JP2002103707A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2002103707A
JP2002103707A JP2000302675A JP2000302675A JP2002103707A JP 2002103707 A JP2002103707 A JP 2002103707A JP 2000302675 A JP2000302675 A JP 2000302675A JP 2000302675 A JP2000302675 A JP 2000302675A JP 2002103707 A JP2002103707 A JP 2002103707A
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platen roller
image processing
substrate
processing apparatus
case
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JP2000302675A
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English (en)
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Hisayoshi Fujimoto
久義 藤本
Hiroaki Onishi
弘朗 大西
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み書き一体ヘッドに対する読み取り原稿や
記録紙の良好な押圧状態を簡易に達成するとともに、こ
の状態を一定に維持し、読み取り性能や記録性能を長期
間にわたって良好に維持できるようにする。 【解決手段】 ケース1と、このケース1から一側部4
cがはみ出すようにしてケース1に装着された基板4
と、基板4に対向してケース1に装着された透明カバー
19と、基板4のはみ出した部分における透明カバー1
9が位置する側の一面4a上に、ケース1に沿って延び
る列状に搭載された複数の印字用素子8と、を有する画
像読み書き一体ヘッドAを備えるとともに、透明カバー
19に読み取り原稿Dを圧接する第1プラテンローラP
1、および複数の印字用素子8に記録紙Kを圧接する第
2プラテンローラP2、をさらに備えた画像処理装置B
において、基板4を第1プラテンローラP1および第2
プラテンローラP2側に向けて押圧する押圧手段29を
さらに備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、画像の読み取り
機能とプリント機能とを併せもつ画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理装置の一例を図19に示
す。この画像処理装置Beは、筐体2e内に画像読み書
き一体ヘッドAeが設けられた構造を有しており、原稿
D、記録紙K、および熱転写用のインクリボン9がそれ
ぞれ一定の経路で搬送されるように構成されている。
【0003】画像読み書き一体ヘッドAeは、画像の読
み取りヘッドとしての機能と、サーマルプリントヘッド
としての機能とを併せもつものであり、基板4eの裏面
(下面)に搭載された複数の発熱素子8eを選択的に発
熱駆動させてインクリボン9をドット単位で加熱するこ
とにより、プラテンローラP4によって搬送される記録
紙Kに所望の画像を1ライン分ずつプリントすることが
可能である。また、画像読み書き一体ヘッドAeのケー
ス1e内には、主走査方向に延びる列状にそれぞれ配さ
れた複数の光源30e、複数の結像用レンズ51e、お
よび複数の受光素子3eが配されており、ケース1eに
装着された透明カバー19eの表面上の一部が画像読み
取り領域Seとされている。プラテンローラP3によっ
て原稿Dが画像読み取り領域Seを通過するように搬送
されるときには、この原稿Dの画像を1ライン分ずつ順
次読み取り可能である。
【0004】このような構成の画像処理装置Beにおい
ては、画像読み書き一体ヘッドAeを用いているため
に、画像読み取り用とプリント用との2つのヘッドを用
いたものと比較すると、画像処理装置全体の小型化を図
ることが可能である。
【0005】その反面、上記構成の画像処理装置Beで
は、プラテンローラP3とプラテンローラP4とが画像
読み書き一体ヘッドAeを挟むようにして配置されてい
るため、画像処理装置の厚み寸法を小さくするには限界
があり、これが上記構成の画像処理装置Beを壁掛け用
として構成する際の障害となっている。そこで、画像処
理装置Beの厚み寸法を低減すべく、図19に仮想線で
示したように一側部をケース1eからはみ出すように基
板4e′を装着するとともに、そのはみ出し部分におけ
る透明カバー19e側の面上に複数の発熱素子8eを搭
載し、基板4eにおける同一面側に2つのプラテンロー
ラP3,P4′を配置する方法も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】2つのプラテンローラ
P3,P4′を基板4e′における同一面側に配置した
画像処理装置Beにおいては、通常、筐体2e内に画像
読み書き一体ヘッドAeが固定され、各プラテンローラ
P3,P4′もまた筐体2e内に固定される。したがっ
て、透明カバー19eおよび発熱素子8e′のそれぞれ
に対して所望の力で押圧するように各プラテンローラP
3,P4′を筐体2e内の組み付けるのは必ずしも容易
ではない。
【0007】また、各プラテンローラP3,P4′の軸
心と透明カバー19eの画像読み取り領域Seや発熱素
子8e′が固定化されていれば、画像処理装置Beを長
期間使用するなどして発熱素子8e′や各プラテンロー
ラP3,P4′の表面がすり減ってしまった場合には、
プラテンローラP3が透明カバー19eを押圧する力や
プラテンローラP4′が発熱素子8e′を押圧する力が
初期に設定されたものよりも小さくなってしまう。この
ような事態が生じたならば、所望通りに読み取り原稿D
や記録紙Kを搬送できなくなったり、あるいは押圧力不
足により原稿の読み取り性能や記録紙への記録性能が低
下してしまうことがある。
【0008】本願発明は、このような事情のもとに考え
出されたものであって、読み書き一体ヘッドに対する読
み取り原稿や記録紙の良好な押圧状態を簡易に達成する
とともに、この状態を一定に維持し、読み取り性能や記
録性能を長期間にわたって良好に維持できるようにする
ことをその課題としている。
【0009】
【発明の開示】上記した課題を解決するため、本願発明
では次の技術的手段を講じている。
【0010】すなわち、本願発明により提供される画像
処理装置は、ケースと、一側部がはみ出すようにして上
記ケースに装着された基板と、上記基板に対向して上記
ケースに装着された透明カバーと、上記基板のはみ出し
た部分における上記透明カバーが位置する側の一面上
に、上記ケースに沿って延びる列状に搭載された複数の
印字用素子と、を有する画像読み書き一体ヘッドを備え
るとともに、上記透明カバーに読み取り原稿を圧接する
第1プラテンローラ、および上記複数の印字用素子に記
録紙を圧接する第2プラテンローラをさらに備えた画像
処理装置であって、上記基板を上記第1プラテンローラ
および上記第2プラテンローラ側に向けて押圧する押圧
手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0011】この構成では、押圧手段を設けることによ
り、第1プラテンローラと透明カバーとの間、および第
2プラテンローラと印字用素子との間に、それぞれ所望
の押圧力が作用する状態を容易に達成することができ
る。また、印字用素子や第1または第2プラテンローラ
の表面がすり減った場合には、各プラテンローラの軸心
と透明カバーまたは印字用素子との間の距離が相対的に
小さくなることにより、透明カバーや印字用素子に作用
する押圧力を一定に維持することが可能となる。その結
果、読み取り原稿や記録紙の搬送状態が一定に維持さ
れ、また押圧力不足により読み取り性能や記録性能が低
下してしまうことないため、長期間にわたって読み取り
性能や記録性能を一定に維持できるようになる。
【0012】好ましい実施の形態においては、上記押圧
手段は、上記基板における上記一面とは反対側の他面側
から上記第1プラテンローラおよび上記第2プラテンロ
ーラ側に向けて力を作用させるように構成されている。
【0013】この構成では、第1および第2プラテンロ
ーラのそれぞれに対して個別に押圧手段を設けることな
く、1つの押圧手段により透明カバーおよび印字用素子
のそれぞれに作用する押圧力に一定に維持することが可
能となる。
【0014】好ましい実施の形態においては、上記押圧
手段は、上記第2プラテンローラの軸方向視において、
上記各印字用素子を上記第2プラテンローラの軸心に向
けて押圧するように構成されている。
【0015】上記構成では、印字用素子が第2プラテン
ローラの軸心に向けて押圧されるため、たとえば読み書
き一体ヘッドの小型化を図るべく薄くて比較的に撓み易
い基板を用いたとしても、各印字用素子が第2プラテン
ローラに対して適切に密着した状態が維持され、記録性
能を適切に維持できる。
【0016】ここで、押圧手段は、たとえばコイルバネ
などの弾性体により基板を各プラテンローラ側に押圧す
るように構成されるが、この場合には、複数の弾性体を
基板の他面側において印字用素子の列の延びる方向に並
ぶように配置するのが好ましい。そうすれば、各プラテ
ンローラに作用する押圧力も、各プラテンローラの軸方
向の各所において均一化される。その結果、読み取り原
稿や記録紙に対して、これらの幅方向(主走査方向)の
各所において作用する押圧力を均一化でき、これらの搬
送を適切に行えるとともに、読み取り性能や記録性能を
一定に維持することができるようになる。
【0017】好ましい実施の形態においては、上記第1
プラテンローラを上記透明カバー側に押圧する追加の押
圧手段をさらに備えている。
【0018】この構成では、押圧手段による基板側から
の力に加えて、追加の押圧手段による第1プラテンロー
ラ側からの力が透明カバーと第1プラテンローラとの間
に作用することとなるため、さらに確実に読み取り原稿
を透明カバーに押し付けることができるようになる。そ
の結果、読み取り原稿の搬送をさらに確実に行うことが
できるようになるとともに、読み取り性能をさらに良好
に維持できるようになる。
【0019】このような利点を好適に得るためには、追
加の押圧手段を、上記第1プラテンローラの軸方向視に
おいて、透明カバーに対して垂直または略垂直方向に押
圧力を作用させるように構成するのが好ましい。
【0020】追加の押圧手段は、たとえは第2プラテン
ローラを、ローラ本体と、その両端部がローラ本体から
突出した回転軸部と、を有する構成とするとともに、そ
れぞれが上記両端部のうちの一方の端部を弾性体により
付勢することにより押圧力を作用させるように構成され
る。
【0021】なお、本願発明の画像処理装置は、基板の
同一側に第1および第2プラテンローラが配置されて、
装置の厚み寸法を低減することができるため、本願発明
の技術思想は、壁掛け式として構成された画像処理装置
に対しても適用することができる。この場合には、画像
処理装置は、画像読み書き一体ヘッドを収容する筐体の
背面部を、壁面などの起立面に沿うようして取り付け可
能なように構成される。
【0022】本願発明のその他の利点および特徴につい
ては、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明
らかとなるであろう。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0024】なお、本実施形態の画像処理装置には、新
規な構造の画像読み書き一体ヘッドが組み込まれてい
る。したがって、画像処理装置の内容の理解を容易にす
るため、画像読み書き一体ヘッドの具体的な構造から先
に説明する。
【0025】図1〜図3は、画像読み書き一体ヘッドの
一例を示している。図2および図3によく表れているよ
うに、画像読み書き一体ヘッドAは、ケース1、透明カ
バー19、レンズアレイ5、光反射防止部材6、基板
4、放熱板47、およびその他の後述する部品類を具備
して構成されている。
【0026】基板4は、たとえばセラミック製であり、
長矩形のプレート状である。この基板4の表面4aに
は、複数の光源30、複数の受光素子3、複数の駆動I
Cチップ80、および複数の発熱素子8が搭載されてい
る。
【0027】複数の光源30は、たとえばLEDチップ
を用いて構成されており、基板4の長手方向に適当な間
隔を隔てて列状に実装されている。ただし、各光源30
は、R,G,B(赤,緑,青)のそれぞれの色彩の光を
順次切り替えて発することが可能に構成されている。上
記複数の受光素子3は、光電変換機能を備えた素子であ
り、矩形状の半導体チップとしての複数のセンサICチ
ップ3Aに一体的に造り込まれている。これら複数のセ
ンサICチップ3Aが基板4に列状に並べられて搭載さ
れていることにより、複数の受光素子3は複数の光源3
0の列と略平行な列状に並べられている。複数の発熱素
子8は、本願発明でいう印字用素子の一例に相当するも
のであり、既存のサーマルプリントヘッドに用いられて
いる発熱素子と同様な構成である。すなわち、複数の発
熱素子8は、たとえば酸化ルテニウムを導体成分とする
厚膜抵抗ペーストを印刷・焼成することによって基板4
の長手方向に一連に延びる線状に形成するとともに、こ
の導体部分をその長手方向に沿って一定間隔で電気的に
分断する配線パターンを形成することによって製造され
ている。複数の駆動ICチップ80は、複数の発熱素子
8の発熱駆動を制御するための駆動回路が内部に造り込
まれたものであり、複数の光源30と同様に、基板4の
長手方向に適当な間隔を隔てて列状に並べられている。
【0028】発熱素子8の列は、基板4の長手方向に延
びる一側縁部4cまたはその近傍に配置されている。こ
れに対し、駆動ICチップ80、受光素子3および光源
30のそれぞれの列は、発熱素子8の列よりも基板4の
他側縁部4d寄りの領域に配置されている。基板4の表
面4aには、この表面4a上に搭載された上記部品類に
関連する配線パターン(図示略)が形成されている。基
板4の適所には上記配線パターンのそれぞれと導通した
1または複数のコネクタ(図示略)が設けられており、
このコネクタに配線接続を行うことによって後述する画
像処理装置Bの所定箇所から上記部品類への電力供給や
各種の信号の入出力が行えるようになっている。
【0029】放熱板47は、複数の発熱素子8から発せ
られる熱を逃がすためのものであり、熱伝導率の高い金
属製である。この放熱板47は、たとえば基板4と略同
様なサイズのプレート状であり、基板4の裏面4bにた
とえば両面接着テープまたは接着剤を介して接着されて
いる。
【0030】ケース1は、たとえば白色の合成樹脂製で
あり、一定方向に延びた形状を有している。このケース
1は、基板4の表面4aのうち、複数の発熱素子8の搭
載領域およびその近傍部分を除く箇所を覆うように基板
4に組み付けられている。基板4のうち、複数の発熱素
子8の搭載領域およびその近傍領域は、ケース1の一側
方にはみ出したはみ出し部となっている。ケース1に基
板4を組み付ける手段としては、たとえばこれらケース
1と基板4とを互いに掛止させる手段、バネクリップを
用いてこれらをクランプする手段、あるいはこれらを接
着剤を用いて接着させる手段を採用することができる。
ケース1の上面部の一側縁部には、この部分に向けて原
稿が搬送されてきたときにこの原稿を後述する画像読み
取り領域Sに向けて導くための突起状のガイド部18が
設けられている。
【0031】透明カバー19は、原稿Dをガイドするた
めのものであり、たとえば透明度の高いガラス製または
合成樹脂製である。この透明カバー19は、基板4の表
面4aに間隔を隔てて対向するように、ケース1の上面
部の凹部13に嵌め込まれることによってケース1に装
着されている。ケース1の上面部および凹部13は傾斜
しており、これに伴って透明カバー19も傾斜してい
る。より具体的には、透明カバー19は、基板4の一側
縁部4cから遠ざかるほどその高さが低くなるように傾
斜している。このような透明カバー19の傾斜は、原稿
Dの搬送をスムーズにするのに役立つ。また、ケース1
の外側面1aは、その上部ほど基板4の一側縁部4cか
ら遠ざかるように傾斜している。この外側面1aの傾斜
は、ケース1の一側方にプラテンローラP2を配置する
ための空間をスペース効率良く確保するのに役立つとと
もに、記録紙KをプラテンローラP2と基板4との間に
差し込む作業を容易化するのにも役立つ。
【0032】レンズアレイ5は、長細な合成樹脂製のレ
ンズホルダ50に複数のレンズ51を列状に配列させて
保持させたものである。各レンズ51としては、たとえ
ば原稿Dの画像を各受光素子3上に正立等倍に結像させ
ることが可能なロッドレンズが用いられる。ただし、本
発明はこれに限定されず、それ以外のレンズを用いるこ
とができる。レンズアレイ5は、透明カバー19の下方
においてこの透明カバー19に対向して設けられた凹溝
12に嵌入していることにより、ケース1内に組み込ま
れている。透明カバー19の表面部分のうち、各レンズ
51と対向するライン状の領域が、画像読み取り領域S
である。
【0033】ケース1の内部には、光源30から発せら
れた光を導くための第1の光路14aと第2の光路14
bとが設けられている。第1の光路14aは、ケース1
の上下厚み方向に貫通して形成されており、複数の光源
30から発せられた光を画像読み取り領域Sに導く光路
である。第2の光路14bは、凹溝12を含んで形成さ
れており、画像読み取り領域Sに位置する原稿表面によ
って反射された光を複数のレンズ51を介して複数の受
光素子3上に導く光路である。ケース1は、既述したと
おり、白色の合成樹脂製であるために、複数の光源30
から発せられた光については、第1の光路14aの白色
の壁面によって高い反射率で反射させながら画像読み取
り領域Sに導くことができる。したがって、画像読み取
り領域Sへの光の照射効率を高くすることが可能であ
る。
【0034】光反射防止部材6は、たとえば黒色顔料や
ガラス粉末を含むポリカーボネート製あるいはABS樹
脂製であり、各所の表面は光の吸収率が高い黒色とされ
ている。この光反射防止部材6は、複数のセンサICチ
ップ3Aと複数の駆動ICチップ80との周囲を一括し
て囲むように、ケース1の底部に設けられた凹部11内
に配されている。ただし、この光反射防止部材6には、
第2の光路14bを塞がないようにするためのスリット
63が設けられている。光反射防止部材6は、その上壁
部60に設けられた複数の突起部64をケース1に設け
られている複数の凹部15に嵌入させることによってケ
ース1に取付けられている。このように、複数のセンサ
ICチップ3Aの周囲を光反射防止部材6によって囲み
込めば、原稿Dからの反射光が凹部11の白色の壁面の
影響を受けないようにすることができ、各受光素子3の
周囲において原稿Dからの反射光が散乱反射しないよう
にできる。したがって、各受光素子3にノイズの原因と
なる散乱光が入射しないようにできる。また、光反射防
止部材6は、各受光素子3と各光源30との間を遮断す
る役割や、外部の光が各受光素子3に向けてケース1内
に進入することを阻止する役割も果たす。
【0035】次に、上述した画像読み書き一体ヘッドA
を具備して構成された本願発明に係る画像処理装置の一
例について説明する。
【0036】図4および図5は、本願発明に係る画像処
理装置の全体構造の一例を示している。
【0037】本実施形態の画像処理装置Bは、いわゆる
壁掛けタイプのファクシミリ装置として構成されてい
る。図4によく表れているように、この画像処理装置B
は、合成樹脂製の筐体2内に、画像読み書き一体ヘッド
A、2つのプラテンローラP1,P2、一対の送りロー
ラ87,88、インクリボン装着部7、カッタ89、記
録紙Kが巻き取られた巻取ロールRの収容部、およびそ
の他の後述する各種の駆動機構部や部品類が設けられた
構成を有している。なお、本実施形態においては、とく
に明示しない限り、画像処理装置Bの各部の位置関係
(上下関係など)については、画像処理装置Bを図4に
示す姿勢に設定した場合を基本形態として説明する。
【0038】筐体2は、互いに別体に形成されたベース
部20と前面カバー部21とを組み合わせて構成されて
いる。ベース部20は、前面側が開放した箱型状であ
り、その背面部には少なくとも1つの掛止用穴22が設
けられている。この掛止用穴22は、筐体の取付手段の
一例に相当し、この掛止用穴22内に家屋内の壁面Wに
固定された掛止用部材23を挿通することにより、ベー
ス部20を掛止用部材23に掛止させて壁面Wに取り付
けることができる。むろん、筐体2を壁面Wに取り付け
るための手段としては、上記以外の種々の手段を用いる
ことができる。
【0039】前面カバー部21は、図5に表れている軸
24を介してベース部20に連結されており、この軸2
4周りに回転可能である。このような構造により、筐体
2は、同図に示すように前面カバー部21が開けられ、
かつベース部20の前面部分が開放された状態と、図4
に示すようにベース部20の前面部分が前面カバー部2
1によって覆われた通常使用時の状態とに設定可能であ
る。
【0040】前面カバー部21の正面部分には、各種の
操作スイッチ25aや液晶ディスプレイなどの表示部
(図示略)が設けられている。筐体2内には、それら操
作スイッチ25aや表示部に対応した信号制御、および
この画像処理装置Bがファクシミリ装置としての機能を
発揮するのに必要なそれ以外の種々の信号制御や動作制
御を実行するための制御回路を構成する2つの回路基板
25A,25Bが組み付けられている。筐体2の上部に
は、原稿挿入口26aが設けられている。また、筐体2
の正面には、原稿排出口26bが設けられているととも
に、筐体2の下部には、記録紙排出口27が設けられて
いる。
【0041】画像読み書き一体ヘッドAは、基板4の幅
方向が筐体2の厚み方向(図4のx方向)となる姿勢に
されて前面カバー部21に取り付けられている。前面カ
バー部21に画像読み書き一体ヘッドAを取り付けるた
めの手段としては、たとえば前面カバー部21に設けら
れている金属製のフレーム28aに画像読み書き一体ヘ
ッドAの放熱板47を支持させる手段が適用されてい
る。ただし、図3および図6によく表われているよう
に、画像読み書き一体ヘッドAは、複数のバネ29によ
ってプラテンローラP2に向けて付勢されており、複数
の発熱素子8がプラテンローラP2に圧接し得るように
構成されている。また、複数のバネ29は、画像読み書
き一体ヘッドAをプラテンローラP1に向けても付勢し
ている。これら複数のバネ29は、本願発明でいう押圧
手段を構成する。
【0042】複数のバネ29は、フレーム28aに設け
られた複数の凹部29a内に収容されていることによ
り、複数の発熱素子8の列方向に適当な間隔で並ぶよう
に設けられており、かつそれらの各一端部が放熱板47
の裏面に当接することにより、放熱板47と基板4とを
プラテンローラP2に向けて押圧している。複数のバネ
29は、放熱板47の裏面のうち、複数の発熱素子8の
背後に相当する箇所に当接しており、各バネ29の押圧
力F1の方向は、プラテンローラP2の中心に向かう方
向とされている。放熱板47の裏面には、フレーム28
aの複数の孔部29bにそれぞれスライド可能に挿通す
る複数のガイドピン29cが装着されており、このガイ
ドピン29cと孔部29bとのガイド作用によって画像
読み書き一体ヘッドAの姿勢が一定状態に維持されるよ
うに構成されている。このように画像読み書き一体ヘッ
ドAの姿勢が一定にされることにより、この画像読み書
き一体ヘッドAはプラテンローラP1に対しても押圧さ
れることとなる。好ましくは、放熱板47および基板4
のそれぞれは、比較的薄肉とされていることにより、そ
れらの長手方向において可撓性を有するように形成され
ている。
【0043】プラテンローラP1は、画像読み書き一体
ヘッドAの画像読み取り領域Sに対向するようにして筐
体2の前面カバー部21に取り付けられている。ただ
し、このプラテンローラP1は、画像読み書き一体ヘッ
ドAの透明カバー19に向けて付勢されている。より具
体的には、図3によく表われているように、このプラテ
ンローラP1の両端の各軸99は、前面カバー部21の
フレーム28bに対して相対移動可能に支持されたホル
ダ99aに保持されている。このホルダ99aには、バ
ネ99bの弾発力F2が作用するように構成されてお
り、この弾発力F2によってプラテンローラP1は透明
カバー19の表面に対して垂直または略垂直に押圧され
ている。
【0044】図4によく表われているように、この画像
処理装置Bにおいて、原稿Dは、原稿挿入口26aに下
向きに挿入される。この原稿Dは、前面カバー部21に
設けられているガイド板28によりガイドされながら、
ガイド部18に向けて送られる。その後、原稿Dは、ガ
イド部18によってプラテンローラP1と透明カバー1
9との間にガイドされてから、プラテンローラP1の回
転力によって原稿排出口26bに到達するようになって
いる。
【0045】プラテンローラP2は、記録紙Kおよびイ
ンクリボン70を複数の発熱素子8に押しつける役割を
果たすものであり、記録紙Kの送りに対応して従動回転
可能となっている。記録紙Kの送り動作は、一対の送り
ローラ87,88が担当するため、この画像処理装置B
にはプラテンローラP2を積極的に回転させるための駆
動系は設けられていない。図3に示すように、このプラ
テンローラP2の両端の各軸98は、送りローラ87の
軸87a周りに回転可能な支持部材74を介して支持さ
れており、後述するように、このプラテンローラP2は
軸87aを中心として複数の発熱素子8と対向する方向
に移動可能となっている。
【0046】一対の送りローラ87,88は、プラテン
ローラP2の近傍に配されており、これら一対の送りロ
ーラ87,88間に記録紙Kを挟み込むことが可能に互
いに近接して対向している。図7によく表われているよ
うに、送りローラ87は、その両端の各軸87aが筐体
2のベース部20の適当なフレーム28cに支持されて
おり、後述する駆動機構C1によって正逆いずれの方向
にも駆動回転自在である。この送りローラ87は、金属
製の円柱状または円筒状のローラ本体87bの表面に、
表面が粗面化処理されたシート材87cが巻き付けられ
て接着された構成を有している。シート材87cとして
は、たとえば硬質の微小な金属粒子がシート材表面の全
面にわたって分布するように処理されたサンドペーパま
たはこれに類する構造をもつものが用いられている。た
だし、本願発明においては、送りローラ87の表面を粗
面にするための手段は、これに限定されない。たとえ
ば、図8に示すように、金属製のローラ本体87bの表
面に、アルミナ粒子などの硬質物質の粒子を電着させる
ことにより、表面が粗面化された層87dを付着形成す
る手段を用いることもできる。
【0047】送りローラ88は、図7によく表われてい
るように、複数の小ローラ88aを送りローラ87の長
手方向に直列に並べることによって構成されている。送
りローラ88は、このような構成にされていることによ
り、その外周面は、この送りローラ88の長手方向にお
いて複数の部分に分割された形態となっている。各小ロ
ーラ88aは、金属製のローラ本体88bの表面に、比
較的軟質なゴムまたは樹脂などの弾性を有する弾性被覆
層88cを設けた構成とされている。各小ローラ88a
の両端の軸部88dは、支持部材79に支持されてい
る。この支持部材79は、剛性が大きく、送りローラ8
8の長軸方向における撓み変形を容易に生じないもので
ある。支持部材79は、一対の送りローラ87,88が
互いに対向する方向にスライド可能に設けられており、
筐体2のフレーム28dとこの支持部材79との間に介
装された1または複数のバネ79aの弾発力によって送
りローラ87に向けて弾発付勢されている。図面上は省
略しているが、筐体2内には、支持部材79を移動させ
るための操作レバーが設けられており、この操作レバー
の操作によって送りローラ88が送りローラ87に対し
て接離自在となっている。一対の送りローラ87,88
を互いに離反させることによって、それらの間の隙間を
大きくすれば、これらの間に記録紙Kを挿入する作業を
容易にすることができるので便利となる。
【0048】送りローラ88の外周面を複数に分割する
ための手段としては、本実施形態の構成に代えて、たと
えば図9に示すような手段を用いることもできる。同図
に示す送りローラ88は、単一の細長なローラ本体88
bの外周面に、複数の弾性被覆層88cが適度な間隔を
隔てて設けられている。このような構成であっても、こ
の互いに隣り合う弾性被覆層88cどうしの間の複数の
小径部分88dのそれぞれを支持部材によって適切に支
持することができる。
【0049】図4において、インクリボン装着部7は、
熱転写用の帯状のインクリボン70を巻き取るための一
対の巻き取り軸71a,71bが筐体2に対して取り外
し可能に装着される部分である。インクリボン70およ
び一対の巻き取り軸71a,71bの組み合わせ品とし
ては、たとえば合成樹脂製の適当なフレーム(図示略)
に一対の巻き取り軸71a,71bを支持させることに
よってこれらを一纏めにしたいわゆるカセットタイプの
ものを用いることが可能である。ただし、本願発明はこ
れに限定されず、カセット化されていないものを用いる
こともできる。一対の巻き取り軸71a,71bは、図
5に示したように筐体2の前面カバー部21を開けたと
きにその上方に取り外すことができるように前面カバー
部21に対して着脱自在である。
【0050】図4によく表れているように、一対の巻き
取り軸71a,71bは、画像読み書き一体ヘッドAの
基板4の厚み方向(y方向)においてこの基板4を挟む
ように互いに上下に間隔を隔てている。巻き取り軸71
bは、後述する駆動機構によって駆動回転自在とされて
おり、この巻き取り軸71bの回転動作によって、イン
クリボン70は、巻き取り軸71aから下方に向けて繰
り出されてからプラテンローラP2と複数の発熱素子8
との間を通過した後に、巻き取り軸71bに巻き取られ
るようになっている。
【0051】インクリボン70としては、従来より既知
の熱転写用のカラーインクリボンが用いられている。こ
のインクリボン70は、具体的には、図10に示すよう
に、所定の色彩を記録紙Kに対して熱転写可能なシアン
の色彩領域72C、マゼンタの色彩領域72M、イエロ
ーの色彩領域72Y、およびブラックの色彩領域72B
k からなる4種類の色彩領域が、このインクリボン70
の長手方向に一定の順序で繰り返して設けられたもので
ある。ただし、カラー画像をプリントするには必ずしも
ブラックの色彩領域は存在しなくてもかまわない。
【0052】図4において、巻取ロールRは、長尺状の
記録紙Kを巻き取ったものであり、記録紙Kとしては、
感熱発色用の処理がなされていない普通紙が用いられて
いる。巻取ロールRは、筐体2内のインクリボン装着部
7の上方に収容されており、画像処理装置Bの厚み方向
においてインクリボン装着部7とオーバラップした配置
とされている。また、巻取ロールRは、図5に示すよう
にベース部20の前面部分を開放させたときに他の巻取
ロールと交換することができるとともに、ベース部20
からの不当な脱落も生じることがないように、ベース部
20に着脱可能に保持されている。記録紙Kは、巻取ロ
ールRから下方に向けて繰り出されると、その後プラテ
ンローラP2と複数の発熱素子8との間に供給されてか
ら、一対の送りローラ87,88の間を通過してカッタ
89に向けて搬送されるように構成されている。複数の
発熱素子8の正面領域においては、インクリボン70と
プラテンローラP2との間に記録紙Kが挟み込まれるよ
うにされている。
【0053】カッタ89は、一対の送りローラ87,8
8を下方に通過してきた記録紙Kを切断するためのもの
である。このカッタ89としては、たとえば円板状の回
転刃89aを備え、かつこの回転刃89aが記録紙Kの
幅方向に往復動作を行ういわゆるロータリカッタタイプ
のものを用いることができる。もちろん、二枚の切断刃
を摺接させるタイプのものやその他のものを用いること
ができる。このカッタ89を通過した記録紙Kは、記録
紙排出口27から筐体2の下方に排出されるようになっ
ている。
【0054】図11および図12は、送りローラ87を
回転させるための駆動機構C1を示している。この駆動
機構C1は、モータM1と、複数の歯車G11〜G18
を含む歯車列とを具備して構成されている。歯車G11
〜G18は、いずれもはすば歯車とされており、各歯車
を平歯車とする場合と比較すると、回転伝達を正確に行
うことができるようになっている。平歯車に代用する歯
車として、はすば歯車が用いられている点については、
後述する他の駆動機構C2,C3についても同様であ
る。歯車G11は、モータM1の駆動軸78aに装着さ
れており、歯車G16は、送りローラ87の軸87aに
装着されている。歯車G18は、記録紙Kの巻取ロール
Rを支持する軸76に装着されている。ただし、その軸
76と歯車G18との間には、所定の一方向の回転力の
みを伝達させるワンウェイクラッチ77aが設けられて
いる。歯車G12〜G15、および歯車G17のそれぞ
れは、筐体2の適当なフレーム(図示略)に適当軸を介
して支持されていることにより、記録紙Kやインクリボ
ン70の搬送の支障にならないように設けられている。
【0055】この駆動機構C1は、図11に示すよう
に、モータM1の駆動軸78aが一定方向に回転する
と、その回転力が歯車G11から歯車G16まで伝達さ
れることにより、送りローラ87が矢印N1で示す方
向、すなわち記録紙Kを順送りする方向に回転するよう
になっている。駆動軸78aの回転力は、歯車G17,
G18にも伝達されるが、この場合の歯車G18の回転
力はワンウェイクラッチ77aの作用によって軸76に
は伝達されないようになっている。したがって、この場
合には、巻取ロールRが積極的に回転することはない。
これは、後述するように、記録紙Kにバックテンション
を作用させるのに好適となる。一方、図12に示すよう
に、モータM1の駆動軸78aを逆転させると、歯車G
16の回転方向は上記の場合とは逆方向となり、送りロ
ーラ87は記録紙Kを逆送りする方向(矢印N2方向)
に回転する。この場合、歯車G18の回転方向も先の場
合とは反対となるために、この歯車G18の回転力はワ
ンウェイクラッチ77aを介して軸76に伝達され、巻
取ロールRは逆送りされる記録紙Kを巻き取る方向に回
転する。
【0056】図13および図14は、プラテンローラP
1とインクリボン70の巻き取り軸71bとを回転させ
るための駆動機構C2を示している。この駆動機構C2
は、モータM2と、複数の歯車G21〜G26を含む歯
車列とを具備して構成されている。歯車G21は、モー
タM2の駆動軸78bに装着されている。歯車G24
は、プラテンローラP1の軸99に対してワンウェイク
ラッチ77bを介して装着されている。歯車G26は、
巻き取り軸71bに対してワンウェイクラッチ77cを
介して装着されている。
【0057】この駆動機構C2は、図13に示すよう
に、モータM2の駆動軸78bが一定方向に回転する
と、その回転力は、歯車G21から歯車G26まで伝達
されるようになっている。この場合、ワンウェイクラッ
チ77cは、歯車G26の回転力を巻き取り軸71bに
伝達する。このため、巻き取り軸71bは、インクリボ
ン70を巻き取る方向に回転する。これに対し、ワンウ
ェイクラッチ77bは、歯車G24の回転力をプラテン
ローラP1の軸99に伝達しない役割を果たす。したが
って、巻き取り軸71bにインクリボン70が巻き取ら
れるときには、プラテンローラP1は静止した状態を維
持する。一方、図14に示すように、モータM2の駆動
軸78bを逆転させると、歯車G24は、上記とは逆方
向に回転するため、この回転はワンウェイクラッチ77
bを介してプラテンローラP1の軸99に伝達される。
このため、プラテンローラP1は、原稿Dを所定の適正
な方向に搬送可能に回転する。これに対し、モータM2
の逆転動作時には、歯車G26も逆回転するため、ワン
ウェイクラッチ77cはこの歯車G26の回転力を巻き
取り軸71bに伝達することはなく、巻き取り軸71b
は静止した状態を維持する。
【0058】図15および図16は、カッタ89の駆動
とプラテンローラP1の複数の発熱素子8に対する接離
動作とを行わせるための駆動機構C3を示している。図
17は、駆動機構C3の要部を示している。図15によ
く表われているように、この駆動機構C3は、モータM
3と、複数の歯車G31〜G38からなる歯車機構と、
揺動動作機構C4とを具備して構成されている。歯車G
31,G32は、差動歯車機構を構成している。具体的
には、歯車G31は、モータM3の駆動軸78cに装着
されているとともに、歯車G32は、駆動軸78cを中
心として回転可能なアーム76に支持されていることに
より、歯車G31に噛み合いながら歯車G31の外周を
公転可能である。この差動歯車機構においては、アーム
76が揺動することにより、図15に示すように、歯車
G32が歯車G33に噛み合う状態と、図16に示すよ
うに、歯車G32が歯車G34に噛み合う状態とに切り
替え自在となっている。
【0059】歯車G33は、カッタ89の入力軸89b
に装着されている。カッタ89は、この入力軸89bが
回転されると、回転刃89aを回転させながら記録紙K
の幅方向に往復動させる機構(図示略)を具備してい
る。なお、このようなカッタ89の機構自体は従来より
既知であり、その詳細な説明は省略する。歯車G34〜
G38からなる歯車列は、歯車G32の回転力を揺動動
作機構C4の軸75aに伝達するためのものである。揺
動動作機構C4は、図17によく表われているように、
プラテンローラP2を支持する支持部材74と、軸75
aに連結部材75bを介して連結された軸75cとを具
備して構成されている。支持部材74は、送りローラ8
7の軸87aを中心として回動可能である。軸75c
は、軸75aに対して所定方向に適当量L1だけオフセ
ットされており、支持部材74に設けられた長孔74a
に挿通している。図17には、プラテンローラP2や送
りローラ87の長手方向一端部側の構成のみが示されて
いるが、それらの長手方向他端部側の構成は、回転力を
入力するための歯車が設けられていない点を除けば、長
手方向一端部側と対称である。この揺動動作機構C4に
おいては、軸75aが回転すると、軸75cが軸75a
を中心として揺動する結果、支持部材74が送りローラ
87の軸87aを中心として回転するようになってい
る。その結果、プラテンローラP2も支持部材74に伴
って複数の発熱素子8と対向する方向に揺動する。
【0060】駆動機構C3は、図15に示すように、歯
車G32が歯車G33と噛み合った状態においては、モ
ータM3の駆動力をカッタ89の入力軸89bに入力さ
せることができ、これによってカッタ89を動作させる
ことができる。一方、図16に示すように、歯車G32
が歯車G34と噛み合った状態においては、モータM3
の駆動力によって揺動動作機構C4の軸75aを回転さ
せることにより、プラテンローラP2を複数の発熱素子
8から離反させる方向に移動させることができる。プラ
テンローラP2を複数の発熱素子8に接近させた元の位
置に復帰させる手段としては、モータM3の逆転動作に
よって行わせる手段、あるいは適当なバネの弾発力を支
持部材74に作用させるといった手段を用いることがで
きる。画像読み書き一体ヘッドAは、図3に示したよう
に、プラテンローラP2に接近する方向にバネ29によ
って付勢されているが、プラテンローラP2が図16に
示すように後退するときには、複数の発熱素子8とプラ
テンローラP2との間に適当な隙間が発生するように、
画像読み書き一体ヘッドAの移動量には一定の制限が加
えられている。
【0061】次に、上記構成の画像処理装置Bの作用に
ついて説明する。
【0062】まず、この画像処理装置Bにおける原稿D
の画像の読み取り処理は、図3に示すように、原稿Dが
プラテンローラP1によって画像読み取り領域Sを通過
するように搬送されることによりなされる。この搬送過
程においては、原稿Dの表面が各光源30によって照明
されるとともに、この原稿Dの表面からの反射光が複数
の受光素子3によって受光される。すると、それら複数
の受光素子3からはその受光量に対応した出力レベルの
画像信号が出力される。
【0063】プラテンローラP1は、バネ99bによっ
て透明カバー19に向けて付勢されているために、原稿
DをプラテンローラP1によって透明カバー19の表面
に適度な圧力で押しつけることできる。したがって、原
稿DとプラテンローラP1との間に滑りを生じないよう
にして、原稿Dを正確に搬送することができる。プラテ
ンローラP1と画像読み書き一体ヘッドAとは、バネ2
9の弾発力によっても互いに接近する関係にあるが、こ
れとは別にプラテンローラP1をバネ99bによって独
自に付勢させているために、プラテンローラP2と発熱
素子8との押圧関係を一定状態に維持させたまま、プラ
テンローラP2と透明カバー19との関係を独自に調整
することが可能である。プラテンローラP1の回転動作
は、図14に示したように、モータM2の駆動軸78b
を所定方向に回転させることにより行われる。
【0064】次いで、記録紙Kに対するカラー画像のプ
リント処理は、次のようにしてなされる。すなわち、イ
ンクリボン70については、図10に示したシアン、マ
ゼンタ、イエロー、およびブラックの4種類の色彩領域
72C,72M,72Y,72Bk のそれぞれが複数の
発熱素子8の正面を一定の順序で通過するように順送り
される。その一方、記録紙Kについては、順送りと逆送
りとが交互に行われる。たとえば、まず記録紙Kがイン
クリボン70とともに順送りされながらシアンの色彩領
域72Cを利用した画像のプリント処理が終了すると、
記録紙Kはその後一対の送りローラ87,88によって
一定寸法だけ逆送りされる。そして、その後記録紙Kは
インクリボン70とともに再び順送りされる。その際に
は、マゼンタの色彩領域72Mを利用した画像が記録紙
Kのシアンのプリント領域上に重ねてプリントされる。
以後同様にして、記録紙Kは順送りと逆送りとが繰り返
してなされることにより、イエローおよびブラックのそ
れぞれの画像が、シアンおよびマゼンタのプリント領域
上に順次重ねられてプリントされ、これにより適正なカ
ラー画像が形成される。
【0065】図3および図7に示したとおり、送りロー
ラ87の表面は硬質の粒子を含む粗面とされており、そ
の摩擦係数は大きい。したがって、一対の送りローラ8
7,88に記録紙Kを挟み込んで搬送するときには、送
りローラ87と記録紙Kとの間に滑りを生じにくくする
ことができ、記録紙Kの順送りと逆送りとのいずれをも
正確に行うことができる。とくに、送りローラ88の外
周面には、弾性被覆層88cが設けられているために、
この弾性被覆層88cと送りローラ87の外周面との間
に記録紙Kを適度な圧力で挟み込むことが可能となり、
記録紙Kの滑りを一層生じにくくすることができる。ま
た、送りローラ88の長手方向の複数箇所は、剛性の大
きな支持部材79によって支持されているために、送り
ローラ88はその長手方向に撓み変形し難い。したがっ
て、送りローラ88の複数の外周面を送りローラ87の
長手方向各所に対して均一に圧接させることも可能とな
り、それら一対の送りローラ87,88に対する記録紙
Kの滑りをより徹底して防止することができる。記録紙
Kの順送りおよび逆送りが不正確であると、カラープリ
ントに色ずれを生じるが、この画像処理装置Bにおいて
は、そのような不具合を抑制することができる。
【0066】図3に示したように、記録紙Kに画像のプ
リント処理を行うときには、画像読み書き一体ヘッドA
の基板4および放熱板47が複数のバネ29によってプ
ラテンローラP2に向けて押圧されている。したがっ
て、複数の発熱素子8をインクリボン70に対して適度
な圧力で確実に接触させて、記録紙Kへのプリント処理
を適切に行わせることができる。とくに、複数のバネ2
9は、基板4および放熱板47の複数の発熱素子8の背
面部分に相当する箇所であって、かつ複数の発熱素子8
の列方向の複数箇所を押圧しているために、複数の発熱
素子8のそれぞれをインクリボン70に対して各所均一
に接触させることできる。このため、記録紙Kにプリン
トされる画像の質を高めることができる。また、基板4
および放熱板47をその長手方向において可撓性を有す
るものとすれば、仮にプラテンローラP2が撓み変形を
生じても、その変形に対応させて基板4および放熱板4
7を撓ませることが可能となる。このようにすれば、複
数の発熱素子8のそれぞれをインクリボン70に均一に
接触させるのにより好ましいものとなる。
【0067】既述したとおり、インクリボン70は一定
方向にのみ順送りされるのに対し、記録紙Kは順送りと
逆送りとがなされる。この画像処理装置Bにおいては、
記録紙Kの逆送りは、図16に示したように、駆動機構
C3の動作によってプラテンローラP2が各発熱素子8
から離反した状態でなされる。このようにすれば、記録
紙Kが各発熱素子8およびインクリボン70とプラテン
ローラP2との間において挟圧されないようにすること
ができるために、記録紙Kの逆送りを円滑に行うことが
できる。
【0068】この画像処理装置Bにおいては、記録紙K
の順送り動作および逆送り動作は、図11および図12
を参照して駆動機構C1を説明したとおり、この駆動機
構C1を動作させることによって適切に行うことができ
る。この駆動機構C1の歯車列を構成する歯車G11〜
G18のそれぞれは、平歯車と比べて、歯車どうしの噛
み合いの遊びが少ないはすば歯車とされているために、
送りローラ87の正逆双方の回転量を正確に規定するこ
とができる。したがって、カラープリント画像の色ずれ
などを防止するのにより好ましいものとなる。また、駆
動機構C1は、図12に示すように、記録紙Kを逆送り
するときには、記録紙Kが巻取ロールRに巻き取られる
ように巻取ロールRを積極的に回転させるために、一対
の送りローラ87,88と巻取ロールRとの間において
記録紙Kがだぶつかないようにすることもできる。これ
に対し、図11に示すように、記録紙Kを順送りすると
きには、巻取ロールRを積極的に回転させることはない
ために、記録紙Kにいわゆるバックテンションを作用さ
せて、記録紙Kの搬送を適切に行わせることもできる。
【0069】図13および図14を参照して駆動機構C
2を説明したとおり、プラテンローラP1の回転とイン
クリボン70の巻き取り軸71bの回転とは、1つのモ
ータM2を駆動源として行われる。したがって、モータ
の数を少なくし、画像処理装置Bの製造コストの削減お
よび全体の小型化を図ることができる。なお、駆動機構
C2においては、プラテンローラP1と巻き取り軸71
bとを同時に駆動させることはできないが、これは実用
上なんら支障を生じない。原稿画像のコピーを実行する
ときには、まずプラテンローラP1を回転させて原稿画
像の読み取り処理を行い、その後巻き取り軸71bを回
転させながら上記画像のプリント処理を実行すればよい
からである。
【0070】図15および図16を参照して駆動機構C
3を説明したとおり、カッタ89の駆動およびプラテン
ローラP2の揺動動作についても、1つのモータM3を
駆動源として行われる。したがって、このことによって
もモータの数を少なくし、画像処理装置Bの製造コスト
の削減などを図るのに好ましいものとなる。
【0071】この画像処理装置Bにおいては、インクリ
ボン装着部7の一対の巻き取り軸71a,71bが画像
読み書き一体ヘッドAの基板4をその厚み方向において
挟んだ構成とされており、インクリボン70はプラテン
ローラP2に向けて基板4の厚み方向に搬送される。ま
た同様に、記録紙KもプラテンローラP2に向けて基板
4の厚み方向に搬送される。したがって、インクリボン
70および記録紙Kのそれぞれの搬送経路のうち、プラ
テンローラP2によってガイトされる部分およびその近
傍部分を、筐体2の厚み方向において原稿Dの搬送経路
に接近させることが可能となる。すなわち、この画像処
理装置Bでは、インクリボン70および記録紙Kの搬送
経路を、原稿Dの搬送経路に対して画像読み書き一体ヘ
ッドAの全体の厚みまたは幅よりも狭い寸法に接近させ
ることができる。また、2つのプラテンローラP1,P
2が筐体2の厚み方向において画像読み書き一体ヘッド
Aの側方に大きくはみ出さないようにすることもでき
る。このため、筐体2の薄型化が可能となる。
【0072】原稿D、インクリボン70、および記録紙
Kの三者は、基本的には、画像読み書き一体ヘッドAの
上方から下方に向けて筐体2内を搬送されるようになっ
ており、上記三者の搬送方向は略同一方向に揃えられて
いる。したがって、上記三者を互いに不当に干渉させな
いようにして搬送することができるのに加え、画像読み
書き一体ヘッドAが設けられている箇所以外の箇所にお
いても、上記三者の搬送経路が筐体2の厚み方向に大き
く嵩張らないようにすることができる。とくに、本実施
形態においては、記録紙Kの巻取ロールRを、筐体2の
厚み方向においてインクリボン装着部7にオーバラップ
させているために、これら巻取ロールRやインクリボン
装着部7が筐体2の厚み方向において互いに嵩張り合う
ようなことも極力解消することができる。
【0073】この画像処理装置Bにおいて用いられてい
る画像読み書き一体ヘッドAは、複数の光源30、複数
の受光素子3を備えた複数のセンサICチップ3A、複
数の駆動ICチップ80、および複数の発熱素子8のい
ずれもが、基板4の表面4aに実装されている。それら
に関連する配線パターンも基板4の表面4aに形成され
ている。したがって、上記各部品の実装作業や配線パタ
ーンの作製作業は、基板4を表裏反転させることなく行
うことができ、その生産性を高めることができる。ま
た、光反射防止部材6は、複数のセンサICチップ3A
と複数の駆動ICチップ80とを一纏めにして囲んでい
る。すなわち、光反射防止部材6は、複数のセンサIC
チップ3Aと複数の駆動ICチップ80との間を仕切る
構造とはされていない。したがって、それらのICチッ
プ3A,80どうしの間隔を小さくすることができる。
また、複数のセンサICチップ3Aと複数の駆動ICチ
ップ80との間を光反射防止部材6によって仕切る構造
とした場合には、この光反射防止部材6がICチップ3
A,80やこれらにボンディングされたワイヤなどに不
当に接触する虞れがあるが、本実施形態の構成によれ
ば、そのような虞れも少なくすることができる。画像読
み書き一体ヘッドAには、ガイド部18が設けられてお
り、このガイド部18によって原稿Dの搬送ガイドを行
わせることができるために、原稿Dの搬送をガイドする
ための部材を画像読み書き一体ヘッドAとは別個に設け
る必要性を少なくすることができる。したがって、画像
処理装置Bの製造の容易化を図るのに好ましいものとな
る。
【0074】本願発明に係る画像処理装置の各部の具体
的な構成は、上記実施形態に限定されず、種々に設計変
更自在である。
【0075】本願発明においては、たとえば図18に示
すような画像読み書き一体ヘッドAaを用いることがで
きる。なお、同図においては、上記実施形態と同一また
は類似の要素には、同一符号を付している。同図に示す
画像読み書き一体ヘッドAaは、ケース1が黒色の合成
樹脂製とされている点、およびケース1内に各光源30
から発せられた光を画像読み取り領域Sに向けて導くた
めのリフレクタ16が組み込まれている点において、上
記した画像読み書き一体ヘッドAとは相違している。リ
フレクタ16の各光源30から光を受ける面は、光の反
射率が高い面とされている。このような構成を有する画
像読み書き一体ヘッドAaにおいても、各光源30から
発せられた光を画像読み取り領域Sに対して効率良く導
くことができる。また、ケース1の各部の面が黒色の光
の反射率が低い面とされるために、上記した画像読み書
き一体ヘッドAとは異なり、複数の受光素子3を黒色の
部材によって覆う必要を無くすことができる。
【0076】上記実施形態においては、インクリボン7
0がカラーインクリボンとされているが、やはり本願発
明はこれに限定されない。インクリボンとしては、モノ
クロ画像をプリントするためのインクリボンを用いるこ
ともできる。もちろん、インクリボンを用いない画像処
理装置とすることもできる。画像読み書き一体ヘッドの
画像読み取り手段も、モノクロ画像用のものにすること
ができる。本願発明に係る画像処理装置は、壁掛けタイ
プのものとして構成されるに限らず、平坦な箇所に載置
するいわゆる据え置きタイプのものとして構成すること
もできる。また、本願発明に係る画像処理装置は、ファ
クシミリ装置以外の装置として構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る画像処理装置に用いられている
画像読み書き一体ヘッドの一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す画像読み書き一体ヘッドの分解斜視
図である。
【図3】画像読み書き一体ヘッドおよびその周辺構造を
示す断面図である。
【図4】本願発明に係る画像処理装置の一例を示す断面
図である。
【図5】図4に示す画像処理装置の前面カバー部を開け
た状態を示す断面図である。
【図6】図3のVI−VI断面図である。
【図7】図3の矢視VII図である。
【図8】送りローラの他の例を示す要部断面図である。
【図9】送りローラの他の例を示す説明図である。
【図10】インクリボンの一例を示す斜視図である。
【図11】駆動機構を示す説明図である。
【図12】図11に示す駆動機構の動作説明図である。
【図13】駆動機構を示す説明図である。
【図14】図13に示す駆動機構の動作説明図である。
【図15】駆動機構を示す説明図である。
【図16】図15に示す駆動機構の動作説明図である。
【図17】図15に示す駆動機構に具備されている揺動
動作機構の要部斜視図である。
【図18】本願発明に係る画像処理装置に用いられてい
る画像読み書き一体ヘッドの他の例を示す要部断面図で
ある。
【図19】従来技術を示す説明図である。
【符号の説明】
A,Aa 画像読み書き一体ヘッド B 画像処理装置 D 原稿 K 記録紙 P1 (第1)プラテンローラ P2 (第2)プラテンローラ W 壁面(起立面としての) 1 ケース 2 筐体 4 基板 4a 表面(基板の一面としての) 4c 一側縁部(基板の) 8 発熱素子(印字用素子としての) 29 バネ(押圧手段を構成する) 99b バネ(追加の押圧手段を構成する)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AB17 AC06 AC15 AE04 AF31 DA10 2C065 AA01 AB02 AC04 AD06 DC01 DC07 DC23 DC28 DC32 5C062 AA01 AB02 AB09 AB17 AB22 AB32 AD06 AE03 BB04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、このケースから一側部がはみ
    出すようにして上記ケースに装着された基板と、上記基
    板に対向して上記ケースに装着された透明カバーと、上
    記基板のはみ出した部分における上記透明カバーが位置
    する側の一面上に、上記ケースに沿って延びる列状に搭
    載された複数の印字用素子と、を有する画像読み書き一
    体ヘッドを備えるとともに、上記透明カバーに読み取り
    原稿を圧接する第1プラテンローラ、および上記複数の
    印字用素子に記録紙を圧接する第2プラテンローラをさ
    らに備えた画像処理装置であって、 上記基板を上記第1プラテンローラおよび上記第2プラ
    テンローラ側に向けて押圧する押圧手段をさらに備えて
    いることを特徴とする、画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記押圧手段は、上記基板における上記
    一面とは反対側の他面側から上記第1プラテンローラお
    よび上記第2プラテンローラ側に向けて力を作用させる
    ように構成されている、請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 上記押圧手段は、上記第2プラテンロー
    ラの軸方向視において、上記各印字用素子を上記第2プ
    ラテンローラの軸心に向けて押圧するように構成されて
    いる、請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記押圧手段は、上記他面側に配置さ
    れ、かつ上記複数の印字用素子の列の延びる方向に並ぶ
    複数の弾性体を有している、請求項2または3に記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記第1プラテンローラを上記透明カバ
    ー側に押圧する追加の押圧手段をさらに備えている、請
    求項1ないし4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記追加の押圧手段は、上記第1プラテ
    ンローラの軸方向視において、上記透明カバーに対して
    垂直または略垂直方向に押圧力を作用させるように構成
    されている、請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記画像読み書き一体ヘッドが筐体内に
    収容されているとともに、この筐体の背面部が壁面など
    の起立面に沿うようして取り付けられて使用される壁掛
    け用として構成されている、請求項1ないし6のいずれ
    かに記載の画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011110710A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Canon Inc プリンタ装置
JP2013032016A (ja) * 2012-10-12 2013-02-14 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute サーマルプリンタ

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