JP2002098362A - 加湿機 - Google Patents

加湿機

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JP2002098362A
JP2002098362A JP2000287649A JP2000287649A JP2002098362A JP 2002098362 A JP2002098362 A JP 2002098362A JP 2000287649 A JP2000287649 A JP 2000287649A JP 2000287649 A JP2000287649 A JP 2000287649A JP 2002098362 A JP2002098362 A JP 2002098362A
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duct
humidifier
water
temperature sensor
electronic components
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JP2000287649A
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English (en)
Inventor
Hidehiro Sonomoto
英寛 園元
Yuichi Terada
祐一 寺田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダクト内のセンサ等の電子部品に水がつかな
いようにして、水による故障を無くし、もって電子部品
の長寿命化を図ること。 【解決手段】 加湿ダクト10を構成するダクトカバー
12の斜め下方に傾斜した中央壁面44に温度センサ4
0や湿度センサ41を実装したプリント基板42を斜め
下方に傾斜させて配置する。温度センサ40を取り付け
る第1、第2取付片51、52自体下り勾配を付けて設
けられている。プリント基板42を取り付ける隔壁46
の上片48及び固定片56、57自体も下り勾配を付け
て形成されている。温度センサ40及びプリント基板4
2の下方に位置するダクトカバー12の底壁64の上面
も吸込部15への下り勾配を付けている。隔壁46の下
方の中央壁面44や温度センサ40、プリント基板42
等の電子部品に結露が発生しても結露水は下り勾配によ
り流れ落ちて水は溜まらない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部から供給さ
れた加湿空気を室内に吹き出す加湿機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、加湿機能を有する空気調和機は、
外部から供給された加湿空気を室内に吹き出して室内を
加湿するものである。この加湿機能を有する空気調和機
は、室外において吸着材に水分を吸着させる一方、その
吸着材から外気に水分を付与することによって空気加湿
を行ない、この加湿空気を配管を通じて室内機に供給す
るものである。そして、室内機の内部では、加湿空気を
加湿ダクトにて吹き出し側を室内熱交換器の上流側に配
置して、室内に加湿空気を送っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
加湿機能を有する空気調和機においては、加湿ダクト内
には、その制御精度を向上するため、該加湿ダクト内を
流れる加湿空気の温度や湿度を検出するセンサや、湿度
センサを実装するプリント基板を配設する必要が生じて
いる。しかしながら、この加湿ダクトの内部が結露して
水が溜まると、上記センサやプリント基板に水が付着し
て、これが故障の原因となるという問題が生じることが
予想される。
【0004】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、ダクト内のセ
ンサ等の電子部品に水が付着しないようにして、結露水
による故障を無くし、もって電子部品の長寿命化を図る
ことが可能な加湿機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の加湿機
は、加湿空気を室内に吹き出すダクト10を備えた加湿
機において、上記ダクト10内に温度センサ40、湿度
センサ41等の電子部品を配置し、上記電子部品の取付
構造を水溜まりを防止する取付構造としていることを特
徴としている。
【0006】上記請求項1の加湿機では、電子部品に水
が溜まるのを抑制でき、結露水による電子部品の故障を
抑制し、電子部品の長寿命化を図ることができる。
【0007】請求項2の加湿機は、上記取付構造を下り
勾配としていることを特徴としている。
【0008】上記請求項2の加湿機では、結露水は下り
勾配に沿って流れていき、電子部品に水が溜まるのを抑
制できるものであり、しかも、取付構造を下り勾配とし
た簡単な構成で水が溜まるのを防止できる。
【0009】請求項3の加湿機は、上記電子部品を斜め
下方に傾斜させて配置していることを特徴としている。
【0010】上記請求項3の加湿機では、電子部品自体
に結露した場合でも、結露水は溜まることなく流れ落ち
ていき、水による電子部品の故障を大幅に減少すること
ができる。
【0011】請求項4の加湿機は、上記電子部品の取付
部51、52、48、56、57を斜め下方に傾斜させ
て配置していることを特徴としている。
【0012】上記請求項4の加湿機では、電子部品だけ
でなく取付部51、52、48、56、57自体に結露
が発生しても、該取付部51、52、48、56、57
には水は溜まらず、流れ落ちていき、そのため電子部品
への水の影響を抑制し、よって水による電子部品の故障
を減少することができる。
【0013】請求項5の加湿機は、加湿空気を室内に吹
き出すダクト10を備えた加湿機において、上記ダクト
10内に温度センサ40、湿度センサ41等の電子部品
を配置するための部品ボックス部65を、その内部に加
湿空気が流通可能に形成し、上記部品ボックス部65の
内側の各壁面を下り勾配としていることを特徴としてい
る。
【0014】上記請求項5の加湿機では、電子部品の周
囲の壁面に結露が発生しても、結露水は下り勾配とした
壁面に沿って流れ落ちていき、そのため電子部品への水
の影響を無くし、よって水による電子部品の故障を減少
することができる。
【0015】請求項6の加湿機は、上記部品ボックス部
65の上部に形成される区画用の隔壁46を斜め下方に
傾斜していることを特徴としている。
【0016】上記請求項6の加湿機では、ダクト10の
内壁面に結露が発生して結露水が部品ボックス部65側
に落下しても、隔壁46により阻止され、さらに、隔壁
46に落下した水は隔壁46の上面に沿って流れ落ちて
いくものであり、水による電子部品の故障を減少するこ
とができる。
【0017】請求項7の加湿機は、上記部品ボックス部
65の下部に形成されるダクト10の底壁64の上面は
斜め下方に傾斜していることを特徴としている。
【0018】上記請求項7の加湿機では、電子部品や部
品ボックス部65の内壁面に発生した結露水が落下して
も部品ボックス部65内に溜まることなく底壁64の上
面に沿って流れ落ちていき、水による電子部品の故障を
減少することができる。
【0019】請求項8の加湿機は、隔壁46の上方に位
置するダクト10の内側面に水切り用のリブ37を形成
していることを特徴としている。
【0020】上記請求項8の加湿機では、ダクト10の
内側面に結露が発生して結露水が内側面に沿って部品ボ
ックス部65側に流れ落ちることなく、リブ37により
隔壁46の上面に落下するものであり、よって電子部品
の水の影響による故障を減少することができる。
【0021】請求項9の加湿機は、結露水を、流通する
加湿空気の上流側へ流下させるようにしていることを特
徴としている。
【0022】上記請求項9の加湿機では、結露により生
じた水は、部品ボックス部65内に溜まることなく加湿
空気の上流側に流下されものであり、特に電子部品に水
は溜まらないので、水による電子部品の故障を減少し
て、長寿命化を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、この発明の加湿機の具体的
な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明す
る。図5(a)は室内機1の破断平面図を示し、図5
(b)は室内機1の破断正面図を示している。また、図
4はケースを除いた室内機1の側面図を示しており、図
中の右側が前面側で、図中左側が室内機1の背面側であ
る。
【0024】室内機1のケーシングの前面には前面パネ
ル2が開閉自在に配設されており、この前面パネル2に
室内の空気を吸い込む吸込口3が形成されている。この
吸込口3の下流側には図4に示すように、略逆V字型に
形成された室内熱交換器4が配設されており、この室内
熱交換器4の下流側であって、略中央部分に室内ファン
5が配設されている。また、室内機1の下部には室内熱
交換器4により冷房または暖房された空気、あるいはこ
れらの空調された空気に加湿空気を混合して室内に供給
する吐出口6が形成されている。さらに、この吐出口6
にはスイング可能な羽根7が配設してある。また、室内
熱交換器4の下方には水滴等を受けるドレンパン8が配
設されていて、その排水口9には図外のホースが接続さ
れて外部に排水されるようになっている。
【0025】図4及び図5に示すように、室内熱交換器
4の上流側であって、該室内熱交換器4の前面の下部の
左側には、外部から供給された加湿空気を室内に吹き出
すための加湿ダクト10が配設されている。この加湿ダ
クト10は、図6に示すように、ダクト本体11と、こ
のダクト本体11の一面側に覆設されるダクトカバー1
2とで構成されている。ダクト本体11にダクトカバー
12を装着することで、内部に加湿空気を流す流路とな
る空洞部が形成される。ダクト本体11の両側には係止
突起13が複数箇所に形成されていて、この係止突起1
3と凹凸嵌合する係止穴を備えた略コ字型の係止片14
がダクトカバー12の両側に設けられている。図7はダ
クト本体11にダクトカバー12を装着した加湿ダクト
10の側面図を示している。なお、上記の係止突起13
と係止片14の嵌合以外にダクト本体11とダクトカバ
ー12とはネジ(図示せず)により結合されるようにな
っている。
【0026】合成樹脂製の加湿ダクト10の上流側に
は、円筒状の吸込部15が形成されており、この吸込部
15には、室外機側からの加湿空気を供給するための室
内接続ホース(図示せず)の一端が接続されるようにな
っている。また、加湿ダクト10の下流側、つまりダク
ト本体11の上部には、図6〜図8に示すように、プレ
フィルタ30を着脱自在に装着するためのフィルタ装着
部16が一体に形成してある。このフィルタ装着部16
は上下方向に長い四角枠状に形成されており、上下に貫
通する穴17が穿孔されている。そして、この穴17に
プレフィルタ30が装着されるようになっている。
【0027】プレフィルタ30は図8に示すように合成
樹脂製で形成されており、下部には網状のフィルタ部3
1が一体に形成されている。プレフィルタ30の上部に
は位置決めリブ32が一体に周設され、さらに上端には
プレフィルタ30をフィルタ装着部16から取り出す場
合に指引っ掛け用の取り出しリブ33が一体に形成して
ある。プレフィルタ30の位置決めリブ32と、フィル
タ装着部16の上面の大きさは略同じとしてあり、プレ
フィルタ30をフィルタ装着部16の穴17に挿入した
際に、位置決めリブ32の周囲の下面がフィルタ装着部
16の上面に当接して、プレフィルタ30がフィルタ装
着部16に位置決めされて装着されることになる。
【0028】プレフィルタ30をフィルタ装着部16の
穴17に挿入した状態では、プレフィルタ30のフィル
タ部31がフィルタ装着部16の下面より突出するよう
になっており、フィルタ部31はダクトカバー12の上
部のコ字型の開口面20より若干前方(図では内側)に
位置するようになっている。そして、この開口面20の
上方にフィルタ装着部16の下面が位置し、これによ
り、四角形状の加湿ダクト10の吹出口21を形成して
いる。加湿ダクト10の吸込部15から加湿空気が供給
されて図9に示す内部の流路22を通り、上記吹出口2
1から加湿空気が吹き出され、室内熱交換器4側に送ら
れる。
【0029】図9に示すように、加湿ダクト10の吹出
口21側の流路22は拡大すべく下方に傾斜する傾斜部
23が形成されており、これにより、吹き出し前の流路
22が拡大して、加湿空気の吹き出し流速を落としてい
る。このように、吹出口21からの加湿空気の吹き出し
流速を落とすことで、加湿空気の飛散を防止しており、
加湿空気漏れによる吹出口21の周囲の結露を防止して
いる。
【0030】ところで、室内熱交換器4は図5に示すよ
うに、所定のピッチ毎に並設した多数枚の平板状のフィ
ン24と、これらのフィン24の間を挿通して冷媒が循
環する伝熱管25とで構成されている。そして、室内熱
交換器4のフィン24の前端面に加湿ダクト10の吹出
口21の開口面20が所定の間隔をあけて対面するよう
にして加湿ダクト10を配設している。これにより、吹
出口21からの加湿空気は室内熱交換器4のフィン24
と平行に吹き出されて、加湿空気は室内空気と混合され
て効率良くフィン24間を通って室内側に供給されるこ
とになる。
【0031】上記加湿ダクト10内には、該加湿ダクト
10内を流れる加湿空気の温度を検出する温度センサ
や、湿度を検出する湿度センサや、この湿度センサを実
装するプリント基板が納装してある。図2は加湿ダクト
10を構成しているダクトカバー12の内側から見た正
面図を示し、図3はダクトカバー12をやや上方から見
て立体感を出したダクトカバー12の斜視図を示してい
る。また、図1は実際に温度センサ40や湿度センサ4
1を取り付けた状態のダクトカバー12の正面図を示し
ている。
【0032】図1〜図3に示すように、ダクトカバー1
2の中央壁面44の中央部分から右方かけて電子部品を
配置するための膨出部45を形成し、この膨出部45の
上部には略く字型の隔壁46が一体に形成されている。
また、ダクトカバー12の底壁64と上記隔壁46とで
囲まれる部分を電子部品を配置する部品ボックス部65
としている。上記中央壁面44より一体に形成されてい
る隔壁46は吸込部15側に斜め下方に傾斜する傾斜片
47と、この傾斜片47の上部と連続した横向きの上片
48とで構成されている。なお、加湿空気は下部の吸込
部15から加湿ダクト10内に送給され、隔壁46の上
側を介して上部の吹出口21から加湿空気が室内熱交換
器4側に吹き出されるようになっている。また、加湿空
気の一部は隔壁46の下部と底壁64の間のスリット6
6から流れ込み、部品ボックス部65内を通り隔壁46
の上部と加湿ダクト10の側壁との間のスリット67を
介して吹出口21へ流通するようになっている。そし
て、部品ボックス部65内に流通する加湿空気の温度、
湿度を温度センサ40、湿度センサ41で検出するよう
にしている。
【0033】隔壁46の傾斜片47の下側の内側より第
1取付片51が一体に下方に形成されていて、この第1
取付片51の右方の中央壁面44より第2取付片52が
第1取付片51と略平行となるように一体に立設されて
いる。さらに、第2取付片52の右方の中央壁面44よ
り温度センサ40のリード線40aを支持するための支
持片53が一体に立設されている。また、第1取付片5
1の左方の傾斜片47の下面には略三角形状の突起54
が一体に形成してある。第1取付片51と第2取付片5
2の上端面には、温度センサ40を嵌挿するための略半
円状の凹部51a、52aがそれぞれ凹設されている。
また、支持片53の上端面には温度センサ40のリード
線40aを嵌挿して該リード線40aを支持するための
略半円状の凹部53aが凹設されている。温度センサ4
0を第1、第2取付片51、52の凹部51a、52a
に嵌挿すると共に、温度センサ40の先端面を突起54
の面に当接して、温度センサ40の上下、左右方向の位
置決めを行なう。
【0034】一方、隔壁46の上片48の下面側には湿
度センサ41を実装したプリント基板42を位置決め固
定するための段部55が上片48の下面を凹ませて形成
されている。また、上片48に対向する形で上片48の
下方の中央壁面44から2つの固定片56、57がそれ
ぞれ一体に立設されている。これらの固定片56、57
の上面には上片48の段部55に対応して段部58、5
9が形成されている。上片48の段部55と下側の2つ
の固定片56、57の段部58、59で囲まれる空間内
にプリント基板42を配置し、上片48と固定片56、
57とでプリント基板42が固定されるようになってい
る。温度センサ40のリード線40aと、プリント基板
42から導出したリード線42aとを束ねて、中央壁面
44より一体に突設したボス61を周回した後に、ダク
ト本体11とダクトカバー12とで形成したリード線通
し穴62より両リード線40a、42aは外部に導出さ
れている。なお、リード線40a、42aをボス61に
て巻回しているので、加湿ダクト10の着脱の際に温度
センサ40やプリント基板42へ張力がかからないよう
にしている。
【0035】なお、ダクトカバー12と対向したダクト
本体11の内面側は図示していないが、ダクトカバー1
2に配置した温度センサ40やプリント基板42の要部
を当接して温度センサ40及びプリント基板42を位置
決め固定する突片(図示せず)が一体に形成されてい
る。
【0036】図4及び図9は加湿ダクト10が室内機1
内に実際に配設された状態を示しており、加湿ダクト1
0のダクトカバー12の中央壁面44自体は傾斜した状
態となっており、中央壁面44に付着した水滴は中央壁
面44自体を伝って吸込部15側に流れ落ちるようにな
っている。隔壁46の傾斜片47は図示するように吸込
部15側に斜め下方に傾斜しており、また、上片48自
体も加湿ダクト10を配設した状態では下り勾配を例え
ば、約3度として、上片48の上面に付着した水滴を上
片48及び傾斜片47を介して吸込部15側に流れ落ち
るようにしている。また、上片48の上方の加湿ダクト
10の内側面にリブ37が一体に垂設されており、この
リブ37により加湿ダクト10の内側面に付着した水滴
38が部品ボックス部65内に流れ込まないように水滴
38を切るようにしている。リブ37により落下した水
滴38は上片48の上面に落ち、さらに傾斜片47の上
面を伝って吸込部15側に流れ落ちる。
【0037】また、第1取付片51と第2取付片52と
は上片48と同様に下り勾配を例えば、約3度とってい
る。すなわち、第1取付片51及び第2取付片52自体
を斜め下方に傾斜させているものであり、第1取付片5
1の凹部51aに対して第2取付片52の凹部52aの
位置を高くし、両凹部51a、52aに嵌挿した温度セ
ンサ40に傾きを付与し、温度センサ40の表面に結露
した水滴を温度センサ40の下方や先端側に落下させる
ようにしている。さらに、上片48は上述のように下り
勾配を持たせているので、下面に形成されている段部5
5も下り勾配となっている。また、プリント基板42取
り付け用の固定片56、57自体のそれぞれ斜め下方に
傾斜させており、固定片56の段部58に対して固定片
57の段部59は高い位置に形成されていて、両段部5
8、59は下り勾配(例えば、約3度)となっている。
したがって、固定片56、57等に配置されたプリント
基板42も約3度の下り勾配を持って取り付けられるこ
とになる。
【0038】さらに、ダクトカバー12の底壁64の上
面も吸込部15への約3度の下り勾配となっており(ダ
クトカバー12が装着されるダクト本体11側の底面も
同様)、温度センサ40、湿度センサ41自体及び湿度
センサ41を実装しているプリント基板42からの水滴
は底壁64の上面に落下し、さらに、底壁64上の水滴
は吸込部15側に流れ落ちるようになっている。なお、
固定片56、57を2つ形成しているのは、1枚もので
上片48とプリント基板42を固定する構造とすると、
固定片の面積が大きくなって水が流れ落ちにくくなるか
らであり、2枚に分割することで水を滴下しやすい構造
としているものである。
【0039】このように、中央壁面44や隔壁46上の
水滴は吸込部15側に流れ落ち、また、隔壁46の下方
に配置されている温度センサ40、湿度センサ41及び
プリント基板42等に結露しても、これらの電子部品は
吸込部15側に傾斜して配置されているので、電子部品
の表面に結露した水滴は落下し、電子部品の表面には水
滴が付着し続けることはない。また、電子部品から落下
した水滴は底壁64の上面を伝って吸込部15側に流れ
落ち、仮に吸込部15側に流れ落ちる水が多量の場合に
は、吸込部15に接続されている加湿ホース内に流れる
ものであり、加湿ダクト10内に水が溜まるとしても、
電子部品に何ら影響のない吸込部15付近である。
【0040】なお、図4に示すように加湿ダクト10を
室内機1内に配設した状態では、加湿ダクト10内での
中央壁面44、底壁64、さらには内側の各面は、水平
方向とはならず、下り勾配をもって配置されるようにな
っている。そのため、加湿ダクト10内に流れる加湿空
気により結露による水滴が発生しても、その部分に溜ま
ることなく、すべての水滴は吸込部15側に流れ落ちる
ようになっている。なお、加湿ダクト10を配設した状
態では、吸込部15の部分は若干の下り勾配があって室
内接続ホースへ流れるようになっている。
【0041】
【発明の効果】請求項1の加湿機によれば、ダクト内に
温度センサ、湿度センサ等の電子部品を配置し、上記電
子部品の取付構造は水溜まりを防止する取付構造として
いるので、電子部品に水が溜まることがなく、水による
電子部品の故障を無くし、電子部品の長寿命化を図るこ
とができる。
【0042】請求項2の加湿機によれば、上記取付構造
を下り勾配としているので、結露水は下り勾配に沿って
流れていき、電子部品には水は溜まらないものであり、
しかも、取付構造を下り勾配とした簡単な構成で水が溜
まるのを防止できるものである。
【0043】請求項3の加湿機によれば、上記電子部品
を斜め下方に傾斜させて配置していることで、電子部品
自体に結露した場合でも、結露水は溜まることなく流れ
落ちていき、水による電子部品の故障を減少することが
できる。
【0044】請求項4の加湿機によれば、上記電子部品
の取付部を斜め下方に傾斜させて配置しているので、電
子部品だけでなく取付部自体に結露が発生しても、該取
付部には水は溜まらず、流れ落ちていき、そのため電子
部品への水の影響を無くし、よって水による電子部品の
故障を減少することができる。
【0045】請求項5の加湿機によれば、加湿空気を室
内に吹き出すダクトを備えた加湿機において、上記ダク
ト内に温度センサ、湿度センサ等の電子部品を配置する
ための部品ボックス部を、その内部に加湿空気が流通可
能に形成し、上記部品ボックス部の内側の各壁面を下り
勾配としているので、電子部品の周囲の壁面に結露が発
生しても、結露水は下り勾配とした壁面に沿って流れ落
ちていき、そのため電子部品への水の影響を無くし、よ
って水による電子部品の故障を減少することができる。
【0046】請求項6の加湿機によれば、上記部品ボッ
クス部の上部に形成され区画用の隔壁を斜め下方に傾斜
していることで、ダクトの内壁面に結露が発生して結露
水が部品ボックス部側に落下しても、隔壁により阻止さ
れ、さらに、隔壁に落下した水は隔壁の上面に沿って流
れ落ちていくものであり、水による電子部品の故障を減
少することができる。
【0047】請求項7の加湿機によれば、上記部品ボッ
クス部の下部に形成されるダクトの底壁の上面は斜め下
方に傾斜しているので、電子部品や部品ボックス部の内
壁面に発生した結露水が落下しても部品ボックス部内に
溜まることなく底壁の上面に沿って流れ落ちていき、水
による電子部品の故障を減少することができる。
【0048】請求項8の加湿機によれば、隔壁の上方に
位置するダクトの内側面に水切り用のリブを形成してい
るので、ダクトの内側面に結露が発生して結露水が内側
面に沿って部品ボックス部側に流れ落ちることなく、リ
ブにより隔壁の上面に落下するのであり、よって電子部
品の水の影響による故障を減少することができる。
【0049】請求項9の加湿機によれば、結露水を、流
通する加湿空気の上流側へ流下させるようにしているの
で、結露により生じた水は、部品ボックス部内に溜まる
ことなく加湿空気の上流側に流下されものであり、特に
電子部品に水は溜まらないので、水による電子部品の故
障を抑制し、長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の電子部品を配設した状
態でのダクトカバーの正面図である。
【図2】この発明の実施の形態のダクトカバーの正面図
である。
【図3】この発明の実施の形態の少し上方から見た場合
のダクトカバーの斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態の室内機の内部構造を示
す側面図である。
【図5】(a)(b)はこの発明の実施の形態の室内機
の破断平面図及び破断正面図である。
【図6】この発明の実施の形態の加湿ダクトの分解側面
図である。
【図7】この発明の実施の形態の加湿ダクトの側面図で
ある。
【図8】この発明の実施の形態の加湿ダクトの吹出口を
示す要部拡大斜視図である。
【図9】この発明の実施の形態の加湿ダクトの破断側面
図である。
【符号の説明】
10 加湿ダクト 11 ダクト本体 12 ダクトカバー 37 リブ 40 温度センサ 41 湿度センサ 46 隔壁 48 上片 51 第1取付片 52 第2取付片 56 固定片 57 固定片 64 底壁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加湿空気を室内に吹き出すダクト(1
    0)を備えた加湿機において、上記ダクト(10)内に
    温度センサ(40)、湿度センサ(41)等の電子部品
    を配置し、上記電子部品の取付構造を水溜まりを防止す
    る取付構造としていることを特徴とする加湿機。
  2. 【請求項2】 上記取付構造を下り勾配としていること
    を特徴とする請求項1の加湿機。
  3. 【請求項3】 上記電子部品を斜め下方に傾斜させて配
    置していることを特徴とする請求項1または請求項2の
    加湿機。
  4. 【請求項4】 上記電子部品の取付部(51、52、4
    8、56、57)を斜め下方に傾斜させて配置している
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの加湿
    機。
  5. 【請求項5】 加湿空気を室内に吹き出すダクト(1
    0)を備えた加湿機において、上記ダクト(10)内に
    温度センサ(40)、湿度センサ(41)等の電子部品
    を配置するための部品ボックス部(65)を、その内部
    に加湿空気が流通可能に形成し、上記部品ボックス部
    (65)の内側の各壁面を下り勾配としていることを特
    徴とする加湿機。
  6. 【請求項6】 上記部品ボックス部(65)の上部に形
    成される区画用の隔壁(46)は斜め下方に傾斜してい
    ることを特徴とする請求項5の加湿機。
  7. 【請求項7】 上記部品ボックス部(65)の下部に形
    成されるダクト(10)の底壁(64)の上面は斜め下
    方に傾斜していることを特徴とする請求項5または請求
    項6の加湿機。
  8. 【請求項8】 上記隔壁(46)の上方に位置するダク
    ト(10)の内側面に水切り用のリブ(37)を形成し
    ていることを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか
    の加湿機。
  9. 【請求項9】 結露水を、流通する加湿空気の上流側へ
    流下させるようにしていることを特徴とする請求項1〜
    請求項8のいずれかの加湿機。
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