JP2002106920A - 加湿器における湿度センサの故障判定方法及び加湿器 - Google Patents

加湿器における湿度センサの故障判定方法及び加湿器

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JP2002106920A
JP2002106920A JP2000303031A JP2000303031A JP2002106920A JP 2002106920 A JP2002106920 A JP 2002106920A JP 2000303031 A JP2000303031 A JP 2000303031A JP 2000303031 A JP2000303031 A JP 2000303031A JP 2002106920 A JP2002106920 A JP 2002106920A
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humidity sensor
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humidifier
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Hideji Hibi
秀二 日比
Takeshi Osawa
岳史 大澤
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿度センサの故障を正確に判定できること。 【解決手段】 湿度センサ26、温度センサ27がそれ
ぞれ室内の湿度、温度を検出し、制御装置28が、この
検出された湿度、温度に基づき電気ヒータ22を加熱制
御して水蒸気を発生させ、この蒸気を室内へ供給する加
湿器2において、制御装置は、湿度センサが湿度を検出
したときの出力値に基づき当該湿度センサの故障を判定
する際に、故障の判定の基準となる基準値を、湿度セン
サが湿度を検出したときの温度に応じて変更して設定す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿度センサにより
検出された湿度に基づき、加熱手段を加熱制御して水蒸
気を発生させ、この水蒸気により室内を加湿する加湿器
における湿度センサの故障判定方法及び加湿器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の加湿器には、湿度センサ、温度セ
ンサがそれぞれ室内の湿度、温度を検出し、制御装置
が、この検出された湿度、温度に基づき加熱手段を加熱
制御して水蒸気を発生させ、室内を加湿するものが知ら
れている。
【0003】この場合、制御装置は、湿度センサからの
出力値と湿度との関係を温度毎に対応付けた湿度換算テ
ーブルを格納し、湿度センサからの出力値を、温度セン
サにて検出した温度データを考慮して、上記湿度換算テ
ーブルを用いて湿度値に換算する。制御装置は、この換
算された湿度値に基づき、加熱手段を制御して水蒸気の
発生量を調整している。
【0004】ところで、上記制御装置は、湿度センサか
らの出力値を用いて、この湿度センサが故障(例えば断
線等)しているか否かを判定する。この判定では、湿度
センサからの出力値が一定の故障判定基準値以下の場合
に、当該湿度センサが故障しているものと判定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、湿度セ
ンサからの出力値は、一般に、湿度または温度が上昇す
るに従いその値が大きくなる。このため、上記基準値を
一定の値としておくと、室内温度が例えば30℃の場合
には、湿度センサからの出力値が上記基準値以下のとき
に、当該湿度センサが故障していると正しく判定できる
が、室内湿度が低い場合には、湿度センサの故障を正し
く判定できないことがある。
【0006】即ち、室内温度が低く、例えば5℃の場合
には、湿度センサからの出力値が上記故障判定基準値以
下のときにも、前記湿度換算テーブルにて現実に起こり
得る湿度値に換算できる場合があり、この場合、湿度セ
ンサは正常である。このように、湿度センサからの出力
値が一定の基準値以下であることのみに基づき湿度セン
サの故障を判定すると、この湿度センサが正常であるに
も拘わらず、故障であると誤判断してしまう場合があ
る。
【0007】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、湿度センサの故障を正確に判断でき
る加湿器における湿度センサの故障判定方法及び加湿器
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、湿度センサ、温度センサがそれぞれ室内の湿度、温
度を検出し、この検出された湿度、温度に基づき加熱手
段を加熱制御して水蒸気を発生させ、この水蒸気を上記
室内へ供給する加湿器における湿度センサの故障判定方
法において、上記湿度センサが湿度を検出したときの出
力値に基づき当該湿度センサの故障を判定する際に、故
障の判定の基準となる基準値を、上記湿度センサが湿度
を検出したときの温度に応じて変更して設定することを
特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記湿度センサが湿度を検出したとき
の出力値に基づき実施する当該湿度センサの故障の判定
を、当該湿度センサが湿度を検出したときの温度が所定
温度以上である場合にのみ実施することを特徴とするも
のである。
【0010】請求項3に記載の発明は、湿度センサ、温
度センサがそれぞれ室内の湿度、温度を検出し、制御装
置が、この検出された湿度、温度に基づき加熱手段を加
熱制御して水蒸気を発生させ、この水蒸気を上記室内へ
供給する加湿器において、上記制御装置は、上記湿度セ
ンサが湿度を検出したときの出力値に基づき当該湿度セ
ンサの故障を判定する際に、故障の判定の基準となる基
準値を、上記湿度センサが湿度を検出したときの温度に
応じて変更して設定することを特徴とするものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、上記制御装置は、湿度センサが湿度を
検出したときの出力値に基づき実施する当該湿度センサ
の故障の判定を、当該湿度センサが湿度を検出したとき
の温度が所定温度以上である場合にのみ実施することを
特徴とするものである。
【0012】請求項1または3に記載の発明には、次の
作用がある。
【0013】湿度センサが湿度を検出したときの出力値
は、湿度の高低のみならず、検出時の温度の高低によっ
ても変動する。このため、湿度センサが湿度を検出した
ときの出力値に基づき当該湿度センサの故障を判定する
際に、故障の判定の基準となる基準値を、湿度センサが
湿度を検出したときの温度に応じて変更して設定するこ
とから、湿度検出時の温度が高い場合にも低い場合に
も、当該湿度センサの故障の有無を正確に判定できる。
【0014】請求項2または3に記載の発明には、次の
作用がある。
【0015】湿度センサが湿度を検出したときの温度が
所定温度以上となった場合にのみ、湿度センサからの出
力値に基づき当該湿度センサの故障を判定し、所定温度
以下の場合には湿度センサの故障を判定しないことか
ら、室内が所定温度に至るまで加湿器により室内を加湿
できるので、加湿器の実用性を向上させることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0017】図1は、本発明に係る加湿器の一実施の形
態を示す斜視図である。図2は、図1の加湿器の内部構
造を示す断面図である。
【0018】図1及び図2に示すように、スチーム式の
加湿器2は、上方が開口したボックス形状の外装ケース
1内に給水タンク8、貯溜槽17、加熱槽21及びダク
ト23が配設され、この外装ケース1の上部開口が上蓋
3にて閉塞されて構成される。
【0019】給水タンク8は、底部に弁付きキャップ1
6を備え、外装ケース1内に着脱自在に取り付けられ
る。この給水タンク8は、加湿用の水(加湿水)を貯溜
し、弁付きキャップ16を経て貯溜槽17へこの加湿水
を供給する。
【0020】貯溜槽17は、給水タンク8の下方に配置
され、フロートスイッチ19を収容する。このフロート
スイッチ19の検出値が後述の制御装置28へ出力され
ることにより、この制御装置28が貯溜槽17内の加湿
水を一定レベルに保持する。
【0021】加熱槽21は、貯溜槽17に対し仕切板1
8に隔てられて構成され、底部に加熱手段としての電気
ヒータ22が埋設される。この電気ヒータ22が通電さ
れることにより、加熱槽21内の加湿水が電気ヒータ2
2により加熱されて水蒸気が発生する。
【0022】ダクト23は、加熱槽21の上方に配置さ
れ、加熱槽21にて発生した水蒸気を上蓋3の吹出口4
へ誘導する。また、ダクト23と加熱槽21との間に吸
込部24が形成される。この吸込部24には、送風機7
にて外装ケース1内へ導入された空気が吸い込まれ、こ
の空気は、加熱槽21からの水蒸気とともにダクト23
内を上昇して吹出口4から室内へ吹き出される。これに
より、室内が加湿される。
【0023】上記送風機7は、図1にも示すように、外
装ケース1の側面に設置されて、室内の空気を外装ケー
ス1内へ吸い込む。これにより、上述の如く吹出口4か
ら水蒸気を吹き出させるとともに、外装ケース1内の空
気を対流させて、後述の湿度センサ26及び温度センサ
27(図2)周囲の空気の状態を室内の空気と一致させ
る。
【0024】図1に示すように、外装ケース1の正面に
は操作パネル6が、また、外装ケース1の側面の送風機
7近傍には水量窓12がそれぞれ設けられる。この水量
窓12は、給水タンク8内の水量を外部から確認するも
のである。
【0025】上記操作パネル6は、図3に示すように、
運転入/切スイッチ13、切タイマースイッチ29、か
さかさサインスイッチ31、湿度設定スイッチ32、運
転切替スイッチ33及び長時間スイッチ37等の操作ス
イッチが配置された操作部14と、現在湿度表示部3
4、設定湿度表示部35及びかさかさサイン表示部36
等を備えた表示部15とを有する。
【0026】運転入/切スイッチ13は、加湿器2への
電源のONまたはOFFを切り換えて、加湿器2を運転
または停止させるスイッチである。また、切タイマース
イッチ29は、加湿運転時間を設定して、所望時間経過
後に加湿運転を停止するスイッチである。更に、かさか
さサインスイッチ31は、加湿運転中に室内湿度を表示
させるためのスイッチであり、湿度設定スイッチ32
は、希望する室内湿度に設定するためのスイッチであ
る。
【0027】運転切替スイッチ33は、運転モードを、
通常運転モードとしっとりお肌運転モードと節約運転モ
ードのいずれかに切り換えるスイッチである。ここに、
通常運転モードは、湿度設定スイッチ32で設定された
設定湿度に基づき加湿運転を実行するモードである。し
っとりお肌運転モードは、後述の制御装置28により温
度毎に予め設定された設定湿度に基づき加湿運転を実行
するモードである。節約運転モードは、通常運転モード
に比べて消費電力を下げて加湿運転を実行するモードで
ある。
【0028】また、長時間スイッチ37は、加湿器2を
長時間運転させるときに操作されるスイッチである。こ
のスイッチがON操作されたときには、電気ヒータ22
への通電量を最大とするHigh運転(例えば通電量3
80W)と、電気ヒータ22への通電量を最大通電量よ
りも低下させるLow運転(例えば通電量120W)と
を組み合わせた運転が実施される。Low運転は、現在
の湿度が設定湿度に近づいた段階で実行される。
【0029】現在湿度表示部34は、湿度センサ26に
て検出された現在の室内の湿度を表示するものである。
また、設定湿度表示部35は、湿度設定スイッチ32に
て設定された設定湿度を表示するものである。更に、か
さかさサイン表示部36は、室内の乾燥の程度を図を用
いて表示するものである。また、符号51は、給水タン
ク8内が空になったことを示す給水ランプである。
【0030】図2に示すように、外装ケース1の内部
で、上述の操作パネル6の裏面側下方に制御基板25が
配置される。この制御基板25に湿度センサ26、温度
センサ27及び制御装置28が設置されている。湿度セ
ンサ26、温度センサ27は、送風機7により外装ケー
ス1内の空気が対流して、この外装ケース1内の空気の
状態と外装ケース1外の室内の空気の状態とが一致する
ことから、それぞれ外装ケース1内の湿度、温度を検出
することによって室内の湿度、温度を検出することにな
る。
【0031】また、制御装置28は、図4に示すマイク
ロコンピュータ38を有して構成される。このマイクロ
コンピュータ38にROM41(読み出し専用メモ
リ)、RAM42(書き換え可能メモリ)及びタイマー
43等が内蔵される。また、制御装置28には、入口側
の外部端子に、操作パネル6の操作部14における各種
操作スイッチ、湿度センサ26、フロートスイッチ19
及び温度センサ27等が接続され、出力側の外部端子
に、電気ヒータ22、送風機7、操作パネル6の表示部
15等が接続される。
【0032】上記ROM41は、電気ヒータ22の加熱
量と加湿量との関係や、湿度センサ26からの出力値と
湿度値との関係を温度毎に対応付けた湿度換算テーブル
(後述)等が格納される。また、RAM42は、操作パ
ネル6の操作部14における各種操作スイッチ、湿度セ
ンサ26、フロートスイッチ19及び温度センサ27か
らの入力信号を一時記憶する。更に、タイマー43は、
切タイマースイッチ29により設定された切りタイマ時
間などをカウントする。
【0033】制御装置28のマイクロコンピュータ38
は、RAM42に一時記憶された入力信号に基づき、R
OM41に記憶されたデータを用いて、電気ヒータ22
への通電量や送風機7のON、OFFを制御して、加湿
器2の吹出口4から室内へ吹き出させる水蒸気量を調整
し、加湿器2の加湿量を調整する。
【0034】ここで、上記湿度換算テーブルを図5に示
す。この湿度換算テーブルは、前述の如く、湿度センサ
26からの出力値と湿度値との関係を温度毎に対応付け
たものである。
【0035】湿度センサ26は可変抵抗センサであり、
湿度によってセンサ内の抵抗値が変化するので、出力電
圧も変動する。この出力電圧の最大値は例えば5Vであ
り、湿度センサ26は、この出力電圧0〜5Vを例えば
1024に分割して、その分割値(ステップ値)を出力
値として制御装置28のマイクロコンピュータ38へ出
力する。つまり、湿度が高いときには、湿度センサ26
の内部抵抗が大きくなって出力電圧が小さくなり、湿度
センサ26からの出力値が大きくなり、逆に湿度が低い
ときには、湿度センサ26からの出力値が小さくなる。
【0036】湿度センサ26からの出力値は、上述のよ
うな湿度の高低のみならず、湿度センサ26が湿度を検
出したときの温度の高低によっても変動する。制御装置
28のマイクロコンピュータ38は、湿度センサ26か
らの出力値(ステップ値)と、湿度センサ26が湿度を
検出したときの温度とに基づき、上記湿度換算テーブル
を用いて、上記湿度センサ26からの出力値を湿度値に
換算し、外装ケース1内の湿度(つまり室内の湿度)と
する。例えば、制御装置28のマイクロコンピュータ3
8は、湿度センサ26が湿度を検出したときの温度が2
5℃で、湿度センサ26からの出力値が180ステップ
のときには、湿度が35%であると換算する。
【0037】このように、湿度換算テーブルを用いて湿
度センサ26からの出力値から換算した湿度値に基づ
き、制御装置28のマイクロコンピュータ38は電気ヒ
ータ22の加熱量を制御して、水蒸気の発生量、つまり
加湿器2による加湿量を調整する。
【0038】なお、制御装置28のマイクロコンピュー
タ38は、操作パネル6の現在湿度表示部34には、湿
度センサ26からの出力値を換算した湿度値(図5の
「器内湿度」)をそのまま表示させず、図5に示すよう
に、これらの器内湿度を5%刻みで表した「表示湿度」
を表示させる。
【0039】さて、制御装置28のマイクロコンピュー
タ38は、湿度センサ26からの出力値を用いて、この
湿度センサ26が故障しているか否かの判定制御を実行
する。ここで、湿度センサ26の故障には、湿度センサ
26の断線と短絡とが主に想定される。
【0040】この湿度センサ26の故障判定に際して
は、湿度センサ26からの出力値が現実には起こり得な
い程度の非常に低い湿度値を表す場合を、湿度センサ2
6が故障したものと判定する故障判定基準値とする。制
御装置28のマイクロコンピュータ38は、湿度センサ
26からの出力値が上記故障判定基準値以下のときに、
湿度センサ26が故障しているものと判定する。
【0041】図5の湿度換算テーブルに示すように、湿
度センサ26からの出力値は、湿度または温度が上昇す
るに従ってその値が大きくなる。故障判定のための上記
故障判定基準値を、例えば20ステップの一定値とする
と、湿度センサ26が湿度を検出したときの温度が例え
ば30℃の場合には、湿度換算テーブルから、湿度セン
サ26からの出力値が20ステップ以下のときに、室内
湿度が現実には起こり得ない20%以下の値を示すこと
になるので、このとき、制御装置28のマイクロコンピ
ュータ38は、湿度センサ26が故障していると正しく
判定できる。
【0042】しかし、湿度センサ26が湿度を検出した
ときの温度が低く、例えば5℃の場合には、上記故障判
定基準値を同様に20ステップの一定値とすると、湿度
換算テーブルから、湿度センサ26からの出力値が20
ステップ付近の22ステップのときの湿度が30%であ
ると換算できる。この湿度30%は、現実に起こり得る
湿度であることから、湿度センサ26は正常である。従
って、制御装置28のマイクロコンピュータ38がこの
場合にも湿度センサ26を故障であると判定すると、こ
の判定は誤判定となってしまう。
【0043】そこで、制御装置28のマイクロコンピュ
ータ38は、湿度センサ26が故障したものと判定する
ための故障判定基準値を、湿度センサ26が湿度を検出
したときの温度に応じて変更して設定する。例えば、湿
度センサ26が湿度を検出したときの温度が30℃の場
合には、故障判定基準値を20ステップとし、上記温度
が5℃の場合には、故障判定基準値を6ステップとす
る。
【0044】これにより、上述の故障判定基準値は、湿
度センサ26が湿度を検出したときの温度毎に、湿度セ
ンサ26の出力値が現実には起こり得ない程度の非常に
低い湿度値を表した場合を意味することになる。これら
の故障判定基準値は、マイクロコンピュータ38のRO
M41に格納される。
【0045】次に、制御装置28のマイクロコンピュー
タ38が実行する湿度センサ26の故障判定制御を、図
6を用いて説明する。
【0046】マイクロコンピュータ38は、操作パネル
6の運転入/切スイッチ13が操作されて、加湿器2に
電源がON(投入)されているか否かを判断する(S
1)。電源がOFFのときには、故障判定制御を実行し
ない(S1)。
【0047】電源がONのときには、マイクロコンピュ
ータ38は、次に、湿度センサ26の故障判定が既に完
了していて、湿度センサ26が故障であることが確定し
ているか否かを判定する(S2)。故障が確定している
場合には、当該故障判定は実行しない。
【0048】手順(S2)において、湿度センサ26の
故障が確定していない場合には、マイクロコンピュータ
38は、温度センサ27を用いて、このときの室内温度
を検出して確認する(S3)。その後、マイクロコンピ
ュータ38は、手順S3にて検出された温度に対応する
故障判定基準値を決定する(S4)。
【0049】次に、マイクロコンピュータ38は、湿度
センサ26が湿度を検出したときの出力値が手順S4に
て決定した故障判定基準値以下であるか否かを判断し
(S5)、以上の場合には、通常運転モード、しっとり
お肌運転モード、節約運転モードのいずれかを運転、ま
たは長時間運転等の運転を加湿器2に実行させる(S
8)。
【0050】マイクロコンピュータ38は、手順S5に
おいて、湿度センサ26からの出力値が故障判定基準値
以下の状態が所定時間(例えば5秒間)継続しているか
否かを判断し(S6)、継続していない場合には、湿度
センサ26が故障であると判断せず手順S1に戻る。
【0051】マイクロコンピュータ38は、手順S6に
おいて、湿度センサ26からの出力値が故障判定基準値
以下の状態が上記所定時間継続している場合に、湿度セ
ンサ26が故障であると判定し、警報の出力や加湿器2
の全停止等の故障確定処理を実行する(S7)。
【0052】なお、マイクロコンピュータ38により湿
度センサ26が故障であると判定された場合、この判定
の解除は、操作パネル6の運転入/切スイッチ13を操
作して加湿器2への電源をOFFすることによりなされ
る。
【0053】従って、上記実施の形態によれば、次の効
果を奏する。
【0054】湿度センサ26が湿度を検出したときの
出力値は、湿度の高低のみならず、検出時の温度の高低
によっても変動する。このため、制御装置28のマイク
ロコンピュータ38は、湿度センサ26が湿度を検出し
たときの出力値に基づきこの湿度センサ26の故障を判
定する際に、故障の判定の基準となる故障判定基準値
を、湿度センサ26が湿度を検出したときの温度に応じ
て変更して設定することにより、湿度検出時の温度が高
い場合にも低い場合にも、この湿度センサ26の故障の
有無を正確に判定できる。
【0055】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0056】例えば、制御装置28のマイクロコンピュ
ータ38は、湿度センサ26が湿度を検出したときの出
力値に基づき実行する湿度センサ26の故障判定を、こ
の湿度センサ26が湿度を検出したときの温度が所定温
度、例えば10℃以上の場合にのみ実行するようにして
もよい。この場合には、次の効果を奏する。
【0057】湿度センサ26が湿度を検出したときの
温度が所定温度以上となった場合にのみ、湿度センサ2
6からの出力値に基づきこの湿度センサ26の故障を判
定し、所定温度以下の場合には湿度センサ26の故障を
判定しないことから、室内が所定温度に至るまで加湿器
2により室内を加湿できるので、加湿器2の実用性を向
上させることができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に係る加湿器にお
ける湿度センサの故障判定方法によれば、湿度センサ、
温度センサがそれぞれ室内の湿度、温度を検出し、この
検出された湿度、温度に基づき加熱手段を加熱制御して
水蒸気を発生させ、この蒸気を上記室内へ供給する加湿
器における湿度センサの故障判定方法において、上記湿
度センサが湿度を検出したときの出力値に基づき当該湿
度センサの故障を判定する際に、故障の判定の基準とな
る基準値を、上記湿度センサが湿度を検出したときの温
度に応じて変更して設定することから、湿度センサの故
障を正確に判定できる。
【0059】請求項3に記載の発明に係る加湿器によれ
ば、湿度センサ、温度センサがそれぞれ室内の湿度、温
度を検出し、制御装置が、この検出された湿度、温度に
基づき加熱手段を加熱制御して水蒸気を発生させ、この
蒸気を上記室内へ供給する加湿器において、上記制御装
置は、上記湿度センサが湿度を検出したときの出力値に
基づき当該湿度センサの故障を判定する際に、故障の判
定の基準となる基準値を、上記湿度センサが湿度を検出
したときの温度に応じて変更して設定することから、湿
度センサの故障を正確に判定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加湿器の一実施の形態を示す斜視
図である。
【図2】図1の加湿器の内部構造を示す断面図である。
【図3】図1の加湿器の操作パネルを示す正面図であ
る。
【図4】図1の加湿器のブロック図である。
【図5】湿度センサからの出力値と湿度値との関係を温
度毎に示す湿度換算テーブルである。
【図6】図1の加湿器の湿度センサ故障判定動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
2 加湿器 4 吹出口 7 送風機 21 加熱槽 22 電気ヒータ(加熱手段) 26 湿度センサ 27 温度センサ 28 制御装置 38 マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大澤 岳史 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 Fターム(参考) 3L055 BC01 CA04 DA14 3L060 AA07 AA08 CC02 CC07 DD05 EE25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿度センサ、温度センサがそれぞれ室内
    の湿度、温度を検出し、この検出された湿度、温度に基
    づき加熱手段を加熱制御して水蒸気を発生させ、この水
    蒸気を上記室内へ供給する加湿器における湿度センサの
    故障判定方法において、 上記湿度センサが湿度を検出したときの出力値に基づき
    当該湿度センサの故障を判定する際に、故障の判定の基
    準となる基準値を、上記湿度センサが湿度を検出したと
    きの温度に応じて変更して設定することを特徴とする加
    湿器における湿度センサの故障判定方法。
  2. 【請求項2】 上記湿度センサが湿度を検出したときの
    出力値に基づき実施する当該湿度センサの故障の判定
    を、当該湿度センサが湿度を検出したときの温度が所定
    温度以上である場合にのみ実施することを特徴とする請
    求項1に記載の加湿器における湿度センサの故障判定方
    法。
  3. 【請求項3】 湿度センサ、温度センサがそれぞれ室内
    の湿度、温度を検出し、制御装置が、この検出された湿
    度、温度に基づき加熱手段を加熱制御して水蒸気を発生
    させ、この水蒸気を上記室内へ供給する加湿器におい
    て、 上記制御装置は、上記湿度センサが湿度を検出したとき
    の出力値に基づき当該湿度センサの故障を判定する際
    に、故障の判定の基準となる基準値を、上記湿度センサ
    が湿度を検出したときの温度に応じて変更して設定する
    ことを特徴とする加湿器。
  4. 【請求項4】 上記制御装置は、湿度センサが湿度を検
    出したときの出力値に基づき実施する当該湿度センサの
    故障の判定を、当該湿度センサが湿度を検出したときの
    温度が所定温度以上である場合にのみ実施することを特
    徴とする請求項3に記載の加湿器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN112379060A (zh) * 2020-12-25 2021-02-19 广州市优仪科技股份有限公司 试验箱的湿度测量方法、装置、电子设备和存储介质
JP7514172B2 (ja) 2020-11-24 2024-07-10 シャープ株式会社 異常検知システム及び空気調和機

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