JP2002109244A - 通信ネットワークシステム - Google Patents

通信ネットワークシステム

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JP2002109244A
JP2002109244A JP2000294567A JP2000294567A JP2002109244A JP 2002109244 A JP2002109244 A JP 2002109244A JP 2000294567 A JP2000294567 A JP 2000294567A JP 2000294567 A JP2000294567 A JP 2000294567A JP 2002109244 A JP2002109244 A JP 2002109244A
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JP2000294567A
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Tetsuo Heta
哲雄 部田
Yoshihide Kawaji
吉秀 河二
Futoshi Sugimoto
太 杉本
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M ONE KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 地域に根差した身近な商品情報を簡単に入手
することができ、取引や決済の安全性も担保できる通信
ネットワークシステムを実現する。 【解決手段】 専用端末22に固有の端末IDが割り振
り、セルサーバ12は担当セル18内に居住するユーザの少
なくとも氏名と住所を含む属性情報を各ユーザの専用端
末22の端末IDに関連付けて格納しておくユーザ情報デ
ータベース36と、有体物商品に関する情報を格納してお
く商品情報データベース40と、専用端末22から商品情報
の送信要求が出力された場合に、送信される端末IDを
基に当該ユーザを特定し、当該専用端末22に対して商品
情報を送信する。当該専用端末22から有体物商品の注文
要求が出力された場合に配送処理端末26に対して当該商
品の発注情報を出力するユーザ対応処理部34と、当該商
品の対価を専用端末22の端末IDと関連付けてユーザ情
報データベース内に記録する課金処理部48とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【001】
【発明の属する技術分野】この発明は通信ネットワーク
システムに係り、特に、地域に根差した身近な商品情報
をユーザが確実に入手でき、しかも安全且つ迅速に当該
商品を入手することを可能にする通信ネットワークシス
テムに関する。
【002】
【従来の技術】現在、インターネットの爆発的な発展に
より、多くの人々がこの通信ネットワークシステムに接
続し、様々な情報の入手や発信を行っている。すなわ
ち、各自パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」)
等の情報端末を用意し、電話回線等の通信回線を通じて
ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)のサー
バにダイヤルアップ接続し、ホームページの閲覧や電子
メール等のサービスを享受している。また、最近では、
インターネットを通じて様々な商品を購入するオンライ
ンショッピングも一般化しつつある。オンラインショッ
ピングの対象となるのは、パソコンや自動車、書籍とい
った有体物はもちろんのこと、コンピュータプログラム
や音楽データといったオンライン配信可能な情報財も含
まれている。このインターネットを介したEC(電子商取
引)の普及により、これまで生産者と消費者との間に介
在していた中間業者が不要となり、その分コストの低減
効果がもたらされている。さらに、インターネットを利
用した通話サービス(以下「インターネット電話」)も
実用化されつつあり、これを用いることにより長距離電
話の通話料を劇的に低減させることが期待される。
【003】
【発明が解決しようとする課題】このように、インター
ネットの登場により、個人の生活に様々な可能性と利便
性がもたらされたことは否定できない。しかしながら、
現在のインターネットによる通信環境には、幾つかの問
題が内在している。まず第1に、インターネットは基本
的にオープンな通信ネットワークであり、全体を統括す
る機関も存在せず、しかも匿名性を備えているため、セ
キュリティ面での脆弱性を抱えている。このように安全
性に問題のあるネットワークシステムを商取引情報の流
通手段として用いることに抵抗を示す者も多い。例え
ば、オンラインショッピングの決済手段としてはクレジ
ットカードが最も便利であるにもかかわらず、カード情
報をインターネットに流すことに不安を覚えるため、銀
行振込や代引き、コンビニ決済等を選択する者が多く存
在する。
【004】第2に、インターネットの利点として国際性
やボーダレス性が挙げられるが、その反面として「地域
社会」という概念が欠落しているという問題がある。も
ちろん、最近では小企業や個人商店であってもホームペ
ージを開設し、自社の取扱品目について情報を発信する
例が増えてきてはいるが、その場合にもやはり日本全国
や世界を視野に入れており、地元の消費者に対して日用
品等の細々とした商品情報をこまめに発信することは行
われていない。インターネットの世界が余りにも広大
で、様々な情報であふれ返っているため、逆に身近な情
報がこぼれ落ちてしまっている。
【005】第3に、現在のインターネット取引には、物
流上のネックが存在している。すなわち、コンピュータ
プログラムや音楽データのようにネットワークを通じて
オンライン配信可能な商品であれば、商取引成立と同時
に現物を入手することが可能であるが、食料品やパソコ
ンといった有体物の場合には、運送業者を介した物理的
な配送を受ける必要がある。ところが、これは上記した
第2の問題とも絡む問題であるが、インターネットビジ
ネスは最初から全国を視野に入れて企画されているた
め、例え物流センターが自宅の近所に存在していても、
配送を受けるまでに早くて数日、場合によっては1週間
以上を要することとなる。
【006】この発明は、従来のネットワークシステムが
抱えている上記問題点を解決するために案出されたもの
であり、地域に根差した身近な商品情報を簡単に入手す
ることができると共に取引や決済の安全性も担保でき、
しかも一定の地域内であれば極めて短時間で有体物の配
送を完了させ得る通信ネットワークシステムの実現を目
的としている。
【007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の通信ネットワークシステムは、所
定の地理的範囲を有するセル毎に配置され、相互にネッ
トワーク接続された複数のセルサーバと、各セルサーバ
にネットワーク接続された配送処理端末と、各セルサー
バにネットワーク接続された複数の専用端末とを備えた
通信ネットワークシステムであって、上記専用端末には
それぞれ固有の識別コードが割り振られており、上記セ
ルサーバは、担当セル内に居住するユーザの少なくとも
氏名と住所を含む属性情報を、各ユーザに配布された専
用端末の識別コードに関連付けて格納しておくユーザ情
報記憶手段と、少なくとも有体物としての商品に関する
情報を格納しておく商品情報記憶手段と、上記専用端末
から商品情報の送信要求が出力された場合に、当該専用
端末から送信される識別コードをキーとして上記ユーザ
情報記憶手段を検索し、当該ユーザを特定する手段と、
上記専用端末に対して商品情報を送信する手段と、当該
専用端末から有体物商品の注文要求が出力された場合
に、上記配送処理端末に対して当該商品の種類、数量、
配送先情報(例えばユーザの住所)等を伴う発注情報を
出力する手段と、当該商品の対価を上記専用端末の識別
コードと関連付けて所定の記憶手段に記録する課金処理
手段とを備えたことを特徴としている。
【008】この通信ネットワークシステムは、上記のよ
うに複数のセルサーバ、配送処理端末、専用端末をネッ
トワーク接続させて成る、いわゆる閉じた通信ネットワ
ークを前提としており、しかも各ユーザは固有の識別コ
ードが振られた専用端末経由でセルサーバにアクセスす
る方式であるため、インターネットに比較して極めて高
い安全性を備えており、パスワード等の入力を待つまで
もなく、専用端末経由でアクセスすると同時にユーザの
特定(認証)が完了する利点がある。もちろん、セルサ
ーバをインターネットに接続しておけば、各ユーザは専
用端末経由でインターネットのWWWや電子メール等のサ
ービスを受けることはできる。これに対し、この発明に
係る通信ネットワーク内の電子商取引に関しては、ユー
ザの氏名及び住所と関連付けられた専用端末の識別コー
ドによって本人確認(認証)が行われるため、匿名性を
排し取引の安全性を担保することができる。この前提と
して、システム運用者とユーザとの間で、「ユーザは専
用端末を自宅に引かれた通信回線から取り外し、他の場
所の通信回線に接続しない」旨を謳った契約を締結して
おくことが望ましい。また、各セルサーバは所定の広さ
のセル単位で配置されており、しかも各セルサーバには
担当セル内に居住するユーザの専用端末が接続されてい
るため、商品情報記憶手段にその地域特有の商品情報を
優先的に蓄積させておき、これをその地域の居住者に対
して効果的に配信することが容易となる。さらに、各セ
ルサーバには専用の配送処理端末が接続されているた
め、ユーザから商品配送の注文が入った場合には迅速に
配送処理に付すことが可能となる。
【009】請求項2に記載の通信ネットワークシステム
は、上記セルサーバに、各専用端末に所定の周期で自動
的にアクセスし、当該専用端末が接続状態にあるか否か
を確認する手段を設けたことを特徴としている。例え
ば、専用端末をユーザ宅に初めて設置した際に、専用端
末とセルサーバ間で双方の識別コードを確認し合うこと
によって相互認証が実現される。後は、一日に数回、ユ
ーザがセルサーバにアクセスしているか否かに拘わら
ず、自動的に専用端末が接続状態にあるか否かの確認処
理が実行される。すなわち、認証を求めるのはセルサー
バ側であり、既存のインターネット上のシステムとは認
証経路が逆となる。セルサーバと専用端末は常時接続が
前提であり、ユーザや第三者が専用端末を通信回線から
取り外したり、停電などの障害が発生した場合等には、
セルサーバ側がこれを認識し、安全性を確保するため当
該専用端末の認証が一時的に解除される。認証解除後に
当該専用端末からのアクセスがあった場合には、セルサ
ーバからサービスの提供を停止する旨のメッセージが音
声や文字等で出力され、後続処理が拒絶される。これに
対しユーザは、システム運用者に電話等で連絡し、単な
る誤操作や停電によって切断された旨の釈明を行い、認
証の回復を求めることができる。
【0010】請求項3に記載の通信ネットワークシステ
ムは、各ユーザに当該ユーザの住所と対応した文字列を
含むユーザ識別コードを割り当てておき、上記配送処理
端末に対して出力される発注情報にこのユーザ識別コー
ドを含めるようにしたことを特徴としている。例えば、
東京都千代田区九段北の郵便番号は「102-0073」である
が、この東京都千代田区九段北の一丁目11番4号新光ビ
ル601号室に居住する「杉本」というユーザに対して
は、「sugimoto@601,1-11-4,102-0073」がユーザ識別コ
ードとして付与される。この結果、商品配送先の特定を
極めて迅速に行うことが可能となる。また、このユーザ
識別コードにより、当該ユーザを担当するセルサーバも
容易に特定されることとなる。
【0011】請求項4に記載の通信ネットワークシステ
ムは、上記配送処理端末が各セル単位で設置された物流
センター内に配置されていることを特徴としている。こ
のように、配送処理端末を各セル内の物流センター内に
設置することにより、商品の配送時間をより短縮するこ
とが可能となる。
【0012】請求項5に記載の通信ネットワークシステ
ムの場合、上記の商品情報記憶手段にオンライン配信可
能なディジタル商品に関する情報をも格納しておくと共
に、上記セルサーバに、ディジタル商品を蓄積しておく
記憶手段と、上記ユーザの専用端末からディジタル商品
の注文要求が出力された場合に、当該専用端末に対して
目的のディジタル商品を配信する手段と、当該ディジタ
ル商品の対価を上記専用端末の識別コードと関連付けて
所定の記憶手段に記録する課金処理手段を設けたことを
特徴としている。この結果、その地域に関連の深い動画
データや音声データを地域住民に配布することが可能と
なる。もちろん、地域性の薄い一般的な音楽データや画
像データ、コンピュータプログラム等をオンライン配信
することもできる。
【0013】請求項6に記載の通信ネットワークシステ
ムは、上記セルサーバに、上記ユーザの専用端末から特
定の情報処理の実行要求が出力された場合に、当該専用
端末から入力されたコマンドに従って所定の情報処理を
実行し、処理結果を専用端末に出力する手段と、処理結
果を保存しておく記憶手段と、当該情報処理の対価を上
記専用端末の識別コードと関連付けて所定の記憶手段に
記録する課金処理手段とを設けたことを特徴としてい
る。
【0014】請求項7に記載の通信ネットワークシステ
ムは、上記のセルサーバがそれぞれ他のセルサーバの識
別コードと担当セルの地理的範囲との関連を示すデータ
を格納したセル情報記憶手段を備えており、担当セル内
に居住するユーザの専用端末から他のセルサーバに収容
されている商品情報の送信要求が出力された場合に、上
記セル情報記憶手段を参照して担当のセルサーバを特定
する手段と、当該他のセルサーバの商品情報記憶手段内
に格納されている商品情報を上記ユーザの専用端末に対
して送信する手段と、当該専用端末から有体物商品の注
文要求が出力された場合に、上記他のセルサーバに接続
された配送処理端末対して当該商品の種類、数量、配送
先情報等を伴う発注情報を出力する手段と、上記専用端
末からディジタル商品の注文要求が出力された場合に、
上記他のセルサーバの記憶手段内に蓄積されたディジタ
ル商品を当該専用端末あるいはユーザが指定する他の専
用端末に対して配信する手段と、当該商品の対価を上記
専用端末の識別コードと関連付けて所定の記憶手段に記
録する課金処理手段を設けたことを特徴としている。こ
の結果、遠隔地に居住するユーザの要求に応じて、有体
物商品やディジタル商品を任意の場所や専用端末宛てに
供給することが可能となる。遠隔地に居住するユーザ同
士が、双方でユーザ識別コードを認識していれば、簡単
に有体物商品やディジタル商品を相手方に送ることが可
能となる。
【0015】請求項8に記載の通信ネットワークシステ
ムは、上記専用端末にVoIP電話機能を設けると共に、各
専用端末に固有のVoIP電話番号を割り振っておき、また
上記のセルサーバには、上記専用端末から他の専用端末
のVoIP電話番号が発信された場合に、当該発信側の専用
端末と上記VoIP電話番号に対応する専用端末との間で通
話路を確立させる手段を設けたことを特徴としている。
ここに「VoIP」とは「Voice Over Internet Protocol」
の略語であり、TCP/IPネットワーク上において、発信側
で音声データをパケットに分解して発信し、着信側で元
の音声データに復元する仕組みをいう。各専用端末にVo
IP電話機能を付加することにより、このシステムのユー
ザ同士は一般の公衆回線を経由することなく通話が可能
となり、長距離通話料を大幅に節約することが可能とな
る。また、ユーザ間で電話をしながら文章データをやり
取りしたり、一つの画面を見ながら共同で作業を行うこ
とも可能となる。例えば、一つのオンラインショッピン
グ対象商品を眺めながら、遠隔地のユーザ同士が購入の
是非について電話で協議することも可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係る通信ネッ
トワークシステム10の全体イメージを示すものであり、
一定地域内に居住する複数のユーザを管轄するセルサー
バ12と、複数のセルサーバ12を統括するエリアサーバ14
と、全国のエリアサーバ14を統括するセンターサーバ16
とを備えている。各サーバ間は、専用の通信回線によっ
てネットワーク接続されている。各サーバは単体のコン
ピュータによって構成することもできるが、複数のコン
ピュータをネットワーク接続させたサーバ群として構成
することもできる。例えば、セルサーバ12を、担当セ
ル内の商品情報と、各専用端末の識別コード(端末I
D)を確認・管理する機能を果たすサーバ、上位サー
バより送信された配達情報や売上情報を集計し、必要な
処理を実行して指定端末に出力する機能を果たすサー
バ、ネットワークの経路を判断する機能を果たすサー
バ等をネットワーク接続することによって構成してもよ
い。
【0017】上記セルサーバ12は、例えば半径4kmとい
った一定の地理的な広がりをもった範囲(以下「セル1
8」)内に設置されており、後述の通り当該セル18内に
居住するユーザの専用端末と接続されている。上記エリ
アサーバ14の担当する地域としては、例えば都道府県や
市町村といった行政区画に対応している。すなわち、各
エリアサーバ14は各都道府県や市町村単位で設置されて
おり、担当地域内におけるセルサーバ12間の情報伝達や
調整機能を担っている。あるいは、エリアサーバ14をケ
ーブルテレビ局の担当区域と対応させることもできる。
この場合、エリアサーバ14を各地のケーブルテレビ局内
に設置し、当該ケーブルテレビ局の管轄区域内に設置さ
れたセルサーバ12を統括することとなる。上記センター
サーバ16は、全国に配置されたエリアサーバ14間の情報
伝達や調整機能を担っている。あるいは、全国ニュー
ス、天気予報など全国均一または一箇所で一元的に処理
して配信した方が効率的なディジタルデータの配信を担
当する。上記エリアサーバ14は、地域によっては、ある
いはネットワークの成長過程においては省略することも
できる。データ処理は一元管理が理想であるが、当シス
テム10の特徴として、セルサーバ12は担当セル18内の情
報処理またはルーティング処理のみを行い、担当外の情
報処理やルーティング処理に関してはそのまま上位のサ
ーバに引き渡される。すなわち、セルサーバ12はエリア
サーバ14に、エリアサーバ14はセンターサーバ16に担当
外情報を引き渡し、センターサーバ16は担当のエリアサ
ーバ14またはセルサーバ12に必要な情報処理を依頼す
る。
【0018】図2は、ネットワークシステム10の中で、
上記セルサーバ12を中心に記載したイメージ図であり、
ユーザの自宅20内に配置された専用端末(Set Top Bo
x)22とセルサーバ12間が接続されている様子が描かれ
ている。このセルサーバ12と専用端末22間の通信手段と
しては、例えばケーブルテレビの同軸ケーブルやADSL
(asymmetric digital subscriver line)、光ファイバ
ー網など、従来の電話回線に比較して高速大容量のもの
が望ましく、しかもダイヤルアップ接続ではなく常時接
続されている。上記専用端末22とセルサーバ12間の情報
交換は、広くインターネットで利用されているTCP/IPプ
ロトコルをベースにしている。また、セルサーバ12は、
ファイアウォールを介してインターネットと接続されて
いる。このため専用端末22は、セルサーバ12を通じてイ
ンターネット上に存在する各種情報を特別に加工するこ
となく閲覧したり利用することができる。また、インタ
ーネット上に新たな技術やそれに伴うサービスが開始さ
れた場合でも、これを上記専用端末22が扱うことは比較
的容易である。すなわち、一般的なパソコンを用いたイ
ンターネットサービスと同様の利便性をユーザは享受で
きることとなる。セルサーバ12は、セル18内に設けられ
た物流センター24の配送処理端末26ともネットワーク接
続されている。セルサーバ12の設置場所は特に限定され
るものではなく、ケーブルテレビ局内、NTTの収容局
内、このシステム運用者の代理店内など、IPデータが通
過可能であれば何処にでも設置可能である。
【0019】上記専用端末22は、CPUやROM、RAM、ハー
ドディスク、グラフィック回路、オーディオ回路等を備
えた一種のネットワークコンピュータであり、各ユーザ
の自宅20内に設置されたテレビ28の画面上にセルサーバ
12から送信された様々な情報を表示させる機能を備えて
いる。また、この専用端末22はVoIP電話機能を備えてお
り、専用端末22に接続された電話機30からこのネットワ
ーク10を通じて他のユーザに対して電話を掛けることが
できる。この通話機能については、後に詳述する。さら
に、この専用端末22はCATVモデム機能、あるいはADSLモ
デル機能を内蔵しており、専用端末22にLAN接続された
パソコン32を通じて、高速大容量でのインターネット接
続も可能となる。この専用端末22のROM内には、各端末
毎に固有の識別コード(端末ID)と自動認証用のプロ
グラムが格納されており、この専用端末22をネットワー
クを介してセルサーバ12に物理的に接続した時点でデー
タの通信を自動的に行い、相互認証が完了する。
【0020】図3は、このシステム10が果たす諸機能の
中で、あるセル18内に居住するユーザが当該セル18内に
おいて完結するサービスを受ける際の機能構成を示した
ブロック図であり、セルサーバ12は、ユーザ対応処理部
34と、ユーザ情報データベース36と、商品情報抽出・送
信部38と、商品情報データベース40と、コンテンツ抽出
・配信部42と、コンテンツデータベース44と、配送指示
部46と、課金処理部48と、通話処理部50とを備えてい
る。上記ユーザ対応処理部34、商品情報抽出・送信部3
8、コンテンツ抽出・配信部42、配送指示部46、課金処
理部48、通話処理部50は、それぞれセルサーバ12を構成
するコンピュータのCPUが、OSや専用プログラムに
従って所定の処理を実行することによって実現される。
また、上記ユーザ情報データベース36、商品情報データ
ベース40、コンテンツデータベース44は、セルサーバ12
のハードディスク内に格納されている。
【0021】この通信ネットワークシステム10の利用を
希望するユーザは、最寄りの代理店を通じて加入の申込
を行う。この際には、所定の申込書に氏名や性別、年齢
等の属性情報の他、家族構成や趣味といったアンケート
情報の記載が求められる。そして、申込書に必要的記載
事項が記入されていること、及び所定の契約条項に同意
することを条件に、専用端末22が配布される。各専用端
末22には、上記した固有の端末IDの他、自動認証を行
うためのソフトウェアID、VOIP電話番号、メールアド
レス等が予め付加されている。そして、各ユーザの属性
情報は、端末IDに関連付けられた形でユーザ情報デー
タベース36内に格納される。図4は、ユーザ情報データ
ベース36内に設定されるデータ項目例を示している。こ
こで「ユーザID」とは、各ユーザの住所地に対応した
文字列を含むユーザの識別コードのことであり、具体的
には各ユーザの郵便番号と番地を一元化したデータが端
末IDに関連付けられる。例えば、東京都千代田区九段
北の郵便番号は「102-0073」であるが、この東京都千代
田区九段北の一丁目11番4号新光ビル601号室に居住す
る「杉本」というユーザに対しては、「sugimoto@601,1
-11-4,102-0073」が識別コードとして付与される。
【0022】ユーザは専用端末12の配布を受ける際、当
該専用端末12を申告した場所(ユーザの自宅20等)以外
で接続しないことや、一旦通信回線に接続した専用端末
12を無断で取り外したりしないことを誓う契約条項に同
意することが義務付けられる。また、この契約中には、
専用端末12が申告したのとは異なる場所から接続された
際に発生した取引をシステム運用者は無効にできること
や、当該取引に関する一切の法的責任を免れ得ることが
謳われている。この結果、上記専用端末12の端末ID
は、法的に特定ユーザと一致することとなり、匿名性が
排され商取引の安全性が担保されることとなる。
【0023】以上の加入手続を経たユーザは、専用端末
22を自宅20に設置する。この時点で、当該専用端末22は
自動的にセルサーバ12にアクセスし、相互認証が完了す
る。この後は、当該専用端末12を通じてセルサーバ12に
アクセスし、テレビ画面上にサービスメニューを表示さ
せる(図示省略)。セルサーバ12と専用端末22間は常時
接続状態となされているため、ユーザは専用端末22に接
続されたテレビ28のスイッチをONし、リモコン装置52
を通じて専用チャンネルに合わせるだけで、簡単にセル
サーバ12にアクセスすることができる。上記メニューの
中から、例えば「オンラインショッピング」を選択する
と、図5のフローチャートに示すように、ユーザ対応処
理部34が商品情報送信リクエストを受信する(S10)。
【0024】ここでユーザ対応処理部34は、専用端末22
から送信された端末IDを認識すると共に、当該IDを
キーとしてユーザ情報データベース36内を検索し、当該
IDに関連付けられたユーザを特定する。上記のよう
に、専用端末22には固有のIDが割り振られているた
め、当該専用端末22を通じてアクセスされた時点で認証
が完了することとなるが、念のためにリモコン装置52の
テンキーから暗証番号を入力させ、当該暗証番号と端末
IDに関連付けて登録された暗証番号との一致/不一致
によって正当性の判定を行うように運用することもでき
る(S12)。この場合、入力暗証番号と登録暗証番号と
が不一致の場合には、当然ながらサービスの供給が拒否
される(S14)。このように、ユーザには自身がアクセ
スを開始したことを明示的に宣言する意味で、暗証番号
の入力を求める方法が望ましい。しかし、携帯電話を利
用する度に暗証番号の入力が求められないのと同様、電
源を投入しただけですぐに使用可能とすることも可能で
ある。なお、ここでいう電源とは、メインボードやモニ
ターを立ち上げることを意味し、認証と通信の正常を確
認するためにCPUとメモリーには常時通電しており、待
機状態となっている。
【0025】ユーザ対応処理部34による認証が済むと、
ユーザの専用端末22に対する商品情報の送信が行われる
のであるが、その前にユーザは自己が属しているセル18
a内のショッピングで事足りるのか、あるいは他のセル
18bにおける商品情報を欲しているのかの選択が求めら
れる(S16)。具体的には、テレビ画面上に「他のセル
におけるショッピング」といったアイコンが表示され、
これをリモコン装置52で選択することで他のセル18b内
における商品情報を入手することが可能となるのである
が(S18)、所属セル18aを越えた情報のやり取りに関
しては後述する。
【0026】上記「他のセルにおけるショッピング」ア
イコンを積極的に選択しない場合には、そのまま所属セ
ル18a内におけるショッピングモードに移行する。すな
わち、所属セルサーバ12aの商品情報抽出・送信部38が
起動し、当該ユーザの専用端末22に向けて商品情報デー
タベース40内に格納された商品情報(オンラインで注文
可能な商品の紹介情報)が送信される(S20)。図6は
商品情報選択時の画面レイアウトを例示するものであ
り、テレビ28の画面上には、「電化製品」「食品」「生
活用品」「花」「ファッション」といった商品の種類毎
にまとめられた大項目が分割表示される。各商品情報は
階層構造を備えたメニュー形式で構成されており、画面
上の大項目を選択することにより、その項目に含まれる
下層の項目が順次展開表示され、このような項目選択を
何度か繰り返すことにより、最終的に個々の商品名に辿
り着く仕組みとなっている。この他、図示は省略したが
「本日のお買い得品」「タイムサービス」「音楽ソフ
ト」「パソコン・ゲームソフト」といったサービスや商
品の種類毎にまとめられた大項目も用意されている。あ
るいは、「高木酒店」や「スーパーサカイ」といった商
店名のアイコンを表示させ、当該アイコンを選択するこ
とでこのシステムに出店している店の商品情報を選択で
きるように仕組むことも可能である。
【0027】この商品情報の送信に際しては、従来のイ
ンターネットにおける商品情報の送信方法と同様、HTML
形式で記述されたWebページ単位で商品情報を送信し、
これを専用端末22に内蔵されたWebブラウザプログラム
を介してテレビ画面上に表示させることも当然可能であ
るが、大容量のネットワーク環境を活かし、通常のテレ
ビ放送のように動画と音声で商品紹介を行うことが望ま
しい。すなわち、商品情報データベース40内には取扱商
品を紹介する内容の動画・音声ファイルを圧縮・蓄積し
ておき、これを各ユーザの専用端末22に送信した上で、
当該専用端末22に内蔵された専用プログラムを介して展
開・再生する。この結果、ユーザの側で積極的に商品を
絞り込むまでもなく、通常のテレビショッピングと同様
の感覚で商品情報をテレビ28から流しておき、気に入っ
た商品があった場合には画面に表示されている「買い物
かごに入れる」ボタンを選択することで素早く「注文」
を行うことが可能となる。もちろん、聞き逃した際の巻
き戻しや興味のない情報をスキップすることも可能であ
る。
【0028】上記のようにして、専用端末22に商品を注
文するコマンドが入力された場合には(S22)、ユーザ
対応処理部34によって商品の供給処理が実行される。ま
ず、ユーザが選択した商品が「音楽ソフト」や「パソコ
ンソフト」のようにオンライン配信可能なディジタルデ
ータである場合には(S24)、コンテンツ抽出・配信部
42が起動し、コンテンツデータベース44内に予め蓄積さ
れている商品(ディジタルデータ)が通信回線を経由し
てユーザの専用端末22に配信される(S26)。ユーザ側
では、当該データを専用端末22内の補助記憶装置や、宅
内ネットワークに接続されたパソコン32のハードディス
ク内に蓄積させる。
【0029】これに対し、ユーザが「牛乳1パック」や
「豆腐一丁」のようにオンライン配信不可能な有体物を
注文した場合には配送指示部46が起動し、セル18a内に
配置された物流センター24の配送処理端末26に対して発
注情報が送信される(S28)。この発注情報には、ユー
ザが選択した商品の品目(商品コード)、数量の他、ユ
ーザの住所を示すユーザIDや電話番号といった届け先
情報も付加されている。物流センター24では、配送処理
端末26に接続されたプリンタから配送伝票が出力され、
この伝票に従って直ちに軽トラック等による配送処理が
実行される。物流センター24には、商品情報データベー
ス40内の商品情報に対応する商品が常時確保されてい
る。逆に言えば、物流センター24において在庫切れが生
じた場合には、その欠品情報が即座に商品情報データベ
ース40に反映され、ユーザが選択できないように運用さ
れるべきである。
【0030】また、ユーザによっては、日常生活におい
て一定期間毎の発注数量を予め予測できる商品がある。
例えば、トイレットペーパーやティッシュペーパー、米
や調味料、その他の生活必需品等がこれに当たる。かか
る品目は既に店舗レベルでは厳密な在庫管理が進んでい
るが、ユーザ宅においても多少の在庫を確保しておくべ
き商品であるといえる。そこで、専用端末22側あるいは
セルサーバ12側に自動発注指定機能を設けておき、ユー
ザが「自動発注」を指定できるように構成することが望
ましい。この自動発注は、「毎日」「毎週」「毎月」と
いうサイクルの指定と、配達時の品目、数量の指定が可
能となる。
【0031】上記において1セルの大きさとして「半径
4km」を例示したが、これは軽トラック等を用いて数時
間で巡回配送可能な広さとして設定されたものである。
したがって、地域の道路状況や人口密集度等を勘案する
ことにより、1セルの大きさを加減することも必要であ
る。例えば、首都圏のように人口密度が高く多くのユー
ザが存在する地域においては、1セルを比較的狭く設定
する必要がある。このように、1セルの広さを物流セン
ター24による配送能力との兼ね合いによって決定するこ
とにより、有体物の配送時間を可能な限り短縮すること
が可能となり、生鮮食料品のオンラインショッピングも
現実のものとなる。例えば、「午前中の10時までに注文
すれば夕方の5時までに配送完了」ということが実現で
きる。なお、最近では独居者や共稼ぎ世帯の増加によ
り、配送された商品を受け取れない事態も頻発している
ため、各ユーザ宅20には冷蔵機能を備えた受取ボックス
を設置しておき、留守であっても滞りなく配送を完了で
きる環境を整えておくことが望ましい。冷蔵機能はコス
トアップに繋がるが、昨今は「冷蔵材」として長時間冷
たく保存できる製品が登場しており、安全性やユーザの
要望も踏まえて積極的に採用していくことが望ましい。
【0032】上記のようにコンテンツ抽出・配信部42に
よるオンライン配信が完了した時点で、あるいは配送指
示部46による発注処理が完了した時点で、課金処理部48
が起動して当該商品の対価がユーザに対して課金される
(S30)。具体的には、ユーザ情報データベース36内の
課金履歴項目に日時情報及び品目・数量情報と共に金額
が記述される。この課金履歴項目に記述された金額につ
いては、例えば1ヶ月単位で集計され、本システム10の
利用料金と合算した形の請求書がユーザに対して発行さ
れる。ユーザはこの請求書に添付された振込用紙を用い
て、最寄りの銀行や郵便局、コンビニで代金を支払うこ
ととなる。予めクレジットカード情報(カード番号、有
効期間)をシステムの運用者に申告しておくことによ
り、クレジットカード決済を選択することもできる。あ
るいは、銀行の自動引き落としや、代理店等において現
金で支払うことも可能である。
【0033】なお、ユーザ対応処理部34は定期的に各専
用端末22にアクセスし、当該専用端末22が接続状態にあ
るか否かを確認する。そして、ある専用端末22との間で
通信を確立できない場合には、何らかの事情によって専
用端末22が取り外されたものと判定し、当該専用端末22
の認証を一時的に解除する。具体的には、ユーザ情報デ
ータベース36内の該当端末IDに認証解除情報を関連付
けておく。この認証が解除されている間に、当該専用端
末22からセルサーバ12に対してアクセスされた場合に
は、「認証解除中」である旨のメッセージが音声や文字
で出力され、サービスの提供が拒絶される。これに対
し、ユーザは電話等によってシステム運用者に連絡を取
り、「停電や誤操作によって専用端末の主電源が落ちて
しまった」等の事情を説明することで、認証の復活を求
めることができる。この際、正当なユーザであることを
立証するため、暗証番号等の告知を義務付けることが望
ましい。以上の監視体制を準備しておくことにより、万
一盗難等によって専用端末22が第三者の手に渡り、勝手
に利用されることを未然に防止できる。
【0034】つぎに、図7に記載のフローチャートに従
い、この通信ネットワークシステム10による通話サービ
スについて説明する。まず、電話を掛けたいと希望する
ユーザは、専用端末22に接続された電話機30の受話器を
持ち上げ、相手方の電話番号を入力する。この結果、専
用端末22からは自動的にセルサーバ12に対して通話リク
エストが出力される(S32)。これを受けたユーザ対応
処理部34は、入力された相手方の電話番号から当該セル
18a内の通話であるのか、あるいは他のセル18bにまた
がる通話となるのかを判断する(S34)。すなわち、各
ユーザには新規加入時に固有の電話番号が割り振られて
いる。そしてこの電話番号には、セル18を識別するため
のコード番号が含まれているため、入力された電話番号
から相手先の所属セルを認識することができる。相手先
が他のセル18bに所属すると判断された場合には(S3
4)、セル間転送処理が実行される(S36)。
【0035】入力された電話番号から同一セル18a内へ
の発信と判断された場合には、通話処理部50を介して直
ちに通話処理が実行される(S38)。すなわち、相手方
の専用端末22に対して所定の信号を送信し、当該専用端
末22に接続された電話機30のベルを鳴らして呼び出す。
これに応えて相手方が受話器を上げると、発信ユーザの
専用端末22と着信ユーザの専用端末22間で通話路が確立
され、両者の会話はVoIP(Voice over Internet Protoc
ol)に基づいて相手方に伝送される。そして、一方のユ
ーザが受話器を下ろして通話を終了させると、通話処理
部50が終話信号を検出し(S40)、課金処理部48に通話
時間や相手方の電話番号等のデータを出力する。課金処
理部48においては、予め設定された料金テーブルに通話
時間を当てはめて通話料を算出し(S42)、ユーザ情報
データベース36内の課金履歴項目に記述する(S44)。
もっとも、ユーザ同士の通話であればこのシステム10内
で通話が完結し、外部の公衆回線網を一切利用する必要
がないため、課金を行うことなく無料とすることも当然
考えられる。この場合には、通話料算出及び課金処理を
行うことなく、単にユーザ情報データベース36の利用履
歴項目に利用実績として記述しておけば足りる。VoIP通
話はデータ通信の一種であるため、電話をしながら同時
に通常の情報メニューを閲覧することもできる。このた
め、ユーザ同士で一つの情報や商品等を閲覧しながら討
議や会議を行うことも可能である。また、オプションで
あるディジタルカメラを専用端末22に接続することで、
テレビ電話・テレビ会議を実現することも可能となる。
【0036】ユーザがこのシステム10のユーザ以外の者
に電話を掛ける場合には、上記と異なる処理が必要とな
る。まず、図2に示すように、セルサーバ12はNTTの
市内通話網54と接続しており、各ユーザのVoIP電話と一
般の加入電話との間での通話を実現するためのゲートウ
ェイサーバとしての機能をも発揮する。したがって、各
ユーザが専用端末22に接続された電話機30から通常の電
話番号を入力すると、ユーザ対応処理部34は当該電話番
号のエリアコード(市外局番)から着信側の所在地を割
り出す。そして、ユーザの所属セル18aが着信側の所在
地を包含している場合には、通話処理部50を通じて市内
通話網54に接続し、着信側の電話機を呼び出して通話路
を確立させる。この場合、後でNTTからシステム運用者
に対して通話料が請求されることとなるため、その分の
通話料については課金処理部48を介してユーザ情報デー
タベース36の課金履歴項目に記述されることはいうまで
もない。
【0037】なお、着信側の居住地が発信ユーザの所属
セル18aから遠く離れている場合には、エリアサーバ14
やセンターサーバ16を経由して着信側の居住地を含むセ
ルを統括するセルサーバ12に転送され、当該セルサーバ
12を通じて市内通話網54に接続されることとなる。この
ため、着信側が極めて遠方に存在する場合であっても、
最低限の市内通話料金のみがユーザに賦課されることと
なる。全国に亘ってこのサービスを展開するには、NTT
の市内局番毎に公衆網に発信するシステム(ゲートウェ
イサーバ)の設置が必要となる。このため、セルまたは
エリア毎に積極的にゲートウェイサーバを設置し、ニー
ズに合わせた公衆回線数をゲートウェイサーバに収容す
ることが望ましい。
【0038】なお、図8に示すように、ユーザの専用端
末22から特定の情報処理(文書作成、図面作成、表計
算、ゲーム等)を求めるリクエストが出力された場合に
は、ユーザ対応処理部34によって当該情報処理を実行す
る情報処理部64が起動される。この情報処理部64は、対
応のアプリケーションプログラムをセルサーバ12のCP
Uが実行することによって実現される。これに対してユ
ーザは、専用端末22に接続されたキーボード66やマウス
68等の入力デバイスを通じて情報処理部64にコマンドを
発し、所望の処理を要求する。情報処理部64における処
理結果は、専用端末22に接続されたテレビ28の画面上に
表示される。作業終了後には、作業結果がそのままセル
サーバ12のハードディスク内に設定された処理結果記憶
部70に保存されることとなる。このためユーザは、後で
処理結果記憶部70内の保存ファイルを開いて処理の続き
を行うことができる。また、処理終了後には、課金処理
部48によってサービス料(アプリケーション使用料)に
ついての課金処理が実行される。この場合、セルサーバ
12は、いわゆるASP(アプリケーション・サービス・プ
ロバイダ)として機能することとなる。
【0039】上記にあっては、ユーザが主として自己の
所属するセル18a内でサービスを受ける場合について説
明したが、他のセル18bを統括するセルサーバ12bにア
クセスして、当該セル18b固有のサービスを享受するこ
とも当然に可能である。例えば、ユーザが隣接するセル
におけるサービスを受ける場合には、一旦両セルを統括
するエリアサーバ14のレベルまで上がり、当該エリアサ
ーバ14を間に介して両セルサーバ間での情報処理が実現
される。また、ユーザが遠く離れたセルにおけるサービ
スを希望する場合には、各セルを統括するエリアサーバ
14も異なってくるため、この場合には各エリアサーバ14
経由でセンターサーバ16のレベルまで上がり、当該セン
ターサーバ16を間に介して両セルサーバ間での情報処理
が実現される。
【0040】図9は、ユーザが異なるセル18bに属する
商品情報を入手する際の機能構成を示すブロック図であ
り、ユーザ対応処理部34と、セル情報データベース56
と、ユーザ情報データベース36と、商品情報抽出・送信
部38と、商品情報データベース40と、商品情報転送部58
とを備えている。図10は、この際の処理手順を示すフ
ローチャートである。上記ユーザ対応処理部34及び商品
情報転送部58は、それぞれユーザが所属しているセルサ
ーバ12aのCPUが、OSや専用プログラムに従って所
定の処理を実行することによって実現される。また、ユ
ーザ情報データベース36及びセル情報データベース56
は、同セルサーバ12aのハードディスク内に格納されて
いる。上記商品情報抽出・送信部38は、ユーザが商品情
報の入手を希望しているセル(目的セル)18bを担当す
るセルサーバ12bのCPUが、OSや専用プログラムに
従って所定の処理を実行することによって実現される。
また、商品情報データベース40は、同セルサーバ12のハ
ードディスク内に格納されている。
【0041】しかして、他のセル18bに属する商品情報
の入手を希望するユーザは、テレビ画面上に表示される
サービスメニュー中から「他のセルにおけるショッピン
グ」を選択する。これを受けたユーザ対応処理部34は
(S45)、画面上に目的セルを特定するための入力欄を
表示させる(図示省略)。例えば、北海道に住んでいる
ユーザが九州に住む両親に食料品の差し入れを行う場
合、この入力欄に両親の住所(都道府県や市町村、町
名、郵便番号等)をプルダウンメニューから選択・入力
する。この結果、ユーザ対応処理部34はセル情報データ
ベース56を検索し、入力された住所が含まれるセル18b
を特定する(S46)。そして、特定されたセル18bを担
当するセルサーバ12bに対して商品情報の送信リクエス
トを転送する(S48)。このリクエストは、ユーザの属
するエリアサーバ14a、センターサーバ16、及び目的セ
ル18bの属するエリアサーバ14bを経由して目的のセル
サーバ12bに到達する。目的のセルサーバ12bにおいて
は、商品情報抽出・送信部38が起動し、必要な商品情報
を上記の各サーバを経由してユーザが所属するセルサー
バ12aに送信する(S50)。この商品情報は、セルサー
バ12の商品情報転送部58を介してユーザの専用端末22に
転送され(S52)、テレビ28の映像及び音声を通じて再
生される。
【0042】ところで、こうした地域外セルサーバ12に
収容された情報を閲覧する場合には、幾つかのネットワ
ークを経由して情報が転送されてくる。このため、ネッ
トワークの状態によっては遠隔地のビデオ等がスムーズ
に再生できなかったり、音声が途切れたりする場合も考
えられる。そこで、各セルサーバ12には「キャッシング
サーバ」や「リバースプロキシサーバ」等が設置され
る。これは、遠隔地の情報でも一旦ユーザが閲覧を行う
と、その情報を受け渡した最寄りのセル内に情報のコピ
ーをおき、2回目または2人目のユーザにはそのコピー
を配信するという仕組みである。これにより、一々元の
情報が蓄積されたセルサーバまで情報を取りに行かなく
ても、最寄りのセルサーバ12からすぐに情報が返ってく
るため、極めて快適にアクセスできることとなる。ただ
し、あくまでコピーデータであるため、「キャッシング
サーバ」や「リバースプロキシサーバ」は常時コピー元
のデータ(オリジナルデータ)のタイムスタンプを確認
し、データが更新されている場合には、直ちに更新済み
のデータを自動的にプールする仕組みとなっている。こ
の仕組みはリアルタイムコンテンツやVoIP電話において
は適用できないが、繰り返し利用されるディジタルコン
テンツには有効であり、この結果ネットワークリソース
を節約するのに極めて効果的である。
【0043】この商品情報を視聴してユーザが具体的な
食料品を選択した場合には、リモコン装置52を操作して
当該食料品の配送をリクエストする。これを受けたセル
サーバ12aでは、該当のセルサーバ12bに対して商品の
発注処理を実行する。図11は、この際の機能構成を示
すブロック図であり、ユーザ対応処理部34と、ユーザ情
報データベース36と、配送指示部46と、代金請求部60
と、商品情報データベース40と、課金処理部48とが用い
られる。また、図12はこの際の処理手順を示すフロー
チャートである。上記ユーザ対応処理部34及び課金処理
部48は、それぞれユーザが属しているセルサーバ12aの
CPUが、OSや専用プログラムに従って所定の処理を
実行することによって実現される。また、ユーザ情報デ
ータベース36は、同セルサーバ12のハードディスク内に
格納されている。上記配送指示部46及び代金請求部60
は、それぞれユーザが商品の配送を求めているセルサー
バ12bのCPUが、OSや専用プログラムに従って所定
の処理を実行することによって実現される。また、商品
情報データベース40は、同セルサーバ12bのハードディ
スク内に格納されている。
【0044】しかして、ユーザの専用端末22から商品配
送リクエストが出力されると(S54)、これをユーザ対
応処理部34はユーザの属するエリアサーバ14a、センタ
ーサーバ16、及び目的セル18bの属するエリアサーバ14
bを経由させて目的セルサーバ12bに転送する(S5
6)。目的セルサーバ12bにおいては配送指示部46が起
動し、セル18b内に配置された物流センター24の配送処
理端末26bに対して発注情報が送信される。この発注情
報には、ユーザが選択した商品の品目(商品コード)、
数量の他、ユーザが商品選択時(注文時)に特定した配
送先の住所、電話番号といった届け先情報も付加されて
いる。配送先が本システムのユーザである場合には、ユ
ーザIDによって配送先が特定される。物流センター24
では、発注情報を受けた後、直ちに軽トラック等による
配送処理が実行される(S58)。配送指示部46による発
注情報の送信後、代金請求部60は商品情報データベース
40を参照して当該商品の対価を特定し、この金額情報を
ユーザの属するセルサーバ12aに送信する(S60)。ユ
ーザの属するセルサーバ12aにおいては、課金処理部48
によって上記金額がユーザ情報データベース36内の課金
履歴項目に日時情報及び品目・数量情報と共に記述され
る(S62)。
【0045】他のセルサーバ12bから送信された商品情
報を視聴してユーザがオンライン配信可能なディジタル
コンテンツを選択した場合には、リモコン装置52を操作
して当該コンテンツの配信をリクエストする。これを受
けた所属セルサーバ12aでは、該当のセルサーバ12bに
対して商品の発注処理を実行する。図13は、この際の
機能構成を示すブロック図であり、ユーザ対応処理部34
と、ユーザ情報データベース36と、コンテンツ抽出・配
信部42と、コンテンツデータベース44と、コンテンツ転
送部62と、代金請求部60と、商品情報データベース40
と、課金処理部48とが用いられる。また、図14はこの
際の処理手順を示すフローチャートである。上記ユーザ
対応処理部34、コンテンツ転送部62、課金処理部48は、
それぞれユーザが属しているセルサーバ12aのCPU
が、OSや専用プログラムに従って所定の処理を実行す
ることによって実現される。また、ユーザ情報データベ
ース36は、同セルサーバ12aのハードディスク内に格納
されている。上記コンテンツ抽出・配信部42及び代金請
求部60は、それぞれユーザが商品の配信を求めている他
のセルサーバ12bのCPUが、OSや専用プログラムに
従って所定の処理を実行することによって実現される。
また、コンテンツデータベース44及び商品情報データベ
ース40は、同セルサーバ12bのハードディスク内に格納
されている。
【0046】しかして、ユーザの専用端末22からコンテ
ンツ配信リクエストが出力されると(S64)、これをユ
ーザ対応処理部34はユーザの属するエリアサーバ14a、
センターサーバ16、及び目的セル18bの属するエリアサ
ーバ14bを経由させて目的セルサーバ12bに転送する
(S66)。目的セルサーバ12bにおいては、コンテンツ
抽出・配信部42が指定されたコンテンツ(ディジタル・
データ)をコンテンツデータベース44から抽出し、ユー
ザの所属セルサーバ12aに対して送信する(S68)。こ
のコンテンツは、コンテンツ転送部62を介してユーザの
専用端末22に転送される(S70)。また、コンテンツ抽
出・配信部42によるコンテンツの送信後、代金請求部60
は商品情報データベース40を参照して当該コンテンツの
対価を特定し、この金額情報をユーザの属するセルサー
バ12aに送信する(S72)。ユーザの属するセルサーバ
12aにおいては、課金処理部48によって上記金額がユー
ザ情報データベース36内の課金履歴項目に日時情報及び
品目・数量情報と共に記述される(S74)。
【0047】上記のように、この通信ネットワークシス
テムはインターネットの優れた部分、すなわちIPによる
データのオープン性と、パケット通信というデータルー
ティングの柔軟性を採用しながらも、インターネットと
は全く別のセキュリティ方法でユーザの匿名性を排し、
安全な商取引を実現することで、電子商取引の利便性を
推し進めることができる。
【0048】
【発明の効果】この発明に係る通信ネットワークシステ
ムにあっては、上記のように複数のセルサーバ、配送処
理端末、専用端末をネットワーク接続させた閉じた通信
ネットワークを前提としており、各ユーザは固有の識別
コードが振られた専用端末経由でセルサーバにアクセス
する方式であるため、インターネットに比較して極めて
高い安全性を備えており、パスワード等の入力を待つま
でもなくアクセスと同時にユーザの認証が完了する利点
がある。また、各セルサーバは所定の広さのセル単位で
配置されており、しかも各セルサーバには担当セル内に
居住するユーザの専用端末が接続されているため、商品
情報記憶手段にその地域特有の商品情報を優先的に蓄積
させておき、これをその地域の居住者に対して効果的に
配信することが容易となる。さらに、各セルサーバには
専用の配送処理端末が接続されているため、ユーザから
商品配送の注文が入った場合には迅速に配送処理に付す
ことが可能となり、物流に要する時間を短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る通信ネットワークシステムの全
体像を示すイメージ図である。
【図2】上記通信ネットワークシステムにおけるセルサ
ーバの接続関係を示すイメージ図である。
【図3】上記通信ネットワークシステムにおいて、ユー
ザが所属セル内において完結するサービスの提供を受け
る際の機能構成を示すブロック図である。
【図4】ユーザ情報データベース内に設定されるデータ
項目例を示す説明図である。
【図5】上記通信ネットワークシステムにおいて、ユー
ザが所属セル内において完結するサービスの提供を受け
る際の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】ユーザのテレビ画面に商品情報を表示させた状
態を示す説明図である。
【図7】上記通信ネットワークシステムにおいて、ユー
ザがVoIP電話を掛ける際の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図8】上記通信ネットワークシステムにおいて、セル
サーバがユーザに対してアプリケーションサービスを提
供する際の機能構成を示すブロック図である。
【図9】上記通信ネットワークシステムにおいて、ユー
ザが異なるセルに属する商品情報を入手する際の機能構
成を示すブロック図である。
【図10】上記通信ネットワークシステムにおいて、ユ
ーザが異なるセルに属する商品情報を入手する際の処理
手順を示すフローチャートである。
【図11】上記通信ネットワークシステムにおいて、ユ
ーザが異なるセルに属する有体物商品を購入する際の機
能構成を示すブロック図である。
【図12】上記通信ネットワークシステムにおいて、ユ
ーザが異なるセルに属する有体物商品を購入する際の処
理手順を示すフローチャートである。
【図13】上記通信ネットワークシステムにおいて、ユ
ーザが異なるセルに属するディジタル商品を購入する際
の機能構成を示すブロック図である。
【図14】上記通信ネットワークシステムにおいて、ユ
ーザが異なるセルに属するディジタル商品を購入する際
の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 通信ネットワークシステム 12 セルサーバ 14 エリアサーバ 16 センターサーバ 18 セル 20 ユーザの自宅 22 専用端末 24 物流センター 26 配送処理端末 28 テレビ 30 電話機 32 パソコン 34 ユーザ対応処理部 36 ユーザ情報データベース 38 商品情報抽出・送信部 40 商品情報データベース 42 コンテンツ抽出・配信部 44 コンテンツデータベース 46 配送指示部 48 課金処理部 50 通話処理部 52 リモコン装置 54 市内通話網 56 セル情報データベース 58 商品情報転送部 60 代金請求部 62 コンテンツ転送部 64 情報処理部 66 キーボード 68 マウス 70 処理結果記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 110 G06F 17/30 110F 170 170Z H04L 12/28 H04L 11/00 310D (72)発明者 河二 吉秀 石川県金沢市粟崎町3−41 (72)発明者 杉本 太 東京都千代田区九段北1−11−4 新光ビ ル6F Fターム(参考) 5B049 AA06 BB11 CC05 EE05 FF01 GG00 5B075 ND20 PP22 PQ02 5K033 CA01 DA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の地理的範囲を有するセル毎に配置さ
    れ、相互にネットワーク接続された複数のセルサーバ
    と、 各セルサーバにネットワーク接続された配送処理端末
    と、 各セルサーバにネットワーク接続された複数の専用端末
    とを備えた通信ネットワークシステムであって、 上記専用端末にはそれぞれ固有の識別コードが割り振ら
    れており、 上記セルサーバは、担当セル内に居住するユーザの少な
    くとも氏名と住所を含む属性情報を、各ユーザに配布さ
    れた専用端末の識別コードに関連付けて格納しておくユ
    ーザ情報記憶手段と、 少なくとも有体物としての商品に関する情報を格納して
    おく商品情報記憶手段と、 上記専用端末から商品情報の送信要求が出力された場合
    に、当該専用端末から送信される識別コードをキーとし
    て上記ユーザ情報記憶手段を検索し、当該ユーザを特定
    する手段と、 上記専用端末に対して商品情報を送信する手段と、 当該専用端末から有体物商品の注文要求が出力された場
    合に、上記配送処理端末に対して当該商品の種類、数
    量、配送先情報等を伴う発注情報を出力する手段と、 当該商品の対価を上記専用端末の識別コードと関連付け
    て所定の記憶手段に記録する課金処理手段とを備えたこ
    とを特徴とする通信ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】上記セルサーバは、各専用端末に所定の周
    期で自動的にアクセスし、当該専用端末が接続状態にあ
    るか否かを確認する手段を備えていることを特徴とする
    請求項1に記載の通信ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】各ユーザには、当該ユーザの住所と対応し
    た文字列を含むユーザ識別コードが割り当てられてお
    り、上記配送処理端末に対して出力される発注情報には
    このユーザ識別コードが含まれていることを特徴とする
    請求項1または2に記載の通信ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】上記配送処理端末は、各セル単位で設置さ
    れた物流センター内に配置されていることを特徴とする
    請求項1〜3の何れかに記載の通信ネットワークシステ
    ム。
  5. 【請求項5】上記の商品情報記憶手段には、オンライン
    配信可能なディジタル商品に関する情報も格納されてお
    り、 また上記セルサーバは、上記ディジタル商品を蓄積して
    おく記憶手段と、 上記ユーザの専用端末からディジタル商品の注文要求が
    出力された場合に、当該専用端末に対して目的のディジ
    タル商品を配信する手段と、 当該ディジタル商品の対価を上記専用端末の識別コード
    と関連付けて所定の記憶手段に記録する課金処理手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載
    の通信ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】上記セルサーバは、上記ユーザの専用端末
    から特定の情報処理の実行要求が出力された場合に、当
    該専用端末から入力されたコマンドに従って所定の情報
    処理を実行し、処理結果を専用端末に出力する手段と、 処理結果を保存しておく記憶手段と、 当該情報処理の対価を上記専用端末の識別コードと関連
    付けて所定の記憶手段に記録する課金処理手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の通信
    ネットワークシステム。
  7. 【請求項7】上記のセルサーバは、それぞれ他のセルサ
    ーバの識別コードと担当セルの地理的範囲との関連を示
    すデータを格納したセル情報記憶手段を備えており、 担当セル内に居住するユーザの専用端末から、他のセル
    サーバに収容されている商品情報の送信要求が出力され
    た場合に、上記セル情報記憶手段を参照して担当のセル
    サーバを特定する手段と、 当該他のセルサーバの商品情報記憶手段内に格納されて
    いる商品情報を、上記ユーザの専用端末に対して送信す
    る手段と、 当該専用端末から有体物商品の注文要求が出力された場
    合に、上記他のセルサーバに接続された配送処理端末対
    して当該商品の種類、数量、配送先情報等を伴う発注情
    報を出力する手段と、 上記専用端末からディジタル商品の注文要求が出力され
    た場合に、上記他のセルサーバの記憶手段内に蓄積され
    たディジタル商品を当該専用端末あるいはユーザが指定
    する他の専用端末に対して配信する手段と、 当該商品の対価を上記専用端末の識別コードと関連付け
    て所定の記憶手段に記録する課金処理手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の通信ネッ
    トワークシステム。
  8. 【請求項8】上記専用端末はVoIP電話機能を備えると共
    に、各専用端末には固有のVoIP電話番号が割り振られて
    おり、 上記のセルサーバは、上記専用端末から他の専用端末の
    VoIP電話番号が発信された場合に、当該発信側の専用端
    末と上記VoIP電話番号に対応する専用端末との間で通話
    路を確立させる手段を備えていることを特徴とする請求
    項1〜7の何れかに記載の通信ネットワークシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003324703A (ja) * 2002-05-07 2003-11-14 Yakichiro Sakai 情報通信装置
JP2013003843A (ja) * 2011-06-16 2013-01-07 Tokyu Corp セルステーションシステム(css)
JP2014238815A (ja) * 2014-02-04 2014-12-18 株式会社リコー 情報処理システム、情報提供方法、端末装置およびプログラム

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