JP2002107282A - 接触角の測定装置 - Google Patents

接触角の測定装置

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JP2002107282A JP2000300914A JP2000300914A JP2002107282A JP 2002107282 A JP2002107282 A JP 2002107282A JP 2000300914 A JP2000300914 A JP 2000300914A JP 2000300914 A JP2000300914 A JP 2000300914A JP 2002107282 A JP2002107282 A JP 2002107282A
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亨 有賀
Hidehiko Fujimura
秀彦 藤村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプルを置くスペースを広げると共に、高
価な機器の使用を不要にすることができる接触角の測定
装置を提供する。 【解決手段】 基板100の表面101上に滴下した液
滴110の接触角を測定する接触角の測定装置におい
て、液滴110を滴下する基板100の表面101に対
し垂直の方向に配置された拡大光学系3Aと、拡大光学
系3Aの光路上にあって、前記光路を直角または直角に
近い角度で曲げるミラー4とを備え、ミラー4によっ
て、水平または水平に近い方向から拡大光学系3Aが基
板100の表面101上の液滴110を観察する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体と液体との相
互作用を表す特性値である接触角の測定装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】接触角の測定には、平板状の固体の上に
液滴を滴下したサンプルを、水平方向から顕微鏡などの
拡大光学系で観察し、液滴が固体の表面(以下、固体面
という)と接する角度を測定する方法がほとんどであっ
た。以前からの測定方式である、固体上の液滴を写真撮
影する方式から、近年では、CCDカメラで固体上の液
滴の画像を取得し、コンピュータでデータを処理する方
式などがある。
【0003】前記方式では、接触角の測定に際して、図
4に示すように、平板状の固体200の固体面201上
に液滴110を滴下したサンプルを、顕微鏡などの拡大
光学系によって、固体面201と平行な方向である横方
向Mから観察し、液滴110が固体面201と接する角
度、つまり接触角αを測定する。
【0004】一方で、特開平8−50088号公報に記
載された技術では、平板状の固体200の上に液滴11
0を滴下したサンプルを、横方向Mと直角な方向である
上方向Nから観察して、液滴110が固体面201と接
する接触角αを測定する方法が提案されている。つま
り、液滴110を真上から観察することになる。ここで
用いられている光学系は、レーザ顕微鏡である。レーザ
顕微鏡では、被写界深度が狭いことを利用し、光軸方向
に合焦位置の異なる多数の画像を得て、画像の中から合
焦した部分のみを切り出して画像合成することにより、
被検物の3次元画像が取得されるため、液滴110の3
次元形状から、接触角αが得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の測定方
法には、次のような問題があった。
【0006】平板状の固体の上に液滴を滴下したサンプ
ルを、顕微鏡などの拡大光学系で横方向から観察し、液
滴が固体面と接する角度を測定する方法がほとんどであ
ったため、サンプルを置くスペースが小さく制限せざる
を得なかった。この制限のため、第1に、サンプルのサ
イズが例えば10×10mm以下などのように、小さく
なければならず、接触角測定用の特別なサンプルを用意
しなければならなかった。第2に、サンプル以外のも
の、例えばサンプルの温度制御を行う機構を置くことが
難しかった。
【0007】一方、近年では、例えばフラットパネルデ
ィスプレイの基板などに関して、界面状態がどのように
分布・形成されているかを、接触角の分布で把握しよう
というニーズがある。また、界面状態が温度によってど
のように変化するかを、接触角の温度変化で把握しよう
というニーズがある。横方向から観察する前記従来の測
定方法では、これらのニーズに応えることが難しかっ
た。
【0008】上方向から観察する前記従来の測定方法
(特開平8−50088号公報に記載の技術)では、平
板状の固体の上に液滴を滴下したサンプルを上方向から
観察して液滴が固体面と接する角度を測定する方法であ
るため、前記ニーズに応えることが出来る。しかし、こ
の測定方法では、レーザ顕微鏡という極めて高価な機器
を用いる必要があるという問題点があった。
【0009】本発明の主たる目的は、これらの問題点を
解決し、サンプルを置くスペースを広げると共に、高価
な機器の使用を不要にすることができる接触角の測定装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前述の問題
点を改善し、前記目的を達成するために以下のような手
段を見出した。
【0011】すなわち、請求項1に記載の発明は、固体
表面上に滴下した液滴の接触角を測定する接触角の測定
装置において、前記液滴を滴下する前記固体の表面に対
し垂直の方向に配置された拡大光学系と、前記拡大光学
系の光路上にあって、前記光路を直角または直角に近い
角度で曲げる鏡部とを備え、前記鏡部によって、水平ま
たは水平に近い方向から前記拡大光学系が前記固体表面
上の液滴を観察することを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の接触角の測定装置において、作動距離30mm以
上、200mm以下、倍率1倍以上、10倍以下である
ことを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載の接触角の測定装置において、前記鏡部が、
ガラス板にアルミニウムまたは銀の薄膜を付したもので
あることを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の発明では、請求項1また
は2に記載の接触角の測定装置において、前記鏡部が、
平面からなる底面と、底面に対し45°の角度の平面か
らなるアルミニウムまたは銀の薄膜を付した斜面を有す
るガラスプリズムであることを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し4のいずれか1項に記載の接触角の測定装置におい
て、前記固体と前記固体上の液滴とを加熱または冷却す
る温度調節手段を備えたことを特徴とする。
【0016】前記構成によれば、固体表面上に滴下した
液滴を観察する拡大光学系の光路を、光路上に配置した
鏡部で直角または直角に近い角度で曲げることにより、
拡大光学系をサンプルである固体の表面に対し垂直の方
向に配置することを可能にしたものである。つまり、本
発明は、単にミラーで光路を曲げるという、単純な仕組
みで成り立っている。これを可能にしたのは、近年のC
CDカメラの発達により、拡大光学系を通じて得た画像
をモニターで確認できるようになったことが技術的な背
景となっている。
【0017】従来からの接触角の測定では、平板状の固
体の上に液滴を滴下したサンプルを顕微鏡などの拡大光
学系で横方向から観察し、液滴が固体面と接する角度を
測定する方法がほとんどであったため、サンプルを置く
スペースを小さく制限せざるを得なかった。しかし、本
発明によって、スペースの制約を無くした。そのため、
第1に、サンプルのサイズに制限は無くなり、さらに、
第2に、サンプル以外のもの、例えばサンプルの温度制
御を行う機構を置くことも容易となった。
【0018】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0019】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1を示す、接触角の測定装置の構成図である。図1
の接触角の測定装置は、保持部1、滴下部2、観察処理
部3、および、鏡部としてミラー4を備え、平板状の固
体として基板100の上に滴下された液滴110の接触
角を測定する。つまり、実施の形態1では、基板100
と、基板100の上に滴下された液滴110とがサンプ
ルになる。
【0020】保持部1は、基板100を置くと共に、滴
下部2、観察処理部3の一部分およびミラー4を設置す
るためのものであり、除振台1Aと架台1Bとを備えて
いる。除振台1Aの形状は平板状であり、除振台1Aに
は、基板100が置かれる。除振台1Aは、保持部1に
伝わってくる振動を、内部に設けられている空気ばねに
よって吸収する。装置周辺で振動が発生しても、除振台
1Aが振動を吸収するので、表面101上の液滴110
が揺れ動くことを防ぐ。これによって、接触角の測定が
確実に行われる。
【0021】架台1Bは、本体部分1B1と、本体部分
1B1の水平部分に設けられた位置決め部分1B2とを備
えている。
【0022】本体部分1B1は、H型の形状をしてい
る。本体部分1B1の横部分には、後で述べるXYZθ
ステージ2AとXYZステージ3Bとが設置可能であ
る。本体部分1B1は、除振台1Aにマグネットで固定
されている。この結果、本体部分1B1を取リ外して、
プロセス装置などに直接取付けることが出来る。本体部
分1B1の横部分には、位置決め部分1B2が取り付けら
れている。位置決め部分1B 2は、液滴110の画像が
拡大光学系3Aに到達するように、ミラー4の保持と位
置決めとをする。
【0023】滴下部2は、基板100の表面101に液
滴110を落とすためのものであり、XYZθステージ
2Aとディスペンサー2Bとを備えている。ディスペン
サー2Bは、基板100の表面101に向けて液滴11
0を滴下する。ディスペンサー2Bは、XYZθステー
ジ2Aに固定されている。XYZθステージ2Aは、デ
ィスペンサー2Bを移動させる。
【0024】ミラー4は、光路を直角に近い角度で曲げ
るものである。ミラー4として、直角プリズムと一般に
言われている光学部品を用いた。1辺5mmのガラス立
方体を斜めに2つに分割したものである。ミラー4の斜
面4Aには、アルミニウムコートが施されている。斜面
4Aは、反射面として用いられている。ミラー4は、液
滴110の画像を拡大光学系3Aに向けて斜面4Aで反
射する。
【0025】ミラー4としては、前記直角プリズムのほ
かに、ミラー面を持つものであれば良く、また、斜面4
Aには、銀コートが施されたものであっても良い。さら
に、ミラー4としては、直角プリズムでなく、板状のミ
ラーであっても良い。ミラー4と基板1との間隔は、最
初に1mm以下に調整した。
【0026】観察処理部3は、ミラー4を経由して液滴
110を観察し、液滴110の接触角を測定するもので
ある。このために、観察処理部3は、拡大光学系3A、
XYZステージ3B、CCDカメラ3C、CCDカメラ
コントロールユニット3D、モニタ3E、コンピュータ
3Fおよび画像入力ボード3Gを備えている。
【0027】拡大光学系3Aは、ミラー4の斜面4Aに
映し出された液滴110の像を拡大する。拡大光学系3
Aとして、作動距離36mmで倍率2.5〜10倍のも
のと、作動距離200mmで倍率1〜2倍のものとの2
種類を用意し、交換可能とした。実施の形態1では、前
者を用いている。拡大光学系3Aは、XYZステージ3
Bに取り付けられている。
【0028】XYZステージ3Bは、拡大光学系3Aを
移動させる。XYZステージ3Bは、粗動ステージと微
動ステージの2段構成とした。これは、Zステージが拡
大光学系3の合焦機構を兼ねているためである。XYZ
ステージ3Bの粗動ステージでは、X方向およびY方向
がストローク160mmで送り分解能が0.1mmであ
り、Z方向がストローク80mmで送り分解能が0.1
mmである。微動ステージでは、ストローク10mmで
送り分解能が2μmである。
【0029】CCDカメラ3Cは、36万画素の1/
4”のものを用いた。1/2”や2/3”サイズのCC
Dカメラでも良いが、1/4”の方が取得画像の拡大率
が大きくなる。CCDカメラ3Cからは、1/30秒周
期で画像が送出される。CCDカメラコントロールユニ
ット3Dは、CCDカメラ3Cを制御する。
【0030】モニタ3Eは、CCDカメラコントロール
ユニット3Dを経由して入力された画像を映し出す。モ
ニタ3Eは、任意であるが、実施の形態1では、10”
のTVを用いた。
【0031】画像入力ボード3Gは、コンピュータ3F
の中に設置されている。画像入力ボード3Gは、コント
ロールユニット3Dを経てCCDカメラ3Cから送出さ
れた画像を、非圧縮またはMotion−JPEG(Jo
int Photographic Experts Group)で圧縮して取り込
む。画像の取り込み周期は、1/30Hzから数分に1
回の周期に設定可能である。画像を圧縮して取り込むと
きにMotion−JPEGを用いたのは、MPEG
(Moving Picture Experts group)と異なり、任意の1
画像を静止画像として取リ出し、計測のための画像解析
をするためである。画像入力ボード3Gは、取り込んだ
画像をコンピュータ3Fに送る。
【0032】コンピュータ3Fは、画像入力ボード3G
から画像を取り込む。コンピュータ3Fが1/30秒周
期で画像を取り込むことが考えられるため、コンピュー
タ3Fとして、300MHzのCPUを搭載したパーソ
ナルコンピュータを使用した。コンピュータ3Fは、取
り込んだ画像を基にして接触角を演算する。
【0033】以上の構成で製作された接触角の測定装置
の光学的な性能は、次の表に示す通りであった。表1
は、拡大光学系3Aとして作動距離36mmで倍率2.
5〜10倍の光学系を用いた場合の性能を示す。
【0034】
【表1】
【0035】拡大光学系3Aとして作動距離200mm
で倍率1倍の光学系を用いた場合の性能は、次の通りで
ある。 視野 約3.2×2.4mm 被写界深度は約1m
【0036】なお、被写界深度とは、測定者が画像にど
の程度の鮮明さを求めるのかによって、値が変化する特
性値である。ここで示した数値は、画像が目視で鮮明に
見える被写界深度であって、接触角測定のために、この
値より多少大きな値でも良い。
【0037】つぎに、実施の形態1の動作について説明
する。接触角の測定をする前に、あらかじめ、基板10
0を除振台1Aの上にセットして、斜面4Aの位置調整
を行う。また、XYZθステージ2AとXYZステージ
3Bと操作して、ディスペンサー2Bと拡大光学系3A
とを移動し、最適な滴下位置と撮影位置とを設定する。
この後、ディスペンサー2Bによって、液滴110が基
板100の表面101上に落とされる。
【0038】液滴110の横方向の像は、ミラー4の斜
面4Aによって、ほぼ直角方向に曲げられる。これによ
って、液滴110の像は、上方向にある拡大光学系3A
に入射する。拡大光学系3Aは、液滴110の像を拡大
し、CCDカメラ3Cは、コントロールユニット3Dの
制御によって、液滴110の像を電気信号つまり画像に
変換する。画像は、コントロールユニット3Dを経て画
像入力ボード3Gに取り込まれる。画像入力ボード3G
は、取り込んだ画像をコンピュータ3Fに送り、コンピ
ュータ3Fは、受け取った画像に基づいて、基板100
上の液滴110の接触角を演算する。
【0039】実施の形態1で接触角測定を行った際に得
られたデータの一例を示す。なお、測定で用いたサンプ
ルは、25.4×25.4mmのソーダライムガラスの
基板と、その上に滴下した純水の液滴である。結果は次
の通りであった。
【0040】
【表2】
【0041】以上より、実施の形態1で製作した測定装
置によれば、次のような結果を得た。 (1)基板100の上に液滴110を滴下したとき、液
滴110の横方向から見た画像を取得でき、その画像か
ら接触角の値を得ることが出来る。 (2)液滴110の径が約50μm〜1mmの範囲にあ
れば、液滴110の画像が鮮明で、接触角の値を得るの
に十分である。 (3)基板100のサイズは小さくなくて良く、基板1
00のサイズに合わせて架台1Bを製作すれば、任意の
サイズの基板100に対する液滴110の接触角の測定
が出来る。 (4)接触角の測定装置を架台1Bごと取り外して、プ
ロセス装置などに直接取り付け、プロセス上での接触角
測定も出来る。 (5)基板100の上に滴下した液滴110の横方向か
ら見た画像を、時間的に連続してコンピュータ3Fに取
り込むことが出来て、接触角の時間的な変化も測定でき
る。
【0042】[実施の形態2]図2は、本発明の実施の
形態2を示す、接触角の測定装置の構成図である。な
お、図2では、図1と同じ構成要素には、図1と同じ参
照符号を付けて、その説明を省略する。
【0043】実施の形態2では、保持部5が実施の形態
1と異なる。
【0044】保持部5は、基板100の温度を変える機
能を持ち、除振台5A、架台5Bおよびプレート5Cを
備えている。除振台5Aおよび架台5Bは、図1の除振
台1Aおよび架台1Bとそれぞれ同じであるので、それ
らの説明を省略する。
【0045】プレート5Cは、基板100を加熱または
冷却する温度調節手段である。プレート5Cは、温度が
変化する金属プレートであり、約150×200mmの
大きさである。プレート5Cの温度制御機構によって変
化できる温度範囲は、4〜80℃である。加熱は一般的
に使われている抵抗加然のヒータにより行い、冷却はペ
ルチェ効果を用いて行っている。
【0046】以上の構成の測定装置を用い、基板100
および液滴110の温度を変えて、接触角の測定を行っ
た。測定で用いたサンプルは、25.4×25.4mm
のソーダライムガラスの基板と、その上に滴下した純水
の液滴である。このときの液滴110の径は、820μ
mであった。その測定結果を図3に示す。
【0047】このように、実施の形態2によれば、サン
プルの接触角の測定が広い温度範囲で可能になった。
【0048】
【発明の効果】以上、述べてきたように、本発明による
接触角の測定装置では、固体表面上に滴下した液滴を観
察する拡大光学系の光路を、光路上に配置した鏡部で直
角または直角に近い角度で曲げることにより、サンプル
である固体の表面に対し垂直の方向に拡大光学系を配置
することを可能にした。これにより、従来の接触角の測
定では、平板状の固体の上に液滴を滴下したサンプルを
顕微鏡などの拡大光学系で横方向から観察し、液滴が固
体面と接する角度を測定する方法がほとんどであったた
め、サンプルを置くスペースを小さく制限せざるを得な
かった。本発明は、このスペースの制約を無くしたもの
である。そのため、第1に、サンプルのサイズに制限が
無くなり、さらに、第2に、サンプル以外のもの、例え
ばサンプルの温度制御を行う機構を置くことも容易とな
った。
【0049】さらに、本発明では、プロセス装置などに
直接取り付け、プロセス上での接触角測定も可能であ
る。また、CCDカメラで時間的に連続して画像をコン
ピュータに取り込むことにより、接触角の時間的な変化
も測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態1を示す、接触角
の測定装置の構成図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態2を示す、接触角
の測定装置の構成図である。
【図3】温度による接触角の変化を示したグラフであ
る。
【図4】接触角の測定を説明するための説明図である。
【符号の説明】 1 保持部 1A、5A 除振台 1B、5B 架台 1B1 本体部分 1B2 位置決め部分 2 滴下部 2A XYZθステージ 2B ディスペンサー 3 観察処理部 3A 拡大光学系 3B XYZステージ 3C CCDカメラ 3D CCDカメラコントロールユニット 3E モニタ 3F コンピュータ 3G 画像入力ボード 4 ミラー 4A 斜面 5 保持部 5C プレート 100 基板 101 表面 110 液滴 200 固体 201 固体面 M 横方向 N 上方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 全昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA32 BB07 BB22 BB23 BB24 CC00 DD00 DD02 FF04 JJ03 JJ26 KK01 LL12 MM06 PP04 PP12 PP24 TT06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体表面上に滴下した液滴の接触角を測
    定する接触角の測定装置において、 前記液滴を滴下する前記固体の表面に対し垂直の方向に
    配置された拡大光学系と、前記拡大光学系の光路上にあ
    って、前記光路を直角または直角に近い角度で曲げる鏡
    部とを備え、 前記鏡部によって、水平または水平に近い方向から前記
    拡大光学系が前記固体表面上の液滴を観察することを特
    徴とする接触角の測定装置。
  2. 【請求項2】 前記拡大光学系が、作動距離30mm以
    上、200mm以下、倍率1倍以上、10倍以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の接触角の測定装置。
  3. 【請求項3】 前記鏡部が、ガラス板にアルミニウムま
    たは銀の薄膜を付したものであることを特徴とする請求
    項1または2に記載の接触角の測定装置。
  4. 【請求項4】 前記鏡部が、平面からなる底面と、底面
    に対し45°の角度の平面からなるアルミニウムまたは
    銀の薄膜を付した斜面を有するガラスプリズムであるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の接触角の測定
    装置。
  5. 【請求項5】 前記固体と前記固体上の液滴とを加熱ま
    たは冷却する温度調節手段を備えたことを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれか1項に記載の接触角の測定装
    置。
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