JP2002103681A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法

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JP2002103681A
JP2002103681A JP2000299622A JP2000299622A JP2002103681A JP 2002103681 A JP2002103681 A JP 2002103681A JP 2000299622 A JP2000299622 A JP 2000299622A JP 2000299622 A JP2000299622 A JP 2000299622A JP 2002103681 A JP2002103681 A JP 2002103681A
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Katsuhide Koga
勝秀 古賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面発光レーザーアレイを用いた画像形成装置
において、各レーザーの発光特性を補正できるように
し、各画素の濃度むら及びドラム劣化を防止する。 【解決手段】 感光体11上に露光制御部10からの複
数のレーザー光を照射し、その各レーザーの駆動電流を
可変制御するとともに、画像形成以外の時に上記感光体
11へのレーザー光を遮断した状態で該レーザー光を検
出し、その検出データを保存し、また、画像形成中に上
記感光体へのレーザー光を遮断しない状態で、上記保存
したデータと入力された画像信号とに基づいて上記各レ
ーザーを駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光源から
のレーザー光を感光体や静電記録媒体等の像担持面上に
導光して、その面上に電荷の潜像から成る画像情報を形
成するようにしたデジタル画像形成装置及びその制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機の高速化へのニー
ズが高まりつつあり、従来の1ビームでの画像形成から
2ビーム、更にはそれ以上の所謂マルチビームでの画像
形成が必要になってきている。最近では、そのマルチビ
ームの1つとして、マトリクス配線の2次元面発光レー
ザーアレイが注目されてきている。
【0003】このレーザーアレイの各発光素子を画像信
号に応じて独立に発光させ、その出射光を光学系を介し
て副走査方向に回転する感光体上に導光し、静電潜像を
形成することによって、従来主走査方向に走査するため
に用いていたポリゴンミラーは不要になり、大幅なコス
トダウンが可能になると同時に、ポリゴンの面精度によ
るピッチむらも無くなるため、画像品位も格段に向上さ
せることが可能になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなレーザーアレイにはフォトディテクタ(PD)が
なく、多数のレーザーを一定電流で制御するだけでは各
レーザーの発光特性が若干違うことによる発光むらが発
生してしまい、これが結局濃度むらになってしまう。更
には、仮にフォトディテクタを設けて従来同様のAPC
(Auto Power Controll)制御する
としても、レーザーアレイの全レーザーは感光体上に照
射されているため、APC中は感光体を露光してしま
い、感光体の感度劣化に繋がってしまうという問題があ
る。
【0005】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたもので、面発光レーザーアレイを用いた場合で
も、各レーザーの発光特性を補正することができ、各画
素の濃度むらがなくなるとともに、ドラム劣化もなく、
画像品位が格段に向上する画像形成装置及びその制御方
法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置及びその制御方法は、次のように構成したものであ
る。
【0007】(1)入力された画像信号に応じてレーザ
ー光により像担持体上に潜像を形成し、該潜像を可視像
化する画像形成装置において、前記像担持体上にレーザ
ー光を照射する複数のレーザーを有したレーザー光源
と、そのレーザー光を検出する光検出手段と、その検出
データを保存する保存手段と、前記像担持体へのレーザ
ー光を遮断する遮光手段と、前記レーザー光源の各レー
ザーの駆動電流を可変制御する電流制御手段とを備え、
前記像担持体へのレーザー光を遮断した状態で該レーザ
ー光を検出し、その検出データを保存する第1のモード
と、前記像担持体へのレーザー光を遮断しない状態で、
前記保存手段に保存されたデータと前記画像信号に基づ
いて前記レーザー光源の各レーザーを駆動する第2のモ
ードを有するようにした。
【0008】(2)上記(1)において、光検出手段に
より検出されたレーザー光量をサンプル/ホールドする
サンプル/ホールド手段と、サンプル/ホールドされた
アナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換
手段と、A/D変換されたデータを演算する演算手段
と、演算されたデジタルデータをアナログデータに変換
するD/A変換手段を有し、第1のモードではA/D変
換されたデータを保存手段に保存し、第2のモードでは
保存手段に保存されたデータを演算手段により演算して
D/A変換したデータと画像信号に基づいて各レーザー
を駆動するようにした。
【0009】(3)上記(1)または(2)において、
第1のモードは画像形成以外の時に実行し、第2のモー
ドは画像形成中に実行するようにした。
【0010】(4)上記(1)ないし(3)何れかにお
いて、遮光手段はレーザー光の上流側に反射面を有して
いるようにした。
【0011】(5)上記(4)において、遮光手段の反
射面で反射されたレーザー光を集光する集光手段を遮光
手段と光検出手段との間に有しているようにした。
【0012】(6)上記(1)ないし(5)何れかにお
いて、レーザー光源の各レーザーを駆動する電流値は同
一であるようにした。
【0013】(7)上記(1)ないし(5)何れかにお
いて、演算手段は第2のモード時に、第1のモード時に
設定した電流値と保存手段からの電流値との差分に該第
1のモード時に設定した電流値を加算するようにした。
【0014】(8)入力された画像信号に応じて像担持
体上に静電潜像を形成し、該潜像を可視像化する画像形
成装置の制御方法において、前記像担持体上に複数のレ
ーザーを有したレーザー光源からのレーザー光を照射
し、該レーザー光源の各レーザーの駆動電流を可変制御
するとともに、画像形成以外の時に前記像担持体へのレ
ーザー光を遮断した状態で該レーザー光を検出し、その
検出データを保存し、また、画像形成中に前記像担持体
へのレーザー光を遮断しない状態で、前記保存したデー
タと前記画像信号に基づいて前記レーザー光源の各レー
ザーを駆動するようにした。
【0015】(9)上記(8)において、検出したレー
ザー光の光量をサンプル/ホールドし、サンプル/ホー
ルドしたアナログデータをデジタルデータに変換して保
存し、そのA/D変換したデータを演算してアナログデ
ータに変換し、そのD/A変換したデータと画像信号に
基づいて各レーザーを駆動するようにした。
【0016】(10)上記(8)または(9)におい
て、レーザー光源の各レーザーを同一の電流値で駆動す
るようにした。
【0017】(11)上記(8)または(9)におい
て、画像形成以外の時に設定した電流値と保存した電流
値との差分に該設定した電流値を加算したデータと画像
信号に基づいて各レーザーを駆動するようにした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づい
て本発明を説明する。
【0019】図1は本発明を適用した代表的な画像形成
装置の全体構成を示す断面図であり、ここでは電子写真
方式のデジタルプリンタの例を示している。基本的な動
作について、図1を用いて説明する。
【0020】原稿給紙装置1上に積載された原稿は、1
枚ずつ順次原稿台ガラス2の面上に搬送される。原稿が
搬送されると、スキャナーユニット4のランプ3が点灯
し、かつスキャナーユニット4が移動して原稿を照射す
る。原稿からの反射光は、ミラー5,6,7を介してレ
ンズ8を通過し、その後イメージセンサー部9に入力さ
れる。
【0021】上記イメージセンサー部9に入力された画
像信号は、直接、あるいは一旦不図示の画像メモリに記
憶されて再び読み出された後、露光制御部10に入力さ
れる。そして、この露光制御部10が発生させたレーザ
ー照射光による画像情報の書き込みによって、像担持体
である感光体11上に静電潜像が形成される。この潜像
は、電位センサー12によって、感光体11上の電位が
所望の値になっているか監視される。次いで、現像器1
3によって感光体11上の潜像画像が現像されて可視像
化される。
【0022】一方、上記潜像の形成とタイミングを合わ
せて積載部14あるいは15より転写部材が搬送され、
転写部16において、上記現像されたトナー像が転写部
材上に転写される。この転写されたトナー像は、定着部
17にて転写部材に定着された後、センサー19により
検知されて排紙部18より装置外部に排出される。
【0023】また、転写後の感光体11の表面はクリー
ナ25で清掃され、クリーナ25で清掃された感光体1
1の表面は補助帯電器26により除電されて、1次帯電
器28にて良好な帯電を得られるようにされた上で、感
光体11上の残留電荷が前露光ランプ27で消去され
る。そして、1次帯電器28で感光体11の表面を一様
に帯電し、この工程を繰り返すことで複数枚の画像形成
を行う。
【0024】また、転写部材の両面に画像形成を行う場
合には、フラッパ20の爪部分21により転写部材が下
方の搬送路22及び23を経て待機通路24に至り、こ
こから再度感光体11に搬送される。
【0025】図2は露光制御部10の構成を示す図で、
(a)は上面図、(b)は側面図である。同図中、31
は複数のレーザー発光素子を有した面発光レーザーアレ
イ(レーザー光源)であり、このレーザーアレイ31か
ら発せられた各レーザービームはレンズ32によりほぼ
平行光となり、この平行光を遮らないようにシャッタ
(遮光手段)35が上側に移動している時には、該平行
光は集光レンズ群33に入射する。この集光レンズ群3
3に入射したレーザー光は感光体11上の1ラインに集
光され、感光体11が図1の矢印の方向に等角速度の回
転を行うことによって、感光体11上に静電潜像を形成
する。
【0026】また、前述のAPC制御を実行する際に
は、レーザーアレイ31側が反射面になっているシャッ
タ35を下げてレンズ32からの平行光を集光レンズ群
36に入射させる。この入射されたレーザー光は集光作
用を受け、光量検知部であるフォトディテクタ(光検出
手段)37に入射される。そして、フォトディテクタ3
7で検知された光量は、図4の制御回路にてAPC制御
に用いられる。
【0027】本実施例のレーザー駆動回路の構成を図
3、APC制御回路の構成を図4に示し、またこれらの
回路によるレーザー駆動シーケンスを図5に示す。
【0028】図3において、309は本実施例で使用す
る面発光レーザーアレイであり、図2の面発光レーザー
アレイ31と同じものである。このレーザーアレイ30
9は、抵抗309Aとレーザー(ダイオード)309B
のカソードが接続された組が同図のようにN列・M行の
アレイ上に配列されている。このレーザーアレイ309
の列配線1〜Nを順番にクロックに基づいて選択し、こ
れに同期して画像データに応じた電圧を印可することで
ドライバを駆動し、各レーザーを点灯させる。そして、
これを行配線1〜Mまで繰り返すことでN×Mのレーザ
ーを順次点灯させる。
【0029】次に、図3の回路構成のレーザーアレイ駆
動装置の動作を同図と図5を用いて説明する。
【0030】図3及び図5において、シフトレジスタ3
01は、画素クロックであるCLKに基づいてNビット
の画像データであるDATAをシリアルに入力する。ラ
ッチ回路302は、このシフトレジスタ301からのD
ATAをパラレルに入力して不図示のCPUからのラッ
チ信号S301でラッチする。
【0031】シフトレジスタ303は、レーザーアレイ
309を点灯させる1行毎に不図示のCPUが出力する
転送信号S302をシリアルに入力し、CLKに基づい
てシフトする。AND回路群の各AND回路304は、
N個ある1行内の各レーザーにCLKに同期したイネー
ブル信号を順次出力するシフトレジスタ303の出力信
号S305と、ラッチ回路302の出力の論理積を演算
してドライバ(電流制御手段)305に画像データに応
じた駆動信号S308を出力する。ドライバ305は、
CLKに同期した電流制御信号S304(後述する)に
応じて定電流源306の電流値を変化させ、その電流値
に応じてレーザーアレイ309を駆動する。
【0032】フリップフロップ310は、上記不図示の
CPUが出力する転送信号S302を入力し、CLKに
同期して1クロック遅延させる。シフトレジスタ307
は、レーザーアレイ309がM行点灯する毎に不図示の
CPUが出力する転送信号S303をシリアルに入力
し、上記フリップフロップ310が出力する遅延クロッ
クS307に基づいてシフトする。
【0033】JKフリップフロップ群の各JKフリップ
フロップ308は、シフトレジスタ307の出力がHi
(高レベル)になってから遅延クロックS307がHi
になるまでの間Hiを出力し、その他はLow(低レベ
ル)を出力してレーザーアレイ309にイネーブル信号
S306を出力する。
【0034】そして、上記の構成で、レーザーアレイ3
09のイネーブルされた行のレーザーを順次画像データ
に応じて点灯させ、イネーブルする行を順次シフトして
いくことで、N×M個のレーザーを順次点灯させる。
【0035】次に、順次点灯されたレーザーの光量を検
知して一定光量になるように制御するAPC回路の動作
を図4及び図5を用いて説明する。
【0036】図4において、37は図2に示すフォトデ
ィテクタであり、APCの光量サンプル中(後述するA
PCステータス信号S401=Low)には、図2に示
すレーザー光遮光手段であるシャッタ35を下側に下げ
てレーザー光を遮光するとともに、上記Nビットの画像
データを全てHiにし、更に固定の電流値S304(後
述するデジタル電流値RefをD/A変換したアナログ
電流値)で定電流源306を制御して、上述の方法で各
レーザーを一定電流で順次点灯させる。また、シャッタ
35で反射し図2のレンズ36群で集光されたレーザー
光の光量をフォトディテクタ37にて検知する。
【0037】上記フォトディテクタ37で検知された光
量は、変換器402で電流−電圧変換され、増幅器40
3で増幅された後、抵抗404を通過してアナログスイ
ッチ(SW)405に入力される。アナログスイッチ4
05は、イネーブル信号S305に応じて充電するコン
デンサ406を選択する。選択されたコンデンサ406
に各レーザーの発光量に応じて充電された電圧は、保持
されたまま次のアナログスイッチ407で選択され、A
/D変換器(A/D変換手段)409に入力される。
【0038】このとき、サンプル/ホールド手段を構成
するアナログスイッチ405で選択されたコンデンサ4
06の充電電圧を次のアナログスイッチ407で選択で
きるように、位相合わせのためのフリップフロップ40
8を両アナログスイッチ間に配置している。
【0039】A/D変換器409に入力された各レーザ
ー発光量に応じた電圧S405は、画素クロックCLK
の反転クロックであるADCLKをA/D変換クロック
としてA/D変換され、デジタルデータS406に変換
される。また、A/D変換器409から出力されたデー
タS406は、FIFO(First In Firs
t Out Memory)等のN×Mアドレス空間を
有するメモリ412に入力される。
【0040】また、APCの光量サンプル中は、不図示
のCPUがAPCステータス信号S401をLowにす
ることで、レーザーアレイ309への上記イネーブル信
号S306がイネーブル状態(Hi)のときの画素クロ
ックCLKが有効になり、CLK同期でメモリ412に
各レーザーのA/D変換後の光量データS406が書き
込まれる。同時に、S401=Lowであることから、
AND素子410はLowを出力して読み出しクロック
を無効にする。
【0041】すなわち、図5のS406のイネーブル以
外の部分(図の斜線部分)は、メモリ412には書き込
まれない。またこのとき、フリップフロップ417はイ
ネーブル信号S306とメモリ412に書き込むデータ
S406との位相を合わせるために用いられる。
【0042】このようにして、N×M個のレーザーの光
量データをメモリ412に保存し、APCのサンプル動
作である第1のモードを終了する。
【0043】次に、上記保存された各レーザーの光量デ
ータを元に、各レーザーを電流制御する第2のモードに
ついて説明する。
【0044】まず、レーザー光遮光手段であるシャッタ
35を上側に上げ、遮光しないようにする。そして、不
図示のCPUがAPCステータス信号S401をHiに
することで、図4の回路におけるメモリ412への書き
込みクロックを論理素子411にて無効にすると同時
に、AND素子410にて読み出しクロックを有効にす
る。
【0045】このようにして、画素クロックCLKに同
期して読み出されたデータS408は、演算器(演算手
段)414に入力される。演算器414は、CLKに同
期してメモリ412から読み出されたデータをD(HE
X)、第1モード時の一定値であるデジタル電流設定値
をRef(HEX)とすると、以下の演算式を実行す
る。
【0046】 I=(ref−D)+Ref =2×Ref−D (HEX) 但し、Iは実際に各レーザーを制御する電流値のデジタ
ル値である。
【0047】すなわち、APCサンプル中に点灯させた
電流値Refに対して、得られた光量データDとの差分
を演算し、その差分値をデジタル電流値Refに各レー
ザー毎に加算することで、デジタル電流値Refに対す
る過不足の光量を補正する。
【0048】このようにして、各レーザー毎に、演算さ
れたデジタル電流値をD/A変換器(D/A変換手段)
416によりD/A変換し、図3の定電流源306制御
用のアナログ電流値S304に変換する。そして、図3
のドライバ305は、この制御電流値S304に従って
各レーザーを駆動する。
【0049】上述したように、本実施例では、紙間や前
回転時に遮光手段であるシャッタ35を駆動して、レー
ザーアレイ309からの各レーザー光を感光体11上に
導光しないよう遮断するとともに、一定電流値で駆動さ
れた各レーザー光をシャッタ35の反射面で反射させ、
集光レンズ群36にて集光されたレーザー光を光検出手
段であるフォトディテクタ37にて検出し、検出された
光量を保存手段であるメモリ412に保存する第1のモ
ードと、レーザーアレイ309からの各レーザー光を感
光体11上に導光するために、レーザー光を遮らないよ
うに上記シャッタ35を駆動して上記メモリ412に保
存された光量データに基づき、各レーザーを駆動する第
2のモードとを有している。
【0050】これによって、面発光レーザーアレイ30
9を用いた画像形成装置においても、感光体感度を劣化
させることなくAPC制御が可能になり、各レーザーの
発光特性を補正することができ、濃度むらのない高品位
な画像形成が可能になる。
【0051】すなわち、面発光レーザーアレイ309の
各レーザーの発光特性を補正することが可能になるた
め、各レーザーの発光むらがなくなり、各画素の濃度む
らもなくなるとともに、ポリゴンミラーを使用しない構
成であるため、従来からあったピッチむらもなくなり、
またドラム劣化もなく、画像品位が格段に向上した画像
形成装置を提供することが可能になる。
【0052】図6は上述の本実施例の動作を示すフロー
チャートであり、このフローチャートに示す制御処理
は、前述の不図示のCPUによりあらかじめ記憶された
プログラムに従って実行されるものである。
【0053】画像形成以外の時に第1のモードを実行し
(S1)、感光体11への各レーザー光の導光を遮断す
る(S2)。この状態で、レーザー光をフォトディテク
タ37により検出し(S3)、アナログスイッチ40
5、407でサンプル/ホールドした値をA/D変換器
409によりA/D変換し(S4)、その光量データを
メモリ412に保存する。
【0054】また、画像形成中は第2のモードを実行し
(S1)、各レーザー光を感光体11に導光するために
シャッタ35を駆動してレーザー光を遮光しないように
する(S6)。この状態で、上記メモリ412に保存さ
れた光量データを読み出し(S7)、演算器414にて
演算(S8)したデータをD/A変換器416によりD
/A変換し(S9)、そのD/A変換した値を入力され
た画像信号とに基づいて各レーザーを駆動する(S1
0)。
【0055】なお、上述の実施例では感光体11に静電
潜像を形成する電子写真方式の画像形成装置の場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限らず、像担持体を誘
電体ドラムとし、これに電荷の潜像を形成する静電記録
方式の画像形成装置であっても良い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
面発光レーザーアレイを用いた画像形成装置において
も、各レーザーの発光特性を補正することが可能にな
り、各画素の濃度むらがなくなるとともに、ドラム劣化
もなく、画像品位が格段に向上することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した画像形成装置の全体構成を
示す断面図
【図2】 実施例の露光制御部の構成を示す図
【図3】 実施例のレーザー駆動回路の構成を示すブロ
ック図
【図4】 実施例のAPC制御回路の構成を示すブロッ
ク図
【図5】 実施例のレーザー駆動シーケンスを示すタイ
ムチャート
【図6】 実施例の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 原稿給紙装置 2 スキャナーユニット 9 イメージセンサー部 10 露光制御部 11 感光体(像担持体) 12 電位センサ 13 現像器 16 転写部 17 定着部 25 クリーナ 26 補助帯電器 27 前露光ランプ 28 1次帯電器 31 面発光レーザーアレイ(レーザー光源) 33 集光レンズ群 35 シャッタ(遮光手段) 36 集光レンズ群 37 フォトディテクタ(光検出手段) 305 ドライバ(電流制御手段) 309 面発光レーザーアレイ 405 アナログスイッチ(サンプル/ホールド手段) 409 A/D変換器(A/D変換手段) 412 メモリ(保存手段) 414 演算器(演算手段) 416 D/A変換器(D/A変換手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/23 103 Fターム(参考) 2C362 AA13 AA16 AA53 AA54 AA56 AA61 AA63 BA28 BA60 BA67 2H027 DA07 DA32 DE02 EA02 EC06 EC07 EC11 EC18 2H076 AB06 AB12 DA04 DA22 5C072 AA03 CA06 DA04 HA02 HA06 HA08 XA05 5C074 AA09 BB03 BB26 CC26 DD08 DD16 EE02 GG02 GG09 GG12 HH02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像信号に応じてレーザー光
    により像担持体上に潜像を形成し、該潜像を可視像化す
    る画像形成装置において、前記像担持体上にレーザー光
    を照射する複数のレーザーを有したレーザー光源と、そ
    のレーザー光を検出する光検出手段と、その検出データ
    を保存する保存手段と、前記像担持体へのレーザー光を
    遮断する遮光手段と、前記レーザー光源の各レーザーの
    駆動電流を可変制御する電流制御手段とを備え、前記像
    担持体へのレーザー光を遮断した状態で該レーザー光を
    検出し、その検出データを保存する第1のモードと、前
    記像担持体へのレーザー光を遮断しない状態で、前記保
    存手段に保存されたデータと前記画像信号に基づいて前
    記レーザー光源の各レーザーを駆動する第2のモードを
    有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 光検出手段により検出されたレーザー光
    量をサンプル/ホールドするサンプル/ホールド手段
    と、サンプル/ホールドされたアナログデータをデジタ
    ルデータに変換するA/D変換手段と、A/D変換され
    たデータを演算する演算手段と、演算されたデジタルデ
    ータをアナログデータに変換するD/A変換手段を有
    し、第1のモードではA/D変換されたデータを保存手
    段に保存し、第2のモードでは保存手段に保存されたデ
    ータを演算手段により演算してD/A変換したデータと
    画像信号に基づいて各レーザーを駆動することを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 第1のモードは画像形成以外の時に実行
    し、第2のモードは画像形成中に実行することを特徴と
    する請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 遮光手段はレーザー光の上流側に反射面
    を有していることを特徴とする請求項1ないし3何れか
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 遮光手段の反射面で反射されたレーザー
    光を集光する集光手段を遮光手段と光検出手段との間に
    有していることを特徴とする請求項4記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 レーザー光源の各レーザーを駆動する電
    流値は同一であることを特徴とする請求項1ないし5何
    れか記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 演算手段は第2のモード時に、第1のモ
    ード時に設定した電流値と保存手段からの電流値との差
    分に該第1のモード時に設定した電流値を加算すること
    を特徴とする請求項1ないし5何れか記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 入力された画像信号に応じて像担持体上
    に静電潜像を形成し、該潜像を可視像化する画像形成装
    置の制御方法において、前記像担持体上に複数のレーザ
    ーを有したレーザー光源からのレーザー光を照射し、該
    レーザー光源の各レーザーの駆動電流を可変制御すると
    ともに、画像形成以外の時に前記像担持体へのレーザー
    光を遮断した状態で該レーザー光を検出し、その検出デ
    ータを保存し、また、画像形成中に前記像担持体へのレ
    ーザー光を遮断しない状態で、前記保存したデータと前
    記画像信号に基づいて前記レーザー光源の各レーザーを
    駆動するようにしたことを特徴とする画像形成装置の制
    御方法。
  9. 【請求項9】 検出したレーザー光の光量をサンプル/
    ホールドし、サンプル/ホールドしたアナログデータを
    デジタルデータに変換して保存し、そのA/D変換した
    データを演算してアナログデータに変換し、そのD/A
    変換したデータと画像信号に基づいて各レーザーを駆動
    するようにしたことを特徴とする請求項8記載の画像形
    成装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 レーザー光源の各レーザーを同一の電
    流値で駆動するようにしたことを特徴とする請求項8ま
    たは9記載の画像形成装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 画像形成以外の時に設定した電流値と
    保存した電流値との差分に該設定した電流値を加算した
    データと画像信号に基づいて各レーザーを駆動するよう
    にしたことを特徴とする請求項8または9記載の画像形
    成装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008207362A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2013123906A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Ricoh Co Ltd 光書込装置および画像形成装置

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