JPH0648329Y2 - エンコ−ダを具えた電動機 - Google Patents
エンコ−ダを具えた電動機Info
- Publication number
- JPH0648329Y2 JPH0648329Y2 JP1987027410U JP2741087U JPH0648329Y2 JP H0648329 Y2 JPH0648329 Y2 JP H0648329Y2 JP 1987027410 U JP1987027410 U JP 1987027410U JP 2741087 U JP2741087 U JP 2741087U JP H0648329 Y2 JPH0648329 Y2 JP H0648329Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor shaft
- small
- encoder
- bush
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエンコーダを具えた電動機に関するものであ
る。
る。
従来のエンコーダを具えた電動機は第４図に示すように
電動機筐体１と、この筐体１に固着された固定子２と、
この固定子２の内周面に小空隙を介して対向配置される
回転子３と、この回転子３の回転子軸４を支承するため
前記筐体１に固定した軸受５と、光電式エンコーダ６と
より成り、この光電式エンコーダ６は前記回転子軸４の
前記電動機筐体１より突出した部分にブッシュ７を介し
て取り付けた回転スリット板８と、この回転スリット板
８よりδだけ離間して対向せしめた固定スリット板９
と、これら２つのスリット板8,9を挟んで夫々その両側
に配置した受光装置10と発光装置11とにより構成せしめ
ている。
電動機筐体１と、この筐体１に固着された固定子２と、
この固定子２の内周面に小空隙を介して対向配置される
回転子３と、この回転子３の回転子軸４を支承するため
前記筐体１に固定した軸受５と、光電式エンコーダ６と
より成り、この光電式エンコーダ６は前記回転子軸４の
前記電動機筐体１より突出した部分にブッシュ７を介し
て取り付けた回転スリット板８と、この回転スリット板
８よりδだけ離間して対向せしめた固定スリット板９
と、これら２つのスリット板8,9を挟んで夫々その両側
に配置した受光装置10と発光装置11とにより構成せしめ
ている。
尚12はエンコーダ部カバー、13はこのカバー12に取り付
けた固定スリット板保持機構である。
けた固定スリット板保持機構である。
このような従来装置ではブッシュ７を回転子軸４に固定
する構成としてブッシュ７の外周から半径方向に貫通す
るねじ孔を設け、このねじ孔に押しねじ14をねじ込んで
これが回転子軸４に突き当たるようにしている。然しな
がら一般に回転子軸４とブッシュ７間には半径方向の隙
間が存在するため上記のようなブッシュ７の固定手段で
はブッシュ７に固定した回転スリット板８を回転子軸４
の軸線に対し正しく直角とすることが出来ず、従って回
転スリット板８と固定スリット板９間の間隙δを小さく
することが出来ずエンコーダの出力波形が劣化する欠点
があった。
する構成としてブッシュ７の外周から半径方向に貫通す
るねじ孔を設け、このねじ孔に押しねじ14をねじ込んで
これが回転子軸４に突き当たるようにしている。然しな
がら一般に回転子軸４とブッシュ７間には半径方向の隙
間が存在するため上記のようなブッシュ７の固定手段で
はブッシュ７に固定した回転スリット板８を回転子軸４
の軸線に対し正しく直角とすることが出来ず、従って回
転スリット板８と固定スリット板９間の間隙δを小さく
することが出来ずエンコーダの出力波形が劣化する欠点
があった。
このような欠点を除くため第５図〜第７図に示すよう
に、前記電動機筐体１より突出した前記回転子軸４の先
端部分の円周面の一側を△だけ軸に平行に平坦にカッ
トして平坦面15を形成せしめ、且つこの平坦面15の長さ
は十分長くし、前記ブッシュ７の押しねじ14の位置をブ
ッシュ７の外端近くに位置されるようにすると共に、前
記押しねじ14の先端を前記回転子軸４の平坦面15に係合
せしめることによって前記ブッシュ７を前記回転子軸４
に固定せしめるようにしたものは既知である。
に、前記電動機筐体１より突出した前記回転子軸４の先
端部分の円周面の一側を△だけ軸に平行に平坦にカッ
トして平坦面15を形成せしめ、且つこの平坦面15の長さ
は十分長くし、前記ブッシュ７の押しねじ14の位置をブ
ッシュ７の外端近くに位置されるようにすると共に、前
記押しねじ14の先端を前記回転子軸４の平坦面15に係合
せしめることによって前記ブッシュ７を前記回転子軸４
に固定せしめるようにしたものは既知である。
然しながらこのようなものでは前記間隙の微調節ができ
ない欠点がある。
ない欠点がある。
本考案の目的は上記のような欠点を除去したエンコーダ
を具えた電動機を得るにある。
を具えた電動機を得るにある。
本考案のエンコーダを具えた電動機は、筐体と、この筐
体に固着された固定子と、この固定子の内周面に小空隙
を介して対向配設される回転子と、この回転子の回転子
軸と、この回転子軸を回転自在に支承するため前記筐体
に固定した軸受と、光電式エンコーダとより成り、この
光電式エンコーダは回転スリット板と、この回転スリッ
ト板を保持するブッシュとを有し、前記筐体から突出し
た回転子軸の先端部は小径の先端部分を有し、この小径
の先端部分は雄ねじ部分と、これと同軸状の小径部分と
より成り、前記ブッシュが前記回転子軸の大径部分と雄
ねじ部分と小径部分に夫々対応する大径の孔部分と雌ね
じ部分と小径の孔部分とを有し、更に前記雌ねじ部分と
小径の孔部分の何れか一方の位置に押しねじ用の半径方
向のねじ孔を有することを特徴とする。
体に固着された固定子と、この固定子の内周面に小空隙
を介して対向配設される回転子と、この回転子の回転子
軸と、この回転子軸を回転自在に支承するため前記筐体
に固定した軸受と、光電式エンコーダとより成り、この
光電式エンコーダは回転スリット板と、この回転スリッ
ト板を保持するブッシュとを有し、前記筐体から突出し
た回転子軸の先端部は小径の先端部分を有し、この小径
の先端部分は雄ねじ部分と、これと同軸状の小径部分と
より成り、前記ブッシュが前記回転子軸の大径部分と雄
ねじ部分と小径部分に夫々対応する大径の孔部分と雌ね
じ部分と小径の孔部分とを有し、更に前記雌ねじ部分と
小径の孔部分の何れか一方の位置に押しねじ用の半径方
向のねじ孔を有することを特徴とする。
以下図面によって本考案の実施例を説明する。
本考案においては、第１図〜第３図に示すように前記電
動機筐体１より突出した前記回転子軸４の部分の先端に
十分な軸方向長さに亘り小径の部分16を形成し、この小
径の部分16をその軸方向に２部分に分け、回転子軸４の
大径部分に隣接する前記部分の一方には雄ねじ17を形成
せしめると共に、この回転子軸４に係合されるブッシュ
７には前記回転子軸４の大径の部分と雄ねじ部分と小径
の部分に夫々嵌合する大径の孔の部分と雌ねじ部分と小
径の孔の部分とを形成し、前記雌ねじ部分と小径の孔の
部分の何れか一方の位置に、押しねじ用の半径方向のね
じ孔を形成せしめる。
動機筐体１より突出した前記回転子軸４の部分の先端に
十分な軸方向長さに亘り小径の部分16を形成し、この小
径の部分16をその軸方向に２部分に分け、回転子軸４の
大径部分に隣接する前記部分の一方には雄ねじ17を形成
せしめると共に、この回転子軸４に係合されるブッシュ
７には前記回転子軸４の大径の部分と雄ねじ部分と小径
の部分に夫々嵌合する大径の孔の部分と雌ねじ部分と小
径の孔の部分とを形成し、前記雌ねじ部分と小径の孔の
部分の何れか一方の位置に、押しねじ用の半径方向のね
じ孔を形成せしめる。
本考案のエンコーダを具えた電動機は、上記のような構
成であるから、ブッシュを回転子軸に傾斜することなく
正しく取り付けることが出来るばかりでなく、更にブッ
シュを回転子軸に相対的に回転せしめることによって前
記間隙δを微細に調節することが出来るようになる。
成であるから、ブッシュを回転子軸に傾斜することなく
正しく取り付けることが出来るばかりでなく、更にブッ
シュを回転子軸に相対的に回転せしめることによって前
記間隙δを微細に調節することが出来るようになる。
上記のように本考案によれば回転スリットを固定スリッ
トに正しく平行に配置出来、且つ両者間の間隙を微細に
調節してエンコーダの性能を向上出来る大きな利益があ
る。
トに正しく平行に配置出来、且つ両者間の間隙を微細に
調節してエンコーダの性能を向上出来る大きな利益があ
る。
第１図は本考案エンコーダを具えた電動機の説明図、第
２図（ａ）はその回転子軸先端部の正面図、第２図
（ｂ）はその側面図、第３図（ａ）はブッシュの縦断正
面図、第３図（ｂ）はその側面図、第４図は従来のエン
コーダを具えた電動機の説明図、第５図は従来の他のエ
ンコーダを具えた電動機の説明図、第６図（ａ）はその
回転子軸先端部の縦断正面図、第６図（ｂ）はその側面
図、第７図（ａ）はブッシュの縦断正面図、第７図
（ｂ）はその側面図である。 １……電動機筐体、２……固定子、３……回転子、４…
…回転子軸、５……軸受、６……光電式エンコーダ、７
……ブッシュ、８……回転スリット板、９……固定スリ
ット板、10……受光装置、11……発光装置、12……エン
コーダ部カバー、13……固定スリット保持機構、14……
押しねじ、15,18……平坦面、16……小径の部分、17…
…雄ねじ、19……雌ねじ。
２図（ａ）はその回転子軸先端部の正面図、第２図
（ｂ）はその側面図、第３図（ａ）はブッシュの縦断正
面図、第３図（ｂ）はその側面図、第４図は従来のエン
コーダを具えた電動機の説明図、第５図は従来の他のエ
ンコーダを具えた電動機の説明図、第６図（ａ）はその
回転子軸先端部の縦断正面図、第６図（ｂ）はその側面
図、第７図（ａ）はブッシュの縦断正面図、第７図
（ｂ）はその側面図である。 １……電動機筐体、２……固定子、３……回転子、４…
…回転子軸、５……軸受、６……光電式エンコーダ、７
……ブッシュ、８……回転スリット板、９……固定スリ
ット板、10……受光装置、11……発光装置、12……エン
コーダ部カバー、13……固定スリット保持機構、14……
押しねじ、15,18……平坦面、16……小径の部分、17…
…雄ねじ、19……雌ねじ。
Claims (1)
- 【請求項１】筐体と、この筐体に固着された固定子と、
この固定子の内周面に小空隙を介して対向配設される回
転子と、この回転子の回転子軸と、この回転子軸を回転
自在に支承するため前記筐体に固定した軸受と、光電式
エンコーダとより成り、この光電式エンコーダは回転ス
リット板と、この回転スリット板を保持するブッシュと
を有し、前記筐体から突出した回転子軸の先端部は小径
の先端部分を有し、この小径の先端部分は雄ねじ部分
と、これと同軸状の小径部分とより成り、前記ブッシュ
が前記回転子軸の大径部分と雄ねじ部分と小径部分に夫
々対応する大径の孔部分と雌ねじ部分と小径の孔部分と
を有し、更に前記雌ねじ部分と小径の孔部分の何れか一
方の位置に押しねじ用の半径方向のねじ孔を有すること
を特徴とするエンコーダを具えた電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987027410U JPH0648329Y2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | エンコ−ダを具えた電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987027410U JPH0648329Y2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | エンコ−ダを具えた電動機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63135220U JPS63135220U (ja) | 1988-09-05 |
| JPH0648329Y2 true JPH0648329Y2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=30829413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987027410U Expired - Lifetime JPH0648329Y2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | エンコ−ダを具えた電動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0648329Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012514185A (ja) * | 2008-12-30 | 2012-06-21 | シェンツェン アカデミー オブ エアロスペース テクノロジー | ホール回転トランス及びそれで作られたホール回転角エンコーダ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5310044U (ja) * | 1976-07-09 | 1978-01-27 | ||
| JPS6052716A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-26 | Sanritsu Kogyo Kk | 光学式ロ−タリ−エンコ−ダ− |
-
1987
- 1987-02-27 JP JP1987027410U patent/JPH0648329Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63135220U (ja) | 1988-09-05 |
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