JP2002102216A - X線ctシステムおよびその制御方法ならびに記憶媒体 - Google Patents

X線ctシステムおよびその制御方法ならびに記憶媒体

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JP2002102216A
JP2002102216A JP2000296915A JP2000296915A JP2002102216A JP 2002102216 A JP2002102216 A JP 2002102216A JP 2000296915 A JP2000296915 A JP 2000296915A JP 2000296915 A JP2000296915 A JP 2000296915A JP 2002102216 A JP2002102216 A JP 2002102216A
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JP2000296915A
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Tetsuya Horiuchi
哲也 堀内
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検体への無駄な被曝を低減させることが可
能なX線CTシステムおよびその制御方法ならびに記憶
媒体を提供すること。 【解決手段】 設定されたスキャン区間に基づいて、被
検体搬送方向の、X線検出器幅に対応する幅を有する第
1のスリット幅w(0)でのみのスキャンが可能か否か
を、スキャン区間長がマルチ検出器の幅で割り算し、ほ
ぼ割り切れるかどうかを判断する(ステップS8)。割
り切れずに余りが出る場合には、特定のスキャン、例え
ば、最終スキャンにおいて、コリメータのスリット開口
幅を調整したうえで(ステップS11)スキャンを行う
(ステップS12)。この開口幅の調整によって被検体
への無駄被曝領域を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線照射によって
被検体のX線断層像を再構成するX線CT(Computeriz
ed Tomograpy )システムおよびその制御方法ならびに
記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、マルチスライスX線CTシス
テムとよばれるX線CTシステムが知られている。これ
は、ガントリの円周に沿って1列に並べられた多数チャ
ネル(例えば、1000チャネル)の検出器アレイを、
被検体の搬送方向(被検体の体軸方向に対応し、以下、
z軸方向ともいう。)に複数列隣接して設けたマルチ検
出器を使用するところに特徴がある。そして、被検体を
覆うファンビームX線を放射するX線管とそれに対向し
て設置されたマルチ検出器を、ガントリの円周に沿って
被検体の周りを回転運動させる。この回転運動中に、パ
ルスX線を一定角度ごとに照射して、被検体を透過した
X線を各検出チャネルで計測することによって投影デー
タを収集する。なお、このような投影データの収集はス
キャンとよばれている。
【0003】このマルチスライスX線CTシステムは、
一度のスキャンで、一挙にマルチ検出器の列数分のスラ
イスのX線断層像を得ることができるという利点を有す
る。これによって全体の撮影時間の短縮を図ることが可
能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した利点を有する
一方で、特定の1のスキャンにおいて、マルチ検出器全
体のz軸方向の幅に対応するスライス厚より薄いスライ
ス厚の断層像だけを所望する場合にも、マルチ検出器全
体をカバーするX線の照射範囲でスキャンを行うことに
なる(本明細書では、このようなスキャンを剰余スキャ
ンとよぶ)。そのため、剰余スキャンによって余分な位
置までスキャンしてしまい無駄被曝となるという問題が
ある。例えば、2列のマルチ検出器の場合に、あるスキ
ャンにおいて1列分の幅に対応するスライス厚の断層像
だけが欲しいときには、他方の1列分に対応する領域が
無駄被曝となってしまう。
【0005】図12は、検出器列AおよびBを有する2
列のマルチ検出器を用いて、各スキャンとスキャンの間
で順次z軸方向にスキャン位置をマルチ検出器の幅だけ
移動して、スキャン1からスキャン5までの5回のスキ
ャンが行われたことを示している。ここで、所望の撮影
範囲ijの終端jが、図示のようにスキャン5の検出器
列Aの位置である場合には、このスキャン5が剰余スキ
ャンとなり、スキャン5における検出器列Bにあたる領
域jkが無駄被曝領域となる。
【0006】図13は、検出器列A,B,C,Dの4列
のマルチ検出器を用いて、スキャン1からスキャン4ま
での4回のスキャンが行われたことを示している。上記
した図12と同様に、各スキャンとスキャンの間ではz
軸方向にスキャン位置をマルチ検出器の幅だけ移動する
ものとする。ここで、所望の撮影範囲ijの終端jが、
図示のようにスキャン4における検出器列Aの位置であ
る場合には、このスキャン4が剰余スキャンとなり、ス
キャン4における検出器列B,C,Dにあたる領域jk
が無駄被曝領域となる。すなわち、4列マルチ検出器等
の多数のマルチ検出器の場合に、特定のスキャンで少数
のスライスの断層像だけ欲しいとき、余分なスライス分
が無駄被曝となるわけで、問題は顕著となる。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、被検体への無駄な被曝を低減させることが可
能なX線CTシステムおよびその制御方法ならびに記憶
媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、例えば本発明のX線CTシステムは、以下の構成を
備える。すなわち、互いに対向する位置に設けられたX
線管と被検体の搬送方向に配される複数列の検出器アレ
イで構成されるX線検出器とを回動させるスキャンを行
い、前記X線管と前記X線検出器の間に位置する、被検
体の断層像を再構成するX線CTシステムであって、前
記X線管で発生したX線の、前記X線検出器に照射する
範囲を画定するためのスリットを形成するコリメータ
と、前記搬送方向のスキャン区間を設定する設定手段
と、前記スリットの前記搬送方向の幅を示すスリット幅
を調整する調整手段と、前記設定手段で設定されたスキ
ャン区間に基づいて、前記X線検出器の前記搬送方向の
幅に対応する幅を有する第1のスリット幅でのみのスキ
ャンが可能か否かを判断する判断手段と、前記判断手段
によって前記第1のスリット幅でのみのスキャンが不可
と判断した場合、所定の幅を有する第2のスリット幅を
設定し、前記第1および第2のスリット幅を組み合わせ
て前記スキャン区間に対して前記スキャンを行うスキャ
ン制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施形態に
ついて詳細に説明する。
【0010】(構成)図1は、実施形態のX線CTシス
テムのブロック構成図である。図示のように本システム
は、被検体へのX線照射と被検体を透過したX線を検出
するためのX線検出機構を一体的に取り付けるガントリ
装置100と、ガントリ装置100に対して各種動作設
定を行うとともに、ガントリ装置100から出力された
データに基づいてX線断層像を再構成し、表示する操作
コンソール200により構成されている。
【0011】ガントリ装置100は、その全体の制御を
つかさどるメインコントローラ1をはじめ、以下の構成
を備える。
【0012】2は操作コンソール200との通信を行う
ためのインタフェース、3はテーブル12上に横たえた
被検体(患者)を搬送(図面に垂直な方向で以下、z軸
ともいう)するための空洞部を有するガントリであり、
内部には、X線発生源であるX線管4(X線管コントロ
ーラ5により駆動制御される)、X線の照射範囲を画定
するためのスリットを有するコリメータ6、コリメータ
6のX線照射範囲を画定するスリット幅の調整用モータ
であるモータ7aが設けられている。このモータ7aの
駆動はコリメータコントローラ7により制御される。
【0013】また、ガントリ3には、被検体を透過した
X線を検出するX線検出部8、およびX線検出部8で得
た透過X線より得られる投影データを収集するデータ収
集部9も備える。X線管4及びコリメータ6と、X線検
出部8は互いに空洞部分を挟んで、すなわち、被検体を
挟んで対向する位置に設けられ、その関係が維持された
状態でガントリ3のまわりを回動するようになってい
る。この回動は、モータコントローラ11からの駆動信
号により駆動される回転モータ10によって行われる。
また、被検体を乗せるテーブル12は、z軸方向への搬
送がなされるが、その駆動はテーブルモータ13によっ
て行われる。
【0014】メインコントローラ1は、インタフェース
2を介して受信した各種コマンドの解析を行い、それに
基づいて上記のX線管コントローラ5、コリメータコン
トローラ7、モータコントローラ11、テーブルモータ
コントローラ14、そして、データ収集部9に対し、各
種制御信号を出力することになる。また、メインコント
ローラ1は、データ収集部9で収集された投影データ
を、インタフェース2を介して操作コンソール200に
送出する処理も行う。
【0015】操作コンソール200は、いわゆるワーク
ステーションであり、図示するように、装置全体の制御
をつかさどるCPU51、ブートプログラムやBIOS
を記憶しているROM52、主記憶装置として機能する
RAM53をはじめ、以下の構成を備える。
【0016】HDD54は、ハードディスク装置であっ
て、ここにOS、後述するスキャン制御プログラムのほ
か、ガントリ装置100に各種指示を与えたり、ガント
リ装置100より受信したデータに基づいてX線断層像
を再構成するための診断プログラムが格納されている。
また、VRAM55は表示しようとするイメージデータ
を展開するメモリであり、ここにイメージデータ等を展
開することでCRT56に表示させることができる。5
7及び58は、各種設定を行うためのキーボードおよび
マウスである。また、59はガントリ装置100と通信
を行うためのインタフェースである。
【0017】実施形態におけるX線CTシステムの構成
は概ね上記の通りであるが、次にX線管4、コリメータ
6、X線検出部8の構造と動作を図2乃至図4を用い
て、より詳しく説明する。
【0018】図2はX線管4、コリメータ6、X線検出
部8の要部構成図である。図示はしないが、これらの構
成要素はガントリ3の所定の基部に支持されている。
【0019】同図において、X線管4はハウジング41
に、集束電極及びフィラメントを内蔵する陰極スリーブ
42と、回転するターゲット43とを内蔵した構造であ
り、焦点fからX線を放射する。
【0020】実施形態におけるX線検出部8は、図示の
ように2列の検出器アレイAおよびBで構成されてい
る。
【0021】コリメータ6は鉛等のX線遮蔽材質の部材
で構成され、図示の如く、X線管4より放射されたX線
のz軸方向(図示のD1方向で示され被検体の体軸方向
に一致する)におけるX線照射範囲を画定するコリメー
タ6aと、コリメータ6aとX線管4との間にあって、
ガントリ3の回転方向に沿う方向の照射範囲(ファン
角)を画定する、2枚の固定された遮蔽板からなるコリ
メータ6bを備える。かかる配置によって、X線の照射
範囲を画定するためのスリット15を形成している。
【0022】上記構成において、コリメータ6a、6b
により画定するスリット15のz軸(図2におけるD
1)方向の幅(以下、単に開口幅という)は、コリメー
タ6aに機械的動作を行わせることで変動可能である。
【0023】次に、開口幅の制御機構の一例について説
明する。
【0024】図3は、コリメータ6aの上面図(X線管
4から見た場合の図)である。
【0025】コリメータ6aは2枚の遮蔽板60,61
で構成される。これら遮蔽板60,61の間隙がスリッ
ト15の開口幅を画定し、両遮蔽板どうしの平行移動動
作によりその幅を調整可能とする。平行移動は、リニア
スライドによる直動機構により実現する。具体的には、
図示のように、遮蔽板60,61の両端を各々、互いに
平行な直動レール70aおよび70bに沿って移動自在
に支持されるリニアガイド71a,71b,72a,7
2bで固定することにより、平行移動を実現する。
【0026】図4は、上記の平行移動の制御機構の一例
を示す図である。同図に示すように、リニアガイド72
aにボールねじ80を取り付け、そのボールねじ80を
モータ7aにより駆動する。この駆動によって、遮蔽板
61は、遮蔽板60との平行を保ったままその間隔を調
整することができる。なお、図示を省略したが、他端側
は直動レール70bに沿って、このボールねじ80に従
動することはいうまでもない。
【0027】(処理)まず、上記した構成におけるスキ
ャンの概要を説明する。はじめに、z軸方向の位置を所
定の位置に固定して、X線管4からのX線ビームを被検
体に照射し(X線の投影)、その透過X線をX線検出部
8で検出する。そして、この透過X線の検出を、X線管
4とX線検出部8を被検体の周囲を回転させながら(す
なわち、投影角度を変化させながら)複数(例えば、1
000)のビュー方向で、360度分行う。これを1つ
の単位として1スキャンとよぶ。検出された各透過X線
は、データ収集部9でディジタル値に変換されて投影デ
ータとしてメインコントローラ1を介して操作コンソー
ル200に転送される。そして、順次z軸方向にスキャ
ン位置を所定量移動して、次のスキャンを行っていく。
このようなスキャン方式はアキシャルスキャン方式とよ
ばれ、ここではこのアキシャルスキャンを前提として説
明する。
【0028】実施形態では、特定のスキャンにおいて開
口幅を調整することにより、無駄被曝を抑える。以下、
実施形態にかかるスキャン制御処理について詳細に説明
する。なお、本明細書では特に明示しない限り、記号
「=」は右辺の値を左辺に代入することを意味するもの
とする。また、図2には2列のマルチ検出器を示した
が、本発明は特定の検出器アレイのサイズによって限定
されているものではないので、ここではマルチ検出器の
列数をMとして説明する。また、各検出器アレイのz軸
方向の幅(以下、検出器列の幅という)はdとする。
【0029】図5は、実施形態における開口幅の制御手
順を示すフローチャートである。オペレータは、操作コ
ンソール200においてスキャン計画プログラムを呼び
出して、CRT56に表示されるスキャン条件入力画面
に従ってスキャン計画を進める(ステップS1)。この
中で操作者は、被検体のz軸方向におけるスキャン開始
位置および終了位置をはじめ、スライス厚やX線管電流
値等の諸種のスキャン条件を設定する。設定されたスキ
ャン条件はRAM53に記憶される。
【0030】なお、このスキャン計画において、実際に
は隣り合うスキャンのスキャン位置の間隔も任意に設定
することができ、例えばとびとびにスキャンさせるいわ
ゆるスキップスキャンを行わせることも可能ではある
が、ここでは説明を簡単にするため、隣り合う各スキャ
ンは間隔を空けずに密に行われるように設定されるもの
と仮定する。
【0031】設定されたスキャン開始位置lsおよびス
キャン終了位置leより、スキャン区間が画定する。そ
して、マルチ検出器の列数Mおよび各検出器列の幅dの
関係より、スキャン総数と、スキャン領域で行われる剰
余スキャンにおける必要なスライス数とを計算すること
ができる。そこで、ステップS2では、スキャン区間で
行われる剰余スキャンにおける必要なスライス数Rおよ
びスキャン総数Sを、次式によって計算する。
【0032】 R=mod(le−ls,d×M)/d S=ceil((le−ls)/(d×M))
【0033】ただし、mod(n,m)は、割り算n/
mの余り(割り切れる場合は0)を出力する関数であ
る。すなわち、Rは、スキャン区間長le−lsを、マ
ルチ検出器の幅d×Mで割ったときの余りを、さらにd
で正規化した値である。また、ceil()は、かっこ
内の値より小さくない最小の整数を出力する関数であ
る。
【0034】そして、スキャンの回数をカウントするス
キャンカウンタnを0にセットしたうえで(ステップS
3)、オペレータからのスキャン指示を待機する(ステ
ップS4)。
【0035】スキャン指示があると、ステップS5に進
み、まず、テーブルモータ13を駆動してテーブル12
を移動することによって、被検体をスキャン開始位置l
sに基づく初期スキャン位置まで搬送する。次に、スキ
ャンカウンタnをインクリメントする。(ステップS
6)。続いて、モータ7aを駆動して、開口幅Wを、す
べての検出器アレイにX線ビームの本影が確実に照射さ
れるような初期開口幅w(0)に設定する(ステップS
7)。
【0036】次に、ステップS8に進み、R<1かつス
キャンカウンタnがスキャン総数Sに等しいか否か(図
8における記号“==”は、左右辺の値が等しいことを
表す)を判定する。R<1であれば、スキャン区間長l
e−lsがマルチ検出器の幅d×Mでほぼ割り切れるこ
とを示しているから、剰余スキャンのために開口幅を調
整する必要がないと判断できる。ここで、noの場合は
ステップS9に進み、設定されたスキャン条件に従って
スキャンを行い、被検体を次のスキャン位置まで搬送し
て(ステップS10)、ステップS5に戻り処理を繰り
返す。
【0037】一方、ステップS8でyesと判断された
場合、すなわち、最終スキャンである場合には、この最
終スキャンを剰余スキャンとして、ステップS11に進
み、開口幅を制御する。このステップS11では、モー
タ7aを駆動して、開口幅Wを、R列(RはステップS
2で計算した、剰余スキャンにおける必要なスライス
数)の検出器アレイにのみX線ビームの本影が照射され
るような開口幅w(R)に設定する。これは、例えば、
Rとw(R)との関係を記載したテーブル(図示省略)
を参照することによって実現される。その後、ステップ
S12に進みスキャンを行い、処理を終了する。
【0038】図6は、検出器列A,B,C,Dの4列の
マルチ検出器を用いたX線CTシステムにおいて、上記
したスキャン制御処理に従って行われるスキャンのよう
すを模式的に示す図である。同図において、各検出器列
の幅をdとし、これよりマルチ検出器全体の幅は4dで
ある。
【0039】設定されたスキャン開始位置lsおよびス
キャン終了位置leにより画定するスキャン区間におい
て、スキャン1からスキャン4までの4回のスキャンが
行われ、最後のスキャン4において必要なスライス数は
1であることを示している(すなわち、S=4,R=
1。図5のステップS2を参照)。また、上記した仮定
より、各スキャンとスキャンの間では、スキャン位置を
z軸方向にマルチ検出器全体の幅4dだけ移動すること
になる(図5のステップS10を参照)。
【0040】スキャン1からスキャン3までは、開口幅
は、検出器列A,B,C,DのすべてにX線ビームの本
影が照射される初期開口幅w(0)に設定されている
(図5のステップS7を参照)。そして、スキャン4で
は、検出器列AにのみX線ビームの本影が照射される開
口幅w(1)に設定されて(図5のステップS11を参
照)、スキャンが行われる。
【0041】このように、スキャン4では、剰余スキャ
ンとして開口幅が制御されるので、無駄被曝範囲を小さ
くすることができる。
【0042】ところで、上述した実施形態では、最終の
スキャンを剰余スキャンとして開口幅を制御するように
したが、剰余スキャンを最終のスキャンに限定する必要
はなく、所定のスキャンで行うようにすればよい。図7
は、図6の同条件の撮影に対して、初回のスキャンであ
るスキャン1を剰余スキャンとした場合のスキャンのよ
うすを示す図である。
【0043】図8は、初回のスキャンを剰余スキャンと
する場合における開口幅の制御手順を示すフローチャー
トである。オペレータは、操作コンソール200におい
てスキャン計画プログラムを呼び出して、CRT56に
表示されるスキャン条件入力画面に従ってスキャン計画
を進める(ステップS21)。続くステップS22で
は、図5のステップS2と同様に、スキャン区間で行わ
れる剰余スキャンにおける必要なスライス数Rおよびス
キャン総数Sを計算する。
【0044】そして、スキャンの回数をカウントするス
キャンカウンタnを0にセットしたうえで(ステップS
23)、オペレータからのスキャン指示を待機する(ス
テップS24)。
【0045】スキャン指示があると、ステップS25に
進み、まず、テーブルモータ13を駆動してテーブル1
2を移動することによって、被検体をスキャン開始位置
lsに基づく初期スキャン位置zを、z0まで搬送す
る。次に、スキャンカウンタnをインクリメントする。
(ステップS26)。
【0046】次に、ステップS27に進み、R<1、か
つスキャンカウンタnが2未満であるかどうか、すなわ
ち、初回のスキャンであるかどうかを判定する。yes
の場合は、剰余スキャンとしてステップS28に進み、
モータ7aを駆動して、開口幅Wをw(R)に設定す
る。その後、ステップS29に進み、設定されたスキャ
ン条件に従ってスキャンを行い、次のスキャンのために
z軸位置をR×dだけ移動して(ステップS30)、ス
テップS26に戻り処理を繰り返す。
【0047】ステップS27でnoと判断された場合、
すなわち、2回目以降のスキャンである場合には、ステ
ップS31に進み、モータ7aを駆動して、開口幅Wを
w(0)に設定し、ステップS32のスキャンを行う。
その後、スキャンカウンタnがS未満であるかどうかを
判定し(ステップS33)、yesであれば、z軸位置
をd×Mだけ移動して(ステップS34)、ステップS
26に戻って処理を繰り返す。ステップS33で、n<
Sでなくなれば、処理を終了する。
【0048】なお、上述した実施形態においては、開口
幅の制御機構は、図4に示したように、コリメータ6a
の遮蔽板60,61のうち一方の遮蔽板を平行移動させ
るものであった。しかしながら、各検出器列には均等に
X線が照射されるべきであるところ、一般には、スリッ
トの長手方向の中心線位置を移動させることなく開口幅
を調整する機構が要請される。
【0049】図4に示した機構では、開口幅を変化させ
るとスリットの中心線位置がずれてしまうことになる
が、X線管のフォーカス移動を補正する機能を有するタ
イプのX線CTシステムであれば、そのずれを補償する
ことが可能である。スリット15の中央位置の移動量
は、設定した開口幅で決まるので、例えば、そのスリッ
トの中央位置の移動量に応じて、コリメータ6aおよび
/またはX線検出部8を移動させることにより、ずれを
補償することが可能である。
【0050】図9は、上記した要請を満たすことが可能
な開口幅の制御機構の一例を示す図である。同図に示す
ように、リニアガイド71aおよび72aに各々、互い
に平行になるように取り付けられた固定リンク81aお
よび81bと、回動軸83により回動自在に支持された
クランク82とでリンク機構を構成し、回動軸83を支
点としてモータ7aで駆動制御する。このような構成で
あれば、スリットの長手方向の中心線位置を移動させる
ことなく開口幅を調整することが可能である。
【0051】図10は、上記図9の開口幅制御機構およ
び検出器列A,Bの2列のマルチ検出器を用いたX線C
Tシステムにおいて、スキャン制御処理に従って行われ
るスキャンのようすを模式的に示す図である。
【0052】設定されたスキャン開始位置lsおよびス
キャン終了位置leにより画定するスキャン区間におい
て、スキャン1からスキャン4までの4回のスキャンが
行われ、最後のスキャン4において必要なスライス数は
1であることを示している。
【0053】また、上記した仮定より、各スキャンとス
キャンの間では、スキャン位置をz軸方向にマルチ検出
器全体の幅4dだけ移動することになる(図5のステッ
プS10を参照)。スキャン1からスキャン3までは、
開口幅は、検出器列AおよびBにX線ビームの本影が照
射される初期開口幅w(0)に設定されている。そし
て、スキャン4では、検出器列AおよびBに各々、およ
そ2分の1のX線ビームの本影が照射される開口幅w
(1)に設定されて、スキャンが行われる。このスキャ
ン4においては、AおよびBの検出器列の信号を合成す
ることによって、スライス厚dの断層像を再構成するこ
とが可能であることは、当業者には容易に理解されよ
う。
【0054】なお、スキャン1からスキャン2、または
スキャン2からスキャン3に移行する際のz軸位置の移
動量は、2dであったところ、スキャン3からスキャン
4に移行する際のz軸位置の移動量は、1.5dであるこ
とに注意されたい。これは、X線ビームの本影が照射さ
れない検出器列Aの外側半分の幅0.5dを考慮したもの
である。
【0055】図11は、上記した図10に示されるよう
なスキャンを実現する開口幅の制御手順を示すフローチ
ャートである。このフローは、図5に示したフローと概
ね同じである。ここでは、相違する部分についてのみ説
明する。
【0056】図11では、図5のステップS10に先立
ち、スキャンカウンタnがS−1未満、すなわち、最終
スキャンの1つ手前のスキャンを示す値であるか否かを
判定するステップs101が介在する。この判定がye
sの場合は、ステップS10(すなわち、z軸位置をd
×Mだけ移動)を実行してステップS6に戻る。一方、
ステップS101の判定がnoの場合は、ステップS1
0’に進み、z軸位置をd×M−α(ただし、αはX線
ビームの本影が照射されない検出器列分の幅)だけ移動
して、ステップS6に戻る。
【0057】なお、この場合も、剰余スキャンを最終の
スキャンに限定する必要はなく、先に説明したように、
所定のスキャンで行うようにすればよいことは言うまで
もない。
【0058】また、本発明の目的は、上述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても実
現できるものである。この場合、記憶媒体から読み出さ
れたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピ
ュータ(操作コンソール)が読み出したプログラムコー
ドを実行することにより、前述した実施形態の機能が実
現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基
づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティング
システム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれる。
【0059】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図5、図8、図11の
いずれか1つ以上に示す)フローチャートに対応するプ
ログラムコードが格納されることになる。
【0060】このようなプログラムコードを格納する記
憶媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、R
OM等を用いることができる。更には、ネットワーク
(例えばインターネット)という媒体を介してダウンロ
ードしても良いであろう。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被検体への無駄な被曝を低減させることが可能なX線C
Tシステムおよびその制御方法ならびに記憶媒体を提供
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るX線CTシステムのブロック構
成図である。
【図2】X線管4、コリメータ6、X線検出部8の要部
構成図である。
【図3】コリメータ6aの上面図である。
【図4】実施形態における開口幅制御機構の一例を示す
図である。
【図5】実施形態における開口幅の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
【図6】実施形態における開口幅制御処理に従って行わ
れるスキャンのようすを説明するための図である。
【図7】実施形態における開口幅制御処理に従って行わ
れるスキャンのようすを説明するための図である。
【図8】実施形態における開口幅の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
【図9】実施形態における開口幅制御機構の一例を示す
図である。
【図10】実施形態における開口幅制御処理に従って行
われるスキャンのようすを説明するための図である。
【図11】実施形態における開口幅の制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図12】発明が解決しようとする課題を説明するため
の図である。
【図13】発明が解決しようとする課題を説明するため
の図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀内 哲也 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C093 AA22 BA03 CA34 EB18 EB24 FA16 FA20 FA41

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する位置に設けられたX線管
    と被検体の搬送方向に配される複数列の検出器アレイで
    構成されるX線検出器とを回動させるスキャンを行い、
    前記X線管と前記X線検出器の間に位置する、被検体の
    断層像を再構成するX線CTシステムであって、 前記X線管で発生したX線の、前記X線検出器に照射す
    る範囲を画定するためのスリットを形成するコリメータ
    と、 前記搬送方向のスキャン区間を設定する設定手段と、 前記スリットの前記搬送方向の幅を示すスリット幅を調
    整する調整手段と、 前記設定手段で設定されたスキャン区間に基づいて、前
    記X線検出器の前記搬送方向の幅に対応する幅を有する
    第1のスリット幅でのみのスキャンが可能か否かを判断
    する判断手段と、 前記判断手段によって前記第1のスリット幅でのみのス
    キャンが不可と判断した場合、所定の幅を有する第2の
    スリット幅を設定し、前記第1および第2のスリット幅
    を組み合わせて前記スキャン区間に対して前記スキャン
    を行うスキャン制御手段と、 を備えることを特徴とするX線CTシステム。
  2. 【請求項2】 前記所定の幅は、 前記設定手段で設定されたスキャン区間の区間長を、前
    記X線検出器の前記搬送方向の幅で除したときの余りに
    対応する幅とすることを特徴とする請求項1に記載のX
    線CTシステム。
  3. 【請求項3】 前記スキャン制御手段は、 1スキャンするごとに、当該スキャンで設定された前記
    スリット幅に応じた距離だけ、前記被検体を搬送する手
    段を更に備えることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のX線CTシステム。
  4. 【請求項4】 X線を発生するX線発生器と、発生した
    X線の照射範囲を画定するためのスリットを形成するコ
    リメータと、被検体を挟んで前記X線管発生器と相対向
    して設けられ、前記被検体を透過したX線を検出するX
    線検出器と、前記スリットの前記搬送方向の幅を示すス
    リット幅を調整する調整手段とを備え、前記X線発生器
    と、前記コリメータと、前記X線検出器とが一体となっ
    て回動させることでスキャンを行うX線CTシステムの
    制御方法であって、 前記搬送方向のスキャン区間を設定する設定工程と、 前記設定工程で設定されたスキャン区間に基づいて、前
    記X線検出器の前記搬送方向の幅に対応する幅を有する
    第1のスリット幅でのみのスキャンが可能か否かを判断
    する判断工程と、 前記判断工程によって前記第1のスリット幅でのみのス
    キャンが不可と判断した場合、所定の幅を有する第2の
    スリット幅を設定し、前記第1および第2のスリット幅
    を組み合わせて前記スキャン区間に対して前記スキャン
    を行わせるスキャン制御工程と、 を有することを特徴とするX線CTシステムの制御方
    法。
  5. 【請求項5】 前記所定の幅は、前記設定手段で設定さ
    れたスキャン区間の区間長を、前記X線検出器の前記搬
    送方向の幅で除したときの余りに対応する幅とすること
    を特徴とする請求項4に記載のX線CTシステムの制御
    方法。
  6. 【請求項6】 X線を発生するX線発生器と、発生した
    X線の照射範囲を画定するためのスリットを形成するコ
    リメータと、被検体を挟んで、前記X線管発生器と相対
    向して設けられ、前記被検体を透過したX線を検出する
    X線検出器と、前記スリットの前記搬送方向の幅を示す
    スリット幅を調整する調整手段とを備え、前記X線発生
    器と、前記コリメータと、前記X線検出器とが一体とな
    って回動させることでスキャンを行うX線CTシステム
    用のプログラムコードを格納する記憶媒体であって、 前記搬送方向のスキャン区間を設定する設定工程のプロ
    グラムコードと、 前記設定工程で設定されたスキャン区間に基づいて、前
    記X線検出器の前記搬送方向の幅に対応する幅を有する
    第1のスリット幅でのみのスキャンが可能か否かを判断
    する判断工程のプログラムコードと、 前記判断工程によって前記第1のスリット幅でのみのス
    キャンが不可と判断した場合、所定の幅を有する第2の
    スリット幅を設定し、前記第1および第2のスリット幅
    を組み合わせて前記スキャン区間に対して前記スキャン
    を行わせるスキャン制御工程のプログラムコードと、 を格納することを特徴とする記憶媒体。
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