域に対応して、GPS座標位置情報欄20−10
には、それぞれ異なる座標位置情報が格納されており、
基地局情報欄20−11には、それぞれ異なる基地局情
報が格納されている。また、この例では別料金欄20−
12は、いずれも「0」となっている。
【0025】また、レコードNo.5及び6のレコード
も同一受取人であり、受取人氏名欄20−6には、いず
れも「××○雄」と同一の氏名データが格納されてい
る。この場合も同様に、地域情報欄20−7から別料金
欄20−12までには、レコード毎にそれぞれ異なるデ
ータが格納されている。
【0026】また、最後のレコードNo.nのレコード
の受取人は「××○子」となっており、「東京×」の
「×市×町99番地自宅」の1箇所のみが荷物の配達先
として指定されている。次に、上記構成の車両管理サー
バ4による配送サービスシステムの立ち上げに先立っ
て、車両管理サーバ4に入力されて予め記憶されている
配達先データデータベースの宅配便の受取人に関するデ
ータの確認処理が、オペレータによって行われる。尚、
上記予め記憶されている配達先データデータベースは、
宅配業会社の当該配達車輌が所属する営業所のオペレー
タが、当該宅配便の受取人に電話して宅配先を聞いて入
力されたものである。
【0027】図4及び図5は、上記宅配便受取人データ
の確認処理の動作を説明するフローチャートである。図
6は、その確認処理に用いられる宅配便の配達伝票の書
式を示す図である。図7(a) 〜(d) は、上記確認処理に
おいてサービス業者サイト7から車両管理サーバ4に伝
送される地図画像データの例を示す図である。
【0028】図8(a) は、上記確認処理において用いら
れる、配達先データベースとは別に記憶されている配達
担当区域ファイルのデータ構成を示す図、同図(b) は、
同じく別料金テーブルのデータ構成を示す図である。上
記の図4乃至図8を用いて以下に宅配便受取人データの
確認処理の動作を説明する。なお、以下に説明する各フ
ローチャート(他の実施の形態のフローチャートについ
ても同様)について補足すれば、その、フローチャート
で示す各機能を実現するプログラムはCPUが読み取り
可能なプログラムコードの形態で前記記録媒体に格納さ
れている。また、このプログラムはプログラムコードの
形態でネットワーク回線などの伝送媒体を介して伝送す
ることもできる。
【0029】先ず、図4に示すように、この処理は、オ
ペレータにより配達先のデータとして宅配便の受取人
(以下、単に受取人という)の氏名と荷物No.が入力
されることによって開始される。このデータ入力は、図
6に示す配達伝票に基づいて行われる。配達伝票には、
図6に示すように、氏名、住所、TELNo.PHSN
o.、荷物No.、及び配達日を記載する欄が設けれて
おり、これらの欄には(図では空白で示しているが)所
定の記載がなされている。
【0030】上記の入力により、先ず、配達先データの
検索と確認処理が実行される(ステップS1)。この配
達先データの検索確認処理では、図5に示すように、先
ず、入力された氏名及び荷物No.と一致する氏名及び
荷物No.のあるレコードが予め作成されている配達先
データベース20から検索される(ステップS1−
1)。そして、氏名及び荷物No.の一致するレコード
が抽出されると、そのレコードの中の所定のデータ欄に
PHSNo.が記述されているか否かを判別する(ステ
ップS1−2)。
【0031】そして、PHSNo.が記述されていれば
(S1−2がY)、直ちに後述するステップS1−6の
処理に移行するが、PHSNo.が記述されていない場
合は(S1−2がN)、表示装置16に、PHSNo.
が無い旨を表示した後(ステップS1−3)、PHSN
o.の入力が行われたか否かを判別する(ステップS1
−4)。この判別では、特には図示しないが、表示画面
に、PHSNo.の入力窓と、「実行」ボタン及び「キ
ャンセル」ボタンが表示される。
【0032】そして、オペレータが「キャンセル」ボタ
ンを押した(クリックした)ときはPHSNo.の入力
が無いと判断して(S1−4がN)、直ちに後述するス
テップS1−6の処理に移行し、オペレータがPHSN
o.の入力窓に受取人のPHSNo.を入力し、「実
行」ボタンを押したときは、PHSNo.の入力が行わ
れたと判断して(S1−4がY)、その入力されたPH
SNo.を上記レコードの中の所定のデータ欄に記憶し
た後(ステップS1−5)、配送日に変更があるか否か
を判別する(ステップS1−6)。この処理では、特に
は図示しないが、表示画面に、配送日の変更を入力する
か否かを問い合わせる文言と「実行」ボタンと「キャン
セル」ボタンが表示される。
【0033】そして、オペレータが「キャンセル」ボタ
ンを押したときは配送日の変更が無いと判断して(S1
−6がN)、直ちに後述するステップS1−8の処理に
移行し、オペレータが「実行」ボタンを押したときは、
配送日の変更があると判断して(S1−6がY)、その
場合は、表示装置16に入力画面を表示する。この入力
画面には、特には図示しないが、変更された配送日入力
用の入力窓と「実行」ボタンと「キャンセル」ボタンが
表示される。
【0034】オペレータにより上記入力窓に変更された
配送日が入力され、「実行」ボタンが押されたことに基
づいて、上記入力された変更された配送日を上記レコー
ドの所定の欄に記憶した後(ステップS1−7)、続い
て、別の配達場所の入力が指定されているか否かを判別
する(ステップS1−8)。この処理では、特には図示
しないが、別の配達場所の入力を行うか否かを問い合わ
せる文言と「実行」ボタンと「キャンセル」ボタンが表
示される。
【0035】そして、別の配達場所の入力が指定されな
い(オペレータが「キャンセル」ボタンを押した)とき
は(S1−8がN)、図4のステップS18にて処理を
終了する。一方、別の配達場所の入力が指定された(オ
ペレータが「実行」ボタンを押した)ときは(S1−8
がY)、次の処理に移る。すなわち、図4に戻って、先
ず、配達先の都道府県の入力、記憶、及びその表示を行
う(ステップS2)。この処理では、サービス業者サイ
ト7にアクセスして地図情報の提供を求め、この求めに
応じて伝送されてきた地図情報に基づいて、図7(a) に
示す全国の地図が表示される。ここで例えば東京都の場
所をクリックすると、その「東京都」が入力され、レコ
ードの所定の欄に記憶されて、図7(b) に示すように、
上記クリックされて入力された東京都の地図が表示され
る。
【0036】上記に続いて、市町村の入力、記憶、及び
表示を行う(ステップS3)。この処理では、図7(b)
に示すように表示されている東京都の地図の例えばA市
A町をクリックすると、その「A市A町」が入力され、
レコードの所定の欄に記憶される。そして、図7(c) に
示すように、上記クリックされて入力された市町村(同
図(c) の例ではA市A町)の対応地図が表示される(ス
テップS4)。
【0037】ここで、町域番地の入力、記憶、及び表示
を行う(ステップS5)。この処理では、オペレータに
よって町域番地が直接キー入力される。この入力は、記
憶され、同図(d) に示すように、市町村対応地図の下方
に文字表示されると共に、地図内に、その町域番地に対
応する宅地マークが画像表示される。
【0038】この後、上記入力に基づく対応座標位置と
基地局地域情報とを取得する(ステップS6)。この処
理では、図3に示す配達先データベース20(受取人別
指定場所ファイル)の地域情報欄20−7、地域情報欄
20−8、及び基地局情報欄20−11に対応する北海
道から沖縄までの全国の地域情報と基地局情報及びその
地域情報に対応する図7(a) 〜(d) に示す全国の地図情
報が、サービス業者サイト7から、指定場所対応ファイ
ルとして伝送される。
【0039】車両管理サーバ4は、これらの中から、対
応するデータ(本例では東京地区)を抽出して、その東
京地区の指定場所対応ファイルを作成し、この作成した
東京地区の指定場所対応ファイルから、上記入力された
町域番地に対応するレコードを基地局及び地域情報とし
て取得する。そして、その取得した地域情報に基づいて
GPSシステムにより上記地域情報に対応する座標位置
データを配達先データベース20のGPS座標位置情報
欄20−10のデータとして取得する。
【0040】上記に続いて、上記町域番地が別車両区域
(現在処理中の配達先を担当する車両の配達担当区域と
異なる区域)であるか否かを判別する(ステップS
7)。この処理では、図8(a) に示す配達担当区域ファ
イル25が参照される。配達担当区域ファイル25は、
図8(a) に示すように、配達担当者毎のレコードからな
る。配達担当者は、配達担当者欄25−1に示すよう
に、A、・・・(B、C、D、・・・)、nまで居り、
これら配達担当者に対して、例えば配達担当者Aでは、
配達区域が配達区域欄25−2に示すように「東京都A
市、B市、C市、D市」、車両端末No.が車両端末欄
25−3に示すように「////」となっている。また
配達担当者nの例では、配達区域が「東京都×市、Y
市、Z市」、車両端末No.が「nnnn」となってい
る。
【0041】上記の車両端末No.欄25−3の車両端
末No.「////」や「nnnn」等は、図3に示し
た配達先データベース20(受取人別指定場所ファイ
ル)の、今処理中のレコードの車両端末No.欄20−
2のデータにリンクしており、その車両端末No.に対
応する配達区域欄25−2のデータが読み出されて、ス
テップS6で取得されたデータと比較される。
【0042】そして、別車両区域でないときは(S7が
N)、上記検索で抽出した次のレコードとして、同じ車
両端末No.と取得データとを行挿入して記憶し(ステ
ップS8)、続いて、上記の取得データが配達区域内で
あるか否かを判別する(ステップS9)。
【0043】尚、上記ステップS7の判別で、別車両区
域であるときは(S7がY)、対応する配送区域の配送
センターに回すため、指定日に配送不可である事を表示
画面に表示した後(ステップS10)、直ちに、上記の
ステップS9の処理を実行する。
【0044】上記ステップS9の判別で、配達区域内で
ある場合は(S9がY)、地図の対応位置を識別して表
示し(ステップS14)、名称の入力が行われることに
より、その名称を記憶し、表示して(ステップS1
5)、その名称の頭5文字分を上記識別表示内に表示し
(ステップS16)、これで確定か(全ての確認処理が
終了したか)否かを判別する(ステップS17)。この
処理では、特には図示しないが、確定か否かを問い合わ
せる文言と「確定」ボタンと「キャンセル」ボタンが表
示される。
【0045】オペレータが「確定」ボタンを押すと、確
定であると判断されて(S17がY)、処理が終了され
る。一方、オペレータが「キャンセル」ボタンを押すと
(S17がN)、この場合は、別の配達場所入力の指定
が有るか否かを判別する(ステップS19)。この処理
では、特には図示しないが、別の配達場所の入力を行う
か否かを問い合わせる文言と「実行」ボタンと「キャン
セル」ボタンが表示される。
【0046】そして、別の配達場所の入力が指定されな
い(オペレータが「キャンセル」ボタンを押した)とき
は(S1−8がN)、ステップS17に戻り、別の配達
場所の入力が指定された(オペレータが「実行」ボタン
を押した)ときは、ステップS2の処理に戻って、ステ
ップS2から再び処理を繰り返す。
【0047】また、上記ステップS9の判別で、配達区
域内では無い場合は(S9がN)、対応別料金あるいは
配達不可ガイダンスを表示画面に表示する(ステップS
11)。この処理では、図8(b) に示す別料金テーブル
26が参照される。同図(b)に示すように、別料金テー
ブル26は、「配達区域より3km未満:¥100」、
「配達区域より3kmオーバ6km未満:¥200」及
び「配達区域より6km以上オーバ:配達不可」の3つ
のレコードからなっている。これにより、上記取得した
位置データが配達区域内からどの程度離れているかが判
別され、その距離に対応する別料金あるいは配達不可ガ
イダンスが表示される。
【0048】上記に続いて、上記表示内容を了承するか
否かを判別する(ステップS12)。この処理では、特
には図示しないが、了承か否かを問い合わせる文言と
「実行」ボタンと「キャンセル」ボタンが表示される。
そして、了承する(オペレータが「実行」ボタンを押し
た)であれば(S12がY)、表示した又は予め設定さ
れている別料金を記憶して(ステップS13)、前記の
ステップS14の処理に移行する。一方、了承しない
(オペレータが「キャンセル」ボタンを押した)ときは
(S12がN)、続いて、キャンセルか否かを確認する
(ステップS20)。この処理では、特には図示しない
が、キャンセルか否かを問い合わせる文言と「実行」ボ
タンと「いいえ」ボタンが表示される。
【0049】そして、キャンセルでない(オペレータが
「いいえ」ボタンを押した)ときは(S20がN)、上
記のステップS12に戻るが、キャンセルである(オペ
レータが「実行」ボタンを押した)場合は(S20が
Y)、今までの1箇所分のレコードの記憶データを消去
して(ステップS21)、ステップS2に戻って、ステ
ップS2からの処理を繰り返す。
【0050】このようにして、確定した配達先データベ
ース20(受取人別指定場所ファイル)に基づいて、次
に、配達車両毎のソートを行う。図9は、上記配達車両
毎のソートを行う処理のフローチャートである。尚、こ
の処理はスケジューラの起動によって開始される。
【0051】図10は、上記の配達車両毎のソートを行
う際に用いられる1配達車両の配達順を例として模式的
に示す図である。同図は例えば東京×地区27の配達順
を示している。この例では配達順は、配達車両が所属す
る営業所28から、隣接の区域a、その隣接の区域b、
更にその隣接の区域cというように、矢印で示す配達ル
ート29(29−1、29−2、29−3)が区域別に
分けられている。
【0052】先ず、スケジューラの起動により、図9に
示すように、配達担当区域毎にソートする(ステップS
101)。この処理では、図10に示した区域a、b、
c、・・・毎に図3に示す受取人別指定場所ファイルの
レコードがソートされる。次に、このソート後の受取人
別指定場所ファイルの現在日付と一致する全レコードを
記憶装置18のワーク領域に読み出す(ステップS10
2)。そして、配達担当区域(例えば東京×地区27)
と対応する配達車両の車両端末5の夫々に、順次ワーク
領域の受取人別指定場所データを伝送して(ステップS
103)、処理を終了する。これにより、車両端末5
に、これから配送する宅配便の配達先のデータが道順に
沿って記憶される。
【0053】図11、図12、及び図13は、上記道順
に記憶された受取人別指定場所データファイルに基づい
て宅配便の配達を実行する処理のフローチャートであ
る。先ず、図11に示すように、車両端末v5を車載し
た車両が配達を開始する。これと共に営業所の車両管理
サーバ4が一定時間毎の割り込み処理を開始する。
【0054】先ず、車両端末5は、上記道順に記憶した
受取人別指定場所データのファイルを読み出して、未処
理のレコードが無い、すなわち処理が終了している(E
OF)か否かを判別する(ステップT201)。そし
て、未終了であれば(T201がN)、次の配達先を取
得して、つまりレコードを読み出して(ステップT20
2)、その受取人がPHSでチェックする受取人である
か否かを判別する(ステップT203)。この処理は、
読み出したレコードのPHSNo.欄20−5にPHS
の番号が格納されているか否かを判別する処理である。
【0055】上記の判別で、PHSでチェックする受取
人であれば(T203がY)、続いて、複数の配達先
(候補)が指定されているか否かを判別する(ステップ
T204)。この処理は、読み出したレコードの受取人
と同一名義のレコード、又は同一のPHS番号を有する
レコードが複数あるか否かを判別する処理である。
【0056】そして、複数の配達先候補が指定されてい
れば(T204がY)、その複数の配達先を問い合せる
(ステップT205)。この処理は、複数のレコードか
ら読み出した複数の配達先候補の地域情報を示すコード
と、その受取人の上記PHS番号を、車両管理サーバ4
に送信(伝送)する処理である。
【0057】車両管理サーバ4は、車両端末5から配達
先を問い合せる伝送が有るか否かを判別する処理(ステ
ップS201)を一定時間毎に繰り返しており、配達先
問い合せの伝送が無いときは(S201がN)、直ちに
処理を終了するが、配達先問い合せの伝送が有ると(S
201がY)、現在のPHS位置情報により、複数の指
定配達場所の中から実際に配達すべき配達先を特定し
(ステップS202)、その特定した結果(場所)を車
両端末5に送信する(ステップS203)。これによ
り、車両端末5は、実際の配達先情報を取得する(ステ
ップT206)。
【0058】次に、上記ステップT206で実際の配達
先情報を取得して、車両端末5は、その配達先が現在位
置に近いか否かを判別する(ステップT207)。そし
て、近ければ(T207が「近い」)、続いて、その配
達先住所と地図情報を表示装置に表示する(ステップT
208)。この配達先住所と地図情報の表示では、宅配
車にはカー・ナビゲータが載せられており、その表示画
面には、カー・ナビゲータの地図と次に配達すべき位置
を示す識別表示が合成されて表示される。また、この表
示は、他のステップにおける表示処理の場合も同様であ
る。
【0059】このように、宅配依頼の際に宅配先候補を
複数指定しておくと、宅配の指定時間にPHSで位置確
認することで指定したいずれかの場所に荷物等が宅配さ
れるようになる。上記に続いて、配達完了の入力を待機
する(ステップT210)。尚、前述のステップT20
3の判別で、PHSでチェックする受取人でない場合も
(T203がN)、このステップT210の処理に移行
する。
【0060】そして、宅配車の運転者により配達完了の
入力があれば(T210がY)、自装置に接続されてい
るプリンタにより宅配便の受け渡しが完了したことを示
す複写伝票を発行して(ステップT211)、レコード
の配達済フラグ欄20−3のフラグデータを「済」に更
新して(ステップT212)、最初のステップT201
の処理に戻って、ステップT201からの処理を繰り返
す。
【0061】上記のステップT210の判別で、配達完
了の入力が無いときは(T210がN)、続いて、「未
配達」が入力されたか否かを判別する(ステップT21
3)。そして、「未配達」が入力されていなければ(T
213がN)、上記のステップST210に戻るが、
「未配達」が入力されたときは(T213がY)、この
場合は、現在時刻、配達会社名、担当者不在者メッセー
ジよりなる不在者メールを作成し(ステップT21
4)、その不在者メールを車両端末5のPHS6に転送
し(ステップT215)、車両端末5のPHS6から受
取人のPHS8に、その不在者メールを送信して(ステ
ップT216)、最初のステップT201に戻る。
【0062】また、上記ステップT207の判別で、配
達先が現在位置から遠いときは(T207が「遠
い」)、指定配達情報ファイルの現在の配達先を上記取
得した配達先に更新して、レコード全体を配達先でソー
トした後(ステップT209)、最初のステップT20
1に戻る。
【0063】この車両端末5における前述の図11に示
したステップT204の判別で、複数の配達先候補が指
定されていないときは(T204がN)、その場合は、
続いて、図13に示すように、受取人のPHS位置の問
い合わせを行う(ステップT217)。この処理では、
単一の配達先コードとPHS番号が、営業所の車両管理
サーバ4に伝送される。
【0064】営業所の車両管理サーバ4は、前述したよ
うに、一定時間毎の割り込みを行って、車両端末5から
配達先(PHSの位置)を問い合せる伝送が有るか否か
を判別している(ステップS301)。そして、配達先
問い合せの伝送が無いときは(S301がN)、直ちに
処理を終了し、配達先問い合せの伝送が有るときは(S
301がY)、受取人の現在のPHS位置情報をPHS
業者のセンタ局10から受信して(ステップS30
2)、その受信したPHS位置情報を車両端末5に送信
する(ステップS303)。これにより、車両端末5
は、配達先情報を取得する(ステップT218)。
【0065】続いて、受取人は配達先に在ると判断でき
るか否かを判別する(ステップT219)。この処理
は、宅配車の運転手がPHS6を用いて受取人のPHS
8に電話をして確認する処理である。そして、受取人が
PHS8で応答すれば、受取人は配達先に在ると判断で
きるので(T219が「判断できる」)、この場合は、
配達先住所と地図を表示して(ステップT220)、前
述のステップS210の処理(図12)に戻る。また、
受取人がPHS8で応答しないときは、受取人は配達先
に在ると判断できないので(T219が「できな
い」)、この場合は、前述のステップT214の処理
(図12)に戻って、不在者処理を行う。
【0066】このようにして、PHSの位置被検出機能
を用いて宅配便の受け取り人か現在いる位置を検索しな
がら、受け取り人にとって最も最適な場所と時間に、宅
配便の配達が順次実行される。また、宅配の際に、あら
かじめPHSで宅配先に受け取り人がいることを確認す
ることにより、宅配の際の受け取り人不在という事態を
防止することができる。
【0067】続いて、第2の実施の形態について説明す
る。尚、以下に説明する第2の実施の形態において、新
たに追加される予定時刻ファイル及びこの予定時刻に係
わる処理が追加されることを除いて、全体のシステム構
成、データ構成、及び処理方法は、第1の実施の形態の
場合と同様である。
【0068】図14は、第2の実施の形態において用い
られる車両端末5に記憶される予定時刻ファイルのデー
タ構成を示す図である。同図に示すように、予定時刻フ
ァイル30は、荷物No.欄30−1、顧客名欄30−
2、配達先欄30−3、予定時刻欄30−4、及びその
他の欄30−5から構成される。
【0069】同図に示す例では、荷物No.欄30−1
には、宅配荷物の番号が「123456」、「3214
56」、「123567」、・・・というように格納さ
れ、顧客名欄30−2には、受取人の氏名が「○○××
男」、「××○雄」、「△△□□子」、・・・というよ
うに格納され、配達先欄30−3には、配達先が「A市
・・・」、「C市・・・」、「D市・・・」、・・・と
いうように格納され、予定時刻欄30−4には、配達予
定時刻が「12:30」、「12:35」、「12:4
0」、・・・というように格納されている。
【0070】この予定時刻ファイル30の、予定時刻欄
30−4の時刻データは、一つの配達が終了する毎に更
新される。図15及び図16は、上記予定時刻ファイル
30の時刻データを更新する処理のフローチャートであ
る。尚、図15に示すフローチャートは、ステップT2
21の予定時刻更新処理以外は、図12に示したフロー
チャートと同一である。すなわち、上述した第1の実施
の形態において説明した車両端末5のステップT201
〜T220の処理において、図15に示すように、ステ
ップT212の後に続いて、ステップT221の予定時
刻更新処理が行われる点が、第1の実施の形態の場合と
異なる。
【0071】このステップT221の予定時刻更新処理
は、図16に示すように、配達が済んだことを受けて、
現在時刻及び現在位置情報により、それ以降の予定時刻
を求める(ステップT221−1)。そして、得た予定
時刻により、予定時刻ファイル30の予定時刻欄30−
4の時刻データを更新し(ステップT221−2)、そ
の更新した予定時刻ファイル30に基づいて、以降の配
達予定時刻、自己の車両端末番号、変更位置、受取人指
定場所ファイルのレコードNo.とを車両管理サーバ5
(営業所)へ送信して(ステップT221−3)、処理
を終了する。
【0072】一方、車両管理サーバ5は、一定時間毎の
割り込み処理において、車両端末5から配達予定時刻に
係わるデータの送信を受信したか否かを判別している
(ステップS401)。そして、受信が無いときは(S
401がN)、直ちに処理を終了し、受信が有るときは
(S401がY)、サーバ側にある対応する車両端末番
号の予定時刻ファイルの予定時刻データを更新して(ス
テップS402)、処理を終了する。
【0073】図17は、受取人からの配達予定時刻の問
い合せに対応する処理を説明するフローチャートであ
る。先ず、受取人は、宅内端末、又はPHSで、予定時
刻確認モードの指定を行う。これにより処理が開始され
る。先ず、受取人端末(又はPHS、以下同様)は、配
達の予定時刻の問い合せを発信する(ステップU1)。
この処理では、荷物No.と受取人の氏名が送信され
る。
【0074】車両管理サーバ5は、この場合も一定時間
毎の割り込み処理を行っており、配達予定時刻の問合せ
が有るか否かを判別している(ステップS501)。そ
して、配達時刻の問い合せが無いときは(S501が
N)、直ちに処理を終了するが、配達時刻の問い合せが
有った場合は(S501がY)、その荷物No.と受取
人の氏名により、予定時刻ファイルの配達予定時刻をを
検索する(ステップS502)。そして抽出されたレコ
ードに、読出し対象が有る(配達予定時刻データが格納
されている)か否かを判別し(ステップS503)、有
れば(S503がY)、配達予定時刻のメール(予定時
刻メール)を作成して、その予定時刻メールを上記受取
人端末に送信して(ステップS504)、処理を終了す
る。
【0075】また、上記抽出されたレコードに読出し対
象が無かった場合は(S503がN)、エラーメールを
作成して、そのエラーメールを受取人端末に送信する
(ステップS505)。受取人端末は、上記ステップU
1の問い合わせの後、応答メールがあるか否かを判別し
(ステップU2)、車両管理サーバ5からの応答があれ
ば(U2がY)、その応答内容(配達予定時時刻または
エラーメッセージ)を、表示装置に表示して(ステップ
U3)、処理を終了する。
【0076】他方、上記のステップU2で、応答が無い
ときは(U2がN)、所定の時間が経過したか否かを判
別し(ステップU4)、未だ所定時間が経過していなけ
れば(U4がN)、ステップU2に戻って応答を待機
し、他方、所定時間が経過していれば(U4がY)、エ
ラー表示を行って(ステップU5)、処理を終了する。
【0077】このように、配達中の荷物等の位置を検索
し、宅配所要時間を受取人に配信サービスするので、受
取人は、安心して宅配便を待つことができる。尚、上記
実施の形態では、営業所27のオペレータが受取人に電
話して宅配先を聞いて入力しているが、これに限ること
なく、インターネット3に接続している受取人の端末機
器に、必要入力項目を添付した入力フォームとメールを
送信して、受取人側で必要項目を入力して営業所の車両
管理サーバ4に返信し、車両管理サーバ4が、この返信
を受信して、受取人別指定場所ファイルの所定の記憶欄
に自動的に記憶するようにしても良い。
【0078】また、顧客の位置確認は、顧客がカーナビ
を搭載していて、車で移動しているような場合は、カー
ナビから顧客位置を受け取るようにしてもよい。この場
合は、顧客が一定時間停止する場合に営業所に位置デー
タを伝送するようにする。また、移動中の位置データを
逐次、営業所に送って宅配者(車両運転者)と顧客が一
番近づく位置を割り出して双方の端末に位置を連絡して
荷物の受け渡しを行なっても良い。
【0079】また、上記実施の形態では、配送サービス
処理サーバ装置を宅配業会社の営業所に設置している
が、これに限ることなく、サービス業者サイト7に設置
して、そのサーバ(プログラム)と全国の宅配業会社の
端末機器のネット閲覧ブラウザと連携して、自己サイト
のページにより、上述したと同様の処理を、宅配業会社
の端末機器に行わせるようにしても良い。
【0080】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、荷物受取人により予め指定された届け先に荷物受
取人が居るかどうかを届け先に行く前に確認することが
できて、荷物受取人が届け先に居る場合に荷物を配達す
るようにでき便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における配送データ処理装置
に係わる配送サービスシステムの全体構成を模式的に示
す図である。
【図2】配送サービスシステムの車両管理サーバの構成
を示すブロック図である。
【図3】車両管理サーバの配達先データベースのデータ
構成を示す図である。
【図4】サーバに予め記憶されている宅配便受取人デー
タの確認処理の動作を示すフローチャート(その1)で
ある。
【図5】サーバに予め記憶されている宅配便受取人デー
タの確認処理の動作を示すフローチャート(その2)で
ある。
【図6】宅配便の配達伝票の書式を示す図である。
【図7】(a) 〜(d) は宅配便受取人データの確認処理に
おいてサービス業者サイトから車両管理サーバに伝送さ
れる地図画像データの例を示す図である。
【図8】(a) は確認処理に用いられる配達担当区域ファ
イルのデータ構成を示す図、(b) は同じく別料金テーブ
ルのデータ構成を示す図である。
【図9】配達車両毎のソートを行う処理のフローチャー
トである。
【図10】配達車両毎のソートを行う際に用いられる1
配達車両の配達道順を例として模式的に示す図である。
【図11】道順に記憶された受取人別指定場所データフ
ァイルに基づいて宅配便の配達を実行する処理のフロー
チャート(その1)である。
【図12】道順に記憶された受取人別指定場所データフ
ァイルに基づいて宅配便の配達を実行する処理のフロー
チャート(その2)である。
【図13】道順に記憶された受取人別指定場所データフ
ァイルに基づいて宅配便の配達を実行する処理のフロー
チャート(その3)である。
【図14】第2の実施の形態において用いられる車両端
末5に記憶される予定時刻ファイルのデータ構成を示す
図である。
【図15】予定時刻ファイルの時刻データを更新する処
理のフローチャート(その1)である。
【図16】予定時刻ファイルの時刻データを更新する処
理のフローチャート(その2)である。
【図17】受取人からの配達予定時刻の問い合せに対応
する処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 公衆回線 2 サービスプロバイダ 3 インターネット 4 車両管理サーバ 5 車両端末 6 車両PHS 7 サービス業者サイト 8 配達先PHS 9(9−1、9−2、・・・、9−n) 基地局 10 センタ局 11 CPU 12 バス 13 入力装置 14 RAM 15 伝送制御部 16 表示装置 17 印刷装置 18 記憶装置 19 記憶媒体 20 配達先データベース 20−1 配達日欄 20−2 車両端末No.欄 20−3 配達済フラグ欄 20−4 荷物No.欄 20−5 PHSNo.欄 20−6 受取人氏名欄 20−7 地域情報欄 20−8 地域情報欄 20−9 指定配達情報欄 20−10 GPS座標位置情報欄 20−11 基地局情報欄 20−12 別料金欄 25 配達担当区域ファイル 25−1 配達担当者欄 25−2 配達区域欄 25−3 車両端末欄 26 別料金テーブル 27 東京×地区 28 営業所 29(29−1、29−2、29−3) 配達ルート 30 予定時刻ファイル 30−1 荷物No.欄 30−2 顧客名欄 30−3 配達先欄 30−4 予定時刻欄 30−5 その他の欄
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 健治 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内 Fターム(参考) 3F022 MM07 MM12 MM42 5B049 BB33 CC00 CC40 EE05 EE31 GG06 5H180 AA15 BB05 BB12 BB13 BB15 FF13 FF21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宅配先の位置検出用端末の設定位置を予
    め記憶する記憶手段と、 前記位置検出用端末の位置確認を指定する端末指定手段
    と、 該端末指定手段により指定された前記位置検出用端末の
    位置が前記記憶手段に予め記憶された設定位置か否かを
    判別する位置判別手段と、 該位置判別手段により判別された前記位置検出用端末の
    位置が前記予め記憶された設定位置であるか否かに応じ
    た判別データを配達者端末に送信する送信手段と、 を具備したことを特徴とする配送サービス処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記位置検出用端末に
    対する複数の設定位置を予め記憶し、前記位置判別手段
    は、前記位置検出用端末の位置が予め記憶された前記複
    数の設定位置の何れかにあるか否かを判別することを特
    徴とする請求項1記載の配送サービス処理装置。
  3. 【請求項3】 前記位置判別手段は、更に、配送予定の
    先行する荷物の配送が完了した後、又は配送予定の先行
    する荷物に係わる前記位置検出用端末の位置が検出され
    ない場合に、次の配送予定の各前記位置検出用端末の位
    置が夫々予め記憶された設定位置にあるか否かを判別
    し、 前記次から配送予定の各前記位置検出用端末の位置まで
    の到着予測時間を算出する予測時間算出手段と、 該予測時間算出手段により算出された予測時間を指定に
    応じて出力する予測時間出力手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1記載の配送サー
    ビス処理装置。
  4. 【請求項4】 コンピュータに配送サービス処理の機能
    を実行させるためのプログラムを記憶した記憶媒体であ
    って、 配達先の位置検出用端末の設定位置を予め記憶する記憶
    機能と、 前記位置検出用端末の位置確認を指定する指定機能と、 該端末指定機能により指定された前記位置検出用端末の
    位置が前記記憶機能により予め記憶された設定位置か否
    かを判別する位置判別機能と、 該位置判別機能により判別された前記位置検出用端末の
    位置が前記予め記憶された設定位置であるか否かに応じ
    た判別データを配達者端末に送信する機能と、 を実行させるための配送サービス処理プログラムを記憶
    したコンピューター読み取り可能な記憶媒体。
  5. 【請求項5】 前記記憶機能は、前記位置検出用端末に
    対する複数の設定位置を予め記憶し、前記位置判別機能
    は、前記位置検出用端末の位置が予め記憶された前記複
    数の設定位置の何れかにあるか否かを判別することを特
    徴とする請求項4記載の記憶媒体。
  6. 【請求項6】 前記位置判別機能は、更に、配送予定の
    先行する荷物の配送が完了した後、又は配送予定の先行
    する荷物に係わる前記位置検出用端末の位置が検出され
    ない場合に、次の配送予定の各前記位置検出用端末の位
    置が夫々予め記憶された設定位置にあるか否かを判別
    し、 前記次から配送予定の各前記位置検出用端末の位置まで
    の到着予測時間を算出する予測時間算出機能と、 該予測時間算出機能により算出された予測時間を指定に
    応じて出力する予測時間出力機能と、 を更に有することを特徴とする請求項4記載の記憶媒
    体。
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