JP2002104035A - チャイルドシート取付構造 - Google Patents

チャイルドシート取付構造

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JP2002104035A JP2000296054A JP2000296054A JP2002104035A JP 2002104035 A JP2002104035 A JP 2002104035A JP 2000296054 A JP2000296054 A JP 2000296054A JP 2000296054 A JP2000296054 A JP 2000296054A JP 2002104035 A JP2002104035 A JP 2002104035A
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    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
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    • B60N2/28Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle
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    • B60N2/2893Fixation to a transversal anchorage bar, e.g. isofix coupled to the seat sub-frame

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Abstract

(57)【要約】 【課題】被係合部が外部から視認出来て、チャイルドシ
ートの装着作業性が良好であると共に、チャイルドシー
トを取り外して、乗員が着座する際には、異物感を低減
させることができるチャイルドシート取付構造を提供す
る。 【解決手段】チャイルドシート7を車両の後部座席15
に固定するため、後部座席15のシートクッション部1
6と、シートバック部4との間に形成される入隅状の車
室内空間Pへ、チャイルドシート7の腰部7aから後方
へ突設されたフック部材8,8を係合させるストライカ
部材18,18が突設されたチャイルドシート取付構造
である。ストライカ部材18は、チャイルドシート7未
装着状態では、乗員着座方向に沿って移動可能であると
共に、チャイルドシート7を装着する際には、移動が禁
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、着脱式チャイル
ドシートを座席に装脱着する際、用いられるチャイルド
シート取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のチャイルドシート取付構造として
は、例えば、図22及び図23に示す米国特許第598
934号公報に記載されている様なものが知られてい
る。
【0003】このようなものでは、車両1の後部座席2
が、シートクッション部3及びシートバック部4とから
主に構成されている。
【0004】この後部座席2の腰部2aの間隙5から
は、ストライカ部材6,6が、入隅状の車室内空間Pに
突設されている。このストライカ部材6,6は、チャイ
ルドシート7の腰部7a後方から凸設されるフック部材
8,8が各々係合されることにより、前記後部座席2に
このチャイルドシート7を装脱着可能としている。
【0005】このストライカ部材6は、図21に示すよ
うに、車体側ブラケット9の軸孔部10に回動自在とな
るように端部6aが挿通されていて、前記フック部材8
が係合される被係合棒状部6bが、バネ部材11によっ
て上方方向へ付勢されている。また、このストライカ部
材6は、所定の角度で、前記車体側ブラケット9に設け
られたストッパ部材12に当接することにより、上方向
の回動が阻止されるように構成されている。
【0006】次に、この従来のチャイルドシート取付構
造の作用について説明する。
【0007】この従来のチャイルドシート取付構造で
は、前記チャイルドシート7のフック部材8,8を前記
ストライカ部材6,6の被係合棒状部6b,6bに各々
係合させることにより、前記後部座席2にこのチャイル
ドシート7が装着される。
【0008】チャイルドシート7を取り外した状態で
は、乗員が、前記後部座席2に着座すると、前記ストラ
イカ部材6,6が、前記バネ部材11,11の付勢力に
抗して、下方に回動する。
【0009】このため、着座した乗員のストライカ部材
6に接触することによる異物感が緩和される。
【0010】また、図24に示す米国特許第59416
01号公報に記載されているものでは、車両前後方向に
沿って軸方向を有するピボットピン13,13によって
回動可能に軸支されて、ストライカ部材14,14が設
けられている。
【0011】このように構成された従来のチャイルドシ
ート取付構造では、図23中実線で示すように、ストラ
イカ部材14,14を立てて、前記間隙5からこれらの
ストライカ部材14,14を車室内空間Pに露出させ
る。
【0012】そして、前記チャイルドシート7のフック
部材8,8を前記ストライカ部材14,14に係合させ
ることにより、前記後部座席2にこのチャイルドシート
7が装着される。
【0013】チャイルドシート7を取り外した状態で
は、図24中二点鎖線で示すように、前記ストライカ部
材14,14を内側方向に倒すと、間隙5内に収納され
る。
【0014】このため、乗員は、前記後部座席2に着座
しても、ストライカ部材14,14に干渉する虞が無
い。
【0015】なお、他のこの種のものとしては、シート
バックにストライカ部材の挿入開口を形成して、ストラ
イカを内蔵する実開平4−35931号公報等に記載さ
れているようなものが知られている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな図22及び図23に示す従来のチャイルドシート取
付構造では、チャイルドシート7を装着する際、前記ス
トライカ部材6が前記バネ部材11の付勢力に抗して下
方に回動して取付が困難となる虞があった。
【0017】また、前記図24に示すチャイルドシート
取付構造では、前記ストライカ部材14,14を内側方
向に倒さなければ、入隅状の車室内空間Pに露出したま
まとなり、着座する乗員と干渉して異物感を与えてしま
うといった問題があった。
【0018】更に、実開平4−35931号公報等に記
載されているようなものでは、シートバックに形成され
た挿入開口内に内蔵されたストライカが、外部からは見
えない。このため、装着作業性が良好であるとは言い難
かった。
【0019】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、被係合部が外部から視認出来て、チャイルドシ
ートの装着作業性が良好であると共に、チャイルドシー
トを取り外して、乗員が着座する際には、異物感を低減
させることができるチャイルドシート取付構造を提供す
ることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、チャイルドシート
を車両の座席に固定するため、座席のシートクッション
部と、シートバック部との間に形成される入隅空間へ、
前記チャイルドシートの腰部から後方へ突設されたフッ
ク部材を係合させるストライカ部材が突設されたチャイ
ルドシート取付構造であって、前記ストライカ部材は、
前記チャイルドシート未装着状態では、乗員着座方向に
沿って移動可能であると共に、該チャイルドシートを装
着する際には、移動を禁止する移動禁止手段を有するチ
ャイルドシート取付構造を特徴としている。
【0021】このように構成された請求項1記載のもの
では、前記ストライカ部材が、前記座席のシートクッシ
ョン部と、シートバック部との間に形成される入隅空間
に突設されているので、例えば、該ストライカ部材を露
出させる等行うことなく該ストライカ部材の被係合部を
外部から視認できる。
【0022】また、チャイルドシートを装着する際に
は、移動禁止手段によって、前記ストライカ部材の移動
が禁止されるので、フック部材を安定させて係合させる
ことが出来て、装着作業性が良好である。
【0023】更に、前記ストライカ部材は、前記チャイ
ルドシート未装着状態では、乗員着座方向に沿って移動
可能である。このため、チャイルドシートを取り外し
て、乗員が着座する際には、該ストライカ部材が、乗員
の着座に伴って着座方向に移動して、異物感を低減させ
ることができる。
【0024】また、請求項2に記載されたものでは、前
記ストライカ部材は、前記チャイルドシート未装着状態
では、下方に向けて移動可能であると共に、前記フック
部材を該ストライカ部材に係合させる際に、移動が禁止
される請求項1記載のチャイルドシート取付構造を特徴
としている。
【0025】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記ストライカ部材が、前記チャイルドシート未
装着状態では、下方に向けて移動可能であるので、乗員
の着座に伴って該ストライカ部材が下方に移動して、例
えば、該ストライカ部材を待避させる動作等を行うこと
無く、異物感を低減させることができる。
【0026】しかも、前記フック部材を該ストライカ部
材に係合させる際には、前記下方へ向けての移動が禁止
される。
【0027】このため、例えば、該ストライカ部材を露
出させる動作等を行うこと無く、フック部材を安定させ
て係合させることが出来て、装着作業性が良好である。
【0028】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記車両の床部又は座席のフレーム部材に設けられて、
車幅方向に長手方向を沿わせて延在する強度部材の周囲
に、該強度部材を軸として上下方向に回動可能な筒状部
材を設け、該筒状部材に前記ストライカ部材を一体に設
けている請求項1又は2記載のチャイルドシート取付構
造を特徴としている。
【0029】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記ストライカ部材が、上下方向の荷重を与えら
れた際に、前記筒状部材と共に上下方向に回動して、異
物感を低減させることができる。
【0030】また、請求項4に記載されたものでは、前
記筒状部材が、前記強度部材の少なくとも一部に圧接さ
れる際には、前記筒状部材の回動を禁止すると共に、前
記筒状部材が、前記強度部材に圧接されない際には、前
記筒状部材の回動を許容する係止手段を有する請求項3
記載のチャイルドシート取付構造を特徴としている。
【0031】このように構成された請求項4記載のもの
では、前記係止手段によって、前記筒状部材が、前記強
度部材の少なくとも一部に圧接される際には、前記筒状
部材の回動が禁止される。
【0032】また、前記筒状部材が、前記強度部材に圧
接されない際には、前記筒状部材の回動が許容される。
【0033】このため、前記筒状部材の前記強度部材へ
の圧着及び圧着解除のみで、回動の禁止及び許容が操作
できる。
【0034】更に、請求項5に記載されたものでは、前
記係止手段は、前記筒状部材或いは前記強度部材のうち
何れか一方に設けられた凹部と、他方に設けられて、該
凹部に係止可能とすると共に、係止状態では、前記筒状
部材の回転を禁止する凸部とを有する請求項4記載のチ
ャイルドシート取付構造を特徴としている。
【0035】このように構成された請求項5記載のもの
では、前記凸部が、凹部に係止された状態では、前記筒
状部材の回転が禁止される。
【0036】前記凸部及び凹部は、前記筒状部材或いは
前記強度部材に設けられているので、別途、係止手段を
構成する部品を必要としない。このため、部品点数の増
大を抑制し、製造コストを低減させることができる。
【0037】また、請求項6に記載されたものでは、前
記係止手段は、前記強度部材の下側に設けられている請
求項4又は5記載のチャイルドシート取付構造を特徴と
している。
【0038】このように構成された請求項6記載のもの
では、前記係止手段は、前記筒状部材の自重によって、
前記強度部材に圧接されない。このため、前記筒状部材
の回動が許容され、前記ストライカ部材が移動可能とな
る。
【0039】また、前記筒状部材が、上方に移動する
と、前記強度部材に圧接されて、前記筒状部材の回動が
禁止される。このため、前記筒状部材の回動が禁止され
て、前記ストライカ部材の移動も禁止される。
【0040】そして、請求項7に記載されたものでは、
前記ストライカ部材の下方位置には、前記フック部材の
係合の際に、該フック部材を、前記ストライカ部材との
間に介挿させることにより、前記筒状部材を上方へ移動
させるガイド部材が設けられている請求項4乃至6のう
ち何れか一項記載のチャイルドシート取付構造を特徴と
している。
【0041】このように構成された請求項7記載のもの
では、前記ガイド部材と、前記ストライカ部材との間
に、前記フック部材を介挿させると、前記筒状部材は、
上方へ移動する。
【0042】このため、前記筒状部材が、前記強度部材
に圧接されて、前記筒状部材の回動と共に、前記ストラ
イカ部材の移動も禁止される。
【0043】更に、請求項8に記載されたものでは、前
記ストライカ部材の上方向への回動を所定の角度で禁止
するストッパ部材が設けられている請求項3乃至7のう
ち何れか一項記載のチャイルドシート取付構造を特徴と
している。
【0044】このように構成された請求項8記載のもの
では、前記ストッパ部材によって、前記ストライカ部材
の上方向への回動が所定の角度で禁止される。
【0045】このため、前記フック部材を係合させる際
に、前記ストライカ部材の位置が、安定して、容易に、
装脱着作業を行うことができる。
【0046】更に、請求項9に記載されたものでは、前
記ストッパ部材は、前記強度部材に固着されたストッパ
片に、前記筒状部材の一部を当接させて回動を禁止する
ように構成されている請求項8記載のチャイルドシート
取付構造を特徴としている。
【0047】このように構成された請求項9記載のもの
では、前記強度部材に固着されたストッパ片に、前記筒
状部材の一部が当接されて上方向の回動が禁止される。
【0048】このため、前記フック部材を係合させる際
に、前記ストライカ部材の位置が、安定して、容易に、
装脱着作業を行うことができる。
【0049】また、請求項10に記載されたものでは、
前記ストッパ部材は、ガイド部材の一部を延設して、前
記強度部材に巻廻した先端縁部へ、前記筒状部材に形成
された前記ガイド部材の幅と適合する幅の溝部の端縁部
を当接させて回動を禁止するように構成されている請求
項8記載のチャイルドシート取付構造を特徴としてい
る。
【0050】このように構成された請求項10記載のも
のでは、前記ガイド部材の一部が延設されて、前記強度
部材に巻廻された先端縁部に、前記筒状部材に形成され
た前記ガイド部材の幅と適合する幅の溝部の端縁部が当
接されて上方向の回動が禁止される。
【0051】このため、前記フック部材を係合させる際
に、前記ストライカ部材の位置が、安定して、容易に、
装脱着作業を行うことができると共に、別途部品を必要
としないので、部品点数の増大を抑制し、製造コストを
低減させることができる。
【0052】そして、請求項11に記載されたもので
は、前記ストライカ部材は、前記チャイルドシート未装
着状態では、座席後方に向けて移動可能であると共に、
前記フック部材を該ストライカ部材に係合させる際に、
移動が禁止される請求項1記載のチャイルドシート取付
構造を特徴としている。
【0053】このように構成された請求項11記載のも
のでは、前記ストライカ部材は、前記チャイルドシート
未装着状態では、座席後方に向けて移動可能である。
【0054】このため、チャイルドシートが未装着で、
乗員が着座する際には、該ストライカ部材が、乗員の着
座に伴って座席後方に向けて移動して、異物感を低減さ
せることができる。
【0055】また、前記チャイルドシートを装着するた
め、前記フック部材を、該ストライカ部材に係合させる
際には、前記ストライカ部材の移動が禁止される。
【0056】このため、フック部材を安定させて係合さ
せることが出来て、装着作業性が良好である。
【0057】また、請求項12に記載されたものでは、
前記ストライカ部材の座席前後方向のみの移動を許容す
る保持部材と、前記ストライカ部材と該保持部材との間
に介在し、前記ストライカ部材を座席前方向に付勢する
付勢手段とを有する請求項11記載のチャイルドシート
取付構造を特徴としている。
【0058】このように構成された請求項12記載のも
のでは、前記付勢手段によって、前記ストライカ部材
は、座席前方向に付勢されて、例えば、前記座席の腰部
の入隅空間に位置させることが出来る。
【0059】このため、前記ストライカ部材の被係合部
は、外部から視認できて、位置が一目瞭然となる。従っ
て、チャイルドシートの装着作業性が良好である。
【0060】また、前記保持部材によって、前記ストラ
イカ部材の座席前後方向の移動が許容されているので、
前記ストライカ部材が、乗員の着座に伴って、前記付勢
手段の付勢力に抗して座席方向に移動する。
【0061】このため、乗員に与える異物感を低減させ
ることができる。
【0062】更に、請求項13に記載されたものでは、
前記ストライカ部材の座席後方向側の端部を折り曲げて
形成された折曲部を設け、該折曲部を当接させることに
より、所定位置よりも座席後方への該ストライカ部材の
移動を阻止するストッパ片部を前記保持部材に一体に設
けると共に、該保持部材の前記ストライカ部材よりも上
部で、座席横幅方向に沿った回動軸を中心として回動自
在となるように軸支されて、前記ストライカ部材に、前
記フック部材が係合する際に、該フック部材によって座
席前側が押し上げられるのに伴って、座席後側が下がる
ガイドプレート部材を設けて、前記ガイドプレート部材
の座席後側には、該座席後側が下がる際、前記ストライ
カ部材の折曲部の移動軌跡内に突入して前記ストライカ
部材の所定位置よりも座席前方への移動を阻止するロッ
ク片部が一体に設けられている請求項12記載のチャイ
ルドシート取付構造を特徴としている。
【0063】このように構成された請求項13記載のも
のでは、前記ストライカ部材に、前記フック部材を係合
させる際、前記付勢手段の付勢力に抗して座席後方に押
圧されて移動された前記ストライカ部材の折曲部が、前
記ストッパ片部に当接して、所定位置よりも車両後方へ
の移動が阻止される。
【0064】また、前記フック部材によって前記ガイド
プレート部材の座席前側が押し上げられるのに伴って、
該ガイドプレート部材の座席後側が下がると、該座席後
側に一体に設けられたロック片部が、前記ストライカ部
材の折曲部の移動軌跡内に突入して前記ストライカ部材
の所定位置よりも座席前方への移動が阻止される。
【0065】このため、前記ストライカ部材は、座席前
後両方向の移動が阻止されるので、更に、前記ストライ
カ部材の位置が、安定して、容易に、フック部材の装脱
着作業を行うことができる。
【0066】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0067】図1乃至図9は、この発明の実施の形態1
のチャイルドシート取付構造を示すものである。なお、
前記従来例と同一乃至均等な部分については同一符号を
付して説明する。
【0068】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1のチャイルドシート取付構造では、図1に示すように
車両17の後部座席15が、シートクッション部16及
びシートバック部4と、車両の床部に固着されて、これ
らのシートクッション部16及びシートバック部4を下
方から支持するフレーム部材17とから主に構成されて
いる。
【0069】この後部座席15の腰部15aのうち、前
記シートクッション部16の後部隆起部16aの上面1
6bには、左,右一対、ストライカ開口部16c,16
cが開口形成されている。
【0070】このストライカ開口部16c,16cから
は、図2に示すようにストライカ部材18,18の被係
合水平棒状部18a,18aが、後部座席のシートクッ
ション部16と、シートバック部4との間に形成される
入隅状の車室内空間Pに突設されている。
【0071】このストライカ部材18,18の被係合水
平棒状部18a,18aには、チャイルドシート7の腰
部7a後方から凸設されるフック部材8,8が各々係脱
されることにより、前記後部座席2にこのチャイルドシ
ート7が、装脱着可能となるように構成されている。
【0072】このフック部材8には、図4乃至図5に示
すように下側突起部8aと上側突起部8bとの間に、前
記被係合水平棒状部18aを挿抜可能な幅を有する溝部
8cが形成されている。
【0073】そして、この溝部8c内の底部8d近傍ま
で、前記被係合水平棒状部18aが挿入された状態で、
抜出不可能となるように係合すると共に、係合解除状態
では、前記被係合水平棒状部18aを抜出可能とする係
合爪部8eが設けられている。
【0074】前記フレーム部材17は、図1に示すよう
に床部にボルト部材等で固着される前,後固定部19
a,19bを各々設けた左,右サイドフレーム19,1
9と、略円筒のパイプ形状を呈して車幅方向に長手方向
を沿わせて延在されて、この左,右のサイドフレーム1
9,19を連結する強度部材としての連結フレーム20
と、前記シートバック部4左,右側の下部を固着させる
シートバック装着部21,21とを有している。
【0075】この連結フレーム20の周囲には、図3に
示すように、この連結フレーム20を軸として、前記ス
トライカ部材18,18を各々一体に設けることによ
り、上下方向に回動可能となるように装着される筒状部
材22,22が、左,右一対設けられている。
【0076】これらの筒状部材22,22は、各々前記
連結フレーム20の外径よりもやや大きな内径を有し
て、この連結フレーム20の周囲に遊嵌されている。
【0077】また、この筒状部材22の略中央には、所
定の幅W1を有する溝部23が形成されている。この溝
部23の左,右側縁には、前記ストライカ部材18の被
係合水平棒状部18aと共に門型に形成された左,右一
対の支持部18b,18bが溶接固定されている。
【0078】また、前記連結フレーム20には、この溝
部23に適合されて、やや狭い幅W2を有するガイド片
24が固着されていて、前記ストライカ部材18の下方
に位置するガイド面24aを、車両前方方向へ突出させ
ている。
【0079】このガイド面24aは、前記支持部18
b,18b間に位置し、図4に示すように、前記ストラ
イカ部材18の下面との間隔bが、前記フック部材8の
下側突起部8aの厚みaよりも狭くなるように設定され
ていて、前記フック部材8の係合の際に、このフック部
材8の下側突起部8aを、前記ストライカ部材18との
間に、図5に示すように介挿させることにより、前記筒
状部材22を上方へ移動させるように構成されている。
【0080】更に、この実施の形態1では、前記筒状部
材22が、この上方への移動により前記連結フレーム2
0の下側に圧接される際には、前記筒状部材22の回動
を禁止すると共に、前記筒状部材22が、前記連結フレ
ーム20に圧接されない際には、筒状部材22の回動を
許容する係止手段が設けられている。
【0081】この係止手段は、凹部25が、前記連結フ
レーム20の下側外側面に、また、凸部26が、この凹
部25に対向する前記筒状部材22の下側内側面に設け
られて主に構成されていて、この凸部26が、凹部25
内に没入して係止された係止状態では、前記筒状部材2
2の回転が禁止されるように構成されている。
【0082】そして、これらの係止手段、前記ストライ
カ部材18及び支持部18bによって構成される移動禁
止手段によって、前記ストライカ部材18は、前記チャ
イルドシート7未装着状態では、乗員着座方向に沿って
移動可能であると共に、このチャイルドシート7を装着
する際には、前記フック部材8をストライカ部材18に
係合させることにより、移動が禁止されるように構成さ
れている。
【0083】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0084】この実施の形態1のチャイルドシート取付
構造では、前記チャイルドシート7の未装着状態では、
図4に示すように、前記筒状部材22,22は、各々前
記連結フレーム20の外径よりもやや大きな内径を有し
て、この連結フレーム20の周囲に遊嵌されているの
で、前記筒状部材22の自重によって、図4中実線で示
すように、回動自在な状態となり。前記連結フレーム2
0に対して、圧接されていない。
【0085】このため、前記筒状部材22の回動が許容
され、前記ストライカ部材18が、図4中白抜き矢印に
示すように、上下方向に移動可能となる。
【0086】このチャイルドシート7の未装着状態で
は、図6に示すように乗員着座方向である上下方向に沿
って、前記ストライカ部材18が移動可能である。この
ため、チャイルドシート7を取り外して、乗員が着座す
る際には、このストライカ部材18が、上下方向の荷重
を与えられた際に、乗員の着座に伴って着座方向である
下方向に移動して、異物感を低減させることができる。
【0087】また、従来、前記図25に示すチャイルド
シート取付構造のように、前記ストライカ部材14,1
4を内側方向に倒す必要があった。しかしながら、この
実施の形態1のチャイルドシート取付構造では、前記チ
ャイルドシート7の未装着状態では、前記ストライカ部
材18が、下方に向けて移動可能であるので、乗員の着
座に伴って、このストライカ部材18が下方に移動す
る。このため、このストライカ部材18を待避させる動
作等を行う必要が無くなり、使用利便性が良好である。
【0088】次に、チャイルドシート7が装着された状
態について説明する。
【0089】まず、チャイルドシート7を装着するた
め、図5に示すように、前記チャイルドシート7の腰部
7aから後方へ突設されたフック部材8の溝部8c内
に、前記ストライカ部材18の被係合水平棒状部18a
を、前記底部8b方向に向けて介挿すると、図4に示す
ように、前記連結フレーム20に固定された移動禁止手
段としてのガイド片24のガイド面24aと、前記スト
ライカ部材18の下面との間隔bが、前記フック部材8
の下側突起部8aの厚みaよりも狭くなるように設定さ
れているので、前記ストライカ部材18が、下方から上
方へ向けて押圧され、前記筒状部材22が、上方へ移動
される。
【0090】このように、前記フック部材8の係合の際
に、このフック部材8の下側突起部8aが、前記ストラ
イカ部材18との間に、図5に示すように介挿されるこ
とにより、前記筒状部材22が上方へ移動し、この溝部
8c内の底部8d近傍まで、前記被係合水平棒状部18
aが挿入された状態で、抜出不可能となるように、前記
係合爪部8eが係合して挿抜不可能となる。
【0091】この際、前記筒状部材22の凸部26が、
前記連結フレーム20の凹部25に圧接されて、前記筒
状部材22の回動と共に、前記ストライカ部材18の上
下方向の移動も禁止される。
【0092】従って、チャイルドシート7を装着する際
には、前記フック部材8に前記ストライカ部材18を介
挿させるだけで、係止手段としての前記凸部26が凹部
25に係合する。
【0093】この係合により、前記ストライカ部材18
の上下方向の移動が禁止されているので、フック部材8
を安定させて係合させることが出来て、装着作業性が良
好である。
【0094】また、例えば、このストライカ部材18を
車室内空間Pに露出させる動作等を行う必要が無く、図
7中に示すように、ストライカ部材18,18が、前記
後部座席15のシートクッション部16と、シートバッ
ク部4との間に形成される入隅状の入隅空間Pに常に露
出されていて、これらのストライカ部材18,18の被
係合水平棒状部18a,18aを外部から視認できる。
【0095】従って、フック部材8を狙いを定めて安定
させて係合させることが出来て、装着作業性が良好であ
る。
【0096】また、この筒状部材22は、車体側強度部
材である連結フレーム20を軸として、回動自在となる
ように装着されているので、別途、補強部材等を用いる
こと無く、チャイルドシートアンカーに求められる充分
な取付剛性を得ることが出来る。
【0097】また、前記筒状部材22の前記連結フレー
ム20への圧着及び圧着解除のみで、回動の禁止及び許
容が操作できる。そして、前記凸部25が、凹部26に
係止された状態では、前記筒状部材22の回転が禁止さ
れる。前記凸部25及び凹部26は、前記筒状部材22
或いは前記連結フレーム20に設けられているので、別
途、係止手段を構成する部品を必要としない。このた
め、部品点数の増大を抑制し、製造コストを低減させる
ことができる。
【0098】しかも、この実施の形態1では、前記後部
座席15の腰部15aのうち、前記シートクッション部
16の後部隆起部16aの上面16bに開口形成された
左,右一対、ストライカ開口部16c,16cから、前
記ストライカ部材18,18が、室内空間Pに突設され
ている。
【0099】このため、図8に示すように、シートバッ
ク部4をリクライニングさせても、前記ストライカ部材
18が上方を向いて起立することが無く、着座による異
物感の軽減作用が減少することが無い。
【0100】更に、図9に示すように、シートバック部
4をフルフラット状態としても、前記ストライカ部材1
8が上方を向いて起立することが無く、這う動作を行う
際にも異物感を軽減させることができる。
【0101】
【変形例1】図10は、この発明の実施の形態1の変形
例1のチャイルドシート取付構造を示すものである。な
お、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分については
同一符号を付して説明する。
【0102】この変形例1のチャイルドシート取付構造
では、前記ストライカ部材18の上方向への回動を所定
の角度で禁止するストッパ部材としてのストッパブロッ
ク片27が、前記連結フレーム20に固着されて設けら
れている。
【0103】このストッパブロック片27の上面27a
には、前記ストライカ部材18の一方の支持部18bか
ら延設されて側方へ突設される棒状部18cが、当接さ
れて回動が禁止されるように構成されている。
【0104】次に、この変形例1のチャイルドシート取
付構造の作用について説明する。
【0105】この変形例1のチャイルドシート取付構造
では、前記連結フレーム20に固着されたストッパブロ
ック片27に、前記ストライカ部材18の一部である前
記棒状部材18cを当接させて上方向の回動が禁止され
る。
【0106】このため、前記フック部材8を係合させる
際に、前記ストライカ部材18の位置が、安定して、容
易に、装脱着作業を行うことができる。
【0107】他の構成及び作用効果については、前記実
施の形態1と略同様であるので説明を省略する。
【0108】
【変形例2】図11は、この発明の実施の形態1の変形
例2のチャイルドシート取付構造を示すものである。な
お、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分については
同一符号を付して説明する。
【0109】この変形例2のチャイルドシート取付構造
では、前記ストライカ部材18の上方向への回動を所定
の角度で禁止するストッパ部材として、前記ガイド部材
24の後縁部24bが延設されて、前記連結フレーム2
0に巻廻された先端縁部24cを有している。
【0110】また、前記筒状部材22に形成された前記
ガイド部材24の幅w2と適合する幅w1を有する溝部
23に端縁部23aが設けられている。
【0111】そして、前記ストライカ部材18が所定の
角度まで上方向に移動すると、前記先端縁部24cが、
前記端縁部23aに当接されて回動が禁止されるように
構成されている。
【0112】次に、この変形例2のチャイルドシート取
付構造の作用について説明する。
【0113】この変形例2のチャイルドシート取付構造
では、前記ガイド部材24の一部が延設されて、前記連
結フレーム20に巻廻された先端縁部24cに、前記筒
状部材22に形成された前記ガイド部材24の幅w2と
適合する幅w1の溝部23の端縁部23aが当接されて
上方向の回動が禁止される。
【0114】このため、前記フック部材8を係合させる
際に、前記ストライカ部材18の位置が、安定して、容
易に、装脱着作業を行うことができると共に、別途部品
を必要としないので、部品点数の増大を抑制し、製造コ
ストを低減させることができる。
【0115】他の構成及び作用効果については、前記実
施の形態1と略同様であるので説明を省略する。
【0116】
【実施の形態2】図12及び図13は、この発明の実施
の形態2のチャイルドシート取付構造を示すものであ
る。なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分につ
いては同一符号を付して説明する。
【0117】この実施の形態2のチャイルドシート取付
構造では、後部座席115のシートクッション部116
の後部隆起部116a内には、断面略ロ字状の強度部材
としての連結フレーム120が、車幅方向に、長手方向
を沿わせて延在されている。
【0118】この連結フレーム120の上,下面120
a,120bには、ストライカ摺動孔120b,120
bが左,右一対づつ形成されている。
【0119】そして、このストライカ摺動孔120b,
120bには、側面視略L字状のストライカ部材118
のスライド支柱部118c,118cが、各々挿通され
ている。このスライド支柱部118c,118cの下端
には、抜け止め用のストッパ部材118d,118dが
設けられている。
【0120】また、少なくとも何れか一方のスライド支
柱部118cには、このストライカ部材118を上方に
向けて付勢する付勢手段としてのスプリング部材28が
設けられている。
【0121】次に、この実施の形態2のチャイルドシー
ト取付構造の作用について説明する。
【0122】この実施の形態2のチャイルドシート取付
構造では、前記ストライカ部材118が、前記チャイル
ドシート7が未装着である状態では、下方に向けて移動
可能である。
【0123】このため、乗員の着座に伴って、ストライ
カ部材118が、前記スプリング部材28の付勢力に抗
して、下方に移動して、例えば、このストライカ部材1
18を待避させる動作等を行うこと無く、異物感を低減
させることができる。
【0124】他の構成及び作用効果については、前記実
施の形態1と略同様であるので説明を省略する。
【0125】
【実施の形態3】図14乃至図16は、この発明の実施
の形態3のチャイルドシート取付構造を示すものであ
る。なお、前記実施の形態1及び2と同一乃至均等な部
分については同一符号を付して説明する。
【0126】この実施の形態3のチャイルドシート取付
構造では、後部座席215のシートクッション部216
の後部隆起部216a内には、強度部材としての連結フ
レーム20が、車幅方向に、長手方向を沿わせて延在さ
れていて、この連結フレーム20の前面20aには、
左,右側壁に長円方向を略上下方向に沿わせたスライド
溝29a,29aを開口形成したスライドブラケット2
9が固着されている。
【0127】そして、このスライド溝29a,29aに
は、側面視略L字状のストライカ部材218のスライド
支柱部218c,218cの先端部218d,218d
が側方に屈曲されて、スライド自在となるように内側か
ら外側に向けて挿通されている。
【0128】また、少なくとも何れか一方の先端部21
8dには、このストライカ部材218を上方に向けて付
勢する付勢手段としてのスプリング部材28が、前記ス
ライドブラケット29下縁部から突設された支持片30
との間に設けられている。
【0129】次に、この実施の形態3のチャイルドシー
ト取付構造の作用について説明する。
【0130】この実施の形態3のチャイルドシート取付
構造では、前記ストライカ部材218が、前記チャイル
ドシート7が未装着である状態では、下方に向けて移動
可能である。
【0131】このため、乗員の着座に伴って、ストライ
カ部材218が、前記スプリング部材30の付勢力に抗
して、下方に移動して、例えば、このストライカ部材2
18を待避させる動作等を行うこと無く、異物感を低減
させることができる。
【0132】他の構成及び作用効果については、前記実
施の形態1,2と略同様であるので説明を省略する。
【0133】
【実施の形態4】図17乃至図21は、この発明の実施
の形態4のチャイルドシート取付構造を示すものであ
る。なお、前記実施の形態1乃至3と同一乃至均等な部
分については同一符号を付して説明する。
【0134】この実施の形態4のチャイルドシート取付
構造では、後部座席315のシートクッション部316
内には、断面略ロ字状の強度部材としての連結フレーム
120が、車幅方向に、長手方向を沿わせて延在されて
いる。
【0135】この連結フレーム120の上面部120a
には、前記ストライカ部材318の座席前後方向のみの
移動を許容する保持部材31が左,右一対設けられてい
る。
【0136】この保持部材31には、図19に示すよう
に、前記上面部120aとの間で、ストライカ部材31
8の支持部18b,18bを摺動自在に挟持するスライ
ド凹部31a,31aが一定の間隔を置いて平行に形成
されている。
【0137】また、この保持部材31には、スライド凹
部31a,31aよりも、座席後方には、前記ストライ
カ部材318の後部座席315後方向側の端部を折り曲
げて形成された折曲部318d,318dが当接される
ことにより、このストライカ部材318の後方への移動
を停止させるストッパ片部31b,31bが、一体に形
成されている。
【0138】そして、これらの折曲部318d,318
dのうち、少なくとも何れか一方には、前記ストライカ
部材318を座席前方へ付勢する付勢手段としてのスト
ライカ前方付勢バネ33の一端を係止する係止溝318
e或いは係止孔318fが形成されている。
【0139】更に、この保持部材31の左,右側縁から
上方に向けて立設される左,右側壁部31c,31cに
は、軸孔部31d,31dが、各々形成されている。こ
の左,右側壁部31c,31cのうち、少なくとも何れ
か一方には、前記ストライカ前方付勢バネ33の他端を
係止する係止孔31eが形成されている。
【0140】この軸孔部31d,31dには、ガイドプ
レート部材32から左,右に向けて突設されて後部座席
315横幅方向に沿った回動軸32a,32aが挿通さ
れている。
【0141】そして、このガイドプレート部材32は、
この回動軸32,32aを回動中心として回動自在とな
るように前記ストライカ部材318よりも上部で軸支さ
れて、前記ストライカ部材318に、前記フック部材8
が係合する際に、このフック部材8によって座席前側と
しての前端縁32dが押し上げられるのに伴って、座席
後側32fが下がるように構成されている。
【0142】また、このガイドプレート部材32は、回
動軸32aに形成されたバネ孔32cに一端34aを係
止させると共に、左,右側壁部31c,31cのうち、
少なくとも何れか一方に形成されたバネ係止孔31fに
他端34bを係止させたバネ部材34によって、前端縁
32dが、下方向に向けて回動移動するように付勢され
ている。
【0143】更に、このガイドプレート部材32では、
略平板状を呈するプレート本体32bの下面側と、前記
ストライカ部材318との間に、所定の間隔cが形成さ
れていて、前記フック部材8の上側突起部8aの厚みd
よりも狭くなるように設定されている。
【0144】そして、このガイドプレート部材32のプ
レート本体32b後端の左,右両側縁からは、下方に向
けてロック片部32e,32eが、延設されている。
【0145】このロック片部32e,32eは、図21
に示すように前記プレート本体32bの下面側と、前記
ストライカ部材318との間に、前記フック部材8の上
側突起部8aが挿入された状態で、下方に回動して、前
記折曲部318d,318dの移動軌跡内に突入して前
記折曲部318d,318dの後部座席315前方方向
への移動を阻止して、ロックするように構成されてい
る。
【0146】また、前記フック部材8の係合が解除され
た通常の乗員が、前記後部座席315に着座する状態で
は、図20に示すように、前記バネ部材34の付勢力に
よって、前記ガイドプレート部材32の前端縁32d
が、下方向に向けて回動移動し、前記ロック片部32
e,32eのロックが解除される。
【0147】このように、ロックが解除されると、前記
ストライカ部材318が、前記ストライカ前方付勢バネ
33の付勢力によって座席前方へ移動され、座席後方向
へ移動可能の状態となるように構成されている。
【0148】しかも、この実施の形態4では、図17に
示すように、後部座席315のシートバック部104の
下縁104aに形成されたハット状の切欠部104b,
104bから、前記ストライカ部材318,318が、
入隅状の車室内空間Pに、露出するように構成されてい
る。
【0149】次に、この実施の形態4の作用について説
明する。
【0150】この実施の形態4のチャイルドシート取付
構造では、前記ストライカ部材318,318は、前記
チャイルドシート7が未装着の状態では、後部座席31
5後方に向けて移動可能である。
【0151】このため、チャイルドシート7が未装着
で、乗員が着座する際には、これらのストライカ部材3
18,318が、図20に示すように、乗員の着座に伴
って後部座席315後方に向けて移動して、異物感を低
減させることができる。
【0152】また、前記チャイルドシート7を装着する
ため、前記フック部材8を、このストライカ部材318
に係合させる際には、前記ストライカ部材318の移動
が禁止される。
【0153】即ち、ストライカ部材318に、前記フッ
ク部材8を係合させる際、まず、前記ストライカ前方付
勢バネ33の付勢力に抗して後部座席315後方に押圧
されて移動された前記ストライカ部材318の折曲部3
18d,318dが、前記ストッパ片部31d,31d
に当接して、所定位置よりも車両後方への移動が阻止さ
れる。
【0154】また、図21に示すように、前記フック部
材5によって前記ガイドプレート部材32の前縁部32
d側が押し上げられるのに伴って、このガイドプレート
部材32の座席後側32fが下がる。そして、この座席
後側32fに一体に設けられたロック片部32e,32
eが、前記ストライカ部材318の折曲部318d,3
18dの移動軌跡内に突入して前記ストライカ部材31
8の所定位置よりも座席前方への移動が阻止される。
【0155】このため、前記ストライカ部材318は、
座席前後両方向の移動が阻止されるので、更に、前記ス
トライカ部材318の位置が、安定して、容易に、フッ
ク部材8の装脱着作業を行うことができるこのように、
フック部材8を安定させて係合させることが出来て、チ
ャイルドシート7の装着作業性が良好である。
【0156】また、前記ストライカ前方付勢バネ33に
よって、前記ストライカ部材318は、後部座席315
の前方向に付勢されて、例えば、前記後部座席315の
腰部の入隅状の車室内空間Pに位置させることが出来
る。
【0157】このため、前記ストライカ部材318の被
係合水平棒状部18aは、外部から視認できて、位置が
一目瞭然となる。従って、チャイルドシート7の装着作
業性が良好である。
【0158】また、前記保持部材31によって、前記ス
トライカ部材18の後部座席315前後方向の移動が許
容されているので、前記ストライカ部材18が、乗員の
着座に伴って、前記ストライカ前方付勢バネの付勢力に
抗して後部座席315前,後方向に移動する。
【0159】このため、乗員に与える異物感を低減させ
ることができる。
【0160】他の構成、及び作用効果については、前記
実施の形態1と略同様であるので、説明を省略する。
【0161】以上、この発明の実施の形態1乃至4を図
面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形
態1乃至4に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲
の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0162】例えば、前記実施の形態1では、ストライ
カ部材18が、下方に向けて、また、前記実施の形態4
では、ストライカ部材318が、後方に向けて移動可能
とされているが、特にこれに限らず、斜め後方等、乗員
着座方向に沿って移動可能であるものであるならば、具
体的な角度が、特に限定されるものではない。
【0163】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に記載されたものでは、前記ストライカ部材が、
前記座席のシートクッション部と、シートバック部との
間に形成される入隅空間に突設されているので、例え
ば、該ストライカ部材を露出させる動作等行うことなく
該ストライカ部材の被係合部を外部から視認できる。
【0164】また、チャイルドシートを装着する際に
は、移動禁止手段によって、前記ストライカ部材の移動
が禁止されているので、フック部材を安定させて係合さ
せることが出来て、装着作業性が良好である。
【0165】更に、前記ストライカ部材は、前記チャイ
ルドシート未装着状態では、乗員着座方向に沿って移動
可能である。このため、チャイルドシートを取り外し
て、乗員が着座する際には、該ストライカ部材が、乗員
の着座に伴って着座方向に移動して、異物感を低減させ
ることができる。
【0166】また、請求項2に記載されたものでは、前
記ストライカ部材が、前記チャイルドシート未装着状態
では、下方に向けて移動可能であるので、乗員の着座に
伴って該ストライカ部材が下方に移動して、例えば、該
ストライカ部材を待避させる動作等を行うこと無く、異
物感を低減させることができる。
【0167】しかも、前記フック部材を該ストライカ部
材に係合させる際には、前記下方へ向けての移動が禁止
される。
【0168】このため、例えば、該ストライカ部材を露
出させる動作等を行うこと無く、フック部材を安定させ
て係合させることが出来て、装着作業性が良好である。
【0169】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記ストライカ部材が、上下方向の荷重を与えられた際
に、前記筒状部材と共に上下方向に回動して、異物感を
低減させることができる。
【0170】また、請求項4に記載されたものでは、前
記係止手段によって、前記筒状部材が、前記強度部材の
少なくとも一部に圧接される際には、前記筒状部材の回
動が禁止される。
【0171】そして、前記筒状部材が、前記強度部材に
圧接されない際には、前記筒状部材の回動が許容され
る。
【0172】このため、前記筒状部材の前記強度部材へ
の圧着及び圧着解除のみで、回動の禁止及び許容が操作
できる。
【0173】更に、請求項5に記載されたものでは、前
記凸部が、凹部に係止された状態では、前記筒状部材の
回転が禁止される。
【0174】前記凸部及び凹部は、前記筒状部材或いは
前記強度部材に設けられているので、別途、係止手段を
構成する部品を必要としない。このため、部品点数の増
大を抑制し、製造コストを低減させることができる。
【0175】また、請求項6に記載されたものでは、前
記係止手段は、前記筒状部材の自重によって、前記強度
部材に圧接されない。このため、前記筒状部材の回動が
許容され、前記ストライカ部材が移動可能となる。
【0176】また、前記筒状部材が、上方に移動する
と、前記強度部材に圧接されて、前記筒状部材の回動が
禁止される。このため、前記筒状部材の回動が禁止され
て、前記ストライカ部材の移動も禁止される。
【0177】そして、請求項7に記載されたものでは、
前記ガイド部材と、前記ストライカ部材との間に、前記
フック部材を介挿させると、前記筒状部材は、上方へ移
動する。
【0178】このため、前記筒状部材が、前記強度部材
に圧接されて、前記筒状部材の回動と共に、前記ストラ
イカ部材の移動も禁止される。
【0179】更に、請求項8に記載されたものでは、前
記ストッパ部材によって、前記ストライカ部材の上方向
への回動が所定の角度で禁止される。
【0180】このため、前記フック部材を係合させる際
に、前記ストライカ部材の位置が、安定して、容易に、
装脱着作業を行うことができる。
【0181】更に、請求項9に記載されたものでは、前
記強度部材に固着されたストッパ片に、前記筒状部材の
一部が当接されて上方向の回動が禁止される。
【0182】このため、前記フック部材を係合させる際
に、前記ストライカ部材の位置が、安定して、容易に、
装脱着作業を行うことができる。
【0183】また、請求項10に記載されたものでは、
前記ガイド部材の一部が延設されて、前記強度部材に巻
廻された先端縁部に、前記筒状部材に形成された前記ガ
イド部材の幅と適合する幅の溝部の端縁部が当接されて
上方向の回動が禁止される。
【0184】このため、前記フック部材を係合させる際
に、前記ストライカ部材の位置が、安定して、容易に、
装脱着作業を行うことができると共に、別途部品を必要
としないので、部品点数の増大を抑制し、製造コストを
低減させることができる。
【0185】そして、請求項11に記載されたもので
は、前記ストライカ部材は、前記チャイルドシート未装
着状態では、座席後方に向けて移動可能である。
【0186】このため、チャイルドシートが未装着で、
乗員が着座する際には、該ストライカ部材が、乗員の着
座に伴って座席後方に向けて移動して、異物感を低減さ
せることができる。
【0187】また、前記チャイルドシートを装着するた
め、前記フック部材を、該ストライカ部材に係合させる
際には、前記ストライカ部材の移動が禁止される。
【0188】このため、フック部材を安定させて係合さ
せることが出来て、装着作業性が良好である。
【0189】また、請求項12に記載されたものでは、
前記付勢手段によって、前記ストライカ部材は、座席前
方向に付勢されて、例えば、前記座席の腰部の入隅空間
に位置させることが出来る。
【0190】このため、前記ストライカ部材の被係合部
は、外部から視認できて、位置が一目瞭然となる。従っ
て、チャイルドシートの装着作業性が良好である。
【0191】また、前記保持部材によって、前記ストラ
イカ部材の座席前後方向の移動が許容されているので、
前記ストライカ部材が、乗員の着座に伴って、前記付勢
手段の付勢力に抗して座席方向に移動する。
【0192】このため、乗員に与える異物感を低減させ
ることができる。
【0193】更に、請求項13に記載されたものでは、
前記ストライカ部材に、前記フック部材を係合させる
際、前記付勢手段の付勢力に抗して座席後方に押圧され
て移動された前記ストライカ部材の折曲部が、前記スト
ッパ片部に当接して、所定位置よりも車両後方への移動
が阻止される。
【0194】また、前記フック部材によって前記ガイド
プレート部材の座席前側が押し上げられるのに伴って、
該ガイドプレート部材の座席後側が下がると、該座席後
側に一体に設けられたロック片部が、前記ストライカ部
材の折曲部の移動軌跡内に突入して前記ストライカ部材
の所定位置よりも座席前方への移動が阻止される。
【0195】このため、前記ストライカ部材は、座席前
後両方向の移動が阻止されるので、更に、前記ストライ
カ部材の位置が、安定して、容易に、フック部材の装脱
着作業を行うことができる、といった実用上有益な効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のチャイルドシート取付
構造で、全体の構成を説明する後部座席の分解斜視図で
ある。
【図2】実施の形態1のチャイルドシート取付構造で、
車両の車室内一部断面斜視図である。
【図3】実施の形態1のチャイルドシート取付構造で、
腰部の構成を説明するストライカ部材近傍の拡大斜視図
である。
【図4】実施の形態1のチャイルドシート取付構造で、
フック部材を取り付ける様子を説明する図2中A−A線
に沿った位置での断面図である。
【図5】実施の形態1のチャイルドシート取付構造で、
フック部材を取り付けた様子を説明する図2中A−A線
に沿った位置に対応する位置での断面図である。
【図6】実施の形態1のチャイルドシート取付構造で、
乗員の着座状態を説明する模式図である。
【図7】実施の形態1のチャイルドシート取付構造で、
後部座席の斜視図である。
【図8】実施の形態1のチャイルドシート取付構造で、
後部座席をリクライニングさせる様子を説明する模式図
である。
【図9】実施の形態1のチャイルドシート取付構造で、
後部座席をフルフラット状態として、上を這う様子を説
明する模式図である。
【図10】変形例1のチャイルドシート取付構造で、要
部の斜視図である。
【図11】変形例2のチャイルドシート取付構造で、要
部の斜視図である。
【図12】実施の形態2のチャイルドシート取付構造
で、後部座席の一部断面側面図である。
【図13】実施の形態2のチャイルドシート取付構造
で、要部の斜視図である。
【図14】実施の形態3のチャイルドシート取付構造
で、後部座席の構成を説明する透過斜視図である。
【図15】実施の形態3のチャイルドシート取付構造
で、要部の斜視図である。
【図16】実施の形態3のチャイルドシート取付構造
で、後部座席の側面模式図である。
【図17】実施の形態4のチャイルドシート取付構造
で、後部座席の斜視図である。
【図18】実施の形態4のチャイルドシート取付構造
で、後部座席の構成を説明する透過斜視図及び要部の拡
大斜視図である。
【図19】実施の形態4のチャイルドシート取付構造
で、要部の分解斜視図である。
【図20】実施の形態4のチャイルドシート取付構造
で、チャイルドシートを取り付けていない状態での要部
の一部断面側面図である。
【図21】実施の形態4のチャイルドシート取付構造
で、チャイルドシートを取り付けた状態での要部の一部
断面側面図である。
【図22】一従来例のチャイルドシート取付構造で、全
体の構成を説明する車両の後部座席の斜視図である。
【図23】一従来例のチャイルドシート取付構造で、要
部の構成を説明する拡大斜視図である。
【図24】他の従来例のチャイルドシート取付構造で、
全体の構成を説明する車両の後部座席の斜視図である。
【符号の説明】
7 チャイルドシート 7a 腰部 8,8 フック部材 15,115,215,315後部座席(座席) 18,118,218,318ストライカ部材 18a 被係合水平棒状部(被係合部) 移動禁止手段 24 ガイド片 25,125 凹部(係止手段の一方) 26,126 凸部(係止手段の他方) 20,120 連結フレーム(強度部材) 22,122 筒状部材 23 溝部 ストッパ部材 27 ストッパブロック片 23a 端縁部 24c 先端縁部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャイルドシートを車両の座席に固定する
    ため、座席のシートクッション部と、シートバック部と
    の間に形成される入隅空間へ、前記チャイルドシートの
    腰部から後方へ突設されたフック部材を係合させるスト
    ライカ部材が突設されたチャイルドシート取付構造であ
    って、 前記ストライカ部材は、前記チャイルドシート未装着状
    態では、乗員着座方向に沿って移動可能であると共に、
    該チャイルドシートを装着する際には、移動を禁止する
    移動禁止手段を有することを特徴とするチャイルドシー
    ト取付構造。
  2. 【請求項2】前記ストライカ部材は、前記チャイルドシ
    ート未装着状態では、下方に向けて移動可能であると共
    に、前記フック部材を該ストライカ部材に係合させる際
    に、移動が禁止されることを特徴とする請求項1記載の
    チャイルドシート取付構造。
  3. 【請求項3】前記車両の床部又は座席のフレーム部材に
    設けられて、車幅方向に長手方向を沿わせて延在する強
    度部材の周囲に、該強度部材を軸として上下方向に回動
    可能な筒状部材を設け、該筒状部材に前記ストライカ部
    材を一体に設けていることを特徴とする請求項1又は2
    記載のチャイルドシート取付構造。
  4. 【請求項4】前記筒状部材が、前記強度部材の少なくと
    も一部に圧接される際には、前記筒状部材の回動を禁止
    すると共に、前記筒状部材が、前記強度部材に圧接され
    ない際には、前記筒状部材の回動を許容する係止手段を
    有することを特徴とする請求項3記載のチャイルドシー
    ト取付構造。
  5. 【請求項5】前記係止手段は、前記筒状部材或いは前記
    強度部材のうち何れか一方に設けられた凹部と、他方に
    設けられて、該凹部に係止可能とすると共に、係止状態
    では、前記筒状部材の回転を禁止する凸部とを有するこ
    とを特徴とする請求項4記載のチャイルドシート取付構
    造。
  6. 【請求項6】前記係止手段は、前記強度部材の下側に設
    けられていることを特徴とする請求項4又は5記載のチ
    ャイルドシート取付構造。
  7. 【請求項7】前記ストライカ部材の下方位置には、前記
    フック部材の係合の際に、該フック部材を、前記ストラ
    イカ部材との間に介挿させることにより、前記筒状部材
    を上方へ移動させるガイド部材が設けられていることを
    特徴とする請求項4乃至6のうち何れか一項記載のチャ
    イルドシート取付構造。
  8. 【請求項8】前記ストライカ部材の上方向への回動を所
    定の角度で禁止するストッパ部材が設けられていること
    を特徴とする請求項3乃至7のうち何れか一項記載のチ
    ャイルドシート取付構造。
  9. 【請求項9】前記ストッパ部材は、前記強度部材に固着
    されたストッパ片に、前記筒状部材の一部を当接させて
    回動を禁止するように構成されていることを特徴とする
    請求項8記載のチャイルドシート取付構造。
  10. 【請求項10】前記ストッパ部材は、ガイド部材の一部
    を延設して、前記強度部材に巻廻した先端縁部へ、前記
    筒状部材に形成された前記ガイド部材の幅と適合する幅
    の溝部の端縁部を当接させて回動を禁止するように構成
    されていることを特徴とする請求項8記載のチャイルド
    シート取付構造。
  11. 【請求項11】前記ストライカ部材は、前記チャイルド
    シート未装着状態では、座席後方に向けて移動可能であ
    ると共に、前記フック部材を該ストライカ部材に係合さ
    せる際に、移動が禁止されることを特徴とする請求項1
    記載のチャイルドシート取付構造。
  12. 【請求項12】前記ストライカ部材の座席前後方向のみ
    の移動を許容する保持部材と、前記ストライカ部材と該
    保持部材との間に介在し、前記ストライカ部材を座席前
    方向に付勢する付勢手段とを有することを特徴とする請
    求項11記載のチャイルドシート取付構造。
  13. 【請求項13】前記ストライカ部材の座席後方向側の端
    部を折り曲げて形成された折曲部を設け、該折曲部を当
    接させることにより、所定位置よりも座席後方への該ス
    トライカ部材の移動を阻止するストッパ片部を前記保持
    部材に一体に設けると共に、該保持部材の前記ストライ
    カ部材よりも上部で、座席横幅方向に沿った回動軸を中
    心として回動自在となるように軸支されて、前記ストラ
    イカ部材に、前記フック部材が係合する際に、該フック
    部材によって座席前側が押し上げられるのに伴って、座
    席後側が下がるガイドプレート部材を設けて、前記ガイ
    ドプレート部材の座席後側には、該座席後側が下がる
    際、前記ストライカ部材の折曲部の移動軌跡内に突入し
    て前記ストライカ部材の所定位置よりも座席前方への移
    動を阻止するロック片部が一体に設けられていることを
    特徴とする請求項12記載のチャイルドシート取付構
    造。
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