JP2002098114A - 円筒状接合体および接続装置 - Google Patents

円筒状接合体および接続装置

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JP2002098114A
JP2002098114A JP2000287463A JP2000287463A JP2002098114A JP 2002098114 A JP2002098114 A JP 2002098114A JP 2000287463 A JP2000287463 A JP 2000287463A JP 2000287463 A JP2000287463 A JP 2000287463A JP 2002098114 A JP2002098114 A JP 2002098114A
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hollow
hollow inner
cylinder
groove
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JP2000287463A
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Hitoshi Otani
仁 大谷
Naoya Yamashita
直也 山下
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め溝を形成した内筒を、溝や穴の無い外筒
に挿入することにより、長期に亘り高い品質を維持でき
る円筒状接合体を提供することを目的とする。 【解決手段】 中空外筒20の内側に嵌合接着される中空
内筒10を具備し、中空外筒20の内径が中空外筒の外径と
大略等しい部分と、より小さい部分とが軸長方向に併存
し、大略等しい部分の長さL2は中空内筒の軸長L1よ
り短く構成され、中空内筒10の軸方向周面の一部に周面
を貫いて螺旋状に設けられた溝11を具備することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空外筒に中空内
筒を内挿するとき、中空外筒の外周に溝などが露出しな
いで一体的に構成できる円筒状接合体および接続装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の円筒状嵌合接着体においては、円
筒形状物同士をその端面で互いに接続する場合を、同軸
コネクタ接続で例示すると、雄側の円筒形状体には突起
状のピンを具備し、一方雌側の円筒形状体には前記ピン
を導入できるようにピン溝を設けている。雄側円筒形状
体のピンを雌側の円筒形状体のピン溝に挿入して回転さ
せることで、両円筒形状体を接続していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の場合は、円筒形
状の外観としてピン溝が露出した構造である。そのため
雌側のピンがピン構造から露出し、同時にピン溝或いは
接続溝が表面に溝として露出するために、円筒形状とな
るように接続して露出した溝に、埃や湿気が進入し、内
部の構造物に侵入したり、円筒形状が抜けなくなった
り、黴菌が付着したりした。そのため、前記同軸ケーブ
ルのように一旦固定したら接続性能が維持できれば良い
ものは別として、美観と衛生状態とを商品性能が要求す
るような場所、即ち、医療機関が代表するような場所で
は使用することができないことが生じた。
【0004】本発明は、前述の欠点を除去し、長期に亘
り高い品質を維持できる円筒状接合体を提供する事を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、中空外筒の内側に嵌合接着される中空内筒を具
備し、前記中空外筒の内径が前記中空内筒の外径と大略
等しい部分と、より小さい部分とが軸長方向に併存し、
大略等しい部分の長さは前記中空内筒の軸長より短く構
成され、中空内筒の軸方向周面の一部に周面を貫いて螺
旋状に設けられた溝を具備することを特徴とする。
【0006】請求項2に係る発明は、中空外筒の内側に
嵌合接着される中空内筒を具備し、前記中空外筒の内径
が前記中空内筒の外径と大略等しい部分と、より小さい
部分とが軸長方向に併存し、大略等しい部分の長さは前
記中空内筒の軸長より短く構成され、前記中空外筒に嵌
合された前記中空内筒の突出部を、前記中空外筒端面と
同一面で切断し、ピン状突起を具備し、前記中空内筒に
対し前記螺旋状に設けられた溝を介して内挿嵌合する先
端円筒状の接続部を具備することを特徴とする。
【0007】このように構成した本発明によると、中空
内筒は予め溝を露出して製作することができるため、内
筒の外径と中空外筒の内径との寸法精度が完成品に影響
を与えるのみである。従って高精度で、且つ外観的に良
好な接合体が容易に得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は、接合する以前の中空
外筒、中空内筒の状態を断面図で示し、図2は接合した
時の状態を同じく断面図で示している。
【0009】図1において、中空内筒10の軸長をL1,
外径をD1とする。中空外筒20の中空内筒10を挿入する
側の内径をD2,中空内筒10の挿入する範囲をL2とす
る。図示するように、各値として D1≒D2, L1>L2 と選定する。ここで、上記のD1はマイナス公差、D2
はプラス公差程度の値とする。
【0010】螺旋状に設けられた溝11は、中空内筒10の
外表面から内面まで中空内筒10の周面を貫いて、工作機
械を使用して製作したものである。また螺旋状に設けら
れた溝11の外筒内側端には、ピン固定部12を設けておく
ことが良い。ピン固定部12については後述する。
【0011】次に中空外筒20には、中空内筒10の挿入さ
れる内筒挿入部21、中空内筒10側の端面22、段差23が設
けられている。段差23は中空内筒10が挿入されて停止す
る位置に設けられ、その大きさは中空内筒10の肉厚程度
が良い。
【0012】中空内筒10を中空外筒20に挿入部21を介し
て嵌合すると、両者は中空内筒10の外径と中空外筒20の
内径とが大略等しいため、極めて精度良く密着した嵌合
状態となる。その状態を図2の断面図に示す。両筒体間
は、接着剤を必要としない程度に良好な蜜着状態である
が、筒体が例えば金属製で大きな温度変化を受けるよう
なときは、予め接着剤25を中空内筒10と中空外筒20との
間に塗布して置く。
【0013】次に図3は、図2の部分拡大図を示す。図
3において、接着剤溜まり26は、中空外筒20に設けた段
差23の一部をリング状に凹溝として設けている。中空内
筒10の外側に塗布した接着剤が、中空外筒20の内側まで
漏れ出ないようにするためである。
【0014】図2に示す接着体は、螺旋状に設けられた
溝11の部分が直接外部へ露出することがないため、この
溝11内に埃・塵が侵入して溜まることが起こらない。
【0015】図4乃至図7は本発明の第2の実施の形態
を説明するための図である。図4は中空外筒20の内部に
嵌合接着した状態を示す一部断面図である。中空外筒20
の端面22は、図2において中空内筒10が突出していた
が、この実施の形態においては中空内筒10の一部を同一
端面22で機械加工により切り落とすことを示し、切り落
とした部分を切落し15と図示している。円筒状接合体は
前記実施の形態で得られたものをさらに他の筒状体と接
続をする場合に、円筒状接合体の螺旋状に設けられた溝
11を使用して、他の筒状体に設けられているピン突起部
を挿入することに好適である。
【0016】中空内筒10の端面14と中空外筒20の端面22
は、同一平面上の端面となり、溝11の外方開口部13はそ
の平面上に露出した状態となる。
【0017】図5(a)は、図4に示す図と略同じであ
り、図5(b)は図5(a)の左方から見た図である。
同一符号は図4と同様のものを示している。図6に示す
斜視図は、図5に示す合成体を円筒状接合体30と示し、
円筒状接合体30に他の鍔付円筒体40を挿入した状態を示
している。鍔付円筒体40は、円筒状接合体30の外径と略
等しい外径を有する鍔部41と、接続部42とで構成され、
接続部42にはピン45が植設されている。
【0018】図6に示すように、鍔付円筒体40のピン45
に、中空内筒10の螺旋状に設けられた溝11を合わせて挿
入し、その溝11に沿って鍔付円筒体40を回転させて行
く。ピン45は螺旋状に設けられた溝11の最も奥部に到達
したとき、鍔付円筒体40の挿入が停止し、ピン45は図4
に示すピン固定部12に入り込んで円筒体40の回転挿入が
停止する。中空円筒10が鍔付円筒体40で覆われているた
め、塵や湿気が溝11の内部に侵入することが無く、衛生
的であって、あらゆる商品におけるパイプ状物体の嵌合
接続に適用することに有効である。
【0019】なお、ピン45は図6において、接続部42に
固定して植設されているが、このピン45自体の位置は必
ず固定とすることはなく、軸方向の前後に若干移動可能
としても、円筒状接合体を構成することに支障はない。
【0020】
【発明の効果】このようにして本発明によると、溝・突
起物などが露出していない中空内筒を予め製作してあ
り、また中空外筒も予め製作して置いて両者を嵌合接着
するから、嵌合時の組合せ精度が高く、さらに外観の良
好な製品が容易に得られ、また先端円筒部にピン突起部
を有する接続円筒を持って来て全体を嵌合するとき、中
空内筒に設けてある溝をピンリーダとして使用するか
ら、異物の侵入が生じない衛生的な円筒状接合体を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接着する以前の中空外筒、中空内筒の状態を示
す断面図、
【図2】接着した時の両筒の状態を示す断面図、
【図3】図2の部分断面図、
【図4】第2の実施の形態を示す一部断面図、
【図5】図4と略同じ図と、左方側面図、
【図6】合成筒状体とする以前の状態を示す斜視図、
【図7】完成した合成筒状体を示す図である。
【符号の説明】
10 中空内筒 11 螺旋状に設けられた溝 12 ピン固定部 13 外方開口部 14 中空内筒の端面 20 中空外筒 21 内筒挿入部 22 中空外筒の端面 23 段差 30 円筒状接合体 40 鍔付円筒体 41 鍔部 42 接続部 45 ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空外筒の内側に嵌合接着される中空内
    筒を具備し、 前記中空外筒の内径が前記中空内筒の外径と大略等しい
    部分と、より小さい部分とが軸長方向に併存し、大略等
    しい部分の長さは前記中空内筒の軸長より短く構成さ
    れ、 中空内筒の軸方向周面の一部に周面を貫いて螺旋状に設
    けられた溝を具備することを特徴とする円筒状接合体。
  2. 【請求項2】 中空外筒の内側に嵌合接着される中空内
    筒を具備し、 前記中空外筒の内径が前記中空内筒の外径と大略等しい
    部分と、より小さい部分とが軸長方向に併存し、大略等
    しい部分の長さは前記中空内筒の軸長より短く構成さ
    れ、前記中空外筒に嵌合された前記中空内筒の突出部
    を、前記中空外筒端面と同一面で切断し、 ピン状突起を具備し、前記中空内筒に対し前記螺旋状に
    設けられた溝を介して内挿嵌合する先端円筒状の接続部
    を具備することを特徴とする円筒状接合体および接続装
    置。
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