JP2002106742A - 常開型パイロット弁方式の電磁式給水弁 - Google Patents
常開型パイロット弁方式の電磁式給水弁Info
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- JP2002106742A JP2002106742A JP2000295330A JP2000295330A JP2002106742A JP 2002106742 A JP2002106742 A JP 2002106742A JP 2000295330 A JP2000295330 A JP 2000295330A JP 2000295330 A JP2000295330 A JP 2000295330A JP 2002106742 A JP2002106742 A JP 2002106742A
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Abstract
口14、第二背圧室流出口15を有する弁本体16に、
ダイヤフラム弁20とパイロット弁座体40とパイロッ
ト弁60とを順に載上配設するので、形状的に小形化で
きないという問題点があった。 【解決手段】 弁本体19に第一背圧室43側と第二背
圧室44側とを連通する背圧室間連通口17を設け、パ
イロット弁60とダイヤフラム弁20とを対向して分離
配設する。
Description
に設置して、パイロット弁座を開閉するパイロット弁の
連動により主弁座の開閉を行うダイヤフラム弁を有する
パイロット弁方式の電磁式給水弁に係るものであり、詳
しくは隈取コイルを配設した固定鉄心を用いないで、交
流磁界で動作可能な常開型パイロット式電磁弁におい
て、パイロット弁とダイヤフラム弁とを分離配設させて
小形化が可能な常開型パイロット弁方式の電磁式給水弁
の改善に関する。
(例えば、全自動洗濯機、食器洗い乾燥機、局部洗浄装
置等)等に搭載され、例えば、特開平11−29461
9号公報等で開示されている常開型パイロット弁方式の
電磁式給水弁10(以下、常開弁10という。)には、
流入口11と、流入室12と、主弁座13と、流出口1
4と、第二背圧室流出口15とを有する樹脂成形部材
(例えば、PP樹脂)の弁本体16に、該主弁座13を
閉塞するように、流入する流体圧で変位可能なダイヤフ
ラム弁20を設置し、該ダイヤフラム弁20には大径圧
縮コイルスプリング48(不図示:例えば、ステンレス
鋼線)を載上して、該弁本体16にダイヤフラム弁20
のダイヤフラム30の水密パッキン部31を押圧するよ
うに、樹脂成形部材(例えば、PP樹脂)のパイロット
弁座体40の外周部に水密パッキン41(例えば、Oリ
ング)を環装して押圧し、該パイロット弁座体40の略
中央部に中径圧縮コイルスプリング42(例えば、ステ
ンレス鋼線)を載上し、該パイロット弁座体40を押圧
するように、樹脂成形部材(例えば、PP樹脂)のガイ
ドケース50の内周部に水密パッキン51(例えば、O
リング)を環装して押止め、該ガイドケース50の内周
にはパイロット弁60と、磁性体(例えば、鉄)の可動
鉄心70とを具設し、該ガイドケース50の外周にはマ
グネット・ワイヤと呼ばれる銅線(例えば、エナメル
線)を円筒状のボビン(例えば、PBT樹脂)に巻いて
端子片82(例えば、ファストン端子#250)やリー
ド線(電線)に接続(例えば、半田付け、ヒュージン
グ、スポット溶接、レーザ溶接)したコイル81と、磁
性体(例えば、鉄)のソレノイドヨークA83、磁性体
(例えば、鉄)のソレノイドヨークB84と、からなる
ソレノイド80を設置し、該ガイドケース50を押圧す
るように、該ソレノイドヨークB84で押止めたものが
知られている。
手の呼びPT3/4、口径の呼び20というように、業
界では給水ホース等のねじ接続や口径等を規格化してい
て、業界規定の螺刻(例えば、10山)がある。該流入
口11の内周部(流入する水の圧力を一次圧又は高圧側
という。)には、異物(例えば、虫、砂、鉄屑等)混入
防止の60メッシュ程度の金属フィルタ55や、一次圧
(ラインの動水圧)に係わらず略流量が一定になるよう
に流量調整部品等を組み込む場合が多い。
から毎分35L程度の場合の流量調節部品においては、
例えば、実開平2−102744号公報の図6及び図7
等で開示されているように、両側の端面の略中央の貫通
孔(オリフィスともいい、流水管路である。)に、水圧
又は流体の流量の変化により撓み、流水管路断面積が変
化しやすいように円錐状傾斜凹形状が成形されている弾
性部材(例えば、ニトリルゴム)の軟質環状ディスク5
7(以下、フローシートという。)と、無くても良いが
合成樹脂成形部材(例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリ
アセタール樹脂)の硬質カラー56(逆流時の飛出防止
用のフローシート支えである。)とで構成された流量調
節部品を設置するのが一般的である。該流量調節部品に
ついては、水圧又は流体の流量の変化によりフローシー
ト52が撓み変形して該略中央の貫通孔である流水管路
が狭まれて、所定の通水量又はそれ以下の水が通過する
ことになる。
入口11に流量調節部品を配設する場合が一般的だが、
例えば、実開昭56−136685号公報、登録実用新
案第3021488号公報等で開示されているように、
流出口14側に流量調節部品を配設する場合もある。
ある。該ダイヤフラム弁20は、弾性部材(例えば、シ
リコンゴム)の軟質ダイヤフラム30に設けられた小穴
32(複数個可能。)と大穴33に、樹脂成形部材(例
えば、POM樹脂)の硬質ディスク21の片面に設けら
れた小突起22(複数個可能。)と大突起23を嵌挿す
ることにより結合していて、該ダイヤフラム弁20の外
周部には該小突起22が飛び出ていて、該小突起22に
は流入室12と第一背圧室43とを貫通するサイド孔2
4を有し、該ダイヤフラム弁20の略中央部には該大突
起23が飛び出ていて、該大突起23の外周部に整流羽
根25を有する。
一背圧室43と第二背圧室44とを貫通するバイパス孔
45を有し、該パイロット弁座体40の略中央部には中
突起状のパイロット弁座46が飛び出ていて、該パイロ
ット弁座46には第二背圧室44と第二背圧室流出口1
5とを貫通する排出孔47を有する。
50の内周に具設されたパイロット弁60と可動鉄心7
0の拡大断面図である。パイロット弁60は、パイロッ
ト弁軸押止61(例えば、ABS樹脂)と、弾性部材
(例えば、シリコンゴム)のパイロット弁体62と、該
パイロット弁体62が環装されるパイロット弁軸63
(例えば、ABS樹脂)と、該パイロット弁軸63を押
圧している小径圧縮コイルスプリング64(例えば、ス
テンレス鋼線)と、略中空円柱形状のパイロット弁軸ホ
ルダ65(例えば、ABS樹脂)と、を備えてなる。
は次のように行われる。該ソレノイド80に電流を流す
(通常は交流100Vの電圧を印加し励磁する。)と、
該ソレノイド80の内側に設置された該ガイドケース5
0内の略中央部に該可動鉄心70が吸引され、該可動鉄
心70によりパイロット弁60が該ガイドケース50か
ら押し出されて、該パイロット弁座46を閉鎖する。す
ると、ダイヤフラム弁20のサイド孔24から該ガイド
ケース50内に流入している流体は行き場を無くして、
流体圧の上昇により主弁座13から浮遊していたダイヤ
フラム弁20を主弁座13に押圧するようになる。そし
て、主弁座13がダイヤフラム弁20で閉塞されて止水
される。
止める(通常は交流100Vの電圧を停電し消磁す
る。)と、該中径圧縮コイルスプリング42により該パ
イロット弁60及び該可動鉄心70が定位に復帰し、該
パイロット弁60が該パイロット弁座46から離れる。
すると、流入室12の流体はダイヤフラム弁20のサイ
ド孔24から第一背圧室43に流入し、第一背圧室43
の流体はバイパス孔45からガイドケース50内(第二
背圧室44)に流入し、第二背圧室44の流体はパイロ
ット弁座体40の排水孔47から第二背圧室流出口15
を通り、流出口14に流出する。この通路が開通される
と、流入室12の流体の圧力でダイヤフラム弁20が主
弁座13から浮遊し、流体の大部分は、流入口11、主
弁座13、流出口14の主流路を通り流出する。
常開弁においては、構造的に、弁本体にダイヤフラム弁
とパイロット弁座体とパイロット弁とを順に載上配設す
るので、形状的に小形化できないという問題点があっ
た。
問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、小形化が可能な常開型パイロット弁方式の電磁
式給水弁を提供しようとするものである。
に、本発明の常開型パイロット弁方式の電磁式給水弁に
おいては、流入口と流入室とパイロット弁座と主弁座と
流出口とを有する弁本体と、パイロット弁座を開閉する
パイロット弁の連動により該主弁座を開閉するダイヤフ
ラム弁と、ガイドケースと、可動鉄心と、パイロット弁
軸ホルダと、パイロット弁軸と、該パイロット弁軸にパ
イロット弁体が固定されたパイロット弁と、該パイロッ
ト弁軸ホルダと該パイロット弁軸との間に装着される小
径圧縮コイルスプリングと、パイロット弁軸押止と、ソ
レノイドと、からなり、略直線上にパイロット弁座と主
弁座が配設されたことを特徴とする。又、流入口から流
入室へ流れる水の流れ方向と、第一背圧室側から第二背
圧室側圧室側へ流れる水の流れ方向と、が略直角になる
ことを特徴とする。
参照して説明する。図4は本発明の一実施例の常開型パ
イロット弁方式の電磁式給水弁90の開作動時の正面断
面図である。本発明の一実施例の常開型パイロット弁方
式の電磁式給水弁90は、流入口11と、流入室12
と、主弁座13と、パイロット弁座46と、流出口14
と、背圧室間連通口17(第一背圧室43側と第二背圧
室44側とを連通するバイパス孔)と、を有する弁本体
19(合成樹脂製でも真鍮製でも良い。)に、該主弁座
13を閉塞するように、流入する流体圧で変位可能なダ
イヤフラム弁20を設置し、該弁本体19にダイヤフラ
ム弁20のダイヤフラム30の水密パッキン部31を押
圧するように、ダイヤフラム弁押圧蓋26で押止めた。
該ダイヤフラム弁20とダイヤフラム弁押圧蓋26との
間には、大径圧縮コイルスプリング48(不図示:例え
ば、ステンレス鋼線)を挟着しても良い。又該弁本体1
9に、該パイロット弁座46を閉塞するように、パイロ
ット弁60を有するソレノイド80(但し、従来のガイ
ドケース50を本発明の一実施例の常開型パイロット弁
方式の電磁式給水弁90用にガイドケース54に変更し
てある。)を設置し押止めた。本発明の一実施例の常開
型パイロット弁方式の電磁式給水弁90は、略直線上に
パイロット弁座と主弁座が配設されたことを特徴とす
る。又、流入口から流入室へ流れる水の流れ方向と、第
一背圧室側から第二背圧室側圧室側へ流れる水の流れ方
向と、が略直角になることを特徴とする。
に設けられた小穴32と大穴33に、ディスク21の片
面に設けられた小突起22と大突起23を嵌挿すること
により結合していて、該ダイヤフラム弁20の外周部に
は該小突起22が飛び出ていて、該小突起22には流入
室12と第一背圧室43とを貫通するサイド孔24を備
え、該ダイヤフラム弁20の略中央部には該大突起23
が飛び出ていて、該大突起23の外周部に整流羽根25
を備えた従来品をそのまま使用する。
7と第二背圧室44とを連通するバイパス孔であるガイ
ドケース連通口18を備える。つまり、第一背圧室43
は、背圧室間連通口17と環状間隔管連通口18とで、
第二背圧室44とつながっている。
作を行うことができる。先ず、パイロット弁座46を閉
塞していたパイロット弁60が離れた場合は、流入室1
2の流体はダイヤフラム弁20のサイド孔24から第一
背圧室43に流入し、第一背圧室43の流体は背圧室間
連通口17、ガイドケース連通口18、第二背圧室44
に流入し、第二背圧室44の流体はパイロット弁座46
から流出口14に流出する。この通路が開通されると、
流入室12の流体の圧力でダイヤフラム弁20が主弁座
13から浮遊し、流体の大部分は、流入口11、主弁座
13、流出口14の主流路を通り流出する。
46を閉塞した場合は、ダイヤフラム弁20のサイド孔
24から第二背圧室44に流入している流体は行き場を
無くして、流体圧の上昇により主弁座13から浮遊して
いたダイヤフラム弁20を主弁座13に押圧するように
なる。そして、主弁座13がダイヤフラム弁20で閉塞
されて止水される。
述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定され
るものでなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの
組合せ、改変等を施し得るのはもちろんである。
式給水弁に於いては、パイロット弁とダイヤフラム弁と
が対向して弁本体に分離配設されているので、小形化が
可能であるという効果を奏する。
の開作動時の正面断面図である。
具設されたパイロット弁と可動鉄心の拡大断面図であ
る。
電磁式給水弁の開作動時の正面断面図である。
3…主弁座、14…流出口、15…第二背圧室流出口、
16…従来の弁本体、17…本発明の一実施例の背圧室
間連通口、18…本発明の一実施例のガイドケース連通
口、19…本発明の一実施例の弁本体、20…ダイヤフ
ラム弁、21…ディスク、22…小突起、23…大突
起、24…サイド孔、25…整流羽根、26…本発明の
一実施例のダイヤフラム弁押圧蓋、30…ダイヤフラ
ム、31…水密パッキン部、32…小穴、33…大穴、
40…パイロット弁座体、41…水密パッキン、42…
中径圧縮コイルスプリング、43…第一背圧室、44…
第二背圧室、45…バイパス孔、46…パイロット弁座
(中突起)、47…排水孔、48…大径圧縮コイルスプ
リング、50…従来のガイドケース、51…水密パッキ
ン、54…本発明のガイドケース、55…金属フィル
タ、56…カラー、57…環状ディスク(フローシー
ト)、60…パイロット弁、61…パイロット弁軸押
止、62…パイロット弁体、63…パイロット弁軸、6
4…小径圧縮コイルスプリング、65…パイロット弁軸
ホルダ、70…可動鉄心、80…ソレノイド、81…コ
イル、82…端子片、83…ソレノイドヨークA、84
…ソレノイドヨークB、90…本発明の一実施例の常開
型パイロット弁方式の電磁式給水弁
Claims (2)
- 【請求項1】 流入口と流入室とパイロット弁座と主弁
座と流出口とを有する弁本体と、パイロット弁座を開閉
するパイロット弁の連動により該主弁座を開閉するダイ
ヤフラム弁と、ガイドケースと、可動鉄心と、パイロッ
ト弁軸ホルダと、パイロット弁軸と、該パイロット弁軸
にパイロット弁体が固定されたパイロット弁と、該パイ
ロット弁軸ホルダと該パイロット弁軸との間に装着され
る小径圧縮コイルスプリングと、パイロット弁軸押止
と、ソレノイドと、からなる常開型パイロット弁方式の
電磁式給水弁において、略直線上にパイロット弁座と主
弁座が配設されたことを特徴とする常開型パイロット弁
方式の電磁式給水弁。 - 【請求項2】 流入口と流入室とパイロット弁座と主弁
座と流出口とを有する弁本体と、パイロット弁座を開閉
するパイロット弁の連動により該主弁座を開閉するダイ
ヤフラム弁と、ガイドケースと、可動鉄心と、パイロッ
ト弁軸ホルダと、パイロット弁軸と、該パイロット弁軸
にパイロット弁体が固定されたパイロット弁と、該パイ
ロット弁軸ホルダと該パイロット弁軸との間に装着され
る小径圧縮コイルスプリングと、パイロット弁軸押止
と、ソレノイドと、からなる常開型パイロット弁方式の
電磁式給水弁において、流入口から流入室へ流れる水の
流れ方向と、第一背圧室側から第二背圧室側圧室側へ流
れる水の流れ方向と、が略直角になることを特徴とする
常開型パイロット弁方式の電磁式給水弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000295330A JP2002106742A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 常開型パイロット弁方式の電磁式給水弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000295330A JP2002106742A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 常開型パイロット弁方式の電磁式給水弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002106742A true JP2002106742A (ja) | 2002-04-10 |
Family
ID=18777773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000295330A Pending JP2002106742A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 常開型パイロット弁方式の電磁式給水弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002106742A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005016653A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Rinnai Corp | 電磁式切換弁 |
JP2016065619A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | アイシン精機株式会社 | 冷却液制御弁 |
JP2020153516A (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-24 | リンナイ株式会社 | ガス電磁弁 |
-
2000
- 2000-09-28 JP JP2000295330A patent/JP2002106742A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005016653A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Rinnai Corp | 電磁式切換弁 |
JP2016065619A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | アイシン精機株式会社 | 冷却液制御弁 |
JP2020153516A (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-24 | リンナイ株式会社 | ガス電磁弁 |
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Legal Events
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