JP2002100653A - 超音波振動接合装置 - Google Patents
超音波振動接合装置Info
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- JP2002100653A JP2002100653A JP2000288210A JP2000288210A JP2002100653A JP 2002100653 A JP2002100653 A JP 2002100653A JP 2000288210 A JP2000288210 A JP 2000288210A JP 2000288210 A JP2000288210 A JP 2000288210A JP 2002100653 A JP2002100653 A JP 2002100653A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/74—Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
- H01L2224/75—Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors
Landscapes
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Wire Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体チップの実装位置の精度向上を図る。
【解決手段】 CCDカメラ70がマウントテーブル4
に搭載された回路基板92と共振器23に吸引吸着され
た半導体チップ4とを撮像し、画像処理装置71がCC
Dカメラ70での撮像データを画像処理し、モニター装
置80が画像処理装置71から出力された撮像データに
より画像を画面表示した状態において、操作者が画像処
理装置71にズーム表示を指示すると、モニター装置8
0の画面に表示された原画像がモニター装置80の画面
の指定された所定表示領域に拡大表示する。
に搭載された回路基板92と共振器23に吸引吸着され
た半導体チップ4とを撮像し、画像処理装置71がCC
Dカメラ70での撮像データを画像処理し、モニター装
置80が画像処理装置71から出力された撮像データに
より画像を画面表示した状態において、操作者が画像処
理装置71にズーム表示を指示すると、モニター装置8
0の画面に表示された原画像がモニター装置80の画面
の指定された所定表示領域に拡大表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は超音波振動により
半導体チップを回路基板に表面実装し得る超音波振動接
合装置に関する。
半導体チップを回路基板に表面実装し得る超音波振動接
合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−22308号公報で開示さ
れたように、本出願人は、超音波振動により半導体チッ
プを回路基板に表面実装するのに好適な超音波振動接合
装置を提案した。
れたように、本出願人は、超音波振動により半導体チッ
プを回路基板に表面実装するのに好適な超音波振動接合
装置を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記超音波振動接合装
置にあっては、接合に先駆けて回路基板への半導体チッ
プの実装位置を正確に決めるのに多大な労力と時間を要
する。
置にあっては、接合に先駆けて回路基板への半導体チッ
プの実装位置を正確に決めるのに多大な労力と時間を要
する。
【0004】そこで、本発明は部品を正確に実装するこ
とができる超音波振動接合装置を提供しようとするもの
である。
とができる超音波振動接合装置を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、第1
部材が実装機構に搭載され、第2部材が実装機構よりも
上方に離隔された超音波振動接合機構に両持ち支持され
た共振器の接合作用部に吸引吸着され、第1部材と第2
部材の間に非接触に挿入された計測機構が第1接合部材
の下面に設けられた金属部と第2部材の上面に設けられ
た金属部との位置を計測して実装機構を駆動することに
より第1部材の金属部と第2部材の金属部との位置整合
を行った後、共振器が下降して第1部材の金属部と第2
部材の金属部とを加圧下で重ね合せ、振動子より共振器
に伝達された超音波振動により第1部材の金属部と第2
部材の金属部とを接合する超音波振動接合装置におい
て、計測機構が実装機構に搭載された第1部材と共振器
に吸引吸着された第2部材とを撮像する2視野撮像手段
と、2視野撮像手段での撮像データを画像処理する画像
処理装置と、画像処理装置から出力された撮像データに
より画像を画面表示するモニター装置とを備える一方、
画像処理装置がモニター装置の画面に表示された原画像
をモニター装置の画面の指定された所定表示領域に拡大
表示する手段を備えたことを特徴としている。よって、
本発明によれば、モニター装置に拡大表示した部分を適
切に確認することにより、第1部材と第2部材との位置
合せを正確に行うことができる。よって、半導体チップ
のような小さな部品を回路基板に正確に実装することが
できる。
部材が実装機構に搭載され、第2部材が実装機構よりも
上方に離隔された超音波振動接合機構に両持ち支持され
た共振器の接合作用部に吸引吸着され、第1部材と第2
部材の間に非接触に挿入された計測機構が第1接合部材
の下面に設けられた金属部と第2部材の上面に設けられ
た金属部との位置を計測して実装機構を駆動することに
より第1部材の金属部と第2部材の金属部との位置整合
を行った後、共振器が下降して第1部材の金属部と第2
部材の金属部とを加圧下で重ね合せ、振動子より共振器
に伝達された超音波振動により第1部材の金属部と第2
部材の金属部とを接合する超音波振動接合装置におい
て、計測機構が実装機構に搭載された第1部材と共振器
に吸引吸着された第2部材とを撮像する2視野撮像手段
と、2視野撮像手段での撮像データを画像処理する画像
処理装置と、画像処理装置から出力された撮像データに
より画像を画面表示するモニター装置とを備える一方、
画像処理装置がモニター装置の画面に表示された原画像
をモニター装置の画面の指定された所定表示領域に拡大
表示する手段を備えたことを特徴としている。よって、
本発明によれば、モニター装置に拡大表示した部分を適
切に確認することにより、第1部材と第2部材との位置
合せを正確に行うことができる。よって、半導体チップ
のような小さな部品を回路基板に正確に実装することが
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜3は第1実施形態であっ
て、図1は超音波振動接合装置の正面を示し、図2はモ
ニター装置80のズーム画像表示位置を示し、図3はモ
ニター装置80の画面への1個所ズーム表示処理を示
し、図4はモニター装置80の画面への左下1/4ズー
ム表示処理を示し、図5はモニター装置80の画面への
左下及び右上1/4ズーム表示処理を示し、図6はモニ
ター装置80の画面への右半分ズーム表示処理を示す。
て、図1は超音波振動接合装置の正面を示し、図2はモ
ニター装置80のズーム画像表示位置を示し、図3はモ
ニター装置80の画面への1個所ズーム表示処理を示
し、図4はモニター装置80の画面への左下1/4ズー
ム表示処理を示し、図5はモニター装置80の画面への
左下及び右上1/4ズーム表示処理を示し、図6はモニ
ター装置80の画面への右半分ズーム表示処理を示す。
【0007】第1実施形態は、図1に示すように、第1
部材である回路基板92に第2部材である半導体チップ
90を表面実装するための装置を例として説明する。半
導体チップ90はその一表面に接続端子として平板状又
は球状に形成された複数のパッド91を有する。回路基
板92はその一表面のチップ実装位置に接続端子として
平板状は球状に形成された複数のパッド93を有する。
リップ側パッド91と基板側パッド93とは、同数であ
って、それぞれの位置が対応している。チップ側パッド
91と基板側パッド93とが超音波振動により接合され
ることにより、半導体チップ90が回路基板92に表面
実装される。
部材である回路基板92に第2部材である半導体チップ
90を表面実装するための装置を例として説明する。半
導体チップ90はその一表面に接続端子として平板状又
は球状に形成された複数のパッド91を有する。回路基
板92はその一表面のチップ実装位置に接続端子として
平板状は球状に形成された複数のパッド93を有する。
リップ側パッド91と基板側パッド93とは、同数であ
って、それぞれの位置が対応している。チップ側パッド
91と基板側パッド93とが超音波振動により接合され
ることにより、半導体チップ90が回路基板92に表面
実装される。
【0008】超音波振動接合装置は、設置基準1上に、
実装機構2と超音波振動接合機構10と計測機構60と
モニター装置80とを備える。実装機構2は設置基準1
に設けられたXYθ駆動部3と、XYθ駆動部3の上に
組付けられたマウントテーブル4とを備える。そして、
計測機構60からの出力により、XYθ駆動部3がマウ
ントテーブル4を設置基準1と平行な平面の縦横である
X方向とY方向とに移動すると共に上記平面内の或る1
点を中心として設置基準1と平行な平面内での回転角で
あるθ方向に回転して、設置基準1と平行なマウントテ
ーブル4の上面に搭載された被実装対象である回路基板
92のチップ実装位置が所定の搭載位置となるように、
マウントテーブル4を位置制御する。XYθ駆動部3は
設置基準1に対するX方向仰角調整部5と、設置基準1
に対するY方向仰角調整部6とを有する。実装準備作業
時、又は、共振器23が交換された時、又は、マウント
テーブル4が交換された時のように、マウントテーブル
4の上面と共振器23における接合作用部27の下面と
の平行度が保たれているか否か不明な時に、X方向仰角
調整部5やY方向仰角調整部6が、人為操作により、設
置基準1に対するXYθ駆動部3のX方向での仰角と、
設置基準1に対するXYθ駆動部3のY方向での仰角と
を調整し、マウントテーブル4の上面と接合作用部27
の下面との平行度を確保する。
実装機構2と超音波振動接合機構10と計測機構60と
モニター装置80とを備える。実装機構2は設置基準1
に設けられたXYθ駆動部3と、XYθ駆動部3の上に
組付けられたマウントテーブル4とを備える。そして、
計測機構60からの出力により、XYθ駆動部3がマウ
ントテーブル4を設置基準1と平行な平面の縦横である
X方向とY方向とに移動すると共に上記平面内の或る1
点を中心として設置基準1と平行な平面内での回転角で
あるθ方向に回転して、設置基準1と平行なマウントテ
ーブル4の上面に搭載された被実装対象である回路基板
92のチップ実装位置が所定の搭載位置となるように、
マウントテーブル4を位置制御する。XYθ駆動部3は
設置基準1に対するX方向仰角調整部5と、設置基準1
に対するY方向仰角調整部6とを有する。実装準備作業
時、又は、共振器23が交換された時、又は、マウント
テーブル4が交換された時のように、マウントテーブル
4の上面と共振器23における接合作用部27の下面と
の平行度が保たれているか否か不明な時に、X方向仰角
調整部5やY方向仰角調整部6が、人為操作により、設
置基準1に対するXYθ駆動部3のX方向での仰角と、
設置基準1に対するXYθ駆動部3のY方向での仰角と
を調整し、マウントテーブル4の上面と接合作用部27
の下面との平行度を確保する。
【0009】超音波振動接合機構10は、設置基準1に
設置された固定ベース11と、固定ベース11に取り付
けられたサーボモータのようなモータ12と、モータ1
2の出力軸に連結されたボルト・ナット機構13と、ボ
ルト・ナット機構13のナットが形成されたリフトベー
ス14と、リフトベース14に取り付けられたエアーシ
リンダ15と、エアーシリンダ15のピストンロッドに
連結されたホルダ16と、ホルダ16に装着された共振
器23と、共振器23の一端に図外の無頭ねじとねじ孔
とにより同軸に結合された振動子30を備える。そし
て、モータ12が正転すると、ボルト・ナット機構13
のねじ棒が正転し、当該ねじ棒にねじ嵌合したナットに
よりリフトベース14が下降する一方、モータ12が逆
転すると、ボルト・ナット機構13のねじ棒が逆転し、
リフトベース14がナットを介して上昇する。リフトベ
ース14は、固定ベース11より下方に立設された左右
のガイドポール21に摺接係合して回り止めされて昇降
する。各ガイドポール21の内部に昇降可能に収納され
たガイドシャフト22の下端はホルダ16に結合されて
おり、リフトベース14の昇降とエアーシリンダ15の
伸縮とにより昇降して、ホルダ16を設置基準1と平行
に保持する。
設置された固定ベース11と、固定ベース11に取り付
けられたサーボモータのようなモータ12と、モータ1
2の出力軸に連結されたボルト・ナット機構13と、ボ
ルト・ナット機構13のナットが形成されたリフトベー
ス14と、リフトベース14に取り付けられたエアーシ
リンダ15と、エアーシリンダ15のピストンロッドに
連結されたホルダ16と、ホルダ16に装着された共振
器23と、共振器23の一端に図外の無頭ねじとねじ孔
とにより同軸に結合された振動子30を備える。そし
て、モータ12が正転すると、ボルト・ナット機構13
のねじ棒が正転し、当該ねじ棒にねじ嵌合したナットに
よりリフトベース14が下降する一方、モータ12が逆
転すると、ボルト・ナット機構13のねじ棒が逆転し、
リフトベース14がナットを介して上昇する。リフトベ
ース14は、固定ベース11より下方に立設された左右
のガイドポール21に摺接係合して回り止めされて昇降
する。各ガイドポール21の内部に昇降可能に収納され
たガイドシャフト22の下端はホルダ16に結合されて
おり、リフトベース14の昇降とエアーシリンダ15の
伸縮とにより昇降して、ホルダ16を設置基準1と平行
に保持する。
【0010】共振器23はホーン24とその両側に図外
の無頭ねじとねじ孔とにより同軸に結合された2つのブ
ースタ25,26とを備え、各ブースタ25,26がホ
ルダ16の左右より下方に延設されたアーム部17,1
8のそれぞれに支持されたことで、共振器23がホルダ
16に両持ち支持に取り付けらる。一方のブースタ25
には振動子30が図外の無頭ねじとねじ孔とにより同軸
に結合される。振動子30は図外の超音波発生器より電
力が供給されて所定周波数の縦波の超音波振動を発生し
て出力する電気エネルギーを機械エネルギーに変換する
圧電素子又は磁歪素子等のようなエネルギー変換器であ
る。
の無頭ねじとねじ孔とにより同軸に結合された2つのブ
ースタ25,26とを備え、各ブースタ25,26がホ
ルダ16の左右より下方に延設されたアーム部17,1
8のそれぞれに支持されたことで、共振器23がホルダ
16に両持ち支持に取り付けらる。一方のブースタ25
には振動子30が図外の無頭ねじとねじ孔とにより同軸
に結合される。振動子30は図外の超音波発生器より電
力が供給されて所定周波数の縦波の超音波振動を発生し
て出力する電気エネルギーを機械エネルギーに変換する
圧電素子又は磁歪素子等のようなエネルギー変換器であ
る。
【0011】この実施形態では、ホーン24が振動子3
0からの超音波振動に共振する共振周波数の1波長の長
さを有し、ブースタ25,26が振動子30からの超音
波振動に共振する共振周波数の半波長の長さを有する。
ブースタ25,26は、円柱形状であって、中央の最小
振動振幅点で外側面より突出した環状の支持部28,2
9を有する。それぞれの支持部28,29がホルダ16
における左右のアーム部17,18のそれぞれに同軸状
に形成された貫通孔19,20に収容され、各アーム部
17,18の外側面と貫通孔19,20とにわたり形成
された図外のスリットで分割された部分が図外のボルト
で締結されることにより、各アーム部17,18が支持
部28,29を把持する。
0からの超音波振動に共振する共振周波数の1波長の長
さを有し、ブースタ25,26が振動子30からの超音
波振動に共振する共振周波数の半波長の長さを有する。
ブースタ25,26は、円柱形状であって、中央の最小
振動振幅点で外側面より突出した環状の支持部28,2
9を有する。それぞれの支持部28,29がホルダ16
における左右のアーム部17,18のそれぞれに同軸状
に形成された貫通孔19,20に収容され、各アーム部
17,18の外側面と貫通孔19,20とにわたり形成
された図外のスリットで分割された部分が図外のボルト
で締結されることにより、各アーム部17,18が支持
部28,29を把持する。
【0012】ホーン24は四角形の板状であって、中央
の最大振動振幅点位置で上下面より外側に突出した短四
角柱状の接合作用部27と、吸引吸着機能部である通路
31とを有する。下側の接合作用部27は半導体チップ
90よりも大きな平面積に形成された先端面を有する。
通路31は、ホーン24の最大振動振幅点位置に設けら
れており、接合作用部27の先端面の中央より接合作用
部27の内部を経由してホーン24の中心まで空けられ
た縦孔と、ホーンの背面の中央より内部を経由して縦孔
に連なるように空けられた横孔とより形成される。通路
31における縦孔の接合作用部27側開口部は半導体チ
ップ90を吸付ける吸引孔である。通路31における横
孔のホーン24側開口部はホースを接続するホース口で
ある。ホーン24の二つの最小振動振幅点位置にはヒー
タ34を個別に備える。ホーン24の両端部には最大振
動振幅点が存在する。
の最大振動振幅点位置で上下面より外側に突出した短四
角柱状の接合作用部27と、吸引吸着機能部である通路
31とを有する。下側の接合作用部27は半導体チップ
90よりも大きな平面積に形成された先端面を有する。
通路31は、ホーン24の最大振動振幅点位置に設けら
れており、接合作用部27の先端面の中央より接合作用
部27の内部を経由してホーン24の中心まで空けられ
た縦孔と、ホーンの背面の中央より内部を経由して縦孔
に連なるように空けられた横孔とより形成される。通路
31における縦孔の接合作用部27側開口部は半導体チ
ップ90を吸付ける吸引孔である。通路31における横
孔のホーン24側開口部はホースを接続するホース口で
ある。ホーン24の二つの最小振動振幅点位置にはヒー
タ34を個別に備える。ホーン24の両端部には最大振
動振幅点が存在する。
【0013】通路31におけるホース口である開口部に
は図外の真空ポンプのような吸引発生源が図外のバルブ
及びゴム又は合成樹脂よりなる図外の真空用ホースを介
して接続される。そして、図外のバルブが大気開放側か
ら吸引側に切り替わることで、接合作用部27の開口部
が吸引発生源からの吸引動作で外気を吸引することによ
り半導体チップ90を吸着する。逆に、バルブが吸引側
から大気開放側に切り替わることで、通路31が大気に
満たされて半導体チップ90を解放する。
は図外の真空ポンプのような吸引発生源が図外のバルブ
及びゴム又は合成樹脂よりなる図外の真空用ホースを介
して接続される。そして、図外のバルブが大気開放側か
ら吸引側に切り替わることで、接合作用部27の開口部
が吸引発生源からの吸引動作で外気を吸引することによ
り半導体チップ90を吸着する。逆に、バルブが吸引側
から大気開放側に切り替わることで、通路31が大気に
満たされて半導体チップ90を解放する。
【0014】計測機構60は、超音波振動接合機構10
における接合作用部27に吸着された半導体チップ90
のリップ側パッド91とマウントテーブル4に搭載され
た回路基板92の基板側パッド93とを整合するための
計測手段であって、設置基準1に設置されたターンテー
ブル61と、ターンテーブル61の可動アーム62に搭
載された上側及び下側の計測用光源63,64と、可動
アーム62に搭載された2視野光学系レンズ65と、可
動アーム62に搭載されたCCDカメラ70とを備え
る。2視野光学系レンズ65とCCDカメラ70とより
なる撮像系は広視野角に形成される。2視野光学系レン
ズ65は、2つの直角プリズム66,67がそれらの斜
面をそれらの間に光学膜68を介在させて互いに重ね合
せられ、1つの直角プリズム67のCCDカメラ70と
の反対側面に反射膜69を有する。
における接合作用部27に吸着された半導体チップ90
のリップ側パッド91とマウントテーブル4に搭載され
た回路基板92の基板側パッド93とを整合するための
計測手段であって、設置基準1に設置されたターンテー
ブル61と、ターンテーブル61の可動アーム62に搭
載された上側及び下側の計測用光源63,64と、可動
アーム62に搭載された2視野光学系レンズ65と、可
動アーム62に搭載されたCCDカメラ70とを備え
る。2視野光学系レンズ65とCCDカメラ70とより
なる撮像系は広視野角に形成される。2視野光学系レン
ズ65は、2つの直角プリズム66,67がそれらの斜
面をそれらの間に光学膜68を介在させて互いに重ね合
せられ、1つの直角プリズム67のCCDカメラ70と
の反対側面に反射膜69を有する。
【0015】そして、ターンテーブル61の駆動によ
り、可動アーム62が実線示の待機位置より点線示の計
測位置に移動停止し、上側及び下側の計測用光源63,
64と2視野光学系レンズ65とが上下に離隔配置され
た計測対象である半導体チップ90と回路基板92との
間に非接触に挿入配置される。その状態において、上側
及び下側の計測用光源63,64の一方、例えば、上側
の計測用光源63が点灯し、その計測用光源63から半
導体チップ90の下面に照射された光の反射光が2視野
光学系レンズ65の光学膜68で反射膜69側に反射し
た後に反射膜69で反射する。この反射光が光学膜68
を透過してCCDカメラ70に到達することにより、C
CDカメラ70が半導体チップ90のリップ側パッド9
1を撮像して電気信号に変換した映像信号を出力する。
又、他方である下側の計測用光源64が点灯し、その計
測用光源64から回路基板92の上面に照射された光の
反射光が2視野光学系レンズ65の光学膜68でCCD
カメラ70側に反射する。この反射光がCCDカメラ7
0に到達することにより、CCDカメラ70が回路基板
92の回路側パッドを撮像して電気信号に変換した信号
を出力する。
り、可動アーム62が実線示の待機位置より点線示の計
測位置に移動停止し、上側及び下側の計測用光源63,
64と2視野光学系レンズ65とが上下に離隔配置され
た計測対象である半導体チップ90と回路基板92との
間に非接触に挿入配置される。その状態において、上側
及び下側の計測用光源63,64の一方、例えば、上側
の計測用光源63が点灯し、その計測用光源63から半
導体チップ90の下面に照射された光の反射光が2視野
光学系レンズ65の光学膜68で反射膜69側に反射し
た後に反射膜69で反射する。この反射光が光学膜68
を透過してCCDカメラ70に到達することにより、C
CDカメラ70が半導体チップ90のリップ側パッド9
1を撮像して電気信号に変換した映像信号を出力する。
又、他方である下側の計測用光源64が点灯し、その計
測用光源64から回路基板92の上面に照射された光の
反射光が2視野光学系レンズ65の光学膜68でCCD
カメラ70側に反射する。この反射光がCCDカメラ7
0に到達することにより、CCDカメラ70が回路基板
92の回路側パッドを撮像して電気信号に変換した信号
を出力する。
【0016】つまり、計測機構60は、上側及び下側の
計測用光源63,64を点灯切替することにより、2視
野光学系レンズ65を通して、CCDカメラ70がリッ
プ側パッド91と基板側パッド93とを広視野角で交互
に撮影できる。又、計測機構60は、上側及び下側の計
測用光源63,64を同時に点灯することにより、2視
野光学系レンズ65を通して、CCDカメラ70がリッ
プ側パッド91と基板側パッド93とを広視野角で同時
に撮影できるが、この場合、撮影された像はリップ側パ
ッド91と基板側パッド93とが重畳した形態であるの
で、操作者がモニタ装置80に表示された2つの合成画
像を見ながらXYθ駆動部3を手動操作し、モニタ装置
80がリップ側パッド91の画像の全部と基板側パッド
93の画像の全部とが一致した状態を表示することによ
り、半導体チップ90と回路基板92のチップ実装位置
とが整合したことを確認するというような、図外のキー
ボードやマウス等の入力操作部を用いたマニュアル操作
に好適である。
計測用光源63,64を点灯切替することにより、2視
野光学系レンズ65を通して、CCDカメラ70がリッ
プ側パッド91と基板側パッド93とを広視野角で交互
に撮影できる。又、計測機構60は、上側及び下側の計
測用光源63,64を同時に点灯することにより、2視
野光学系レンズ65を通して、CCDカメラ70がリッ
プ側パッド91と基板側パッド93とを広視野角で同時
に撮影できるが、この場合、撮影された像はリップ側パ
ッド91と基板側パッド93とが重畳した形態であるの
で、操作者がモニタ装置80に表示された2つの合成画
像を見ながらXYθ駆動部3を手動操作し、モニタ装置
80がリップ側パッド91の画像の全部と基板側パッド
93の画像の全部とが一致した状態を表示することによ
り、半導体チップ90と回路基板92のチップ実装位置
とが整合したことを確認するというような、図外のキー
ボードやマウス等の入力操作部を用いたマニュアル操作
に好適である。
【0017】計測機構60の画像処理装置71は、コン
ピュータを内蔵しており、CCDカメラ70より入力さ
れた撮像信号によりリップ側パッド91と基板側パッド
93との位置及びそれらの位置ずれをコンピュータ処理
で演算して制御信号をXYθ駆動部3に出力する。又、
マニュアル操作による操作者から入力されたモニター表
示指示により、画像処理装置71は、コンピュータ処理
で、CCDカメラ70より入力された撮像信号を画像信
号に変換してモニタ装置80に出力する。モニタ装置8
0はリップ側パッド91の画像と基板側パッド93の画
像及びXYθ駆動部3のX方向とY方向及びθ方向それ
ぞれが交差する中心点Pで交わるX−Y基準線L1,L
2を2分割画面表示する。モニタ装置80に2分割画面
表示されたX−Y基準線L1,L2は、2分割画面が上
下の場合はY基準線L2が上下に1つの直線となり、2
分割画面が左右の場合はX基準線L1が左右に1つの直
線となる。これにより、作業者がモニター装置80の2
分割画面をみることにより、リップ側パッド91と基板
側パッド93との位置が整合しているが又はどの方向へ
どれだけずれているかを容易に確認できる。
ピュータを内蔵しており、CCDカメラ70より入力さ
れた撮像信号によりリップ側パッド91と基板側パッド
93との位置及びそれらの位置ずれをコンピュータ処理
で演算して制御信号をXYθ駆動部3に出力する。又、
マニュアル操作による操作者から入力されたモニター表
示指示により、画像処理装置71は、コンピュータ処理
で、CCDカメラ70より入力された撮像信号を画像信
号に変換してモニタ装置80に出力する。モニタ装置8
0はリップ側パッド91の画像と基板側パッド93の画
像及びXYθ駆動部3のX方向とY方向及びθ方向それ
ぞれが交差する中心点Pで交わるX−Y基準線L1,L
2を2分割画面表示する。モニタ装置80に2分割画面
表示されたX−Y基準線L1,L2は、2分割画面が上
下の場合はY基準線L2が上下に1つの直線となり、2
分割画面が左右の場合はX基準線L1が左右に1つの直
線となる。これにより、作業者がモニター装置80の2
分割画面をみることにより、リップ側パッド91と基板
側パッド93との位置が整合しているが又はどの方向へ
どれだけずれているかを容易に確認できる。
【0018】図2〜図6を参照し、画像処理装置71が
モニター装置80に描かれた画像をマニュアル操作でズ
ーム画像表示することについて説明する。ズーム画像表
示位置としては、図2のa図に示すモニター装置80の
画面全体に1つのズーム後画像を表示する1個所表示
と、図2のb〜i図に示すモニター装置80の画面の一
部に2つのズーム後画像を表示する2個所表示とがあ
る。図2において、b図はモニター装置80の画面の左
半分に1つのズーム後画像を表示し、c図はモニター装
置80の画面の右半分に1つのズーム後画像を表示し、
d図はモニター装置80の画面の上半分に1つのズーム
後画像を表示し、e図はモニター装置80の画面の下半
分に1つのズーム後画像を表示し、f図はモニター装置
80の画面の左上1/4に1つのズーム後画像を表示
し、g図はモニター装置80の画面の右上1/4に1つ
のズーム後画像を表示し、h図はモニター装置80の画
面の左下1/4に1つのズーム後画像を表示し、i図は
モニター装置80の画面の右下1/4に1つのズーム後
画像を表示する形態である。
モニター装置80に描かれた画像をマニュアル操作でズ
ーム画像表示することについて説明する。ズーム画像表
示位置としては、図2のa図に示すモニター装置80の
画面全体に1つのズーム後画像を表示する1個所表示
と、図2のb〜i図に示すモニター装置80の画面の一
部に2つのズーム後画像を表示する2個所表示とがあ
る。図2において、b図はモニター装置80の画面の左
半分に1つのズーム後画像を表示し、c図はモニター装
置80の画面の右半分に1つのズーム後画像を表示し、
d図はモニター装置80の画面の上半分に1つのズーム
後画像を表示し、e図はモニター装置80の画面の下半
分に1つのズーム後画像を表示し、f図はモニター装置
80の画面の左上1/4に1つのズーム後画像を表示
し、g図はモニター装置80の画面の右上1/4に1つ
のズーム後画像を表示し、h図はモニター装置80の画
面の左下1/4に1つのズーム後画像を表示し、i図は
モニター装置80の画面の右下1/4に1つのズーム後
画像を表示する形態である。
【0019】図3において、1個所表示の場合には、a
図に示すズーム前の原画像75において、操作者が画像
処理装置71に接続された図外のキーボードやマウス等
の入力操作部を操作して、例えば、仮想線で示す拡大表
示したい領域(ズーム領域)76を選択する。そして、
入力操作部を用いたマニュアル操作で、操作者が画像処
理装置71に1個所ズーム表示指示を行うと、画像処理
装置71がコンピュータによる画像ズーム処理を実行す
る。この画像ズーム処理の結果、図3のa図におけるズ
ーム領域76が図3のb図に示すようにモニター装置8
0の画面全体にズーム後画像77として拡大表示され
る。
図に示すズーム前の原画像75において、操作者が画像
処理装置71に接続された図外のキーボードやマウス等
の入力操作部を操作して、例えば、仮想線で示す拡大表
示したい領域(ズーム領域)76を選択する。そして、
入力操作部を用いたマニュアル操作で、操作者が画像処
理装置71に1個所ズーム表示指示を行うと、画像処理
装置71がコンピュータによる画像ズーム処理を実行す
る。この画像ズーム処理の結果、図3のa図におけるズ
ーム領域76が図3のb図に示すようにモニター装置8
0の画面全体にズーム後画像77として拡大表示され
る。
【0020】図4において、2個所表示における左下1
/4の場合には、図4のa図に示すズーム前の原画像7
5において、操作者が入力操作部を操作して、例えば、
仮想線で示す拡大表示したい領域(ズーム領域)76を
選択した後、上記操作部を用いたマニュアル操作で、操
作者が画像処理装置71に左下1/4ズーム表示指示を
行うと、画像処理装置71がコンピュータによる画像ズ
ーム処理を実行する。この画像ズーム処理の結果、図4
のa図におけるズーム領域76が図4のb図に示すよう
にモニター装置80の画面における左下1/4領域にズ
ーム後画像78として拡大表示される。
/4の場合には、図4のa図に示すズーム前の原画像7
5において、操作者が入力操作部を操作して、例えば、
仮想線で示す拡大表示したい領域(ズーム領域)76を
選択した後、上記操作部を用いたマニュアル操作で、操
作者が画像処理装置71に左下1/4ズーム表示指示を
行うと、画像処理装置71がコンピュータによる画像ズ
ーム処理を実行する。この画像ズーム処理の結果、図4
のa図におけるズーム領域76が図4のb図に示すよう
にモニター装置80の画面における左下1/4領域にズ
ーム後画像78として拡大表示される。
【0021】図5において、2個所表示における左下1
/4及び右上1/4の場合には、図5のa図に示すズー
ム前の原画像75において、操作者が入力操作部を操作
して、例えば、仮想線で示す拡大表示したい領域(ズー
ム領域)76;79を選択した後、入力操作部を用いた
マニュアル操作で、操作者が画像処理装置71に左下1
/4及び右上1/4ズーム表示指示を行うと、画像処理
装置71がコンピュータによる画像ズーム処理を実行す
る。この画像ズーム処理の結果、図5のa図におけるズ
ーム領域76が図5のb図に示すようにモニター装置8
0の画面における左下1/4領域にズーム後画像78と
して拡大表示されると共に図5のa図におけるズーム領
域79がモニター装置80の画面における右上1/4領
域にズーム後画像81として拡大表示される。
/4及び右上1/4の場合には、図5のa図に示すズー
ム前の原画像75において、操作者が入力操作部を操作
して、例えば、仮想線で示す拡大表示したい領域(ズー
ム領域)76;79を選択した後、入力操作部を用いた
マニュアル操作で、操作者が画像処理装置71に左下1
/4及び右上1/4ズーム表示指示を行うと、画像処理
装置71がコンピュータによる画像ズーム処理を実行す
る。この画像ズーム処理の結果、図5のa図におけるズ
ーム領域76が図5のb図に示すようにモニター装置8
0の画面における左下1/4領域にズーム後画像78と
して拡大表示されると共に図5のa図におけるズーム領
域79がモニター装置80の画面における右上1/4領
域にズーム後画像81として拡大表示される。
【0022】図6において、2個所表示における右半分
の場合には、図6のa図に示すズーム前の原画像75に
おいて、操作者が入力操作部を操作して、例えば、仮想
線で示す拡大表示したい領域(ズーム領域)79を選択
した後、入力操作部を用いたマニュアル操作で、操作者
が画像処理装置71に右半分ズーム表示指示を行うと、
画像処理装置71がコンピュータによる画像ズーム処理
を実行する。この画像ズーム処理の結果、図6のa図に
おけるズーム領域79が図6のb図に示すようにモニタ
ー装置80の画面における右半分領域にズーム後画像8
2として拡大表示される。
の場合には、図6のa図に示すズーム前の原画像75に
おいて、操作者が入力操作部を操作して、例えば、仮想
線で示す拡大表示したい領域(ズーム領域)79を選択
した後、入力操作部を用いたマニュアル操作で、操作者
が画像処理装置71に右半分ズーム表示指示を行うと、
画像処理装置71がコンピュータによる画像ズーム処理
を実行する。この画像ズーム処理の結果、図6のa図に
おけるズーム領域79が図6のb図に示すようにモニタ
ー装置80の画面における右半分領域にズーム後画像8
2として拡大表示される。
【0023】第1実施形態の動作を説明する。超音波振
動接合機構10のホーン24が図1のように上昇限度位
置に停止し、半導体チップ90がホーン24の接合作用
部27に吸引吸着され、半導体チップ90のリップ側パ
ッド91が下側を向き、回路基板92が実装機構2のマ
ウントテーブル4に搭載され、回路基板92の基板側パ
ッド93が上側を向いている。この状態において、計測
装置4が実線示位置から点線示位置に移動し、上側及び
下側の計測用光源63,64と2視野光学系レンズ65
が半導体チップ90と回路基板92との間の空間に非接
触に進入する。そして、上側及び下側の計測用光源6
3,64が交互に切替り点灯することにより、CCDカ
メラがリップ側パッド91と基板側パッド93とを撮像
する。それから、画像処理装置71がリップ側パッド9
1と基板側パッド93との位置ずれを計測演算する。そ
の測定結果により、マウントテーブル4が、XY及びθ
駆動してリップ側パッド91の位置と基板側パッド93
の位置とが正確に整合し得るように、半導体チップ90
を基準に、回路基板92を位置補正する。この位置補正
による回路基板92の実装位置である回路側パッドの位
置がリップ側パッド91と上下で対向する位置合わせが
完了したら、計測装置4が点線示位置から実線示位置に
移動し、上側及び下側の計測用光源63,64と2視野
光学系レンズ65とCCDカメラ70とが元の位置に戻
る。
動接合機構10のホーン24が図1のように上昇限度位
置に停止し、半導体チップ90がホーン24の接合作用
部27に吸引吸着され、半導体チップ90のリップ側パ
ッド91が下側を向き、回路基板92が実装機構2のマ
ウントテーブル4に搭載され、回路基板92の基板側パ
ッド93が上側を向いている。この状態において、計測
装置4が実線示位置から点線示位置に移動し、上側及び
下側の計測用光源63,64と2視野光学系レンズ65
が半導体チップ90と回路基板92との間の空間に非接
触に進入する。そして、上側及び下側の計測用光源6
3,64が交互に切替り点灯することにより、CCDカ
メラがリップ側パッド91と基板側パッド93とを撮像
する。それから、画像処理装置71がリップ側パッド9
1と基板側パッド93との位置ずれを計測演算する。そ
の測定結果により、マウントテーブル4が、XY及びθ
駆動してリップ側パッド91の位置と基板側パッド93
の位置とが正確に整合し得るように、半導体チップ90
を基準に、回路基板92を位置補正する。この位置補正
による回路基板92の実装位置である回路側パッドの位
置がリップ側パッド91と上下で対向する位置合わせが
完了したら、計測装置4が点線示位置から実線示位置に
移動し、上側及び下側の計測用光源63,64と2視野
光学系レンズ65とCCDカメラ70とが元の位置に戻
る。
【0024】上記半導体チップ90と回路基板92とが
計測装置4によるモニター装置80へ画像表示された場
合において、操作者が図外の入力操作部を用いた操作に
より画像処理装置71にズーム処理を指示することによ
り、モニター装置80の画面に例えば図3〜図6に示す
ような拡大画像を表示することができる。よって、モニ
ター装置80に拡大表示された部分を操作者が適切に確
認することにより、半導体チップ90と回路基板92の
位置合せが正確となり、半導体チップ90のような小さ
な部品を回路基板92の所定位置に正確に実装すること
ができる。
計測装置4によるモニター装置80へ画像表示された場
合において、操作者が図外の入力操作部を用いた操作に
より画像処理装置71にズーム処理を指示することによ
り、モニター装置80の画面に例えば図3〜図6に示す
ような拡大画像を表示することができる。よって、モニ
ター装置80に拡大表示された部分を操作者が適切に確
認することにより、半導体チップ90と回路基板92の
位置合せが正確となり、半導体チップ90のような小さ
な部品を回路基板92の所定位置に正確に実装すること
ができる。
【0025】その後、超音波振動接合機構10の共振器
23が下降してリップ側パッド91を基板側パットに押
し付けて加圧し、振動子30が超音波振動を発振する。
この超音波振動に共振器23が共振し、その共振による
超音波振動が半導体チップからリップ側パッド91と基
板側パットとの接触部分に作用し、リップ側パッド91
と基板側パットとが接合し、半導体チップ90が回路基
板92のチップ実装位置に表面実装される。半導体チッ
プ90を回路基板92に押し付ける方式は、超音波振動
接合機構10のエアーシリンダ15による下降と、モー
タ12によるボルト・ナット機構13の下降とで行う。
その加圧力制御はエアーシリンダ15の出力により行
う。
23が下降してリップ側パッド91を基板側パットに押
し付けて加圧し、振動子30が超音波振動を発振する。
この超音波振動に共振器23が共振し、その共振による
超音波振動が半導体チップからリップ側パッド91と基
板側パットとの接触部分に作用し、リップ側パッド91
と基板側パットとが接合し、半導体チップ90が回路基
板92のチップ実装位置に表面実装される。半導体チッ
プ90を回路基板92に押し付ける方式は、超音波振動
接合機構10のエアーシリンダ15による下降と、モー
タ12によるボルト・ナット機構13の下降とで行う。
その加圧力制御はエアーシリンダ15の出力により行
う。
【0026】リップ側パッド91と基板側パットとの接
合時間制御は、画像処理装置71が、例えば、振動子3
0の超音波振動の開始からの経過時間の計時情報と、温
度計から入力された温度情報とより、接合終了時刻を決
める。そして、接合終了時刻になったら、画像処理装置
71が、振動子30に振動停止を、エアーシリンダ15
への圧力供給系統のバルブに上昇切替を、モータ12に
上昇切替をそれぞれ指示する。これにより、共振器23
が上昇し、共振器23が回路基板92に表面実装された
半導体チップ90より離れて上昇限度位置に呈する。
合時間制御は、画像処理装置71が、例えば、振動子3
0の超音波振動の開始からの経過時間の計時情報と、温
度計から入力された温度情報とより、接合終了時刻を決
める。そして、接合終了時刻になったら、画像処理装置
71が、振動子30に振動停止を、エアーシリンダ15
への圧力供給系統のバルブに上昇切替を、モータ12に
上昇切替をそれぞれ指示する。これにより、共振器23
が上昇し、共振器23が回路基板92に表面実装された
半導体チップ90より離れて上昇限度位置に呈する。
【図1】 本発明の実施形態に係る超音波振動接合装置
を示す側面図。
を示す側面図。
【図2】 同実施形態のモニターのズーム画像表示位置
を示す画面図。
を示す画面図。
【図3】 同実施形態の1個所ズーム表示処理を示す画
面図。
面図。
【図4】 同実施形態の左下1/4ズーム表示処理を示
す画面図。
す画面図。
【図5】 同実施形態の左下及び右上1/4ズーム表示
処理を示す画面図。
処理を示す画面図。
【図6】 同実施形態の右半分ズーム表示処理を示す画
面図。
面図。
2 実装機構 10 超音波振動接合機構 60 計測機構 71 画像処理装置 80 モニター装置
Claims (1)
- 【請求項1】 第1部材が実装機構に搭載され、第2部
材が実装機構よりも上方に離隔された超音波振動接合機
構に両持ち支持された共振器の接合作用部に吸引吸着さ
れ、第1部材と第2部材の間に非接触に挿入された計測
機構が第1接合部材の下面に設けられた金属部と第2部
材の上面に設けられた金属部との位置を計測して実装機
構を駆動することにより第1部材の金属部と第2部材の
金属部との位置整合を行った後、共振器が下降して第1
部材の金属部と第2部材の金属部とを加圧下で重ね合
せ、振動子より共振器に伝達された超音波振動により第
1部材の金属部と第2部材の金属部とを接合する超音波
振動接合装置において、計測機構が実装機構に搭載され
た第1部材と共振器に吸引吸着された第2部材とを撮像
する2視野撮像手段と、2視野撮像手段での撮像データ
を画像処理する画像処理装置と、画像処理装置から出力
された撮像データにより画像を画面表示するモニター装
置とを備える一方、画像処理装置がモニター装置の画面
に表示された原画像をモニター装置の画面の指定された
所定表示領域に拡大表示する手段を備えたことを特徴と
する超音波振動接合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000288210A JP2002100653A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 超音波振動接合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000288210A JP2002100653A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 超音波振動接合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002100653A true JP2002100653A (ja) | 2002-04-05 |
Family
ID=18771835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000288210A Pending JP2002100653A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 超音波振動接合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002100653A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006186325A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-07-13 | Seiko Instruments Inc | 超音波振動接合装置 |
WO2014112272A1 (ja) * | 2013-01-15 | 2014-07-24 | 日産自動車株式会社 | 超音波接合装置および超音波接合装置のアンビル交換方法 |
JP2014136227A (ja) * | 2013-01-15 | 2014-07-28 | Nissan Motor Co Ltd | 超音波接合装置 |
WO2014125989A1 (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-21 | 本田技研工業株式会社 | ステッチ加工装置及びステッチ加工方法 |
-
2000
- 2000-09-22 JP JP2000288210A patent/JP2002100653A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006186325A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-07-13 | Seiko Instruments Inc | 超音波振動接合装置 |
WO2014112272A1 (ja) * | 2013-01-15 | 2014-07-24 | 日産自動車株式会社 | 超音波接合装置および超音波接合装置のアンビル交換方法 |
JP2014136227A (ja) * | 2013-01-15 | 2014-07-28 | Nissan Motor Co Ltd | 超音波接合装置 |
JP5951806B2 (ja) * | 2013-01-15 | 2016-07-13 | 日産自動車株式会社 | 超音波接合装置および超音波接合装置のアンビル交換方法 |
WO2014125989A1 (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-21 | 本田技研工業株式会社 | ステッチ加工装置及びステッチ加工方法 |
JP2014151621A (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-25 | Honda Motor Co Ltd | ステッチ加工装置及びステッチ加工方法 |
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