JP2002097915A - 内燃機関用のバルブ組立体 - Google Patents

内燃機関用のバルブ組立体

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JP2002097915A
JP2002097915A JP2001241532A JP2001241532A JP2002097915A JP 2002097915 A JP2002097915 A JP 2002097915A JP 2001241532 A JP2001241532 A JP 2001241532A JP 2001241532 A JP2001241532 A JP 2001241532A JP 2002097915 A JP2002097915 A JP 2002097915A
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enlarged diameter
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Braman C Wing
ブラマン・シー・ウィング
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    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
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    • F01L1/12Transmitting gear between valve drive and valve
    • F01L1/14Tappets; Push rods
    • F01L1/16Silencing impact; Reducing wear
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
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    • F01L1/46Component parts, details, or accessories, not provided for in preceding subgroups
    • F01L1/462Valve return spring arrangements

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関用のバルブ組立体においてバルブの
閉塞速度を遅延させる。 【解決手段】 拡径端部10bおよびこれと逆側のフラ
ンジ10aを有し、拡径端部10bの開放位置および閉
塞位置間で往復動可能なバルブ10と、バルブ10のフ
ランジ10aに作用するように設けられ、カム14と当
接するように配置されたカムフォロア16と、拡径端部
10bの閉塞位置にバルブ10を押圧するように、カム
14に向かってカムフォロア16に付勢力を作用させる
コイルスプリング18と、コイルスプリング18による
付勢力に抗してバルブ10に作用し、拡径端部10bの
開放位置から閉塞位置までのバルブ10の動きを遅延さ
せるための非機械的な力を作用させる遅延手段とを設け
る。遅延手段は、バルブ10の拡径部10cに作用す
る、ハウジング22内のエンジンオイルによる液圧であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関において
往復動可能なバルブの運転に関し、より詳細には、バル
ブが全開放位置から閉じる速度を選択的に変えるための
可変バルブ開放継続システムに関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】たとえば、本願の譲受人
に譲渡されかつその開示部分が引用することによって本
件出願の中に含まれているところのバターフィールドら
による米国特許第 5,002,023号に教示されているよう
に、当該分野では知られていることであるが、内燃機関
において往復動可能なバルブである吸気バルブおよび排
気バルブの開閉駆動は、カムシャフトと呼称される回転
軸の上で不規則に形成されたカムによって行われてい
る。
【0003】カムシャフトの回転は、カムシャフトをク
ランクシャフトまたはダブルカムシャフトエンジンのも
う一つのカムシャフトに連結するチェーンまたはベルト
駆動装置によってもたらされている。典型的には、各バ
ルブは、カムシャフトのカムにスプリング付勢されてお
り、その開閉サイクルは、バルブがスプリング付勢され
るカムの外形形状によって正確に決定されている。
【0004】その一方、カムとの接触状態が維持される
のであれば従っていたであろう通常のパターンからバル
ブの閉塞タイミングを遅らせることは、エンジンの運転
にとって時には有利であろう。
【0005】したがって、本発明は、バルブの閉塞タイ
ミングを遅延させることができる内燃機関用のバルブ組
立体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、不規
則に形成されたカム(14,114,214,314,
414)を有する回転可能なカムシャフト(12,11
2,212,312,412)を備えた内燃機関におけ
るバルブ組立体である。このバルブ組立体は、拡径端部
および逆側端部間に延びる縦方向の中心線に沿って移動
可能に設けられ、拡径端部の開放位置および閉塞位置間
で往復動可能なバルブ(10,110,210,31
0,410)と、バルブの逆側端部に作用するように設
けられ、カムと当接するように配置されたカムフォロア
(16,116,216,316,416)と、拡径端
部の閉塞位置にバルブを押圧するように、カムに向かっ
てカムフォロアに付勢力を作用させる弾性手段(18,
118,218,318,418)と、弾性手段による
付勢力に抗してバルブに作用し、拡径端部の開放位置か
ら閉塞位置までのバルブの動きを遅延させる遅延手段と
を備えている。
【0007】請求項2の発明では、請求項1における遅
延手段が、バルブに液圧を作用させる手段(22,12
2,322,422)から構成されている。
【0008】請求項3の発明では、請求項1における遅
延手段が、バルブに電磁力を作用させる手段(228)
から構成されている。
【0009】請求項4の発明では、請求項2において、
拡径端部の開放位置から閉塞位置までのバルブの移動に
含まれる時間を変化させるために、遅延手段による力の
作用を選択的に制御する制御手段(124,228,3
22,434)をさらに備えている。
【0010】請求項5の発明では、請求項3において、
拡径端部の開放位置から閉塞位置までのバルブの移動に
含まれる時間を変化させるために、遅延手段による力の
作用を選択的に制御する手段(124,228,32
2,434)をさらに備えている。
【0011】請求項6の発明では、請求項4において、
バルブが、拡径端部(110b,410b)および逆側
端部(110a,410a)間に延びる細長いステム
(110d,410d)と、拡径端部および逆側端部間
においてステムの上に設けられた拡径部(110c,4
10c)とを有している。また制御手段が、ステムの一
部を囲繞するハウジング(122,422)を有し、拡
径部がハウジング内に配置されるとともに、ステムの拡
径部の移動が、拡径端部の閉塞位置および開放位置間に
おけるバルブの移動中は常時前記ハウジング内で行われ
ている。さらに、制御手段が、ハウジング内に作動流体
を選択的に導入しかつハウジングから作動流体を排出す
る導入・導出手段(124;424,434)を有して
いる。
【0012】請求項7の発明では、請求項6において、
導入・導出手段が、導入・導出ライン(124)と、作
動流体が導入・導出ラインを通って流れるのを選択的に
許容しまたは阻止するサーボバルブ手段(126)とか
ら構成されている。
【0013】請求項8の発明では、請求項6において、
ハウジング内に作動流体を導入する導入ライン(42
4)と、導入ラインに設けられ、導入ラインを通る作動
流体の逆方向の流れを阻止する第1のチェックバルブ
(432)と、ハウジングから作動流体を排出する導出
ライン(434)と、導出ラインに設けられ、導出ライ
ンを通ってハウジング内に作動流体が戻るのを阻止する
第2のチェックバルブ(436)と、作動流体が導出ラ
インを通ってハウジングから流入するのを選択的に許容
するサーボバルブ(426)とをさらに備えている。
【0014】請求項9の発明では、請求項5において、
バルブに電磁力を作用させる手段が、バルブの拡径部に
電磁力を作用させるように設けられた電磁コイル(42
8)を有しており、制御手段が、電磁コイルに選択的に
通電するための手段を有している。
【0015】請求項10の発明では、請求項1におい
て、バルブが、拡径端部(310b)および逆側端部
(310a)間に延びる細長いステム(310d)と、
拡径端部および逆側端部間に設けられた拡径部(310
c)とを有している。遅延手段による力の作用を選択的
に制御する制御手段は、ステムの一部を囲繞する、シー
ルされたハウジング(322)を有し、拡径部がハウジ
ング内に配置されるとともに、ステムの拡径部の移動
が、拡径端部の閉塞位置および開放位置間におけるバル
ブの移動中は常時前記ハウジング内で行われている。さ
らに、制御手段は、ハウジング内に収容された電磁流体
と、拡径端部の開放位置から閉塞位置までのバルブの移
動に含まれる時間を変化させるために、遅延手段による
力の作用を選択的に制御する手段(330)とを有して
いる。
【0016】請求項11の発明では、請求項10におい
て、遅延手段による力の作用を選択的に制御する手段
が、ハウジング内に設けられ、ステムを囲繞する電磁コ
イル(330)と、電磁コイルに選択的に通電する手段
とから構成されている。
【0017】本発明によれば、バルブ組立体の運転中に
は、遅延手段により、バルブの拡径端部が、開放位置か
ら閉塞位置まで移動する動きが遅延される。すなわち、
バルブの閉塞タイミングが遅延させられる。これによ
り、バルブの開放時間を延長することが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】発明の要約 本発明によれば、内燃機関において、バルブが弾性的に
付勢されたカムシャフトのカムとの接触に基づいて従っ
たであろうバルブ閉塞速度からカム駆動のバルブの閉塞
速度を遅延させるための装置および方法が提供されてい
る。
【0019】当該装置および方法は、液圧式および(ま
たは)電気式のような種々の実施態様のうちの一つまた
は他の形態をとり、このような多くの実施態様は、バル
ブの閉塞の遅延が選択的に、つまり要求されるときにの
み生じるのを許容する。
【0020】したがって、内燃機関において、バルブが
弾性的に付勢されたカムとの接触に基づいて従ったであ
ろうバルブ閉塞速度からカム駆動のバルブの閉塞速度を
遅延させるための装置および方法を提供することが本発
明の目的である。より詳細には、バルブの遅延された閉
塞状態が選択的に、つまり必要とされるときにのみ生じ
るという上述の特徴を有する装置および方法を提供する
ことが本発明の目的である。
【0021】本発明のこれらおよびその他の特徴・目的
をよく理解するためには、添付図面に関連して以下の詳
細な記述が参照されるべきである。
【0022】〔好ましい実施態様の詳細な説明〕図1、
図2および図3は、内燃機関におけるバルブ10の運転
状態を示しており、エンジンの一方のシリンダの排気バ
ルブと考えてよい。バルブ10は、図示しない部材によ
り周知の方法でクランクシャフトまたは他のカムシャフ
トからチェーンまたはベルト駆動装置によって回転させ
られるカムシャフト12の回転により、縦方向の中心線
に沿って鉛直方向に往復動するようになっている。
【0023】カムシャフト12は、不規則な形状を有し
かつともに回転するカム14を有している。カム14は
カムフォロア16に当接しており、該カムフォロア16
は、逆向きのカップ形状を有するとともに、バルブ10
の端部において拡径されたフランジ10aを囲繞してい
る。バルブ10の逆側の端部もまた、バルブ10が関連
するシリンダの開口を開閉するように機能する拡径部1
0bを有している。
【0024】バルブ10は、コイルスプリング18によ
って、最上部位置であるシリンダ閉塞位置に弾性的に付
勢されている。コイルスプリング18の最上端は、カム
フォロア16の内側底部に当接しており、最下端は、横
方向に延びる固定部材20の上面に当接している。これ
により、カムシャフトの回転中は、カムフォロア16が
常時カム14との接触状態を維持するようになる。
【0025】ところで、図1,図2および図3の装置に
おいては、バルブ10の長手方向略中央部に拡径部10
cを設け、バルブ10の全移動範囲を通じて拡径部10
cの移動を許容する十分な軸方向長さを有するハウジン
グ22で拡径部10cを囲繞することによって、図1の
開放位置から図3の閉塞位置へのバルブ10の戻りが遅
延されている。
【0026】ハウジング22は、該ハウジング22に対
するバルブ10の往復動を許容する、整列された開口部
22a,22bをその上部および底部にそれぞれ有して
いる。開口部22a,22bは、バルブ10の昇降時に
開口部22a,22bを通じて液圧流体つまりエンジン
オイルの流れを許容するために、バルブ10のステム部
10dに対して十分なクリアランスを有しており、バル
ブ組立体全体がエンジンオイルで浸されている。
【0027】これにより、図1の位置から図3の位置ま
でバルブ10が移動するとき、開口部22aを通じてエ
ンジンオイルが拡径部10cにより吐出されなければな
らないことになり、その結果、コイルスプリング18か
らカムフォロア16に作用する付勢力に抗して、バルブ
10が図3の位置まで戻るのをハウジング22内のエン
ジンオイルの粘性が遅らせることになる。
【0028】この点において、バルブ10が図2の位置
から図3の位置まで移動するときにハウジング22内へ
のエンジンオイルの自由な流れを許容し、バルブ10が
図3の位置から図1の位置まで移動するときにハウジン
グ22からのエンジンオイルの自由な流れを許容するた
めに、開口部22bは開口部22aよりも若干大きくな
ければならない。
【0029】図4に示す実施態様においては、図1、図
2および図3の実施態様の各要素に対応する要素が3桁
の数字で示されており、各要素の下2桁の数字が図1、
図2および図3の各要素の数字と同一になっている。
【0030】図4の実施態様では、カムシャフト112
のカム114により下方に作用する力と、コイルスプリ
ング118により拡径部110aに作用する上方への弾
性力との作用下でバルブ110が往復動する際に、エン
ジンオイルの流れを阻止するようにハウジング122の
開口部122a,122bがシールされている。
【0031】ハウジング122は、通常エンジンオイル
を内部に有しておらず、したがって、バルブ110の拡
径部110cには粘性抵抗は存在していない。このた
め、コイルスプリング118は、ハウジング122内に
エンジンオイルが存在していないとき、カムシャフト1
12の回転中は常時カムフォロア116のカム114と
の接触状態を維持するように作用する。
【0032】その一方、あるエンジン運転状態下におい
てバルブ110の戻りを遅らせる必要があるときは、導
入および導出ライン124を通じてハウジング122内
にエンジンオイルを添加することによって、このバルブ
戻りの遅延が実行される。なお、ハウジング122に対
するエンジンオイルの流入および流出は、バルブ110
に関連してエンジン制御ユニット(図示せず)により制
御されるサーボバルブ126によって、選択的に許容さ
れまたは阻止される。
【0033】このようにして、バルブ110の閉塞位置
への遅延された戻りの調整を行えるようになるととも
に、コイルスプリング118によりカムフォロア116
に作用する付勢力に抗して、改良されたエンジン運転状
態を得るのに要求されるバルブ開放時間を延長できる。
【0034】図5に示す実施態様においては、図1、図
2、図3および図4の各実施態様の要素に対応する各要
素が3桁の数字で示されており、各要素の下2桁の数字
が図1、図2、図3および図4の各要素の下2桁の数字
と同一になっている。
【0035】図5の実施態様では、全開放位置から図3
のバルブ位置に対応する閉塞位置へのバルブ210の戻
りが、電磁バルブ保持装置228によって遅延されてい
る。電磁バルブ保持装置228は、バルブ210のフラ
ンジ部210aおよびカムフォロア216に対するコイ
ルスプリング218の付勢力に抗して拡径部210cの
戻りを電磁力で抑制するように、拡径部210cに作用
する。
【0036】電磁バルブ保持装置228の運転は、バル
ブ210が関連するエンジン制御ユニット(図示せず)
の制御により、選択的に開始されまたは停止される。こ
のようにして、コイルスプリング218によりカムフォ
ロア216に作用する付勢力に抗して、バルブ210の
閉塞位置への遅延された戻りを調整できるとともに、改
良されたエンジン運転状態を達成するのに要求されるバ
ルブ開放時間を変化させることができる。
【0037】図6に示す実施態様においては、図1、図
2、図3,図4および図5の各実施態様の要素に対応す
る各要素が300番台の数字で示されており、各要素の
下2桁の数字が図1、図2、図3および図4の各要素の
下2桁の数字と同一になっている。
【0038】図6の実施態様では、バルブ310の拡径
部310cのあらゆる移動位置において、拡径部310
cが、ハウジング322に対するバルブ310の往復動
をシール状態で調整するハウジング322によって囲繞
されている。ハウジング322は、シールされた量の電
磁流体、すなわち電磁場の影響下で粘性が著しく増加す
る流体を有している。
【0039】また、ハウジング322は、その外壁に埋
設されかつバルブ300のステム310dと同心に配置
された電磁コイル330を有している。電磁コイル33
0が通電されたときはいつでも、ハウジング322内の
流体の粘性が著しく増加し、これにより、図6に示す全
開位置から図3のバルブ位置に対応する全閉位置までの
バルブ310の戻りが遅延される。
【0040】過剰な粘性力がバルブ310の拡径部31
0cに作用するのを防止するために、拡径部310cに
は、これを挿通する開孔310eが設けられており、こ
れにより、ハウジング322内の流体の粘性が低いとき
に、拡径部310cの一方の側から他方の側に容易に流
体が流れるようになっている。
【0041】電磁コイル330が通電されていないとき
は、コイルスプリング318が、カムシャフト312の
回転中は常時カムフォロア316のカム314との接触
状態を維持するのに効果的に作用する。その一方、エン
ジン運転状態下において、バルブ310の戻りを遅延さ
せる必要がある場合、この遅延は電磁コイル322の通
電によって達成される。
【0042】このようにして、バルブ310の閉塞位置
への戻りの遅延量が調整できるとともに、コイルスプリ
ング318によりカムフォロア316に作用する付勢力
に抗して、改良されたエンジン運転状態を達成するため
に、バルブ開放時間を変更できる。
【0043】図7に示す実施態様においては、図1、図
2、図3,図4、図5および図6の各実施態様の要素に
対応する各要素が400番台の数字で示されており、各
要素の下2桁の数字が図1、図2、図3、図4、図5お
よび図6の各要素の下2桁の数字と同一になっている。
【0044】図7の実施態様は図4の実施態様と類似し
ているが、この実施態様では、エンジンオイルは、導入
ライン424を通って、シールされたハウジング422
内に流入する。バルブ410の開放中には、エンジンオ
イルがハウジング422内に自由に流入でき、バルブ4
10の閉塞中には、ハウジング422から導入ライン4
24内に流体が戻るのを防止するために、導入ライン4
24には、チェックバルブ432が設けられている。
【0045】図7の実施態様では、ハウジング422か
らオイルを排出するための導出ライン434が設けられ
ている。導出ライン434には、バルブ410の閉塞動
作中にハウジング422からオイルが排出されるのを許
容するとともに、バルブ410の開放動作中にハウジン
グ422内にオイルが引き戻されるのを防止するチェッ
クバルブ436が設けられている。
【0046】また、導出ライン434には、オイルの流
れに対して、ハウジング422を選択的に開閉するため
のサーボバルブ426が設けられている。図7の実施態
様では、バルブの閉塞中に各バルブストロークで開くよ
うにするために高速バルブ(図示せず)を設けることに
より、ハウジング422からのオイルの流出量を制御す
ることが可能である。
【0047】反応速度の遅いバルブ(図示せず)は、ハ
ウジング422から流出する流量をバルブ410が閉じ
る速度において簡単に制限する。このような反応速度の
遅いバルブの使用は、理想的なものではない。というの
は、バルブが全開状態に留まるのを阻止するからである
が、いくつかのバルブが一つの液圧バルブで制御される
ようになる。
【0048】本発明が関連する技術分野の当業者は、と
くに上述の教示内容を考慮するとき、本発明の精神ある
いは本質的な特徴から外れることなく、本発明の原理を
利用する種々の変形例やその他の実施態様を構築し得
る。上述の実施態様はあらゆる点で単なる例示としての
みみなされるべきものであり、限定的なものではない。
【0049】それゆえ、本発明の範囲は、上記記述内容
よりもむしろ添付の請求の範囲に示されている。したが
って、本発明が個々の実施態様に関連して説明されてき
たものの、構造、順序、材料その他の変更は、本発明の
範囲内においてではあるが、当該分野の当業者にとって
明らかであろう。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るバルブ組立
体によれば、開放位置から閉塞位置までのバルブの動き
を遅延させる遅延手段を設けたので、バルブの閉塞タイ
ミングを遅延させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施態様によるバルブを運転
するのに用いられる内燃機関のカムシャフトにおけるカ
ムおよびバルブ(バルブ組立体)の概略図であって、カ
ムシャフト回転中のあるタイミングにおける状態を示し
ている。
【図2】本発明の好ましい実施態様によるバルブを運転
するのに用いられる内燃機関のカムシャフトにおけるカ
ムおよびバルブ(バルブ組立体)の概略図であって、カ
ムシャフト回転中のあるタイミングにおける状態を示し
ている。
【図3】本発明の好ましい実施態様によるバルブを運転
するのに用いられる内燃機関のカムシャフトにおけるカ
ムおよびバルブ(バルブ組立体)の概略図であって、カ
ムシャフト回転中のあるタイミングにおける状態を示し
ている。
【図4】本発明の他の実施態様によるバルブ組立体を示
しており、前記実施態様の図1に相当する図である。
【図5】本発明のさらに他の実施態様によるバルブ組立
体を示しており、前記実施態様の図1および図4に相当
する図である。
【図6】本発明の別の実施態様によるバルブ組立体を示
しており、前記実施態様の図1、図4および図5に相当
している。
【図7】本発明のさらに別の実施態様によるバルブ組立
体を示しており、前記実施態様の図1、図4、図5およ
び図6に相当している。
【符号の説明】
10: バルブ 10a: フランジ(逆側端部) 10b: 拡径端部 10c: 拡径部 12: カムシャフト 14: カム 16: カムフォロア 18: コイルスプリング 22: ハウジング 22a,22b: 開口部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月1日(2001.11.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
フロントページの続き Fターム(参考) 3G018 AB07 AB16 BA38 CA18 CA19 DA48 DA51 DA53 DA56 DA65 DA74 DA83 DA85 EA02 EA19 EA32 FA01 FA07 FA08 GA18

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不規則に形成されたカム(14,11
    4,214,314,414)を有する回転可能なカム
    シャフト(12,112,212,312,412)を
    備えた内燃機関におけるバルブ組立体であって、 拡径端部およびこれと逆側の逆側端部を有し、前記拡径
    端部および逆側端部間に延びる縦方向の中心線に沿って
    移動可能に設けられ、前記拡径端部の開放位置および閉
    塞位置間で往復動可能なバルブ(10,110,21
    0,310,410)と、 前記バルブの前記逆側端部に作用するように設けられ、
    前記カムと当接するように配置されたカムフォロア(1
    6,116,216,316,416)と、 前記拡径端部の前記閉塞位置に前記バルブを押圧するよ
    うに、前記カムに向かって前記カムフォロアに付勢力を
    作用させる弾性手段(18,118,218,318,
    418)と、 前記弾性手段による付勢力に抗して前記バルブに作用
    し、前記拡径端部の前記開放位置から前記閉塞位置まで
    の前記バルブの動きを遅延させる遅延手段と、を備えた
    バルブ組立体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記遅延手段が、前記バルブに液圧を作用させる手段
    (22,122,322,422)から構成されてい
    る、ことを特徴とするバルブ組立体。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記遅延手段が、前記バルブに電磁力を作用させる手段
    (228)から構成されている、ことを特徴とするバル
    ブ組立体。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記拡径端部の前記開放位置から前記閉塞位置までの前
    記バルブの移動に含まれる時間を変化させるために、前
    記遅延手段による力の作用を選択的に制御する制御手段
    (124,228,322,434)をさらに備えた、
    ことを特徴とするバルブ組立体。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記拡径端部の前記開放位置から前記閉塞位置までの前
    記バルブの移動に含まれる時間を変化させるために、前
    記遅延手段による力の作用を選択的に制御する手段(1
    24,228,322,434)をさらに備えた、こと
    を特徴とするバルブ組立体。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記バルブが、前記拡径端部(110b,410b)お
    よび前記逆側端部(110a,410a)間に延びる細
    長いステム(110d,410d)と、前記拡径端部お
    よび前記逆側端部間において前記ステムの上に設けられ
    た拡径部(110c,410c)とを有しており、 前記制御手段が、前記ステムの一部を囲繞するハウジン
    グ(122,422)を有し、前記拡径部が前記ハウジ
    ング内に配置されるとともに、前記ステムの前記拡径部
    の移動が、前記拡径端部の前記閉塞位置および前記開放
    位置間における前記バルブの移動中は常時前記ハウジン
    グ内で行われており、 前記制御手段が、前記ハウジング内に作動流体を選択的
    に導入しかつ前記ハウジングから作動流体を導出する導
    入・導出手段(124;424,434)を有してい
    る、ことを特徴とするバルブ組立体。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記導入・導出手段が、 導入・導出ライン(124)と、 作動流体が前記導入・導出ラインを通って流れるのを選
    択的に許容しまたは阻止するサーボバルブ手段(12
    6)とから構成されている、ことを特徴とするバルブ組
    立体。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 前記ハウジング内に作動流体を導入する導入ライン(4
    24)と、 前記導入ラインに設けられ、前記導入ラインを通る作動
    流体の逆方向の流れを阻止する第1のチェックバルブ
    (432)と、 前記ハウジングから作動流体を排出する導出ライン(4
    34)と、 前記導出ラインに設けられ、前記導出ラインを通って前
    記ハウジング内に作動流体が戻るのを阻止する第2のチ
    ェックバルブ(436)と、 作動流体が前記導出ラインを通って前記ハウジングから
    流出するのを選択的に許容するサーボバルブ(426)
    と、をさらに備えたバルブ組立体。
  9. 【請求項9】 請求項5において、 前記バルブに電磁力を作用させる前記手段が、前記バル
    ブの前記拡径部に電磁力を作用させるように設けられた
    電磁コイル(228)を有しており、前記制御手段が、
    前記電磁コイルに選択的に通電するための手段を有して
    いる、ことを特徴とするバルブ組立体。
  10. 【請求項10】 請求項1において、 前記バルブが、前記拡径端部(310b)および前記逆
    側端部(310a)間に延びる細長いステム(310
    d)と、前記拡径端部および前記逆側端部間に設けられ
    た拡径部(310c)とを有しており、 前記遅延手段による力の作用を選択的に制御する制御手
    段は、前記ステムの一部を囲繞する、シールされたハウ
    ジング(322)を有し、前記拡径部が前記ハウジング
    内に配置されるとともに、前記ステムの前記拡径部の移
    動が、前記拡径端部の前記閉塞位置および前記開放位置
    間における前記バルブの移動中は常時前記ハウジング内
    で行われており、 さらに、前記制御手段は、前記ハウジング内に収容され
    た電磁流体と、前記拡径端部の前記開放位置から前記閉
    塞位置までの前記バルブの移動に含まれる時間を変化さ
    せるために、前記遅延手段による力の作用を選択的に制
    御する手段(330)とを有している、ことを特徴とす
    るバルブ組立体。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記遅延手段による力の作用を選択的に制御する前記手
    段が、 前記ハウジング内に設けられ、前記ステムを囲繞する電
    磁コイル(330)と、 前記電磁コイルに選択的に通電する手段とから構成され
    ている、ことを特徴とするバルブ組立体。
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