JP2002101949A - コンパクト容器 - Google Patents
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- Closures For Containers (AREA)
Abstract
とができ、好みや環境に応じたオリジナルなデザインを
楽しむことが可能なコンパクト容器を提供する。 【解決手段】 収容凹部23に粉末化粧料を収容した本
体容器11と、本体容器11の一辺部にヒンジ結合され
た蓋体12とからなる平坦な形状のコンパクト容器10
において、蓋体12は、その一辺部に本体容器11への
ヒンジ結合部13を備える内蓋14と、この内蓋14と
の間に情報シート15を封入する差し込み空間部16を
保持しつつ内蓋14に重ね合わせて接合される透明又は
半透明の天蓋17とからなり、且つ蓋体12は、差し込
み空間部16を開閉する係合突起21,21’や係合溝
22,22’等からなる開閉手段を備え、封入される情
報シート15を交換することができるようになってい
る。
Description
容器と、この本体容器の一辺部にヒンジ結合された蓋体
とからなる平坦な形状のコンパクト容器に関する。
等の内容物を収容した本体容器と、この本体容器の一辺
部にヒンジ結合された蓋体とからなるコンパクト容器
は、平坦な形状を有し、ハンドバックや鞄に入れて携帯
するのに便利な容器である。また蓋体を開いて容器本体
の上面全体を開口させて内容物を容易に取り出したり使
用したりできる容器である。
物が不用になるまで、販売時と同じ外観を保持したまま
用いられるものであったため、そのデザインに飽きる場
合がある。実開昭59−139204号には、コンパク
ト容器の表面に所望の模様や色彩を任意に施し、多様性
のある優れたデザインを得られるようにしたものが開示
されているが、販売時の外観を変化させる機能を備えて
いないため、使用者がその好みに応じたオリジナルなデ
ザインを楽しむことや、四季や使用場所に応じてデザイ
ンを取り替えて用いることが困難だった。
変化させることができ、好みや環境に応じたオリジナル
なデザインを楽しむことが可能なコンパクト容器の提供
を目的とする。
した本体容器と、該本体容器の一辺部にヒンジ結合され
た蓋体とからなる平坦な形状のコンパクト容器におい
て、前記蓋体は、その一辺部に前記本体容器へのヒンジ
結合部を備える内蓋と、該内蓋との間に情報シートを封
入する差し込み空間部を保持しつつ該内蓋に重ね合わせ
て接合される透明又は半透明の天蓋とからなり、且つ前
記蓋体は、前記差し込み空間部を開閉する開閉手段を備
え、封入される前記情報シートを交換可能としたコンパ
クト容器を提供することにより、上記目的を達成したも
のである。
明の好ましい第1実施形態に係るコンパクト容器10
は、例えば内容物としてファンデーション等の粉末化粧
料を収容した矩形形状の平坦な容器であって、本体容器
11と、この本体容器11の一辺部にヒンジ結合された
蓋体12とからなり、携帯に便利なコンパクトな形状を
有する。
は、本体容器11へのヒンジ結合部としてその一辺部の
両端にヒンジ突起13を備える内蓋14と、この内蓋1
4との間に情報シート15を封入する差し込み空間部1
6(図2参照)を保持しつつ内蓋14に重ね合わせて接
合される透明又は半透明の天蓋17とからなる。また、
図2(a)及び(b)に示すように、天蓋17は、内蓋
14の上面部18及び側面部19を覆って内蓋14をは
め込む凹嵌部20を有する。内蓋14の側面部19には
係合突起21,21’が、天蓋17の凹嵌部20の内側
面部には係合溝22,22’が、天蓋17を内蓋14に
着脱可能に取り付ける際の係止手段として各々設けられ
ている。そして、係合突起21,21’を係合溝22,
22’に係止することにより(図2(a)参照)天蓋1
7を重ね合わせた状態で内蓋14に装着固定すると共
に、係合突起21,21’と係合溝22,22’との係
止状態を開放して天蓋17を内蓋14から取り外すこと
により(図2(b)参照)、差し込み空間部16を開閉
して封入される情報シート15を交換することができる
ようになっている。
示すように、例えば合成樹脂からなる矩形形状の板状部
材であって、その内側には、粉末化粧料を収容する収容
凹部23が上面側に開口して形成されている。また、本
体容器11の一方の長辺部分には、その両端部分を除い
て結合支持台24が側方に突出して設けられている。こ
の結合支持台24には、蓋体12の一対のヒンジ突起1
3が、両側から挟み込むようにしてヒンジ結合される。
成樹脂からなる矩形形状の板状部材であって、本体容器
11の平面形状と略同様の平面形状を備え、収容凹部2
3の外周部上面に密着して収容凹部23を開閉する密着
板部26と、密着板部26の周縁部を残して当該密着板
部26の上面に接合一体化された矩形形状の載置台部2
7とからなり、載置台部27の上面に情報シート15が
配設される。
部から下方に突出して設けられた一対のヒンジ突起13
は、六面体形状を有し、結合支持台24に向かって貫通
形成されたヒンジ穴28を備える。このヒンジ穴28に
ヒンジピン29を挿通して当該ヒンジピン29を本体容
器11の結合支持台24の両側端面に固定することによ
り、内蓋14は本体容器11に対して上下に回転可能に
ヒンジ結合される。
長辺部分には、その側面を切り欠いて切り欠き凹部30
が中央を挟んで対称な位置に一対設けられている。これ
らの切り欠き凹部30には、たわみ係合突起21が密着
板部26から立設して各々設けられる(図2(a),
(b)参照)。すなわち、たわみ係合突起21は、支持
脚31の弾性により前後にたわむことができるように植
設され、その外側の直角三角形状のアンダーカット部
が、載置台部27の側面から外側に突出して配置され
る。また、載置台部27の他方の長辺部分の側面には、
その中央を挟んで対称な位置に、一対の固定係合突起2
1’が直角三角形状のアンダーカット部として外側に突
出して設けられている。
明又は半透明の合成樹脂からなる矩形形状の薄板32の
周縁に矩形枠33を接合一体化して形成される扁平なコ
の字状の断面を有するカバー部材であって、矩形枠33
の内側部分が載置台部27をはめ込む凹嵌部20を構成
する。また、矩形形状の天蓋17の一対の長辺部分に
は、矩形枠33の内側面部における中央を挟んだ対称な
位置に、たわみ係合突起21及び固定係合突起21’が
係止される直角三角形状の一対の係合溝22,22’が
各々形成されている。そして、天蓋17は、矩形枠33
の下端面を、載置台部27の周囲に位置する密着板部2
6の周縁部分の上面に当接させることにより、載置台部
27の上面との間に情報シート15を封入する差し込み
空間部16を保持しつつ、載置台部27の上面部18及
び側面部19を覆って内蓋14に重ね合わせて装着固定
される。
ト15は、載置台部27の上面に載置し得る大きさを有
する厚さが50〜200μm程度のフィルム状部材やシ
ート状部材であって、その表面に絵や写真等からなる装
飾や、文字や記号等からなる情報が、使用者の好みに応
じて描かれたものである。
れば、差し込み空間部16に封入される情報シート15
を販売時とは異なるものと交換して、使用者の好みや環
境に応じたオリジナルなデザインを容易に楽しむことが
できる。
込み空間部16に封入され、たわみ係合突起21及び固
定係合突起21’に係合溝22,22’が各々係止され
て天蓋17が内蓋14に接合されている状態から(図2
(a)参照)、天蓋17をヒンジ結合部から離れる方向
Xにスライドさせれば(図2(b)参照)、たわみ係合
突起21の支持脚31がX方向にたわんで、固定係合突
起21’の係合溝22’に対する係止状態がスムースに
開放されるので、天蓋17を上方に持ち上げて内蓋14
から取り外すことにより、差し込み空間部16を容易に
開放することができる。これによって情報シート15を
所望のシートに容易に交換することができる。
各長辺部分を内蓋14の長辺部分に位置あわせしてその
まま下方に押し込む。これによって、たわみ係合突起2
1の支持脚31をX方向にたわませつつ天蓋17が下方
に移動し、矩形枠33の下端面が密着板部26の周縁部
分に当接すると、たわんだ支持脚31がその弾性により
直立に復元して、たわみ係合突起21が係合溝22に嵌
合係止されると共に、天蓋17はX方向と反対方向にス
ライド移動し、固定係合突起21’が係合溝22’に嵌
合係止されて、情報シート15を封入した状態で差し込
み空間部16を容易に閉塞することができる。
し込み空間部16を開閉して情報シート15を交換する
で好みに応じて容器10の外観を変化させて、カスタマ
イズ化を容易に図ることができる。また情報シート15
の封入時における差し込み空間部16は、その周囲が内
蓋14、天蓋17の薄板32及び天蓋17の矩形枠33
によって覆われて、髪の毛や埃等を侵入させない程度の
密閉性を備えるので、これらの侵入によって外観を損な
うことがなく、化粧品用の容器としての清潔感を容易に
保持することができる。さらに、天蓋17を内蓋14か
ら取り外すには、天蓋17を内蓋14に対してX方向に
スライドさせる工程と、天蓋17を上方に持ち上げる工
程の2工程を必要とするので、例えば落下時の衝撃等に
よっても天蓋17が外れにくく、その外観を容易に保持
することができる。
形態に係るコンパクト容器40を示すものである。本第
2実施形態のコンパクト容器40によれば、粉末化粧料
を収容する収容凹部41が開口形成された矩形形状の本
体容器42の一方の長辺部分には、その両端部分にヒン
ジ穴44が形成された一対の結合支持突起43が側方に
突出して設けられている。これらの結合支持突起43の
間には蓋体45のヒンジ台46が挟み込まれるようにし
てヒンジ結合される。
42と略同様の矩形の平面形状を有する板状部材であっ
て、収容凹部41の外周部上面に密着して収容凹部41
を開閉する。内蓋48の一方の長辺部分には、その両端
部分を除いて縁部から下方に突出するヒンジ台46が設
けられている。このヒンジ台46を本体容器42の結合
支持突起43の間に挟み込んで配置し、ヒンジ穴44に
ヒンジピン49を挿通して当該ヒンジピン49をヒンジ
台46の両側端面に固定することにより、内蓋48は本
体容器41に対して上下に回転可能にヒンジ結合され
る。また内蓋48の上面には情報シート15が配設され
る。
の字状の断面を有するカバー部材であって、ヒンジ結合
部側に配置されるスライド部50と、ヒンジ結合部と反
対側に配置される固定部51とに2分割されている。固
定部51は、その周縁の下端当接面が内蓋48の上面周
縁部に超音波接着等を介して接合一体化され、内蓋48
の上面との間に、情報シート15を差し込む差し込み空
間部52を保持した状態で当該内蓋48に重ね合わて取
り付けられる。また、固定部51の側壁部53の端面か
らヒンジ結合部側に突出してスライドレール54が延設
されており、スライド部50はスライドレール54によ
り案内されて、進退することにより、差し込み空間部5
2を開閉する。なお、固定部51とスライド部50との
間の密着接合部分には、アンダーカットされた係止片等
による着脱可能な係止手段が設けられており、差し込み
空間部52への情報シート15の封入時には、スライド
部50を固定部51に確実に固定して差し込み空間部5
2が不用意に開かないように構成されている。
っても、スライド部50をスライドさせて差し込み空間
部52を開閉しつつ、情報シート15を適宜交換して、
第1実施形態のコンパクト容器10と略同様の作用効果
を奏する。
形態に係るコンパクト容器60を示すものである。本第
3実施形態のコンパクト容器60によれば、粉末化粧料
を収容する収容凹部61が開口形成された矩形形状の本
体容器62の一方の長辺部分には、その両端部から僅か
に内側に位置して、ヒンジ穴64が形成された一対の結
合支持突起63が側方に突出して設けられている。これ
らの結合支持突起63の間には蓋体65のヒンジ台66
が挟み込まれるようにしてヒンジ結合され、また結合支
持突起63の外側には、天蓋67の回動部68がヒンジ
結合される。
62と略同様の矩形の平面形状を有する板状部材であっ
て、収容凹部61の外周部上面に密着して収容凹部61
を開閉する。内蓋69の一方の長辺部分には、その両端
部分を除いて縁部から下方に突出するヒンジ台66が設
けられている。このヒンジ台66を本体容器62の結合
支持突起63の間に挟み込んで配置し、結合支持突起6
3の外側に回動部68のヒンジ結合突起70を配置し
て、合致させたヒンジ結合突起70のヒンジ穴71と結
合支持突起63のヒンジ穴64にヒンジピン72を挿通
し、当該ヒンジピン72をヒンジ台66の両側端面に固
定することにより、内蓋69は本体容器61に対して上
下に回転可能にヒンジ結合されると共に、回動部68も
また本体容器61に対して上下に回転可能にヒンジ結合
される。なお、内蓋69の上面には情報シート15が配
設される。
の字状の断面を有するカバー部材であって、ヒンジ結合
部側に配置される回動部68と、ヒンジ結合部と反対側
に配置される固定部74とに2分割されている。固定部
74は、その周縁の下端当接面が内蓋69の上面周縁部
に超音波接着等を介して接合一体化され、内蓋69の上
面との間に、情報シート15を差し込む差し込み空間部
75を保持した状態で当該内蓋69に重ね合わされる。
また、回動部68は、上述のように本体容器61にヒン
ジ結合され、上下に回動して差し込み空間部75を開閉
する。なお、固定部74と回動部68との間の密着接合
部分には、アンダーカットされた係止片等による着脱可
能な係止手段が設けられており、差し込み空間部75へ
の情報シート15の封入時には、回動部68を固定部7
4に確実に固定して差し込み空間部75が不用意に開か
ないように構成されている。
っても、回動部68を回転させて差し込み空間部75を
開閉しつつ、情報シート15を適宜交換して、第1実施
形態のコンパクト容器10と略同様の作用効果を奏す
る。
実施形態に限定されることなく種々の変更が可能であ
る。例えば、本発明のコンパクト容器は、粉末化粧料以
外の化粧料や、その他の内容物を収容する容器として使
用することもできる。また、本発明のコンパクト容器
は、必ずしもその全てが合成樹脂製のものである必要は
ない。
時とは異なる外観に容易に変化させることができ、好み
や環境に応じたオリジナルなデザインを容易に楽しむこ
とができる。
ト容器の分解斜視図、(b)は組み立てた状態の斜視図
である。
明する略示断面図、(b)は係止状態を解除した状態を
説明する略示断面図である。
ト容器の分解斜視図、(b)は組み立てた状態の斜視図
である。
ト容器の分解斜視図、(b)は組み立てた状態の斜視図
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 内容物を収容した本体容器と、該本体容
器の一辺部にヒンジ結合された蓋体とからなる平坦な形
状のコンパクト容器において、 前記蓋体は、その一辺部に前記本体容器へのヒンジ結合
部を備える内蓋と、該内蓋との間に情報シートを封入す
る差し込み空間部を保持しつつ該内蓋に重ね合わせて接
合される透明又は半透明の天蓋とからなり、 且つ前記蓋体は、前記差し込み空間部を開閉する開閉手
段を備え、封入される前記情報シートを交換可能とした
コンパクト容器。 - 【請求項2】 前記内容物が化粧料である請求項1記載
のコンパクト容器。 - 【請求項3】 前記天蓋は、前記内蓋の上面部及び側面
部を覆って前記内蓋をはめ込む凹嵌部を有し、前記開閉
手段は、前記内蓋の側面部及び前記凹嵌部の内側面部に
設けられた係止手段を介して前記内蓋に前記天蓋を着脱
可能に取り付けることによって構成される請求項1又は
2に記載のコンパクト容器。 - 【請求項4】 前記天蓋は、固定部とスライド部に2分
割されており、前記開閉手段は、前記内蓋に接合固定さ
れた前記固定部に対して前記スライド部をスライド移動
させて前記差し込み空間部を開閉し、前記情報シートの
封入時には係止手段を介して前記スライド部を前記固定
部に固定することにより構成される請求項1又は2に記
載のコンパクト容器。 - 【請求項5】 前記天蓋は、固定部と回動部に2分割さ
れており、前記開閉手段は、前記内蓋に接合固定された
前記固定部に対して前記回動部を回動させて前記差し込
み空間部を開閉し、前記情報シートの封入時には係止手
段を介して前記回動部を前記固定部に固定することによ
り構成される請求項1又は2に記載のコンパクト容器。
Priority Applications (1)
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Publications (2)
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JP4518658B2 JP4518658B2 (ja) | 2010-08-04 |
Family
ID=18783169
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Cited By (4)
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-
2000
- 2000-10-02 JP JP2000301677A patent/JP4518658B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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