JP2002106965A - 湯水混合装置の制御方法 - Google Patents

湯水混合装置の制御方法

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JP2002106965A
JP2002106965A JP2000297632A JP2000297632A JP2002106965A JP 2002106965 A JP2002106965 A JP 2002106965A JP 2000297632 A JP2000297632 A JP 2000297632A JP 2000297632 A JP2000297632 A JP 2000297632A JP 2002106965 A JP2002106965 A JP 2002106965A
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mixing
hot water
hot
control
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Tomio Miyake
富雄 三宅
Takao Morigaki
貴夫 森垣
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Noritz Corp
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Noritz Corp
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 混合される水と湯との供給圧バランスについ
ての圧力条件が変動することになる2種以上の運転モー
ドを有する場合においても、その運転モードに応じて的
確な混合制御を行い得る湯水混合装置の制御方法を提供
する。 【解決手段】 給水管からの水を加熱手段で加熱し加熱
後の湯を出湯管を通して混合制御弁に供給すると同時
に、給水管から分岐した水バイパス管を通して水を混合
制御弁に供給する。出湯管から分岐させて循環ポンプを
介装した循環加熱回路を形成し、追い焚き運転時の熱交
換加熱用の熱源湯を供給する。給湯単独運転(モード
1)と、給湯・追い焚き同時運転(モード2)との混合
制御弁用モータ位置に対する混合比の関係(弁制御特
性)を予め調べて記憶させ、現在のモードの検出に基づ
いて現在モードの弁制御特性から目標混合比に対応する
モータ位置を割り出す。モード1からモード2への切換
時にはモータ位置をθからθQ+ に変更して目標混
合比ρを維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水された水を加
熱した後の湯と、非加熱状態の給水の一部とを用い両者
を所定比率で混合することにより設定温度の湯を得るた
めに用いられる湯水混合装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の湯水混合装置の制御
方法として、図6に示す給湯装置に適用されるものが知
られている。この給湯装置では、給水管11により給水
された水を熱交換器61において燃焼バーナ62からの
燃焼熱により加熱し、この熱交換器61から出湯管12
により出湯される加熱後の湯と、上記給水管11から分
岐した水バイパス管13から供給される水とを上記出湯
管12と水バイパス管13との合流点に配設した混合制
御弁8により所定の混合比(水流量/湯流量)で混合し
て給湯管に流すようになっている。
【0003】そして、上記混合比は混合制御弁8の駆動
用ステッピングモータの駆動制御により変更調整される
ようになっており、この混合比を変更制御することによ
り混合後の給湯が設定温度になるようにしている。具体
的には、給水管11の水側温度Tcと、出湯管12から
の湯側温度Thとを検出し、両検出温度と予め定められ
た設定温度とに基づいて目標混合比を定め、まずはこの
目標混合比を実現する上記ステッピングモータのフィー
ドフォワード(FF)制御値(FFステップ位置)を割
り出してステッピングモータに出力する。次に、実際の
混合比を混合後の検出給湯温度Tmを加味して求め、こ
の実際の混合比が上記目標混合比になるようにフィード
バック(FB)制御により上記ステッピングモータを駆
動制御する。このような制御においては、水バイパス管
13からの水と出湯管12からの湯との両供給圧が同圧
であることを前提として、混合制御弁の弁位置を制御す
るFFステップ位置と、このステップ位置による混合比
との一義的に定まる関係(基準の弁制御特性)に基づい
て上記FFステップ位置を割り出してFF制御を行うよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上流側から
混合制御弁に供給される水と湯との両供給圧の内、いず
れか一方でも変動すれば、上記弁制御特性も変動してし
まうことになる。それにも拘わらず、上記基準の弁制御
特性に基づくステップ位置によりFF制御を行うと、実
現される混合比と目標混合比とのずれ量が増大し、混合
制御弁で混合された湯の温度が設定温度から大きくずれ
て給湯性能の悪化を招いてしまう上に、そのずれ量の補
正をFB制御により徐々に行わなければならないため制
御の追随性が悪化してしまうことになる。
【0005】上記の如き圧力条件が変動するような例と
しては、上記図6の混合制御弁8よりも上流側位置の出
湯管12に分岐回路や循環回路等が付加され、出湯管1
2内の湯を全て混合制御弁8に供給している運転状態か
ら上記分岐回路や循環回路にも出湯管12内の湯の一部
を同時に流すという運転状態に切換えた場合に上記圧力
条件の変動が生じる。つまり、それまで水と湯との両供
給圧が同圧であったのが、湯側の供給圧が変動してしま
う結果、同圧を前提とする基準の弁制御特性からその弁
制御特性がシフトしまい、同じステップ位置であっても
実際の混合比は変動してしまうことになる。
【0006】また、このような圧力条件の変動に基づく
不都合は、上記混合制御弁による混合を行う他に、給水
管11から水バイパス管13への分岐点位置に分配制御
弁を設け水バイパス管13と出湯管12との合流点位置
において水と湯と合流させて混合させる場合にも生じる
と考えられる。すなわち、この場合には、上記分配制御
弁の下流側の圧力バランスの変動により実際の分配比の
変動が生じると考えられる。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、混合される水
と湯との供給圧バランスについての圧力条件が変動する
ことになる2種以上の運転モードを有する場合において
も、その運転モードに応じて的確な混合制御を行い得る
湯水混合装置の制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、水と湯とを混合比可変に混
合し混合後の湯を下流側に流す混合制御弁を備え、この
混合制御弁に対する水と湯との両供給圧の圧力バランス
が変動することになる複数種類の運転モードにより運転
される上流側の湯水供給装置から上記混合制御弁に対し
水と湯とが個別に供給されるように構成された湯水混合
装置を対象として、上記混合制御弁を目標混合比になる
ように駆動制御することにより混合後の湯の温度を設定
温度にする湯水混合装置の制御方法を対象として以下の
特定事項を備えるものである。すなわち、上記複数種類
の運転モード毎に、その運転モードにおける上記混合制
御弁の駆動制御量と、この駆動制御量での混合比との関
係である弁制御特性を予め記憶しておき、現在の運転モ
ードを検出して検出された運転モードに対応する弁制御
特性を抽出し、この抽出した弁制御特性から目標混合比
に対応する駆動制御量を割り出し、この割り出した駆動
制御量に基づいて上記混合制御弁の駆動制御を行うよう
にすることを特定事項とするものである。
【0009】この請求項1によれば、それまでの運転モ
ードが他の運転モードに切換えられて混合制御弁に供給
される水と湯との供給圧バランスが変動することになっ
たとしても、その切換後の運転モードが現在の運転モー
ドとして検出され、その切換後の運転モードに対応する
弁制御特性に基づいて目標混合比に対応する駆動制御量
が割り出されてこの駆動 制御量により駆動制御される
ことになる。このため、供給圧バランスが変動すること
になったとしても、混合制御弁による混合比が目標混合
比を維持するよう迅速に変更され、供給圧バランスの変
動に追随性よく追随して変動後の供給圧バランスの圧力
条件下で確実に目標混合比での水と湯とを混合させるこ
とが可能になる。これにより、混合後の湯の温度を運転
モードの切換前後においても確実に設定温度に維持させ
ることが可能になる。
【0010】上記請求項1の混合制御弁の駆動制御とし
て、割り出した駆動制御量に基づくフィードフォワード
制御量に対し、混合制御弁に供給される水側温度及び湯
側温度の両検出値と、混合後の実際の湯の温度の検出値
とに基づいて実際の混合比を演算し、演算された実際の
混合比と目標混合比との偏差に応じて求めたフィードバ
ック制御量を加えて目標駆動制御量を求め、この目標駆
動制御により駆動制御を行うようにしてもよい(請求項
2)。この場合には、運転モードが切換えられても、よ
り的確に目標混合比による混合を実現し得ることにな
る。
【0011】請求項3に係る発明は、供給された水を分
配比可変に2方向に分配する分配制御弁を備え、分配後
の一側を加熱手段に導いて加熱した後の湯と、分配後の
他側の水とを合流させて混合するように構成され、上記
分配制御弁の下流側であって上記湯と水とが合流される
までの間にその水と湯との両供給圧の圧力バランスが変
動することになる複数種類の運転モードにより運転され
る湯水混合装置を対象として、上記分配制御弁を目標分
配比になるように駆動制御することにより混合後の湯の
温度を設定温度にする湯水混合装置の制御方法を対象と
して以下の特定事項を備えるものである。すなわち、上
記複数種類の運転モード毎に、その運転モードにおける
上記分配制御弁の駆動制御量と、この駆動制御量での分
配比との関係である弁制御特性を予め記憶しておき、現
在の運転モードを検出して検出された運転モードに対応
する弁制御特性を抽出し、この抽出した弁制御特性から
目標分配比に対応する駆動制御量を割り出し、この割り
出した駆動制御量に基づいて上記分配制御弁の駆動制御
を行うようにすることを特定事項とするものである。
【0012】この請求項3によれば、それまでの運転モ
ードが他の運転モードに切換えられて分配制御弁の下流
側で分岐されて水と湯との合流位置に対する供給圧バラ
ンスが変動することになったとしても、その切換後の運
転モードが現在の運転モードとして検出され、その切換
後の運転モードに対応する弁制御特性に基づいて目標分
配比に対応する駆動制御量が割り出されてこの駆動制御
量により駆動制御されることになる。このため、供給圧
バランスが変動することになったとしても、分配制御弁
による分配比が目標分配比を維持するよう迅速に変更さ
れ、供給圧バランスの変動に追随性よく追随してその変
動後の供給圧バランスの圧力条件下で確実に目標分配比
での水と湯との分配が可能になる。これにより、混合後
の湯の温度を運転モードの切換前後においても確実に設
定温度に維持させることが可能になる。
【0013】上記請求項3の混合制御弁の駆動制御とし
て、割り出した駆動制御量に基づくFF制御量に対し、
合流される水側温度及び湯側温度の両検出値と、混合後
の実際の湯の温度の検出値とに基づいて実際の分配比を
演算し、演算された実際の分配比と目標分配比との偏差
に応じて求めたFB制御量を加えて目標駆動制御量を求
め、この目標駆動制御量により駆動制御を行うようにし
てもよい(請求項4)。この場合には、運転モードが切
換えられても、より的確に目標分配比による分配を実現
して合流させて混合した湯の温度をより確実に設定温度
に維持し得ることになる。
【0014】なお、上記請求項1又は請求項3におい
て、駆動制御により水の流量のみを変更調整することに
よって(請求項5)、より簡易な制御を実現し得ること
になる。一方、上記請求項1又は請求項3において、駆
動制御により水の流量及び湯の流量の双方を個別に変更
調整することによって(請求項6)、より精密な制御を
実現し得ることになる。
【0015】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1又は請
求項2に係る湯水混合装置の制御方法によれば、それま
での運転モードが他の運転モードに切換えられて混合制
御弁に供給される水と湯との供給圧バランスが変動する
ことになったとしても、混合制御弁による混合比が目標
混合比を維持するよう迅速に変更することができ、供給
圧バランスの変動に追随性よく追随して変動後の圧力条
件下で確実に目標混合比での水と湯との混合を実現させ
ることができる。これにより、混合後の湯の温度を運転
モードの切換前後においても確実に設定温度に維持させ
ることができる。
【0016】特に、請求項2によれば、運転モードが切
換えられても、目標混合比の変動をより的確に防止して
目標混合比による水と湯との混合を実現させることがで
きるようになる。
【0017】また、請求項3又は請求項4に係る湯水混
合装置の制御方法によれば、それまでの運転モードが他
の運転モードに切換えられて分配制御弁の下流側で分岐
されて水と湯との合流位置に対する供給圧バランスが変
動することになったとしても、分配制御弁による分配比
が目標分配比を維持するよう迅速に変更することがで
き、供給圧バランスの変動に追随性よく追随して変動後
の供給圧バランスの圧力条件下で確実に目標分配比での
水と湯との分配を実現させることができる。これによ
り、混合後の湯の温度を運転モードの切換前後において
も確実に設定温度に維持させることができる。
【0018】特に、請求項4によれば、運転モードが切
換えられても、目標分配比の変動をより的確に防止して
目標分配比による水と湯との混合を実現させることがで
きるようになる。
【0019】さらに、請求項5によれば、請求項1又は
請求項3の湯水混合装置の制御方法において、より簡易
な制御を実現することができる。加えて、請求項6によ
れば、上記請求項1又は請求項3の湯水混合装置の制御
方法において、より精密な制御を実現することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0021】<第1実施形態>図1は、本発明の第1実
施形態に係る制御方法が適用される湯水混合装置を含む
湯水供給装置としての風呂追い焚き機能付き給湯装置を
示す。上記給湯装置は、給湯回路2と、循環加熱回路3
と、追い焚き循環回路4と、風呂注湯回路5とを備えて
いる。そして、上記給湯回路2、循環加熱回路3及び風
呂注湯回路5が主熱交換器61と燃焼バーナ62とで構
成される加熱手段6により熱交換加熱され、上記追い焚
き循環回路4が上記循環加熱回路3内の湯を熱源とする
副熱交換器7により熱交換加熱されるようになってい
る。
【0022】上記給湯回路2は、水道管と接続され水道
水(以下、単に「水」という)を上記主熱交換器61に
供給する給水管11と、上記主熱交換器61で加熱され
た湯を出湯する湯供給管としての出湯管12と、この出
湯管12から湯の供給を受ける混合制御弁8と、上記給
水管11の途中の分岐点11aから分岐して水を上記混
合制御弁8に供給する水供給管としての水バイパス管1
3と、上記混合制御弁8により混合されて温度調整され
た湯を図示省略のカラン等へ給湯する給湯管14とを備
えている。上記出湯管12の途中には上記副熱交換器7
が介装され、この副熱交換器7と上記混合制御弁8との
間の出湯管12上の分岐点12aから後述の循環戻し管
31が分岐してその下流端が上記分岐点11aよりも下
流側の合流点11bで給水管11に合流されている。
【0023】そして、上記給水管11には、上記分岐点
11aよりも上流側位置での水温(水側温度)Tcを検
出する第1給水温度センサ15と、上記合流点11bよ
りも下流側位置での水温を検出する第2給水温度センサ
16と、給水流量を検出する給水流量センサ17とが設
けられている。また、上記出湯管12には、主熱交換器
61の直下流位置で副熱交換器7に流入する湯温を検出
する第1出湯温度センサ18と、上記副熱交換器7より
下流側位置で混合制御弁8に供給される湯温(湯側温
度)Thを検出する第2出湯温度センサ19と、上記分
岐点12aの混合制御弁8側位置で出湯管12内の逆流
を阻止する逆止弁20とが設けられている。さらに、上
記給湯管14には、混合制御弁8の下流側位置でその混
合制御弁8により混合された後の湯温(混合温度)Tm
を検出する給湯温度センサ21と、給湯量制御弁22と
が設けられている。
【0024】ここで、上記混合制御弁8は弁駆動用のス
テッピングモータにより駆動され、この駆動により弁位
置が変更されて出湯管12からの湯と水バイパス管13
からの水との各流量が個別に変更調整される結果、上記
湯と水とが所定の目標混合比で混合されるようになって
いる。そして、上記ステッピングモータは後述のコント
ローラにより駆動制御されるようになっている。なお、
上記混合制御弁8としては、上記ステッピングモータに
よる弁位置の変更によって上記湯と水との双方の流入流
量が変更される構造のものや、湯側が弁開放されて上記
ステッピングモータによる弁位置の変更によって水の流
入流量が変更される構造のもののいずれを用いてもよ
い。
【0025】上記循環加熱回路3は、上述の循環戻し管
31と、この循環戻し管31の上流端側であって上記分
岐点12a寄りの位置で給水管11側から出湯管12側
への逆流を阻止する逆止弁32と、上記副熱交換器7か
ら出た湯を分岐点12aから給水管11との合流点11
bを通して加熱のために主熱交換器61に戻すよう強制
循環させる循環ポンプ33とを備えたものである。すな
わち、上記循環加熱回路3は、追い焚き循環回路4の風
呂追い焚き運転時に上記循環ポンプ33を作動(ON)
させることにより、上記副熱交換器7での熱交換加熱に
より低温となった湯を循環戻し管31、合流点11b及
び給水管11の主熱交換器側部分を通して主熱交換器6
1に戻し、この主熱交換器61での加熱により高温とな
った湯を出湯管12を通して上記副熱交換器7に対し追
い焚き加熱用の熱源として供給するように構成されてい
る。
【0026】上記追い焚き循環回路4は、図示省略の浴
槽内の湯水を風呂循環ポンプ41の作動により上記副熱
交換器7に供給する風呂往き管42と、副熱交換器7で
の熱交換加熱により昇温された湯水を上記浴槽に戻す風
呂戻り管43と、上記副熱交換器7をバイパスするバイ
パス管44及び三方切換弁45とを備えている。この追
い焚き循環回路4は、上記循環ポンプ41と風呂往き管
42と風呂戻り管43とにより、上記浴槽と副熱交換器
7との間で浴槽湯水の循環を行いながら上記主熱交換器
61により加熱された湯を熱源とする熱交換加熱により
追い焚きを行うようになっている。
【0027】上記風呂往き管42には、上記循環ポンプ
31に加え、圧力検出により浴槽内の水位を検出する水
位検出センサ46、水流スイッチ47及び風呂温度セン
サ48がそれぞれ介装されている。
【0028】なお、上記バイパス管44は、上流端が副
熱交換器7の手前位置の風呂往き管42から分岐され、
下流端が上記三方切換弁45を介して上記風呂戻り管4
3の副熱交換器7下流側位置に接続されている。そし
て、上記三方切換弁45は、通常の風呂追い焚き運転状
態においてはバイパス管44側を遮断して上・下流側の
風呂戻り管43を連通させた状態に維持され、所定の運
転状態においてのみバイパス管44と風呂戻り管43と
を連通させるよう切換制御が行われるようになってい
る。
【0029】上記風呂注湯回路5は、上記給湯量制御弁
22よりも下流側位置の給湯管14から分岐して上記風
呂往き管42に接続された注湯管51と、この注湯管5
1に介装された注湯制御弁52及び注湯流量センサ53
とを備えたものである。そして、この風呂注湯回路5
は、給湯管14からの湯を注湯管51、風呂往き管42
及び風呂戻り管43を通して浴槽に注湯して湯張りする
ようになっている。
【0030】以上の風呂追い焚き機能付き給湯装置はM
PUやメモリー等を備えたコントローラ9により作動制
御されるようになっており、このコントローラ9は図示
省略の各種のリモコン(リモートコントローラ)を介し
てユーザによる各種指令の入力設定や状態表示が行われ
るようになっている。そして、上記コントローラ9は、
給湯回路2による給湯運転を行う給湯制御手段、循環加
熱回路3及び追い焚き循環回路4による風呂追い焚き運
転等を行う風呂制御手段、及び、上記給湯運転及び風呂
追い焚き運転の各制御と並行処理により混合制御弁8の
制御を行う混合制御手段等の各種制御手段を備えてい
る。
【0031】上記給湯制御手段による給湯制御において
は、ユーザがカランを開いて給水流量センサ17が最低
作動水量以上の流量を検出することにより、燃焼バーナ
62の燃焼作動が開始される。そして、第1給水温度セ
ンサ15からの水側温度、給水流量センサ17からの給
水流量及び上記リモコンに入力設定された設定温度等の
情報に基づいて出湯管12に対し比較的高温の所定の出
湯温度の湯が出湯されるように上記燃焼バーナ62の燃
焼制御が行われる。この際、給湯量制御弁22が所定開
度とされる一方、混合制御手段による混合制御弁8の制
御によって水バイパス管13からの水と、出湯管12か
らの湯とが所定の混合比で混合され、給湯温度センサ2
1からの実際の給湯温度(混合温度)Tmが上記設定温
度になるようにされる。そして、使用者がカランを閉じ
て上記給水流量センサ17が最低作動水量より低い流量
を検出することにより、上記燃焼バーナ61の燃焼が停
止されて給湯運転が停止される。この給湯運転が単独で
実行されている状態(給湯単独運転状態)では、混合制
御弁8に供給される水バイパス管13からの水と、出湯
管12からの湯との供給圧は共に給水管11の供給圧と
同じであり、互いに同圧となる。このため、上記の混合
制御弁8の制御は基準の弁制御特性に基づいて行われる
ことになる。
【0032】上記風呂制御手段では注湯制御や追い焚き
制御が行われ、注湯制御においては、例えばユーザによ
り上記リモコンに浴槽への湯張りのための注湯指令が入
力されると、注湯制御弁52の開作動により給湯回路2
と浴槽とが連通され上記燃焼バーナ62の燃焼作動が開
始される。これにより、主熱交換器61で加熱された所
定温度の湯水が出湯管12、給湯管及び注湯管51を通
して風呂往き管42及び風呂戻り管43に供給されて浴
槽内に注湯されることになる。この際の注湯量が注湯流
量センサ53により検出され、水位センサ46により浴
槽の浴槽水位として所定水位を検出することにより注湯
制御が終了される。この際の混合制御手段による混合制
御弁8の制御は上記の給湯運転の場合と同様にして行わ
れる。
【0033】また、上記リモコンに追い焚き指令が入力
されると追い焚き制御が行われることになり、まず風呂
循環ポンプ41がON作動され、それに伴い水流スイッ
チ47がONされると、循環ポンプ33がON作動され
た後に燃焼バーナ62の燃焼作動が開始されることにな
る。これにより、上記燃焼バーナ62の燃焼熱を受けて
主熱交換器61において加熱された湯が副熱交換器7に
熱源として供給され、風呂往き管42を通して供給され
た浴槽内の湯水が上記副熱交換器7で熱交換加熱されて
追い焚きされ、追い焚きされた湯水が風呂戻り管43を
通して上記浴槽に戻されて循環される。そして、風呂温
度センサ48からの検出温度に基づいて浴槽内の湯水の
温度が浴槽設定温度になれば、上記燃焼バーナ62の燃
焼作動と、循環ポンプ33及び風呂循環ポンプ41の各
作動が停止されて風呂追い焚き運転が停止されることに
なる。なお、このような風呂追い焚き運転が上記の給湯
運転の停止中に行われる場合には、上記混合制御手段に
よる混合制御弁8の制御は停止される。
【0034】この風呂追い焚き運転は、上記リモコンに
よる追い焚き指令の入力に基づく実行に加え、自動運転
スイッチがON操作されている場合には上記風呂温度セ
ンサ48の検出温度に基づき上記浴槽設定温度を維持す
るように間欠的に実行される。従って、給湯運転中に上
記の自動運転に基づく風呂追い焚き運転が開始された
り、あるいはユーザによる追い焚き指令の入力に基づく
風呂追い焚き運転中に給湯運転が開始されたりする場合
には、給湯運転と風呂追い焚き運転とが同時に実行され
る給湯・風呂同時運転状態となる。このような場合に
は、混合制御弁8に対し出湯管12を通して供給される
湯の供給圧は循環ポンプ33がON作動されているため
上記の給湯単独運転状態の供給圧から変動し、水バイパ
ス管13からの水供給圧とは互いに異なるものとなる。
このため、混合制御手段による混合制御弁8の制御も後
述の如く給湯単独運転状態の場合とは異なる制御特性に
より行われることになる。
【0035】上記混合制御手段9(図2参照)は、目標
混合比演算部91と、給湯単独運転状態をモード1とし
給湯・風呂同時運転状態をモード2とする2種類の運転
モードの内、現在の運転モードがいずれかを判別・検出
するモード検出部92と、複数の弁制御特性を記憶する
特性記憶部93と、混合制御弁8の駆動用ステッピング
モータ81を駆動制御する弁制御部94とを備えてい
る。そして、上記混合制御手段9は、混合制御弁8の制
御により水バイパス管13からの水と出湯管12からの
湯とを混合して設定温度Tsの湯が給湯されるように給
湯温度の制御を行うようになっている。
【0036】上記目標混合比演算部91は、第1給水温
度センサ15からの水側温度Tc、第2出湯温度センサ
19からの湯側温度Th及びリモコン90に設定された
設定温度Tsに基づいて下記の(1)式に基づいて目標
混合比ρFF(水流量/湯流量)を演算するものであ
る。
【0037】 ρFF=(Th−Ts)/(Ts−Tc) …(1) 上記モード検出部92は、上記の給湯制御手段や追い焚
き制御手段から運転情報の出力を受けて現在の運転モー
ドがモード1かモード2かを判別・検出するようになっ
ている。
【0038】上記特性記憶部93は、上記ステッピング
モータ81のモータ位置(ステップ位置:駆動制御量)
と、このステップ位置による混合比との関係(弁制御特
性)を上記モード1及びモード2の各ケースについて予
め試験等により求め、モード1用とモード2用との2種
類の弁制御特性を予め記憶保持したものである。つま
り、混合制御弁8の上流側に作用する水供給圧と湯供給
圧とが同圧の圧力条件下での弁制御特性がモード1用と
して、上記水供給圧と湯供給圧とが互いに異なる圧力条
件下での弁制御特性がモード2用としてそれぞれ記憶設
定されている。
【0039】一例として図3に示すように上記モード1
用弁制御特性(同図の点線参照)と、モード2用弁制御
特性(同図の実線参照)とがモータ位置(単位:ステッ
プ)と混合比ρとの関係により特定されている。例え
ば、目標混合比がρでその時の運転モードがモード1
の場合であればFFステップ位置としてθが弁制御部
94に出力され(A点参照)、その状態から運転モード
がモード2に切換わればFFステップ位置としてθ
Q+Fが上記弁制御部94に出力される(B点参照)こ
とになる。
【0040】上記弁制御手段94は、上記弁制御特性か
ら得られたFFステップ位置(FF制御量)に基づいて
ステッピングモータ81をまずFF制御し、以後、実際
の混合比の検出により得られた補正ステップ量(FB制
御量)に基づいてFB制御を加味し目標ステップ位置
(目標駆動制御量)になるように混合制御弁8の制御を
継続するようになっている。
【0041】以下、図4に基づいて上記混合制御手段9
による混合制御弁8の制御を説明する。まず上記目標混
合比演算部91において設定温度Ts、水側温度Tc及び
湯側温度Thに基づいて目標混合比ρFFを上記(1)
により演算する(S1)。次に、モード検出部92にお
いて現在の運転モードを検出し(S2)、現在の運転モ
ードにおける上記目標混合比ρFFに対応するFFステ
ップ位置θFFを上記特性記憶部93に記憶された弁制
御特性から割り出す(S3)。そして、このFFステッ
プ位置θFFに基づいてステッピングモータ81をFF
制御する。
【0042】次に、給湯温度センサ21からの検出湯温
(混合温度)Tm、上記水側温度Tc及び湯側温度Thに
基づいて現在の混合比(現在混合比)ρを次の(2)
式により演算する(S4)。
【0043】 ρ=(Th−Tm)/(Tm−Tc) …(2) これにより、得られた現在混合比ρと目標混合比ρ
FFとの比較により混合比偏差Δρを次の(3)式によ
り求める(S5)。
【0044】
【数1】 そして、この混合比偏差Δρに基づいて補正ステップ量
θFBを求め(S6)、この補正ステップ量θFBを上
記目標ステップ位置θFFに加味して目標ステップ位置
θFFとし、以後、この目標ステップ位置θFFによる
ステッピングモータ81の駆動制御を弁制御部94によ
り繰り返す(S7)。
【0045】この制御過程で運転モードが切換えられる
と、それがモード検出部92により検出され、上記目標
混合比ρFFに対応するFFステップ位置θFFを割り
出すための特性記憶部93の弁制御特性が切換後の運転
モード用のものに切換えられ、割り出されるFFステッ
プ位置θFFが切換えられる。例えばモード1からモー
ド2に切換えられた場合には上記FFステップ位置θ
FFの値としてそれまでのθ(図3参照)からθ
Q+Fに切換えられることになり、逆にモード2からモ
ード1に切換えられた場合には上記FFステップ位置θ
FFの値として上記とは逆にそれまでのθQ+Fからθ
に切換えられることになる。
【0046】以上の第1実施形態によれば、給湯単独運
転状態はもとより、給湯・追い焚き同時運転状態におい
ても目標混合比を達成する混合制御弁8の駆動制御を簡
易にかつ的確に行うことができる。すなわち、混合制御
弁8に供給される水と湯との両供給圧のバランスが変化
するような湯水混合装置に対しても、従来と同じ混合制
御弁8を用いてその制御により対処することができる。
特に、給湯単独運転状態と、給湯・追い焚き同時運転と
の間の相互の運転状態の切換時においても、オーバーシ
ュートすることなく混合制御弁8による水と湯との混合
比を目標混合比に追随性よく維持させることができ、そ
の結果、混合後の給湯温度を設定温度に確実に維持させ
ることができる。例えば、基準の弁制御特性のみによる
混合制御弁8の駆動制御を行う従来の場合には、給湯単
独運転で図3のA点でのステップ位置θに基づいてス
テッピングモータの制御を行っている間に給湯・追い焚
き同時運転状態に切換えられられても、そのまま上記ス
テップ位置θでの制御が持続されるため、目標混合比
がρからρに一時的に大変動(オーバーシュート)
してしまい、その結果、混合後の給湯温度が設定温度か
ら一時的に大きく変動して給湯温度に関する性能が悪化
してしまうことになる。この場合、上記変動分がFB制
御により補正されることになるとはいえ、その補正に大
きな時間経過を要することになる。このような不都合を
上記第1実施形態では全て解消することができる。
【0047】<第2実施形態>図5は本発明の第2実施
形態が適用される給湯装置を示す。この第2実施形態は
第1実施形態の混合制御弁8の代わりに分配制御弁8′
を用い、第1実施形態の混合制御手段9の制御対象を上
記分配制御弁8′を駆動するためのステッピングモータ
とした点において第1実施形態と相違する。その他の構
成要素は第1実施形態のものと同様構成であるため、同
一構成要素には同一符号を付してその詳細な説明は省略
する。
【0048】上記分配制御弁8′は、給水管11から水
バイパス管13が分岐する分岐点位置に介装されたもの
であり、給水管11の上流側から供給される水を主熱交
換器61側と、水バイパス管13側とに所定の分配比で
分配するようになっている。そして、水バイパス管13
側に分配した水を下流端である出湯管12との合流点1
2bに供給する一方、主熱交換器61側に分配した水を
その主熱交換器61で加熱し、加熱後の湯を出湯管12
を通して上記合流点12bに供給し、この合流点12b
において上記水と湯とを合流・混合して合流点12bよ
りも下流側の給湯管14に給湯するようになっている。
【0049】上記分配制御弁8′は、弁駆動用のステッ
ピングモータにより駆動され、この駆動により弁位置が
変更調整されて給水管11の上流側から供給される水が
水バイパス管13側と主熱交換器61側への給水管11
とに目標分配比で分配される結果、上記合流点12bに
おいて湯と水とが所定の目標混合比で混合されるように
なっている。なお、上記分配制御弁8′としては、第1
実施形態の混合制御弁8と同様に、上記ステッピングモ
ータによる弁位置の変更によって上記湯側(主熱交換器
61側)と水側(水バイパス管13側)との双方の分流
流量が変更される構造のものや、湯側(主熱交換器側)
が弁開放されて上記ステッピングモータによる弁位置の
変更によって水側への分配流量が変更される構造のもの
のいずれを用いてもよい。後者の構造の場合には、上記
分配制御弁8′の代わりに流量制御弁を水バイパス管1
3の上流端位置もしく途中位置に介装させるようにして
もよく、この場合においても同様の作用・効果を得るこ
とができる。
【0050】そして、上記ステッピングモータは第1実
施形態と同じコントローラにより駆動制御されるように
なっている。この際、第1実施形態の混合制御手段9に
おける「混合比」、「目標混合比」、「現在混合比」、
「混合比偏差」を「分配比」、「目標分配比」、「現在
分配比」、「分配比偏差」と読み替えて上記ステッピン
グモータの制御に適用すればよい。
【0051】以上の第2実施形態の場合にも第1実施形
態と同様の作用・効果が得られることになる。
【0052】なお、この第2実施形態においては上記合
流点12bに湯と水との混合・撹拌のための装置を介装
させるようにしてもよい。これにより、給湯管14への
給湯を均一に撹拌された状態で行うことができるように
なる。
【0053】<他の実施形態>なお、本発明は上記第1
及び第2実施形態に限定されるものではなく、以下に示
す如く、種々の実施形態を包含するものである。
【0054】(適用対象の湯水供給装置について)上記
第1及び第2実施形態では、追い焚き機能付き給湯装置
に適用して運転モードを給湯単独運転状態と給湯・追い
焚き同時運転の2種類としているが、これに限らず、暖
房機能付き給湯装置、あるいは、暖房機能及び追い焚き
機能付き給湯装置に本発明を適用するようにしてもよ
い。
【0055】暖房機能付き給湯装置としては、上記実施
形態の追い焚き回路4の代わりに温水が暖房端末との間
で循環供給される暖房回路を給湯回路2及び循環加熱回
路3に併設し、上記暖房回路を副熱交換器7に通して出
湯管12からの湯を熱源として熱交換加熱させるように
すればよい。この場合には、給湯単独運転状態をモード
1とし給湯・暖房同時運転状態をモード2として上記の
第1もしくは第2実施形態を適用すればよい。
【0056】また、上記暖房機能及び追い焚き機能付き
給湯装置の場合には、第1もしくは第2実施形態の出湯
管12に副熱交換器7と同様な他の副熱交換器をさらに
介装し、この追加した副熱交換器に上記と同様な暖房回
路を通すようにすればよい。この場合には、給湯単独運
転状態をモード1とし、給湯・追い焚き同時運転状態を
モード2とし、給湯・暖房同時運転状態をモード3と
し、給湯・追い焚き・暖房同時運転状態をモード4とし
て、モード1〜4における4種類の弁制御特性を予め調
べて特性記憶部93に記憶設定するようにすればよい。
【0057】さらに、上記第1もしくは第2実施形態で
は、加熱手段として主熱交換器61と燃焼バーナ62を
用いたものを示したが、これに限らず、例えば電気ヒー
タ等を用いもよく、また、貯湯室を有する缶体と、この
貯湯室内の水を加熱するための燃焼バーナ、電気ヒー
タ、太陽熱利用もしくはコージェネレーション(熱電併
給)システムの排熱利用に係る加熱用の熱交換器等との
組み合わせからなる貯湯式の加熱缶体を用いてもよい。
【0058】(モード検出部について)上記第1もしく
は第2実施形態では、現在の運転モードの検出をコント
ローラの他の給湯制御手段等からの制御情報を出力を受
けて行っているが、これに限らず、リモコン90からの
入力指令情報、あるいは、循環戻し管31内の圧力変動
の検出もしくは出湯管12と水バイパス管13との差圧
変動の検出に基づいて現在の運転状態の判別・検出を行
うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が適用される給湯装置を
示す模式図である。
【図2】混合制御手段を示すブロック図である。
【図3】各弁制御特性を混合比とステッピングモータの
ステップ位置との関係で示す関係図である。
【図4】混合制御手段による制御内容を示す制御流れ図
である。
【図5】第2実施形態が適用される給湯装置を示す模式
図である。
【図6】従来の湯水混合装置を示す模式図である。
【符号の説明】
6 加熱手段 8 混合制御弁 8′ 分配制御弁 9 混合制御手段 11 給水管 12 出湯管 13 水バイパス管 31 循環戻し管 81 ステッピングモータ(混合制御弁の駆動制
御対象) 91 目標混合比演算部(目標分配比演算部) 92 モード検出部 93 特性記憶部 94 弁制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水と湯とを混合比可変に混合し混合後の
    湯を下流側に流す混合制御弁を備え、この混合制御弁に
    対する水と湯との両供給圧の圧力バランスが変動するこ
    とになる複数種類の運転モードにより運転される上流側
    の湯水供給装置から上記混合制御弁に対し水と湯とが個
    別に供給されるように構成された湯水混合装置を対象と
    して、上記混合制御弁を目標混合比になるように駆動制
    御することにより混合後の湯の温度を設定温度にする湯
    水混合装置の制御方法であって、 上記複数種類の運転モード毎に、その運転モードにおけ
    る上記混合制御弁の駆動制御量と、この駆動制御量での
    混合比との関係である弁制御特性を予め記憶しておき、 現在の運転モードを検出して検出された運転モードに対
    応する弁制御特性を抽出し、この抽出した弁制御特性か
    ら目標混合比に対応する駆動制御量を割り出し、 この割り出した駆動制御量に基づいて上記混合制御弁の
    駆動制御を行うようにすることを特徴とする湯水混合装
    置の制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の湯水混合装置の制御方法
    であって、 割り出した駆動制御量に基づくフィードフォワード制御
    量に対し、混合制御弁に供給される水側温度及び湯側温
    度の両検出値と、混合後の実際の湯の温度の検出値とに
    基づいて実際の混合比を演算し、演算された実際の混合
    比と目標混合比との偏差に応じて求めたフィードバック
    制御量を加えて目標駆動制御量を求め、この目標駆動制
    御により駆動制御を行うようにする、湯水混合装置の制
    御方法。
  3. 【請求項3】 供給された水を分配比可変に2方向に分
    配する分配制御弁を備え、分配後の一側を加熱手段に導
    いて加熱した後の湯と、分配後の他側の水とを合流させ
    て混合するように構成され、上記分配制御弁の下流側で
    あって上記湯と水とが合流されるまでの間にその水と湯
    との両供給圧の圧力バランスが変動することになる複数
    種類の運転モードにより運転される湯水混合装置を対象
    として、上記分配制御弁を目標分配比になるように駆動
    制御することにより混合後の湯の温度を設定温度にする
    湯水混合装置の制御方法であって、 上記複数種類の運転モード毎に、その運転モードにおけ
    る上記分配制御弁の駆動制御量と、この駆動制御量での
    分配比との関係である弁制御特性を予め記憶しておき、 現在の運転モードを検出して検出された運転モードに対
    応する弁制御特性を抽出し、この抽出した弁制御特性か
    ら目標分配比に対応する駆動制御量を割り出し、 この割り出した駆動制御量に基づいて上記分配制御弁の
    駆動制御を行うようにすることを特徴とする湯水混合装
    置の制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の湯水混合装置の制御方法
    であって、 割り出した駆動制御量に基づくフィードフォワード制御
    量に対し、合流される水側温度及び湯側温度の両検出値
    と、混合後の実際の湯の温度の検出値とに基づいて実際
    の分配比を演算し、演算された実際の分配比と目標分配
    比との偏差に応じて求めたフィードバック制御量を加え
    て目標駆動制御量を求め、この目標駆動制御量により駆
    動制御を行うようにする、湯水混合装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項3記載の湯水混合装
    置の制御方法であって、 駆動制御により水の流量のみを変更調整する、湯水混合
    装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項3記載の湯水混合装
    置の制御方法であって、 駆動制御により水の流量及び湯の流量の双方を個別に変
    更調整する、湯水混合装置の制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009174787A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Rinnai Corp 給湯システム
JP2014508269A (ja) * 2011-01-28 2014-04-03 エルコ インターナショナル,インコーポレイテッド 水加熱システム

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