JP2002101982A - 昇降棚装置 - Google Patents

昇降棚装置

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JP2002101982A JP2001006726A JP2001006726A JP2002101982A JP 2002101982 A JP2002101982 A JP 2002101982A JP 2001006726 A JP2001006726 A JP 2001006726A JP 2001006726 A JP2001006726 A JP 2001006726A JP 2002101982 A JP2002101982 A JP 2002101982A
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高策 井上
Masashi Yamada
昌司 山田
Tetsuji Niiyama
哲二 新山
Yoshiro Matsushita
芳朗 松下
Katsuyuki Okumura
勝之 奥村
Kenji Adachi
研治 安達
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部ケースに棚部を吊り下げている昇降索の
長さを容易に調整して棚部を所定の位置に正確に組み込
む。 【解決手段】 下方が開放された外部ケース1に対して
棚部2を格納位置に上昇及び物品取出し・収納位置に下
降自在に設ける。外部ケース1側に昇降索3を巻き取り
及び繰り出す巻き取りドラム11を備えた昇降手段4を
取付ける。昇降索3を棚部2に連結した昇降棚装置であ
る。昇降索3の先端部を保持するブラケット5を棚部2
に取付ける。ブラケット5側に昇降索3の長さを調整す
る長さ調整手段6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、食器乾
燥器として使用されている昇降棚装置に関し、詳しく
は、外部ケースに棚部を吊り下げている昇降索の長さを
容易に調整して棚部を所定の位置に正確に組み込むこと
ことができるようにしようとする技術に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、下方が開放された外部ケースに対
して棚部を収納乾燥位置に上昇及び物品取出し・収納位
置に下降自在に設け、外部ケース側に昇降索を巻き取り
及び繰り出す昇降手段を設けた昇降棚装置においては、
棚部を吊る左右の昇降索(ベルトやワイヤー等)の長さ
が異なると棚部に傾きが生じるものである。
【0003】そこで、従来はベルトやワイヤーを巻き取
るドラムやモータを備えてブロック化された昇降手段を
外部ケース内において左右に移動させて左右のベルトの
長さが同じになるように調整していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、棚部を吊し
た後、ブロック化した昇降手段を左右に移動させて左右
のベルトの長さを調整する組立作業は困難となるもので
ある。又、据え付け現場で長さが異なっていた場合の調
整は更に困難となるものである。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、外部ケースに棚部を吊り下げている昇降索
の長さを容易に調整して棚部を所定の位置に正確に組み
込むことことができる昇降棚装置を提供することを課題
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、下
方が開放された外部ケース1に対して棚部2を格納委位
置に上昇及び物品取出し・収納位置に下降自在に設け、
外部ケース1側に昇降索3を巻き取り及び繰り出す巻き
取りドラム11を備えた昇降手段4を取付け、昇降索3
を棚部2に連結した昇降棚装置であって、昇降索3の先
端部を保持するブラケット5を棚部2に取付け、ブラケ
ット5側に昇降索3の長さを調整する長さ調整手段6を
設けてあることを特徴とするものである。このような構
成によれば、棚部2に取付けたブラケット5側における
長さ調整手段6において昇降索3の長さ調整をおこなう
ことができ、従来のように外部ケース1側の昇降手段4
の位置を変更しなくてもよく、昇降索3の長さの変更を
簡単におこなうことができる。
【0007】請求項2においては、長さ調整手段6は、
昇降索3の先端部を固定した棒状体7をブラケット5に
昇降自在に支持し、棒状体7にねじ孔8を形成し、回転
自在にブラケット5に保持されたねじ具9をねじ孔8に
ねじ込んで構成してあることを特徴とするものである。
このような構成によれば、ねじ具9の回転によって棒状
体7を昇降させて昇降索3の長さを調整することがで
き、昇降索3の長さの調整を、一層、容易におこなうこ
とができる。
【0008】請求項3においては、長さ調整手段6は、
昇降索3の先端部を固定した棒状体7をブラケット5に
回転自在に支持し、棒状体7に爪車30を一体に設け、
爪車30の逆転を阻止するストッパー31を備えている
ことを特徴とするものである。このような構成によれ
ば、棒状体7を回転させて昇降索3を巻いて棒状体7の
巻き取り位置を爪車30とストッパー31にて固定する
ことができ、昇降索3の長さの調整を容易におこなうこ
とができる。
【0009】請求項4においては、長さ調整手段6は、
昇降索3の経路に進入して半径を異ならせた偏心軸10
を設け、偏心軸10の回転位置を変更可能に支持して構
成されていることを特徴とするものである。このような
構成によれば、偏心軸10の回転位置を変更すること
で、昇降索3に対して干渉する半径を変更することがで
き、昇降索3の長さを変更することができ、長さ調整
を、一層、容易におこなうことができる。
【0010】請求項5においては、長さ調整手段6は、
ベルト27で構成した昇降索3の先端部を板状体50に
固定し、上記ベルト27のベルト面27aの幅方向中央
部を通って上記ベルト面27aに対して直交する方向に
あたる板状体50の所定位置にねじ孔51を上下に貫通
し、ブラケット5に回転自在に保持されると共にブラケ
ット5の上下に亘って配置されたねじ具9を上記ねじ孔
51に螺合し、板状体50をブラケット5に昇降自在に
支持して成ることを特徴とするものである。このような
構成によれば、1本のねじ具9を板状体50の上記所定
位置に穿設したねじ孔51に螺合させて板状体50をブ
ラケット5に保持させても、上記板状体50をその板状
体50に固定したベルト27のベルト面27aの幅方向
Cにおいてバランスよくブラケット5に昇降自在に支持
させることができ、棚部2を吊持するベルト27はベル
ト面27aの幅方向Cにおいてたるむことなくベルト2
7の断面に亘って均一に張力を働かせて棚部の重量を支
えることができて、ベルト27による棚部2の吊持の安
定を図ることができるものであって、また、ベルト27
の長さ調節を行う際にはねじ具9を回動させてブラケッ
ト5に対する板状体50の上下位置を決めることで行わ
れるものであるが、上述したようにブラケット5に対す
る板状体50の上下位置決めは、ベルト27のベルト面
27aの幅方向Cへのたるみを形成させたりする支障な
く1本のねじ具9の回動によって行うことができ、ブラ
ケット5に対する板状体50の上下位置決め、つまり、
昇降索3としてのベルト27の長さの変更を、更に一層
容易に行うことができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は概略正断面図である。図2(a)は概略側
面図、同図(b)は概略平面図である。図3は全体概略
正面図である。図4及び図5は側断面図である。図6は
横断面図である。
【0012】昇降棚装置Aは食器乾燥装置であり、天袋
の一部を構成するもので、例えば、調理部と食堂とを仕
切る天袋の一部として設置され、その下方にはカウンタ
ー(図示せず)が配設されている。以下、詳述する。
【0013】外部ケース1は下方が開放された箱型に形
成され、開くことができない擬似扉25を備え、このよ
うな外部ケース1の内部上部にはファン17とヒータ1
8を備えた温風供給部19が設置され、更に、滑車20
と巻き取りドラム11と駆動モータ12を備えた昇降機
構部13が設置され、カバーにて囲繞されて湿気等が入
らないように気密が保たれている。カバーには温風吹出
し口を形成している。ところで、ファン17はヒータ1
8とは独立して駆動できるようになっていて、ヒータ1
8を駆動させる温風供給、又は、ヒータ18を停止した
送(冷)風供給を可能にしていて、食器の温風乾燥、又
は送(冷)風による乾燥及び冷却を図るようにしてい
る。このような切換え操作は、操作盤における操作によ
っておこなわれるようにしている。
【0014】昇降手段4である昇降機構部13からの一
対の昇降索3であるベルト27,27に棚部2を係着し
ていて、駆動モータ12によって棚部2を昇降すること
ができるようにしている。
【0015】棚部2は天板と水受け26との間に、例え
ば、カラー塗装して錆び止めを図った金属線材15を複
数本架設して、略かご状にしたものであり、金属線材1
5,15間に皿を挿入して保持したり、又、ちゃわんの
ような容器状の食器を内部に収容できるようにしてい
る。
【0016】外部ケース1の側板21側に沿って吸気ダ
クト22が付設され、吸気口23が外部ケース1の下端
に形成されている。吸気口23には吸気フィルターが着
脱自在に取付けられている。
【0017】棚部2の水受け26はパン状に形成され、
ビスにて止められ、ビスを外すことで取外すことができ
るようにしている。水受け26には水勾配が形成され、
水勾配の最も低い部分に排水口31を形成している。
又、排気口28を設けて排気するようにしている。
【0018】図1に示すように、棚部2の両側板21、
21の上端部に、断面コ字状のブラケット5をビス29
にて取付けてある。ブラケット5の上下片32、33に
はねじ具9としてボルトで構成した調整ねじ34、34
が上下に移動しないで回転自在にのみ取付けられ、上記
調整ねじ34は上記ブラケット5の上下片32、33の
間に亘って配置されている。調整ねじ34、34はベル
ト27の先端部を固定した棒状体7のねじ孔8、8にね
じ込まれている。
【0019】しかして、調整ねじ34、34を回転させ
ることで、棒状体7を昇降させてベルト27の長さ調整
をおこなうことができるようにしている。このように、
棚部2に取付けたブラケット5側においてベルト27の
長さ調整をする構成を長さ調整手段6と総称する。この
ように、長さ調整手段6において昇降索3の長さ調整を
おこなうことができ、従来のように外部ケース1側の昇
降手段4の位置を変更しなくてもよく、昇降索3の長さ
の変更を簡単におこなうことができるものである。
【0020】図7及び図8は長さ調整手段6の他の実施
の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実
施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を
付して説明は省略する。
【0021】本実施の形態においては、長さ調整手段6
は、ブラケット5に昇降索3の先端部を固定するための
支持軸35を上下に長い長孔36において上下自在及び
回転自在に支持し、支持軸35に爪車30を一体に設
け、爪車30の逆転を阻止するストッパー31を備えた
ものである。ストッパー31はブラケット5に固定され
ている。爪車30には巻棒37を支持軸35に平行に保
持している。巻棒37に昇降索3の先端部を係着してい
る。
【0022】しかして、支持軸35に形成した操作溝3
8にドライバーのような工具を挿入して支持軸35を図
8の矢印イ方向に回転させることで、爪車30がストッ
パー31に当接して長孔36の範囲内で支持軸35が下
降しながら回転をしてベルト27を巻棒37と支持軸3
5とに巻き取ってベルト27の長さ調整をおこなうもの
である。
【0023】図9乃至図12は更に他の実施の形態を示
し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と
共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明
は省略する。
【0024】本実施の形態においては、長さ調整手段6
は、ベルト27の経路に進入してベルト27に当接する
箇所において半径を異ならせた偏心軸10を設け、偏心
軸10の回転位置を変更可能に構成したものである。具
体的には、ベルト27の先端部を固定した固定軸39に
達するベルト27の経路に偏心して半径を異ならせた偏
心軸10を配し、偏心軸10の一端を円形部40に、他
端を角形部41に形成して、ブラケット5の角孔42に
角形部41を挿入し、別部材となってビス44にて着脱
し、かつ、丸孔を備えた軸受43によって偏心軸10を
90度単位に回転位置を変更してベルト27に対して干
渉する半径を異ならせてベルト27の長さを変更可能に
したものである。ところで、偏心軸10の偏心部分45
も角形に形成されているが、丸形でもよい。
【0025】しかして、偏心軸10の回転位置を変更す
ることで、昇降索3に対して干渉する半径を変更するこ
とができ、昇降索3の長さを変更することができ、長さ
調整を、一層、容易におこなうことができるものであ
る。
【0026】図13乃至図18には更に他の実施の形態
を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形
態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して
説明は省略する。
【0027】本発明の実施の形態においては、棚部2を
吊持する昇降索3をベルト27で構成し、上記ベルト2
7を長さ調節手段6を介して棚部2に連結させているも
のである。本例では上記長さ調整手段6は、上記ベルト
27の先端部を先の実施の形態の各例における棒状体7
に替えて板状体50に固定し、上記板状体50の所定位
置に板状体50を上下に貫通するねじ孔51を形成し、
ブラケット5に回転自在に保持されると共にブラケット
5の上下に亘って配置されたねじ具9を上記ねじ孔51
に螺合し、板状体50をブラケット5に昇降自在に支持
したものである。
【0028】この板状体50は、図17に示すように左
右方向Dにおいて線対称形状を有する扁平板状体であ
り、この板状体50には上記ねじ孔51及びベルト挿通
孔52が形成されている。上記ねじ孔51は板状体50
を上下に穿設すると共に孔内面にねじ切りを施したもの
である。このねじ孔51は扁平金板をプレス成形して形
成した板状体50の上記プレス成形時にバーリング加工
を伴って成形されるものであって、これにより、ねじ孔
51の周縁部が上記ねじ孔51のねじ長さを長くするよ
うなフランジ部51aを形成してねじ孔51のねじ切り
を施す孔内面を上下に長く形成できるものであり、ねじ
孔51とねじ具9との螺合強度を向上させて棚部2への
食器等の積載許容重量を向上させることができるもので
ある。
【0029】また、ベルト挿通孔52は板状体50の左
右方向Dに長手形状を有した矩形状孔であり、ベルト2
7が上方から挿通されるものである。ここで、上記ベル
ト27はベルト面27aの幅方向Cを上記ベルト挿通孔
52の長手方向に合わせて挿通されるものであり、つま
り、ベルト面27aの幅方向Cと板状体50の左右方向
Dとは同様の方向を指すものである。上記ベルト挿通孔
52を挿通したベルト27の先端部分は上方に折り返さ
れてループ部27bを形成し、上記ループ部27bの内
部に板状体50を係止させるベルト固定軸53を水平に
配置し、上記ベルト固定軸53を板状体50の下面のベ
ルト挿通孔52の周縁部分に係止させてベルト27の先
端を板状体50に固定させているものである。なお、図
18にはベルト固定軸53の側面図を示してある。
【0030】上述したように、昇降索3としてのベルト
27を固定した板状体50は、板状体50の所定位置に
設けたねじ孔51にねじ具9を螺合させてブラケット5
に昇降自在に支持されるものであるが、ここで、本例
は、上記ねじ孔51を設ける板状体50の所定位置に特
徴を有するものであり、ねじ孔51は板状体50のう
ち、上記ベルト27のベルト面27aの幅方向中央部を
通ると共に上記ベルト面27aに対して直交する方向に
あたる板状体50の所定位置に設けられている。これに
より、1本のねじ具9を板状体50の上記所定位置に穿
設したねじ孔51に螺合させて板状体50をブラケット
5に保持させても、上記板状体50をその板状体50に
固定したベルト27のベルト面27aの幅方向Cにおい
てバランスよくブラケット5に昇降自在に支持させるこ
とができ、棚部2を吊持するベルト27はベルト面27
aの幅方向Cにおいてたるむことなくベルト27の断面
に亘って均一に張力を働かせて棚部2の重量を支えるこ
とができて、ベルト27や昇降機構部13等の一部分に
荷重を集中させることなく昇降棚装置Aの安定動作を図
ることができるものである。また、ベルト27の長さ調
節を行う際にはねじ具9を回動させてブラケット5の上
下片32,33間の板状体50の配置位置を設定するこ
とで行われるものであるが、上述したようにブラケット
5に対する板状体50の上下位置決めは、ベルト27の
ベルト面27aの幅方向Cへのたるみが形成されたりす
る支障もなく1本のねじ具9の回動によって行うことが
でき、ブラケット5に対する板状体50の上下位置決
め、つまり、昇降索3としてのベルト27の長さの変更
を、更に容易に行うことができるものである。
【0031】ここで本例では、上記ねじ具9としては先
の実施の形態の例と同様にブラケット5の上下片32、
33に回転自在に取付けられると共に上記ブラケット5
の上下片32,33の間に亘って配置された調整ねじ3
4が用いられるものであるが、上記調整ねじ34の頭部
34aをブラケット5の下片33の下方に位置させると
共に抜け防止のキャップ34bを上片32の上方に位置
させ、上記頭部34aとキャップ34bとで挟むブラケ
ット5との間に適度な隙間48を介して上記調整ねじ3
4をブラケット5に対して多少上下に移動可能に配置し
ているものである。通常、図14に示すように、棚部2
を吊持するベルト27の張力により上方に付勢される板
状体50と棚部2から連設して下方に荷重を働かせるブ
ラケット5によって上記調整ねじ34の頭部34aがブ
ラケット5の下片33を上方に吊持するように当接し、
上記隙間48はキャップ34bと上片32との間に位置
されるものである。このように、上記調整ねじ34をブ
ラケット5の間に隙間48を介して配置したことによ
り、ブラケット5に対する調整ねじ34の回動がスムー
ズに行われるものであり、また、調整ねじ34の頭部3
4をブラケット5の下片33の下方に位置させているこ
とにより、上記調整ねじ34の回動は下方から操作でき
るものであって、天袋等に設置されることの多い昇降棚
装置Aの設置後にベルト27の長さ調整、つまり、棚部
2の傾き調整を行い易くしているものである。
【0032】また、本例では上記板状体50の側端面5
0aをブラケット5の上下片32,33の間の立ち上が
り片46に沿わせるように上記側端面50aと立ち上が
り片46との間に適度な隙間47を設けて上記板状体5
0をブラケット5に昇降自在に配置しているものであ
り、これにより、食器等の棚部2への積載の際に起きる
棚部2の重心移動等によって板状体50にモーメントが
発生した場合においても、上記モーメントによる板状体
50の回動を規制できるようにしているものである。
【0033】
【発明の効果】請求項1においては、下方が開放された
外部ケースに対して棚部を格納位置に上昇及び物品取出
し・収納位置に下降自在に設け、外部ケース側に昇降索
を巻き取り及び繰り出す巻き取りドラムを備えた昇降手
段を取付け、昇降索を棚部に連結した昇降棚装置であっ
て、昇降索の先端部を保持するブラケットを棚部に取付
け、ブラケット側に昇降索の長さを調整する長さ調整手
段を設けてあるから、棚部に取付けたブラケット側にお
ける長さ調整手段において昇降索の長さ調整をおこなう
ことができ、従来のように外部ケース側の昇降手段の位
置を変更しなくてもよく、昇降索の長さの変更を簡単に
おこなうことができるという利点がある。
【0034】請求項2においては、請求項1の構成に加
えて、長さ調整手段は、昇降索の先端部を固定した棒状
体をブラケットに昇降自在に支持し、棒状体にたねじ孔
を形成し、ブラケットに回転自在に保持されたねじ具を
ねじ孔にねじ込んで構成してあるから、請求項1の効果
に加えて、ねじ具の回転によって棒状体を昇降させて昇
降索の長さを調整することができ、昇降索の長さの調整
を、一層、容易におこなうことができるという利点があ
る。
【0035】請求項3においては、請求項1の構成に加
えて、長さ調整手段は、昇降索の先端部を固定した棒状
体をブラケットに回転自在に支持し、棒状体に爪車を一
体に設け、爪車の逆転を阻止するストッパーを備えてい
るから、請求項1の効果に加えて、棒状体を回転させて
昇降索を巻く、棒状体の巻き取り位置を爪車とストッパ
ーにて固定することができ、昇降索の長さの調整を容易
におこなうことができるという利点がある。
【0036】請求項4においては、請求項1の構成に加
えて、長さ調整手段は、昇降索の経路に進入して昇降索
に当接する箇所において半径を異ならせた偏心軸を設
け、偏心軸の回転位置を変更可能に構成されているか
ら、請求項1の効果に加えて、偏心軸の回転位置を変更
することで、昇降索に対して干渉する半径を変更するこ
とができ、昇降索の長さを変更することができ、長さ調
整を、一層、容易におこなうことができるという利点が
ある。
【0037】請求項5においては、請求項1の構成に加
えて、長さ調整手段は、ベルトで構成した昇降索の先端
部を板状体に固定し、上記ベルトのベルト面の幅方向中
央部を通って上記ベルト面に対して直交する方向にあた
る板状体の所定位置にねじ孔を上下に貫通し、ブラケッ
トに回転自在に保持されると共にブラケットの上下に亘
って配置されたねじ具を上記ねじ孔に螺合し、板状体を
ブラケットに昇降自在に支持していることから、請求項
1の効果に加えて、1本のねじ具を板状体の上記所定位
置に穿設したねじ孔に螺合させて板状体をブラケットに
保持させても、上記板状体をその板状体に固定したベル
トのベルト面の幅方向においてバランスよくブラケット
に昇降自在に支持させることができ、棚部を吊持するベ
ルトはベルト面の幅方向においてたるむことなくベルト
の断面に亘って均一に張力を働かせて棚部の重量を支え
ることができて、ベルトによる棚部の吊持の安定を図る
ことができるものであって、また、ベルトの長さ調節を
行う際にはねじ具を回動させてブラケットに対する板状
体の上下位置を決めることで行われるものであるが、上
述したようにブラケットに対する板状体の上下位置決め
は、ベルトのベルト面の幅方向へのたるみを形成させた
りする支障なく1本のねじ具の回動によって行うことが
でき、ブラケットに対する板状体の上下位置決め、つま
り、昇降索としてのベルトの長さの変更を、更に一層容
易に行うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の概略正断面図である。
【図2】(a)は同上の概略側面図、(b)は概略平面
図である。
【図3】同上の全体概略正面図である。
【図4】同上の概略側断面図である。
【図5】同上の概略側断面図である。
【図6】同上の概略横断面図である。
【図7】同上の他の実施の形態を示し、(a)は正面
図、(b)は側面図、(c)は拡大側面図である。
【図8】(a)(b)(c)は同上の作用を示す説明図
である。
【図9】同上の他の実施の形態の正面図である。
【図10】同上の側面図である。
【図11】(a)は同上の平面図、(b)は側面図であ
る。
【図12】(a)は偏心軸の平面図、(b)(c)は側
面図である。
【図13】同上の他の実施の形態の全体概略正面図であ
る。
【図14】同上の正面図である。
【図15】同上の側面図である。
【図16】同上の平面図である。
【図17】同上の板状体を示すものであり、(a)は平
面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図18】同上のベルト固定軸の側面図である。
【符号の説明】
1 外部ケース 2 棚部 3 昇降索 4 昇降手段 5 ブラケット 6 長さ調整手段 7 棒状体 8 ねじ孔 9 ねじ具 10 偏心軸 11 巻き取りドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新山 哲二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 松下 芳朗 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 奥村 勝之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 安達 研治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3B060 EA02 3B082 JA02 JA06 JC05 LL01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方が開放された外部ケースに対して棚
    部を格納位置に上昇及び物品取出し・収納位置に下降自
    在に設け、外部ケース側に昇降索を巻き取り及び繰り出
    す巻き取りドラムを備えた昇降手段を取付け、昇降索を
    棚部に連結した昇降棚装置であって、昇降索の先端部を
    保持するブラケットを棚部に取付け、ブラケット側に昇
    降索の長さを調整する長さ調整手段を設けて成ることを
    特徴とする昇降棚装置。
  2. 【請求項2】 長さ調整手段は、昇降索の先端部を固定
    した棒状体をブラケットに昇降自在に支持し、棒状体に
    ねじ孔を形成し、ブラケットに回転自在に保持されたね
    じ具をねじ孔にねじ込んで構成して成ることを特徴とす
    る請求項1記載の昇降棚装置。
  3. 【請求項3】 長さ調整手段は、昇降索の先端部を固定
    した棒状体をブラケットに回転自在に支持し、棒状体に
    爪車を一体に設け、爪車の逆転を阻止するストッパーを
    備えて成ることを特徴とする請求項1記載の昇降棚装
    置。
  4. 【請求項4】 長さ調整手段は、昇降索の経路に半径を
    異ならせた偏心軸を設け、偏心軸の回転位置を変更可能
    に支持して成ることを特徴とする請求項1記載の昇降棚
    装置。
  5. 【請求項5】 長さ調整手段は、ベルトで構成した昇降
    索の先端部を板状体に固定し、上記ベルトのベルト面の
    幅方向中央部を通って上記ベルト面に対して直交する方
    向にあたる板状体の所定位置にねじ孔を上下に貫通し、
    ブラケットに回転自在に保持されると共にブラケットの
    上下に亘って配置されたねじ具を上記ねじ孔に螺合し、
    板状体をブラケットに昇降自在に支持して成ることを特
    徴とする請求項1記載の昇降棚装置。
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