JP2002101220A - 拡声自動交互通話式インターホン装置 - Google Patents

拡声自動交互通話式インターホン装置

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JP2002101220A
JP2002101220A JP2000285691A JP2000285691A JP2002101220A JP 2002101220 A JP2002101220 A JP 2002101220A JP 2000285691 A JP2000285691 A JP 2000285691A JP 2000285691 A JP2000285691 A JP 2000285691A JP 2002101220 A JP2002101220 A JP 2002101220A
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Masao Yamamoto
征夫 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】住戸玄関周辺近傍の騒音が大きい場合における
住戸内に在室中の居住者からの受話音を聞き取り易いも
のとするとともに、住戸玄関周辺近傍の騒音が小さい場
合における住戸内の室内音の音漏れ、および在室中の居
住者からの受話音の頭切れ現象を低減させる。 【解決手段】玄関子機1と、ボイススイッチ24を内蔵
した室内親機2とで構成され、ボイススイッチは、玄関
子機からの入力信号の信号レベルの平均値に応じた直流
電圧を出力するための第1の出力端子P1、室内親機へ
の入力音圧に応じた直流電圧を出力するための第2の出
力端子P2を有し、室内親機には、第1の出力端子の出
力レベルに応じて玄関子機に対する出力信号を制御する
ための第1のコンパレータ27、第2の出力端子の出力
レベルに応じて玄関子機に対する出力信号を制御するた
めの第2のコンパレータ28を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は拡声自動交互通話式
インターホン装置に係り、特に住戸内に設置される室内
親機から住戸玄関に設置される玄関子機への送話音質を
向上させた拡声自動交互通話式インターホン装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の拡声自動交互通話式
インターホン装置として、図3のブロック図に示す構成
の拡声自動交互通話式インターホン装置が提案されてい
る。
【0003】同図に示す拡声自動交互通話式インターホ
ン装置は、住戸玄関に設置され子機マイク60、子機ス
ピーカ61、子機ハイブリット回路62を有する玄関子
機51と、住戸内に設置され親機マイク70、親機スピ
ーカ71、送話アンプ72、受話アンプ73、ボイスス
イッチ74、親機ハイブリット回路75を有する室内親
機52とで構成され、玄関子機51と室内親機52と
は、ペア線からなる伝送路L51を介して接続されてい
る。
【0004】このように構成された拡声自動交互通話式
インターホン装置において、住戸内に在室中の居住者
が、住戸玄関に居る来訪者との通話(拡声通話)を成立
させるために室内親機52の親機マイク70に収音した
送話音は、電気信号をなす音声信号(以下、親機送話音
信号と称す)に変換され、この親機送話音信号は、送話
アンプ72を介してボイススイッチ74に伝送される。
【0005】一方、住戸玄関に居る来訪者が、住戸内に
在室中の居住者との通話(拡声通話)を成立させるため
に玄関子機51の子機マイク60に収音した送話音は、
電気信号をなす音声信号(以下、子機送話音信号と称
す)に変換され、この子機送話音信号は、子機ハイブリ
ット回路62、伝送路L51、室内親機52の親機ハイブ
リット回路75を介してボイススイッチ74に伝送され
る。
【0006】ここで、室内親機52のボイススイッチ7
4は、入力された親機送話音信号の信号レベル(以下、
音圧レベルと称す)と子機送話音信号の音圧レベルとを
比較して送話状態、受話状態を切換える。
【0007】即ち、親機送話音信号の音圧レベルが子機
送話音信号の音圧レベルよりも大きい場合には、ボイス
スイッチ74から親機ハイブリット回路75、伝送路L
51、玄関子機51の子機ハイブリット回路62を介して
子機スピーカ61への通話路(以下、送話通話路と称
す)を形成し、ボイススイッチ74から受話アンプ73
を介して親機スピーカ71への通話路(以下、受話通話
路と称す)は遮断することにより送話状態となり、住戸
内に在室中の居住者からの受話音を子機スピーカ61に
て放音させていた。一方、親機送話音信号の音圧レベル
が子機送話音信号の音圧レベルよりも小さい場合には、
上述の受話通話路を形成し送話通話路は遮断することに
より受話状態となり、住戸玄関に居る来訪者からの受話
音を親機スピーカ71にて放音させていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
拡声自動交互通話式インターホン装置において、住戸玄
関周辺近傍の騒音が比較的大きい、例えば70dB〜9
0dBのような場合には、玄関子機51の子機スピーカ
61にて放音される住戸内に在室中の居住者からの受話
音が住戸玄関周辺近傍の騒音にマスキングされ聞き取り
に難くなる難点があった。
【0009】一方、住戸玄関周辺近傍の騒音が比較的小
さい、例えば40dB〜70dBのような場合には、住
戸内に在室中の居住者からの受話音以外に住戸内の室内
音が玄関子機51の子機スピーカ61にて放音されてし
まい音漏れの要因となる難点があった。
【0010】また、住戸内の室内音の音漏れを難点を解
消するためには、室内親機52の親機マイク70の収音
感度を下げることが効果的であるが、例えば子音をなす
「さ行」のようにエネルギーの小さな音声から始まるフ
レーズの送話音をなす音声信号(親機送話音信号)が親
機マイク70に収音されると、このエネルギーの小さな
音声の入力音圧がボイススイッチ74に予め設定されて
いる閾値以下の音圧レベルであることに起因して、室内
親機52から玄関子機51への出力の関係を時間軸で表
した図4の説明図に示すように、ボイススイッチ74に
て予め設定されている室内親機52の入力信号、即ち、
親機マイク70に収音される送話音をなす音声信号(親
機送話音信号)に対して玄関子機51の出力信号、即
ち、子機スピーカ61にて放音される受話音をなす音声
信号(親機送話音信号)を出力するための関数の傾きが
0となり出力が無くなることにより、子機スピーカ61
にて放音される住戸内に在室中の居住者からの受話音に
頭切れが発生する難点があった。
【0011】本発明は、上述の難点を解消するためにな
されたもので、住戸玄関周辺近傍の騒音が大きい場合に
おける住戸内に在室中の居住者からの受話音を聞き取り
易いものとするとともに、住戸玄関周辺近傍の騒音が小
さい場合における住戸内の室内音の音漏れ、および在室
中の居住者からの受話音の頭切れ現象を低減させた拡声
自動交互通話式インターホン装置を提供することを目的
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による拡声自動交互通話式インターホン装置
は、玄関子機と、ボイススイッチを内蔵した室内親機と
で構成される拡声自動交互通話式インターホン装置にお
いて、ボイススイッチは、玄関子機からの入力信号の信
号レベルの平均値に応じた直流電圧を出力するための第
1の出力端子を有し、室内親機には、第1の出力端子の
出力レベルに応じて玄関子機に対する出力信号を制御す
るための第1のコンパレータを設けたことを特徴として
いる。
【0013】また、本発明による拡声自動交互通話式イ
ンターホン装置は、玄関子機と、ボイススイッチを内蔵
した室内親機とで構成される拡声自動交互通話式インタ
ーホン装置において、ボイススイッチは、室内親機への
入力音圧に応じた直流電圧を出力するための第2の出力
端子を有し、室内親機には、第2の出力端子の出力レベ
ルに応じて玄関子機に対する出力信号を制御するための
第2のコンパレータを設けたことを特徴としている。
【0014】このような拡声自動交互通話式インターホ
ン装置によれば、玄関子機が設置される住戸玄関周囲近
傍の騒音の大きさの平均に対応した直流電圧と、室内親
機の親機マイクに収音される送話音の入力電圧に対応し
た直流電圧とを、室内親機のボイススイッチにて検出
し、検出された直流電圧と予め設定されている電圧とを
異なるコンパレータで比較することにより、この比較結
果をもとに親機マイクに収音される送話音をなす音声信
号の音圧レベルを適宜な利得で増幅することができる。
これにより、住戸玄関周辺近傍の騒音が大きい場合にお
いて玄関子機の子機スピーカにて放音される住戸内に在
室中の居住者からの受話音が聞き取り易いものとなると
ともに、住戸玄関周辺近傍の騒音が小さい場合におい
て、玄関子機の子機スピーカにて放音される住戸内の室
内音の音漏れ、および在室中の居住者からの受話音の頭
切れ現象を低減でき、室内親機から玄関子機への送話音
質が向上される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明による拡声自動交互
通話式インターホン装置を適用した好ましい形態の実施
例について、図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例による拡声自動
交互通話式インターホン装置の構成を示すブロック図で
あり、住戸玄関に設置される玄関子機1と、住戸内に設
置される室内親機2とで構成され、玄関子機1と室内親
機2とは、ペア線からなる伝送路L1を介して接続され
ている。
【0017】同図に示す玄関子機1は、住戸玄関に居る
来訪者が住戸内に在室中の居住者との通話(拡声通話)
を成立させるための送話音を収音する子機マイク10、
受話音を放音する子機スピーカ11と、子機マイク10
に収音され電気信号に変換された送話音をなす音声信号
を4線2線変換して伝送路L1に送出するとともに、室
内親機2から伝送路L1を伝送されてくる受話音をなす
音声信号を2線4線変換して子機スピーカ11に送出す
るための子機ハイブリット回路12とを有する。
【0018】室内親機2は、住戸内に在室中の居住者が
住戸玄関に居る来訪者との通話(拡声通話)を成立させ
るための送話音を収音する親機マイク20、受話音を放
音する親機スピーカ21と、親機マイク20に収音され
電気信号に変換された送話音をなす音声信号を増幅する
ための送話アンプ22と、親機スピーカ21にて放音さ
れる受話音をなす音声信号を増幅するための受話アンプ
23と、当該室内親機と伝送路L1を介して玄関子機1
との間で送受信される音声信号、即ち、送話アンプ22
を介して増幅された送話音をなす音声信号、後述する親
機ハイブリット回路25を介して2線4線変換された受
話音をなす音声信号の伝送方向を制御して通話路を形成
するためのボイススイッチ24と、ボイススイッチ24
を介した送話音をなす音声信号の増幅機能を備え、送話
音をなす音声信号を4線2線変換して伝送路L1に送出
するとともに、玄関子機1から伝送路L1を伝送されて
くる受話音をなす音声信号を2線4線変換してボイスス
イッチ24に送出するための親機ハイブリット回路25
と、親機ハイブリット回路25の増幅利得を制御するた
めの増幅利得調節回路26と、玄関子機1からの入力信
号、即ち、伝送路L1を伝送されてくる受話音をなす音
声信号の信号レベルの平均値に対応した直流電圧を出力
するボイススイッチ24の第1の出力端子P1の出力レ
ベルに応じて、玄関子機1に対する出力信号、即ち、送
話音をなす音声信号の信号レベルを、増幅利得調節回路
26、親機ハイブリット回路25を介して制御するため
の第1のコンパレータ27と、当該室内親機への入力音
圧、即ち、親機マイク20に収音され送話アンプ22を
介して増幅された送話音をなす音声信号の入力音圧に対
応した直流電圧を出力するボイススイッチ24の第2の
出力端子P2の出力レベルに応じて、玄関子機1に対す
る出力信号、即ち、送話音をなす音声信号の信号レベル
を、増幅利得調節回路26、親機ハイブリット回路25
を介して制御するための第2のコンパレータ28とを有
する。また、出力端子が増幅利得調節回路26に、
(+)入力端子がボイススイッチ24の第1の出力端子
P1にそれぞれ接続された第1のコンパレータ27の
(−)入力端子には、電源(電源電圧)Vccを予め設定
された第1の基準電圧V1に分圧するために設けられた
抵抗R1、R2の接続点が接続されている。さらに、出力
端子が増幅利得調節回路26に、(−)入力端子がボイ
ススイッチ24の第2の出力端子P2にそれぞれ接続さ
れた第2のコンパレータ28の(+)入力端子には、電
源(電源電圧)Vccを予め設定された第2の基準電圧V
2に分圧するために設けられた抵抗R3、R4の接続点が
接続されている。
【0019】このように構成された本発明の一実施例に
よる拡声自動交互通話式インターホン装置において、以
下、その動作について説明する。
【0020】図1のブロック図において、住戸内に在室
中の居住者が、住戸玄関に居る来訪者との通話(拡声通
話)を成立させるために室内親機2の親機マイク20に
収音した送話音は、電気信号に変換された音声信号(以
下、親機送話音信号と称す)として送話アンプ22に送
出される。また、送話アンプ22は、親機マイク21か
らの親機送話音信号を増幅してボイススイッチ24に送
出する。
【0021】一方、住戸玄関に居る来訪者が、住戸内に
在室中の居住者との通話(拡声通話)を成立させるため
に玄関子機1の子機マイク10に収音した送話音は、電
気信号に変換された音声信号(以下、子機送話音信号と
称す)として子機ハイブリット回路12に送出される。
また、子機ハイブリット回路12は、子機マイク10か
らの子機送話音信号を4線2線変換して伝送路L1に送
出する。
【0022】室内親機2の親機ハイブリット回路25
は、玄関子機1から伝送路L1を伝送されてきた子機送
話音信号を2線4線変換してボイススイッチ24に送出
する。
【0023】ここで、室内親機2のボイススイッチ24
は、親機ハイブリット回路25を介して2線4線変換さ
れた子機送話音信号の信号レベル(以下、音圧レベルと
称す)の平均値、即ち、住戸玄関周辺近傍の騒音の平均
値に対応した第1の直流電圧V11を、第1の出力端子P
1から第1のコンパレータ27の(+)入力端子に出力
するとともに、送話アンプ22を介して増幅された親機
送話音信号の信号レベルの音圧レベル、即ち、親機マイ
ク20に収音された送話音の入力音圧に対応した第2の
直流電圧V12を、第2の出力端子P2から第2のコンパ
レータ28の(−)入力端子に出力し、かつ親機送話音
信号の音圧レベルと子機送話音信号の音圧レベルとを比
較して送話状態、受話状態を切換える。
【0024】即ち、親機送話音信号の音圧レベルが子機
送話音信号の音圧レベルよりも大きい場合には、ボイス
スイッチ24から親機ハイブリット回路25、伝送路L
1、玄関子機1の子機ハイブリット回路12を介して子
機スピーカ11への通話路(以下、送話通話路と称す)
を形成し、ボイススイッチ24から受話アンプ23を介
して親機スピーカ21への通話路(以下、受話通話路と
称す)は遮断することにより送話状態となり、住戸内に
在室中の居住者からの受話音を子機スピーカ11にて放
音させることができる。一方、親機送話音信号の音圧レ
ベルが子機送話音信号の音圧レベルよりも小さい場合に
は、上述の受話通話路を形成し送話通話路は遮断するこ
とにより受話状態となり、住戸玄関に居る来訪者からの
受話音を親機スピーカ21にて放音させることができ
る。
【0025】尚、室内親機2のボイススイッチ24は、
親機マイク20および玄関子機1の子機マイク10への
送話音の収音がない場合、上述の送話通話路、受話通話
路をそれぞれ遮断しており、何れか一方のマイクに収音
された送話音をなす音声信号(親機送話音信号または子
機送話音信号)の入力をもとに予め設定された閾値以上
の音圧レベルを検出し、入力に応じた何れか一方の通話
路(送話通話路または受話通話路)を形成する。
【0026】また、室内親機2の第1のコンパレータ2
7は、(−)入力端子に印加された第1の基準電圧V1
と、(+)入力端子に印加されたボイススイッチ24の
第1の出力端子P1からの第1の直流電圧V11とを比較
し、第1の直流電圧V11が第1の基準電圧V1よりも大
きい(V11>V1)場合、即ち、住戸玄関周辺近傍の騒
音が大きい、例えば70dB〜90dBのような場合に
は、親機ハイブリット回路25の増幅利得が増大される
ように増幅利得調節回路26を制御する。一方、第1の
直流電圧V11が第1の基準電圧V1よりも小さい(V11
<V1)場合、即ち、住戸玄関周辺近傍の騒音が小さ
い、例えば40dB〜70dBのような場合には、親機
ハイブリット回路25の増幅利得が初期値のまま保持さ
れるように増幅利得調節回路26を制御することによ
り、上述の送話状態において住戸玄関周辺近傍の騒音が
大きい場合でも、玄関子機1の子機スピーカ11にて放
音される住戸内に在室中の居住者からの受話音を、住戸
玄関周辺近傍の騒音にマスキングされない聞き取りやす
い大きな音圧レベル、例えば70dB〜90dBの音圧
で放音させることができる。
【0027】さらに、室内親機2の第2のコンパレータ
28は、(−)入力端子に印加されたボイススイッチ2
4の第2の出力端子P2からの第2の直流電圧V12と、
(+)入力端子に印加された第2の基準電圧V2とを比
較し、第2の直流電圧V12が第2の基準電圧V2よりも
小さい(V2<V12)場合、即ち、親機マイク20に収
音された送話音の入力音圧が小さい、例えば45dB〜
65dBのような場合には、親機ハイブリット回路25
の増幅利得が低減されるように増幅利得調節回路26を
制御する。一方、第2の直流電圧V12が第2の基準電圧
V2よりも大きい(V2>V12)場合、即ち、親機マイク
20に収音された送話音の入力音圧が大きい、例えば7
0dB〜90dBのような場合には、親機ハイブリット
回路25の増幅利得が初期値のまま保持されるように増
幅利得調節回路26を制御することにより、上述の送話
状態において住戸玄関周辺近傍の騒音が小さい場合で
も、玄関子機1の子機スピーカ11にて放音される住戸
内の室内音の音漏れを低減できるとともに、室内親機2
から玄関子機1への出力の関係を時間軸で表した図2の
説明図に示すように、ボイススイッチ24にて予め設定
されている室内親機2の入力信号、即ち、親機マイク2
0に収音される送話音をなす音声信号(親機送話音信
号)に対して玄関子機1の出力信号、即ち、子機スピー
カ11にて放音される受話音をなす音声信号(親機送話
音信号)を出力するための関数の傾きが、所定の傾きα
より小さいながらも従来例(図4の説明図を参照)の傾
き0よりも大きくなることにより、無出力時間が短縮さ
れ、子機スピーカ11にて放音される住戸内に在室中の
居住者からの受話音の頭切れを低減することができる。
【0028】尚、室内親機2のボイススイッチ24の第
2の出力端子P2から出力される第2の直流電圧V12の
立ち上がり時間は短く、立ち下がり時間は長く設定され
ていることにより、親機マイク20に収音される送話音
の入力電圧が瞬間的に小さくなる場合でも、玄関子機1
の子機スピーカ11にて放音される受話音の出力電圧が
急に小さくなることはない。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の拡声自動交互通話式インターホン装置によれば、住戸
玄関周辺近傍の騒音が大きい場合において玄関子機の子
機スピーカにて放音される住戸内に在室中の居住者から
の受話音が聞き取り易いものとなるとともに、住戸玄関
周辺近傍の騒音が小さい場合において玄関子機の子機ス
ピーカにて放音される住戸内の室内音の音漏れ、および
在室中の居住者からの受話音の頭切れ現象を低減でき、
室内親機から玄関子機への送話音質が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による拡声自動交互通話式イ
ンターホン装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例において、室内親機から玄関
子機への出力の関係を時間軸で表した説明図である。
【図3】従来の拡声自動交互通話式インターホン装置の
構成を示すブロック図である。
【図4】従来例において、室内親機から玄関子機への出
力の関係を時間軸で表した説明図である。
【符号の説明】
1・・・・・玄関子機 2・・・・・室内親機 24・・・・・ボイススイッチ 27・・・・・第1のコンパレータ 28・・・・・第2のコンパレータ P1・・・・・ボイススイッチの第1の出力端子 P2・・・・・ボイススイッチの第2の出力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】玄関子機(1)と、ボイススイッチ(2
    4)を内蔵した室内親機(2)とで構成される拡声自動
    交互通話式インターホン装置において、 前記ボイススイッチは、前記玄関子機からの入力信号の
    信号レベルの平均値に応じた直流電圧を出力するための
    第1の出力端子(P1)を有し、 前記室内親機には、前記第1の出力端子の出力レベルに
    応じて前記玄関子機に対する出力信号を制御するための
    第1のコンパレータ(27)を設けたことを特徴とする
    拡声自動交互通話式インターホン装置。
  2. 【請求項2】玄関子機(1)と、ボイススイッチ(2
    4)を内蔵した室内親機(2)とで構成される拡声自動
    交互通話式インターホン装置において、 前記ボイススイッチは、前記室内親機への入力音圧に応
    じた直流電圧を出力するための第2の出力端子(P2)
    を有し、 前記室内親機には、前記第2の出力端子の出力レベルに
    応じて前記玄関子機に対する出力信号を制御するための
    第2のコンパレータ(28)を設けたことを特徴とする
    拡声自動交互通話式インターホン装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08237381A (ja) * 1995-02-23 1996-09-13 Matsushita Electric Works Ltd 拡声通話装置
JPH09326844A (ja) * 1996-06-03 1997-12-16 Mitsubishi Electric Corp 騒音低減通話装置及び騒音低減通話方法

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