JPH08251854A - 回転機の軸受装置 - Google Patents

回転機の軸受装置

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JPH08251854A
JPH08251854A JP5131695A JP5131695A JPH08251854A JP H08251854 A JPH08251854 A JP H08251854A JP 5131695 A JP5131695 A JP 5131695A JP 5131695 A JP5131695 A JP 5131695A JP H08251854 A JPH08251854 A JP H08251854A
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JP
Japan
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bearing
bracket
retainer
screw members
screw
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JP5131695A
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Inventor
Kunio Fukaya
邦夫 深谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転機の軸受をアキシャル方向に移動しない
ように軸受の外輪を拘束する軸受押えにおいて、特に組
立作業能率の向上をはかる。 【構成】 回転軸4に装着される軸受5と、軸受5を介
して回転軸4を回転自在に支承するブラケット6と、ブ
ラケット6の外部から内部に向って挿入される複数個の
ねじ部材9と、複数個のねじ部材9の各々にブラケット
6の内部で結合されると共に、軸受5のアキシャル方向
への移動を防止する複数個の軸受押え7とを備えたもの
において、軸受押え7を複数個のねじ部材9の各々に螺
合させ、かつブラケット6に当接するテーパ状の嵌合面
10と、軸受5に当接するテーパ状の軸受押え面11と
を有する形状にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転機の軸受装置に係
り、特に軸受のアキシャル方向への移動を防止する回転
機の軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】説明の都合上、回転電機として電動機を
例に挙げて説明する。図8、図9は従来の電動機の軸受
装置の例を示し、図8は軸受装置の部分断面図、図9は
軸受押えの平面図である。図において、1は筒状に形成
されたフレーム、2は固定子コイルで、フレーム1の内
径部に押し込まれた固定子鉄心3に巻回されるものであ
る。4は固定子鉄心3と僅かな隙間を有し対向配設され
た回転子鉄心が装着された回転軸、5はこの回転軸4に
装着され回転軸4を回転自在に支承する軸受である。6
はフレーム1の開口部を閉塞するブラケットで、図示さ
れていないボルトなどの締結部材によってフレーム1に
取り付けられている。7は図9にその詳細を示すように
所定の肉厚を有しドーナツ形に形成された軸受押えで、
この軸受押え7には、ブラケット6の軸受5の外径寸法
より所要寸法だけ大きいピッチ径に複数個明けられたキ
リ穴8と対応するネジ穴12が同一ピッチ径で同一個数
(図9の例では3個)設けられており、さらに軸受押え
7の内径の穴寸法は、使用される軸受5の種類と寸法に
より決まる肩当り寸法に合せて決められ、また軸受押え
7の外径寸法はネジ穴12とそのピッチ径に余裕を見込
んだ所要寸法となっている。このような電動機にあっ
て、一般に軸受5は、内輪と外輪とで玉を挟んでおり、
玉と内輪、玉と外輪とで遊びがあり、回転軸4に比較的
厳しく嵌合されている内輪はアキシャル方向へ移動する
ことはまれである。外輪のほうが内輪に比較して比較的
ラフにブラケット6の軸受箱部に嵌合しているので、外
輪が遊びの分アキシャル方向に移動するため、回転軸4
がこの外輪の遊びの分アキシャル方向へ移動することに
なる。そしてこの回転軸4のアキシャル方向への移動を
嫌う、例えば回転軸4に直結される研磨機駆動用の電動
機では、負荷側のブラケットと反負荷側のブラケットに
装着されている軸受5のうち、一方の軸受5の外輪を拘
束して回転軸のアキシャル方向への移動を防止している
が、この軸受の外輪を拘束する手段として上述の軸受押
え7が用いられる。
【0003】次に電動機の組立について説明する。電動
機の組立に際しては、まず回転軸4に軸受5を嵌込む前
に軸受押え7を軸受5の位置より内側にあらかじめ挿入
しておく。次に、上記回転軸4の軸受5を拘束する側の
ブラケット6を軸受5の外周に合せはめ込む。次に、ブ
ラケット6の軸受箱部に設けられたキリ穴8にブラケッ
ト6を貫通するネジ9を挿入し、その先端に、軸受押え
7のネジ穴12を合せ、ネジ込み、ネジ締めすること
で、軸受押え7を引寄せ、軸受押え7の内径側端面を軸
受5外側端面に押付け、ブラケット6の軸受箱部奥の壁
面との間ではさみ付けるようにして拘束する。この状態
で回転軸4を、フレーム1に押し込まれた固定子鉄心3
の内径に沿って挿入し、もう一方のブラケット(図示せ
ず)をはめ込み、ボルトまたはねじなどの締結部材(図
示せず)にてフレーム1、負荷側、反負荷側のブラケッ
ト6の3者を結合固定し組立てられる。図8、図9は上
述したように軸受5を1個のリング状一体形の軸受押え
7により移動を防止した場合について説明したが、次に
軸受押えが分割された軸受押えのものについて説明す
る。
【0004】図10、図11は複数個の分割された軸受
押えによって軸受の移動を防止する軸受装置の場合を示
し、詳細は例えば特開昭56ー107754号公報に開
示されている。図10は軸受押え装置の部分断面側面
図、図11はスライダーの平面図である。図において、
2個のスライダ50と切欠51とを互に組合わせて軸受
板52を電動機枠53に締付けるようになされている。
内側脚部54がボールベアリング55の外側リング55
aに当接するようになされている。軸受板52の開口5
6から挿入されるネジ杆57は、弾性リング58を介し
て軸受板52に当接し乍ら脚部54にネジ込まれる。従
ってスライダー50はネジ杆57のナットの作用をする
こととなる。組立時には、ネジ杆57を軸受板52の開
口56中に挿入してネジ59にネジ込んで締付ける。こ
れによりスライダー50の外側脚部60が切欠51中の
突起部上に当接し、且つその内側脚部61がボールベア
リング55を軸受板52に支持される。さらに電動機枠
53と歯車枠62が結合される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8、図9に示された
従来の軸受装置では、回転子に軸受5を装着する前に、
軸受押え7を装着する必要があり、軸受押え7の内径と
軸径との間には大きな遊びがあるため、ブラケット6の
キリ穴にネジを通して、さらにネジの先端を軸受押え7
のネジ穴12にネジ込むとき、位置合せに手間がかかる
という問題点があった。
【0006】また図10、図11に示された従来の軸受
装置では、電動機枠53に2個のスライダー50を取り
付けておき、この2個のスライダー50と切欠51とを
互いに組合わせて軸受板52を電動機枠53に締め付け
るようになっている。一方、ボールベアリング55が取
り付けられた軸受板52を組み立てておき、軸受板52
をスライダー50に沿わせ、さらに歯車枠62とスライ
ダー50の電動機外部より挿入されるねじ杆57挿入の
ねじ穴56を位置合わせする。そしてねじ杆57を、弾
性リング58を介し軸受板52のねじ穴56、スライダ
ー50に挿入して、軸受板52、スライダー50が固定
される。軸移動を防止するためボールベアリング55の
外輪55aをスライダー50の内側脚部54に当接し固
定せねばならず、ボールベアリング55の外輪55aを
固定するためには、歯車枠62、軸受板52を支えなが
ら軸受板52をスライダー50に沿わせ、さらに軸受板
52のねじ穴56とスライダー50のねじ穴とを位置合
わせしておき、ねじ杆57を挿入して固定、組立なくて
はならず、組立、分解に時間がかかるなどの問題点があ
った。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、組立、分解が容易に行うことが
できる回転機の軸受装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る回転機
の軸受装置は、回転軸に装着される軸受と、上記軸受を
介して上記回転軸を回転自在に支承するブラケットと、
上記ブラケットの外部から内部に向って挿入される複数
個のねじ部材と、上記複数個のねじ部材の各々に上記ブ
ラケットの内部で結合されると共に、上記軸受のアキシ
ャル方向への移動を防止する複数個の軸受押えとを備え
たものにおいて、上記軸受押えを上記複数個のねじ部材
の各々に螺合させ、かつ上記ブラケットに当接するテー
パ状の嵌合面と、上記軸受に当接するテーパ状の軸受押
え面とを有する形状にしたものである。
【0009】第2の発明に係る回転機の軸受装置は、回
転軸に装着される軸受と、上記軸受を介して上記回転軸
を回転自在に支承するブラケットと、上記ブラケットの
外部から内部に向って挿入される複数個のねじ部材と、
上記複数個のねじ部材の各々に上記ブラケットの内部で
結合されると共に、上記軸受のアキシャル方向への移動
を防止する複数個の軸受押えとを備えたものにおいて、
上記軸受押えを上記複数個のねじ部材の各々に螺合さ
せ、かつ上記ブラケットに当接するテーパ状の嵌合面
と、上記軸受の外輪の外径部を押圧する軸受押え面とを
有する形状にしたものである。
【0010】第3の発明に係る回転機の軸受装置は、回
転軸に装着される軸受と、上記軸受を介して上記回転軸
を回転自在に支承するブラケットと、上記ブラケットの
外部から内部に向って挿入される複数個のねじ部材と、
上記複数個のねじ部材の各々に上記ブラケットの内部で
結合されると共に、上記軸受のアキシャル方向への移動
を防止する複数個の軸受押えとを備えたものにおいて、
上記軸受押えを上記複数個のねじ部材の各々に螺合さ
せ、かつ軸受と向き合う側には、上記軸受の外輪端面お
よび外径部が押圧される傾斜状の段部を設けたものであ
る。
【0011】
【作用】第1の発明に係る回転機の軸受装置は、回転軸
に装着される軸受が、上記軸受を介して上記回転軸を回
転自在に支承するブラケットの外部から内部に向って挿
入される複数個のねじ部材によりブラケットの内部で軸
受押えが結合され、かつ軸受押えのテーパ状の嵌合面が
ブラケットに、テーパ状の軸受押え面が軸受に当接す
る。
【0012】第2の発明に係る回転機の軸受装置は、回
転軸に装着される軸受が、上記軸受を介して上記回転軸
を回転自在に支承するブラケットの外部から内部に向っ
て挿入される複数個のねじ部材によりブラケットの内部
で軸受押えが結合され、かつ軸受押えのテーパ状の嵌合
面がブラケットに、軸受押え面が軸受の外輪の外径部を
押圧する。
【0013】第3の発明に係る回転機の軸受装置は、回
転軸に装着される軸受が、上記軸受を介して上記回転軸
を回転自在に支承するブラケットの外部から内部に向っ
て挿入される複数個のねじ部材によりブラケットの内部
で軸受押えが結合され、かつ軸受押えの傾斜状の段部に
より、軸受の外輪端面および軸受の外径部が押圧され
る。
【0014】
【実施例】
実施例1.第1の発明の一実施例を図1、図2について
説明する。図において、1は筒状に形成されたフレー
ム、2は固定子コイルで、フレーム1の内径部に押し込
まれた固定子鉄心3に巻回されている。4は固定子鉄心
3と僅かな隙間を有し対向配設された回転子鉄心が装着
された回転軸、5はこの回転軸4に装着され回転軸4を
回転自在に支承する軸受である。軸受5は回転軸4に所
定の間隔で、負荷側と反負荷側のブラケットの両側に装
着されている。6はフレーム1の開口部を閉塞するブラ
ケットで、ブラケット6の端部に設けられている凸部イ
ンローが、フレーム1の端部に設けられている凹部イン
ローにはまり込み、図示されていないボルトなどの締結
部材によってフレーム1に、ブラケット6が取り付け固
定されて電動機が構成される(図1では片側のブラケッ
ト、軸受は図示せず)。
【0015】図2は軸受押え7の平面図で、軸受押え7
は正面から見て概ね長方形とし、軸受5と向き合う側の
面の上方にはテーパ状嵌合面10を、下方にはテーパ状
軸受押え面11を設け、中央部の所定位置にネジ穴12
が設けられている。ブラケット6の軸受箱6aには、軸
受箱6aの軸方向に貫通するキリ穴部8を有し、上記キ
リ穴部8の内側の開口部には、上記軸受押え7の上端側
のテーパ状嵌合面10と対応し嵌合する凹状のテーパ状
嵌合面10が設けられ、上記軸受押え7のテーパ状嵌合
面10に嵌合う。さらに軸受5の外径より大きい所定の
ピッチ円で複数個のキリ穴8が、ブラケット6の外部か
ら内部に貫通するように明けられ、このキリ穴8にネジ
9を挿入し、内部に抜け出したネジ9の先端に前記軸受
押え7のネジ穴12をネジ込んで装着する。この状態で
軸受押え7のテーパ状嵌合面10はブラケット6のテー
パ状嵌合面10と適合する位置にあり、さらに、下方の
テーパ状軸受押え面11は、軸受5の外輪、外周縁部の
丸みに対し、適切な位置で接する。上記ネジ9をネジ締
めすると、軸受押え7は外部方向へ引寄せられ、その
際、テーパ状嵌合面10の傾斜に沿って滑り、引寄せら
れながら下方へ移動する。一方、下方のテーパ状軸受押
え面11は軸受5の外輪外周縁部の丸みに接触し、更に
ネジ締めを続けると、その接点に押圧力が働き、そのた
め、軸受5は外輪部が軸受押え7によって拘束されるこ
ととなる。
【0016】上記ブラケット6のテーパ状嵌合面10
は、リング状に設けたほうが加工しやすい。さらに軸受
押え7のテーパ状軸受押え面11は、上記テーパ状嵌合
面10の加工と同様にリング状に加工しておき、その
後、所定の寸法の短冊状に加工する。
【0017】実施例2.第2の発明の実施例を図3、図
4について説明する。ただし、電動機の構成は、第1の
発明の実施例と同じであるため、省略する。図におい
て、軸受押え7は正面から見て概ね長方形で側面から見
たとき、下方にテーパ状嵌合面10なる傾斜面を有する
突起が出ており、その突起の下面で、軸受押え7の最下
面、即ち、軸受外周押え面13は、軸受5外周円と同一
半径の円弧状となっている。正面から見た軸受押え7の
平面部には中央で所定の位置にネジ穴12が設けられて
いる。ブラケット6の軸受箱6aは軸受5嵌合面から、
向って斜め上方に、前記軸受押え7のテーパ状嵌合面1
0に嵌合う凹状のテーパ状嵌合面10が設けられ、さら
に、軸受5の外径より大きい所定のピッチ円で複数個の
キリ穴8が、ブラケット6の外部から内部に貫通するよ
うに明けられ、このキリ穴8にネジ9を挿入し内部に抜
け出したネジ9の先端に、上記軸受押え7のネジ穴12
をはめ軸受押え7を装着する。この状態で軸受押え7の
テーパ状嵌合面10は、ブラケット6のテーパ状嵌合面
10と適合する位置にあり、下面の軸受外周押え面13
は軸受5の外周に接する。上記ネジ9をネジ締めする
と、軸受押え7は外部方向に引寄せられ、その際、テー
パ状嵌合面10の傾斜に沿って滑り引寄せられながら下
方へ移動するので、軸受5の外周面に軸受押え7の軸受
外周押え面13は押しつけられる形となるので、この押
圧力によって発生する摩擦力によって、軸受5の外輪が
拘束されることとなる。
【0018】実施例3.第3の発明の実施例を図5、図
6、図7について説明する。ただし、電動機の構成は、
第1の発明の実施例と同じであるため、省略する。図に
おいて、軸受押え7は正面から見て概ね長方形で側面か
ら見ると屈曲しており、裏、表面とも一段の階段状とな
っている。さらに、軸受5と相対する側の面の階段部
は、正面から見て右下方から左上方に向って傾斜してお
り、階段の端面は軸受外周押え面13として規定の位置
で、軸受外周15に線接触する。また、軸受外周押え面
13の傾斜方向は軸受外周15と直角に接するよう接線
方向と一致する。そして、階段部の下方の平面部は、軸
受押え面14で軸受5の外輪端面を押える機能を有す
る。階段上方の平面部には中央で所定の位置にネジ穴1
2が設けられている。軸受押え7の幅寸法は、規定の位
置でネジ穴12を中心に90°回し、横向きとしたと
き、軸受外周15に接触しない寸法となっている。ブラ
ケット6の軸受箱6aには、軸受5外径寸法より大きい
外径寸法で複数個のキリ穴8がブラケット6の外部から
内部に貫通するように明けられ、このキリ穴8にネジ9
を挿入し、内部に抜け出したネジ9の先端に上記軸受押
え7のネジ穴12をはめ、軸受押え7を装着する。この
状態で、ネジ9を反時計方向に90°回すと軸受押え7
も一緒に回り、横向きとなり、そのままブラケット6を
軸受5にはめ込む。はめ込んだ後、上記ネジ9を時計方
向、即ち、ネジを締める方向に回すと、軸受押え7は規
定位置に戻り、軸受外周押え面13が軸受外周15に当
り、回り止めする。さらに、ネジ締めを続けると軸受押
え7は外部方向に引寄せられ、最終的に軸受押え面14
が軸受5外輪端面を押し付け、ブラケット6の軸受箱奥
の面との間ではさみつけるようにして軸受5を拘束す
る。
【0019】上記実施例1〜実施例3で説明した軸受押
え7は、金属部材でよくスクラップ材の活用も可能であ
る。さらに軸受押え7は、短冊状の分割形とすること
で、軸受押え7を回転軸4にあらかじめ挿入しておく必
要がなく、最初からブラケット6のキリ穴8を貫通して
挿入されたネジ9の先端に軸受押え7をネジ込み装着し
ておくことができる。さらに上記各実施例では、軸受の
アキシャル方向への移動を防止とともに、軸受の外輪の
クリープ防止も図ることができる。さらにまた、軸受押
えを従来装置のようにブラケットの軸受箱端面に装着せ
ずブラケットの軸受箱の内部に軸受押えを装着すること
ができるので、軸受外輪端面からの電動機内部側への出
張りが少くてすむため、内部空間寸法をその分有効に使
うことができ、しいては、電動機全長を短くすることが
できる。内部スペースの小さい電動機、小型の電動機で
あっても軸受押えを装着することができる。上記各実施
例の軸受押えを採用すれば、一台当りの使用数は増える
が、軸受押えの材料費が下ったこと、あるいは、従来の
装置の中空円状一体形、または、図10に示された軸受
押えでは軸受外周寸法毎に一種類の軸受押えが必要であ
ったのに対し、ある許容範囲で数種類の軸受に対応でき
ることにより、製作ロットをまとめられ、製作コストも
低減できる。なお上記実施例では回転機のうち電動機を
例にとって説明したが、電動機以外の回転機であっても
よく同様の効果を奏する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、回転軸に装着される軸受が、上記軸受を介して上記
回転軸を回転自在に支承するブラケットの外部から内部
に向って挿入される複数個のねじ部材によりブラケット
の内部で軸受押えが結合され、かつ軸受押えのテーパ状
の嵌合面がブラケットに、テーパ状の軸受押え面が軸受
に当接するよう構成したので、ブラケットを軸受にはめ
た後で軸受押えによる軸受外輪の拘束ができるので作業
能率が上る。
【0021】第2の発明によれば、回転軸に装着される
軸受が、上記軸受を介して上記回転軸を回転自在に支承
するブラケットの外部から内部に向って挿入される複数
個のねじ部材によりブラケットの内部で軸受押えが結合
され、かつ軸受押えのテーパ状の嵌合面がブラケット
に、軸受押え面が軸受の外輪の外径部を押圧するよう構
成したので、軸受押えの軸受外周押え面が軸受の外形に
支えとなり、より組み立てやすく作業能率が上る。
【0022】第3の発明によれば、回転軸に装着される
軸受が、上記軸受を介して上記回転軸を回転自在に支承
するブラケットの外部から内部に向って挿入される複数
個のねじ部材によりブラケットの内部で軸受押えが結合
され、かつ軸受押えの傾斜状の段部により、軸受の外輪
端面および軸受の外径部が押圧するよう構成したので、
ブラケットを軸受にはめた後で複数個の分割した軸受押
えによる軸受外輪の拘束ができるので作業能率が上る。
さらに軸受押えが直線状となっているので軸受押えの製
作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明の一実施例を示す部分断面側面図
である。
【図2】 第1の発明の一実施例の軸受押えを示す立体
図である。
【図3】 第2の発明の一実施例を示す部分断面側面図
である。
【図4】 第2の発明の一実施例の軸受押えを示す立体
図である。
【図5】 第3の発明の一実施例を示す部分断面側面図
である。
【図6】 図5のA方向より見た説明図である。
【図7】 第3の発明の一実施例の軸受押えを示す立体
図である。
【図8】 従来の軸受装置の部分断面側面図である。
【図9】 従来の軸受押えを示す平面図である。
【図10】 従来の軸受装置の部分断面側面図である。
【図11】 従来の軸受押えを示す平面図である。
【符号の説明】
1 フレーム、2 固定子コイル、3 固定子鉄心、4
回転子、5 軸受、6 ブラケット、6a 軸受箱、
7 軸受押え、8 キリ穴、9 ネジ、10円すい状嵌
合面、11 円すい状軸受押え面、12 ネジ穴、13
軸受外周押え面、14 軸受押え面、15 軸受外
周。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に装着される軸受と、上記軸受を
    介して上記回転軸を回転自在に支承するブラケットと、
    上記ブラケットの外部から内部に向って挿入される複数
    個のねじ部材と、上記複数個のねじ部材の各々に上記ブ
    ラケットの内部で結合されると共に、上記軸受のアキシ
    ャル方向への移動を防止する複数個の軸受押えとを備え
    たものにおいて、上記軸受押えを上記複数個のねじ部材
    の各々に螺合させ、かつ上記ブラケットに当接するテー
    パ状の嵌合面と、上記軸受に当接するテーパ状の軸受押
    え面とを有する形状にしたことを特徴とする回転機の軸
    受装置。
  2. 【請求項2】 回転軸に装着される軸受と、上記軸受を
    介して上記回転軸を回転自在に支承するブラケットと、
    上記ブラケットの外部から内部に向って挿入される複数
    個のねじ部材と、上記複数個のねじ部材の各々に上記ブ
    ラケットの内部で結合されると共に、上記軸受のアキシ
    ャル方向への移動を防止する複数個の軸受押えとを備え
    たものにおいて、上記軸受押えを上記複数個のねじ部材
    の各々に螺合させ、かつ上記ブラケットに当接するテー
    パ状の嵌合面と、上記軸受の外輪の外径部を押圧する軸
    受押え面とを有する形状にしたことを特徴とする回転機
    の軸受装置。
  3. 【請求項3】 回転軸に装着される軸受と、上記軸受を
    介して上記回転軸を回転自在に支承するブラケットと、
    上記ブラケットの外部から内部に向って挿入される複数
    個のねじ部材と、上記複数個のねじ部材の各々に上記ブ
    ラケットの内部で結合されると共に、上記軸受のアキシ
    ャル方向への移動を防止する複数個の軸受押えとを備え
    たものにおいて、上記軸受押えを上記複数個のねじ部材
    の各々に螺合させ、かつ軸受と向き合う側には、上記軸
    受の外輪端面および外径部が押圧される傾斜状の段部を
    設けたことを特徴とする回転機の軸受装置。
JP5131695A 1995-03-10 1995-03-10 回転機の軸受装置 Pending JPH08251854A (ja)

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JP5131695A JPH08251854A (ja) 1995-03-10 1995-03-10 回転機の軸受装置

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JP5131695A JPH08251854A (ja) 1995-03-10 1995-03-10 回転機の軸受装置

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ID=12883521

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JP5131695A Pending JPH08251854A (ja) 1995-03-10 1995-03-10 回転機の軸受装置

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JP (1) JPH08251854A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015152676A1 (ko) * 2014-04-04 2015-10-08 엘지이노텍 주식회사 모터

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WO2015152676A1 (ko) * 2014-04-04 2015-10-08 엘지이노텍 주식회사 모터

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