JP2002101511A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

Info

Publication number
JP2002101511A
JP2002101511A JP2000284800A JP2000284800A JP2002101511A JP 2002101511 A JP2002101511 A JP 2002101511A JP 2000284800 A JP2000284800 A JP 2000284800A JP 2000284800 A JP2000284800 A JP 2000284800A JP 2002101511 A JP2002101511 A JP 2002101511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
vacuum valve
vacuum
insulating spacer
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000284800A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Tamura
好明 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP2000284800A priority Critical patent/JP2002101511A/ja
Publication of JP2002101511A publication Critical patent/JP2002101511A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電流を遮断する手段として真空バルブを用いた
ガス絶縁開閉装置の小形化とコストの低減とを図る。 【解決手段】真空バルブ12u〜12wを収納する機器
収納室1Bと他の機器収納室1Aとの間をガス区分する
絶縁スペーサ4の埋込み導体4u〜4wの配列を、真空
バルブの配列とほぼ同じにする。絶縁スペーサ4の埋込
み導体4u〜4wを真空バルブの支持手段として用い、
真空バルブ12u〜12wの固定軸22を埋込み導体に
電気的及び機械的に接続する。操作器16の出力軸16
aを駆動レバー31と絶縁操作レバー30とからなる駆
動機構を介して真空バルブの可動軸に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電流を遮断する手
段として真空バルブを用いたガス絶縁開閉装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ビル等の受電設備において、ケーブルに
より受電する場合には、ケーブルを遮断器や断路器等に
より構成される開閉回路を通して母線に接続し、該母線
に所定の開閉回路を通して変圧器の一次側を接続するよ
うにしている。このような受電設備に設けるガス絶縁開
閉装置において、遮断器として真空バルブを用いる場合
には、図2に示すような構成がとられていた。
【0003】図2(A),(B)において、1は架台2
の上に支持されて、内部が隔壁3により上部機器収納室
1Aと下部機器収納室1Bとに区画された容器、4は上
部機器収納室1Aと下部機器収納室1Bとの間をガス区
分するために隔壁3に取り付けられた絶縁スペーサであ
る。容器1の相対する側壁の下部には、第1の管台部1
aと第2の管台部1bとが設けられ、第1の管台部1a
及び第2の管台部1bの外部への開口部をそれぞれ気密
に閉じるように第1及び第2の蓋板5及び6が取り付け
られている。容器1の前面側には操作器箱7が配置さ
れ、該操作器箱7が第1の管台部1aに接続されてい
る。容器の底部に3相のケーブルヘッドCHDu〜CH
Dwが取り付けられ、これらのケーブルヘッドに地下か
ら立ち上げられたケーブル8の端末部が接続されてい
る。
【0004】下部機器収納室1B内には、断面が長円状
を呈する筒状の第1の絶縁フレーム9がその断面の長円
の長軸方向を水平面上で管台部1a及び1bの軸線方向
と直角な方向に向けた状態で、かつその軸線方向の一端
を第1の管台部1a側に向けた状態で配置されている。
第1の絶縁フレーム9の一端には、該フレーム9と同様
の断面形状を有する筒状の第2の絶縁フレーム10の一
端が、3相の導電板11を介して接続され、第2の絶縁
フレーム10の他端が第1の蓋板5に接続されている。
第1の絶縁フレーム9内には、水平方向に並べて配置さ
れた3相の真空バルブ12u〜12wが、それぞれの可
動軸21を第1の管台部1a側に向けた状態で収納さ
れ、3相の真空バルブ12u〜12wの可動軸21は、
3相の導電板11にそれぞれ設けられた雌形の摺動接触
子11aに摺動接触させられている。第1の絶縁フレー
ム9の他端側には、3相の真空バルブ12u〜12wに
それぞれ対応する3相の導電板13u〜13wが取り付
けられ、該3相の導電板がそれぞれ3相の真空バルブ1
2u〜12wの固定軸22に接続されている。
【0005】3相のケーブルヘッドCHDu〜CHDw
の端子導体にそれぞれ3相の接続導体14u〜14wが
接続され、これら3相の接続導体14u〜14wがそれ
ぞれ3相の真空バルブの固定軸に接続された導電板13
u〜13wに接続されている。
【0006】第2の蓋板6の内側には、3相の導電板1
3u〜13wにそれぞれ対向させた状態で3相の予備の
ケーブルヘッドCHD´が取り付けられ、各ケーブルヘ
ッドCHD´の端子導体を、対応する相の導電板13u
〜13wに設けた接触子23にチューリップコンタクト
を介して接続することにより、絶縁フレーム9の他端側
を蓋板6に対して支持している。
【0007】また3相の導電板11と絶縁スペーサ4に
設けられた3相の埋め込み導体4u〜4wとの間が接続
導体15u〜15wを介して接続され、これにより真空
バルブ12u〜12wが容器1の上部機器収納室1A内
の回路に接続されている。
【0008】第1の蓋板5の外側には、水平方向に変位
する出力軸16aを有する操作器16が取り付けられ
れ、該操作器の出力軸16aが絶縁フレーム10内に導
入されて、絶縁操作ロッド17を介して真空バルブの可
動軸21に接続されている。
【0009】容器1の上部機器収納室1A内には、母線
導体と母線断路器とが収納され、ケーブル8がケーブル
ヘッドCHDu〜CHDwと真空バルブ12u〜12w
と母線断路器とを通して母線導体に接続される。容器1
の上部機器収納室1A内及び下部機器収納室1B内に
は、SFガスが所定の圧力で封入され、容器1とそ
の内部に収納された機器とにより、受電ユニットが構成
されている。
【0010】上部機器収納室1A内の母線導体は、図示
の受電ユニットに隣接配置される他のユニット内に設け
られた母線導体と開閉回路とを通して変圧器などに接続
される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図2に示した従来のガ
ス絶縁開閉装置においては、第1及び第2の絶縁フレー
ム9及び10を用いて3相の真空バルブ12u〜12w
を支持していたため、真空バルブの支持構造が複雑にな
り、コストが高くなるのを避けられなかった。
【0012】また図2に示したガス絶縁開閉装置では、
客先の仕様によっては予備のケーブルヘッドCHD´を
省略する場合があるが、図2に示した装置では、予備の
ケーブルヘッドCHD´を真空バルブの支持手段として
利用しているため、ケーブルヘッドCHD´を省略する
場合には、ケーブルヘッドCHD´の代りに支持碍子を
取り付ける必要があり、予備のケーブルヘッドCHD´
の省略が部品点数の削減やコストの低減につながらない
という問題があった。
【0013】本発明の目的は、容器の真空バルブの支持
構造の簡素化を図って、部品点数を削減し、コストの低
減を図ることができるようにしたガス絶縁開閉装置を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器内に設け
られた機器収納室内に3相の真空バルブを配置して、該
3相の真空バルブを、機器収納室と隣接の他の室との間
をガス区分する絶縁スペーサに設けられた3相の埋め込
み導体を通して他の室内の機器に電気的に接続するよう
にしたガス絶縁開閉装置を対象とする。
【0015】本発明においては、絶縁スペーサの3相の
埋め込み導体を、3相の真空バルブの配列とほぼ同じ配
列で並べて配置する。そして、3相の真空バルブのそれ
ぞれの中心軸線を絶縁スペーサの3相の埋め込み導体の
中心軸線と同じ方向に向けた状態で、各相の真空バルブ
の固定軸を対応する相の埋め込み導体に電気的及び機械
的に接続し、絶縁スペーサの各相の埋め込み導体を各相
の真空バルブを機械的に支持する支持手段として用い
て、真空バルブを機械的に支持するようにした。なお上
記の構成において、「絶縁スペーサの3相の埋め込み導
体を、3相の真空バルブの配列とほぼ同じ配列で並べて
配置する」とは、両者の配列のパターンを実質的に同じ
にすることを意味する。例えば、真空バルブを三角配置
する場合には、絶縁スペーサの埋め込み導体も三角配置
し、真空バルブを一列に並べて配置する場合には、絶縁
スペーサの埋め込み導体も一列に並べて配置する。この
場合、絶縁スペーサの隣接する埋め込み導体の中心軸線
相互間の距離と、隣接する真空バルブの中心軸線相互間
の距離とはほぼ一致しているのが好ましいが、真空バル
ブの固定軸と絶縁スペーサの埋め込み導体との接続に支
障を来さなければ、両者は厳密に一致していなくてもよ
い。その意味で絶縁スペーサの3相の埋め込み導体の配
列と、3相の真空バルブの配列とを「ほぼ同じ配列」と
している。
【0016】上記のように、絶縁スペーサの埋め込み導
体を支持手段として用いて真空バルブを支持するように
すると、真空バルブを支持するために、絶縁フレーム等
の支持部材を特別に設ける必要がないため、真空バルブ
の支持構造の簡素化を図ることができ、部品点数の削減
を図って、コストの低減を図ることができる。
【0017】真空バルブを支持する絶縁スペーサは、真
空バルブの上方に配置して、各相の真空バルブの固定軸
を絶縁スペーサの対応する相の埋め込み導体に接続する
のが好ましい。この場合、各相の真空バルブは、その軸
線を垂直方向に向けた状態で配置して、その固定軸を絶
縁スペーサの対応する相の埋め込み導体に電気的及び機
械的に接続する。
【0018】このように構成すると、各相の真空バルブ
は、その上端が絶縁スペーサの埋め込み導体に固定され
て吊り下げられた状態で支持されるため、固定軸に曲げ
モーメントを生じさせることなく、真空バルブを無理な
く支持することができる。
【0019】また上記のように、軸線を垂直方向に向け
た状態で3相の真空バルブを配置すると、真空バルブを
横方向に向けて配置する場合に比べて機器収納室の奥行
き寸法を小さくすることができ、装置の小形化を図るこ
とができる。
【0020】ガス絶縁開閉装置のケーブルを引き込む部
分に上記真空バルブを設ける場合には、機器収納室にケ
ーブルヘッドを設けて、真空バルブを該ケーブルヘッド
を介してケーブルに接続する。
【0021】この場合には、3相の真空バルブの上方及
び下方にそれぞれ絶縁スペーサ及び3相のケーブルヘッ
ドを配置し、3相のケーブルヘッドのそれぞれの端子導
体に一端が接続された3相の接続導体を設けて、該3相
の接続導体の他端側に真空バルブの可動軸を摺動接触さ
せる摺動接触子を取り付ける。
【0022】3相の真空バルブは、それぞれの中心軸線
を絶縁スペーサの3相の埋め込み導体の中心軸線と同じ
方向に向けた状態で配置して、各相の真空バルブの固定
軸を絶縁スペーサの対応する相の埋め込み導体に電気的
及び機械的に接続して支持する。また各相の真空バルブ
の可動軸は、対応する相の接続導体に取り付けられた摺
動接触子に摺動接触させる。
【0023】真空バルブを操作するため、操作器と、該
操作器の出力軸の変位を3相の真空バルブの可動軸の軸
線方向の変位に変換して3相の真空バルブの可動軸に伝
達する駆動機構とが設けられるが、この駆動機構は、真
空バルブとケーブルヘッドとの間のスペースで3相の真
空バルブの可動軸に連結する。
【0024】上記のように、真空バルブの可動軸をケー
ブルヘッドの端子導体に接続導体を介して支持された摺
動接触子に摺動接触させる構造にすると、真空バルブの
可動軸を摺動接触子によりガイドすることができるた
め、真空バルブを更に安定に支持することができる。
【0025】上記3相の真空バルブは一方向に並べた状
態で整列配置することができる。この場合、真空バルブ
の点検などを容易にし、かつ操作器の取り付けを容易に
するため、3相の真空バルブの並設方向に対して直角な
方向に相対する容器の側壁に機器収納室内と外部とに開
口した第1及び第2の管台部をそれぞれ設けて、該第1
及び第2の管台部の外部への開口部を閉じるように第1
及び第2の蓋板を取り付けるようにするのが好ましい。
この場合、第1の蓋板の外側に操作器を取り付けて該操
作器の出力軸を第1の蓋板を貫通して機器収納室内の駆
動機構に連結する。また客先の仕様により、予備のケー
ブルヘッドを取り付ける必要がある場合には、第2の蓋
板の内側に予備ケーブルヘッド取付け部を設けて、該取
り付け部に予備のケーブルヘッドを取り付けるようにす
ることができる。この場合、前記3相の接続導体には、
第2の蓋板の内側の予備ケーブルヘッド取り付け部に取
り付けられた3相の予備のケーブルヘッドの端子導体に
電気的に接続される接触子を取り付けておく。
【0026】上記操作器は、その出力軸をほぼ水平方向
に直線変位させるように構成することができる。この場
合、前記駆動機構は、3相の真空バルブのそれぞれに対
して設けられて該3相の真空バルブの可動軸と3相のケ
ーブルヘッドとの間のスペースに回動自在に支持されて
自由端が3相の真空バルブの可動軸にピンを介して連結
された3相の絶縁操作レバーと、3相の絶縁操作レバー
の回動軸に一端が固定され、他端が操作器の出力軸にピ
ンを介して連結された駆動レバーとを備えた構成とする
ことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下図1を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1(A)及び(B)は図2に示し
た構成のガス絶縁開閉装置に本発明を適用した場合の装
置の構成例を示したもので、図1(A)は要部を断面し
て示した側面図、(B)は要部を断面して示した背面図
である。図1(A)及び(B)において、図2(A)及
び(B)の各部と同等の部分にはそれぞれ図2と同一の
符号を付してある。
【0028】図1(A),(B)において、1は軸線を
垂直方向に向けた状態で架台2の上に支持された円筒状
の金属容器で、この容器の内部は、隔壁3により上部機
器収納室1Aと下部機器収納室1Bとに区画され、隔壁
3に取り付けられた絶縁スペーサ4により、上部機器収
納室1Aと下部機器収納室1Bとの間がガス区分されて
いる。
【0029】容器1の相対する側壁の下部には、下部機
器収納室1B内と外部とに開口した第1の管台部1aと
第2の管台部1bとが、それぞれの軸線を一致させた状
態で設けられ、第1の管台部1a及び第2の管台部1b
の外部への開口部をそれぞれ気密に閉じるように第1及
び第2の蓋板5及び6が取り付けられている。この例で
は、容器1の第1の管台部1a側の側面が該容器1の前
面となっていて、該容器1の前面側に配置された操作器
箱7が第1の管台部1aに接続されている。
【0030】容器の底部には、3相のケーブルヘッドC
HDu〜CHDwが取り付けられている。3相のケーブ
ルヘッドは、それぞれの中心軸線を水平面上で二等辺三
角形の頂点に位置させた状態で配置(三角配置)され、
各相のケーブルヘッドには、地下から立ち上げられた各
相のケーブル8の端末部が接続されている。ケーブル8
の架台2内に位置する部分には変流器CTが装着されて
いる。
【0031】絶縁スペーサ4には、3相の埋め込み導体
4uないし4wが設けられるが、本発明においては、こ
れら3相の埋め込み導体4uないし4wを、機器収納室
1B内における3相の真空バルブ12uないし12wの
配列とほぼ同じ配列で配置する。図示の例では、3相の
真空バルブ12uないし12wが、それぞれの軸線を垂
直方向に向け、かつそれぞれの軸線を、第1及び第2の
管台部1a及び1bの中心軸線と直交する垂直面上に位
置させた状態で、一列に並べて配置される。そのため、
絶縁スペーサ4の3相の埋め込み導体4u〜4wも、そ
れぞれの軸線を垂直方向に向け、かつそれぞれの軸線
を、第1及び第2の管台部1a及び1bの中心軸線と直
交する垂直面上に位置させた状態で一列に並べて整列配
置されている。
【0032】真空バルブは、絶縁材料からなる真空容器
20と、真空容器20に対してスライドし得るように支
持された可動軸21と、可動軸21と軸線を共有するよ
うに設けられて先端を真空容器20内に位置させた状態
で該真空容器20に固定された固定軸22と、容器20
内に位置する可動軸21の先端及び固定軸22の先端に
それぞれ取り付けられた可動電極及び固定電極とを備え
たもので、可動軸21を軸線方向に変位させることによ
り可動電極を固定電極に接離させるようになっている。
【0033】3相の真空バルブ12u〜12wは、それ
ぞれの固定軸22を上方に向けた状態で配置されて、該
固定軸が絶縁スペーサ4の対応する相の埋込み導体4u
〜4wに電気的及び機械的に接続されている。固定軸2
2は、絶縁スペーサの埋込み導体に直接接続してもよ
く、適当なアダプタ導体を介して接続してもよい。
【0034】3相のケーブルヘッドCHDu〜CHDw
はそれぞれの上端に端子導体を備えていて、それぞれの
端子導体にL字方に形成された3相の接続導体14uな
いし14wの一端がボルト止め等により接続されてい
る。
【0035】3相の接続導体14uないし14wはそれ
ぞれの他端が対応する相の真空バルブ12u〜12wの
近傍の位置に達するように形成されていて、3相の接続
導体14u〜14wの他端にそれぞれ摺動接触子25が
取り付けられている。接続導体14u〜14wにそれぞ
れ取り付けられた摺動接触子は真空バルブ12u〜12
wの可動軸21と軸線を共有するように設けられてい
て、これらの摺動接触子に真空バルブ12u〜12wの
可動軸21が摺動接触させられている。
【0036】真空バルブ12u〜12wを操作するた
め、第1の蓋板5の外側に操作器16が取り付けられ、
水平方向に変位する操作器16の出力軸16aが蓋板5
を気密に貫通して機器収納室1B内に導入されている。
【0037】3相の真空バルブ12u〜12wに対して
それぞれ設けられた3相の絶縁操作レバー30が真空バ
ルブ12u〜12wの可動軸21とケーブルヘッドCH
Du〜CHDwとの間のスペースに配置されて回動自在
に支持され、3相の絶縁操作レバー30のそれぞれの自
由端が真空バルブ12u〜12wの可動軸21にピンを
介して連結されている。絶縁操作レバー30の回動軸に
駆動レバー31の一端が固定され、該駆動レバー31の
他端に操作器16の出力軸16aがピンを介して連結さ
れている。図示の例では、絶縁操作レバー30と駆動レ
バー31とにより、操作器16の出力軸16aの変位を
3相の真空バルブ12u〜12wの可動軸21の軸線方
向の変位に変換して3相の真空バルブの可動軸に伝達す
る駆動機構が構成され、出力軸16aが真空バルブ側に
変位したときに可動軸21が下方に変位して真空バルブ
12u〜12wが開き、出力軸16aが真空バルブから
離れる側に変位したときに可動軸21が上方に変位して
真空バルブ12u〜12wが閉じるようになっている。
【0038】第2の蓋板6の内側には3相の予備ケーブ
ルヘッド取付部が設けられていて、この取付部に3相の
予備ケーブルヘッドCHDu´〜CHDw´(CHDu
´及びCHDw´は図示せず。)が取り付けられてい
る。また接続導体14u〜14wの上端には、第2の蓋
板6を管台部1bに取り付けた際に、予備のケーブルヘ
ッドCHDu´〜CHDw´の端子導体に接続される接
触子35が取り付けられている。
【0039】容器1の機器収納室1A及び1B内にはS
ガスが所定の圧力で封入されている。
【0040】上記のように、絶縁スペーサ4の埋め込み
導体4u〜4wを支持手段として用いて、これらの埋込
み導体に真空バルブ12u〜12wの固定軸22を電気
的及び機械的に接続することにより、真空バルブ12u
〜12wを支持するようにすると、真空バルブを支持す
るために、絶縁フレーム等の支持部材を設ける必要がな
いため、真空バルブの支持構造の簡素化を図って部品点
数の削減を図ることができ、ガス絶縁開閉装置のコスト
の低減を図ることができる。
【0041】また上記の実施形態のように真空バルブ1
2u〜12wのそれぞれの中心軸線を垂直方向に向けて
おくと、各相の真空バルブは、その上端が絶縁スペーサ
の埋め込み導体に固定されて吊り下げられた状態で支持
されるため、固定軸22に曲げモーメントを生じさせる
ことなく、真空バルブ12u〜12wを無理なく支持す
ることができる。
【0042】また上記のように、軸線を垂直方向に向け
た状態で3相の真空バルブ12u〜12wを配置する
と、真空バルブを横方向に向けて配置する場合に比べて
機器収納室の奥行き寸法を小さくすることができ、装置
の小形化を図ることができる。
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、絶縁ス
ペーサの埋め込み導体を支持手段として用いて真空バル
ブを支持するようにしたので、真空バルブを支持するた
めに、絶縁フレーム等の支持部材を特別に設ける必要が
ない。そのため、真空バルブの支持構造の簡素化を図る
ことができ、部品点数の削減を図って、コストの低減を
図ることができる。
【0043】また本発明において、3相の真空バルブの
軸線を垂直方向に向けて配置した場合には、真空バルブ
を横方向に向けて配置する場合に比べて機器収納室の奥
行き寸法を小さくすることができ、装置の小形化を図る
ことができる。
【0044】更に、本発明においては、第2の蓋板に取
り付けられる予備のケーブルヘッドを真空バルブの支持
手段として用いないため、該予備のケーブルヘッドを省
略する場合に代りの支持碍子を取り付ける必要がない。
従って、予備のケーブルヘッドの省略を部品点数の削減
につなげてコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施形態の構成例を一部断
面して示した側面図である。(B)は(A)のガス絶縁
開閉装置の一部を断面して示した背面図である。
【図2】(A)は従来のガス絶縁開閉装置を一部断面し
て示した側面図である。(B)は(A)のガス絶縁開閉
装置の一部を断面して示した背面図である。
【符号の説明】
1…容器、1B…真空バルブを収納する機器収納室、1
a,1b…管台部、4…絶縁スペーサ、5…第1の蓋
板、6…第2の蓋板、12u〜12w…真空バルブ、2
1…可動軸、22…固定軸、CHDu〜CHDw…ケー
ブルヘッド。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に設けられた機器収納室内に3相
    の真空バルブが配置され、前記3相の真空バルブは、前
    記機器収納室と隣接の他の室との間をガス区分する絶縁
    スペーサに設けられた3相の埋め込み導体を通して前記
    他の室内の機器に電気的に接続されているガス絶縁開閉
    装置において、 前記絶縁スペーサの3相の埋め込み導体は、前記3相の
    真空バルブの配列とほぼ同じ配列で並ぶように設けら
    れ、 前記3相の真空バルブはそれぞれの中心軸線を前記絶縁
    スペーサの3相の埋め込み導体の中心軸線と同方向に向
    けた状態で配置されて、各相の真空バルブの固定軸が対
    応する相の埋め込み導体に電気的及び機械的に接続さ
    れ、 前記絶縁スペーサの各相の埋め込み導体が各相の真空バ
    ルブを機械的に支持する支持手段として用いられて、前
    記真空バルブが機械的に支持されていることを特徴とす
    るガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁スペーサは、前記真空バルブの
    上方に配置され、各相の真空バルブはその軸線を垂直方
    向に向けた状態で配置されてその固定軸が前記絶縁スペ
    ーサの対応する相の埋め込み導体に電気的及び機械的に
    接続されている請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 【請求項3】 容器内に設けられた機器収納室内に3相
    の真空バルブが配置され、前記3相の真空バルブは、前
    記機器収納室と隣接の他の室との間をガス区分する絶縁
    スペーサに設けられた3相の埋め込み導体を通して前記
    他の室内の機器に電気的に接続されるとともに、前記機
    器収納室内に取り付けられた3相のケーブルヘッドを通
    してケーブルに接続されるガス絶縁開閉装置において、 前記3相の真空バルブの上方及び下方にそれぞれ前記絶
    縁スペーサ及び3相のケーブルヘッドが配置され、 前記絶縁スペーサの3相の埋め込み導体は前記3相の真
    空バルブの配列とほぼ同じ配列で並ぶように設けられ、 前記3相のケーブルヘッドのそれぞれの端子導体に一端
    が接続された3相の接続導体が設けられて、前記3相の
    接続導体の他端側に前記真空バルブの可動軸を摺動接触
    させる摺動接触子が取り付けられ、 前記3相の真空バルブは、それぞれの中心軸線を前記絶
    縁スペーサの3相の埋め込み導体の中心軸線と同じ方向
    に向けた状態で配置されて、各相の真空バルブの固定軸
    が前記絶縁スペーサの対応する相の埋め込み導体に電気
    的及び機械的に接続されて支持されるとともに、各相の
    真空バルブの可動軸が対応する相の接続導体に取り付け
    られた摺動接触子に摺動接触させられ、 操作器の出力軸の変位を前記3相の真空バルブの可動軸
    の軸線方向の変位に変換して前記3相の真空バルブの可
    動軸に伝達する駆動機構が前記真空バルブとケーブルヘ
    ッドとの間のスペースで前記3相の真空バルブの可動軸
    に連結されていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記3相の真空バルブはそれぞれの中心
    軸線が垂直面上で一方向に並ぶように配置され、 前記3相の真空バルブの並設方向に対して直角な方向に
    相対する前記容器の側壁に前記機器収納室内と外部とに
    開口した第1及び第2の管台部がそれぞれ設けられて、
    該第1及び第2の管台部の外部への開口部を閉じるよう
    に第1及び第2の蓋板が取り付けられ、 前記第1の蓋板の外側に前記操作器が取り付けられて該
    操作器の出力軸が前記第1の蓋板を貫通して前記機器収
    納室内の駆動機構に連結され、 前記第2の蓋板の内側に前記3相のケーブルヘッドとは
    異なる3相の予備のケーブルヘッドを取り付ける予備ケ
    ーブルヘッド取付け部が設けられ、 前記3相の接続導体には、前記第2の蓋板の内側の予備
    ケーブルヘッド取り付け部に取り付けられた3相の予備
    のケーブルヘッドの端子導体に電気的に接続される接触
    子がそれぞれ取り付けられている請求項3に記載のガス
    絶縁開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記操作器は、前記出力軸をほぼ水平方
    向に直線変位させるように構成され、 前記駆動機構は、前記3相の真空バルブのそれぞれに対
    して設けられて該3相の真空バルブの可動軸と前記3相
    のケーブルヘッドとの間のスペースに回動自在に支持さ
    れて自由端が前記3相の真空バルブの可動軸にピンを介
    して連結された3相の絶縁操作レバーと、前記3相の絶
    縁操作レバーの回動軸に一端が固定され、他端が前記操
    作器の出力軸にピンを介して連結された駆動レバーとを
    備えている請求項4に記載のガス絶縁開閉装置。
JP2000284800A 2000-09-20 2000-09-20 ガス絶縁開閉装置 Pending JP2002101511A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000284800A JP2002101511A (ja) 2000-09-20 2000-09-20 ガス絶縁開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000284800A JP2002101511A (ja) 2000-09-20 2000-09-20 ガス絶縁開閉装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002101511A true JP2002101511A (ja) 2002-04-05

Family

ID=18768961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000284800A Pending JP2002101511A (ja) 2000-09-20 2000-09-20 ガス絶縁開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002101511A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104779549A (zh) * 2015-04-20 2015-07-15 深圳市华诚电力设备有限公司 智能全封闭永磁真空断路器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104779549A (zh) * 2015-04-20 2015-07-15 深圳市华诚电力设备有限公司 智能全封闭永磁真空断路器
CN104779549B (zh) * 2015-04-20 2017-03-08 深圳市华诚电力设备有限公司 智能全封闭永磁真空断路器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4505010B2 (ja) 密閉型ガス絶縁開閉装置
JP2001352623A (ja) ガス絶縁開閉装置
US4541033A (en) Power switch assembly having a circuit breaker and a circuit disconnector
KR100692731B1 (ko) 가스 절연 스위치 기어
JPH0612948A (ja) 真空開閉器具を備えたガス絶縁開閉装置
JP2000067708A (ja) 断路器、接地開閉器及び接地開閉器付断路器
KR100554629B1 (ko) 진공차단기
JP2002101511A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0624408B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0630525B2 (ja) ガス絶縁開閉器
JP3246759B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0336167Y2 (ja)
JP2003045301A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2000032620A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH07203609A (ja) ガス絶縁キュービクル
JPH10178714A (ja) 遮断器
JPH09284927A (ja) 避雷器を備えたガス絶縁電気機器
JPH09149513A (ja) キュービクル収納形開閉装置
JPH0655007B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2003259514A (ja) 複合型ガス絶縁開閉装置
JPH0655006B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0655004B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH10229615A (ja) 遮断器
JPH08205340A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH1175309A (ja) 避雷器の断路装置