JP3041679U - ダ ボ - Google Patents

ダ ボ

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JP3041679U
JP3041679U JP1997001933U JP193397U JP3041679U JP 3041679 U JP3041679 U JP 3041679U JP 1997001933 U JP1997001933 U JP 1997001933U JP 193397 U JP193397 U JP 193397U JP 3041679 U JP3041679 U JP 3041679U
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JP
Japan
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dowel
shaft body
guide vertical
vertical groove
spiral
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Expired - Lifetime
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JP1997001933U
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English (en)
Inventor
佳男 濱田
和宏 岩松
Original Assignee
小泉産業株式会社
双葉金属工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、被接合材のダボ孔内にダボをスム
ーズに圧入することができ、しかもダボ全体に接着剤を
均一に塗布した状態で組み立てることができるダボを提
供しようとするものである。 【解決手段】 本考案は、軸体1表面に螺旋状の山部2
を設けたことを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、収納用家具等の組み立ての際に、被接合材の接合に使用するダボに 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のダボとしては、円柱状の軸体表面に、リング状の突部を所定間隔ごとに 周設することにより、突部と突部の間に溝部を有する合成樹脂製のものがある。 そして、突き合わせて組み立てる被接合材の接合面に、ダボの径に合わせて穿設 したダボ孔内に接着剤を投入した後、ダボの両端部を圧入して被接合材同士を接 合して組み立てを行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のダボでは、被接合材のダボ孔内にダボの両端部を圧入すると、接着剤や 木屑が先端から中央部の溝部内に向かって移動し、略全面にいきわたるはずであ るが、ダボ孔内においてダボの溝部内は密閉された状態であるため、ダボの先端 部で木屑が詰まってしまって完全に圧入することができず、また接着剤がダボ全 体にゆきわたらないといった問題点があった。
【0004】 そこで、本考案は、被接合材のダボ孔内にダボをスムーズに圧入することがで き、しかもダボ全体に接着剤を均一に塗布した状態で組み立てることができるダ ボを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案者は前述の課題解決のために鋭意研究を行った結果、軸体表面に螺旋状 の山部を設けたことを特徴とするダボを開発し、本考案を提供するものである。
【0006】 また、軸体表面に螺旋状の山部を設け、この螺旋状の山部を切り欠いて軸心方 向に案内縦溝を設けたことを特徴とするダボも同時に開発した。
【0007】 更に、軸体表面の略全面に螺旋状の山部を設け、螺旋状の山部の略中央部を残 して先端から途中まで切り欠いて軸心方向に案内縦溝を設ける方がより好ましい 。
【0008】 また、軸体表面に設けた螺旋状の山部を切り欠くとともに、軸体表面に凹部を 設けて案内縦溝とする方が、深い溝を形成することができる。
【0009】 更に、螺旋状の山部を有する軸体の表面及び背面において、両先端から途中ま で案内縦溝を設ける方がより好ましい。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本考案のダボを具体化した実施の形態につい て説明する。 図1及び図2は、本考案に係る第1実施の形態のダボを示したものである。 ダボAは、図2(イ)〜(ハ)に示すように、円柱状の軸体1表面に、縮径さ せた両端部を少し残した全域にわたって、先端を尖らせた山部2を螺旋状に設け 、この螺旋状の山部2に対して、上部先端及び下部先端から、それぞれ途中まで 山部2を切り欠いて軸心方向に案内縦溝3を形成したものであり、全体を合成樹 脂にて一体成形したものである。図例のダボAは、上下の案内縦溝3を、表面側 と背面側に位置させて設けており、全体として見た場合には、軸体1表面に山部 2が螺旋状に設けられているので、左右非対称な形状とする。
【0011】 そして、第1実施の形態のダボAによれば、図1に示すように、収納用家具等 における対面させた被接合材4表面にダボAの径に合わせて穿設した取付孔5内 面に接着剤6を注入した後、対面させた被接合材4と被接合材4との間にダボA を位置させ、ダボAの両端部をそれぞれの取付孔5内に圧入することにより、被 接合材4同士を接合することができる。
【0012】 このように第1実施の形態のダボAによれば、被接合材4の取付孔5内にダボ Aを圧入すると、螺旋状の山部2が取付孔5内にくい込むとともに、螺旋状の山 部2の間に形成される溝7内を、内部の木屑及び接着剤6が通って先端部から中 央部に向かって移動するので、ダボAの圧入をスムーズに行うことができるとと もに、ダボA表面に接着剤が均一に塗布されることとなるので、被接合材4同士 を強固に接合することができる。しかも、ダボAの表面側及び背面側の両端部に 、先端から中央に向けて案内縦溝3を設けているので、図2(イ)に示すように 、軸体1表面に単に螺旋状の山部2を設けただけのダボに比べて、ダボを圧入す る時にこれらの案内縦溝3からも、木屑や接着剤6が先端から中央に向かって移 動するため、ダボAの圧入をよりスムーズに行うことができるとともに、ダボA 表面により均一に接着剤が塗布されることとなるので、被接合材4同士をより強 固に接合することができる。更に、本実施の形態のダボAによれば、軸体1表面 に設けた螺旋状の山部2に、先端から途中まで略中央部を残して案内縦溝3を設 けていないため、被接合材4と被接合材4を突き合わせた接合面に案内縦溝3が 位置することがないので、接合面から接着剤6が漏れたりすることがなく、組み 立てを美しく仕上げることができる。
【0013】 尚、上述したダボAは、円柱状の軸体1に螺旋状の山部2を設けているが、特 に限定されるものでもなく、軸体1の形状は四角柱等の多角柱であってもよく、 更に、上述したダボAでは、軸体1表面の略全面にわたって螺旋状の山部2を設 けているが、軸体1表面の両側に分けて設けてもよく、或いは軸体1表面の適所 に螺旋状の山部2を設けたものであってもよい。また、上述したダボAでは、上 下の案内縦溝3を、表面側と背面側に位置させて、先端から途中まで設けている が、案内縦溝3を軸心方向に、螺旋状の山部2の全域に渡って設けてもよく、或 いは適所に案内縦溝3を設ければよい。更に山部2を切り欠いて案内縦溝3を設 けるのみではなく、山部2を切り欠くとともに、軸体1表面に凹部を設けて案内 縦溝3としてもよい。
【0014】 図3は、第2実施の形態のダボを示したものである。 ダボAは、図3(イ)〜(ハ)に示すように、上述した第1実施の形態のダボ を応用した例であり、案内縦溝3の数を変えており、具体的には、表面側には上 部の案内縦溝3のみを設け、背面側には下部の案内縦溝3のみを設けており、全 体として見た場合には、軸体1表面に山部2が螺旋状に設けられ、案内縦溝3の 位置が加わることにより、明らかに左右非対称な形状としている。
【0015】 このように第2実施の形態のダボによれば、第1実施の形態のダボAに比べて 、ダボAの表面及び背面のそれぞれ1か所に、案内縦溝3を設けるだけで済むの で、構造を簡単なものとしてコストダウンを図ることができる。
【0016】 図4は、第3実施の形態のダボを示したものである。 ダボAは、図4(イ)〜(ハ)に示すように、更に図3の第2実施例のダボを 応用させたものであり、軸体1に対して、山部2及び案内縦溝3の位置は変わる ことがないが、図中表面側の下部の案内縦溝3a及び背面側の上部の案内縦溝3 aは、幅を広くするとともに、溝の深さを深くするために軸体1まで切り欠いた ものである。このように案内縦溝3aを大きくすることにより、ダボAを取付孔 5内に圧入しても、該案内縦溝3aを通って、木屑と接着剤6が中央部に向かっ て確実に移動するのである。
【0017】 図5は、本考案に係る第4実施の形態のダボを示したものである。 ダボAは、図5(イ)〜(ハ)に示すように、案内縦溝3を特に設けることな く、軸体1表面に螺旋状の山部2を設けただけのものである。 このように第4実施の形態のダボによれば、既に述べたように、被接合材4の 取付孔5内にダボAを圧入すると、螺旋状の山部2が取付孔5内にくい込むとと もに、螺旋状の山部2の間に形成される溝7内を、内部の木屑及び接着剤6が通 って先端部から中央部に向かって移動するので、ダボAの圧入をスムーズに行う ことができるとともに、ダボA表面に接着剤が均一に塗布されることとなるので 、被接合材4同士を強固に接合されることとなる。
【0018】
【考案の効果】
以上の記載より明らかなように、次に記載する作用及び効果を奏する。 請求項1のダボによれば、収納用家具等における対面させた被接合材表面にダ ボの径に合わせて穿設した取付孔内面に接着剤を注入した後、対面させた被接合 材と被接合材との間にダボを位置させ、ダボの両端部をそれぞれの取付孔内に圧 入することにより、被接合材同士を接合することができる。 このように請求項1のダボによれば、被接合材の取付孔内にダボを圧入すると 、螺旋状の山部が取付孔内にくい込むとともに、螺旋状の山部の間に形成される 溝内を、内部の木屑及び接着剤が通って先端部から中央部に向かって移動するの で、ダボの圧入をスムーズに行うことができるとともに、ダボ表面に接着剤が均 一に塗布されることとなるので、被接合材同士を強固に接合することができる。
【0019】 請求項2のダボによれば、螺旋状の山部を軸心方向に切り欠いて案内縦溝を設 けているので、ダボを被接合材表面の取付孔内に圧入する時に案内縦溝からも、 木屑や接着剤が先端から中央に向かって移動するため、ダボの圧入をよりスムー ズに行うことができるとともに、ダボ表面により均一に接着剤が塗布されること となるので、被接合材同士をより強固に接合することができる。
【0020】 請求項3のダボによれば、軸体表面に設けた螺旋状の山部に、先端から途中ま で略中央部を残して案内縦溝を設けているため、被接合材と被接合材を突き合わ せた接合面に案内縦溝が位置することがないので、接合面から接着剤が漏れたり することがなく、組み立てを美しく仕上げることができる。
【0021】 請求項4のダボによれば、軸体表面に設けた螺旋状の山部を切り欠くとともに 、軸体表面に凹部を設けて案内縦溝とする方が、深い溝を形成することができる ので、ダボの圧入をよりスムーズに行うことができるとともに、ダボ表面により 均一に接着剤が塗布することが可能となる。
【0022】 請求項5のダボによれば、螺旋状の山部を有する軸体の表面及び背面において 、両先端から途中まで案内縦溝を設けているので、四方から木屑や接着剤が流れ 込むので、ダボ表面により均一に接着剤が塗布されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る第1実施の形態のダボの使用状
態を示す説明断面図
【図2】(イ)第1実施の形態のダボの正面図 (ロ)a−a断面図 (ハ)第1実施の形態のダボの平面図
【図3】(イ)第2実施の形態のダボの正面図 (ロ)b−b断面図 (ハ)第2実施の形態のダボの平面図
【図4】(イ)第3実施の形態のダボの正面図 (ロ)c−c断面図 (ハ)第3実施の形態のダボの平面図
【図5】(イ)第4実施の形態のダボの正面図 (ロ)d−d断面図 (ハ)第4実施の形態のダボの平面図
【符号の説明】
A ダボ 1 軸体 2 山部 3 案内縦溝 4 被接
合材 5 取付孔 6 接着
剤 7 溝

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸体表面に螺旋状の山部を設けたことを
    特徴とするダボ。
  2. 【請求項2】 軸体表面に螺旋状の山部を設け、この螺
    旋状の山部を切り欠いて軸心方向に案内縦溝を設けたこ
    とを特徴とするダボ。
  3. 【請求項3】 軸体表面の略全面に螺旋状の山部を設
    け、螺旋状の山部の略中央部を残して先端から途中まで
    切り欠いて軸心方向に案内縦溝を設けたことを特徴とす
    るダボ。
  4. 【請求項4】 軸体表面に設けた螺旋状の山部を切り欠
    くとともに、軸体表面に凹部を設けて案内縦溝とした請
    求項2又は3記載のダボ。
  5. 【請求項5】 螺旋状の山部を有する軸体の表面及び背
    面において、両先端から途中まで案内縦溝を設けた請求
    項2、3又は4記載のダボ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012140820A (ja) * 2011-01-05 2012-07-26 Sakawa:Kk 木製骨組材の接合方法
WO2021095224A1 (ja) * 2019-11-15 2021-05-20 三菱電機株式会社 接着部材、接着方法、及び電子機器筐体の製造方法

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