JPH1142398A - 天井昇降物干し装置 - Google Patents

天井昇降物干し装置

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JPH1142398A
JPH1142398A JP20178497A JP20178497A JPH1142398A JP H1142398 A JPH1142398 A JP H1142398A JP 20178497 A JP20178497 A JP 20178497A JP 20178497 A JP20178497 A JP 20178497A JP H1142398 A JPH1142398 A JP H1142398A
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JP
Japan
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storage box
ceiling
wire
motor
telescopic arm
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JP20178497A
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Yoshifumi Tanaka
善史 田中
Shikou In
支孝 尹
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納ボックスの小型化及び軽量化を図る。収
納ボックスの天井への取付けを外観良くしかも容易に行
う。竿受け具の間隔を可変にして市販の物干し竿に対応
させる。 【解決手段】 天井1に間隔Lをあけて2つの開口部3
を形成する。各開口部3の天井裏2側に収納ボックス4
をそれぞれ取付ける。各収納ボックス4の開口4aより
下方にパンタグラフ式の伸縮アーム5,6を連出する。
各伸縮アーム5,6の下端部に物干し竿8の両端部を支
持するための竿受け具7をそれぞれ設ける。収納ボック
ス4内に収納したモータ9により各伸縮アーム5,6を
駆動させて、物干し竿8を天井1とほぼ平行に上昇又は
下降させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、天井昇降物干し
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、天井裏に設けた大型の収納ボ
ックスから室内に一対の吊り下げ部材を昇降自在に連出
し、吊り下げ部材の下端に引っ掛けたハンガーに洗濯物
を吊り下げるようにしたものが知られている(例えば実
開平2−34645号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来例にあ
っては、一対の吊り下げ部材を間隔をあけて収納ボック
スから連出させているため、収納ボックスが大型化し、
重量が重くなって、天井への取付けが困難になるという
問題がある。しかも、収納ボックスの大きさによって吊
り下げ部材の間隔が決まっているために、各吊り下げ部
材の下端に取付けられるハンガー棒の長さも決まり、ハ
ンガー棒として例えば市販の物干し竿(例えば3m,4
m)を使用できないという問題もあった。
【0004】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、収納ボックスの小型化及び軽量化を図ることによ
り、収納ボックスの天井への取付けを外観良くしかも容
易に行うことができると共に、竿受け具の間隔を可変に
して市販の物干し竿の長さに十分に対応できるようにし
た天井昇降物干し装置を提供することを課題とし、ま
た、1つのモータで物干し竿を安定良く昇降させること
ができる天井昇降物干し装置を提供することを課題と
し、さらに、2つの収納ボックス間の間隔を精度良く設
定することができる天井昇降物干し装置を提供すること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、天井1に間隔Lをあけて2つの開口部3
が形成され、各開口部3の天井裏2側に収納ボックス4
がそれぞれ取付けられ、各収納ボックス4の開口4aよ
り下方にパンタグラフ式の伸縮アーム5,6が連出さ
れ、各伸縮アーム5,6の下端部に物干し竿8の両端部
を支持するための竿受け具7がそれぞれ設けられ、収納
ボックス4内に収納したモータ9により各伸縮アーム
5,6を駆動させることにより、物干し竿8を天井1と
ほぼ平行に上昇又は下降させることを特徴としており、
このように構成することで、2つの収納ボックス4,4
に分割することで、収納ボックス4を小型化でき、外観
がよくなると共に、天井1への取付けがし易くなる。さ
らに、収納ボックス4の間隔Lを変えることができ、市
販の物干し竿の長さに十分に対応可能となる。
【0006】また、各収納ボックス4内にモータ9をそ
れぞれ収納するのが好ましく、この場合、一対の昇降ア
ーム5,6を2つのモータ9でそれぞれ駆動させること
ができ、洗濯物吊り下げ重量を大きくすることができ
る。また、モータ9を一方の収納ボックス4のみに収納
し、他方の収納ボックス4内にプーリー12を収納し、
上記モータ9により回転駆動するワイヤ巻き取りドラム
15にワイヤ14の一端を連結すると共に、このワイヤ
14の他端を他方の収納ボックス4内のプーリー12に
架け回して、他方の収納ボックス4に取付けた伸縮アー
ム5,6に連結することにより、他方の伸縮アーム6の
上下移動をワイヤ14を介して一方の伸縮アーム5の上
下移動と同調させるのが好ましく、この場合、1つのモ
ータ9で2つの伸縮アーム5,6を同時に駆動させるこ
とで、物干し竿8を安定良く昇降させることができ、し
かも、ワイヤ14を用いて一対の伸縮アーム5,6の昇
降動作を同調させることにより、コストの削減及び構造
の簡素化を図ることができる。
【0007】また、両収納ボックス4,4の間に収納ボ
ックス4を所定の間隔Lで位置決めする位置決め部材1
7を架設し、該位置決め部材17の内部にワイヤ14を
通すためのワイヤ通路16を設けるのが好ましく、この
場合、位置決め部材17によって2つの収納ボックス
4,4の間隔Lを精度良く位置決めすることができ、取
付け性が良くなり、しかもワイヤ14が外部に露出する
のを位置決め部材17によって防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。本実施形態の天井昇降物干し装置は、図1に
示すように、天井1に間隔Lをあけて形成された2つの
開口部3に取付けられる2つの収納ボックス4と、各収
納ボックス4の開口より下方に連出した2つのパンタグ
ラフ式の伸縮アーム5,6と、各収納ボックス4内に取
付けられた2つのモータ9とを備えている。尚モータ9
の制御は壁に取付けた操作器スイッチ18により行なわ
れる。
【0009】2つの収納ボックス4は、図2に示すよう
に、下方に開口したボックス本体19と、ボックス本体
19の開口を覆う化粧カバー20とからなる。化粧カバ
ー20は天井1の開口部3を覆うことができる大きさを
有し、その一部に伸縮アーム5,6を上下に貫通させる
ためのスリット孔が形成されている。化粧カバー20の
上面には取付けバネ21が取付けられている。取付けバ
ネ21は、外側に略く字状に屈曲した一対の脚部21a
と、脚部21aの上端を連結する連結部21bとで逆U
字状に形成されており、取付けバネ21の下端が化粧カ
バー20の上面の係止部22に係止されている。ボック
ス本体19側には、一対のバネ保持具23が取付けられ
ており、化粧カバー20を上方に押し上げることで、取
付けバネ21の脚部21aが一対のバネ保持具23にス
ライド係止されて、化粧カバー20を取付けバネ21を
介してボックス本体19に固定できるものである。また
化粧カバー20を押し下げることで、取付けバネ21の
両脚部21aがバネ保持具23に沿って下降し、化粧カ
バー20を開いてモータ9等のメンテナンスができるよ
うになっている。図中の25は天井下地、24は取付け
バネ21のストッパーであり、化粧カバー20を外して
天井1の開口部3を開いたときに化粧カバー20がボッ
クス本体19から脱落を防止する働きをする。
【0010】各ボックス本体19内には、モータ9がそ
れぞれ収納されている。なお、図2は一方の収納ボック
ス4の内部構造を示しているが、他方の収納ボックス4
の内部構造は図2と対称構造を有している。各モータ9
は、正逆回転可能なモータから成り、モータ取付け金具
26によりボックス本体19に固定されている。モータ
9の駆動軸にはワイヤ巻き取りドラム15が固定されて
いる。このワイヤ巻き取りドラム15にはワイヤ10の
一端が固着されている。ワイヤ10の他端はモータ9よ
り上方に配置したプーリー11に架け回されて、伸縮ア
ーム5,6の下部フレーム27のワイヤ係止部30によ
り係止されている。なおワイヤ10のたるみは検知用リ
ミットスイッチ31で検知される。
【0011】各収納ボックス4内には、パンタグラフ式
の伸縮アーム5,6の上端部が固定されている。伸縮ア
ーム5,6は、上部フレーム28と図1に示す下部フレ
ーム27とが複数のリンク片29で上下移動自在に連結
されている。最上部のリンク片29の上端部は上部フレ
ーム28に設けたガイド孔32(図3参照)に横方向に
スライド自在に支持され、最下部のリンク片29の下端
部は下部フレーム27に設けたガイド孔33(図1)に
横方向にスライド自在に支持されている。この下部フレ
ーム27には、物干し竿8の一端部を支持するための断
面略J字状の竿受け具7が取付けられている。
【0012】しかして、操作器スイッチ18で2つのモ
ータ9を同時に駆動して各ワイヤ巻き取りドラム15を
同方向に回転させることで、ワイヤ巻き取りドラム15
からワイヤ10がそれぞれ巻き取られて、両方の伸縮ア
ーム5,6がそれぞれ折り畳み状態となり、これによ
り、竿受け具7で支持されている物干し竿8を天井1と
ほぼ平行な姿勢で上昇させることができるようになり、
またワイヤ巻き取りドラム15を逆方向に回転させる
と、ワイヤ巻き取りドラム15からワイヤ10がそれぞ
れ引き出されて、物干し竿8を天井1とほぼ平行な姿勢
で下降させることができる。
【0013】ここで、2つの収納ボックス4,4に分割
したことによって、収納ボックス4の小型化及び低コス
ト化を図ることができる。また、収納ボックス4を2つ
に分けることで、従来のように1つの大型の収納ボック
スを用いる場合と比較して、収納ボックス4の外観がす
っきりしたものとなり、さらに収納ボックス4の軽量化
を図ることができるので、天井1への取付けを容易に行
うことができる。
【0014】しかも、各収納ボックス4には、モータ9
と伸縮アーム5,6とが一体に取り付けられているの
で、天井1への取付け性が向上すると共に、収納ボック
ス4の取付け時に、2つの収納ボックス4,4の間隔L
を変えることで、竿受け具7の間隔Lを自由に決めるこ
とができ、従って、市販の物干し竿8(3m、4m)に
も十分に対応できるものとなる。
【0015】さらに、各収納ボックス4にそれぞれモー
タ9を収納したから、2つの竿受け具7を2つのモータ
9でそれぞれ上下に駆動させることができ、洗濯物吊り
下げ重量(約10kg)を大きくすることができるとい
う利点もある。本発明の他の実施形態を図3〜図6に示
す。この実施形態では、図3、図5に示す一方の収納ボ
ックス4のみにモータ9を収納し、図6に示す他方の収
納ボックス4内にプーリー12(下側プーリー12a、
上側プーリー12b)を収納してある。なお、図4に示
すように、他方の収納ボックス4内にモータ9を収納
し、上記一方の収納ボックス4内にはモータを設けない
ようにしてもよいものである。
【0016】一方の収納ボークス4内には、図3に示す
ように、モータ9により回転駆動するワイヤ巻き取りド
ラム15が設けられ、このワイヤ巻き取りドラム15に
第1のワイヤ13と第2のワイヤ14とが固定されてい
る。ワイヤ巻き取りドラム15は、その軸方向の半分の
領域5aが第1のワイヤ13が巻き付けられる領域とさ
れ、残りの領域15bが第2のワイヤ14が巻き付けら
れる領域とされ、2本のワイヤ13,14が絡み合うこ
とがないようにしてある。
【0017】第1のワイヤ13は上側プーリー11bに
架け回されて、図5に示す一方の伸縮アーム5に連結さ
れている。第2のワイヤ14は、下側プーリー11aに
架け回して外部に引き出されて、図6に示す他方の収納
ボックス4の下部に引き込まれ、他方の収納ボックス4
内の下側プーリー12aから上側プーリー12bに架け
回して他方の伸縮アーム6に連結されている。これによ
り、他方の伸縮アーム6の上下移動を第2のワイヤ14
を介して一方の伸縮アーム5の上下移動と同調させるこ
とができるものである。
【0018】つまり、モータ9を駆動してワイヤ巻き取
りドラム15を図5の矢印方向Aに回転させると、第1
のワイヤ13が巻き取られて一方の伸縮アーム5が収縮
して竿受け具7が上昇する。これと同時に、第2のワイ
ヤ14が巻き取られて他方の収納ボックス4内のプーリ
ー12a,12bが図6に示す矢印方向A′,A″に回
転して他方の伸縮アーム6も収縮して竿受け具7が上昇
する。これにより、両端部が竿受け具7に支持された物
干し竿8を天井1とほぼ平行な姿勢で上昇させることが
できる。さらに、ワイヤ巻き取りドラム15を図5の矢
印方向Bに逆回転させると、第1のワイヤ13が引き出
されて一方の伸縮アーム5が伸長して竿受け具7が下降
し、これと同時に、第2のワイヤ14が引き出されて他
方の収納ボックス4内のプーリー12a,12bが図6
に示す矢印方向B′,B″に回転して他方の伸縮アーム
6も伸長して竿受け具7が下降し、これにより、物干し
竿8を天井1とほぼ平行な姿勢で下降させることができ
る。
【0019】このように1つのモータ9とワイヤ13,
14とで2つの伸縮アーム5,6を同時に駆動させるこ
とができるので、物干し竿8が傾いて洗濯物がずれたり
するというトラブルをなくすことができ、物干し竿8を
安定良く昇降させることができる。しかも、ワイヤ14
を用いて他方の伸縮アーム6を一方の昇降アーム5に同
調させて昇降させるようにしているので、コストの削減
を図ることができると共に、装置の構造の簡素化を図る
ことができる。また、2つの収納ボックス4,4間の間
隔Lを変えるときには、第2のワイヤ14を長さの異な
る別のワイヤに交換するだけでよく、間隔の変更に容易
に対応できるようになる。
【0020】図7〜図10は、両収納ボックス4,4を
所定の間隔Lで位置決めする位置決め部材17が架設し
た場合を示している。この位置決め部材17は、図9、
図10に示すように、収納ボックス4間に亘って細長く
延びた上板部17aと、上板部17aの下面全体を覆う
大きさの下板部17bとから成る。上板部17aの長さ
方向の両端部には、立上り片17cがそれぞれ立設され
ており、各立上り片17cは天井1の開口部3の内端部
に差し込み自在となっている。上板部17aは、ビス4
0によって天井1面に取付けられる。上板部17aの幅
方向の両側部には下方に向かって垂下部17dが突設さ
れている。一方、下板部17bの幅方向の両側部には、
垂下部17dに対向配置される垂直部17eが上方に立
設されており、垂直部17dと垂下部17eとをビス4
1で固定することによって、下板部17bは上板部17
aに固定されると共に、上板部17aと下板部17bと
の間に前記第2のワイヤ14を通すためのワイヤ通路1
6が形成される。
【0021】従って、位置決め部材17によって2つの
収納ボックス4,4の間隔L(図7)を精度良く位置決
めすることができ、収納ボックス4を取付ける際の寸法
合わせが不要となり、収納ボックス4の取付け性が良く
なる。しかも第2のワイヤ14を位置決め部材17内の
ワイヤ通路16に通すことによってワイヤ10が外部に
露出しなくなり、すっきりした外観が得られるという利
点もある。
【0022】図11〜図13は第2のワイヤ14を天井
裏2に配置した場合を示している。この場合、モータ9
が収納される一方の収納ボックス4内に2つの上側プー
リー11a,11bを設け、モータ9が収納されない他
方の収納ボックス4内に1つの上側プーリー12を設
け、第2のワイヤ14を一方の収納ボックス4の上側プ
ーリー11aから外部に引出し、天井裏2を通って他方
の収納ボックス4内のプーリー12に架け回してある。
このように第2のワイヤ14を天井裏2を通すことによ
って、室内から第2のワイヤ14が見えなくなり、天井
1の外観を良くすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、天井に間隔をあけて2つの開口部が
形成され、各開口部の天井裏側に収納ボックスがそれぞ
れ取付けられ、各収納ボックスの開口より下方にパンタ
グラフ式の伸縮アームが連出され、各伸縮アームの下端
部に物干し竿の両端部を支持するための竿受け具がそれ
ぞれ設けられ、収納ボックス内に収納したモータにより
各伸縮アームを駆動させることにより、物干し竿を天井
とほぼ平行に上昇又は下降させるから、2つの収納ボッ
クスに分けることによって、収納ボックスの小型化及び
低コスト化を図ることができると共に、1つの大きな収
納ボックスを用いる場合と比較して、収納ボックスの外
観が良くなり、さらに収納ボックスの軽量化を図ること
ができるので、天井への取付けを容易に行うことができ
る。しかも、各収納ボックスの取付け時に間隔を自由に
設定できるので、竿受け具の間隔を自由に決めることが
でき、例えば市販の物干し竿(3m、4m)にも十分に
対応可能となる。
【0024】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、各収納ボックス内にモータをそれぞれ
収納したから、一対の伸縮アームを2つのモータでそれ
ぞれ上下移動させることができ、洗濯物吊り下げ重量を
大きくすることができ、収納ボックスの小型化を図りな
がら、パワーアップを図ることができる。また請求項3
記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、モータを
一方の収納ボックスのみに収納し、他方の収納ボックス
内にプーリーを収納し、上記モータにより回転駆動する
ワイヤ巻き取りドラムにワイヤの一端を連結すると共
に、このワイヤの他端を他方の収納ボックス内のプーリ
ーに架け回して、他方の収納ボックスに取付けた伸縮ア
ームに連結することにより、他方の伸縮アームの上下移
動をワイヤを介して一方の伸縮アームの上下移動と同調
させるようにしたから、1つのモータで2つの伸縮アー
ムを同時に駆動させることが可能となり、物干し竿を安
定良く昇降させることができ、しかも、ワイヤを用いて
両方の伸縮アームを同調して昇降させることができるの
で、コストの削減を図ることができると共に、天井昇降
物干し装置の構造の簡素化を図ることができる。また、
2つの収納ボックス間の間隔を変えるときには、第2の
ワイヤを長さの異なる別のワイヤに交換するだけで、間
隔の変更に容易に対応可能となる。
【0025】また請求項4記載の発明は、請求項3記載
の効果に加えて、両収納ボックスの間に収納ボックスを
所定の間隔で位置決めする位置決め部材を架設し、該位
置決め部材の内部にワイヤを通すためのワイヤ通路を設
けたから、位置決め部材によって2つの収納ボックスの
間隔を精度良く位置決めすることができ、収納ボックス
を取付ける際の寸法合わせが不要となり、収納ボックス
の取付け性が良くなる。しかも、ワイヤを位置決め部材
内のワイヤ通路に通すことによってワイヤが外部に露出
しなくなり、すっきりした外観が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例の斜視図である。
【図2】同上の収納ボックスの断面図である。
【図3】他の実施形態の断面図である。
【図4】同上の他方の収納ボックスの内部構造の一例を
示す断面図である。
【図5】同上の一方の収納ボックスのワイヤの架け回し
状態の説明図である。
【図6】同上の他方の収納ボックスのワイヤの架け回し
状態の説明図である。
【図7】同上の位置決め部材の取付け状態の説明図であ
る。
【図8】同上の位置決め部材の斜視図である。
【図9】同上の位置決め部材の分解斜視図である。
【図10】同上の位置決め部材の分解図である。
【図11】本発明の他の実施形態の断面図である。
【図12】同上の他方の収納ボックス内のワイヤの架け
回し状態の説明図である。
【図13】同上の正面図である。
【符号の説明】
1 天井 2 天井裏 3 開口部 4 収納ボックス 5,6 伸縮アーム 7 竿受け具 8 物干し竿 9 モータ 12 プーリー 14 ワイヤ 15 ワイヤ巻き取りドラム 16 ワイヤ通路 17 位置決め部材 L 間隔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に間隔をあけて2つの開口部が形成
    され、各開口部の天井裏側に収納ボックスがそれぞれ取
    付けられ、各収納ボックスの開口より下方にパンタグラ
    フ式の伸縮アームが連出され、各伸縮アームの下端部に
    物干し竿の両端部を支持するための竿受け具がそれぞれ
    設けられ、収納ボックス内に収納したモータにより各伸
    縮アームを駆動させることにより、物干し竿を天井とほ
    ぼ平行に上昇又は下降させることを特徴とする天井昇降
    物干し装置。
  2. 【請求項2】 各収納ボックス内にモータをそれぞれ収
    納したことを特徴とする請求項1記載の天井昇降物干し
    装置。
  3. 【請求項3】 モータを一方の収納ボックスのみに収納
    し、他方の収納ボックス内にプーリーを収納し、上記モ
    ータにより回転駆動するワイヤ巻き取りドラムにワイヤ
    の一端を連結すると共に、このワイヤの他端を他方の収
    納ボックス内のプーリーに架け回して、他方の収納ボッ
    クスに取付けた伸縮アームに連結することにより、他方
    の伸縮アームの上下移動をワイヤを介して一方の伸縮ア
    ームの上下移動と同調させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の天井昇降物干し装置。
  4. 【請求項4】 両収納ボックスの間に収納ボックスを所
    定の間隔で位置決めする位置決め部材を架設し、該位置
    決め部材の内部にワイヤを通すためのワイヤ通路を設け
    たことを特徴とする請求項3記載の天井昇降物干し装
    置。
JP20178497A 1997-07-28 1997-07-28 天井昇降物干し装置 Withdrawn JPH1142398A (ja)

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