JP2002107853A - 蓄積性蛍光体シート用消去機構 - Google Patents

蓄積性蛍光体シート用消去機構

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JP2002107853A
JP2002107853A JP2000302686A JP2000302686A JP2002107853A JP 2002107853 A JP2002107853 A JP 2002107853A JP 2000302686 A JP2000302686 A JP 2000302686A JP 2000302686 A JP2000302686 A JP 2000302686A JP 2002107853 A JP2002107853 A JP 2002107853A
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phosphor sheet
erasing
stimulable phosphor
reflecting surface
sheet
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Takero Yamamoto
健朗 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蓄積性蛍光体シートの幅方向に対して略均一な
光量分布特性を確実に得るとともに、簡単な構成で、効
率的な消去処理を遂行可能にする。 【解決手段】消去機構20は、第1乃至第3蛍光灯36
a、36bおよび36cから照射される消去光を反射さ
せるための反射面40を備える。この反射面40には、
第1乃至第3蛍光灯36a、36bおよび36cの光量
分布特性に応じて、前記反射面40の長手方向両端側に
所定の幅寸法を有する反射効率の高いシート部材42
a、42bが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄積性蛍光体シー
トに残存する放射線画像情報を消去するための蓄積性蛍
光体シート用消去機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)
を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記
録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光
材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力
させるシステムが知られている。
【0003】蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ
線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、取り扱いの容易性等か
ら、通常、シート状である蓄積性蛍光体シートとして使
用されている。
【0004】上記システムでは、例えば、予め放射線画
像情報が記録された蓄積性蛍光体シートが収容されたカ
セッテを装填するカセッテ装填部と、前記カセッテから
取り出された前記蓄積性蛍光体シートに担持された放射
線画像情報を読み取る読み取り部と、前記蓄積性蛍光体
シートに残存する放射線画像情報を消去する消去機構と
を組み込むカセッテ方式の画像情報読取装置が採用され
ている。
【0005】また、蓄積性蛍光体シートに被写体の放射
線画像情報を一旦記録する撮影部と、前記放射線画像情
報が記録された前記蓄積性蛍光体シートに励起光を照射
して前記放射線画像情報を光電的に読み取る読み取り部
と、読み取り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存する放
射線画像情報を消去する消去機構とを一体的に組み込
み、該蓄積性蛍光体シートを装置内で循環または往復さ
せる、所謂、ビルトイン方式の画像情報読取装置が使用
されている。
【0006】この種の画像情報読取装置を構成する消去
機構は、ユニット構造を採用しており、ユニット本体内
には消去用光源として、例えば、蛍光灯が装着されてい
る。例えば、図6に示すように、消去機構1を構成する
ユニット本体2内には、複数本の蛍光灯3が装着されて
いる。この蛍光灯3は、蓄積性蛍光体シートSの搬送方
向(矢印A方向)に交差する幅方向(矢印B方向)に延
在するとともに、前記蓄積性蛍光体シートシートSの幅
寸法よりも長尺に構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の蛍光
灯3は、両端にソケット部4が設けられており、この蛍
光灯3の長さ方向(矢印B方向)の光量は、図7に示す
光量分布特性を有している。このため、蛍光灯3の光量
は、この蛍光灯3の両端部に近接するに従って低くなっ
ており、蓄積性蛍光体シートSの一端H1および他端H
2での光量L1が消去機構1全体の消去性能の律速とな
っている。しかしながら、この光量L1は、蛍光灯3の
最大光量L0の略半分の値となってしまい、効率的な消
去処理が遂行されないという問題が指摘されている。
【0008】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、蓄積性蛍光体シートの幅方向に対して略均一な光量
分布特性を確実に得ることができ、簡単な構成で、効率
的な消去処理が遂行可能な蓄積性蛍光体シート用消去機
構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る蓄積性蛍光
体シート用消去機構では、消去用光源から照射される消
去光を反射させて蓄積性蛍光体シートに照射するための
反射面が、前記消去用光源の光量分布特性に応じて部分
的に、あるいは連続的に異なる反射効率に設定されてい
る。具体的には、消去用光源の光量(照度)の低い部分
に対応して高い反射効率に設定することにより、この高
い反射効率に設定された反射面で反射される反射光の光
量の増加が惹起される。従って、蓄積性蛍光体シートの
幅方向全長にわたって略均一な光量分布特性を得ること
ができ、簡単かつコンパクトな構成で、前記蓄積性蛍光
体シートに残存する放射線画像情報の消去処理を効率的
かつ確実に遂行することが可能になる。
【0010】また、反射面には、消去用光源の光量の低
い部分に対応して、前記反射面よりも高い反射効率のシ
ート部材が貼り付けられている。このため、反射面全面
に高い反射効率のシート部材を貼り付ける必要がなく、
照度の低い反射面にのみ前記シート部材を貼り付けるだ
けでよく、極めて経済的なものとなる。
【0011】さらにまた、反射面には、消去用光源の光
量の低い部分に対応して、前記反射面よりも高い反射効
率の塗装膜あるいはメッキ層が設けられている。従っ
て、簡単な構成で、蓄積性蛍光体シートの幅方向全長に
わたって略均一な光量分布特性が得られる。
【0012】その際、反射面全面に塗装膜あるいはメッ
キ層を設け、照度の低い部分の塗装膜厚さ、あるいはメ
ッキ層厚さを厚く設定することにより対応することもで
きる。また、照度の低い部分と高い部分とにおいて、塗
装膜あるいはメッキの種類を変更することにより対応す
ることも可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る蓄積性蛍光体シート用消去機構が組み込まれる画
像情報読取装置10の概略構成説明図である。
【0014】画像情報読取装置10を構成する装置本体
12内には、予め被写体の放射線画像情報が一旦記録さ
れたシート状記録媒体である蓄積性蛍光体シートSが収
容されたカセッテ14を装填するカセッテ装填部16
と、前記放射線画像情報が記録された前記蓄積性蛍光体
シートSに励起光であるレーザ光Lを照射して前記放射
線画像情報を光電的に読み取る読み取り部18と、読み
取り後に前記蓄積性蛍光体シートSに残存する放射線画
像情報を消去する第1の実施形態に係る消去機構20と
が組み込まれる。
【0015】カセッテ14は、蓄積性蛍光体シートSを
収容する筐体22と、前記蓄積性蛍光体シートSの取り
出し動作および挿入動作を行うために、前記筐体22の
端部に開閉可能に装着される蓋体24とを備える。カセ
ッテ装填部16は、カセッテ14を水平姿勢で挿入する
とともに、蓋体24を開閉する図示しない蓋体開閉手段
と、蓄積性蛍光体シートSを吸着保持して前記カセッテ
14から取り出すとともに、読み取りおよび消去後の前
記蓄積性蛍光体シートSを前記カセッテ14に送り込む
吸着盤26を備える枚葉手段28とを設ける。
【0016】枚葉手段28の下方には、往復搬送系30
を介して消去機構20および読み取り部18が配設され
る。往復搬送系30は、複数の互いに対をなすローラ対
32を備えており、このローラ対32により構成される
鉛直搬送路に消去機構20が配置され、さらに前記ロー
ラ対32により構成される水平搬送路の上方に読み取り
部18が配置される。
【0017】消去機構20は、図2および図3に示すよ
うに、全体としてユニット構造を採用しており、ランプ
ハウス34内に装着される消去用光源、例えば、第1乃
至第3蛍光灯36a、36bおよび36cを備える。第
1乃至第3蛍光灯36a、36bおよび36cは、ラン
プハウス34の長手方向(矢印C方向)両端に設けられ
ている3組のソケット部38a、38bにそれぞれの両
端が電気的に接続されて装着される。
【0018】ランプハウス34の内面側には、反射面4
0が構成されており、この反射面40には、第1乃至第
3蛍光灯36a、36bおよび36cの光量の低い部分
に対応して、すなわち、長手方向(矢印C方向)両端部
側に対応して、前記反射面40よりも高い反射効率のシ
ート部材42a、42bが貼り付けられる。シート部材
42a、42bは、反射効率を高く設定するために、白
色の分子量の多いものが使用され、例えば、(株)住友
スリーエム製のリフレクタシート等が使用される。シー
ト部材42a、42bの幅寸法F1は、第1乃至第3蛍
光灯36a、36bおよび36cの光量分布特性(図7
参照)に対応して所定の長さに設定されている。
【0019】ランプハウス34の長手方向両端には、蛍
光灯用押さえブラケット44a、44bが装着される。
押さえブラケット44a、44bは、ランプハウス34
の幅方向(矢印D方向)に延在する板材を屈曲成形して
構成されており、一端側に設けられている平板状下部4
6a、46bは、第1乃至第3蛍光灯36a、36bお
よび36cの両端に設けられている口金部分48a、4
8bを一体的に押圧保持する機能を有している。押さえ
ブラケット44a、44bの他端側に設けられている平
板状上部50a、50bは、例えば、アクリル板で構成
される保護フィルタ52をランプハウス34に固定する
機能を有している。押さえブラケット44a、44b
は、止めねじ54等を介してランプハウス34に固着さ
れる。
【0020】図1に示すように、読み取り部18は、蓄
積性蛍光体シートSを水平方向(矢印X方向)に副走査
搬送する副走査搬送手段56と、副走査搬送されている
前記蓄積性蛍光体シートSに対し走査光としてレーザ光
Lを略鉛直下方向(矢印Y方向)に照射して主走査する
レーザ光照射手段58と、前記蓄積性蛍光体シートSか
ら発せられる輝尽発光光を集光し、前記蓄積性蛍光体シ
ートSに担持されている放射線画像情報を光電的に読み
取る読み取り手段60とを備える。
【0021】レーザ光照射手段58は、レーザ光Lを一
旦水平方向に導出した後、略鉛直下方向に屈曲させてこ
のレーザ光Lを蓄積性蛍光体シートSに照射するための
光学系62を設けている。蓄積性蛍光体シートSのレー
ザ光Lの照射位置近傍には、このレーザ光Lの照射によ
って前記蓄積性蛍光体シートSから発せられる輝尽発光
光を集光する集光ガイド64および反射ミラー66が配
置されている。この集光ガイド64には、フォトマルチ
プライヤ68が接続されて読み取り手段60が構成され
ている。副走査搬送手段56は、水平方向(矢印X方
向)に互いに所定間隔離間して配置された第1および第
2ローラ対70、72を備える。
【0022】装置本体12内には、吸気用フィルタを介
して外部からエアを導入するためのファン(図示せず)
が装着されている。このファンは、装置本体12の内
部、例えば、消去機構20等を冷却するためのものであ
り、前記ファンが駆動されることによって前記装置本体
12の内部が加圧状態に維持され、外部から該装置本体
12内に塵埃等が進入することを阻止している。
【0023】このように構成される画像情報読取装置1
0の動作について、以下に説明する。
【0024】まず、装置本体12の上部に設けられてい
るカセッテ装填部16にカセッテ14が水平方向に指向
して装着される。このカセッテ14内には、予め図示し
ない被写体の放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体
シートSを収容しており、前記カセッテ装填部16に設
けられた図示しない蓋体開閉手段の作用下に、蓋体24
が開放される。
【0025】次いで、枚葉手段28が駆動されて吸着盤
26がカセッテ14内に移動し、この吸着盤26により
前記カセッテ14内の蓄積性蛍光体シートSの被吸着面
が吸着保持される。さらに、吸着盤26がカセッテ14
内から往復搬送系30側に移動し、このカセッテ14内
の蓄積性蛍光体シートSは、前記吸着盤26に吸着され
て前記カセッテ14から取り出される。カセッテ14か
ら取り出された蓄積性蛍光体シートSの先端がローラ対
32に挟持されるのと略同時に、吸着盤26による前記
蓄積性蛍光体シートSの吸着保持が解除される。
【0026】これにより、蓄積性蛍光体シートSは、複
数のローラ対32の回転作用下に鉛直下方向に向かって
搬送される。この蓄積性蛍光体シートSは、一旦消去機
構20を通過して読み取り部18を構成する副走査搬送
手段56に送られる。
【0027】副走査搬送手段56では、蓄積性蛍光体シ
ートSが第1および第2ローラ対70、72に挟持され
て矢印X方向(水平方向)に副走査搬送される一方、レ
ーザ光照射手段58からレーザ光Lが導出される。この
レーザ光Lは、一旦水平方向に進んだ後、光学系62を
介して略鉛直下方向(矢印Y方向)に指向し、蓄積性蛍
光体シートSの撮影面に照射されて主走査が行われる。
レーザ光Lの照射により蓄積性蛍光体シートSの撮影面
から輝尽発光光が生じ、この輝尽発光光が直接または反
射ミラー66から集光ガイド64を介してフォトマルチ
プライヤ68により光電的に読み取られる。
【0028】放射線画像情報の読み取りが終了した蓄積
性蛍光体シートSは、副走査搬送手段56が逆方向に駆
動されることによって鉛直上方向(矢印E方向)に搬送
され、消去機構20に送られる。この消去機構20で
は、図2および図3に示すように、第1乃至第3蛍光灯
36a、36bおよび36cが蓄積性蛍光体シートSの
幅方向(矢印C方向)に延在して直線状に配置されてお
り、前記第1乃至第3蛍光灯36a、36bおよび36
cが付勢されることによって前記蓄積性蛍光体シートS
に残存する放射線画像情報の消去が行われる。
【0029】この場合、第1の実施形態では、第1乃至
第3蛍光灯36a、36bおよび36cから照射される
消去光を反射させて蓄積性蛍光体シートSに照射するた
めの反射面40に、前記第1乃至第3蛍光灯36a、3
6bおよび36cの光量分布特性に応じて、すなわち、
光量の低い両端部分に対応して、前記反射面40よりも
高い反射効率のシート部材42a、42bが貼り付けら
れている。
【0030】このため、特に光量の低い第1乃至第3蛍
光灯36a、36bおよび36cの両端部側での光量を
上げることができ、消去機構20全体として矢印C方向
の光量分布が略平坦化される。これにより、蓄積性蛍光
体シートSの全面にわたって放射線画像情報の消去に必
要な所定の照度の光を確実に照射することが可能になる
とともに、前記蓄積性蛍光体シートSの搬送速度の最適
化を図ることができるという効果が得られる。
【0031】しかも、ランプハウス34内の反射面40
の長手方向両端側にシート部材42a、42bを貼り付
けるだけでよい。従って、構成が有効に簡素化されると
ともに、反射面40全面に反射効率の高いシートを貼り
付けるものに比べ、極めて経済的なものになるという利
点がある。
【0032】また、第1の実施形態では、ランプハウス
34の長手方向両端に押さえブラケット44a、44b
が装着されている。この押さえブラケット44a、44
bの下部46a、46bは、第1乃至第3蛍光灯36
a、36bおよび36cの口金部分48a、48bを押
圧保持する一方、その上部50a、50bは、保護フィ
ルタ52をランプハウス34に押圧支持している。
【0033】これにより、ランプハウス34に第1乃至
第3蛍光灯36a、36bおよび36cが組み込まれた
状態で輸送される際にも、前記第1乃至第3蛍光灯36
a、36bおよび36cが前記ランプハウス34のソケ
ット部38a、38bから脱落することを確実に阻止す
ることができる。しかも、押さえブラケット44a、4
4bは、保護フィルタ52の固定機能をも有しており、
消去機構20全体の構成が有効に簡素化されて経済的な
ものとなる。また、消去用光源として第1乃至第3蛍光
灯36a、36bおよび36cが使用されるため、経済
的であるとともに寿命が長くなって交換頻度が低減され
るという効果がある。
【0034】なお、上述の第1の実施形態では、カセッ
テ方式の画像情報読取装置10を用いて説明したが、こ
れに限定されるものではなく、ビルトイン方式の画像情
報読取装置にも使用可能である。
【0035】図4は、本発明の第2の実施形態に係る消
去機構20aの一部断面説明図である。
【0036】この消去機構20aは、ランプハウス80
を備えており、このランプハウス80の内面側に反射面
82が設けられる。この反射面82の両端部側には、第
1乃至第3蛍光灯36a、36bおよび36cの照度
(光量)の低い両端部側に対応し、幅F2にわたって、
例えば、フロンコート塗装等による塗装膜84が設けら
れている。
【0037】このため、第2の実施形態では、塗装膜8
4での反射効率が反射面82での反射効率よりも高くな
り、第1乃至第3蛍光灯36a、36bおよび36cの
長さ方向全長にわたって略均一な光量を確実に得ること
ができる等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0038】なお、ランプハウス80の内面全面に塗装
膜84を設けるとともに、この塗装膜84の両端側に幅
寸法F2にわたって厚肉塗装膜を形成してもよく、ま
た、前記ランプハウス80の両端側に向かって膜厚を連
続的に厚く構成する塗装膜84を、該ランプハウス80
の内面全面に設けてもよい。
【0039】図5は、本発明の第3の実施形態に係る消
去機構20bの一部断面図である。
【0040】この消去機構20bは、ランプハウス90
を備えており、このランプハウス90の内面92には、
第1メッキ層94と第2メッキ層96とが設けられてい
る。第1および第2メッキ層94、96は、それぞれ異
なる種類のメッキであり、前記第2メッキ層96の反射
効率が前記第1メッキ層94の反射効率よりも高く設定
される。この第2メッキ層96は、第1乃至第3蛍光灯
36a、36bおよび36cの照度の低い部分に対応
し、所定の幅寸法F2にわたって設けられている。
【0041】これにより、第3の実施形態では、第1乃
至第3蛍光灯36a、36bおよび36cの長さ方向全
長にわたって均一な光量を得ることができる等、第1お
よび第2の実施形態と同様の効果が得られる。
【0042】なお、第1乃至第3の実施形態では、消去
光源として第1乃至第3蛍光灯36a、36bおよび3
6cを用いて説明したが、これに限定されるものではな
く、種々の光源が採用可能であり、各光源の光量分布特
性に対応して反射面の反射効率を連続的あるいは部分的
に異ならせて構成すればよい。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る蓄積性蛍光体シート用消去
機構では、反射面が消去用光源の光量分布特性に応じて
部分的に、あるいは連続的に異なる反射効率に設定され
るため、前記消去用光源全体を所定の照度に維持するこ
とができ、前記蓄積性蛍光体シートの幅方向全長にわた
って光量分布特性を均一化することが可能になる。これ
により、簡単な構成で、蓄積性蛍光体シートに残存する
放射線画像情報の消去処理が、効率的かつ確実に遂行さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る消去機構が組み
込まれる画像情報読取装置の概略構成説明図である。
【図2】前記消去機構の概略斜視説明図である。
【図3】前記消去機構の一部省略断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る消去機構の一部
断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る消去機構の一部
断面図である。
【図6】従来技術に係る消去機構の概略正面説明図であ
る。
【図7】図6に示す消去機構の光量分布特性の説明図で
ある。
【符号の説明】
10…画像情報読取装置 12…装置本体 16…カセッテ装填部 18…読み取り部 20、20a、20b…消去機構 34、80、90
…ランプハウス 36a〜36c…蛍光灯 38a、38b…
ソケット部 40…反射面 42a、42b…
シート部材 44a、44b…押さえブラケット 52…保護フィル
タ 56…副走査搬送手段 58…レーザ光照
射手段 60…読み取り手段 84…塗装膜 92…内面 94、96…メッ
キ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/38 H04N 1/04 E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓄積性蛍光体シートに残存する放射線画像
    情報を消去するための蓄積性蛍光体シート用消去機構で
    あって、 消去用光源と、 前記消去用光源から照射される消去光を反射させて前記
    蓄積性蛍光体シートに照射するための反射面と、 を備え、 前記反射面は、前記消去用光源の光量分布特性に応じて
    部分的に、あるいは連続的に異なる反射効率に設定され
    ることを特徴とする蓄積性蛍光体シート用消去機構。
  2. 【請求項2】請求項1記載の消去機構において、前記反
    射面には、前記消去用光源の光量の低い部分に対応し
    て、該反射面よりも高い反射効率のシート部材が貼り付
    けられることを特徴とする蓄積性蛍光体シート用消去機
    構。
  3. 【請求項3】請求項1記載の消去機構において、前記反
    射面には、前記消去用光源の光量の低い部分に対応し
    て、該反射面よりも高い反射効率の塗装膜、あるいはメ
    ッキ層が設けられることを特徴とする蓄積性蛍光体シー
    ト用消去機構。
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