JP2002107551A - 中心から半径方向に屈折率が変化する物体、その製造方法及びその製造装置 - Google Patents

中心から半径方向に屈折率が変化する物体、その製造方法及びその製造装置

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JP2002107551A
JP2002107551A JP2001222806A JP2001222806A JP2002107551A JP 2002107551 A JP2002107551 A JP 2002107551A JP 2001222806 A JP2001222806 A JP 2001222806A JP 2001222806 A JP2001222806 A JP 2001222806A JP 2002107551 A JP2002107551 A JP 2002107551A
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component
center
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radial direction
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Jin-Sung Choi
震 成 崔
Hansoru Cho
ハン ソル 趙
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中心から半径方向に屈折率が変化する物体、
その製造方法及びその製造装置を提供する。 【解決手段】 (1)第1成分が重合により形成された
固形中心回転体を回転反応機内に固定する段階;(2)
前記中心回転体の周囲に液状の第2成分を充填する段
階;(3)前記中心回転体及び/又は回転反応機を回転
して第1成分を第2成分により溶解、拡散、ラジアル混
合する段階;及び(4)前記溶解した第1成分及び第2
成分を重合する段階からなる中心から半径方向に屈折率
が変化する物体の製造方法、中心から半径方向に屈折率
が変化する物体とその実施に使用される装置に関し、本
発明により屈折率プロファイルを調節し得る、高分子光
ファイバーの新規な製造方法を提供し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中心から半径方向に
屈折率が変化する物体、その製造方法及びその実施に用
いる装置に関し、より詳しくは中心から屈折率が半径方
向に変化する高分子光ファイバー(光繊維)用のプレフ
ォーム(preform)を製造し得る新規な方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】通信用の光ファイバーは、光信号の伝達
方式によって単一モード(single−mode)繊
維と多重モード(multi−mode)繊維に大別さ
れる。現在用いられている長距離高速通信用の光ファイ
バーは大部分が石英ガラスを基本材料としたステップイ
ンデックス単一モード(step−index sin
gle−mode)光ファイバーで、これらのガラス光
ファイバーはその直径が約5〜10μmに過ぎない非常
に細い繊維である。従って、それらの整列(align
ment)及び連結(connection)等が非常
に困難であり、これに多くの費用が所要される。一方、
直径が単一モード光ファイバーより太い多重モードガラ
ス光ファイバーの場合、LAN(local area
network)のような短距離通信用として使用で
きるが、これもやはり連結等に所要される費用が高く、
脆弱であるという短所があるので広範囲には使用されな
い。従って、ツイストペア(twisted pai
r)又は同軸ケーブル(coaxial cable)
のような金属線(cable)等がLANのような20
0m内の短距離通信に主に使用されている。しかし、金
属線等は情報伝達速度(又は伝送帯域幅(band w
idth))が最大約150Mbps程度にとどまり2
000年代のATM(Asynchronous Tr
ansfer Mode)基準である625Mbps等
のような向後要求される基準を満足し得ない。
【0003】このような理由で、日本と米国等では過去
の10余年間にわたってLANのような短距離通信に使
用し得る高分子素材の光ファイバー開発に多くの努力と
投資がなされている。高分子光ファイバーは高分子物質
の柔軟性のため、その直径がガラス光ファイバーより1
00倍以上太い0.5〜1.0mm程度まで達成でき、
それらの整列や連結が容易で、押出成形により製造され
た高分子素材連結部品(connectors)等を使
用し得るので多くの費用節減が予想される。高分子光フ
ァイバーは、半径方向の屈折率プロファイルが階段形で
あるステップ−インデックス屈折率(step−ind
ex、 SI)又は屈折率が半径方向に漸次的に変化す
るグレード−インデックス屈折率(graded−in
dex、GI)の構造が可能である。SI高分子光ファ
イバーはモード分散(Modal dispersit
y)が大きいので信号の伝達速度(又は伝送帯域幅)が
金属線(cable)より早くない反面、GI高分子光
ファイバーはモード分散がすくないので高い伝達速度を
有し得る。従って、GI高分子光ファイバーは、太い直
径に基づく費用節減の効果と低いモード分散による高い
情報伝達速度のため、短距離高速通信用の媒体として適
することが知られている。
【0004】従来のGI高分子光ファイバーの製造工程
としては、日本慶応大学校の小池教授が界面ゲル重合
(Interfacial gel polymeri
zation)方法を1988年に初めて発表し(Ko
ike, Y. et al., Applied O
ptics, Vol. 27,486(198
8))、また関連する種々の特許出願があった。これ
は、マトリックス高分子(matrix polyme
r)と、この高分子と重合せず、屈折率が異なる、分子
量が比較的小さいドープ剤(dopant)を使用し、
マトリックス高分子の半径方向にドープ剤を分散させ
て、屈折率が変化するプレフォーム(preform)
を形成した後、その予備成形品を加熱及び延伸してGI
高分子光ファイバーを製造する方法である。
【0005】一方、日本特開平04−86603号に
は、押出工程で高分子繊維を製造した後、その繊維に添
加されていた低分子量物質を半径方向に抽出するか、ま
たは反対に低分子量物質を半径方向に投入して、GI高
分子光ファイバーを製造する方法が開示されている。
【0006】また、ParkとWalkerが、第14
回Annual Meetingof the Pol
ymer Processing Society,
Yokohama, Japan(1998. 6.)
において、GRINダイブロック(die bloc
k)という特殊な共押出成形ダイ(coextrusi
on die)を用い、機械的混合(mechanic
al mixing)により屈折率の変化を誘発する連
続工程法で、GI高分子光ファイバーを製造し得ること
を発表した。
【0007】その外にも、国際特許公開WO97/29
903には、ドイツの「Van Duijnhove
n」と「Bastiaansen」等により開発された
ものとして、互いに異なる密度及び屈折率を有するモノ
マーを遠心力場下で重合すると、密度勾配により濃度勾
配が生じて、屈折率勾配を発生させる方法が開示されて
いる。
【0008】GI光ファイバーの伝送帯域幅を極大化す
るために、半径方向の屈折率プロファイルが図1及び図
2に示されるような放物線形態に近い特定のプロファイ
ルであることが必要で、これは理論的には下記数式2の
パワローインデックスモデル(power−law i
ndex model)により決定される(Halle
y, P., Fiber Optic System
s, J. Wiley and Sons(198
7))。
【0009】
【数2】
【0010】式中、rは円筒形ファイバーの中心から半
径方向の距離を示し、aはファイバーの半径、n1とn2
は各々r=0とr=aでの屈折率を示し、n1はn2より
大きい。2Δ=(n1 2−n2 2)/n1 2で、gはパワロー
インデックス(power−law index)でそ
の値によって半径方向への屈折率の変化率が定まる。g
値が2である場合のパワロー(power−law)を
パラボリックロー(parabolic law)とい
い、g値が2に近い時に伝送帯域幅が極大化する最適の
屈折率プロファイル(refractive inde
x profile)を得ることができる。ここで、光
信号がデルタ(delta)函数の形態でGI光ファイ
バーに投入される場合、最大の帯域幅Bは次の数式3に
より与えられる。
【0011】
【数3】
【0012】式中、Lは光ファイバーの長さで、cは光
の速度、nは屈折率、lは使用した高分子のデバイ相関
長さ(Debye correlation leng
th)、Δは数2に記載のものと同じである。
【0013】理論的に、前述のGI光ファイバーの帯域
幅はパワローインデックスのg値によって敏感に変わる
ことから、GI光ファイバーの製造工程においてg値を
調節し得る能力、即ち、半径方向への屈折率プロファイ
ルを調節し得る能力は、製造した光ファイバーがどれ程
大きい帯域幅を有し得るかという問題と直結する。Pa
rkとWalkerによる方法以外の現存するすべての
GI高分子光ファイバー製造工程等において、半径方向
への屈折率プロファイルは低分子量物質の拡散又は高分
子量および低分子量の二物質の相対化学反応性によって
決定されるので、工程自体がg値を調節し得る能力(即
ち、半径方向への屈折率プロファイルを調節し得る能
力)を有しない。一方、ParkとWalkerによる
製造工程は特殊な押出成形ダイを用いた機械的混合方式
で、その工程自体がg値を調節し得る能力を備えている
ことが知られているが、GRINダイブロック(die
block)といわれる複雑な構造の特殊な押出ダイ
(extrusion die)及び連続的な共押出工
程(coextrusion process)に基づ
く高分子物質の熱分解による異物質汚染等の理由で、光
信号の強度損失が少ない光ファイバー(optical
fiber with a low attenua
tion)を製造することが難しい。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
従来技術の問題点を解決するもので、中心から半径方向
に屈折率が変化する物体の製造方法を提供し、半径方向
への屈折率の変化値を容易に調節し得る新規なGI高分
子光ファイバーの製造方法を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は(1)第
1成分が重合して形成された固形中心回転体を回転反応
機内に固定する段階;(2)前記中心回転体の周囲に液
状の第2成分を充填する段階;(3)前記中心回転体及
び/又は回転反応機を回転して第1成分を第2成分によ
り溶解、拡散、ラジアル混合する段階;及び(4)前記
溶解した第1成分及び第2成分を重合する段階からなる
中心から半径方向に屈折率が変化する物体の製造方法を
提供する。
【0016】本発明の態様は前記方法により製造した半
径方向に屈折率が変化する物体を提供する。
【0017】本発明のまた他の態様は回転反応機、回転
反応機の駆動部、中心回転体の駆動部及び中心回転体を
駆動部に固定するための固定手段を含むことを特徴とす
る、中心から半径方向に屈折率が変化する物体の製造装
置を提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明をより詳しく説明す
る。
【0019】本発明では中心から半径方向に屈折率が変
化する物体を製造するために、屈折率、濃度、固形分等
が相対的に高い前駆体、単量体又は重合体やその混合物
である第1成分を重合して固形の中心回転体を製造し、
これを回転反応機内に固定し、相対的に屈折率、濃度、
固形分が低い液状の第2成分を回転反応機内に充填し、
物理的な方法で中心回転体及び/又は回転反応機を回転
して固形分の含量または高分子の濃度差等により重合体
である中心回転体から外部の低粘性物質で溶解、拡散、
ラジアル混合する方法を使用する。
【0020】より具体的には、(1)第1成分が重合す
ることによって形成された固形中心回転体を回転反応機
内に固定する段階;(2)前記中心回転体の周囲に液状
の第2成分を充填する段階;(3)前記中心回転体及び
/又は回転反応機を回転して第1成分を第2成分により
溶解、拡散、ラジアル混合する段階;及び(4)前記溶
解した第1成分及び第2成分を重合する段階を経て中心
から半径方向に屈折率が変化する物体を製造する。
【0021】中心回転体及び/又は回転反応機の回転の
ない場合、第1成分と第2成分の固形分の含量または高
分子の濃度差による拡散は下記数式4のフィックの法則
(Fick’s law)に従う。
【0022】
【数4】
【0023】式中、Jは物質フラックス(flux)、
Dは拡散係数、cは高分子濃度である。
【0024】しかし、このような高分子の濃度差による
拡散だけに依存する場合、図3に示すように、拡散が不
規則になり、その速度もやはり遅いという短所がある。
【0025】このため、本発明では中心回転体及び/又
は回転反応機の回転によりラジアル混合(radial
mixing)を誘発し、図4に示すように、安定な
濃度プロファイルを成して、半径方向に好ましい形態の
物性プロファイルが得られるようにした。
【0026】中心回転体は一般にテイラー不安定性(T
aylor−instability)といわれる慣性
(又は遠心力)による半径方向への流れを誘発しない低
回転速度範囲内で回転しているが、回転容器に充填され
る最初の第2成分は粘性が低いニュートン流体(New
tonian fluid)と見做されるので、回転反
応機が停止しており、中心回転体が回転する場合には、
数式1で示されるニュートン流体の安定的な回転速度の
上限を本発明の回転速度の上限に対する概略的な基準と
することができる。
【0027】
【数5】
【0028】式中、Ωcは回転速度の上限、ηとρは液
状第2成分の粘度と密度、ΔR=R 0−Riで、R0は回
転反応機の内径、Riは中心回転体の外径である。
【0029】テイラー不安定性を起こさない範囲で中心
回転体が回転する場合、下記数式5で示されるように、
半径に沿って中心部で流体の回転速度が大きく、周辺部
の反応モールド表面で回転速度が0になる速度場(ve
locity gradient field)が誘発
され、中心回転体の回転方向にラジアル混合が起こる。
【0030】
【数6】
【0031】式中、uθは流体の回転速度、Ωrは中心
回転体の回転速度、R0は回転反応機の内径、Riは中心
回転体の外径、rは流体の速度uθが測定される地点の
半径である。これを図5及び図6に示した。図5は初期
に回転のない状態で半径方向に位置した線を、図6は固
形中心回転体が360°回転した後、この線の分布位置
を示す。直線はニュートン流体の場合、点線はn=0.
5のパワロー(power law)流体の場合であ
る。反応モールドの周辺附近はよく混合されなく、その
中でもパワロー流体のような剪断力が小さい流体は周辺
付近の混合効率がおちる傾向を示す。
【0032】前記のような現象を利用して中心回転体の
回転を一定時間持続させると、図7に示すように、時間
の経過とともに第1成分と第2成分の界面を中心に第1
成分と第2成分のラジアル混合が漸次進行し、回転反応
機の周辺部には第1成分が、また中心部には第2成分が
拡散することになる。このように回転反応機周辺部から
中心部まで高分子物質の濃度勾配があるように分布させ
てこれを重合すると、中心から半径方向に屈折率が変化
する物体を製造できる。
【0033】従来の技術では高分子光ファイバーの屈折
率プロファイルは使用する光ファイバー材料等の分散、
親和力等の化学的性質によってのみ決定されたが、本発
明では円周方向へのラジアル混合という物理的現象を追
加してプロファイルを制御することが大きい特徴であ
る。ラジアル混合相は、中心回転体と回転反応機の回転
速度及び回転方向を調節して発生する慣性力により影響
を受けて変化する。従って、屈折率プロファイルの制御
は、中心回転体と回転反応機各々の回転速度及び回転方
向等に変化を与えて、高分子のラジアル混合相を変化さ
せることにより達成できる。例えば、外側の回転容器を
中心回転体と同じ方向又は反対方向に回転させ、また中
心回転体及び回転容器各々の回転速度を一定に又は不規
則に変化させることもできる。具体的には、回転速度が
ステップ函数やサイン函数のような形で変化するように
調節できる。
【0034】半径方向への屈折率プロファイルに影響を
与える他の方法として、第2成分を中心回転体に投入す
る前に重合した中心回転体の一部を切り取って第2成分
で溶解した後、これを回転反応機内に投入する方法も可
能である。この場合、第1成分の高分子物質がすでに第
2成分中に溶解しているので、中心回転体の溶解、拡
散、ラジアル混合状態に変化を与えて他の形態の屈折率
プロファイルを得ることができる。
【0035】また、前記過程を通じて製造した第1成分
と第2成分の重合体を中心回転体として、これを回転反
応機内に固定し、屈折率、固形分、濃度が従前の第2成
分より低い第3成分を回転反応機内に充填し、前記工程
を繰り返す方法によって、他の形態の屈折率プロファイ
ルを得ることができる。この場合、前記第1成分と第2
成分の重合体をそのまま中心回転体として工程を行うこ
とも可能であるが、これを延伸して直径を減少させて、
工程を行うこともできる。
【0036】一般に、テイラー不安定性が起こらない範
囲で中心回転体及び/又は回転反応機を回転して、固形
中心回転体の溶解とラジアル混合が共に起こるようにす
るのが原則であるが、初期に高い回転速度を維持して固
形回転体を先ず溶解した後、低速で回転させて固形回転
体周囲の粘性質を拡散する方法も可能である。
【0037】この外にも、第1成分と第2成分を構成す
る物質の種類及び含量、第1成分と第2成分の物性差を
調節するか、または中心回転体が回転反応機の直径で占
める割合、回転反応機の温度、中心回転体と回転反応機
の形態等も半径方向への屈折率プロファイルに影響を及
ぼす要素等である。
【0038】前記のような方法で、屈折率の分布を形成
するように混合された第1成分と第2成分を重合して、
本発明による中心から半径方向に屈折率が変化する物体
を製造することができる。例えば、第1成分及び第2成
分が単量体又は前駆体である場合に、加熱又は紫外線照
射等の方法で重合して固化でき、融点又はガラス転移温
度以上に加熱された熱可塑性高分子である場合には、温
度を徐々に下げて固形物質に変化させることができる。
【0039】本発明は、前記のような工程を行うための
装置として回転反応機、回転反応機の駆動部、中心回転
体の駆動部、中心回転体を駆動部に固定するための固定
手段を含む製造装置を提供する。前記半径方向に物性が
変化する物体の製造装置には、中心回転体の溶解時の温
度を調節するために回転反応機の温度調節手段をさらに
含めてもよい。
【0040】中心回転体の駆動部と回転反応機の駆動部
は、各々回転方向と速度の調節ができるモータと動力手
段とを含み、中心回転体と回転反応機を回転させる役割
を担う。回転反応機はガラス又はテフロン(登録商
標)、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン等のよ
うな高分子物質又はクロム又は金で鍍金された鋼管又は
前記材料等を各成分別に積層するか、または複合化した
素材等の素材で製造が可能であって、反応物質に溶解ま
たは膨潤することがなく反応温度に耐える耐熱性を有す
る素材でなければならない。
【0041】図8では本発明による製造装置の一実施例
を示す。
【0042】中心回転体(9)は中心回転体の上部ホー
ルド(3)と下部ホールド(11)により固定されて回
転反応機(10)内に設置され、回転反応機(10)と
中心回転体(9)各々を駆動するためのモータ(1′、
1″)とモータ制御部(2)を具備して回転反応機と中
心回転体の回転を調節するようにしている。回転反応機
に連結された連結管(4)を通じて第2成分(8)を回
転反応機(10)内に投入する。
【0043】以下、前記方法を使用して高分子光ファイ
バー用のプレフォームを製造する方法を詳しく説明す
る。
【0044】高分子光ファイバー用のプレフォームで
は、中心から半径方向に屈折率を減少させて製造したプ
レフォームがグレード−インデックス屈折率分布を有す
るようにすることをその目的とする。
【0045】第1成分と第2成分は、各々一種以上の単
量体、単一重合体、共重合体又はこれらの混合物を含
む。このとき、第1成分と第2成分の屈折率差は0.0
2〜0.001となるように調節するのが好ましい。
【0046】前記単量体としては、メチルメタクリレー
ト、ベンジルメタクリレート、フェニルメタクリレー
ト、1−メチルシクロヘキシルメタクリレート、シクロ
ヘキシルメタクリレート、クロロベンジルメタクリレー
ト、1−フェニルエチルメタクリレート、1、2−ジフ
ェニルエチルメタクリレート、ジフェニルメチルメタク
リレート、フルフリルメタクリレート(furfury
l methacrylate)、1−フェニルシクロ
ヘキシルメタクリレート、ペンタクロロフェニルメタク
リレート、ペンタブロモフェニルメタクリレート、スチ
レン、パーフルオロ−2,2−ジフェニル−1,3−ジ
オキソル(perfluoro−2,2−diphen
yl−1,3−dioxole)、テトラフルオロエチ
レン、クロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニリデ
ン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフルオロエチレ
ン、パーフルオロアリールビニルエーテル、フルオロビ
ニルエーテルよりなる群から選択される一種以上が使用
でき、また、これらの単一重合体が使用できる。
【0047】前記共重合体としては、前記単量体等から
なる共重合体、またはMMA(メチルメタクリレート)
−BMA(ベンジルメタクリレート)共重合体、SAN
(スチレン−アクリロニトリル)共重合体、MMA−T
FEMA(2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレ
ート)共重合体、MMA−PFPMA(2,2,3,
3,3−ペンタフルオロプロピルメタクリレート)共重
合体、MMA−HFIPMA(1,1,1,3,3,3
−ヘキサフルオロイソメタクリレート)共重合体、MM
A−HFBMA(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタ
フルオロブチルメタクリレート)共重合体、TFEMA
−PFPMA共重合体、TFEMA−HFIPMA共重
合体、及びTFEMA−HFBMA共重合体よりなる群
から選択される一種以上が使用できる。
【0048】また、前記共重合体としては、パーフルオ
ロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソルを第1単量
体とし、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロ
エチレン、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレ
ン、トリフルオロエチレン、パー(per)フルオロア
リールビニルエーテル及びフルオロビニルエーテルより
なる群から選択される一種以上の単量体を第2又は第3
の単量体とした共重合体又は三元共重合体が使用でき
る。
【0049】さらに、前記共重合体としては、パーフル
オロアリールビニルエーテルを第1単量体とし、パーフ
ルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソル、テト
ラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、フ
ッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフル
オロエチレン、及びフルオロビニルエーテルよりなる群
から選択される一種以上の単量体を第2又は第3の単量
体とした共重合体又は三元共重合体が使用できる。
【0050】このとき、前記単量体中に分子量調節剤や
重合開始剤等を少量含めて使用してもよい。全体モノマ
ー含量100質量%を基準として分子量調節剤は5質量
%以下、重合開始剤は2質量%以下添加することが好ま
しい。
【0051】前記重合開始剤としては、2,2’−アゾ
ビス(イソブチロニトリル)(2,2’−azobis
(isobutyronitrile))、1,1’−
アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)(1,1’
−azobis(cyclohexanecarbon
itrile))、ジ−tert−ブチルパーオキシド
(di−tert−butyl peroxide)、
ラウロイルパーオキシド(lauroylperoxi
de)、ベンゾイルパーオキシド(benzoylpe
roxide)、tert−ブチルパーオキシド(te
rt−butylperoxide)、アゾ−tert
−ブタン(azo−tert−butane)、アゾビ
ス−イソプロピル(azobis−isopropy
l)、アゾ−n−ブタン(azo−n−butan
e)、ジ−tert−ブチルパーオキシド(di−te
rt−peroxide)よりなる群から選択される一
種以上が使用できる。
【0052】分子量調節剤(chain transf
er agent)としては、n−ブチル−メルカプタ
ン(n−butyl mercaptan)、ラウリル
メルカプタン(lauryl mercaptan)、
ドデシルメルカプタン(dodecyl mercap
tan)よりなる群から選択される一種以上が使用でき
る。
【0053】前記のような単量体、単一重合体、共重合
体又はこれらの混合物と開始剤、分子量調節剤等を含む
第1成分を重合して、固形中心回転体を得る。得られた
固形中心回転体を回転反応機内に固定し、その周囲を液
状の第2成分で充填する。この中心回転体及び/又は回
転反応機を一定又は可変速度で回転して、固形の第1成
分を液状の第2成分内に溶解、拡散、ラジアル混合す
る。このとき、回転反応機に対する中心回転体の相対回
転速度は、テイラー不安定性を誘発しない範囲で前述し
た数式1による速度以下とするのがよいが、1〜100
0rpmの範囲で維持することが好ましい。このとき、
回転反応機の温度条件は、前述した単量体等の重合が起
こらずに、拡散を促進し得る範囲である−10〜70℃
であって、第1成分の溶解と拡散を促進することができ
る。前述のように、回転速度、中心回転体の外径、回転
反応機の内径、回転反応機の温度条件及び第1成分と第
2成分を成す単量体の混合比等のラジアル混合を変化し
得る変数を調節して、屈折率のプロファイルを調節する
ことができる。
【0054】前記中心回転体の外径は回転反応機内径の
1〜70%、好ましくは30〜50%である。中心回転
体及び/又は回転反応機の回転の中止時点は中心回転体
が第2成分中に溶解した後、直径が初期中心回転体の外
径に対して0.01%〜90%、好ましくは0.01〜
20%残る時点で中止するのがよい。プレフォームの内
部まで達する屈折率プロファイルを得るためには中心回
転体ができるだけ細く残っている時に回転を中止するこ
とがよいが、中心回転体がすべて溶解した場合中心回転
体及び/又は回転反応機のそれ以上の回転は無意味であ
る。
【0055】前記のように形成した第1成分と第2成分
の混合物を収容した回転反応機を、駆動部で分離して追
加重合工程により重合して、高分子光ファイバー用のプ
レフォームを製造する。このとき、回転反応機は回転を
中止するかまたは低速で回転させながら重合反応を行う
ことができる。前記追加重合工程は30〜120℃の温
度で10時間〜100時間行うことが好ましい。24〜
48時間が最も好ましい。
【0056】前記重合体は、未反応単量体を除去するた
めに乾燥工程によって未反応単量体を0.4質量%以下
とすることがよい。未反応単量体や添加剤は、中心から
半径方向に屈折率が変化する物体の同一特性を維持しな
がら熱延伸して体積が小さい高分子光ファイバーにする
過程で、泡を形成して高分子光ファイバーの光損失の測
定でわかるが深刻な散乱を起こす。乾燥工程は50〜1
50℃の温度、5mmHg以下の減圧下で24〜48時
間温度を段階的に昇温することが好ましい。
【0057】重合後、プレフォームを構成する高分子の
重量平均分子量は3、000〜1、000、000の範
囲で、重量平均分子量分布は1.0〜6.0の範囲が好
ましい。
【0058】製造したプレフォームは、選択的保護層で
あるクラッド層を追加して光の直進性を容易にし、熱延
伸工程時に屈折率プロファイルを保護できる。保護層は
プレフォーム全体中50体積%以下であることが好まし
く、保護層を構成する材料は前記プレフォームを形成す
る単量体、単一重合体又は共重合体と同一材料が使用で
きる。
【0059】前記のように製造したプレフォームは、高
分子光ファイバー延伸装置により下記の熱延伸温度で熱
延伸して、光ファイバーを製造できる。
【0060】熱延伸温度(℃)=プレフォームを形成す
る共重合体の二次転移点+(10〜100℃) 前記高分子光ファイバーの延伸装置にプレフォームを装
着し、垂直、水平整列して、垂直方向におろしながら一
定温度を維持するオーブンを通じ、大気下で冷却及び巻
取段階を通じて高分子光ファイバーを製造する。
【0061】
【実施例】以下、実施例によって本発明をより詳しく説
明するが、本発明の権利範囲がその実施例に限定されな
い。
【0062】(実施例1)メチルメタクリレートとベン
ジルメタクリレートを60:40質量%の割合で混ぜた
単量体に、重合開始剤である2,2’−アゾビス(イソ
ブチロニトリル)をモノマーの総量を基準として0.1
質量%、分子量調節剤であるn−ブチルメルカプタン
0.5質量%を混合して、内径3cmの円筒形モールド
にろ過して入れ、30℃から100℃まで昇温しながら
24時間重合した。
【0063】重合終了後、生成した中心回転体をモール
ドから回収し、真空乾燥工程を経て未反応モノマーを除
去した後、直径5cmの回転反応機の中心部に固定し
た。続いて、メチルメタクリレートとベンジルメタクリ
レートを80:20質量%の割合で混ぜた単量体に重合
開始剤である2,2’−アゾビス(イソブチロニトリ
ル)をモノマーの総量を基準として0.1質量%、分子
量調節剤であるn−ブチルメルカプタン0.5質量%を
混合した第2成分を、前記回転反応機内に充填した。
【0064】前記のようにセットした製造装置の周辺温
度を0℃〜10℃で維持しながら中心回転体を5rpm
の速度で30分間回転して、固形中心回転体を第2成分
中に溶解させた。
【0065】前記製造装置から回転反応機を分離して、
オーブンで30℃から100℃まで48時間徐々に昇温
しながら重合した。重合したプレフォームを回収し、7
5℃、5mmHgの真空で48時間真空乾燥した。製造
したプレフォームについてGPCを用いて分子量を測定
した結果、中心と周辺の重量平均分子量は各々70、0
00と80、000と類似であった。干渉顕微鏡で屈折
率を測定した結果、中心部では約1.533、外部に行
くほど漸次減少して周辺部では約1.515であった。
【0066】前記のように製造したプレフォームは高分
子光ファイバー引出装置を用いてオーブン外部温度50
0℃、内部温度190℃で最終的に延伸し、光ファイバ
ー厚さを1mmに引出して、光量測定機(Photom
205−A、三陵レーオン社)を用いて650nm、L
ED光源下で光損失を測定し、200dB/kmの結果
を得た。
【0067】(実施例2)メチルメタクリレートとベン
ジルメタクリレートを70:30質量%の割合で混ぜた
単量体に、重合開始剤である2,2’−アゾビス(イソ
ブチロニトリル)をモノマーの総量を基準として0.0
5質量%、分子量調節剤であるn−ブチルメルカプタン
0.2質量%を混合して、内径3cmの円筒形モールド
にろ過して入れ、30℃から100℃まで昇温しながら
24時間重合した。
【0068】重合終了後、生成した中心回転体をモール
ドから回収し、真空乾燥工程を経て未反応モノマーを除
去した後、直径5cmの回転反応機の中心部に固定し
た。続いて、メチルメタクリレートとベンジルメタクリ
レートを80:20質量%の割合で混ぜた単量体に重合
開始剤である2,2’−アゾビス(イソブチロニトリ
ル)をモノマーの総量を基準として0.1質量%、分子
量調節剤であるn−ブチルメルカプタン0.5質量%を
混合した第2成分に、回転反応機に固定する直前に切り
取っておいた第1成分の重合体の切片を加え、溶解して
これを前記回転容器内に充填した。
【0069】前記のようにセットした製造装置の周辺温
度を0℃〜10℃で維持しながら中心回転体を70rp
mの速度で2時間回転して、固形中心回転体を第2成分
中に溶解させた。
【0070】前記製造装置から回転反応機を分離して、
オーブンで30℃から100℃まで48時間徐々に昇温
しながら重合した。重合したプレフォームを回収し、7
5℃、5mmHgの真空で48時間真空乾燥した。製造
したプレフォームについてGPCを用いて分子量を測定
した結果、中心と周辺の重量平均分子量は各々100、
000と110、000と類似であった。
【0071】前記製造したプレフォームを、さらに中心
回転体として回転反応機の中心に固定し、メチルメタク
リレートとベンジルメタクリレートを95:5質量%の
割合で混ぜた単量体に重合開始剤である2、2’−アゾ
ビス(イソブチロニトリル)をモノマーの総量を基準と
して0.1質量%、分子量調節剤であるn−ブチルメル
カプタン0.5質量%を混合した第3成分に、製造した
プレフォームを回転反応機に固定する直前に切り取って
おいた切片を加え、24時間撹拌しながら溶解して、こ
れを前記回転反応機内に充填した。
【0072】前記のようにセットした製造装置の回転容
器を70rpmの速度で4時間回転して、中心回転体を
第3成分に溶解させた。
【0073】前記製造装置から回転容器を分離して、オ
ーブンで30℃から100℃まで48時間徐々に昇温し
ながら重合した。重合したプレフォームを回収し、75
℃、5mmHgの真空で48時間真空乾燥した。製造し
たプレフォームについてGPCを用いて分子量を測定し
た結果、中心と周辺の重量平均分子量は各々90、00
0と100、000と類似であった。干渉顕微鏡で屈折
率を測定した結果、中心部は約1.524、外部に行く
ほど漸次減少して周辺部では約1.498であった。
【0074】前記のように製造したプレフォームは高分
子光ファイバー引出装置を用い、実施例1と同一の条件
で引出して、光量測定機を用いて650nm、LED光
源下で光損失を測定し、180dB/kmの結果を得
た。
【0075】(実施例3)メチルメタクリレートとトリ
フルオロエチルメタクリレートを70:30質量%の割
合で混ぜた単量体に、重合開始剤であるベンゾイルパー
オキシドをモノマーの総量を基準として0.05質量
%、分子量調節剤であるn−ブチルメルカプタン0.2
質量%を混合して、内径3cmの円筒形モールドにろ過
して入れ、30℃から100℃まで昇温しながら24時
間重合した。
【0076】重合終了後、生成した中心回転体をモール
ドから回収し、真空乾燥工程を経て未反応モノマーを除
去した後、直径5cmの回転反応機の中心部に固定し
た。続いて、メチルメタクリレートとトリフルオロエチ
ルメタクリレートを80:20質量%の割合で混ぜた単
量体に重合開始剤であるベンゾイルパーオキシドをモノ
マーの総量を基準として0.1質量%、分子量調節剤で
あるn−ブチルメルカプタン0.5質量%を混合した第
2成分に、回転反応機に固定する直前に切り取った第1
成分の重合体切片を入れて溶解し、これを前記回転反応
機内に充填した。
【0077】前記のようにセットした製造装置の周辺温
度を30℃で維持しながら中心回転体は20rpmの速
度で、回転反応機は70rpmの速度で1時間回転して
固形の中心回転体を第2成分中に溶解させた。
【0078】前記製造装置から回転反応機を分離して、
オーブンで30℃から100℃まで48時間徐々に昇温
しながら重合した。重合体を回収して75℃、5mmH
gの真空で48時間真空乾燥した。製造したプレフォー
ムについてGPCで分子量を測定した結果、中心と周辺
の重量平均分子量は各々100、000と110、00
0と類似であった。
【0079】前記製造したプレフォームをさらに中心回
転体として回転反応機の中心に固定し、メチルメタクリ
レートとトリフルオロメタクリレートを95:5質量%
の割合で混ぜた単量体に重合開始剤であるベンゾイルパ
ーオキシドをモノマーの総量を基準として0.1質量
%、分子量調節剤であるn−ブチルメルカプタン0.5
質量%を混合した第3成分に、製造したプレフォームを
回転反応機に固定する直前に切り取った重合体の切片を
入れ、24時間撹拌しながら溶解してこれを前記回転反
応機内に充填した。
【0080】前記のようにセットした製造装置の周辺温
度を30℃で維持しながら中心回転体は500rpmの
速度で、回転反応機は70rpmの速度で同一の方向で
20分間回転して、固形中心回転体を第3成分中に溶解
させた。
【0081】前記製造装置から回転反応機を分離して、
オーブンで30℃から100℃まで24時間徐々に昇温
しながら重合した。このとき、重合を円滑にするために
プレフォーム製造装置を5psi加圧下で反応を行っ
た。重合したプレフォームを回収し、75℃、5mmH
gの真空で48時間真空乾燥した。製造したプレフォー
ムをGPCによって分子量を測定した結果、中心と周辺
の重量平均分子量は各々90、000と100、000
と類似であった。干渉顕微鏡で屈折率を測定した結果、
中心部は約1.486で、外部に行くほど漸次減少して
周辺部では約1.471であった。
【0082】前記のように製造したプレフォームは高分
子光ファイバー引出装置を用いて実施例1と同一条件で
引出して、光量測定機により650nm、LED光源下
で光損失を測定し、160dB/kmの結果を得た。
【0083】(実施例4)メチルメタクリレートとスチ
レンを85:15質量%の割合で混ぜた単量体に、重合
開始剤である2,2’−アゾビス(イソブチロニトリ
ル)をモノマーの総量を基準として0.1質量%、分子
量調節剤であるn−ブチルメルカプタン0.5質量%を
混合して、内径3cmの円筒形モールドにろ過して入
れ、30℃から100℃まで昇温しながら24時間重合
した。
【0084】重合終了後、生成した中心回転体をモール
ドから回収して真空乾燥工程を経て未反応モノマーを除
去した後、直径5cmの回転反応機の中心部に固定し
た。続いて、メチルメタクリレートとスチレンを90:
10質量%の割合で混ぜた単量体に重合開始剤である
2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)をモノマー
の総量を基準として0.1質量%、分子量調節剤である
n−ブチルメルカプタン0.5質量%を混合した第2成
分を、前記回転反応機内に充填した。
【0085】前記のようにセットした製造装置の周辺温
度を40℃で維持しながら回転反応機を時計針の運動方
向に700rpmの速度で、中心回転体を時計針の運動
方向に710rpmの速度で4時間回転して、固形中心
回転体を第2成分中に溶解した。
【0086】前記過程後、回転反応機と中心回転体の速
度を300rpmと同一にし、回転反応機の温度を30
℃から100℃まで48時間徐々に昇温しながら回転反
応器の内容物を重合した。重合したプレフォームを回収
して75℃、5mmHgの真空で48時間真空乾燥し
た。製造したプレフォームをGPCによって分子量を測
定した結果、中心と周辺の重量平均分子量は各々75、
000と80、000と類似であった。干渉顕微鏡で屈
折率を測定した結果、中心部は約1.451、外部に行
くほど漸次減少して周辺部では約1.415であった。
【0087】前記のように製造したプレフォームは高分
子光ファイバー引出装置を用いて実施例1と同じように
引出して、650nm、LED光源下で光損失を測定
し、190dB/kmの結果を得た。
【0088】(実施例5)メチルメタクリレートとベン
ジルメタクリレートを60:40質量%の割合で混ぜた
単量体に、重合開始剤である2,2’−アゾビス(イソ
ブチロニトリル)をモノマーの総量を基準として0.1
質量%、分子量調節剤であるn−ブチルメルカプタン
0.5質量%を混合して、内径3cmの円筒形モールド
にろ過して入れ、30℃から100℃まで昇温しながら
24時間重合した。
【0089】重合終了後、生成した中心回転体をモール
ドから回収して真空乾燥工程を経て未反応モノマーを除
去した後、直径6cmの回転反応機の中心部に固定し
た。続いて、メチルメタクリレートとベンジルメタクリ
レートを80:20質量%の割合で混ぜた単量体に重合
開始剤である2,2’−アゾビス(イソブチロニトリ
ル)をモノマーの総量を基準として0.1質量%、分子
量調節剤であるn−ブチルメルカプタン0.5質量%を
混合した第2成分を、前記回転反応機内に充填した。
【0090】前記のようにセットした製造装置の周辺温
度を40℃で維持しながら回転反応機を時計針の運動方
向に100rpmの速度で回転し、中心回転体は時計針
の運動方向にサイン函数100+10sin(10t)
の速度で2時間回転して、固形の中心回転体を第2成分
中に溶解した。ここで、tは秒単位の時間である。
【0091】前記過程後、回転反応機と中心回転体の速
度を500rpmと同一にし、回転反応機の温度を30
℃から100℃まで24時間徐々に昇温しながら回転反
応器の内容物を重合した。重合したプレフォームを回収
し、75℃、5mmHgの真空で48時間真空乾燥し
た。製造したプレフォームについてGPCで分子量を測
定した結果、中心と周辺の重量平均分子量は各々10
0、000と110、000と類似であった。干渉顕微
鏡で屈折率を測定した結果、中心部は約1.533で、
外部に行くほど漸次減少して周辺部では約1.515で
あった。
【0092】前記のように製造したプレフォームは、高
分子光ファイバー引出装置を用いて実施例1と同じよう
に引出して、650nm、LED光源下で光損失を測定
し、180dB/kmの結果を得た。
【0093】
【発明の効果】前記のような本発明により中心から半径
方向に屈折率が変化する物体の製造方法を提供して、よ
り容易、簡便にGI高分子光ファイバーを製造し得る新
規な方法を提供するだけでなく、屈折率分布の調節が可
能であって向後情報伝送速度が非常に速い高分子光ファ
イバーを提供し得る基礎を築いた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 屈折率が半径方向に変化する円筒形物体の概
略図。
【図2】 半径方向の屈折率の変化曲線。
【図3】 回転のない場合の拡散状態を示したグラフ。
【図4】 回転のある場合の拡散状態を示したグラフ。
【図5】 中心回転体周囲の一つの流れ状態を示した概
念状態図。
【図6】 中心回転体周囲のその他の流れ状態を示した
概念状態図。
【図7】 溶解、拡散、ラジアル混合による時間と位置
による高分子濃度の変化を示したグラフ。
【図8】 本発明による装置の一例を示した断面図。
【符号の説明】
1′、1″:駆動モータ 2:モータ制御部 3:中心回転体上部ホールド 4:連結管 5:回転物ジョイント 6:製造装置ホールド 7:ベアリング 8:第2成分 9:中心回転体 10:回転反応機 11:中心回転体下部モールド 12:ガイドジョーン 13:下部ベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 3/00 G02B 3/00 B 6/18 6/18 Fターム(参考) 2H050 AA20 AB43Z AB44Z AB45Z AB47Z AB48Z AB50Z AC05 AD01 4J011 AB01 AB02 AC00 AC03 BA06 BB07 BB10

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)第1成分を重合により形成した固
    形中心回転体を回転反応機内に固定する段階; (2)前記中心回転体の周囲に液状の第2成分を充填す
    る段階; (3)前記中心回転体及び/又は回転反応機を回転して
    第1成分を第2成分により溶解、拡散、ラジアル混合す
    る段階;及び (4)前記溶解した第1成分及び第2成分を重合する段
    階からなる中心から半径方向に屈折率が変化する物体の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 段階(4)で製造した第1成分及び第2
    成分の重合体を中心回転体として前記段階(1)〜
    (4)を1回以上繰り返すことを特徴とする、請求項1
    に記載の中心から半径方向に屈折率が変化する物体の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記段階(2)で回転反応機内に第2成
    分を投入する前に、別に切断しておいた、重合した第1
    成分の切片を第2成分により溶解することを特徴とす
    る、請求項1に記載の中心から半径方向に屈折率が変化
    する物体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記中心回転体は回転反応機の中心部に
    固定されることを特徴とする、請求項1に記載の中心か
    ら半径方向に屈折率が変化する物体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記段階(3)で中心回転体及び/又は
    回転反応機の回転速度は一定速度または可変速度である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の中心から半径方向
    に屈折率が変化する物体の製造方法。
  6. 【請求項6】 回転反応機に対する中心回転体の相対回
    転速度は下記数式1による速度以下とすることを特徴と
    する、請求項5に記載の中心から半径方向に屈折率が変
    化する物体の製造方法: 【数1】 式中、Ωcは上限回転速度、ηとρは第2成分である液
    状の粘度と密度、ΔR=R0−Riで、R0は回転反応機
    の内径、Riは中心回転体の外径である。
  7. 【請求項7】 回転反応機に対する中心回転体の相対速
    度は1〜1000rpmであることを特徴とする、請求
    項6に記載の中心から半径方向に屈折率が変化する物体
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 中心回転体の外径は回転反応機の内径の
    1〜70%であることを特徴とする、請求項1に記載の
    中心から半径方向に屈折率が変化する物体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1成分及び第2成分は各々一種以
    上の単量体、単一重合体、共重合体又はこれらの混合物
    を含んでなることを特徴とする、請求項1に記載の中心
    から半径方向に屈折率が変化する物体の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第2成分は第1成分より屈折率が
    低いことを特徴とする、請求項9に記載の中心から半径
    方向に屈折率が変化する物体の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記単量体はメチルメタクリレート、
    ベンジルメタクリレート、フェニルメタクリレート、1
    −メチルシクロヘキシルメタクリレート、シクロヘキシ
    ルメタクリレート、クロロベンジルメタクリレート、1
    −フェニルエチルメタクリレート、1,2−ジフェニル
    エチルメタクリレート、ジフェニルメチルメタクリレー
    ト、フルフリルメタクリレート、1−フェニルシクロヘ
    キシルメタクリレート、ペンタクロロフェニルメタクリ
    レート、ペンタブロモフェニルメタクリレート、スチレ
    ン、パーフルオロ−2,2−ジフェニル−1,3−ジオ
    キソル、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロ
    エチレン、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレ
    ン、トリフルオロエチレン、パーフルオロアリールビニ
    ルエーテル及びフルオロビニルエーテルよりなる群から
    選択される一種以上であることを特徴とする、請求項9
    に記載の中心から半径方向に屈折率が変化する物体の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 前記単一重合体はメチルメタクリレー
    ト、ベンジルメタクリレート、フェニルメタクリレー
    ト、1−メチルシクロヘキシルメタクリレート、シクロ
    ヘキシルメタクリレート、クロロベンジルメタクリレー
    ト、1−フェニルエチルメタクリレート、1,2−ジフ
    ェニルエチルメタクリレート、ジフェニルメチルメタク
    リレート、フルフリルメタクリレート、1−フェニルシ
    クロヘキシルメタクリレート、ペンタクロロフェニルメ
    タクリレート、ペンタブロモフェニルメタクリレート、
    スチレン、パーフルオロ−2,2−ジフェニル−1,3
    −ジオキソル、テトラフルオロエチレン、クロロトリフ
    ルオロエチレン、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプ
    ロピレン、トリフルオロエチレン、パーフルオロアリー
    ルビニルエーテル、フルオロビニルエーテルよりなる群
    から選択される一種の単量体からなる単一重合体である
    ことを特徴とする、請求項9に記載の中心から半径方向
    に屈折率が変化する物体の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記共重合体はメチルメタクリレート
    −ベンジルメタクリレート共重合体、スチレン−アクリ
    ロニトリル共重合体、メチルメタクリレート−2,2,
    2−トリフルオロエチルメタクリレート共重合体、メチ
    ルメタクリレート−2,2,3,3,3−ペンタフルオ
    ロプロピルメタクリレート共重合体、メチルメタクリレ
    ート−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソメ
    タクリレート共重合体、メチルメタクリレート−2,
    2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルメタク
    リレート共重合体、2,2,2−トリフルオロエチルメ
    タクリレート−ペンタフルオロプロピルメタクリレート
    共重合体、トリフルオロエチルメタクリレート−ヘプタ
    フルオロイソメタクリレート共重合体及びトリフルオロ
    エチルメタクリレート−2,2,3,3,4,4,4−
    ヘプタフルオロブチルメタクリレート共重合体よりなる
    群から選択される一種以上の共重合体であることを特徴
    とする、請求項9に記載の中心から半径方向に屈折率が
    変化する物体の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記共重合体はパーフルオロ−2、2
    −ジメチル−1、3−ジオキソルを第1単量体とし、テ
    トラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、
    フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフ
    ルオロエチレン、パーフルオロアリールビニルエーテル
    及びフルオロビニルエーテルよりなる群から選択される
    一種以上の単量体を第2又は第3単量体として共重合又
    は三元共重合したことを特徴とする、請求項9に記載の
    中心から半径方向に屈折率が変化する物体の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記共重合体はパーフルオロアリール
    ビニルエーテルを第1単量体とし、パーフルオロ−2,
    2−ジメチル−1,3−ジオキソル、テトラフルオロエ
    チレン、クロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニリデ
    ン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフルオロエチレ
    ン、及びフルオロビニルエーテルよりなる群から選択さ
    れる一種以上の単量体を第2又は第3単量体として共重
    合又は三元共重合したことを特徴とする、請求項9に記
    載の中心から半径方向に屈折率が変化する物体の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 第1成分及び第2成分が重合開始剤と
    して2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)、1,
    1’−アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)、ジ
    −tert−ブチルパーオキシド、ラウロイルパーオキ
    シド、ベンゾイルパーオキシド、tert−ブチルパー
    オキシド、アゾ−tert−ブタン、アゾビス−イソプ
    ロピル、アゾ−n−ブタン、ジ−tert−ブチルパー
    オキシドよりなる群から選択される一種以上の物質をさ
    らに含むことを特徴とする、請求項9に記載の中心から
    半径方向に屈折率が変化する物体の製造方法。
  17. 【請求項17】 第1成分及び第2成分が分子量調節剤
    としてn−ブチル−メルカプタン、ラウリルメルカプタ
    ン、ドデシルメルカプタンよりなる群から選択される一
    種以上の物質をさらに含むことを特徴とする、請求項9
    に記載の中心から半径方向に屈折率が変化する物体の製
    造方法。
  18. 【請求項18】 前記段階(3)が−10〜70℃の温
    度範囲で行なわれることを特徴とする、請求項1に記載
    の中心から半径方向に屈折率が変化する物体の製造方
    法。
  19. 【請求項19】 前記段階(4)で中心回転体が第2成
    分により溶解して直径が0.01〜90%残る時点で回
    転を中止することを特徴とする、請求項1に記載の中心
    から半径方向に屈折率が変化する物体の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記段階(4)で前記第1成分及び第
    2成分の混合物を30〜120℃の温度で10時間〜1
    00時間重合することを特徴とする、請求項1に記載の
    中心から半径方向に屈折率が変化する物体の製造方法。
  21. 【請求項21】 重合体を5mmHg以下及び50〜1
    50℃の条件下で1時間〜48時間乾燥する工程をさら
    に含むことを特徴とする、請求項1に記載の中心から半
    径方向に屈折率が変化する物体の製造方法。
  22. 【請求項22】 重合体の周囲に保護層であるクラッド
    層の製造工程を附加することを特徴とする、請求項1に
    記載の中心から半径方向に屈折率が変化する物体の製造
    方法。
  23. 【請求項23】 請求項1ないし22のいずれか1項に
    記載の方法により製造した中心から半径方向に屈折率が
    変化する物体。
  24. 【請求項24】 回転反応機、回転反応機の駆動部、中
    心回転体の駆動部、中心回転体を駆動部に固定するため
    の固定手段を含むことを特徴とする、中心から半径方向
    に屈折率が変化する物体の製造装置。
  25. 【請求項25】 回転反応機の温度調節手段がさらに含
    まれていることを特徴とする、請求項24に記載の中心
    から半径方向に屈折率が変化する物体の製造装置。
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