JP2002098886A - 単焦点レンズ及びそれに用いるガラス接合レンズ - Google Patents

単焦点レンズ及びそれに用いるガラス接合レンズ

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JP2002098886A
JP2002098886A JP2000287396A JP2000287396A JP2002098886A JP 2002098886 A JP2002098886 A JP 2002098886A JP 2000287396 A JP2000287396 A JP 2000287396A JP 2000287396 A JP2000287396 A JP 2000287396A JP 2002098886 A JP2002098886 A JP 2002098886A
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lens
glass
single focus
plastic
curvature
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JP2000287396A
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Tadao Kawamoto
忠夫 川本
Atsushi Kumokawa
敦之 雲川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/06Panoramic objectives; So-called "sky lenses" including panoramic objectives having reflecting surfaces

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像入力用カメラや監視用カメラなどに搭載
される小型軽量で安価な単焦点レンズを提供する。 【解決手段】 物体側から像面4側に向かって、負の屈
折力を有する第1aレンズ群1a、正の屈折力を有する
第2aレンズ群2a、第2aレンズ群2aと像面4との
間に位置したローパスフィルター等相当の厚みを有する
ダミーガラス3を順に配置し、これにより単焦点レンズ
を構成する。第1aレンズ群1aの負のレンズと第2a
レンズ群2aの正のレンズをプラスチック非球面レンズ
によって構成し、第2aレンズ群2aのガラス接合レン
ズを他の同様な構成の単焦点レンズに含まれるガラス接
合レンズと共用した構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像入力用カメラ
や監視用カメラなどに好適な小型で安価な単焦点レンズ
及びそれに用いるガラス接合レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラやパソコン入力用カ
メラの普及に伴って、CCDやその周辺のIC等の小型
軽量化が進み、これに適応すべく、撮像レンズにおいて
も小型軽量で安価なレンズが強く要望されている。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来の単焦点
レンズの一例について説明する。従来、単焦点レンズと
しては、例えば、特開平9−113799号公報等に開
示されたものが知られている。図7に、従来の単焦点レ
ンズの構成を示す。
【0004】図7に示すように、この単焦点レンズは、
物体側(図7では、左側)から像面14側(図7では、
右側)に向かって順に配置された、像面14側に凹面を
有する負レンズ11と、接合レンズを含む2群3枚で構
成された正レンズ群12と、正レンズ群12と結像面1
4との間のローパスフィルター等相当の厚さを有するダ
ミーガラス13とにより構成されている。
【0005】焦点距離相当の長いバックフォーカスを得
るために、前群は負レンズ群によって構成され、後群は
正レンズ群によって構成されており、負レンズ11によ
って主に歪曲収差と非点収差を、正レンズ群12によっ
て主に球面収差と横収差と色収差を補正し、像面14に
おける収差性能を良好に保つようにされている。尚、レ
ンズMTF性能は、空間周波数62.3本/mm(35
0TV本相当)でコントラストが軸上80%、サジタル
方向とメリデオナル方向を含めて周辺像高7.5割が4
0%程度である。この性能を満足させるために、従来の
単焦点レンズは全てガラスレンズによって構成され、複
数の非球面レンズと接合レンズとが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のような
ガラスの非球面レンズや接合レンズを用いた構成では、
レンズを多量に生産し、安価にする点で不十分であると
いう問題がある。
【0007】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するためになされたものであり、ガラス非球面レンズ
に比べて安価に生産することが可能なプラスチック非球
面レンズを用い、さらに、接合レンズを他の同様な構成
の単焦点レンズに含まれる接合レンズと共用することに
より、軽量で安価な単焦点レンズを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る単焦点レンズの第1の構成は、物体側
から像面側に向かって順に配置された、負の屈折力を有
する第1aレンズ群と、正の屈折力を有する第2aレン
ズ群とを備えた単焦点レンズであって、前記第1aレン
ズ群は、物体側から順に配置された、像面側に強い曲率
の凹面を有する負の第1aプラスチックレンズと、像面
側に凹面を有する負の第2aプラスチックレンズと、正
の第3aガラスレンズとからなると共に、前記第1aプ
ラスチックレンズの物体側の面と前記第2aプラスチッ
クレンズの像面側の面は非球面形状を有し、前記第2a
レンズ群は、物体側から順に配置された、正の第4aプ
ラスチックレンズと、正の第5aガラスレンズと負の第
6aガラスレンズとのガラス接合レンズとからなると共
に、前記第4aプラスチックレンズの像面側の面は非球
面形状を有することを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る単焦点レンズの第2の
構成は、物体側から像面側に向かって順に配置された、
像面側に凹面を有する負の第1bプラスチックレンズ
と、正の屈折力を有する第2bレンズ群とを備えた単焦
点レンズであって、前記第1bプラスチックレンズは、
両面とも非球面形状を有し、前記第2bレンズ群は、物
体側から順に配置された、正の第2bプラスチックレン
ズと、正の第3bガラスレンズと負の第4bガラスレン
ズとのガラス接合レンズとからなると共に、前記第2b
プラスチックレンズの像面側の面は非球面形状を有する
ことを特徴とする。
【0010】すなわち、本発明に係る単焦点レンズの構
成は、物体側から像面側に向かって順に配置された、負
の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第
2レンズ群とを備え、前記第1レンズ群の負のレンズと
前記第2レンズ群の正のレンズがプラスチック非球面レ
ンズからなる構成となっている。
【0011】本発明の単焦点レンズの構成によれば、ガ
ラス非球面レンズに比べて安価に生産することが可能な
プラスチック非球面レンズを用いることにより、軽量で
安価な単焦点レンズを実現することができ、しかも、プ
ラスチックレンズ特有の温度変化による焦点移動を、ガ
ラスレンズと同等に抑えることができる。また、適切な
非球面形状やガラス接合レンズを用いることにより、収
差性能を良好に保つことができる。そして、この場合、
ガラス接合レンズを、他の同様な構成の単焦点レンズ
(第1の構成の単焦点レンズに対しては、第2の構成の
単焦点レンズを意味し、第2の構成の単焦点レンズに対
しては、第1の構成の単焦点レンズを意味する)に含ま
れるガラス接合レンズと共用した構成とすることによ
り、さらに安価な単焦点レンズを実現することができ
る。
【0012】また、本発明に係るガラス接合レンズの構
成は、前記本発明の単焦点レンズの第1の構成と前記本
発明の単焦点レンズの第2の構成に共用できるガラス接
合レンズであって、前記本発明の単焦点レンズの第1の
構成における第5aガラスレンズの物体側の曲率半径を
R15a 、像面側の曲率半径をR25a 、中心肉厚をd5a、
d線の屈折率をn5a、アッベ数をv5a、前記本発明の単
焦点レンズの第1の構成における第6aガラスレンズの
物体側の曲率半径をR16a 、像面側の曲率半径をR26a
、中心肉厚をd6aとしたとき、前記本発明の単焦点レ
ンズの第2の構成における第3bガラスレンズの物体側
の曲率半径R13b 、像面側の曲率半径R23b 、中心肉厚
d3b、d線の屈折率n3b、アッベ数v3b、前記本発明の
単焦点レンズの第2の構成における第4bガラスレンズ
の物体側の曲率半径R14b 、像面側の曲率半径R24b 、
中心肉厚d4bとの間に下記の条件式(3)〜(10)が満
たされることを特徴とする。
【0013】R15a =R13b ・・・(3) R25a =R23b ・・・(4) d5a=d3b ・・・(5) n5a=n3b ・・・(6) v5a=v3b ・・・(7) R16a =R14b ・・・(8) R26a =R24b ・・・(9) d6a=d4b ・・・(10)
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて、本発
明をさらに具体的に説明する。
【0015】〈第1の実施の形態〉図1は本発明の第1
の実施の形態における単焦点レンズの構成を示す配置図
である。
【0016】図1に示すように、物体側(図1では、左
側)から像面4側(図1では、右側)に向かって第1a
レンズ群1a、第2aレンズ群2a、第2aレンズ群2
aと像面4との間に位置したローパスフィルター等相当
の厚みを有するダミーガラス3が順に配置されており、
これにより単焦点レンズが構成されている。
【0017】第1aレンズ群1aは、物体側から順に配
置された、像面4側に強い曲率の凹面を有する負の第1
aプラスチックレンズと、像面4側に凹面を有する負の
第2aプラスチックレンズと、正の第3aガラスレンズ
とからなり、全体として負の屈折力を有している。ここ
で、第1aプラスチックレンズの物体側の面と前記第2
aプラスチックレンズの像面4側の面は非球面形状を有
している。このように第1aプラスチックレンズに非球
面を設けることにより、歪曲収差を抑えることができ
る。また、第1aプラスチックレンズの負の強い凹面に
より、サジタル像面湾曲を補正することができる。さら
に、第2aプラスチックレンズの非球面と第3aガラス
レンズにより、それぞれ主に非点収差と倍率色収差を補
正することができる。
【0018】第2aレンズ群2aは、物体側から順に配
置された、正の第4aプラスチックレンズと、正の第5
aガラスレンズと負の第6aガラスレンズとのガラス接
合レンズとからなり、全体として正の屈折力を有してい
る。ここで、第4aプラスチックレンズの像面4側の面
は非球面形状を有している。このように第4aプラスチ
ックレンズに非球面を設けることにより、主に球面収差
と横収差を補正することができる。また、第5aガラス
レンズと第6aガラスレンズとのガラス接合レンズによ
り、主に軸上色収差と倍率色収差を補正することができ
る。
【0019】以上のようにガラス非球面レンズに比べて
安価に生産することが可能なプラスチック非球面レンズ
を用いることにより、軽量で安価な単焦点レンズを実現
することができ、しかも、プラスチックレンズ特有の温
度変化による焦点移動を、ガラスレンズと同等に抑える
ことができる。
【0020】第1aレンズ群1aの第1aプラスチック
レンズと第2aプラスチックレンズの合成焦点距離をf
12a 、第2aレンズ群2aの第4aプラスチックレンズ
の焦点距離をf4aとしたとき、下記条件式(1)を満足
するのが望ましい。
【0021】 −5.92<f4a/f12a <−5.79・・・(1) f4a/f12a が−5.92以下の場合、及び−5.79
以上の場合には、温度変化による焦点移動が、それぞれ
像面4側、物体側の方向へ上記構成の単焦点レンズの焦
点深度を超えて起こってしまう。
【0022】下記(表1)に、上記のような構成を有す
る単焦点レンズの具体的数値例を示す。
【0023】
【表1】
【0024】上記(表1)において、r1、r2、・・
・[mm]は物体側から順に数えたレンズ各面に対応す
る球面の曲率半径又は非球面形状を表す基準球面の曲率
半径、d1、d2、・・・[mm]は各レンズ面間の中
心厚又は空気間隔、n1、n2、・・・は各レンズのd
線に対する屈折率、v1、v2、・・・は各レンズのd
線に対するアッベ数、e1、e2、・・・・は各レンズ
面の非球面形状を表す円錐定数、A1、A2、・・・は
各レンズ面の4次の非球面係数、B1、B2、・・・は
各レンズ面の6次の非球面係数、C1、C2、・・・は
各レンズ面の8次の非球面係数、D1、D2、・・・は
各レンズ面の10次の非球面係数を示している。以上の
r1等の説明は、下記(表2)についても同じである。
【0025】以下、上記のような構成を有し、かつ、上
記(表1)のような数値を有する単焦点レンズについ
て、図3、図5を参照しながら説明する。図3は上記
(表1)の数値を有する単焦点レンズの各収差性能、図
5は当該単焦点レンズのMTF性能を示す図である。図
3に示すように、本実施の形態の単焦点レンズは、非球
面とガラス接合レンズの最適な組合せにより、良好な像
性能を有していることが分かる。また、図5に示すよう
に、本実施の形態の単焦点レンズは、空間周波数62.
3本/mmでのMTF性能が軸上ベスト位置において周
辺まで40%あり、高い解像性能を有していることが分
かる。さらに、プラスチックレンズの温度補償条件とし
て、上記(表1)の数値を有する単焦点レンズは上記条
件式(1)を満足している。
【0026】〈第2の実施の形態〉図2は本発明の第2
の実施の形態における単焦点レンズの構成を示す配置図
である。
【0027】図2に示すように、物体側(図2では、左
側)から像面4側(図2では、右側)に向かって、像面
4側に凹面を有する負の第1bプラスチックレンズ1
b、第2bレンズ群2b、第2bレンズ群2bと像面4
との間に位置したローパスフィルター等相当の厚みを有
するダミーガラス3が順に配置されており、これにより
単焦点レンズが構成されている。
【0028】第1bプラスチックレンズ1bは、両面と
も非球面形状を有している。このように第1bプラスチ
ックレンズ1bの両面に非球面を設けることにより、主
に非点収差と横収差を補正することができる。
【0029】第2bレンズ群2bは、物体側から順に配
置された、正の第2bプラスチックレンズと、正の第3
bガラスレンズと負の第4bガラスレンズとのガラス接
合レンズとからなり、全体として正の屈折力を有してい
る。ここで、第2bプラスチックレンズの像面4側の面
は非球面形状を有している。このように第2bプラスチ
ックレンズに非球面を設けることにより、主に球面収差
と横収差を補正することができる。また、第3bガラス
レンズと第4bガラスレンズとのガラス接合レンズによ
り、主に軸上色収差と倍率色収差を補正することができ
る。
【0030】第1bプラスチックレンズ1bの焦点距離
をf1b、第2bレンズ群2bの第2bプラスチックレン
ズの焦点距離をf2bとしたとき、下記条件式(2)を満
足するのが望ましい。
【0031】 −1.59<f2b/f1b<−1.55・・・(2) f2b/f1bが−1.59の場合、及び−1.55以
上の場合には、温度変化による焦点移動が、それぞれ像
面4側、物体側の方向へ上記構成の単焦点レンズの焦点
深度を超えて起こってしまう。
【0032】下記(表2)に、上記のような構成を有す
る単焦点レンズの具体的数値例を示す。
【0033】
【表2】
【0034】以下、上記のような構成を有し、かつ、上
記(表2)のような数値を有する単焦点レンズについ
て、図4、図6を参照しながら説明する。図4は上記
(表2)の数値を有する単焦点レンズの各収差性能、図
6は当該単焦点レンズのMTF性能を示す図である。図
4に示すように、本実施の形態の単焦点レンズは、非球
面とガラス接合レンズの最適な組合せにより、良好な像
性能を有していることが分かる。また、図6に示すよう
に、本実施の形態の単焦点レンズは、空間周波数62.
3本/mmでのMTF性能が軸上ベスト位置において周
辺まで40%あり、高い解像性能を有していることが分
かる。さらに、プラスチックレンズの温度補償条件とし
て、上記(表1)の数値を有する単焦点レンズは上記条
件式(2)を満足している。
【0035】また、図1に示す第2aレンズ群2aの第
5aガラスレンズの物体側の曲率半径をR15a 、図2に
示す第2bレンズ群2bの第3bガラスレンズの物体側
の曲率半径をR13b 、第5aガラスレンズの像面4側の
曲率半径をR25a 、第3bガラスレンズの像面4側の曲
率半径をR23b 、第5aガラスレンズの中心肉厚をd5
a、第3bガラスレンズの中心肉厚をd3b、第5aガラ
スレンズのd線の屈折率をn5a、第3bガラスレンズの
d線の屈折率をn3b、第5aガラスレンズのアッベ数を
v5a、第3bガラスレンズのアッベ数をv3b、図1に示
す第2aレンズ群2aの第6aガラスレンズの物体側の
曲率半径をR16a 、図2に示す第2bレンズ群2bの第
4bガラスレンズの物体側の曲率半径をR14b 、第6a
ガラスレンズの像面4側の曲率半径をR26a 、第4bガ
ラスレンズの像面4側の曲率半径をR24b 、第6aガラ
スレンズの中心肉厚をd6a、第4bガラスレンズの中心
肉厚をd4bとしたとき、下記条件式(3)〜(10)を満
足するのが望ましい。
【0036】R15a =R13b ・・・(3) R25a =R23b ・・・(4) d5a=d3b ・・・(5) n5a=n3b ・・・(6) v5a=v3b ・・・(7) R16a =R14b ・・・(8) R26a =R24b ・・・(9) d6a=d4b ・・・(10) 上記条件式(3)〜(10)は、図1に示す第2aレンズ
群2aの第5aガラスレンズと図2に示す第2bレンズ
群2bの第3bガラスレンズの形状及び材質を同一に
し、図1に示す第2aレンズ群2aの第6aガラスレン
ズと図2に示す第2bレンズ群2bの第4bガラスレン
ズの形状を同一にするための条件であり、これらの条件
式を満足させることにより、図1に示す単焦点レンズと
図2に示す単焦点レンズに含まれるガラス接合レンズを
共用することができる。そして、このようにガラス接合
レンズを共用するようにすれば、さらに安価な単焦点レ
ンズを実現することができる。
【0037】尚、上記(表1)の数値を有する単焦点レ
ンズと上記(表2)の数値を有する単焦点レンズに含ま
れるガラス接合レンズは、上記条件式(3)〜(10)を
満足している。
【0038】本実施の形態によれば、上記条件式(1)
及び(2)を満足する負と正のプラスチックレンズと、
上記条件式(3)〜(10)を満足するガラス接合レンズ
を設けることにより、温度変化による焦点移動がなく、
良好な収差性能と高いMTF性能を有する安価な単焦点
レンズを実現することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
物体側から像面側に向かって順に配置された、負の屈折
力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レン
ズ群とを備えた単焦点レンズにおいて、第1レンズ群に
負のプラスチックレンズを、第2レンズ群に正のプラス
チックレンズを設け、さらに第2レンズ群のガラス接合
レンズを他の同様な構成の単焦点レンズに含まれるガラ
ス接合レンズと共用することにより、温度変化による焦
点移動がなく、安価な単焦点レンズを実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における単焦点レン
ズの構成を示す配置図
【図2】本発明の第2の実施の形態における単焦点レン
ズの構成を示す配置図
【図3】本発明の第1の実施の形態における単焦点レン
ズの各収差性能を示す図
【図4】本発明の第2の実施の形態における単焦点レン
ズの各収差性能を示す図
【図5】本発明の第1の実施の形態における単焦点レン
ズのMTF性能を示す図
【図6】本発明の第2の実施の形態における単焦点レン
ズのMTF性能を示す図
【図7】従来の単焦点レンズの構成を示す配置図
【符号の説明】
1a 第1aレンズ群 2a 第2aレンズ群 1b 第1bプラスチックレンズ 2b 第2bレンズ群 3 ダミーガラス 4 像面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA03 NA08 PA03 PA05 PA18 PB04 PB06 QA02 QA07 QA17 QA21 QA22 QA25 QA37 QA41 QA45 RA05 RA12 RA13 RA32 RA43 UA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から像面側に向かって順に配置さ
    れた、負の屈折力を有する第1aレンズ群と、正の屈折
    力を有する第2aレンズ群とを備えた単焦点レンズであ
    って、前記第1aレンズ群は、物体側から順に配置され
    た、像面側に強い曲率の凹面を有する負の第1aプラス
    チックレンズと、像面側に凹面を有する負の第2aプラ
    スチックレンズと、正の第3aガラスレンズとからなる
    と共に、前記第1aプラスチックレンズの物体側の面と
    前記第2aプラスチックレンズの像面側の面は非球面形
    状を有し、前記第2aレンズ群は、物体側から順に配置
    された、正の第4aプラスチックレンズと、正の第5a
    ガラスレンズと負の第6aガラスレンズとのガラス接合
    レンズとからなると共に、前記第4aプラスチックレン
    ズの像面側の面は非球面形状を有することを特徴とする
    単焦点レンズ。
  2. 【請求項2】 第1aレンズ群の第1aプラスチックレ
    ンズと第2aプラスチックレンズの合成焦点距離をf12
    a 、第2aレンズ群の第4aプラスチックレンズの焦点
    距離をf4aとしたとき、下記条件式(1)を満足する請
    求項1に記載の単焦点レンズ。 −5.92<f4a/f12a <−5.79・・・(1)
  3. 【請求項3】 物体側から像面側に向かって順に配置さ
    れた、像面側に凹面を有する負の第1bプラスチックレ
    ンズと、正の屈折力を有する第2bレンズ群とを備えた
    単焦点レンズであって、前記第1bプラスチックレンズ
    は、両面とも非球面形状を有し、前記第2bレンズ群
    は、物体側から順に配置された、正の第2bプラスチッ
    クレンズと、正の第3bガラスレンズと負の第4bガラ
    スレンズとのガラス接合レンズとからなると共に、前記
    第2bプラスチックレンズの像面側の面は非球面形状を
    有することを特徴とする単焦点レンズ。
  4. 【請求項4】 第1bプラスチックレンズの焦点距離を
    f1b、第2bレンズ群の第2bプラスチックレンズの焦
    点距離をf2bとしたとき、下記条件式(2)を満足する
    請求項3に記載の単焦点レンズ。 −1.59<f2b/f1b<−1.55・・・(2)
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の単焦点レンズと請求項
    3に記載の単焦点レンズに共用できるガラス接合レンズ
    であって、請求項1に記載の第5aガラスレンズの物体
    側の曲率半径をR15a 、像面側の曲率半径をR25a 、中
    心肉厚をd5a、d線の屈折率をn5a、アッベ数をv5a、
    請求項1に記載の第6aガラスレンズの物体側の曲率半
    径をR16a 、像面側の曲率半径をR26a 、中心肉厚をd
    6aとしたとき、請求項3に記載の第3bガラスレンズの
    物体側の曲率半径R13b 、像面側の曲率半径R23b 、中
    心肉厚d3b、d線の屈折率n3b、アッベ数v3b、請求項
    3に記載の第4bガラスレンズの物体側の曲率半径R14
    b 、像面側の曲率半径R24b 、中心肉厚d4bとの間に下
    記の条件式(3)〜(10)が満たされることを特徴とす
    るガラス接合レンズ。 R15a =R13b ・・・(3) R25a =R23b ・・・(4) d5a=d3b ・・・(5) n5a=n3b ・・・(6) v5a=v3b ・・・(7) R16a =R14b ・・・(8) R26a =R24b ・・・(9) d6a=d4b ・・・(10)
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