JP2002100241A - 圧縮導体及びその圧縮導体を含む電線 - Google Patents
圧縮導体及びその圧縮導体を含む電線Info
- Publication number
- JP2002100241A JP2002100241A JP2000286886A JP2000286886A JP2002100241A JP 2002100241 A JP2002100241 A JP 2002100241A JP 2000286886 A JP2000286886 A JP 2000286886A JP 2000286886 A JP2000286886 A JP 2000286886A JP 2002100241 A JP2002100241 A JP 2002100241A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter
- peripheral
- compressed
- strand
- conductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 柔軟性に優れた圧縮導体を含む電線を提供す
ること。 【解決手段】 単一の中心素線3aの周囲に、その周方
向に沿って取囲むように6本の周辺素線3bが隣接した
状態に集合配置され、これらがその集合形態の中心に向
けて圧縮された圧縮導体2を備える。前記中心素線3a
として、その径寸法が周辺素線3bの径寸法よりも小さ
いものが用いられる。
ること。 【解決手段】 単一の中心素線3aの周囲に、その周方
向に沿って取囲むように6本の周辺素線3bが隣接した
状態に集合配置され、これらがその集合形態の中心に向
けて圧縮された圧縮導体2を備える。前記中心素線3a
として、その径寸法が周辺素線3bの径寸法よりも小さ
いものが用いられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の電気
的配線に用いられる圧縮導体及びその圧縮導体を含む電
線に関する。
的配線に用いられる圧縮導体及びその圧縮導体を含む電
線に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等の低電圧配線に用いられ
る電線の細径化が要求されており、このため、図5に示
すように圧縮導体51の周囲に被覆部53を押出被覆し
た電線50(CAVUS等)の使用が進んでいる。
る電線の細径化が要求されており、このため、図5に示
すように圧縮導体51の周囲に被覆部53を押出被覆し
た電線50(CAVUS等)の使用が進んでいる。
【0003】上記圧縮導体51は、所定径寸法の中心素
線52aの周囲にその周方向に沿って取囲むように当該
素線52aと同径寸法の6本の素線52bを隣接状態に
集合配置し、これらを撚り合わせた後、圧縮ダイスによ
り所定の径寸法(例えば、圧縮導体51の最大線幅寸法
分の径寸法を有する円の面積に対して、各素線52a,
52bの総断面積の占める割合である導体占積率が90
〜95パーセントとなる程度)に圧縮することにより形
成される。この圧縮導体51では、各素線52a,52
bを圧縮することにより圧縮導体51の細径化が図られ
ているため、非圧縮導体を用いた電線(AVS,AVSS等)
に比較して、電線50全体として細径化が図られる。
線52aの周囲にその周方向に沿って取囲むように当該
素線52aと同径寸法の6本の素線52bを隣接状態に
集合配置し、これらを撚り合わせた後、圧縮ダイスによ
り所定の径寸法(例えば、圧縮導体51の最大線幅寸法
分の径寸法を有する円の面積に対して、各素線52a,
52bの総断面積の占める割合である導体占積率が90
〜95パーセントとなる程度)に圧縮することにより形
成される。この圧縮導体51では、各素線52a,52
bを圧縮することにより圧縮導体51の細径化が図られ
ているため、非圧縮導体を用いた電線(AVS,AVSS等)
に比較して、電線50全体として細径化が図られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような圧縮導体51では、各素線52a,52b同士
が、圧縮により強く密着してその軸方向に対して相互に
固定され一体化された構成となるため、曲げ剛性が大き
く曲げ難い性質となる。このため、そのような圧縮導体
51を含む電線50についても柔軟性が低下し、その電
線50を用いたワイヤーハーネスの布線作業性が悪化す
る等の問題が生じる。
ような圧縮導体51では、各素線52a,52b同士
が、圧縮により強く密着してその軸方向に対して相互に
固定され一体化された構成となるため、曲げ剛性が大き
く曲げ難い性質となる。このため、そのような圧縮導体
51を含む電線50についても柔軟性が低下し、その電
線50を用いたワイヤーハーネスの布線作業性が悪化す
る等の問題が生じる。
【0005】そこで、この発明の課題は、柔軟性に優れ
た圧縮導体及びその圧縮導体を含む電線を提供すること
にある。
た圧縮導体及びその圧縮導体を含む電線を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1記載の圧縮導体は、単一の中心素線の周囲に、
少なくとも、その周方向に沿って取囲むように6本の周
辺素線が隣接した状態に集合配置され、これらがその集
合形態の中心に向けて圧縮された圧縮導体であって、前
記中心素線として、その径寸法が前記周辺素線の径寸法
よりも小さいものを用いたものである。
請求項1記載の圧縮導体は、単一の中心素線の周囲に、
少なくとも、その周方向に沿って取囲むように6本の周
辺素線が隣接した状態に集合配置され、これらがその集
合形態の中心に向けて圧縮された圧縮導体であって、前
記中心素線として、その径寸法が前記周辺素線の径寸法
よりも小さいものを用いたものである。
【0007】なお、請求項2記載のように、前記中心素
線として、その径寸法が前記周辺素線の径寸法の0.9
〜0.99倍の大きさのものを用いるとよい。
線として、その径寸法が前記周辺素線の径寸法の0.9
〜0.99倍の大きさのものを用いるとよい。
【0008】さらに、請求項3記載のように、上述の圧
縮導体の周囲に絶縁被覆部を形成して電線を形成しても
よい。
縮導体の周囲に絶縁被覆部を形成して電線を形成しても
よい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態に係
る圧縮導体を含む電線について説明する。
る圧縮導体を含む電線について説明する。
【0010】この電線1は、図1に示すように、圧縮導
体2の周囲に、樹脂等による絶縁被覆部5が押出被覆等
の方法により形成されてなる。
体2の周囲に、樹脂等による絶縁被覆部5が押出被覆等
の方法により形成されてなる。
【0011】前記圧縮導体2は次のようにして形成され
る。まず、図2に示すように、単一の中心素線3aの周
囲に、その周方向に沿って取囲むように6本の周辺素線
3bを隣接した状態に集合配置して撚り合わせる。この
状態では、中心素線3aを中心とする正六角形状の各頂
点の位置に各周辺素線3bの中心軸がそれぞれ配設され
る。そして、この中心素線3a,周辺素線3bの集合形
態を、その集合形態の中心に向けて圧縮すると、図1に
示すような圧縮導体2が形成される。
る。まず、図2に示すように、単一の中心素線3aの周
囲に、その周方向に沿って取囲むように6本の周辺素線
3bを隣接した状態に集合配置して撚り合わせる。この
状態では、中心素線3aを中心とする正六角形状の各頂
点の位置に各周辺素線3bの中心軸がそれぞれ配設され
る。そして、この中心素線3a,周辺素線3bの集合形
態を、その集合形態の中心に向けて圧縮すると、図1に
示すような圧縮導体2が形成される。
【0012】前記中心素線3a及び各周辺素線3bとし
ては、軟銅等の導電性材料により断面略円形状の線状体
に形成したものが用いられる。このうち、各周辺素線3
bとしては、互いに径寸法h2が略同一のものが用いら
れ、また、中心素線3aとしては、その径寸法h1が前
記各周辺素線3bの径寸法h2よりも小さいものが用い
られる。より好ましくは、中心素線3aの径寸法h1
は、周辺素線3bの径寸法h2の0.9〜0.99倍の
大きさであることが好ましい。中心素線3aの径寸法h
1が、周辺素線3bの径寸法h2の0.99倍以下で、
後述するように、柔軟性に優れる効果を発揮でき、ま
た、周辺素線3bの径寸法h2の0.9倍よりも小さく
なると、素線3a,3bの圧縮集合形態を維持し難く、
しかも、各周辺素線3b及び中心素線3a間に必要以上
に無駄な空間が生じてしまうからである。
ては、軟銅等の導電性材料により断面略円形状の線状体
に形成したものが用いられる。このうち、各周辺素線3
bとしては、互いに径寸法h2が略同一のものが用いら
れ、また、中心素線3aとしては、その径寸法h1が前
記各周辺素線3bの径寸法h2よりも小さいものが用い
られる。より好ましくは、中心素線3aの径寸法h1
は、周辺素線3bの径寸法h2の0.9〜0.99倍の
大きさであることが好ましい。中心素線3aの径寸法h
1が、周辺素線3bの径寸法h2の0.99倍以下で、
後述するように、柔軟性に優れる効果を発揮でき、ま
た、周辺素線3bの径寸法h2の0.9倍よりも小さく
なると、素線3a,3bの圧縮集合形態を維持し難く、
しかも、各周辺素線3b及び中心素線3a間に必要以上
に無駄な空間が生じてしまうからである。
【0013】なお、各中心素線3a及び各周辺素線3b
としては、その総断面積が電線1の配線部位に必要とさ
れる所定の導体断面積以上とすることができるものを選
定する必要がある。
としては、その総断面積が電線1の配線部位に必要とさ
れる所定の導体断面積以上とすることができるものを選
定する必要がある。
【0014】このように圧縮導体2を形成するにあたっ
て、図2に示すように、中心素線3aの周囲に各周辺素
線3bを集合配置した圧縮前集合形態では、各周辺素線
3bにより囲まれる空間内において、前記中心素線3a
を挟んで対向する周辺素線3bの間隔寸法Sは、前記各
周辺素線3bの径寸法h2と略同一である。このため、
中心素線3aは、各周辺素線3bで囲まれる空間内に、
各周辺素線3bに対して遊びを持たせた状態で、収容配
置されることになる。そして、この状態から、中心素線
3aと各周辺素線3bの集合形態をその中心に向けて圧
縮すると、各周辺素線3bは、互いの接触部分で圧接さ
れて相互に影響を受けて変形しながら、前記集合形態の
中心に向けて変形移動することになる。この際、前記中
心素線3aと各周辺素線3b間には若干の遊びを持たせ
た状態となっているため、中心素線3aは各周辺素線3
bに密着せず、または、弱い力で密着した状態となる。
て、図2に示すように、中心素線3aの周囲に各周辺素
線3bを集合配置した圧縮前集合形態では、各周辺素線
3bにより囲まれる空間内において、前記中心素線3a
を挟んで対向する周辺素線3bの間隔寸法Sは、前記各
周辺素線3bの径寸法h2と略同一である。このため、
中心素線3aは、各周辺素線3bで囲まれる空間内に、
各周辺素線3bに対して遊びを持たせた状態で、収容配
置されることになる。そして、この状態から、中心素線
3aと各周辺素線3bの集合形態をその中心に向けて圧
縮すると、各周辺素線3bは、互いの接触部分で圧接さ
れて相互に影響を受けて変形しながら、前記集合形態の
中心に向けて変形移動することになる。この際、前記中
心素線3aと各周辺素線3b間には若干の遊びを持たせ
た状態となっているため、中心素線3aは各周辺素線3
bに密着せず、または、弱い力で密着した状態となる。
【0015】以上のように構成された圧縮導体2及びそ
れを含む電線1では、中心素線3aと各周辺素線3bと
が密着せず又は弱い力で密着した状態であるため、圧縮
導体2を曲げた場合に、中心素線3aと各周辺素線3b
とが別々に独立して曲ることになり、その曲げ剛性が小
さくて柔軟性に優れる。
れを含む電線1では、中心素線3aと各周辺素線3bと
が密着せず又は弱い力で密着した状態であるため、圧縮
導体2を曲げた場合に、中心素線3aと各周辺素線3b
とが別々に独立して曲ることになり、その曲げ剛性が小
さくて柔軟性に優れる。
【0016】また、中心素線3aとして細径のものを使
用した分、圧縮導体2の導体断面積も小さくなるため、
この点からも曲げ剛性が低下して柔軟性に優れる。
用した分、圧縮導体2の導体断面積も小さくなるため、
この点からも曲げ剛性が低下して柔軟性に優れる。
【0017】なお、中心素線3aと各周辺素線3bとの
集合形態を圧縮しているため、従来の圧縮導体51と同
様に、圧縮導体2ひいてはそれを含む電線1の細径化が
図られることはいうまでもない。
集合形態を圧縮しているため、従来の圧縮導体51と同
様に、圧縮導体2ひいてはそれを含む電線1の細径化が
図られることはいうまでもない。
【0018】なお、本実施の形態では、中心素線3aの
周囲に6本の周辺素線3bを集合配置して圧縮導体2を
形成しているが、このさらに外周に複数本の素線が同心
円状に集合配置されていてもよい。例えば、6本の周辺
素線3bの周囲に12本の周辺素線を配設したものや、
また、このさらに外周に24本の周辺素線を配設したも
のであってもよい。この場合、各周辺素線3bの外周囲
に配設される周辺素線は、前記周辺素線3bと同径寸法
h2のものであってもよく、また、外周側に配設される
周辺素線である程順次径寸法を大きくしてもよい。
周囲に6本の周辺素線3bを集合配置して圧縮導体2を
形成しているが、このさらに外周に複数本の素線が同心
円状に集合配置されていてもよい。例えば、6本の周辺
素線3bの周囲に12本の周辺素線を配設したものや、
また、このさらに外周に24本の周辺素線を配設したも
のであってもよい。この場合、各周辺素線3bの外周囲
に配設される周辺素線は、前記周辺素線3bと同径寸法
h2のものであってもよく、また、外周側に配設される
周辺素線である程順次径寸法を大きくしてもよい。
【0019】ところで、実際に本発明に係る電線1を試
作してみて、その柔軟性を実験してみた。
作してみて、その柔軟性を実験してみた。
【0020】まず、試作品Aに係る電線1では、中心素
線3aとして径寸法0.337mmのもの、周辺素線3
bとして径寸法0.339mmのものを用い、これらの
集合撚形態を、径寸法が0.90mmになる程度に圧縮
して形成した圧縮導体2を用いた。なお、この場合、導
体断面積は0.560mm2となる。
線3aとして径寸法0.337mmのもの、周辺素線3
bとして径寸法0.339mmのものを用い、これらの
集合撚形態を、径寸法が0.90mmになる程度に圧縮
して形成した圧縮導体2を用いた。なお、この場合、導
体断面積は0.560mm2となる。
【0021】また、試作品Bに係る電線1では、中心素
線3aとして径寸法0.311mmのもの、周辺素線3
bとして径寸法0.339mmのものを用い、これらの
集合撚形態を、径寸法が0.90mmになる程度に圧縮
して形成した圧縮導体2を用いた。なお、この場合、導
体断面積は0.555mm2となる。
線3aとして径寸法0.311mmのもの、周辺素線3
bとして径寸法0.339mmのものを用い、これらの
集合撚形態を、径寸法が0.90mmになる程度に圧縮
して形成した圧縮導体2を用いた。なお、この場合、導
体断面積は0.555mm2となる。
【0022】なお、比較例として、図5に示す従来品に
係る電線1も製造した。この電線1では、素線52a,
52bとして径寸法が0.339mmのものを用い、こ
れらの集合撚形態を、径寸法が0.90mmになる程度
に圧縮して形成した圧縮導体51を用いた。なお、この
場合、導体断面積は0.562mm2となる。
係る電線1も製造した。この電線1では、素線52a,
52bとして径寸法が0.339mmのものを用い、こ
れらの集合撚形態を、径寸法が0.90mmになる程度
に圧縮して形成した圧縮導体51を用いた。なお、この
場合、導体断面積は0.562mm2となる。
【0023】また、柔軟性の評価は、次の方法により行
った。即ち、図3に示すように、上記試作品A,Bに係
る電線1及び従来例に係る電線50(それぞれの長さ寸
法は1m)を所定径寸法(60mm)の円柱状体10に
巻付けて仮結束した後、その仮結束を解除して、電線
1,50の輪の内径がその反発によりどの程度の大きさ
になるかを測定した。この場合、柔軟性の低い電線1,
50であるほど、剛性による反発で輪の径寸法が大きく
なってしまう傾向にある。なお、試験は常温下で行っ
た。
った。即ち、図3に示すように、上記試作品A,Bに係
る電線1及び従来例に係る電線50(それぞれの長さ寸
法は1m)を所定径寸法(60mm)の円柱状体10に
巻付けて仮結束した後、その仮結束を解除して、電線
1,50の輪の内径がその反発によりどの程度の大きさ
になるかを測定した。この場合、柔軟性の低い電線1,
50であるほど、剛性による反発で輪の径寸法が大きく
なってしまう傾向にある。なお、試験は常温下で行っ
た。
【0024】この実験結果は、図4に示すようになっ
た。
た。
【0025】この図4から、従来品では、輪の内径が約
131mmであるのに対し、試作品Aでは約124m
m、それよりも中心素線3aの径寸法を小さくした試作
品Bでは約119mmで、本発明に係る電線1では、輪
の内径が小さく柔軟性に優れることがわかる。
131mmであるのに対し、試作品Aでは約124m
m、それよりも中心素線3aの径寸法を小さくした試作
品Bでは約119mmで、本発明に係る電線1では、輪
の内径が小さく柔軟性に優れることがわかる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1又は
請求項2記載の圧縮導体によると、中心素線として、そ
の径寸法が周辺素線の径寸法よりも小さいものを用いて
いるため、それらの圧縮形態で、中心素線と各周辺素線
とが密着し難くなる。このため、その圧縮導体を曲げた
場合に、中心素線と各周辺素線とが別々に独立して曲る
ことになり、その柔軟性に優れる。
請求項2記載の圧縮導体によると、中心素線として、そ
の径寸法が周辺素線の径寸法よりも小さいものを用いて
いるため、それらの圧縮形態で、中心素線と各周辺素線
とが密着し難くなる。このため、その圧縮導体を曲げた
場合に、中心素線と各周辺素線とが別々に独立して曲る
ことになり、その柔軟性に優れる。
【0027】また、この発明の請求項3記載の電線で
は、中心素線の径寸法が、周辺素線の径寸法よりも小さ
くて柔軟性に優れた圧縮導体を用いているため、その柔
軟性に優れる。
は、中心素線の径寸法が、周辺素線の径寸法よりも小さ
くて柔軟性に優れた圧縮導体を用いているため、その柔
軟性に優れる。
【図1】この発明の実施の形態に係る電線を示す断面図
である。
である。
【図2】中心素線と周辺素線との圧縮前の集合形態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】実験方法を示す図である。
【図4】従来品及び試作品A,Bと仮結束解除後の輪の
径寸法との関係を示す図である。
径寸法との関係を示す図である。
【図5】従来の電線を示す断面図である。
1 電線 2 圧縮導体 3a 中心素線 3b 周辺素線 5 絶縁被覆部
フロントページの続き (72)発明者 藤原 亮 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5G307 EA03 EC06 EE03 EF09 5G311 AA04 AB01 AB06 AD02
Claims (3)
- 【請求項1】 単一の中心素線の周囲に、少なくとも、
その周方向に沿って取囲むように6本の周辺素線が隣接
した状態に集合配置され、これらがその集合形態の中心
に向けて圧縮された圧縮導体であって、 前記中心素線として、その径寸法が前記周辺素線の径寸
法よりも小さいものを用いた圧縮導体。 - 【請求項2】 請求項1記載の圧縮導体であって、 前記中心素線として、その径寸法が前記周辺素線の径寸
法の0.9〜0.99倍の大きさのものを用いた圧縮導
体。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の圧縮導体の
周囲に絶縁被覆部を形成した電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000286886A JP2002100241A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 圧縮導体及びその圧縮導体を含む電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000286886A JP2002100241A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 圧縮導体及びその圧縮導体を含む電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002100241A true JP2002100241A (ja) | 2002-04-05 |
Family
ID=18770740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000286886A Pending JP2002100241A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 圧縮導体及びその圧縮導体を含む電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002100241A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005052955A1 (ja) * | 2003-11-25 | 2005-06-09 | Sumitomo Wiring Systems, Limited | 自動車用電線 |
JP2006253093A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 自動車用電線 |
JP2019114447A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 古河電気工業株式会社 | 圧縮撚線導体およびその製造方法 |
-
2000
- 2000-09-21 JP JP2000286886A patent/JP2002100241A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005052955A1 (ja) * | 2003-11-25 | 2005-06-09 | Sumitomo Wiring Systems, Limited | 自動車用電線 |
JP2006253093A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 自動車用電線 |
JP2019114447A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 古河電気工業株式会社 | 圧縮撚線導体およびその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004288625A (ja) | 自動車用電線 | |
JP4967442B2 (ja) | 断線検知機能付きケーブル | |
CN101313372A (zh) | 汽车电线 | |
JP2010506368A (ja) | 電気制御ケーブル及びその製造方法 | |
WO2006008982A1 (ja) | 自動車用電線 | |
JPH0757553A (ja) | 電気的ラウンドケーブルおよびリボンケーブル | |
JP2005510010A (ja) | フレキシブル電気配線 | |
JP2005158450A (ja) | 自動車用電線 | |
JP2005251608A (ja) | 撚線導体の製造方法、撚線導体及び電線 | |
JP2007311106A (ja) | 電気ケーブル | |
WO2019193989A1 (ja) | 絶縁電線 | |
JP2018037371A (ja) | 複合型電線 | |
JP2002100241A (ja) | 圧縮導体及びその圧縮導体を含む電線 | |
JP2017033796A (ja) | 撚線導体 | |
JP2005259583A (ja) | 撚線導体、その製造方法及び電線 | |
JP2007299558A (ja) | 電気ケーブル | |
JP6335981B2 (ja) | 撚線導体 | |
JPS6145512A (ja) | 可撓性同軸ケ−ブル及びその製造方法 | |
KR101831668B1 (ko) | 연선된 컨덕터들 및 연선된 컨덕터들을 제조하기 위한 방법 | |
JP6505300B1 (ja) | 撚線導体 | |
JP5531468B2 (ja) | 絶縁電線 | |
JP6852023B2 (ja) | 複合ケーブル | |
JPH08148038A (ja) | ケーブル導体 | |
JP2000090753A (ja) | 同軸ケーブル | |
JPH0797456B2 (ja) | 配線用導体の製造方法 |