JP2002107642A - 光スイッチモジュール - Google Patents
光スイッチモジュールInfo
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- JP2002107642A JP2002107642A JP2000295063A JP2000295063A JP2002107642A JP 2002107642 A JP2002107642 A JP 2002107642A JP 2000295063 A JP2000295063 A JP 2000295063A JP 2000295063 A JP2000295063 A JP 2000295063A JP 2002107642 A JP2002107642 A JP 2002107642A
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- optical
- optical switch
- optical fiber
- switch module
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- Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回路基板に実装可能な小型で薄型の光スイッ
チモジュールを製造する。 【解決手段】 光ファイバを駆動するための磁気回路駆
動部が光切り替え機構と共にパッケージに同封された複
数の光ファイバ可動型の光スイッチと、前記光スイッチ
間同士を連結するための光ファイバと、かつ前記光スイ
ッチと前記光ファイバを内封するためのケースとを少な
くとも具備する光スイッチモジュールにおいて、前記光
ファイバモジュールの最短厚さが9mm以下であること
を特徴とする。
チモジュールを製造する。 【解決手段】 光ファイバを駆動するための磁気回路駆
動部が光切り替え機構と共にパッケージに同封された複
数の光ファイバ可動型の光スイッチと、前記光スイッチ
間同士を連結するための光ファイバと、かつ前記光スイ
ッチと前記光ファイバを内封するためのケースとを少な
くとも具備する光スイッチモジュールにおいて、前記光
ファイバモジュールの最短厚さが9mm以下であること
を特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信等の光ファイ
バ伝送路中に挿入されて、伝送路を切り替えるための光
スイッチモジュールに関する。また、1×M型光スイッ
チは1つの入力に対してM個の出力の1つを選択できる
ようにした光スイッチモジュールである。
バ伝送路中に挿入されて、伝送路を切り替えるための光
スイッチモジュールに関する。また、1×M型光スイッ
チは1つの入力に対してM個の出力の1つを選択できる
ようにした光スイッチモジュールである。
【0002】
【従来の技術】従来、光スイッチはこれまで多くのタイ
プのスイッチが提案されている。そのうち、メカニカル
スイッチとしては、プリズムやミラー等の微小光学素子
を駆動して光路を切り替えることで1×Mタイプのスイ
ッチや特開昭63−313111号公報に開示される図
6に示すような光ファイバ2、4を磁気回路3により直
接駆動して光路を切り替える構造の光ファイバ可動型1
×2メカニカルが提案されている。また、特開平6−2
08065号公報には前記の光ファイバ可動型1×2メ
カニカル光スイッチを多段に接続した光スイッチモジュ
ールも開示されている。
プのスイッチが提案されている。そのうち、メカニカル
スイッチとしては、プリズムやミラー等の微小光学素子
を駆動して光路を切り替えることで1×Mタイプのスイ
ッチや特開昭63−313111号公報に開示される図
6に示すような光ファイバ2、4を磁気回路3により直
接駆動して光路を切り替える構造の光ファイバ可動型1
×2メカニカルが提案されている。また、特開平6−2
08065号公報には前記の光ファイバ可動型1×2メ
カニカル光スイッチを多段に接続した光スイッチモジュ
ールも開示されている。
【0003】また、特開平11−326796号公報に
は光スイッチの構成において、可動光ファイバ保持部材
を軟磁性を有するセラミックとし、光ファイバ駆動機構
を単純化して小型化を達成した光スイッチが開示されて
いる。また、前記で開示されている光スイッチは高い光
の切り替え機能と自己保持機能を実現できたとしてい
る。
は光スイッチの構成において、可動光ファイバ保持部材
を軟磁性を有するセラミックとし、光ファイバ駆動機構
を単純化して小型化を達成した光スイッチが開示されて
いる。また、前記で開示されている光スイッチは高い光
の切り替え機能と自己保持機能を実現できたとしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバ可動
型スイッチを複数・多段に組み合わせて1×M型の光ス
イッチモジュールを構成しようとすると、光スイッチの
数が増加することで、全体の大きさ、重量が大きくな
る。図5に示すような1×2型光スイッチ11を3個組
み合わせて1×4型光スイッチモジュールを構成する場
合、図7で示されるように通常はケースの底板16のよ
うな光スイッチモジュールの最も広く取れる平面上に1
×2型光スイッチ11の底面を固着して構成される。こ
の場合、1×4光スイッチのケース全体の厚さが1×2
スイッチ単体の厚さからケースの底板16の分だけ厚く
なってしまう問題点があった。底板を薄くすることで光
スイッチモジュール自体を薄くすることも可能だが、底
板は重量のある複数の光スイッチを固着すると多少の応
力をうける。よって極限迄の小型を検討した場合には単
に底板を薄くしてしまうと光ファイバモジュールの底面
が変形し、強度的に好ましくない。本発明の目的は、従
来のこのような課題を解決し、回路基板に実装可能な小
型で薄型の光スイッチモジュールを製造することであ
る。
型スイッチを複数・多段に組み合わせて1×M型の光ス
イッチモジュールを構成しようとすると、光スイッチの
数が増加することで、全体の大きさ、重量が大きくな
る。図5に示すような1×2型光スイッチ11を3個組
み合わせて1×4型光スイッチモジュールを構成する場
合、図7で示されるように通常はケースの底板16のよ
うな光スイッチモジュールの最も広く取れる平面上に1
×2型光スイッチ11の底面を固着して構成される。こ
の場合、1×4光スイッチのケース全体の厚さが1×2
スイッチ単体の厚さからケースの底板16の分だけ厚く
なってしまう問題点があった。底板を薄くすることで光
スイッチモジュール自体を薄くすることも可能だが、底
板は重量のある複数の光スイッチを固着すると多少の応
力をうける。よって極限迄の小型を検討した場合には単
に底板を薄くしてしまうと光ファイバモジュールの底面
が変形し、強度的に好ましくない。本発明の目的は、従
来のこのような課題を解決し、回路基板に実装可能な小
型で薄型の光スイッチモジュールを製造することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】光ファイバを駆動するた
めの磁気回路駆動部が光切り替え機構と共にパッケージ
に同封された複数の光ファイバ可動型の光スイッチと、
前記光スイッチ間同士を連結するための光ファイバと、
かつ前記光スイッチと前記光ファイバを内封するための
ケースとを少なくとも具備する光スイッチモジュールに
おいて、前記光ファイバモジュールの最短厚さが9mm
以下である光スイッチモジュールであり、複数の光ファ
イバ可動型光スイッチと、前記光スイッチ間同士を連結
するための光ファイバと、かつ前記光スイッチと前記光
ファイバを内封するためのケースとを少なくとも具備す
る光スイッチモジュールにおいて、ケース内部に仕切り
を設け、前記仕切りに少なくとも1部光ファイバ可動型
光スイッチが固着される光スイッチモジュールとする。
前記ケースは最短厚さ方向の上下に2平面を有し、前記
2平面以外の枠の厚さが2平面よりも厚い光スイッチモ
ジュールである。枠の厚さとは最短厚さ方向に直交する
方向の厚さである。仕切りで光スイッチを固定するため
に、2平面の厚さは1mm以下としても強度が保たれ
る。前記仕切りは実質的に枠部分と一体に成形されてい
る梁形状である光スイッチモジュールである。前記光フ
ァイバ可動型光スイッチはN×2N型の光スイッチであ
り、前記光スイッチを内部で多段接続して全体で1×M
型の切り替えが可能である光スイッチモジュールであ
る。
めの磁気回路駆動部が光切り替え機構と共にパッケージ
に同封された複数の光ファイバ可動型の光スイッチと、
前記光スイッチ間同士を連結するための光ファイバと、
かつ前記光スイッチと前記光ファイバを内封するための
ケースとを少なくとも具備する光スイッチモジュールに
おいて、前記光ファイバモジュールの最短厚さが9mm
以下である光スイッチモジュールであり、複数の光ファ
イバ可動型光スイッチと、前記光スイッチ間同士を連結
するための光ファイバと、かつ前記光スイッチと前記光
ファイバを内封するためのケースとを少なくとも具備す
る光スイッチモジュールにおいて、ケース内部に仕切り
を設け、前記仕切りに少なくとも1部光ファイバ可動型
光スイッチが固着される光スイッチモジュールとする。
前記ケースは最短厚さ方向の上下に2平面を有し、前記
2平面以外の枠の厚さが2平面よりも厚い光スイッチモ
ジュールである。枠の厚さとは最短厚さ方向に直交する
方向の厚さである。仕切りで光スイッチを固定するため
に、2平面の厚さは1mm以下としても強度が保たれ
る。前記仕切りは実質的に枠部分と一体に成形されてい
る梁形状である光スイッチモジュールである。前記光フ
ァイバ可動型光スイッチはN×2N型の光スイッチであ
り、前記光スイッチを内部で多段接続して全体で1×M
型の切り替えが可能である光スイッチモジュールであ
る。
【0006】図1において1×2および2×4光スイッ
チはファイバ14の入出射側の面でのみ仕切り12に固
着しているがファイバ14が入出射していない、もう一
方の側面で仕切り12に固着することでもよい。また、
ケース枠15の材質は硬質の樹脂を用いることで軽量で
より安価なモジュールを構成できる。
チはファイバ14の入出射側の面でのみ仕切り12に固
着しているがファイバ14が入出射していない、もう一
方の側面で仕切り12に固着することでもよい。また、
ケース枠15の材質は硬質の樹脂を用いることで軽量で
より安価なモジュールを構成できる。
【0007】本発明において仕切りとはケースの枠に固
着または一体となる部分であり、ケースの内部に突出す
る形状や枠から枠に連結するように備えられているもの
である。仕切りの高さは光スイッチの形状により適宜選
定されるが、軽量化や光ファイバの配線を考慮すれば枠
よりも薄い厚さになることが好ましい。また、光ファイ
バを固定しやすいように1部光スイッチに契合する凹部
形状を備えさせ、枠と一体的に製造すれば、組立の際に
位置あわせを行う必要がない。
着または一体となる部分であり、ケースの内部に突出す
る形状や枠から枠に連結するように備えられているもの
である。仕切りの高さは光スイッチの形状により適宜選
定されるが、軽量化や光ファイバの配線を考慮すれば枠
よりも薄い厚さになることが好ましい。また、光ファイ
バを固定しやすいように1部光スイッチに契合する凹部
形状を備えさせ、枠と一体的に製造すれば、組立の際に
位置あわせを行う必要がない。
【0008】
【発明の実施の形態】図2は本発明に適用する光スイッ
チの一実施形態に係る斜視図である。図2の本発明を適
用する光スイッチの一実施形態を詳細に説明する。この
光スイッチは、筺体21内に、保持基板27を備え、こ
れを覆うように蓋部材51と筺体21を接着剤を介して
接合し、蓋部材51に設けた注入孔53から屈折率整合
剤を光スイッチ内に充填した後、注入孔53を封止板5
2で密封するものである。ここで保持基板27はその上
に、入出力側の光ファイバ41、42を支持する固定ブ
ロック23と、光ファイバ41、42の先端部近傍を支
持する可動ブロック29と、別の光ファイバ34を支持
する静止ブロック31とを備える。さらにこの保持基板
27上には、静止ブロック31の後ろ側に接して配置さ
せた永久磁石33と、永久磁石33に接合させたコ字形
状のヨーク32と、このヨーク32の両方の先端部の各
々に設けた先端ヨーク28及び36と、可動ブロック2
9と静止ブロック31とヨーク32と先端ヨーク28、
36からなる磁気回路に磁界を印加する導電コイル30
および35を有する。さらに、筺体21には、直列接続
された導電コイル30及び35から延びる導電線26と
37を接続する電極膜24と39と、これら電極膜と導
通する電極ピン22と40を備える。導電線と電極膜と
はハンダ25及び38とで固着される。また、静止部材
31にはガイドピンが突出して固着され、前記可動部材
29はこのガイドピンに摺動するように静止部材に対し
て平行移動する。
チの一実施形態に係る斜視図である。図2の本発明を適
用する光スイッチの一実施形態を詳細に説明する。この
光スイッチは、筺体21内に、保持基板27を備え、こ
れを覆うように蓋部材51と筺体21を接着剤を介して
接合し、蓋部材51に設けた注入孔53から屈折率整合
剤を光スイッチ内に充填した後、注入孔53を封止板5
2で密封するものである。ここで保持基板27はその上
に、入出力側の光ファイバ41、42を支持する固定ブ
ロック23と、光ファイバ41、42の先端部近傍を支
持する可動ブロック29と、別の光ファイバ34を支持
する静止ブロック31とを備える。さらにこの保持基板
27上には、静止ブロック31の後ろ側に接して配置さ
せた永久磁石33と、永久磁石33に接合させたコ字形
状のヨーク32と、このヨーク32の両方の先端部の各
々に設けた先端ヨーク28及び36と、可動ブロック2
9と静止ブロック31とヨーク32と先端ヨーク28、
36からなる磁気回路に磁界を印加する導電コイル30
および35を有する。さらに、筺体21には、直列接続
された導電コイル30及び35から延びる導電線26と
37を接続する電極膜24と39と、これら電極膜と導
通する電極ピン22と40を備える。導電線と電極膜と
はハンダ25及び38とで固着される。また、静止部材
31にはガイドピンが突出して固着され、前記可動部材
29はこのガイドピンに摺動するように静止部材に対し
て平行移動する。
【0009】筺体21と蓋部材51を接合する手順につ
いて説明する。まず、光ファイバを接続・固定した光フ
ァイバ切替手段を付けたガラス保持基板27を筺体内部
に固定した。次に筺体の縁に、エポキシ系接着剤を塗布
した。このエポキシ系樹脂は塗布直前に予め、脱泡処理
を施したものを用いた。脱泡処理後、エポキシ樹脂を筺
体の縁と蓋部材の縁の双方に塗布し、前記筺体21と蓋
部材51を接合した。さらに両者を治具に固定して30
分経過させて筺体21と蓋部材51を強固に接合した。
光ファイバの周囲から屈折率整合剤が漏れないように筺
体21から光ファイバを出している穴を接着剤で封止し
た。次に、筺体を治具から外し、蓋部材の注入孔を通じ
て筺体内部および蓋部材内部に屈折率整合剤として炭化
水素系オイルを所定の量を注入した後、前記注入孔に接
着剤を介して蓋52を設けた。筐体21と蓋部材51か
らなる光スイッチパッケージは非磁性セラミックス材で
構成されて、その外径寸法は28×15.6×8.3m
mと小型である。
いて説明する。まず、光ファイバを接続・固定した光フ
ァイバ切替手段を付けたガラス保持基板27を筺体内部
に固定した。次に筺体の縁に、エポキシ系接着剤を塗布
した。このエポキシ系樹脂は塗布直前に予め、脱泡処理
を施したものを用いた。脱泡処理後、エポキシ樹脂を筺
体の縁と蓋部材の縁の双方に塗布し、前記筺体21と蓋
部材51を接合した。さらに両者を治具に固定して30
分経過させて筺体21と蓋部材51を強固に接合した。
光ファイバの周囲から屈折率整合剤が漏れないように筺
体21から光ファイバを出している穴を接着剤で封止し
た。次に、筺体を治具から外し、蓋部材の注入孔を通じ
て筺体内部および蓋部材内部に屈折率整合剤として炭化
水素系オイルを所定の量を注入した後、前記注入孔に接
着剤を介して蓋52を設けた。筐体21と蓋部材51か
らなる光スイッチパッケージは非磁性セラミックス材で
構成されて、その外径寸法は28×15.6×8.3m
mと小型である。
【0010】図3は本発明の一実施形態に係る可動光フ
ァイバ保持部材を軟磁性を有するセラミックとして、光
ファイバ駆動機構を単純化して小型化を達成した光スイ
ッチの模式図である。図3に入力部が2端子、出力部が
4端子の2×4型の光スイッチ構成の光ファイバの一配
置例を示す模式図を示す。セラミックスの筺体21と、
光ファイバ切替手段と、蓋部材51等は図2の光スイッ
チの構成を基本とする構成とした。固定部材23aと可
動部材29aの間を連結する梁は、一端を入出力端子と
し、他端を可動部材で固着した光伝送用の光ファイバ4
1,42自体とした。また、静止ブロック31aには光
ファイバ34a、b、c、dを設け、可動ブロック29
a方向からの光を静止ブロック31a側に伝送できるよ
うに配置した。さらに、光ファイバ切替手段は、可動ブ
ロック29をY軸(矢印)方向に動かすために磁気コイ
ル30、35による磁気的な駆動手段を備えさせた。
ァイバ保持部材を軟磁性を有するセラミックとして、光
ファイバ駆動機構を単純化して小型化を達成した光スイ
ッチの模式図である。図3に入力部が2端子、出力部が
4端子の2×4型の光スイッチ構成の光ファイバの一配
置例を示す模式図を示す。セラミックスの筺体21と、
光ファイバ切替手段と、蓋部材51等は図2の光スイッ
チの構成を基本とする構成とした。固定部材23aと可
動部材29aの間を連結する梁は、一端を入出力端子と
し、他端を可動部材で固着した光伝送用の光ファイバ4
1,42自体とした。また、静止ブロック31aには光
ファイバ34a、b、c、dを設け、可動ブロック29
a方向からの光を静止ブロック31a側に伝送できるよ
うに配置した。さらに、光ファイバ切替手段は、可動ブ
ロック29をY軸(矢印)方向に動かすために磁気コイ
ル30、35による磁気的な駆動手段を備えさせた。
【0011】前記構成の光スイッチでは固定ブロックお
よび可動ブロックに2本の光ファイバが配置される。最
先端部は可動ブロック29aから静止ブロック31a側
に若干突出するようにした。また、静止ブロック31a
の4本の光ファイバ最先端部は静止ブロック31aから
可動ブロック29a側に若干突出するようにした。可動
ブロックから突出した光ファイバ最先端部と静止ブロッ
クから突出した光ファイバ最先端部のファイバ間ギャッ
プは0.020mmの幅を介して光伝送されるように配
置した。固定部材23aの端部から可動部材29aの端
部までの距離は10mmとした。可動部材の移動距離は
全体で0.2mmとした。可動部材の端部から静止部材
の端部までの距離は0.250mmとした。本発明に使
用した光スイッチにおいて、製造した20個のものに対
し挿入損失を測定した結果、挿入損失は低く0.5dB
であり、かつばらつきが0.2dB以内であることを確
認した。静止ブロック31に配置する光ファイバを1本
とすることで同じ構造で1×2光スイッチも作製した。
よび可動ブロックに2本の光ファイバが配置される。最
先端部は可動ブロック29aから静止ブロック31a側
に若干突出するようにした。また、静止ブロック31a
の4本の光ファイバ最先端部は静止ブロック31aから
可動ブロック29a側に若干突出するようにした。可動
ブロックから突出した光ファイバ最先端部と静止ブロッ
クから突出した光ファイバ最先端部のファイバ間ギャッ
プは0.020mmの幅を介して光伝送されるように配
置した。固定部材23aの端部から可動部材29aの端
部までの距離は10mmとした。可動部材の移動距離は
全体で0.2mmとした。可動部材の端部から静止部材
の端部までの距離は0.250mmとした。本発明に使
用した光スイッチにおいて、製造した20個のものに対
し挿入損失を測定した結果、挿入損失は低く0.5dB
であり、かつばらつきが0.2dB以内であることを確
認した。静止ブロック31に配置する光ファイバを1本
とすることで同じ構造で1×2光スイッチも作製した。
【0012】(実施例1)図1に本発明の実施例を説明
する図を示す。1×2光スイッチ11と2×4光スイッ
チを3個組み合わせて図4の様な1×8光スイッチ回路
として構成した図である。1×2光スイッチ11および
2×4光スイッチを1×8スイッチケースに固定する方
法としてケース15内部に仕切り12を設けて、その側
面部に1×2光スイッチ11および2×4光スイッチを
エポキシ系接着剤にて固着する。光スイッチ間の光ファ
イバは融着接続部13で接続される。光ファイバは半径
20mm以上の巻き径でケース15内周部に沿って配置
されケース端部から入出力される。1×2および2×4
光スイッチパッケージは同じ物を用いており、光スイッ
チパッケージの厚さは8.3mmで、1×8スイッチケ
ース枠15高さは光スイッチパッケージと同じ高さであ
る。図1には図示していないが1×8スイッチケースの
上下面は厚さ0.25mmのステンレス板をエポキシ系
接着剤にて固着することで封止され、1×8スイッチ厚
さは接着層を含めて8.9mmとなり、9mm以下と非
常に薄型の光スイッチモジュールを実現できた。また、
大きさは90×180mmである。ここでは磁気回路駆
動用の電極222,40はファイバと平行方向に曲げて
光スイッチパッケージ厚さより高くならないようにして
配線を行った。ケース上面に外部電極を設置して回路基
板に直接設置できるようにした。また、1×8スイッチ
ケースの仕切り12は厚さ2mmのケース枠15と同じ
材質のアルミ板を用いており、ケース枠15にエポキシ
系接着剤にて固定した。
する図を示す。1×2光スイッチ11と2×4光スイッ
チを3個組み合わせて図4の様な1×8光スイッチ回路
として構成した図である。1×2光スイッチ11および
2×4光スイッチを1×8スイッチケースに固定する方
法としてケース15内部に仕切り12を設けて、その側
面部に1×2光スイッチ11および2×4光スイッチを
エポキシ系接着剤にて固着する。光スイッチ間の光ファ
イバは融着接続部13で接続される。光ファイバは半径
20mm以上の巻き径でケース15内周部に沿って配置
されケース端部から入出力される。1×2および2×4
光スイッチパッケージは同じ物を用いており、光スイッ
チパッケージの厚さは8.3mmで、1×8スイッチケ
ース枠15高さは光スイッチパッケージと同じ高さであ
る。図1には図示していないが1×8スイッチケースの
上下面は厚さ0.25mmのステンレス板をエポキシ系
接着剤にて固着することで封止され、1×8スイッチ厚
さは接着層を含めて8.9mmとなり、9mm以下と非
常に薄型の光スイッチモジュールを実現できた。また、
大きさは90×180mmである。ここでは磁気回路駆
動用の電極222,40はファイバと平行方向に曲げて
光スイッチパッケージ厚さより高くならないようにして
配線を行った。ケース上面に外部電極を設置して回路基
板に直接設置できるようにした。また、1×8スイッチ
ケースの仕切り12は厚さ2mmのケース枠15と同じ
材質のアルミ板を用いており、ケース枠15にエポキシ
系接着剤にて固定した。
【0013】(従来例)図5に示すような1×2型光ス
イッチ11を3個組み合わせて1×4型光スイッチモジ
ュールを構成する従来例を説明する。図7で示されるよ
うに通常は仕切りの無いケースの底板16のような光ス
イッチモジュールの最も広く取れる平面上に1×2型光
スイッチ11の底面を固着して構成される。この場合、
1×4光スイッチのケース全体の厚さは1×2スイッチ
単体の高さからケースの底板16の厚さ2mmと上面の
蓋の厚さ0.25mm分だけ厚くなり、1×4スイッチ
モジュール全体厚さは10.6mmである。一般に電気
回路基板に配置される部品高さは9mmまでであり、回
路基板に実装することはできなかった。
イッチ11を3個組み合わせて1×4型光スイッチモジ
ュールを構成する従来例を説明する。図7で示されるよ
うに通常は仕切りの無いケースの底板16のような光ス
イッチモジュールの最も広く取れる平面上に1×2型光
スイッチ11の底面を固着して構成される。この場合、
1×4光スイッチのケース全体の厚さは1×2スイッチ
単体の高さからケースの底板16の厚さ2mmと上面の
蓋の厚さ0.25mm分だけ厚くなり、1×4スイッチ
モジュール全体厚さは10.6mmである。一般に電気
回路基板に配置される部品高さは9mmまでであり、回
路基板に実装することはできなかった。
【0014】
【発明の効果】1×2光スイッチおよび/または2×4
光スイッチを多段接続してをn×m光スイッチモジュー
ルを構成する方法として、モジュールケース内部に仕切
りを設けて、その側面部に1×2光スイッチおよび/ま
たは2×4光スイッチを固着する。これにより、モジュ
ールケースを構成する底板の厚さを薄くすることがで
き、小型で薄型の1×m光スイッチを構成できた。
光スイッチを多段接続してをn×m光スイッチモジュー
ルを構成する方法として、モジュールケース内部に仕切
りを設けて、その側面部に1×2光スイッチおよび/ま
たは2×4光スイッチを固着する。これにより、モジュ
ールケースを構成する底板の厚さを薄くすることがで
き、小型で薄型の1×m光スイッチを構成できた。
【図1】本発明の一実施例を説明するための図である
【図2】光ファイバ駆動メカニカル2×4光スイッチを
説明するための図である。
説明するための図である。
【図3】光ファイバ駆動メカニカル2×4光スイッチを
説明するための模式図である。
説明するための模式図である。
【図4】スイッチ回路を説明するための図である。
【図5】スイッチ回路を説明するための図である。
【図6】光ファイバ駆動メカニカル1×2光スイッチを
説明するための図である。
説明するための図である。
【図7】従来の発明を説明するための図である。
2 4A 4B 光ファイバ、 3 電磁コイ
ル、5 磁性体可動ブロック、 6A 6B
固定ブロック、7 永久磁石、11 1×2光スイッ
チ、 12 ケース仕切り、13 光ファイ
バ接続部、 14 光ファイバ、15 ケー
ス枠、 16 ケース底板、20
2×4光スイッチ、 21 筺体、22 4
0 電極ピン、 23 固定ブロック、2
4 39 電極膜、 25 38 ハン
ダ、26 37 導電線、 27 保持
基板、28 36 先端ヨーク、 29 可
動ブロック、30 35 導電コイル、 3
1 静止ブロック、32 ヨーク、
33 永久磁石、34 41 42 光ファイバ、
51 蓋部材、52 封止板、
53 注入孔、
ル、5 磁性体可動ブロック、 6A 6B
固定ブロック、7 永久磁石、11 1×2光スイッ
チ、 12 ケース仕切り、13 光ファイ
バ接続部、 14 光ファイバ、15 ケー
ス枠、 16 ケース底板、20
2×4光スイッチ、 21 筺体、22 4
0 電極ピン、 23 固定ブロック、2
4 39 電極膜、 25 38 ハン
ダ、26 37 導電線、 27 保持
基板、28 36 先端ヨーク、 29 可
動ブロック、30 35 導電コイル、 3
1 静止ブロック、32 ヨーク、
33 永久磁石、34 41 42 光ファイバ、
51 蓋部材、52 封止板、
53 注入孔、
Claims (6)
- 【請求項1】 光ファイバを駆動するための磁気回路駆
動部が光切り替え機構と共にパッケージに同封された複
数の光ファイバ可動型の光スイッチと、前記光スイッチ
間同士を連結するための光ファイバと、かつ前記光スイ
ッチと前記光ファイバを内封するためのケースとを少な
くとも具備する光スイッチモジュールにおいて、前記光
ファイバモジュールの最短厚さが9mm以下であること
を特徴とする光スイッチモジュール。 - 【請求項2】 複数の光ファイバ可動型光スイッチと、
前記光スイッチ間同士を連結するための光ファイバと、
かつ前記光スイッチと前記光ファイバを内封するための
ケースとを少なくとも具備する光スイッチモジュールに
おいて、ケース内部に仕切りを設け、前記仕切りに少な
くとも1部光ファイバ可動型光スイッチが固着されてい
るていることを特徴とする光スイッチモジュール。 - 【請求項3】 前記ケースは最短厚さ方向の上下に2平
面を有し、前記2平面以外の枠の厚さが2平面よりも厚
い請求項2に記載の光スイッチモジュール。 - 【請求項4】 前記ケースは最短厚さ方向の上下に2平
面を有し、前記2平面の厚さは1mm以下である請求項
2に記載の光スイッチモジュール。 - 【請求項5】 前記仕切りは実質的に枠部分と一体に成
形されている梁形状である請求項2〜4のいずれかに記
載の光スイッチモジュール。 - 【請求項6】 前記光ファイバ可動型光スイッチはN×
2N型の光スイッチであり、前記光スイッチを内部で多
段接続して全体で1×M型の切り替えが可能である請求
項2〜5のいずれかに記載の光スイッチモジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000295063A JP2002107642A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 光スイッチモジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000295063A JP2002107642A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 光スイッチモジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002107642A true JP2002107642A (ja) | 2002-04-10 |
Family
ID=18777555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000295063A Pending JP2002107642A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 光スイッチモジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002107642A (ja) |
-
2000
- 2000-09-27 JP JP2000295063A patent/JP2002107642A/ja active Pending
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