JP2002101948A - 開閉カバー用ロック機構を具える容器 - Google Patents

開閉カバー用ロック機構を具える容器

Info

Publication number
JP2002101948A
JP2002101948A JP2000293571A JP2000293571A JP2002101948A JP 2002101948 A JP2002101948 A JP 2002101948A JP 2000293571 A JP2000293571 A JP 2000293571A JP 2000293571 A JP2000293571 A JP 2000293571A JP 2002101948 A JP2002101948 A JP 2002101948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
slide piece
container body
container
elastic member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000293571A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Suzuki
一男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2000293571A priority Critical patent/JP2002101948A/ja
Publication of JP2002101948A publication Critical patent/JP2002101948A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーを閉鎖する際に第1および第2係合部
によってなされるロックを、これら係合部の正確な押圧
を必要とせずに解除可能とすることより、操作性を一層
改善された開閉カバー用ロック機構を具える容器を提供
する。 【解決手段】 本発明は、内容物を収納する受皿13を有
する容器本体11と、この本体11に対して開閉可能に支持
されるカバー12とを有し、本体11とカバー12との間の不
所望の開放を防止するロック機構を具える容器である。
ロック機構は、外壁内面11fと受皿対向面13fとの相互
間に形成された空間14内に配置されたスライドピース15
を具え、カバー12にフック部16を設けると共にピース15
にはフック嵌合部17を設け、更に、ピース15と対向面13
fとの相互間で嵌合部17の中心Oからほぼ対称に配置さ
れた弾性部材E,Eを具え、これら部材E,E
によりピースの一部分15pが所定の露出長さLを持っ
て本体11から露出するようにピース15を弾性保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、内容物を収納する受皿を有する
容器本体と、この容器本体に対して開閉可能に支持され
るカバーとを有し、容器本体とカバーとの間の不所望の
開放を防止するロック機構を具える容器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】カバーが容器本体に対して開閉可能に支
持される容器は、例えば、ファンデーションなどの化粧
料が収納されるコンパクト容器や、化粧料と共に口紅や
アイラインなどを引くために使用される化粧用具を収納
するケースなどに用いられている。
【0003】こうした容器は、カバーに形成された第1
係合部と、この第1係合部に係合し容器本体に形成され
た第2係合部とで構成されるロック機構を具え、これら
第1および第2係合部は、フック部およびフック嵌合部
からなるのが一般的である。このため、カバーを閉鎖す
る際には、フック部をフック嵌合部に嵌合させることに
より、カバーを容器本体に対してロックした状態で容器
を運搬することが可能となる。また、カバーを開放して
内容物を取り出すに際しては、容器本体またはカバーに
配した解除用ピースを容器内部に向けて押し込むことに
より、フック部をフック嵌合部から解放してロックを解
除する。
【0004】しかしながら、従来のロック機構は、ロッ
クを解除するための解除用ピースの押圧面が小さいため
ピースを押し込みずらく、また、この点を改良するため
解除用ピースの押圧面を広く取ると、ピースが平行に移
動しずらくなり、正確な押圧を行わないと、フック部が
フック嵌合部から解放できない場合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたものであって、カバーを
閉鎖する際に第1および第2係合部によってなされるロ
ックを、これら係合部の正確な押圧を必要とせずに解除
可能とすることにより、操作性を一層改善することがで
きる開閉カバー用ロック機構を具える容器を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る開閉カバー
用ロック機構を具える容器は、内容物を収納する受皿を
有する容器本体と、この容器本体に対して開閉可能に支
持されるカバーとを有し、容器本体とカバーとの間の不
所望の開放を防止するロック機構を具える。
【0007】本発明において、上記ロック機構は、容器
本体の外壁内面と受皿の対向面との相互間に形成された
空間内に配置されたスライドピースを具え、カバーに第
1係合部を設けると共に、スライドピースには第1係合
部に対して係合・離脱可能とした第2係合部を設け、更
に、このロック機構は、スライドピースと受皿の対向面
との相互間で第2係合部の中心からほぼ対称な少なくと
も2箇所に配置された弾性部材を具え、この弾性部材に
よりスライドピースの一部分が所定の露出長さを持って
容器本体から露出するようにスライドピースを弾性保持
するものである。
【0008】この場合、弾性部材による保持部分は、第
2係合部の中心から対称な少なくとも2箇所に配置する
から、スライドピースの露出部に作用する押圧力は、そ
の押圧点から遠い位置にある弾性保持部分に比べて、そ
の押圧点から近い位置にある弾性保持部分に大きく作用
し、少なくとも、押圧点から近い位置にある弾性保持部
分ではスライドピースのスライドによって大きなクリア
ランスを確保できる。
【0009】このため、カバーを閉鎖する際には、スラ
イドピースの少なくとも2箇所に加わる弾性部材の付勢
力により第1係合部を第2係合部に係合させてカバーを
容器本体に対してロックし、カバーを開放するに際して
は、スライドピースを露出部における任意の位置で押圧
し、このスライドピースを弾性部材の弾性力に抗して内
方にスライドさせることにより第1係合部を第2係合部
から離脱させることができる。
【0010】従って本発明によれば、使用者はスライド
ピースの露出部における任意の位置を適宜に押圧しさえ
すれば、第2係合部の中心付近を確実に押圧しなくと
も、スライドピースのスライドによって所望のクリアラ
ンスを確保しつつスライドピースに対する復元力も確保
されるため、ロック解除の操作を容易に行うことができ
る。
【0011】
【実施の形態】本発明の実施形態においては、カバーの
ロック状態で第1係合部を第2係合部に対して押圧する
と共に、カバーのロック解除状態では第1係合部を第2
係合部から離間する方向に押圧する第2弾性部材を更に
具えることが好ましい。この実施形態によれば、カバー
のロック状態ではカバーと容器本体を強固に保持するこ
とができると共に、ロックを解除する際にカバーと容器
本体との間にカバーを開放する向きの付勢力が作用する
ため、カバーを自動的に開放することができる。
【0012】さらに本発明の他の実施形態においては、
スライドピースの端部それぞれに、摩擦抵抗の少ない形
状を有するスライド部を設けることが好ましい。この実
施形態によれば、容器本体の外壁内面と受皿の対向面と
の相互間に形成された空間内をスライドするスライドピ
ースの引っかかりが防止できるため、安定したロック動
作および解除動作が保証される。
【0013】さらに加えて本発明の実施形態において、
上記スライド部は、容器本体の内面に対して線接触また
は点接触する形状を有することが好ましい。この実施形
態によれば、スライドピースの引っかかりを容易且つ安
価に防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面に基づき
詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施例に係る、開
閉カバー用ロック機構を具える容器を示し、(a)は容
器を側面から示す一部断面図、(b)は容器を上方から
示す一部断面図である。また図2は、図1のA−A断面
図、図3は、図2のロック機構を示す拡大断面図、図4
は、図1のB−B断面図である。
【0016】容器10は、コンパクト容器であって、図
1(a)に示す如く、容器本体11と、この容器本体1
1に対して開閉可能に支持されるカバー12とを有す
る。容器本体11とカバー12との間は、例えば、図1
(b)および図2に示す如く、軸ピンHによって回動自
在に支持される。また容器10は、容器本体11とカバ
ー12との間の不所望の開放を防止する後述のロック機
構を具え、容器本体11は、ファンデーションなどの内
容物を収納する受皿13を別体に有する。
【0017】上記ロック機構は、図1(b)に示す如
く、容器本体11の外壁内面11fと受皿13の対向面
13fとの相互間に形成された空間14内に配置された
スライドピース15を具える。詳細には、図2に示す如
く、カバー12に第1係合部であるフック部16を設け
ると共に、スライドピース15にはフック部16に対し
て係合・離脱可能とした第2係合部であるフック嵌合部
17を設ける。
【0018】上記ロック機構は更に、図1(b)に示す
如く、スライドピース15と受皿13の対向面13fと
の相互間でフック嵌合部17の中心からほぼ対称な2箇
所に配置された弾性部材Eおよび弾性部材Eを具え
る。弾性部材Eおよび弾性部材Eは、棒材または板
材を折り曲げた形状であって、これら弾性部材E,E
によりスライドピース15は、その一部分15pが所
定の露出長さLを持って容器本体11の外壁に形成さ
れた開口部から露出するように弾性保持するものであ
る。
【0019】更にスライドピース15は、図3に示す如
く、スライドピース15からフック部16に対して厚さ
δだけ突出した第2弾性部材Eを更に具え、カバー
12のロック状態でフック部16をフック嵌合部17に
対して押圧すると共に、カバー12のロック解除状態で
はフック部16をフック嵌合部17から離間する方向に
押圧する。なお、本実施例において、第2弾性部材E
は弾性部材Eおよび弾性部材Eと別体にし、スライ
ドピース15の表面にインサート成形などの手段により
取り付けているが、スライドピース15に固定される手
段であればインサート成形に限るものではなく、アンダ
ーカットおよび接着剤の使用など適宜選択可能であり、
勿論、弾性部材に関しても第2弾性部材Eを弾性部材
および弾性部材Eと一体に形成しても良い。な
お、弾性部材の材料としては、スライドピース15と材
質を異にするNBRなどの合成ゴムやオレフィン系やス
チレン系のエラストマーなど材質として弾性を有するも
のであれば、適宜選択が可能である。
【0020】図5は、カバー12を開放する際にスライ
ドピース15に作用する力を示すモデル図である。以
下、図5を参照し、スライドピース15の作用を詳細に
説明する。
【0021】使用者が容器本体11からカバー12を開
放するため、図5に示す如く、スライドピースの露出部
15pをその中心O付近から弾性部材Eに比べて弾性
部材Eに近い位置Pで押圧した場合、スライドピース
15に対する弾性保持部分は、フック嵌合部17の中心
Oから対称な2箇所に配置した弾性部材Eおよび弾性
部材Eであるから、スライドピース15の露出部15
pに作用する押圧力は、その押圧点Pから遠い位置にあ
る弾性保持部分(弾性部材E)に比べて、その押圧点
Pから近い位置にある弾性保持部分(弾性部材E)に
大きく作用する。このため、弾性部材Eによる弾性保
持部分ではスライドピース15のスライドによって弾性
部材Eに生じるクリアランスCに比べて大きなクリ
アランスCを確保できる。
【0022】このため、カバー12を閉鎖する際には、
図2および図3に示す如く、スライドピース15に加わ
る弾性部材Eおよび弾性部材Eの付勢力によりフッ
ク部16をフック嵌合部17に嵌合させてカバー12を
容器本体11に対してロックする。また、カバー12を
開放するに際しては、スライドピース15を露出部15
pにおける任意の位置で押圧し、このスライドピース1
5を弾性部材Eおよび弾性部材Eの弾性力に抗して
内方にスライドさせることによりフック部16をフック
嵌合部17から離脱させることができる。
【0023】従って、本実施例によれば、使用者はスラ
イドピース15の露出部15pにおける任意の位置を押
圧しさえすれば、フック嵌合部17の中心付近を確実に
押圧しなくとも、スライドピース15のスライドによっ
て所望のクリアランスを確保しつつスライドピース15
に対する復元力も確保されるため、ロック解除の操作を
容易に行うことができる。
【0024】なお、本実施例においては、スライドピー
ス15に設けた第2弾性部材Eによって、このカバー
12のロック状態ではカバー12と容器本体11を強固
に保持することができると共に、ロックを解除する際に
カバー12と容器本体11との間にカバー11を開放す
る向きの付勢力が作用するため、カバー12を自動的に
開放することができる。
【0025】更に本実施例においては、図1(b)に示
す如く、スライドピース15の端部それぞれに、摩擦抵
抗の少ない形状を有するスライド部15sを設けてい
る。この場合、容器本体11の外壁内面11fと受皿1
3の対向面13fとの相互間に形成された空間14内を
スライドするスライドピース15の引っかかりが防止で
きるため、安定したロック動作および解除動作が確保さ
れる。
【0026】特に、スライド部15sは、容器本体11
の内側面11fsに対して線接触または点接触する形
状、例えば、本実施例のような、球形状または円柱形状
が好ましい。この場合、スライドピース15の引っかか
りを容易且つ安価に防止できる。
【0027】図6は、本発明の第2の実施例に係る、開
閉カバー用ロック機構を具える容器を示し、(a)は容
器を側面から示す一部断面図、(b)は容器を上方から
示す一部断面図である。また図7は、図6のC−C断面
図、図8は、図7のロック機構を示す拡大断面図、図9
は、図6のD−D断面図である。
【0028】容器20は、化粧料や化粧用具などを収納
するケースであって、図6(a)に示す如く、容器本体
21と、この容器本体21に対して開閉可能に支持され
るカバー22とを有する。容器本体21とカバー22と
の間は、例えば、図6(b)に示す如く、軸ピンHによ
って回動自在に支持される。またケース20は、容器本
体21とカバー22との間の不所望の開放を防止する後
述のロック機構を具え、容器本体21は、ファンデーシ
ョンや化粧用具などを収納する受皿23を一体に有す
る。
【0029】上記ロック機構は、図6(b)に示す如
く、容器本体21の外壁内面21fと受皿23の対向面
23fとの相互間に形成された空間24内に配置された
スライドピース25を具える。詳細には、図7に示す如
く、カバー22に第1係合部であるフック嵌合部16を
設けると共に、スライドピース25にはフック嵌合部2
6に対して係合・離脱可能とした第2係合部であるフッ
ク部27を設ける。
【0030】上記ロック機構は更に、図6(b)に示す
如く、スライドピース25と受皿23の対向面23fと
の相互間でフック部27の中心Oからほぼ対称に配置さ
れた複数の弾性部材Eおよび弾性部材Eを具える。
弾性部材Eおよび弾性部材Eはそれぞれ、受皿23
の対向面23fに指向する凸形状であって、フック部2
7の中心Oからスライドピース25の端部に沿って等間
隔に設けられ、スライドピース25に取り付けられてい
る。これら弾性部材Eおよび弾性部材Eによりスラ
イドピース25は、その一部分25pが所定の露出長さ
を持って容器本体21の外壁に形成された開口部か
ら露出するように弾性保持するものである。
【0031】さらにスライドピース25は、図8に示す
如く、スライドピース25からフック嵌合部26に対し
て厚さδだけ突出した第2弾性部材Eを更に具え、
カバー22のロック状態でフック部27をフック嵌合部
26に対して押圧すると共に、カバー22のロック解除
状態ではフック部27をフック嵌合部26から離間する
方向に押圧する。なお、本実施例において、第2弾性部
材Eは弾性部材Eおよび弾性部材Eと一体に形成
されているが、勿論、第2弾性部材Eを別体として構
成し、スライドピース25の表面に取り付けても良い。
また、スライドピース25の表面への取り付け手段とし
ては、第1実施例と同様、インサート成形などの手段の
ほか、スライドピース25に固定される手段であれば、
アンダーカットおよび接着剤の使用など適宜の取り付け
方法が選択可能である。
【0032】ここで、第1実施例で使用した図5を参照
して、第2実施例の作用を詳細に説明する。なお、以下
の説明では、複数の弾性部材E全体によってスライド
ピース25を弾性保持した場合にスライドピース25に
対して外力が作用する部分を図5に示す符号Eとし、
複数の弾性部材E全体によってスライドピース25を
弾性保持した場合にスライドピース25に対して外力が
作用する部分を図5に示す符号Eとする。
【0033】使用者が容器本体21からカバー22を開
放するため、第1実施例と同様、スライドピース25
(符号15に相当)の露出部25p(符号15pに相
当)をその中心付近Oから弾性部材E(符号Eに相
当)に比べて弾性部材E(符号Eに相当)に近い位
置Pで押圧した場合、スライドピース25に対する弾性
保持部分は、フック部27の中心から対称に配置した複
数の弾性部材Eおよび弾性部材Eであるから、スラ
イドピース25の露出部25pに作用する押圧力は、そ
の押圧点Pから遠い位置にある弾性保持部分(符号E
に相当)に比べて、その押圧点Pから近い位置にある弾
性保持部分(符号Eに相当)に大きく作用する。この
ため、弾性部材E側による弾性保持部分ではスライド
ピース25のスライドによって弾性部材Eに生じるク
リアランスC(符号Cに相当)に比べて大きなクリ
アランスC(符号Cに相当)を確保できる。
【0034】このため、第1実施例と同様、カバー22
を閉鎖する際には、図7および図8に示す如く、スライ
ドピース25に加わる弾性部材Eおよび弾性部材E
の付勢力によりフック嵌合部26をフック部27に嵌合
させてカバー22を容器本体21に対してロックする。
また、カバー22を開放するに際しては、スライドピー
ス25を露出部25pにおける任意の位置で押圧し、こ
のスライドピース25を弾性部材Eおよび弾性部材E
の弾性力に抗して内方にスライドさせることによりフ
ック嵌合部26をフック部27から離脱させることがで
きる。
【0035】従って、本実施例によれば、第1実施例と
同様、使用者はスライドピース25の露出部25pにお
ける任意の位置を押圧しさえすれば、フック部27の中
心付近を確実に押圧しなくとも、スライドピース25の
スライドによって所望のクリアランスを確保しつつスラ
イドピース25に対する復元力も確保されるため、ロッ
ク解除の操作を容易に行うことができる。
【0036】なお、本実施例においては、第1実施例と
同様、スライドピース25に設けた第2弾性部材E
よって、このカバー22のロック状態ではカバー22と
容器本体21を強固に保持することができると共に、ロ
ックを解除する際にカバー22と容器本体21との間に
カバー21を開放する向きの付勢力が作用するため、カ
バー22を自動的に開放することができる。
【0037】更に本実施例においても、空間24内をス
ライドするスライドピース15の引っかかりを防止し、
安定したロック動作および解除動作を確保するため、第
1実施例と同様、スライドピース25の端部それぞれ
に、摩擦抵抗の少ない形状を有するスライド部を設けて
もよい。
【0038】上述したところは本発明の好適な実施例を
示したに過ぎず、当業者によれば、その技術的範囲を逸
脱することなく、種々の変更を加えることができる。例
えば、第1実施例において、弾性部材Eおよび弾性部
材Eはそれぞれ、第2実施例と同様、複数個であって
もよく、また、第2実施例において、弾性部材Eおよ
び弾性部材Eはそれぞれ、第1実施例と同様、1個づ
つであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る開閉カバー用ロック機構を具え
る容器の第1の実施例であって、(a)は容器を側面か
ら示す一部断面図、(b)は容器を上方から示す平面図
である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 図2のロック機構を示す拡大図である。
【図4】 図1のB−B断面図である。
【図5】 カバーを開放する際にスライドピースに作用
する力を示す力学モデル図である。
【図6】 本発明の第2実施例であって、(a)は容器
を側面から示す一部断面図、(b)は容器を上方から示
す平面図である。
【図7】 図1のC−C断面図である。
【図8】 図7のロック機構を示す拡大図である。
【図9】 図1のD−D断面図である。
【符号の説明】
10 容器 11 容器本体 11f 容器本体の外壁内面 11fs 容器本体の側壁内面 12 カバー 13 受皿 13f 受皿の対向面 14 スライドピース配置空間 15 スライドピース 15p スライドピース露出部 15s スライドピース端部 16 フック部 17 フック嵌合部 20 ケース 21 容器本体 21f 容器本体の外壁内面 21fs 容器本体の側壁内面 22 カバー 23 受皿 23f 受皿の対向面 24 スライドピース配置空間 25 スライドピース 25p スライドピース露出部 26 フック嵌合部 27 フック部 C,C,C,C クリアランス E,E,E,E 弾性部材 E,E 第2弾性部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物を収納する受皿を有する容器本体
    と、この容器本体に対して開閉可能に支持されるカバー
    とを有し、前記容器本体と前記カバーとの間の不所望の
    開放を防止するロック機構を具える容器において、 前記ロック機構は、前記容器本体の外壁内面と前記受皿
    の対向面との相互間に形成された空間内に配置されたス
    ライドピースを具え、 前記カバーに第1係合部を設けると共に、前記スライド
    ピースには前記第1係合部に対して係合・離脱可能とし
    た第2係合部を設け、 前記ロック機構は、前記スライドピースと前記受皿の対
    向面との相互間で前記第2係合部の中心からほぼ対称な
    少なくとも2箇所に配置された弾性部材を更に具え、該
    弾性部材により前記スライドピースの一部分が所定の露
    出長さを持って前記容器本体から露出するように該スラ
    イドピースを弾性保持し、 前記カバーを閉鎖する際には前記第1係合部を前記第2
    係合部に係合させて前記カバーを前記容器本体に対して
    ロックし、前記カバーを開放するに際しては、前記スラ
    イドピースを前記露出部における任意の位置で押圧し、
    該スライドピースを前記弾性部材の弾性力に抗して内方
    に向けてスライドさせることにより前記第1係合部を前
    記第2係合部から離脱させることを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記カバーのロック
    状態で前記第1係合部を前記第2係合部に対して押圧す
    ると共に、前記カバーのロック解除状態では前記第1係
    合部を前記第2係合部から離間する方向に押圧する第2
    弾性部材を更に具えることを特徴とする容器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記スライ
    ドピースの端部それぞれに、摩擦抵抗の少ない形状を有
    するスライド部を設けたことを特徴とする容器。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記スライド部は、
    前記容器本体の内面に対して線接触または点接触する形
    状を有することを特徴とする容器。
JP2000293571A 2000-09-27 2000-09-27 開閉カバー用ロック機構を具える容器 Pending JP2002101948A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000293571A JP2002101948A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 開閉カバー用ロック機構を具える容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000293571A JP2002101948A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 開閉カバー用ロック機構を具える容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002101948A true JP2002101948A (ja) 2002-04-09

Family

ID=18776337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000293571A Pending JP2002101948A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 開閉カバー用ロック機構を具える容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002101948A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012115410A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Yoshino Kogyosho Co Ltd コンパクト容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012115410A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Yoshino Kogyosho Co Ltd コンパクト容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6185279B2 (ja) 飲料用容器の栓体
JP2005289426A (ja) 自開式キャップ機構
JP2007161288A (ja) 蓋体ロック構造
JPH06193332A (ja) ケース用ロック装置
KR100575157B1 (ko) 컴퓨터
US20050045628A1 (en) Cosmetic container
JP2002101948A (ja) 開閉カバー用ロック機構を具える容器
JPH0717749U (ja) 蓋のロック装置
JP2006288766A (ja) 化粧用コンパクト容器
JPS6239774Y2 (ja)
JPH0513286Y2 (ja)
JPH0532003Y2 (ja)
JPH0246803Y2 (ja)
JP7130327B2 (ja) 開閉装置
JPH08253255A (ja) 容 器
JP4038235B2 (ja) 容器
JP2747265B2 (ja) 保護蓋付電子機器の蓋体係止解除構造
JPS6239778Y2 (ja)
JP2517043Y2 (ja) リフィール容器
JPH088669Y2 (ja) 名札差し付き把手
JPH0515845Y2 (ja)
JPH077842Y2 (ja) コンパクト容器
JPH0637766Y2 (ja) コンパクト容器
JPH09172270A (ja) 保護蓋付電子機器の蓋体係止解除構造
JPH0637768Y2 (ja) コンパクト容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060926

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070206

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090617