JP2602049Y2 - バス用音響装置 - Google Patents

バス用音響装置

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JP2602049Y2
JP2602049Y2 JP1993008575U JP857593U JP2602049Y2 JP 2602049 Y2 JP2602049 Y2 JP 2602049Y2 JP 1993008575 U JP1993008575 U JP 1993008575U JP 857593 U JP857593 U JP 857593U JP 2602049 Y2 JP2602049 Y2 JP 2602049Y2
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宏一郎 梅▲崎▼
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Hino Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はバスの車内音響装置とし
て利用する。本考案は運転者用のイヤホンもしくはスピ
ーカの切替えに関する。
【0002】
【従来の技術】バスには乗客に案内放送をしたり音楽を
聞かせたりする車内放送用の音響回路およびスピーカが
配置されている。また、近年バスに運行連絡用の無線通
信装置を搭載することが多くなった。一般に無線通信装
置は運転者が扱うように構成されていて、その無線通信
装置の電気音響変換器(イヤホンまたはスピーカ)は運
転者専用に設備されている。運転者用のイヤホンまたは
スピーカとしては、送話用のマイクロホンと一体になっ
たヘッドセット形のもの、運転席に組み込まれたもの、
耳かけ形のものなどが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような設備は運転
者にとって煩わしく、特に長距離運転の場合には疲労の
原因にもなる。また無線通信装置から雑音が出る場合な
どには、運転者はイヤホンやスピーカをはずしてしま
う、あるいは無線通信装置の電源を切ってしまうことな
どがあり、通信連絡が不能になってしまうこともある。
【0004】本考案はこれをいくらかでも改善しようと
してなされたものであり、無線通信装置が使用されてい
ない状態では運転者用のイヤホンまたはスピーカに車内
放送用の音楽などが流され、無線通信装置が使用される
場合には自動的かつ強制的に無線通信装置の受信信号が
運転者用のイヤホンまたはスピーカに接続される装置を
提供するものである。すなわち本考案は、運転者にとっ
て煩わしくなく、しかも無線連絡が聞こえないようなこ
とがない装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、車内放送用の
音響回路およびこの音響回路に接続された乗客用スピー
カと、運転者が扱う無線通信装置および運転者用電気音
響変換器とを備えたバス用音響装置において、前記無線
通信装置の受信出力または送信出力に信号があることを
検出する判定回路と、この判定回路に検出出力があると
き前記運転者用電気音響変換器の入力を前記無線通信装
置の出力に接続し、この判定回路に検出出力がないとき
前記運転者用電気音響変換器の入力を前記音響回路の出
力に接続する切替回路とを備えたことを特徴とする。
【0006】前記判定回路は、前記無線通信装置の受信
出力または送信出力が途切れてからなお数秒間にわたり
検出出力を送出する時定数回路を備えることが望まし
い。
【0007】
【作用】判定回路が無線通信装置に受信出力または送信
出力があるか否かを検出し、検出出力があるときには運
転者用電気音響変換器(イヤホンまたはスピーカ)の入
力を無線通信装置の出力に自動的に接続して運転者が通
信連絡を行える状態にする。また、判定回路に検出出力
がないときには運転者用電気音響変換器の入力を音響回
路の出力に自動的に接続して音楽あるいはラジオ放送を
車内および運転者に流す状態にする。
【0008】これにより、運転者が常時無線通信装置か
らの雑音などの不快な音を受けることによる疲労を少な
くし、その煩わしさのためにイヤホンまたはスピーカを
はずすことにより通信不能状態になることを防止するこ
とができる。
【0009】
【実施例】次に、本考案実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本考案第一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【0010】本考案第一実施例は、ラジオ放送の受信お
よび音響の再生を行う音響再生回路1と、この音響再生
回路1に接続され車内放送用の音響を出力する音響回路
2と、この音響回路2に接続された複数の乗客用スピー
カ3と、運転者が扱う無線通信装置4と、イヤホン5ま
たはスピーカ6に接続された運転者用電気音響変換器7
とを備え、さらに、本考案の特徴として、無線通信装置
4の受信出力または送信出力に信号があることを検出す
る判定回路8と、この判定回路8に検出出力があるとき
に運転者用電気音響変換器7の入力を無線通信装置4の
出力に接続し、判定回路8に検出出力がないときに運転
者用電気音響変換器7の入力を音響回路2の出力に接続
する切替回路9とを備える。
【0011】判定回路8には無線通信装置4の受信出力
または送信出力が途切れてからなお数秒間にわたり検出
出力を送出する時定数回路8aを含み、切替回路9には
切替スイッチ9aと励磁コイル9bとを含み、無線通信
装置4のアンテナ4aには送信センサ10が設けられ、
その出力は判定回路8に接続される。
【0012】図2は本考案実施例における運転者用スピ
ーカの取付例を示す図、図3は本考案実施例における運
転者が用いるイヤホン(ヘッドホン)およびマイクロホ
ンの一例を示す図である。
【0013】送信センサ10は無線通信装置から電波が
送信されたことを検出するセンサであって、無線通信装
置のアンテナ端子に接近させる、あるいは簡単に電線を
からませることにより結合される。受信出力があったこ
とは、スケルチ回路の出力により、受信周波数であるレ
ベル以上の信号出力があるときに送出される信号出力を
利用する。
【0014】次に、このように構成された本考案実施例
の動作について説明する。
【0015】運転者による無線通信がマイクロホン11
から無線通信装置4を介して行われるか、あるいはアン
テナ4aを介して外部からの受信信号が無線通信装置4
に入力すると、送信センサ10が無線信号の送受信が行
われていることを検出し、その検出出力、あるいはスケ
ルチ回路の出力を判定回路8に送出する。判定回路8は
この出力により切替回路9の励磁コイル9bに電流を供
給し、切替スイッチ9aを接点a側に切替える。
【0016】この切替えにより音響再生回路1から運転
者用電気音響変換器7への音響信号の送出が中断され、
無線通信装置4に入力した受信信号が運転者用電気音響
変換器7に入力し、音声または音響に変換されてイヤホ
ン5あるいはスピーカ6を介して運転者に伝達される。
【0017】また、運転者から送信する場合には、音響
再生回路1からの音響信号が持続されていても送信する
ことにより音響信号が中断する。この状態でマイクロホ
ン11からの音声が無線通信装置4によりアンテナ4a
を介して外部に送信される。この間車内には音響再生回
路1からの音響あるいはラジオ放送が中断することなく
乗客用スピーカ3を介して流される。
【0018】このような無線通信状態にあるときに、車
両がガードや陸橋の下、あるいは短いトンネルを通過す
ると、無線通信装置4の受信出力または送信出力が途切
れることがあるが、判定回路8内に設けられた時定数回
路8aが出力の途切れた時点から所定時間(数秒間)に
わたって励磁コイル9bへの電流の供給を維持するため
に、信号の短時間の途切れによるあるいは送受信の切換
えのための過渡的な現象による、切替スイッチ9aのバ
タツキが防止される。
【0019】無線通信が行われない場合には無線通信装
置4の受信出力または送信出力がなくなるために、送信
センサ10から検出出力が送出されなくなり、判定回路
8は励磁コイル9bへの電流供給を停止する。
【0020】時定数回路の動作時間経過後も信号の途切
れがある場合は、長いトンネルを通過中か囲りの建造物
の影響により送受信不能状態にあるとして励磁コイル9
bへの電流供給を停止する。
【0021】励磁コイル9bへの電流供給が停止する
と、切替スイッチ9aはスプリング9cにより接点b側
に切替わり、音響再生回路1からの音響信号が運転者用
電気音響変換器7に送出され、イヤホン5あるいはスピ
ーカ6から運転者に音楽あるいはラジオ放送の音響が流
される。
【0022】図4は本考案第二実施例装置の構成を示す
ブロック構成図である。上述の第一実施例装置が無線通
信装置4の受信出力をスケルチ回路の出力により検出す
るように構成されていたが、図4に示すこの第二実施例
装置では、無線通信装置4の音声出力回路4bに音声ス
イッチ12を接続し、これにより音声出力回路4bに所
定レベル以上の音声出力信号が送出されたことを検出す
るように構成されたところに特徴がある。その他の構成
は上記第一実施例装置で説明したものと同様である。上
記音声スイッチ12には、テープ録音装置などで広く用
いられている音声スタートスイッチと同様な構成の回路
を利用することができる。
【0023】この第二実施例装置では、音声出力信号の
立ち上がりにより切替回路9を作動させるので、上述の
スケルチ信号検出による場合にくらべて通話開始時の頭
切れが生じる多少の不都合があるものの、トーンスケル
チを搭載した無線通信装置の場合にも有効に利用できる
利点がある。すなわち、自動車の運行管理を行うための
無線通信方式では、一つの通信周波数を複数の会社で共
通に利用するように割当てられていることが多く、この
ような方式では無線通信装置が自社の呼出のみに応答す
るように、送信開始時に自動的に短時間の音声トーン信
号が送信されるトーンスケルチ方式が利用されている。
したがって、一律にスケルチ信号の検出により受信出力
を判定すると、関係のない他社の通信にも反応すること
があり運用上の不便がある。この第二実施例装置の構成
ではこのような方式でも、無線通信装置の改造を伴わず
に対応することができる利点がある。
【0024】また図4では乗客用の音響装置はスピーカ
に限らず乗客用ヘッドホン3′を使用できる例を開示し
た。
【0025】さらに上記各実施例では、切替回路を電磁
形のリレーにより構成するように図示したが、これは半
導体リレー回路を利用しても同様に実施することができ
ることはいうまでもない。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、無
線通信装置が使用されていないときには運転者に車内向
けの音響を流し、無線通信装置が使用されたときには自
動的に切替えを行いその通信内容を運転者に通知するこ
とができる。また、これにより、運転者が無線通信装置
からの雑音などによって受ける疲労を少なくし、その煩
わしさのためにイヤホンまたはスピーカをはずすことに
より通信連絡が不能になることを防止することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本考案実施例における運転者用スピーカの取付
例を示す図。
【図3】本考案実施例における運転者が用いるイヤホン
(ヘッドホーン)およびマイクロホンの一例を示す図。
【図4】本考案第二実施例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 音響再生回路 2 音響回路 3 乗客用スピーカ 3′ 乗客用ヘッドホン 4 無線通信装置 4a アンテナ 4b 音声出力回路 5 イヤホン 6 スピーカ 7 運転者用電気音響変換器 8 判定回路 8a 時定数回路 9 切替回路 9a 切替スイッチ 9b 励磁コイル 9c スプリング 10 送信センサ 11 マイクロホン 12 音声スイッチ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内放送用の音響回路およびこの音響回
    路に接続された乗客用スピーカと、運転者が扱う無線通
    信装置および運転者用電気音響変換器とを備えたバス用
    音響装置において、 前記無線通信装置の受信出力または送信出力に信号があ
    ることを検出する判定回路と、 この判定回路に検出出力があるとき前記運転者用電気音
    響変換器の入力を前記無線通信装置の出力に接続し、こ
    の判定回路に検出出力がないとき前記運転者用電気音響
    変換器の入力を前記音響回路の出力に接続する切替回路
    とを備えたことを特徴とするバス用音響装置。
  2. 【請求項2】 前記判定回路は、前記無線通信装置の受
    信出力または送信出力が途切れてからなお数秒間にわた
    り検出出力を送出する時定数回路を備えた請求項1記載
    のバス用音響装置。
JP1993008575U 1992-12-03 1993-03-03 バス用音響装置 Expired - Lifetime JP2602049Y2 (ja)

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JP8351192 1992-12-03
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JPH0658626U JPH0658626U (ja) 1994-08-12
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