JP2002100731A - 半導体装置と半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置と半導体装置の製造方法

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JP2002100731A
JP2002100731A JP2000286265A JP2000286265A JP2002100731A JP 2002100731 A JP2002100731 A JP 2002100731A JP 2000286265 A JP2000286265 A JP 2000286265A JP 2000286265 A JP2000286265 A JP 2000286265A JP 2002100731 A JP2002100731 A JP 2002100731A
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wiring
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blocks
power supply
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JP2000286265A
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Hideyuki Takahashi
英行 高橋
Masato Hamamoto
正人 浜本
Atsushi Wakahara
篤志 若原
Masaki Kono
正樹 河野
Keiichi Higeta
恵一 日下田
Kazutaka Mori
和孝 森
Mitsugi Kusunoki
貢 楠
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高集積化あるは高速化を図りつつ、高精度で
の直流電流試験を実現した半導体装置とその製造方法を
提供する。 【解決手段】 半導体基板上に形成された回路を複数の
回路ブロックに分割し、各回路ブロックの各々におい
て、少なくとも一方の電源供給線をブロック毎に分離し
て設け、かかる分離された電源供給線を用いて回路ブロ
ック毎での直流電流試験を可能にする。半導体装置の製
造方法において、半導体基板上に設けられる回路を複数
の回路ブロックに分割し、上記分割された各回路ブロッ
クの各々において、独立して電源供給を可能とする配線
を形成する工程と、上記配線を介して電源供給を行って
回路ブロック毎での直流電流試験を行う工程と、上記複
数の回路ブロックの各々に対応して設けられる配線を相
互に接続する配線形成工程と含むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置と半
導体装置の製造方法に関し、特に半導体装置の直流電流
(IDDQ)試験に適用して有効な技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】半導体装置では、電源端子と回路の接地
端子間に流れる直流電流IDDQを測定するという直流
電流試験がある。このような直流電流試験に関しては、
1999年「ザ インターナショナル テクノロジー
ロードマップ フォー セミサンダクタズ(THE INTERN
ATIONAL TECHNOLOGY ROADMAP FOR SEMICONDUCTORS)」頁
5〜頁6がある。同文献では、高集積化に伴うリーク電
流増加のためにIDDQ試験での良品/不良品の判定が
困難となると予想されるため、カレントセンサを設けた
り、電源分割を行ったり、あるいはバックバイアスコン
トロールを行うこと等が必要となるであろうことが抽象
的に延べられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】半導体技術の進展によ
り素子の微細化や高速化のためにMOSFETを低しき
い値電圧化したり、あるいは回路規模を大きくして多数
の素子を形成すると、それに伴って半導体装置の電源端
子と接地端子との間に流れる直流電流IDDQにオフ状
態のMOSFETのソース−ドレイン経路に流れるスレ
シッョルドリーク電流あるいはテーリングと呼ばれよう
なリーク電流の占める割合が増大してしまい、前記のよ
うなIDDQ試験での良品/不良品の判定が困難とな
る。そこで、本願発明者等においては、かかる半導体装
置におけるIDDQ試験を効果的に行うことができる構
成及び製造方法の具体的対策を考えた。
【0004】この発明の目的は、高集積化あるは高速化
を図りつつ、高精度での直流電流試験を実現した半導体
装置とその製造方法を提供することにある。この発明の
前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書
の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。半導体基板上に形成された回路を複数
の回路ブロックに分割し、各回路ブロックの各々におい
て、少なくとも一方の電源供給線をブロック毎に分離し
て設け、かかる分離された電源供給線を用いて回路ブロ
ック毎での直流電流試験を可能にする。
【0006】本願において開示される発明のうち他の代
表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りであ
る。半導体基板上に形成された回路が複数の回路ブロッ
クを分割し、電源電圧又は回路の接地電位のいずれか一
方をそれぞれ供給する第1配線を設け、各回路ブロック
の各々に対して共通に電源電圧と回路の接地電位を供給
する第2配線と第3配線を設け、各回路ブロックの第1
配線とそれに対応された電圧が供給される上記第2又は
第3配線の一方との間に、ダイオード形態の第1MOS
FETと、それと電流ミラー形態にされた第2MOSF
ET及び上記第2又は第3配線の他方と上記第2MOS
FETのドレインとの間に抵抗素子を設けて、上記抵抗
素子に発生する電圧降下を所定の基準電圧と比較して不
良検出信号を形成する電圧比較回路を設ける。
【0007】本願において開示される発明のうち更に他
の代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通り
である。半導体装置の製造方法において、半導体基板上
に設けられる回路を複数の回路ブロックに分割し、上記
分割された各回路ブロックの各々において、独立して電
源供給を可能とする配線を形成する工程と、上記配線を
介して電源供給を行って回路ブロック毎での直流電流試
験を行う工程と、上記複数の回路ブロックの各々に対応
して設けられる配線を相互に接続する配線形成工程と含
むようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1には、この発明に係る半導体
装置の直流試験時での電源配線の一実施例の概略構成図
が示されている。同図(A)には、電源配線と測定端子
の概略レイアウトが示され、同図(B)には、その断面
概略構造が示されている。この実施例では、半導体チッ
プに形成される回路は、2つのテストブロック1とテス
トブロック2に分割される。
【0009】図1(A)に示すように、上記2つのテス
トブロック1と2に対して、電源電圧VDD又は回路の
接地電位VSSのうちのいずれか一方である回路の接地
電位VSS(VSS1)を供給する第1配線L1がそれ
ぞれに独立して分離して供給される。上記2つのテスト
ブロック1と2に対して、電源電圧VDDを供給する第
2配線L2は共通に設けられ、上記テストブロック1と
2に対してテスト用の接地電位VSS2を供給する第3
配線L3も共通に設けられる。
【0010】図1(B)に示すように、上記電源電圧V
DDは、特に制限されないが、2つの配線層L2とL
2’により半導体基板に形成される回路素子に電源電圧
VDDを供給するようされる。同様に、それぞれのテス
トブロック1と2に対応して設けられる第1配線L1
も、テストブロック1と2に形成されるそれぞれの回路
素子に回路の接地電位VSS1を供給するよう形成され
る。そして、テスト用接地電位VSS2を供給する第3
配線L3は、次に説明するようなテスト用の回路素子が
接続される。
【0011】図2には、前記図1の実施例に対応した等
価回路図が示されている。前記のように、2つのテスト
ブロック1と2は、それぞれ電源電圧VDDが共通の第
2配線L2により相互に接続される。テストブロック1
と2は、Pチャンネル型MOSFETQ3とNチャンネ
ル型MOSFETQ4からなるインバータ回路等を含む
ような論理回路の複数個から構成され、そのうちの2つ
のインバータ回路が代表として例示的に示されいる。こ
れらのインバータ回路を含む論理回路は、それぞれのテ
ストブロック1と2に独立に分離して設けられた第1配
線L1により回路の接地電位VSS1が分離して供給さ
れる。別の見方をすると、テストブロック1と2の各々
において流れる電流は、上記接地電位VSS1に対応し
た第1配線L1により分離したものとされる。
【0012】この実施例では、上記第1配線L1とテス
ト用VSS2が供給される第3配線L3との間にダイオ
ード形態のMOSFETQ1が設けられる。このMOS
FETQ1に対して電流ミラー形態にされたMOSFE
TQ2が設けられ、そのドレインと上記電源電圧VDD
が供給される第2配線L2との間に抵抗素子R1が設け
られる。これにより、上記テストブロック1に流れる電
流は、抵抗素子R1によって電圧信号に変換される。特
に制限されないが、上記の電流検知感度を高くするため
に、上記MOSFETQ1に対してMOSFETQ2の
サイズが大きく形成され、そのサイズ比に比例した電流
が上記抵抗R1に流れるようにされる。
【0013】上記抵抗R1で発生した電圧は、抵抗R2
とR3からなる分圧回路で形成された分圧電圧を基準電
圧として電圧比較回路VCにより比較される。例えば、
上記MOSFETQ1及びQ2により検知されたテスト
ブロック1のリーク電流が、不良と判定されるような電
流値を超えたときに上記電圧比較回路VCの出力信号が
ロウレベルからハイレベルに変化するよう、上記MOS
FETQ1とQ2のサイズ、抵抗R1及びR2とR3の
各抵抗値が設定される。
【0014】他のテストブロック2においても、上記と
テストブロック1と同様な電流ミラー形態のMOSFE
Tと、抵抗及び電圧比較回路が設けられる。そして、こ
れら電圧比較回路の不良検出信号ER1とER2は、い
ずれか1つでも不良があると不良信号を出力させるよう
な論理和構成のゲート回路Gを通して前記図1の結果観
測端子に出力される。
【0015】上記のようなリーク電流試験は、上記回路
が半導体ウェハ上に完成された時点で行われ、その後に
図3に示したような最上層配線41,L42が形成され
て、2つのテストブロック1と2にそれぞれ設けられた
配線L2及びL1の各々が、上記最上層配線L41,L
42によってそれぞれが相互に接続される。つまり、2
つのテストブロック1と2に形成される配線L1同士及
び配線L2同士は、網目状にそれぞれ接続される。これ
により、1つの半導体装置でみた場合の電源インピーダ
ンスが低下し、回路動作による電源線のノイズ発生を抑
えるようにすることができる。
【0016】図4には、図3の実施例に対応した等価回
路図が示されている。図3に示したような電源配線を行
うことによって、2つのテストブロック1と2は、それ
ぞれの第1配線L1に対して上記第3図において設けら
れた最上層配線により直接的に回路の接地電位VSSが
与えられる。これにより、各テストブロック1と2に流
れる電流検知用のMOSFETQ1には電流が流れない
ので、MOSFETQ2もオフ状態となり、従って抵抗
R1には電圧は発生しない。この結果、通常動作状態で
は上記電圧比較回路の実質的な動作が停止され、上記電
流検知動作を行わないようにされる。
【0017】図5には、この発明に係る半導体装置の直
流試験時の電源配線の他の一実施例の概略構成図が示さ
れている。同図(A)には、電源配線と測定端子の概略
レイアウトが示され、同図(B)には、その断面概略構
造が示されている。この実施例でも、前記同様に半導体
チップに形成される回路は、2つのテストブロック1と
テストブロック2に分割される。
【0018】図5(A)に示すように、上記2つのテス
トブロック1と2に対して、電源電圧VDD又は回路の
接地電位VSSのうちのいずれか一方である電源電圧V
DDを供給する第2配線L2と、それに対応したテスト
電極がそれぞれに独立して分離して供給される。上記2
つのテストブロック1と2に対して、回路の接地電位V
SSを供給する第3配線L3及びテスト電極が共通に設
けられる。
【0019】図5(B)に示すように、上記電源電圧V
DDは、特に制限されないが、2つの配線層L2とL
2’により半導体基板に形成される2つのテストブロッ
ク1と2に形成される各回路素子に電源電圧VDDを供
給するようされる。テストブロック1と2に形成される
それぞれの回路素子に回路の接地電位VSSを供給する
配線L3も、基本的には前記2層構造の配線手段により
構成される。
【0020】図6には、前記図5の実施例に対応した等
価回路図が示されている。前記のように、2つのテスト
ブロック1と2は、それぞれ配線L2等によって電源電
圧VDDが独立に供給されることから、それぞれに電流
計Aを設けて電流を測定する。この電流計AによるID
DQの測定は、半導体基板に形成される2つのテストブ
ロックに対して同時に行う必要はなく、1つの電流計A
を上記テストブロック1とテストブロック2に対して切
り換えて測定するものであってもよい。実際の半導体装
置において、上記分割されるテストブロックの数が多数
となる場合、テスト時間の短縮化のためにN個からなる
テストブロックをM組に分けて、M回に分けてN個ずつ
同時に測定するようにしてもよい。
【0021】この実施例では、上記第2配線L2とVS
Sが供給される第3配線L3との組み合わせにより、テ
ストブロック1とテストブロック2のようにテストブロ
ック毎に直接的にリーク電流を測定することができる。
それ故、IDDQ試験のためにだけ使用するような回路
が不要となるものである。
【0022】上記のようなリーク電流試験は、上記回路
が半導体ウェハ上に完成された時点で行われ、その後に
図7に示したような最上層配線L42,L43が形成さ
れて、2つのテストブロック1と2にそれぞれ設けられ
た配線L2及びL3の各々が、上記最上層配線L42,
43によってそれぞれが相互に接続される。つまり、2
つのテストブロック1と2に形成される配線L2同士及
び配線L3同士を網目状にそれぞれ接続させる配線L4
2,L43が設けられる。VSSは、測定用の電極を介
して共通に接続されているが、上記のように電源インピ
ーダンスを小さくするために、言い換えるならば、回路
の接地線に発生するノイズを抑えるように上記網目状に
接続する配線L43が設けられる。これにより、1つの
半導体装置でみた場合の電源インピーダンスが低下し、
回路動作による電源線のノイズ発生を抑えるようにする
ことができる。
【0023】図8には、この発明に係る半導体装置の他
の一実施例の概略断面図が示されている。前記図5に示
した線L2、L3等は、半導体装置の最上層の配線によ
り形成するものであってもよい。この場合には、配線基
板に形成された配線手段L42(L43)によって、上
記2つのテストブロック1と2にそれぞれ設けられた配
線L2及びL3の各々を、上記配線基板に形成された配
線手段L42(43)によってそれぞれが相互に接続さ
れるようにしてもよい。つまり、ハンダボール等を介し
て2つのテストブロック1と2に形成される配線L2同
士及び配線L3同士を網目状にそれぞれ接続させる配線
L42,L43が設けられる配線基板と接続する。この
配線基板は、図示しないが、半導体装置としての外部端
子を導き出すものと共用するものであってもよい。
【0024】例えば、半導体基板の中央部に上記配線基
板を対応させて、内部のテストブロックの上記同じ電位
の電源線同士を接続し、半導体基板の外周側に外部端子
に接続されるボンディングパッド等を設けるもとしても
よい。あるいは、半導体基板の全面に上記配線基板を対
応させ、上記内部のテストブロックの上記同じ電位の電
源線同士を接続する配線と、かかる電源配線を含んで信
号用の配線も上記配線基板の表面部に導出させて、外部
端子として機能するハンダバンプ、あるいはボンディン
グパッド等を設ける構成としてもよい。更に、上記配線
基板は、上記内部のテストブロックの上記同じ電位の電
源線同士を接続するとともに、それぞれに対応した電源
電圧や信号を供給する配線基板、つまりは半導体装置の
実装基板としての機能を持つものであってもよい。
【0025】図9には、図7と図8の実施例に対応した
等価回路図が示されている。図7又は図8に示したよう
な電源配線を行うことによって、2つのテストブロック
1と2にそれぞれ設けられた配線L2及びL3の各々
が、上記接続配線L42,43によってそれぞれが相互
に接続される。このような網目状の電源配線によって電
源インピーダンスが小さくでき回路動作による電源線の
ノイズ発生を抑えるようにすることができる。そして、
直流試験のためにだけ使用される回路素子がなく、回路
素子数を削減することができる。
【0026】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。 (1) 半導体基板上に形成された回路を複数の回路ブ
ロックに分割し、各回路ブロックの各々において、少な
くとも一方の電源供給線をブロック毎に分離して設け、
かかる分離された電源供給線を用いて回路ブロック毎で
の直流電流試験を可能にすることにより、高集積化ある
は高速化を図りつつ、高精度での直流電流試験を実現す
ることができるという効果が得られる。
【0027】(2) 半導体基板上に形成された回路が
複数の回路ブロックを分割し、電源電圧又は回路の接地
電位のいずれか一方をそれぞれ供給する第1配線を設
け、各回路ブロックの各々に対して共通に電源電圧と回
路の接地電位を供給する第2配線と第3配線を設け、各
回路ブロックの第1配線とそれに対応された電圧が供給
される上記第2又は第3配線の一方との間に、ダイオー
ド形態の第1MOSFETと、それと電流ミラー形態に
された第2MOSFET及び上記第2又は第3配線の他
方と上記第2MOSFETのドレインとの間に抵抗素子
を設けて、上記抵抗素子に発生する電圧降下を所定の基
準電圧と比較して不良検出信号を形成する電圧比較回路
を設けることにより、高集積化あるは高速化を図りつ
つ、高精度での直流電流試験を短時間で実施することが
できるという効果が得られる。
【0028】(3) 上記に加えて、各回路ブロックに
対応された電圧比較回路の不良検出信号を論理ゲート回
路を介して共通の結果判定電極に伝えらるようにするこ
とにより、一括して直流電流試験を実施できるという効
果が得られる。
【0029】(4) 上記に加えて、各回路ブロックに
対応された上記第1配線と、上記各回路ブロックに対応
して設けられた上記第2又は第3配線の他方は、半導体
装置の最終配線工程により形成された配線によりそれぞ
れが相互に接続させることにより、電源インピーダンス
を小さくでき回路の動作マージンも合わせて確保するこ
とができるという効果が得られる。
【0030】(5) 半導体基板上に設けられる回路を
複数の回路ブロックに分割し、上記分割された各回路ブ
ロックの各々において、独立して電源供給を可能とする
配線を形成する工程と、上記配線を介して電源供給を行
って回路ブロック毎での直流電流試験を行う工程と、上
記複数の回路ブロックの各々に対応して設けられる配線
を相互に接続する配線形成工程により半導体装置の製造
することにより、高集積化あるは高速化を図りつつ、高
精度での直流電流試験を実現と回路の動作マージンも確
保した半導体装置を得ることができるという効果が得ら
れる。
【0031】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、テス
トブロックの数は、その半導体装置の回路規模あるいは
MOSFETのリーク電流等に合わせて設定すればよ
い。前記図1の実施例において、接地電位側に代えて、
各テストブロック毎に電源電圧VDD1を独立して供給
する配線と、各テストブロックに共通にテスト用の電源
電圧VDD2供給する配線を設け、かかる2つの配線間
にPチャンネル型のダイオード形態のMOSFETを設
けて、テストブロック毎のリーク電流を検知するように
してもよい。
【0032】図5の実施例において、複数のテストブロ
ックに対して電源電圧VDD側を共通にして、回路の接
地電位VSSをそれぞれのテストブロック毎に分離して
設ける構成としてもよい。この場合には、直流電流試験
のときには分離された接地電位側に対してリーク電流測
定用の電流計等が接続される。この発明は、各種半導体
装置に広く利用することができる。
【0033】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。半導体基板上に形成された回路を複数
の回路ブロックに分割し、各回路ブロックの各々におい
て、少なくとも一方の電源供給線をブロック毎に分離し
て設け、かかる分離された電源供給線を用いて回路ブロ
ック毎での直流電流試験を可能にすることにより、高集
積化あるは高速化を図りつつ、高精度での直流電流試験
を実現することができる。
【0034】半導体基板上に形成された回路が複数の回
路ブロックを分割し、電源電圧又は回路の接地電位のい
ずれか一方をそれぞれ供給する第1配線を設け、各回路
ブロックの各々に対して共通に電源電圧と回路の接地電
位を供給する第2配線と第3配線を設け、各回路ブロッ
クの第1配線とそれに対応された電圧が供給される上記
第2又は第3配線の一方との間に、ダイオード形態の第
1MOSFETと、それと電流ミラー形態にされた第2
MOSFET及び上記第2又は第3配線の他方と上記第
2MOSFETのドレインとの間に抵抗素子を設けて、
上記抵抗素子に発生する電圧降下を所定の基準電圧と比
較して不良検出信号を形成する電圧比較回路を設けるこ
とにより、高集積化あるは高速化を図りつつ、高精度で
の直流電流試験を短時間で実施することができる。
【0035】半導体基板上に設けられる回路を複数の回
路ブロックに分割し、上記分割された各回路ブロックの
各々において、独立して電源供給を可能とする配線を形
成する工程と、上記配線を介して電源供給を行って回路
ブロック毎での直流電流試験を行う工程と、上記複数の
回路ブロックの各々に対応して設けられる配線を相互に
接続する配線形成工程により半導体装置の製造すること
により、高集積化あるは高速化を図りつつ、高精度での
直流電流試験を実現と回路の動作マージンも確保した半
導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体装置の直流試験時での電
源配線の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】図1に対応した等価回路図である。
【図3】この発明に係る半導体装置の直流試験後の電源
配線の一実施例を示す概略断面図である。
【図4】図3に対応した等価回路図である。
【図5】この発明に係る半導体装置の直流試験時での電
源配線の他の一実施例を示す概略構成図である。
【図6】図5に対応した等価回路図である。
【図7】この発明に係る半導体装置の直流試験後の電源
配線の他の一実施例を示す概略断面図である。
【図8】この発明に係る半導体装置の他の一実施例を示
す概略断面図である。
【図9】図7又は図8に対応した等価回路図である。
【符号の説明】
L1〜L43…配線、Q1〜Q4…MOSFET、R1
〜R3…抵抗、VC…電圧比較回路、G…ゲート回路、
A…電流計。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若原 篤志 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 河野 正樹 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 日下田 恵一 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 森 和孝 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 楠 貢 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5F038 DT04 DT09 DT10 DT12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された回路が複数の
    回路ブロックに分割され、 上記分割された各回路ブロックの各々に対し、少なくと
    も電源電圧又は回路の接地電位のいずれか一方を供給す
    る電源供給線を分離して設けて、回路ブロック毎での直
    流電流試験を可能にしてなることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に形成された回路が複数の
    回路ブロックに分割され、 上記各回路ブロックにおいて、上記電源電圧又は回路の
    接地電位のいずれか一方をそれぞれ供給する第1配線
    と、 上記分割された各回路ブロックの各々に対して共通に設
    けられて、電源電圧と回路の接地電位を供給する第2配
    線と第3配線と、 上記各回路ブロックに対応した第1配線とそれに対応さ
    れた電圧が供給される上記第2又は第3配線の一方との
    間に、対応する回路ブロックに流れる直流電流を流すダ
    イオード形態の第1MOSFETと、 上記第1MOSFETと電流ミラー形態にされた第2M
    OSFETと、 上記回路ブロックに対応して設けられた上記第2又は第
    3配線の他方と上記第2MOSFETのドレインとの間
    に設けられた抵抗素子と、 上記抵抗素子に発生する電圧降下を所定の基準電圧と比
    較して不良検出信号を形成する電圧比較回路とを備えて
    なることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記各回路ブロックに対応された電圧比較回路の不良検
    出信号は、論理ゲート回路を介して共通の結果判定電極
    に伝えられるものであることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 上記各回路ブロックに対応された上記第1配線と、上記
    各回路ブロックに対応して設けられた上記第2又は第3
    配線の他方は、半導体装置の最終配線工程により形成さ
    れた配線によりそれぞれが相互に接続されてなることを
    特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に設けられる回路を複数の
    回路ブロックに分割し、上記分割された各回路ブロック
    の各々において、独立して電源供給を可能とする配線を
    形成する工程と、 上記配線を介して電源供給を行って回路ブロック毎での
    直流電流試験を行う工程と、 上記複数の回路ブロックの各々に対応して設けられる配
    線を相互に接続する配線形成工程とを含むことを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007528981A (ja) * 2003-11-05 2007-10-18 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション Iddq電流測定のためのホット・スイッチ可能な電圧バス

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