JP2002101597A - モータのファンカバー取付構造 - Google Patents

モータのファンカバー取付構造

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JP2002101597A
JP2002101597A JP2000292782A JP2000292782A JP2002101597A JP 2002101597 A JP2002101597 A JP 2002101597A JP 2000292782 A JP2000292782 A JP 2000292782A JP 2000292782 A JP2000292782 A JP 2000292782A JP 2002101597 A JP2002101597 A JP 2002101597A
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JP
Japan
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fan cover
bracket
case
fan
motor
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JP2000292782A
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Inventor
Hiroyuki Honda
浩之 本田
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータのケースに対して迅速かつ正確に取り
付けることができ、並びに、ファンカバーの取り付け精
度の向上、変形の防止及び振動・騒音を低減できるファ
ンカバー取付構造を提供すること。 【解決手段】 モータ10のケース11は、中空円筒状
ケース本体12とブラケット16よりなる。ブラケット
16から突出するスピンドル軸20には、ファン26が
取り付けられ、このファン26がファンカバー28によ
って覆われている。ブラケット16の周面30とケース
本体12の当接面32によって、ケース11には段部が
形成される。ファンカバー28には、ブラケット16の
ねじ孔34の位相に合わせて、肉厚リブ36が形成され
ている。肉厚リブ36には、貫通するねじ孔38が形成
されている。肉厚リブ36をケース本体12の当接面3
2に接させ、ファンカバー28を周方向に回転させる
と、ブラケット16のねじ孔34と肉厚リブ36のねじ
孔38が整合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータのファンカ
バー取付構造に関する。より詳細には、本発明は、モー
タのケースとファンを覆うファンカバーとの間の取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実開平5−23773号公報に
記載されるように、モータのファンカバーは、ケース端
部のブラケットに、直角に折り曲げられた金具を利用し
て取り付けられている。前記公報記載の取付構造では、
まず、金具がねじによりブラケットに取り付けられる。
次いで、ファンカバーのねじ孔を金具のねじ孔に整合さ
せ、その状態を保ったまま、両ねじ孔にねじが取り付け
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報記
載の技術では、以下の問題がある。 (1)ファンカバーを取り付ける際、両ねじ孔を整合さ
せなければならない。両ねじ孔を整合させるには、モー
タ及び金具に対して、ファンカバーを軸方向及び周方向
に位置決めする必要がある。この作業は、一方の手に工
具を持った状態で行わなければならず、両ねじ孔を整合
させる微調整が必要であることから、片手だけでは作業
効率が非常に悪い。 (2)ファンカバーは、金具を介してモータのブラケッ
トに取り付けられるので、金具が正しい位置に固定され
ていない場合は、ファンカバーを取り付けることができ
ない。ファンカバーは複数個の金具を介してモータのブ
ラケットに取り付けられているので、後になって金具の
取付不良がわかったときには、ファンカバーを一旦外し
た後、再度、金具から取り付け直さなければならない。
また、金具の姿勢不良にもかかわらずファンカバーが取
り付けられると、ファンカバーが変形したり、モータ運
転時に金具及びファンカバーから振動や騒音を発生した
りする。 (3)また、ファンカバーは金具を介してモータのブラ
ケットに取り付けられるので、ファンカバー以外の部品
として、金具が必要になり、部品点数が多くなるととも
に、これにともなって組立工数も多くなる。
【0004】本発明の目的は、モータのケースに対して
ファンカバーを迅速かつ正確に取り付けることができ
る、モータのファンカバー取付構造を提供することであ
る。本発明の他の目的は、ファンカバーの取り付け精度
の向上とともに、ファンカバーの変形を防止し、モータ
運転時の振動及び騒音を低減した、モータのファンカバ
ー取付構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、端部から突出
するスピンドル軸にファンが固定されたモータケース
と、前記ケースの端部に取り付けられて前記ファンを覆
うファンカバーとの間の取付構造であって、前記ケース
の端部に、径方向の複数のねじ孔と、少なくとも前記ね
じ孔の位置において該端部の周面から起立する当接面と
が形成され、前記ファンカバーの開口側端部に、周方向
に離間する複数の肉厚リブが形成され、前記肉厚リブ
に、前記ファンカバーの開口側端部が前記当接面に接し
たとき、前記ケースのねじ孔に整合するねじ孔が形成さ
れている、モータのファンカバー取付構造により前記課
題を解決した。
【0006】ファンカバーを片手に持って、ケースの端
部に近付けていくと、ファンカバーの開口側端部が当接
面に接する。ファンカバーを軽い力でケースに押し付け
ながら、ケースのねじ孔とファンカバーのねじ孔を整合
させる。もう一方の手に持った工具でねじを締め付ける
と、ファンカバーがケースに取付けられる。本発明で
は、従来のように金具を介することなく、ファンカバー
がケースに直接取り付けられるので、正しい位置でファ
ンカバーが固定される。また、ファンカバーのねじ孔は
肉厚リブに形成されており、ねじを強く締め付けても変
形を生じることがなく、ファンカバーを強固にケースに
取り付けて、振動や騒音を低減させることもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
るファンカバー取付構造の実施形態を説明する。図1
は、本発明によるファンカバー取付構造を採用したモー
タの一部断面図、図2は図1の左側面図である。モータ
10のケース11は、中空円筒状ケース本体12と、こ
のケース本体12の一端部に通しボルト14で固着され
た冷却フィン付きブラケット16よりなる。ケース本体
12内には、ステータ18が固定されている。スピンド
ル軸20は、ブラケット16に軸受22を介して回転自
在に支持されている。スピンドル軸20は、ステータ1
8に隙間をもって配置されたロータ24を備えている。
スピンドル軸20は、ブラケット16から突出してい
る。ファン26は、スピンドル軸20の突出端に取り付
けられており、スピンドル軸20とともに回転する。こ
のファン26は、薄い可撓性あるメッシュからなる椀状
のファンカバー28によって覆われている。このファン
カバー28が、本発明による取付構造によってモータ1
0のケース11に取り付けられる。
【0008】ブラケット16は、ケース本体12に対し
てファン側に突出している。ブラケット16は、突出す
る部分において、均一な外径の円筒状周面30を有して
いる。ブラケット16の外径は、ケース本体12の外径
より小さい。ケース本体12は、ファン側端部の開口を
ブラケット16によって覆われるが、ブラケット16よ
り外径が大きいので、端面がファン26に向って露出す
る。この端面が、当接面32として機能する。本実施形
態の当接面32は、スピンドル軸に対して直角である
が、前後に多少傾斜していてもよい。ブラケット16の
周面30とケース本体12の当接面32によって、ケー
ス11には段部が形成される。なお、周面30と当接面
32が形成されていれば、ケース本体12とブラケット
16が一体でもよい。
【0009】ブラケット16には、ファンカバー28を
ねじ又はボルトによって取り付けるために、径方向に延
び、周方向均等間隔の3つのねじ孔34が形成されてい
る。なお、本明細書において「ねじ孔」とは、ねじだけ
でなく、ボルトも取り付けられる孔を意味するものとす
る。また、ブラケット16に形成されたねじ孔34は、
タップが切られており、後述するねじが螺合する。これ
らのねじ孔34に対応して、当接面32が形成されてい
れば十分であるが、本実施形態では、ケース本体12の
全周端面を当接面32として利用している。
【0010】ファンカバー28は、開口側がブラケット
16の外径より大きい。ファンカバー28には、開口側
において、ブラケット16のねじ孔34の位相に合わせ
て、3つの肉厚リブ36が一体に形成されている。これ
らの肉厚リブ36は、ファンカバー28の開口側端面と
面一で内側(中心)に向って突出している。3つの肉厚
リブ36のうち、底部の肉厚リブ36のみ、厚みが異な
っているが、3つの肉厚リブ36の厚みは均等であって
もよい。それぞれの肉厚リブ36の先端の内接円の直径
は、ブラケット16の周面30の外径と実質的に等し
い。肉厚リブ36が、ファンカバー28から内側に向っ
て突出し、ファンカバー28はブラケット16の周面3
0の離反しているので、肉厚リブ36の先端だけをブラ
ケット16に挿入すればよく、ファンカバー28をケー
ス11に取り付けるのが容易である。また、ファンカバ
ー28への熱伝導が肉厚リブ36を介してのみ生じるの
で、火傷の危険も少なくなる。それぞれの肉厚リブ36
の先端面は、ブラケット16の周面30の曲率と同じ円
弧面からなる。こうすることにより、ファンカバー28
を、径方向に位置決めしたまま、ブラケット16の周面
30上で容易に摺動させることができる。
【0011】それぞれの肉厚リブ36には、表裏に貫通
するねじ孔38が形成されている。肉厚リブ36のねじ
孔38は、タップが切られていない孔である。また、ブ
ラケット16のねじ孔34と同様に、本明細書において
「ねじ孔」とは、ねじだけでなく、ボルトも挿通する孔
を意味するものとする。
【0012】ケース11にファンカバー28を取り付け
るには、作業者は片手に持ったファンカバー28をケー
ス11に近付ける。肉厚リブ36が、ブラケット16の
周面30上に嵌まる。ファンカバー28は、メッシュ状
の薄い部材で可撓性を有するため、少し撓めれば、肉厚
リブ36の先端面がブラケット16の周面30に容易に
乗り上がり、ファンカバー28の径方向の位置決めが完
了する。ファンカバー28をそのまま軸方向に押し込む
と、主として、肉厚リブ36がケース本体12の端面、
すなわち、当接面32に接する。これにより、径方向に
加えて、軸方向の位置決めが完了する。この状態におい
て、ファンカバー16は、ケース11に対して、周方向
にだけ非拘束である。
【0013】次いで、肉厚リブ36の円弧状先端面がブ
ラケット16の周面30上を摺動するように、ファンカ
バー28を周方向に回転させ、ブラケット16のねじ孔
34と肉厚リブ36のねじ孔38を整合させる。そし
て、工具を利用してねじ40又はボルトを締め付ける
と、ファンカバー28が、ブラケット16、すなわち、
ケース11に取り付けられる。ファンカバー28は肉厚
リブ36を備えているので、ねじで強く締め付けても変
形しにくく、これにより、ファンカバー28がケース1
1に強固に取り付けられる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように、ケース
の端部の周面から起立する当接面にファンカバーの開口
側端部が接し、そのときに両ねじ孔が整合するので、一
方の手でファンカバーの位置合わせを行い、他方の手で
工具によってねじを締め付けることができ、迅速にファ
ンカバーの取付作業を行うことができ、作業効率が向上
する。また、従来のように金具を介することなく、ファ
ンカバーがケースに直接取り付けられ、金具の取付不良
に伴う再組立が不要となり、ファンカバーの変形もなく
ファンカバーの取り付け精度が向上するので、金具の取
付不良が原因となる振動や騒音の発生がなくなる。金具
を排除してファンカバーを取り付けるようにしたことか
ら、部品点数及び組立工数も削減されて本発明の取付構
造を採用することにより、コストダウンを図ることがで
きる。さらに、ねじ孔が肉厚リブに形成されているの
で、ねじを強く締め付けてモータのケースに対してファ
ンカバーを強固に取り付けることができ、この点におい
ても、ファンカバーの変形がなく、振動や騒音を低減す
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるファンカバー取付構造を採用し
たモータの一部断面図。
【図2】 図1の左側面図である。
【符号の説明】
10 モータ 11 ケース 12 ケース本体 14 通しボルト 16 ブラケット 18 ステータ 20 スピンドル軸 22 軸受 24 ロータ 26 ファン 28 ファンカバー 30 周面 32 当接面 34 ねじ孔 36 肉厚リブ 38 ねじ孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部から突出するスピンドル軸にファン
    が固定されたモータケースと、前記ケースの端部に取り
    付けられて前記ファンを覆うファンカバーとの間の取付
    構造であって、 前記ケースの端部に、径方向の複数のねじ孔と、少なく
    とも前記ねじ孔の位置において該端部の周面から起立す
    る当接面とが形成され、前記ファンカバーの開口側端部
    に、周方向に離間する複数の肉厚リブが形成され、 前記肉厚リブに、前記ファンカバーの開口側端部が前記
    当接面に接したとき、前記ケースのねじ孔に整合するね
    じ孔が形成されていることを特徴とする、 モータのファンカバー取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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