JP2002105711A - ウエストサイズ調節機構付衣服 - Google Patents

ウエストサイズ調節機構付衣服

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JP2002105711A JP2000304360A JP2000304360A JP2002105711A JP 2002105711 A JP2002105711 A JP 2002105711A JP 2000304360 A JP2000304360 A JP 2000304360A JP 2000304360 A JP2000304360 A JP 2000304360A JP 2002105711 A JP2002105711 A JP 2002105711A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポケットの見栄えを良くするとともにポケッ
トの使い勝手を良くしてデザインにバリエーションを持
たせること。 【解決手段】 ズボン1では、後ベルト3の開口端縁6
に前ベルト4の突出部10が挿入された状態で突出部1
0と後ベルト3が弾性部材9で接続されることで、ベル
ト部が着用者のウエストサイズに合わせて伸縮する結果
ウエストサイズを自動的に増減調節できる。脇線19か
ら小ポケット15のポケット口15aにかけてのライン
はほぼ直線で、ポケット口15aの周囲にはステッチ1
5bが施してあり、見栄えも良くデザイン的にも新鮮味
がある。かかる小ポケット15には小銭、鍵、切符等の
小物を収納することによって、これらの小物を普通の大
きさのポケットに他の物と一緒に入れた場合に比べてす
ばやく取り出すことができ、使い勝手が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着用する人の衣服
のウエストベルトのサイズを自動調節できる伸縮機構付
きのウエストサイズ調節機構付ズボン、ウエストサイズ
調節機構付スカート等のウエストサイズ調節機構付衣服
に関するものであり、特に、ウエストサイズ調節機構付
衣服に設けられるポケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】着用する人の衣服のウエストベルトのサ
イズを自動調節できる伸縮機構付きのウエストサイズ調
節機構付衣服については、本発明者が特願平10−36
6497号において出願した発明等にかかる技術があ
る。これらの技術は、ズボン等のポケットまたはタック
部分でベルト部を分離し、分離した一方のベルト部に開
口部を設け、他方のベルト部に突出部を設けて、突出部
が開口部に挿入された状態で突出部を一方のベルト部の
奥に弾性部材によって接続する。これによって、ズボン
等のベルト部が着用者のウエストサイズに合わせて伸縮
する。その結果、ベルト部のウエストサイズを自動的に
増減調節することができ、かつ、その見栄えも良好とす
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるウエス
トサイズ調節機構付衣服においては、ポケットまたはタ
ック部分でベルト部を分離して伸縮機構を設けているた
め、デザイン上ポケットの形状には自ずから制限があ
り、バリエーションを持たせることができなかった。ま
た、このベルト部の分離部分にポケットを設けると、見
栄えが余り良くなく、デザイン上別のポケットの設け方
が求められていた。
【0004】そこで、本発明は、通常の大きさのポケッ
トの見栄えを良くし、そのデザイン自由度を高くすると
ともに、ポケットの使い勝手を良くしてデザインにバリ
エーションを持たせることができるウエストサイズ調節
機構付衣服の提供を課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
ウエストサイズ調節機構付衣服は、ウエスト方向に延び
るように設けられ所定位置で分離されたベルト部の一方
に設けられた開口部と、前記分離されたベルト部の他方
に設けられた突出部と、前記突出部を前記開口部に挿入
した状態で前記突出部と前記ベルト部の一方とを弾性的
に接続する弾性部材と、前記ベルト部の一方に縫付けら
れた第1の布地と、前記ベルト部の他方に縫付けられる
とともに前記分離されたベルト部の前記ウエスト方向へ
の伸縮を妨げないように前記第1の布地に前記開口部近
傍において縫付けられた第2の布地と、前記開口部近傍
の前記第1の布地と前記第2の布地との境界にポケット
口が設けられ、そのポケット口長さが略6cmから11
cmの範囲内の大きさの小ポケットと、前記小ポケット
の袋布に設けられた前記分離されたベルト部の前記ウエ
スト方向への伸び分に相当する幅のタックとを具備する
ものである。
【0006】したがって、ベルト部の一方の開口部にベ
ルト部の他方の突出部が挿入された状態で突出部とベル
ト部の一方とが弾性部材で接続されていることから、ズ
ボン等のベルト部が着用者のウエストサイズに合わせて
伸縮する結果、ベルト部のウエストサイズを自動的に増
減調節することができる。そして、第1の布地と第2の
布地とが縫付けられた境界の前記開口部近傍において、
ポケット口長さが略6cmから11cmの範囲の大きさ
の小ポケットのポケット口が設けられている。このよう
に、第1の布地と第2の布地との境界に小ポケットのポ
ケット口が設けられていることから、第1の布地と第2
の布地との縫付け線(脇線)と小ポケットのポケット口
が一直線になり、非常に見栄えが良くなる。
【0007】ここで、小ポケットは、第1の布地と第2
の布地との境界に設けられているので、分離されたベル
ト部の伸縮機構が伸ばされたときには、小ポケットの上
側の生地は第2の布地と一体化しているため、分離され
たベルト部の他方に設けられた突出部と一体に移動す
る。しかし、小ポケットの袋布は第1の布地と第2の布
地にまたがって設けられているため、分離されたベルト
部の伸縮機構が伸ばされたときには、この袋布に引っ張
り力がかかり伸縮機構の伸びを妨げることになる。そこ
で、小ポケットの袋布に分離されたベルト部のウエスト
方向への伸び分に相当する幅のタック(折り返し)を設
けることによって、分離されたベルト部の伸縮機構が伸
ばされたときには、このタックが伸ばされることによっ
て小ポケットの袋布には引っ張り力がかからず、分離さ
れたベルト部をスムースに伸ばすことができる。
【0008】そして、かかる小ポケットは、普通の大き
さのポケットと区別できるため、小銭入れ、鍵入れ、切
符入れ等に用いることができ、これらの小物を他の物と
一緒に普通の大きさのポケットに入れたときには捜すの
に時間がかかるが、小ポケットに入れておけばすばやく
取り出すことができて使い勝手が良い。そして、デザイ
ン上もこれまでになかったポケットの付け方としてバリ
エーションが広がる。なお、小ポケットのポケット口長
さを略6cmから11cmの範囲の大きさとしている
が、一般的な手の大きさから紳士物は略9cmから11
cmの範囲、婦人物は略6cmから8cmの範囲の大き
さとするのが好ましい。
【0009】このように、通常の大きさのポケットより
小さいポケットを伸縮機構近傍に設けることによって、
ポケットの見栄えを良くするとともにポケットの使い勝
手を良くしてデザインにバリエーションを持たせること
ができる。
【0010】請求項2の発明にかかるウエストサイズ調
節機構付衣服は、請求項1の構成において、前記開口部
の外側面の開口端縁をウエスト方向と直交するベルト通
しによって被覆したものである。したがって、小ポケッ
トの上部にある開口部の開口端縁がベルト通しによって
被覆され、外部から完全に見えなくなるので、より一層
小ポケット周辺の見栄えが良くなる。
【0011】請求項3の発明にかかるウエストサイズ調
節機構付衣服は、請求項1または請求項2の構成におい
て、前記第1の布地を、前記境界から前記分離されたベ
ルト部が伸びたときに前記小ポケットのポケット口が移
動する範囲まで延長したものである。着用者のウエスト
サイズが大きくて分離されたベルト部の伸縮機構が伸ば
されたときには、小ポケットの上側の生地は第2の布地
と一体化しているため、小ポケットのポケット口は分離
されたベルト部の他方に設けられた突出部と一体に移動
して、その移動分だけ小ポケットの下地が見えることに
なる。しかし、本発明の構成によれば、分離されたベル
ト部が伸びたときに小ポケットのポケット口が移動する
範囲まで第1の布地が延長されているため、小ポケット
の下地は第1の布地によって構成されており、したがっ
て、縫付け線等がないためポケットの下地の部分まで一
体のものとして認識される。これによって、分離された
ベルト部が伸びたときにも非常に見栄えの良いポケット
となる。
【0012】請求項4の発明にかかるウエストサイズ調
節機構付衣服は、請求項1または請求項2の構成におい
て、前記第1の布地の上方の端を前記小ポケットのポケ
ット口内に隠れるように傾斜させるとともに前記第1の
布地の上方の端に前記分離されたベルト部が伸びたとき
に前記小ポケットのポケット口が移動する範囲までの前
記第1の布地と同じ材質の補助布を縫付けたものであ
る。したがって、小ポケットの下地には第1の布地と同
じ材質の補助布が設けられることになり、補助布は第1
の布地の上方の端に縫付けられている。ここで、第1の
布地の上方の端は小ポケットのポケット口内に隠れるよ
うに傾斜している。これによって、補助布と第1の布地
の縫付け線が、通常の状態においては表から見えず、見
栄えを良くしている。
【0013】そして、着用者のウエストサイズが大きく
て分離されたベルト部の伸縮機構が伸ばされたときに
は、小ポケットの上側の生地は第2の布地と一体化して
いるため、小ポケットのポケット口は分離されたベルト
部の他方に設けられた突出部と一体に移動して、その移
動分だけ小ポケットの下地が見えることになる。したが
って、それまで隠れていたポケット口の下の縫付け線が
表から見えるようになる。しかし、第1の布地と同じ材
質の補助布によって小ポケットのポケット袋布が隠され
ているので、それほど見栄えは悪くならない。これによ
って、分離されたベルト部が伸びたときにも見栄えを損
なうことのないポケットとなる。
【0014】請求項5の発明にかかるウエストサイズ調
節機構付衣服は、請求項1乃至請求項4のいずれか1つ
の構成において、ポケット口長さが普通の大きさのポケ
ットまたはそれ以上の大きさのポケットを前記第2の布
地に設けたものである。これによって、ウエストサイズ
調節機構付衣服は普通の大きさのポケットまたはそれ以
上の大きさのポケットとポケット口長さが略6cmから
11cmの大きさの小ポケットとを同じサイドに有する
ことになり、デザイン的にも新しく、さらにバリエーシ
ョンが広がることになる。
【0015】そして、ポケット口長さが普通の大きさの
ポケットまたはそれ以上の大きさのポケットには財布や
ハンカチ、ティッシュペーパーといった大きな物を入
れ、小ポケットには小銭、鍵、切符といった小物を入れ
ればポケットの中身の分別ができて非常に使い勝手が良
くなる。さらに、ポケット口長さが普通の大きさのポケ
ットまたはそれ以上の大きさのポケットは第2の布地に
設けられているので小ポケットのポケット口が隠れるこ
とがなく、小ポケットからの出し入れが容易でデザイン
的にも斬新さを保つことになる。
【0016】なお、ポケット口長さが普通の大きさのポ
ケットとは、一般的には、ポケット口長さが略15cm
から16cmの大きさのポケットである。
【0017】請求項6の発明にかかるウエストサイズ調
節機構付衣服は、請求項5の構成において、前記ポケッ
ト口長さが普通の大きさのポケットまたはそれ以上の大
きさのポケット内にさらに外ポケットをそのポケット口
が前記ポケット口長さが普通の大きさのポケットまたは
それ以上の大きさのポケットの外に出るように付加した
ものである。普通の大きさのポケットまたはそれ以上の
大きさのポケットのポケット口が横方向に長くて広い場
合には、ポケット内にさらに外ポケットをそのポケット
口が普通の大きさのポケットまたはそれ以上の大きさの
ポケットのポケット口の外に出るように設けることがで
きる。これによって、ウエストサイズ調節機構付衣服は
大・中・小の3種類のポケットを同じサイドに有するこ
とになり、しかもこれら3種類のポケットのポケット口
は全て外に出ているので使い勝手が良く、デザイン的に
も新しく、さらにバリエーションが広がることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のウエストサイズ調
節機構付衣服を紳士物ズボンに適用した場合の実施の形
態について説明する。
【0019】実施の形態1 まず、本発明の実施の形態1について、図1乃至図5を
参照して説明する。
【0020】図1は、本発明の実施の形態1にかかるウ
エストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のウエス
トサイズ調節機構の各部材を分解して裏側から見て示す
斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1にかかる
ウエストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のウエ
ストサイズ調節機構の各部材の取付け態様を裏側から見
て示す分解斜視図である。図3は、本発明の実施の形態
1にかかるウエストサイズ調節機構付衣服としてのズボ
ン1のポケット周辺部分を裏側から見て示す斜視図であ
る。図4(a)は本発明の実施の形態1にかかるウエス
トサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケット周
辺部分を表側から示す正面図、(b)はズボン1のウエ
ストサイズ伸縮機構が伸ばされた状態を示す正面図であ
る。図5(a)は本発明の実施の形態1にかかるウエス
トサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケット周
辺部分を裏側から示す背面図、(b)はズボン1のウエ
ストサイズ伸縮機構が伸ばされた状態を示す背面図であ
る。
【0021】図1及び図2に示されるように、ズボン1
のウエスト部分には、ウエスト方向の全長に沿って延び
るベルト部2が設けられている。ベルト部2は、ウエス
ト方向の所定位置即ち小ポケット15のポケット口15
aの上端で分離される。ベルト部2は、分離されたベル
ト部の一方としての後ベルト3と、ベルト部の他方とし
ての前ベルト4から構成される。
【0022】後ベルト3は、第1の布地としての後身頃
12の上端に縫付けられてウエスト方向に延びる帯状を
なす。即ち、後ベルト3は、所定幅の布地を中央で表側
から裏側へ折り返した二重の帯状とされ、その下端が後
身頃12の上端を挟む形で後身頃12の上端に縫付けら
れて固定されている。一方、前ベルト4は、第2の布地
としての前身頃13の上端に縫付けられて、後ベルト3
に連続してウエスト方向に延びる帯状をなしている。即
ち、前ベルト4は、後ベルト3と略同一幅の布地を中央
で折り返した二重の帯状とされ、その下端が前身頃13
の上端を挟む形で前身頃13の上端に縫付けられて固定
されている。
【0023】また、前ベルト4の後端部は小ポケット1
5のポケット口15aから後方へ所定長さ突出する突出
部10となっており、突出部10は前身頃13の上端に
縫付けられず自由な状態になっている。これに対して、
後ベルト3の前端部は開口部5を形成しており、後ベル
ト3の前端部は表側の半分(図中下半分)が後方に所定
角度で傾斜し、裏側の半分(図中上半分)が前方により
大きい所定角度で傾斜するように裁断されており、開口
部5の意匠面となる外側面の開口端縁6が下方に向かっ
てウエスト方向に対して幅狭とし、開口部5の内側面の
開口端縁7が下方に向かってウエスト方向に対して幅広
となるようにしたものである。
【0024】そして、前ベルト4の突出部10が開口部
5の開口端縁6に挿入され、その挿入深さが変化するよ
うになっており、これによって後ベルト3と前ベルト4
がウエスト方向に相対移動自在となっている。さらに、
突出部10を開口部5に挿入した状態で突出部10と後
ベルト3とが弾性部材9によって弾性的に接続されてい
る。これによって、後ベルト3と前ベルト4とは、弾性
部材9によって伸縮自在に接続されている。
【0025】さらに、補助弾性部材11が後身頃12の
延長部分14の上端コーナー部とその上端コーナー部か
ら前方向に所定間隔離れた位置の前ベルト4の裏側の生
地とを、ウエスト方向に弾性的に接続している。即ち、
補助弾性部材11の前端は前ベルト4の裏側の生地に縫
付け11a等により固定され、補助弾性部材11の後端
は後身頃12の延長部分14の上端コーナー部に縫付け
等により固定されている。これによって、補助弾性部材
11が後身頃12の上端コーナー部と後身頃12上端部
に縫付けられる後ベルト3の延長部8の前端部とを支持
し、これらが自由な状態になることを防止する。なお、
弾性部材9及び補助弾性部材11としては、ストレッチ
テープ(ゴム入り布)、ゴムテープ等、十分な弾性を有
するものであれば、任意の弾性材を使用することができ
る。
【0026】また、前記開口部5には、ベルト通し20
が取付けられる。即ち、ベルト通し20はウエスト方向
と直交する方向(上下方向)に延びる帯状をなし、その
上端部は開口部5の上端の所定幅部分に縫付けられ、そ
の下端部は後身頃12の上端部に縫付けられている。こ
れによって、後ベルト3の開口部5の開口端縁6がベル
ト通し20の裏側でベルト通し20の長さ方向に傾斜し
て延び、ベルト通し20によって完全に被覆されるよう
になっている。したがって、小ポケット15の近傍の見
栄えがより良く保たれる。なお、後身頃12と前身頃1
3には、ベルト部2の分離部分の近傍において、それぞ
れタック16が設けられている。
【0027】次に、かかるウエストサイズ伸縮機構を有
するウエストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1の
ポケット周辺裏側の構造について、図3を参照して説明
する。図3に示されるように、後身頃12の延長部分1
4は小ポケット15のポケット袋布17に重ね合わされ
て縫付けられる。このポケット袋布17には、上述した
ズボン1のウエストサイズ伸縮機構が伸ばされたときに
それに伴って開くためのタック(折り返し)18が設け
られている。ポケット袋布17のもう一方の端は前身頃
13を裏側に折り返した部分の上部に縫付けられ、この
折り返し部分の上部が小ポケット15のポケット口15
aとなる。また、後身頃12の延長部分14より下も裏
側に折り返されて前身頃13を裏側に折り返した部分の
下部に縫付けられ、この縫付け線が脇線19となる。
【0028】次に、本実施の形態1のズボン1の伸縮機
構が伸ばされたときの小ポケット周辺の変化について、
図4及び図5を参照して説明する。図4(a)に示され
るように、前ベルト4と後ベルト3を引き離そうとする
引っ張り力がかかっていない場合には、脇線19から小
ポケット15のポケット口15aにかけてのラインはほ
ぼ直線で、ポケット口15aの周囲にはステッチ15b
が施してあり、見栄えも良くデザイン的にも新鮮味があ
る。ポケット口15aの長さは約10cmであり、かか
る小ポケット15には小銭、鍵、切符等の小物を収納す
ることによって、これらの小物を普通の大きさのポケッ
トに他の物と一緒に入れた場合に比べてすばやく取り出
すことができ、使い勝手が良い。
【0029】ここで、図4(b)に示されるように、前
ベルト4と後ベルト3を引き離そうとする引っ張り力が
かかると、後ベルト3の開口端縁6内に挿入されていた
突出部10が弾性部材9の付勢力に抗して引き出され
る。これに伴って、前ベルト4とこれに縫付けられた前
身頃13の上部が左方へ移動し、したがって、小ポケッ
ト15のポケット口15aも左方へ移動してそれまで隠
れていたポケット口15aの下の部分が表から見えるよ
うになる。しかし、この部分は後身頃12の延長部分1
4であるため脇線19の縫付け線もステッチもなく、後
身頃12と一体に見えるため非常に見栄えが良い。この
ように、本実施の形態1のズボン1は、ウエストサイズ
の伸縮機構が伸ばされた場合でも、分離されたベルト部
3,4が伸びたときにポケット口15aが移動する範囲
まで第1の布地である後身頃12が延長されているため
小ポケット15の下地は後身頃12の延長部分14によ
って構成されており、縫付け線等がないため小ポケット
15の下地の部分まで一体のものとして認識される。こ
れによって、分離されたベルト部3,4が伸びたときに
も非常に見栄えの良い小ポケット15となる。
【0030】次に、ズボン1の裏面の変化について、図
5を参照して説明する。図5(a)に示されるように、
後身頃12及び前身頃13の裏側には、小ポケット15
のポケット袋布17が縫付けられている。そして、この
ポケット袋布17には、タック(折り返し)18が設け
られている。図5(a)に示されるように、前ベルト4
と後ベルト3を引き離そうとする引っ張り力がかかって
いない場合には、このタック18は折り畳まれている。
【0031】ここで、図5(b)に示されるように、前
ベルト4と後ベルト3を引き離そうとする引っ張り力が
かかると、後ベルト3の開口端縁6内に挿入されていた
突出部10が弾性部材9の付勢力に抗して引き出され
る。これに伴って、前ベルト4とこれに縫付けられた前
身頃13の上部が右方へ移動し、ポケット袋布17のタ
ック18も引っ張られて開かれる。このように、ポケッ
ト袋布17にタック18を設けたことによって、分離さ
れたベルト部3,4の伸縮機構が伸ばされたときには、
このタック18が伸ばされることによって、後身頃12
と前身頃13の双方に縫付けられたポケット袋布17に
も引っ張り力がかからず、分離されたベルト部3,4を
スムースに伸ばすことができる。
【0032】このように、通常の大きさのポケットより
小さいポケット15をウエストサイズ伸縮機構近傍に脇
線19に沿って設けることによって、小ポケット15の
見栄えが良くなるとともにポケットとしての使い勝手が
良くなって、デザイン的にもバリエーションを持たせる
ことができる。
【0033】実施の形態2 次に、本発明の実施の形態2について、図6を参照して
説明する。図6は、本発明の実施の形態2にかかるウエ
ストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケット
周辺部分を表側から示す正面図である。図6に示される
ように、ズボン1の脇線19の上端において後ベルト3
の開口端縁6に前ベルト4の突出部10が挿入され、こ
の突出部10の先端に弾性部材9が縫付けられて弾性部
材9の他方は後ベルト3の内部に縫付けられることによ
って、ズボン1のウエストサイズ伸縮機構が構成されて
いる。なお、実施の形態1と同様に、開口端縁6はベル
ト通し20によって被覆されて、見栄えを良くしてい
る。脇線19と前ベルト4の間に小ポケット15のポケ
ット口15aが設けられており、ポケット口15aは脇
線19と一直線になっていてさらに周囲にステッチ15
bが施されているので、非常に見栄えが良くなってい
る。小ポケット15のポケット口15aの長さは、約9
cmである。
【0034】この小ポケット15の下地には補助布21
が設けられており、補助布21の右端は後身頃12に縫
付けられており、上端は後ベルト3の延長部8に縫付け
られている。ここで、後身頃12の左端上部は小ポケッ
ト15のポケット口15a内に隠れるように左へ傾斜し
ている。これによって、補助布21と後身頃12の縫付
け線21aが、通常の状態においては表から見えず、見
栄えを良くしている。
【0035】前ベルト4と後ベルト3を引き離そうとす
る引っ張り力がかかると、後ベルト3の開口端縁6内に
挿入されていた突出部10が弾性部材9の付勢力に抗し
て引き出される。これに伴って、前ベルト4とこれに縫
付けられた前身頃13の上部が左方へ移動し、したがっ
て小ポケット15のポケット口15aも左方へ移動して
それまで隠れていたポケット口15aの下の縫付け線2
1aが表から見えるようになる。しかし、後身頃12と
同じ材質の補助布21によって小ポケット15の図示し
ないポケット袋布が隠されているので、それほど見栄え
は悪くならない。
【0036】この小ポケット15の左側には、縦長脇ポ
ケット22が前身頃13に設けられている。縦長脇ポケ
ット22のポケット口22aの上端は、小ポケット15
のポケット口15aの数cm左側に位置しており、そこ
からほぼ真下に延びて下端は右側にカーブして脇線19
に達している。このポケット口22aに沿って、ステッ
チ22bが施されている。
【0037】このように、ポケット口15aの長さ約9
cmの小ポケット15とポケット口22aの長さが普通
の大きさ(15cmから16cm)の縦長脇ポケット2
2がズボン1の同じサイドに設けられていることから、
財布、ハンカチ、ティッシュペーパー等の大きな物は縦
長脇ポケット22に入れ、小銭、鍵、切符等の小物は小
ポケット15に入れることができ、ポケット収納物の分
別ができて非常に使い勝手が良い。
【0038】なお、前身頃13には、タック16が設け
られており、縦長脇ポケット22に物を入れたときの前
身頃13表面に生ずる皺をある程度吸収できるようにな
っている。
【0039】実施の形態3 次に、本発明の実施の形態3について、図7を参照して
説明する。図7は、本発明の実施の形態3にかかるウエ
ストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケット
周辺部分を表側から示す正面図である。なお、実施の形
態2の図6と同一の部分には同一の符号を付して説明を
省略する。図7に示されるように、本実施の形態3のズ
ボン1においても実施の形態1,2と同様の構成によっ
てウエストサイズ伸縮機構が形成され、着用者のウエス
トサイズに合わせて自動的にズボン1のウエストサイズ
が調節されるようになっている。そして、脇線19に沿
って小ポケット15のポケット口15aが設けられてお
り、ポケット口15aは脇線19と一直線になっていて
さらに周囲にステッチ15bが施されているので、非常
に見栄えが良くなっている。小ポケット15のポケット
口15aの長さは、約9cmである。
【0040】この小ポケット15の左側には、片玉縁ポ
ケット23が前身頃13に設けられている。片玉縁ポケ
ット23のポケット口23aは、前身頃13に長方形の
貫通孔を開けて、同じ生地で裏から塞ぎ、一方の直線部
分のみ縫付けずに開放したものである。ポケット口23
aの周囲にはステッチ23bが施されており、ポケット
口23aの裏側には、所定の大きさのポケットの袋布が
縫付けられている。ポケット口23aの長さは、約16
cmである。
【0041】このように、ポケット口15aの長さ約9
cmの小ポケット15とポケット口23aの長さ約16
cmの普通の大きさの片玉縁ポケット23がズボン1の
同じサイドに設けられていることから、財布、ハンカ
チ、ティッシュペーパー等の大きな物は片玉縁ポケット
23に入れ、小銭、鍵、切符等の小物は小ポケット15
に入れることができ、ポケット収納物の分別ができて非
常に使い勝手が良い。
【0042】なお、前身頃13には、タック16が設け
られており、片玉縁ポケット23に物を入れたときの前
身頃13表面に生ずる皺をある程度吸収できるようにな
っている。
【0043】実施の形態4 次に、本発明の実施の形態4について、図8を参照して
説明する。図8は、本発明の実施の形態4にかかるウエ
ストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケット
周辺部分を表側から示す正面図である。なお、実施の形
態2の図6と同一の部分には同一の符号を付して説明を
省略する。図8に示されるように、本実施の形態4のズ
ボン1においても実施の形態1〜3と同様の構成によっ
てウエストサイズ伸縮機構が形成され、着用者のウエス
トサイズに合わせて自動的にズボン1のウエストサイズ
が調節されるようになっている。そして、脇線19に沿
って小ポケット15のポケット口15aが設けられてお
り、ポケット口15aは脇線19と一直線になっている
ので、非常に見栄えが良くなっている。小ポケット15
のポケット口15aの長さは約10cmであり、実施の
形態1〜3に比較して1cm長くなっている。
【0044】この小ポケット15の左側には、脇玉縁ポ
ケット24が前身頃13に設けられている。脇玉縁ポケ
ット24のポケット口24aは、前身頃13に長方形の
貫通孔を開けて、同じ生地で裏から塞ぎ、中央に縦方向
に直線状の切れ目を入れたものである。ポケット口24
aの裏側には、所定の大きさのポケットの袋布が縫付け
られている。ポケット口24aの長さは、約16cmで
ある。
【0045】このように、ポケット口15aの長さ約1
0cmの小ポケット15とポケット口24aの長さ約1
6cmの普通の大きさの脇玉縁ポケット24がズボン1
の同じサイドに設けられていることから、ポケット収納
物の分別ができて非常に使い勝手が良い。
【0046】実施の形態5 次に、本発明の実施の形態5について、図9を参照して
説明する。図9は、本発明の実施の形態5にかかるウエ
ストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケット
周辺部分を表側から示す正面図である。なお、実施の形
態2の図6と同一の部分には同一の符号を付して説明を
省略する。図9に示されるように、本実施の形態5のズ
ボン1においても実施の形態1〜4と同様の構成によっ
てウエストサイズ伸縮機構が形成され、着用者のウエス
トサイズに合わせて自動的にズボン1のウエストサイズ
が調節されるようになっている。そして、脇線19に沿
って小ポケット15のポケット口15aが設けられてお
り、ポケット口15aは脇線19と一直線になっている
ので、非常に見栄えが良くなっている。小ポケット15
のポケット口15aの長さは、約9cmである。
【0047】この小ポケット15の左側には、斜め脇ポ
ケット25が前身頃13に設けられている。斜め脇ポケ
ット25のポケット口25aは、小ポケット15のポケ
ット口15aから左に数cm離れた前ベルト4の下から
脇線19まで斜めに一直線に設けられている。ポケット
口25aの裏側には、所定の大きさのポケットの袋布が
縫付けられており、ポケット口25aに沿ってステッチ
25bが施されている。ポケット口25aの長さは、約
18cmである。
【0048】このように、ポケット口15aの長さ約9
cmの小ポケット15とポケット口25aの長さ約18
cmの普通の大きさの斜め脇ポケット25がズボン1の
同じサイドに設けられていることから、ポケット収納物
の分別ができて非常に使い勝手が良い。
【0049】実施の形態6 次に、本発明の実施の形態6について、図10を参照し
て説明する。図10は、本発明の実施の形態6にかかる
ウエストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケ
ット周辺部分を表側から示す正面図である。なお、実施
の形態2の図6と同一の部分には同一の符号を付して説
明を省略する。図10に示されるように、本実施の形態
6のズボン1においても実施の形態1〜5と同様の構成
によってウエストサイズ伸縮機構が形成され、着用者の
ウエストサイズに合わせて自動的にズボン1のウエスト
サイズが調節されるようになっている。そして、脇線1
9に沿って小ポケット15のポケット口15aが設けら
れており、ポケット口15aは脇線19と一直線になっ
ているので、非常に見栄えが良くなっている。小ポケッ
ト15のポケット口15aの長さは、約9cmである。
【0050】この小ポケット15の左側には、Lポケッ
ト27が前身頃13に設けられている。Lポケット27
のポケット口27aは、小ポケット15のポケット口1
5aから左に約23cm離れた前ベルト4の下から始ま
り、数cm真下に下りて、そこから緩やかな傾斜で脇線
19まで斜めに下って設けられている。ポケット口27
aが脇線19とぶつかる直前には、ポケット口27aは
カーブしてその先端は小ポケット15のポケット口15
aの下端のすぐ傍に位置している。ポケット口27aの
裏側には、所定の大きさのポケットの袋布が縫付けられ
ており、ポケット口27aに沿ってステッチ27bが施
されている。
【0051】このように、ポケット口27が横に広くて
大きさが23cm以上もあるLポケット27には、実施
の形態2〜5の普通の大きさのポケット22,23,2
4,25よりもより大きな物を収納できる。かかる普通
の大きさ以上の大きさのLポケット27とポケット口1
5aの長さ約9cmの小ポケット15がズボン1の同じ
サイドに設けられていることから、ポケット収納物の分
別ができて非常に使い勝手が良い。
【0052】実施の形態7 次に、本発明の実施の形態7について、図11を参照し
て説明する。図11は、本発明の実施の形態7にかかる
ウエストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケ
ット周辺部分を表側から示す正面図である。なお、実施
の形態2の図6と同一の部分には同一の符号を付して説
明を省略する。図11に示されるように、本実施の形態
7のズボン1においても実施の形態1〜6と同様の構成
によってウエストサイズ伸縮機構が形成され、着用者の
ウエストサイズに合わせて自動的にズボン1のウエスト
サイズが調節されるようになっている。そして、脇線1
9に沿って小ポケット15のポケット口15aが設けら
れており、ポケット口15aは脇線19と一直線になっ
ているので、非常に見栄えが良くなっている。小ポケッ
ト15のポケット口15aの長さは、約9cmである。
【0053】この小ポケット15の左側には、Lポケッ
ト28が前身頃13に設けられている。Lポケット28
のポケット口28aは、小ポケット15のポケット口1
5aから左に約18cm離れた前ベルト4の下から始ま
り、緩やかなカーブを描いて脇線19に達している。ポ
ケット口28aの裏側には、所定の大きさのポケットの
袋布が縫付けられており、ポケット口28aに沿ってス
テッチ28bが施されている。
【0054】このLポケット28の中には、外ポケット
29がポケット口29aを外に覗かせた状態で設けられ
ている。外ポケット29は、前身頃13に同じ生地を袋
状に縫い付けた通常の形状のポケットであり、ポケット
口29aの長さは約12cmである。したがって、ポケ
ット口28aの長さが18cm以上もある普通の大きさ
以上の大きさのLポケット28と、ポケット口29aの
長さが約12cmの外ポケット29と、ポケット口15
aの長さ約9cmの小ポケット15とが、ズボン1の同
じサイドに設けられることになる。
【0055】これによって、ズボン1は大・中・小の3
種類のポケットを同じサイドに有することになり、より
細かくポケット収納物の分別ができてさらに使い勝手が
良くなる。即ち、Lポケット28の中には大きな物を、
外ポケット29の中には中くらいの大きさの物を、小ポ
ケット15の中には小銭、鍵、切符等の小物をそれぞれ
分けて入れることができるので、これらの物が必要なと
きには捜す必要がなくすばやく取り出すことができる。
しかもこれら3種類のポケット28,29,15のポケ
ット口28a,29a,15aはいずれも外に出ている
ので、すばやく出し入れができる。また、デザイン的に
も3種類の形状も大きさも異なるポケットが1つのまと
まりを形成しているのは極めて斬新であり、ウエストサ
イズ調節機構付衣服のデザインの幅を広げることにな
る。
【0056】上記各実施の形態は、ベルト部2を二重の
布地からなる構成としたが、かかる二重のベルト部は通
常コットンパンツ等に採用される。しかし、これに限ら
れることなく、通常のウール、合成繊維等のスラックス
の場合のように、ベルト部2を一重として実施すること
も可能である。例えば、ベルト部2を一重とし、その上
端部を若干裏側に折り返し、裏地(芯地)を縫付けて二
重とし、上記各実施の形態と実質的に同様のベルト部と
して実施することもできる。
【0057】また、上記各実施の形態においては、ウエ
ストサイズ調節機構付衣服として紳士物のズボンを例に
とって説明したが、本発明のウエストサイズ調節機構付
衣服は、これに限られず婦人物のパンツ、スカート等に
も適用することが可能である。ウエストサイズ調節機構
付衣服のその他の部分の構造、形状、材料、大きさ、数
量、接続関係等についても、上記の各実施の形態に限定
されるものではない。
【0058】本発明を実施する場合の小ポケットは、ポ
ケット口長さが略6cmから11cmの範囲内の大きさ
としている。この小ポケットは、原理的には略3cm以
上あればベルト部の伸縮に支障がないサイズとなる。ポ
ケット口長さが略6cmから11cmの範囲内の大きさ
にすれば、引き伸ばされたときの見栄えが良くなり、か
つ、2指が入り、定期券、切符、運転免許証、懐中時計
等の小物入れとして使用が可能となる。しかし、本発明
を実施する場合の小ポケットは、使用する人の指の太さ
によりポケット口長さが略4cmから6cmの範囲内の
大きさとできないものではない。したがって、本発明を
実施する場合の小ポケットは、ポケット口長さが略6c
mから11cmの範囲内の大きさとしているが、厳密に
6cmから11cmの範囲内を意味するものではなく、
概略的な数値であり、その上限は通常のポケットとの区
別を行うものであるから、通常のポケットのサイズを下
回れば良い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
かかるウエストサイズ調節機構付衣服は、ウエスト方向
に延びるように設けられ所定位置で分離されたベルト部
の一方に設けられた開口部と、前記分離されたベルト部
の他方に設けられた突出部と、前記突出部を前記開口部
に挿入した状態で前記突出部と前記ベルト部の一方とを
弾性的に接続する弾性部材と、前記ベルト部の一方に縫
付けられた第1の布地と、前記ベルト部の他方に縫付け
られるとともに前記分離されたベルト部の前記ウエスト
方向への伸縮を妨げないように前記第1の布地に前記開
口部近傍において縫付けられた第2の布地と、前記開口
部近傍の前記第1の布地と前記第2の布地との境界にポ
ケット口が設けられたポケット口長さが略6cmから1
1cmの範囲内の大きさの小ポケットと、前記小ポケッ
トの袋布に設けられた前記分離されたベルト部の前記ウ
エスト方向への伸び分に相当する幅のタックとを具備す
るものである。
【0060】したがって、分離されたベルト部の一方と
ベルト部の一方の開口部に挿入されたベルト部の他方の
突出部とが弾性部材で接続されていることから、ズボン
等のベルト部が着用者のウエストサイズに合わせて伸縮
する結果、ベルト部のウエストサイズを自動的に増減調
節することができる。そして、第1の布地と第2の布地
とが縫付けられた境界の前記開口部近傍において、ポケ
ット口長さが略6cmから11cmの範囲内の大きさの
小ポケットのポケット口が設けられている。このよう
に、第1の布地と第2の布地との境界に小ポケットのポ
ケット口が設けられていることから、第1の布地と第2
の布地との縫付け線(脇線)と小ポケットのポケット口
が一直線になり、非常に見栄えが良くなる。
【0061】ここで、小ポケットは、第1の布地と第2
の布地との境界に設けられているので、分離されたベル
ト部の伸縮機構が伸ばされたときには、小ポケットの上
側の生地は第2の布地と一体化しているため、分離され
たベルト部の他方に設けられた突出部と一体に移動す
る。しかし、小ポケットの袋布は第1の布地と第2の布
地にまたがって設けられているため、分離されたベルト
部の伸縮機構が伸ばされたときには、この袋布に引っ張
り力がかかり伸縮機構の伸びを妨げることになる。そこ
で、小ポケットの袋布に分離されたベルト部のウエスト
方向への伸び分に相当する幅のタック(折り返し)を設
けることによって、分離されたベルト部の伸縮機構が伸
ばされたときには、このタックが伸ばされることによっ
て小ポケットの袋布には引っ張り力がかからず、分離さ
れたベルト部をスムースに伸ばすことができる。
【0062】そして、かかる小ポケットは、普通の大き
さのポケットと区別できるため、小銭入れ、鍵入れ、切
符入れ等に用いることができ、これらの小物を他の物と
一緒に普通の大きさのポケットに入れたときには捜すの
に時間がかかるが、小ポケットに入れておけばすばやく
取り出すことができて使い勝手が良い。そして、デザイ
ン上もこれまでになかったポケットの付け方としてバリ
エーションが広がる。
【0063】このように、通常の大きさのポケットより
小さいポケットを伸縮機構近傍に設けることによって、
ポケットの見栄えを良くするとともにポケットの使い勝
手を良くしてデザインにバリエーションを持たせること
ができる。
【0064】請求項2の発明にかかるウエストサイズ調
節機構付衣服は、請求項1の構成において、前記開口部
の外側面の開口端縁をウエスト方向と直交するベルト通
しによって被覆したものである。したがって、請求項1
に記載の効果に加えて、小ポケットの上部にある開口部
の開口端縁がベルト通しによって被覆され、外部から完
全に見えなくなるので、より一層小ポケット周辺の見栄
えが良くなる。
【0065】請求項3の発明にかかるウエストサイズ調
節機構付衣服は、請求項1または請求項2の構成におい
て、前記第1の布地を前記境界から前記分離されたベル
ト部が伸びたときに前記小ポケットのポケット口が移動
する範囲まで延長したものである。着用者のウエストサ
イズが大きくて分離されたベルト部の伸縮機構が伸ばさ
れたときには、小ポケットの上側の生地は第2の布地と
一体化しているため、小ポケットのポケット口は分離さ
れたベルト部の他方に設けられた突出部と一体に移動し
て、その移動分だけ小ポケットの下地が見えることにな
る。しかし、本発明の構成によれば、請求項1または請
求項2に記載の効果に加えて、分離されたベルト部が伸
びたときに小ポケットのポケット口が移動する範囲まで
第1の布地が延長されているため、小ポケットの下地は
第1の布地によって構成されており、したがって縫付け
線等がないためポケットの下地の部分まで一体のものと
して認識される。これによって、分離されたベルト部が
伸びたときにも非常に見栄えの良いポケットとなる。
【0066】請求項4の発明にかかるウエストサイズ調
節機構付衣服は、請求項1または請求項2の構成におい
て、前記第1の布地の上方の端を前記小ポケットのポケ
ット口内に隠れるように傾斜させるとともに前記第1の
布地の上方の端に前記分離されたベルト部が伸びたとき
に前記小ポケットのポケット口が移動する範囲までの前
記第1の布地と同じ材質の補助布を縫付けたものであ
る。したがって、請求項1または請求項2に記載の効果
に加えて、小ポケットの下地には第1の布地と同じ材質
の補助布が設けられることになり、補助布は第1の布地
の上方の端に縫付けられている。ここで、第1の布地の
上方の端は小ポケットのポケット口内に隠れるように傾
斜している。これによって、補助布と第1の布地の縫付
け線が、通常の状態においては表から見えず、見栄えを
良くしている。
【0067】そして、着用者のウエストサイズが大きく
て分離されたベルト部の伸縮機構が伸ばされたときに
は、小ポケットの上側の生地は第2の布地と一体化して
いるため、小ポケットのポケット口は分離されたベルト
部の他方に設けられた突出部と一体に移動して、その移
動分だけ小ポケットの下地が見えることになる。したが
って、それまで隠れていたポケット口の下の縫付け線が
表から見えるようになる。しかし、第1の布地と同じ材
質の補助布によって小ポケットのポケット袋布が隠され
ているので、それほど見栄えは悪くならない。これによ
って、分離されたベルト部が伸びたときにも見栄えを損
なうことのないポケットとなる。
【0068】請求項5の発明にかかるウエストサイズ調
節機構付衣服は、請求項1乃至請求項4の構成におい
て、ポケット口長さが普通の大きさのポケットまたはそ
れ以上の大きさのポケットを前記第2の布地に設けたも
のである。これによって、請求項1乃至請求項4に記載
の効果に加えて、ウエストサイズ調節機構付衣服は普通
の大きさのポケットまたはそれ以上の大きさの大きさの
ポケットとポケット口長さが略6cmから11cmの範
囲内の大きさの小ポケットとを同じサイドに有すること
になり、デザイン的にも新しく、さらにバリエーション
が広がることになる。
【0069】そして、ポケット口長さが普通の大きさの
ポケットまたはそれ以上の大きさのポケットには財布や
ハンカチ、ティッシュペーパーといった大きな物を入
れ、小ポケットには小銭、鍵、切符といった小物を入れ
ればポケットの中身の分別ができて非常に使い勝手が良
くなる。さらに、ポケット口長さが普通の大きさのポケ
ットまたはそれ以上の大きさのポケットは第2の布地に
設けられているので小ポケットのポケット口が隠れるこ
とがなく、小ポケットからの出し入れが容易でデザイン
的にも斬新さを保つことになる。
【0070】請求項6の発明にかかるウエストサイズ調
節機構付衣服は、請求項5の構成において、前記ポケッ
ト口長さが普通の大きさのポケットまたはそれ以上の大
きさのポケット内にさらに外ポケットを付加したもので
ある。普通の大きさのポケットのポケット口が横方向に
長くて広い場合には、ポケット内にさらに外ポケットを
そのポケット口が普通の大きさのポケットまたはそれ以
上の大きさのポケットのポケット口の外に出るように設
けることができる。これによって、請求項5に記載の効
果に加えて、ウエストサイズ調節機構付衣服は大・中・
小の3種類のポケットを同じサイドに有することにな
り、デザイン的にも新しく、さらにバリエーションが広
がることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施の形態1にかかるウエ
ストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のウエスト
サイズ調節機構の各部材を分解して裏側から見て示す斜
視図である。
【図2】 図2は、本発明の実施の形態1にかかるウエ
ストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のウエスト
サイズ調節機構の各部材の取付け態様を裏側から見て示
す分解斜視図である。
【図3】 図3は、本発明の実施の形態1にかかるウエ
ストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケット
周辺部分を裏側から見て示す斜視図である。
【図4】 図4(a)は本発明の実施の形態1にかかる
ウエストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケ
ット周辺部分を表側から示す正面図、(b)はズボン1
のウエストサイズ伸縮機構が伸ばされた状態を示す正面
図である。
【図5】 図5(a)は本発明の実施の形態1にかかる
ウエストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケ
ット周辺部分を裏側から示す背面図、(b)はズボン1
のウエストサイズ伸縮機構が伸ばされた状態を示す背面
図である。
【図6】 図6は、本発明の実施の形態2にかかるウエ
ストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケット
周辺部分を表側から示す正面図である。
【図7】 図7は、本発明の実施の形態3にかかるウエ
ストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケット
周辺部分を表側から示す正面図である。
【図8】 図8は、本発明の実施の形態4にかかるウエ
ストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケット
周辺部分を表側から示す正面図である。
【図9】 図9は、本発明の実施の形態5にかかるウエ
ストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケット
周辺部分を表側から示す正面図である。
【図10】 図10は、本発明の実施の形態6にかかる
ウエストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケ
ット周辺部分を表側から示す正面図である。
【図11】 図11は、本発明の実施の形態7にかかる
ウエストサイズ調節機構付衣服としてのズボン1のポケ
ット周辺部分を表側から示す正面図である。
【符号の説明】
1 ウエストサイズ調節機構付衣服(ズボン) 2 ベルト部 3 ベルト部の一方(後ベルト) 4 ベルト部の他方(前ベルト) 5 開口部 6 開口端縁 9 弾性部材 10 突出部 12 第1の布地(後身頃) 13 第2の布地(前身頃) 15 小ポケット 15a 小ポケットのポケット口 20 ベルト通し 21 補助布 22,23,24,25 普通の大きさのポケット 27,28 普通の大きさ以上の大きさのポケット 29 外ポケット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエスト方向に延びるように設けられ所
    定位置で分離されたベルト部の一方に設けられた開口部
    と、 前記分離されたベルト部の他方に設けられた突出部と、 前記突出部を前記開口部に挿入した状態で前記突出部と
    前記ベルト部の一方とを弾性的に接続する弾性部材と、 前記ベルト部の一方に縫付けられた第1の布地と、 前記ベルト部の他方に縫付けられるとともに前記分離さ
    れたベルト部の前記ウエスト方向への伸縮を妨げないよ
    うに前記第1の布地に前記開口部近傍において縫付けら
    れた第2の布地と、 前記開口部近傍の前記第1の布地と前記第2の布地との
    境界にポケット口長さが略6cmから11cmの範囲内
    の大きさの小ポケットと、 前記小ポケットの袋布に設けられた前記分離されたベル
    ト部の前記ウエスト方向への伸び分に相当する幅のタッ
    クとを具備することを特徴とするウエストサイズ調節機
    構付衣服。
  2. 【請求項2】 前記開口部の外側面の開口端縁をウエス
    ト方向と直交するベルト通しによって被覆したことを特
    徴とする請求項1に記載のウエストサイズ調節機構付衣
    服。
  3. 【請求項3】 前記第1の布地を、前記境界から前記分
    離されたベルト部が伸びたときに前記小ポケットのポケ
    ット口が移動する範囲まで延長したことを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のウエストサイズ調節機構
    付衣服。
  4. 【請求項4】 前記第1の布地の上方の端を前記小ポケ
    ットのポケット口内に隠れるように傾斜させるとともに
    前記第1の布地の上方の端に前記分離されたベルト部が
    伸びたときに前記小ポケットのポケット口が移動する範
    囲までの前記第1の布地と同じ材質の補助布を縫付けた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のウエ
    ストサイズ調節機構付衣服。
  5. 【請求項5】 ポケット口長さが普通の大きさのポケッ
    トまたはそれ以上の大きさのポケットを前記第2の布地
    に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載
    のウエストサイズ調節機構付衣服。
  6. 【請求項6】 前記ポケット口長さが普通の大きさのポ
    ケットまたはそれ以上の大きさのポケット内にさらに外
    ポケットをそのポケット口が前記ポケット口長さが普通
    の大きさのポケットまたはそれ以上の大きさのポケット
    の外に出るように付加したことを特徴とする請求項5に
    記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
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