JP2002096984A - 巻上装置 - Google Patents
巻上装置Info
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- JP2002096984A JP2002096984A JP2000290266A JP2000290266A JP2002096984A JP 2002096984 A JP2002096984 A JP 2002096984A JP 2000290266 A JP2000290266 A JP 2000290266A JP 2000290266 A JP2000290266 A JP 2000290266A JP 2002096984 A JP2002096984 A JP 2002096984A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding drum
- hoisting
- rope
- metal
- hoisting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量な巻上装置を提供する。
【解決手段】 巻胴式巻上機2の巻胴3に巻上ロープ4
を巻き掛け、上記巻上ロープによりかご1を昇降させる
巻上装置において、上記巻胴を強化プラスチックまたは
鉄より比重の小さい金属を主成分とする材料により構成
した。また、上記巻胴3は、外周に上記巻上ロープが巻
き掛けられる巻胴部材3aと該巻胴部材を内周から支持
する巻胴枠部材3bとにより構成し、上記巻胴部材は強
化プラスチックまたは板状の金属により構成し、上記巻
胴枠部材は金属により構成した。
を巻き掛け、上記巻上ロープによりかご1を昇降させる
巻上装置において、上記巻胴を強化プラスチックまたは
鉄より比重の小さい金属を主成分とする材料により構成
した。また、上記巻胴3は、外周に上記巻上ロープが巻
き掛けられる巻胴部材3aと該巻胴部材を内周から支持
する巻胴枠部材3bとにより構成し、上記巻胴部材は強
化プラスチックまたは板状の金属により構成し、上記巻
胴枠部材は金属により構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻胴式巻上機によ
り駆動される巻上装置に関し、特にその軽量化に関する
ものである。
り駆動される巻上装置に関し、特にその軽量化に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢者・身障者等に対する社会福
祉的観点から個人住宅や小規模建築物等に小形のエレベ
ータ装置を設置する要請が強くなっているが、この種の
エレベータ装置は、例えば特開昭63−17783号公
報に記載されているように、通常、図1に示す如く巻胴
式巻上機によりかごが駆動される。図1において、1は
エレベータのかご、2はかごを駆動する巻胴式巻上機、
3は巻胴、4は一端が巻胴3に取付られ、他端がかご1
に取付けられた巻上ロープ、5は周囲を昇降路壁5aに
より囲まれた昇降路、6は昇降路5の下部で、かご1の
昇降領域の外に設けられ巻上機2等を収容する機械室、
7は昇降路5上部に設けられた取付梁、8は取付梁7に
設けられた返し車で、巻胴3から繰り出された巻上ロー
プ4をかご1へ導く機能を有する。なお、巻上機2は昇
降路5頂部や昇降路5下部(ピット)やかご1などに取
付けられることもある。
祉的観点から個人住宅や小規模建築物等に小形のエレベ
ータ装置を設置する要請が強くなっているが、この種の
エレベータ装置は、例えば特開昭63−17783号公
報に記載されているように、通常、図1に示す如く巻胴
式巻上機によりかごが駆動される。図1において、1は
エレベータのかご、2はかごを駆動する巻胴式巻上機、
3は巻胴、4は一端が巻胴3に取付られ、他端がかご1
に取付けられた巻上ロープ、5は周囲を昇降路壁5aに
より囲まれた昇降路、6は昇降路5の下部で、かご1の
昇降領域の外に設けられ巻上機2等を収容する機械室、
7は昇降路5上部に設けられた取付梁、8は取付梁7に
設けられた返し車で、巻胴3から繰り出された巻上ロー
プ4をかご1へ導く機能を有する。なお、巻上機2は昇
降路5頂部や昇降路5下部(ピット)やかご1などに取
付けられることもある。
【0003】このように構成されたエレベータ装置にお
いては、巻胴式巻上機2の巻胴3に巻上ロープ4を巻掛
け、巻上ロープ4によりかご1を昇降させる。
いては、巻胴式巻上機2の巻胴3に巻上ロープ4を巻掛
け、巻上ロープ4によりかご1を昇降させる。
【0004】この種のエレベータ装置に要求される事項
は以下の通りである。 省スペース:巻胴式巻上機を収容する機械室のスペー
スを小さくする等エレベータの占有空間を可能な限り小
さくする。 低騒音・低振動:エレベータかご内及び隣接居室の振
動や騒音を低減する。 低価格:機器の製作コストを下げることの他、据付作
業にかかる費用も低減する。さらに、保守作業時間を減
らしてエレベータのランニングコストを下げる。
は以下の通りである。 省スペース:巻胴式巻上機を収容する機械室のスペー
スを小さくする等エレベータの占有空間を可能な限り小
さくする。 低騒音・低振動:エレベータかご内及び隣接居室の振
動や騒音を低減する。 低価格:機器の製作コストを下げることの他、据付作
業にかかる費用も低減する。さらに、保守作業時間を減
らしてエレベータのランニングコストを下げる。
【0005】上記の要求に応えるために、例えば特開平
1−266289号公報では、巻胴式巻上機2に巻掛け
る巻上ロープ4を従来の金属製のロープからアラミド繊
維等の合成繊維ロープに変更した巻上装置が提案されて
いる。図2は特開平1−266289号公報に記載され
た巻上装置の要部の構成を示す断面図であり、具体的に
は巻胴式巻上機の巻胴3に巻上ロープ4が巻掛けられた
様子を示している。
1−266289号公報では、巻胴式巻上機2に巻掛け
る巻上ロープ4を従来の金属製のロープからアラミド繊
維等の合成繊維ロープに変更した巻上装置が提案されて
いる。図2は特開平1−266289号公報に記載され
た巻上装置の要部の構成を示す断面図であり、具体的に
は巻胴式巻上機の巻胴3に巻上ロープ4が巻掛けられた
様子を示している。
【0006】このように合成繊維製の巻上ロープ4を用
いることにより、合成繊維製のロープは耐疲労性の点か
ら金属製のロープと比較して巻胴の直径を小さくするこ
とができる。従って巻上機2を小さく設計できるので機
械室6の占有空間を小さくでき、巻上機2の製作コスト
も下げることができる。(関連) また、金属製の巻上ロープと金属製の巻胴との組合せに
比べて巻胴へ巻込む時発生する振動や騒音は低くなる。
(関連) さらに、ロープに潤滑油を必要としないので、給油作業
は省略でき据付時のロープの取扱いも容易となる。(
関連) また、合成繊維製のロープは金属例えば鉄製のロープと
比較して比重が小さく軽量であるので、巻上装置の軽量
化を図ることができる。
いることにより、合成繊維製のロープは耐疲労性の点か
ら金属製のロープと比較して巻胴の直径を小さくするこ
とができる。従って巻上機2を小さく設計できるので機
械室6の占有空間を小さくでき、巻上機2の製作コスト
も下げることができる。(関連) また、金属製の巻上ロープと金属製の巻胴との組合せに
比べて巻胴へ巻込む時発生する振動や騒音は低くなる。
(関連) さらに、ロープに潤滑油を必要としないので、給油作業
は省略でき据付時のロープの取扱いも容易となる。(
関連) また、合成繊維製のロープは金属例えば鉄製のロープと
比較して比重が小さく軽量であるので、巻上装置の軽量
化を図ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の巻上装置は上記
のように構成されており、巻上げロープとして鉄より軽
量な合成繊維を用いて軽量化を図っている例もあるが、
一般的に、巻胴3としては、機械的強度が強くしかも廉
価である鋳鉄が用いられており、このような鉄を主成分
とする材料は重く、軽量化の妨げになっていた。巻上装
置の重量が大きいと設置場所に十分な補強をする必要が
あるなど据え付け作業に多大な時間と費用がかかる。ま
た、図1では巻上機2はかご1の昇降領域の外に設けら
れた機械室6に設けられている場合を示しているが、巻
上機2をかご1に取り付ける場合もあり、特にこの場合
には巻上機2の負担を軽くするためにもその軽量化が望
まれる。なお、巻胴式巻上機により駆動される巻上装置
としては、上記のエレベータ装置の他にダムウェイター
やゴンドラなどが挙げられるが、これらにおいても同様
の問題点があった。
のように構成されており、巻上げロープとして鉄より軽
量な合成繊維を用いて軽量化を図っている例もあるが、
一般的に、巻胴3としては、機械的強度が強くしかも廉
価である鋳鉄が用いられており、このような鉄を主成分
とする材料は重く、軽量化の妨げになっていた。巻上装
置の重量が大きいと設置場所に十分な補強をする必要が
あるなど据え付け作業に多大な時間と費用がかかる。ま
た、図1では巻上機2はかご1の昇降領域の外に設けら
れた機械室6に設けられている場合を示しているが、巻
上機2をかご1に取り付ける場合もあり、特にこの場合
には巻上機2の負担を軽くするためにもその軽量化が望
まれる。なお、巻胴式巻上機により駆動される巻上装置
としては、上記のエレベータ装置の他にダムウェイター
やゴンドラなどが挙げられるが、これらにおいても同様
の問題点があった。
【0008】本発明は上記のような従来のものの問題点
を解消するためになされたものであり、より軽量な巻上
装置を提供することを目的とするものである。
を解消するためになされたものであり、より軽量な巻上
装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る巻上装置
は、巻胴式巻上機の巻胴に巻上ロープを巻き掛け、上記
巻上ロープによりかごを昇降させる巻上装置において、
上記巻胴を強化プラスチックまたは鉄より比重の小さい
金属を主成分とする材料により構成したものである。
は、巻胴式巻上機の巻胴に巻上ロープを巻き掛け、上記
巻上ロープによりかごを昇降させる巻上装置において、
上記巻胴を強化プラスチックまたは鉄より比重の小さい
金属を主成分とする材料により構成したものである。
【0010】また、巻胴式巻上機の巻胴に巻上ロープを
巻き掛け、上記巻上ロープによりかごを昇降させる巻上
装置において、上記巻胴は、外周に上記巻上ロープが巻
き掛けられる巻胴部材と該巻胴部材を内周から支持する
巻胴枠部材とにより構成し、上記巻胴部材は強化プラス
チックまたは板状の金属により構成し、上記巻胴枠部材
は金属により構成したものである。
巻き掛け、上記巻上ロープによりかごを昇降させる巻上
装置において、上記巻胴は、外周に上記巻上ロープが巻
き掛けられる巻胴部材と該巻胴部材を内周から支持する
巻胴枠部材とにより構成し、上記巻胴部材は強化プラス
チックまたは板状の金属により構成し、上記巻胴枠部材
は金属により構成したものである。
【0011】さらに、巻上ロープを合成繊維により構成
したものである。
したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1による巻上装置について説明する。本実施の
形態による巻上装置の全体的な構成は、図1で示した従
来の場合と同様である。なお、図1では巻上機2を昇降
路5側部の機械室6に設置したが、昇降路5頂部、昇降
路5下部(ピット)、或いはかご1に取付けてもよい。
また、巻胴3の構成は例えば図2で示した従来の場合と
同様である。本実施の形態では、巻胴3を合成樹脂や炭
素繊維などの強化プラスチック、または鉄より比重の小
さい金属を主成分とする材料により構成した。強化プラ
スチックとしては、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹
脂、ポリカーボネート樹脂、CFRP(炭素繊維強化プ
ラスチック)、GFRP(ガラス繊維強化プラスチッ
ク)などが挙げられる。また、鉄より比重の小さい金属
を主成分とする材料としては、アルミニウムに銅やマグ
ネシウムやシリコンやニッケルなどを添加したアルミニ
ウム合金や、マグネシウム合金、チタン合金などが挙げ
られる。
施の形態1による巻上装置について説明する。本実施の
形態による巻上装置の全体的な構成は、図1で示した従
来の場合と同様である。なお、図1では巻上機2を昇降
路5側部の機械室6に設置したが、昇降路5頂部、昇降
路5下部(ピット)、或いはかご1に取付けてもよい。
また、巻胴3の構成は例えば図2で示した従来の場合と
同様である。本実施の形態では、巻胴3を合成樹脂や炭
素繊維などの強化プラスチック、または鉄より比重の小
さい金属を主成分とする材料により構成した。強化プラ
スチックとしては、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹
脂、ポリカーボネート樹脂、CFRP(炭素繊維強化プ
ラスチック)、GFRP(ガラス繊維強化プラスチッ
ク)などが挙げられる。また、鉄より比重の小さい金属
を主成分とする材料としては、アルミニウムに銅やマグ
ネシウムやシリコンやニッケルなどを添加したアルミニ
ウム合金や、マグネシウム合金、チタン合金などが挙げ
られる。
【0013】また、巻上ロープ4は、鉄などの鋼線を撚
り合わせた一般的な金属製のロープであってもよいし、
アラミド繊維、高強度ポリエチレン繊維、ポリエステル
繊維などの合成繊維を撚り合わせたものであってもよ
い。なお、合成繊維を撚り合わせたものである場合にも
特開平1−266289号公報に記載されているものに
限らずさまざまな構成のものが使用できる。金属製のロ
ープを用いた場合には一般に機械的強度が高く丈夫であ
るので、細いロープが使用でき、高揚程の搬送に適す
る。また、合成繊維製のロープを用いた場合には、従来
技術でも述べたが、合成繊維製のロープは耐疲労性の点
から金属製のロープと比較して巻胴3の直径を小さくす
ることができ省スペース化が図れる。また、潤滑油を必
要としないので、給油作業は省略でき据付時のロープの
取扱いも容易となる。
り合わせた一般的な金属製のロープであってもよいし、
アラミド繊維、高強度ポリエチレン繊維、ポリエステル
繊維などの合成繊維を撚り合わせたものであってもよ
い。なお、合成繊維を撚り合わせたものである場合にも
特開平1−266289号公報に記載されているものに
限らずさまざまな構成のものが使用できる。金属製のロ
ープを用いた場合には一般に機械的強度が高く丈夫であ
るので、細いロープが使用でき、高揚程の搬送に適す
る。また、合成繊維製のロープを用いた場合には、従来
技術でも述べたが、合成繊維製のロープは耐疲労性の点
から金属製のロープと比較して巻胴3の直径を小さくす
ることができ省スペース化が図れる。また、潤滑油を必
要としないので、給油作業は省略でき据付時のロープの
取扱いも容易となる。
【0014】本実施の形態で説明したように、巻胴3を
強化プラスチックまたは鉄より比重の小さい金属を主成
分とする材料により構成することにより、従来の鉄製の
ものに比べて軽量化が可能となり、設置場所の補強を簡
略化できたり据付時の揚重作業が改善できるなど据え付
け作業が容易となる。特に、巻上機2をかご1に取り付
ける場合には巻上機2の負担を軽くでき、より効果的で
ある。さらに、以下のような効果も得られる。巻胴3を
合成樹脂や強化プラスチックで構成した場合には、従来
の鉄製の巻胴と比べて巻上ロープの耐摩耗性が向上する
ため、巻上ロープの寿命が長くなる。従ってロープ交換
周期が長くなり保守性が向上し、エレベータのランニン
グコストの低減となる。また、金属製のロープを用いた
場合にも、従来の鉄製の巻胴3と比べて巻上ロープと接
触する際に発生する振動や騒音が小さくなる。また、巻
胴3を鉄より比重の小さい金属を主成分とする材料によ
り構成した場合には、軽量化を達成しつつしかも十分な
強度が得られ、しかも火災に対する安全性も向上する。
強化プラスチックまたは鉄より比重の小さい金属を主成
分とする材料により構成することにより、従来の鉄製の
ものに比べて軽量化が可能となり、設置場所の補強を簡
略化できたり据付時の揚重作業が改善できるなど据え付
け作業が容易となる。特に、巻上機2をかご1に取り付
ける場合には巻上機2の負担を軽くでき、より効果的で
ある。さらに、以下のような効果も得られる。巻胴3を
合成樹脂や強化プラスチックで構成した場合には、従来
の鉄製の巻胴と比べて巻上ロープの耐摩耗性が向上する
ため、巻上ロープの寿命が長くなる。従ってロープ交換
周期が長くなり保守性が向上し、エレベータのランニン
グコストの低減となる。また、金属製のロープを用いた
場合にも、従来の鉄製の巻胴3と比べて巻上ロープと接
触する際に発生する振動や騒音が小さくなる。また、巻
胴3を鉄より比重の小さい金属を主成分とする材料によ
り構成した場合には、軽量化を達成しつつしかも十分な
強度が得られ、しかも火災に対する安全性も向上する。
【0015】なお、図2では巻上ロープ4を多層(3
層)に巻き掛ける場合について示しているが、単層巻で
あってもよい。また、巻胴3の外周部にロープを巻く際
のガイドとなるロープ溝が形成されている場合を示した
が、ロープ溝は無くてもよい。
層)に巻き掛ける場合について示しているが、単層巻で
あってもよい。また、巻胴3の外周部にロープを巻く際
のガイドとなるロープ溝が形成されている場合を示した
が、ロープ溝は無くてもよい。
【0016】実施の形態2.図3は本発明の実施の形態
2による巻上装置の要部の構成を示す図であり、具体的
には巻胴の構成を示す分解斜視図である。本実施の形態
2による巻上装置の全体的な構成は実施の形態1の場合
と同様である。図3において、3aは外周に巻上ロープ
が巻き掛けられる巻胴部材であり、図では外周すなわち
巻上ロープの当たり面にロープ溝が形成されている。3
bは巻胴部材3aを内周から支持する巻胴枠部材であ
る。3cおよび3eはそれぞれ巻胴部材3aおよび巻胴
枠部材3bに設けられたフランジ、3hはフランジ3
c、3eに設けられた貫通孔であり、これらのフランジ
3cと3eとは例えば貫通孔3hにボルトを通すことに
より結合される。3dは一対のフランジ3eの間に設け
られ、これらのフランジ3eと溶接等で固定されて巻胴
枠部材3bを構成し、且つ巻胴部材3aの内周と接触し
てその変形を阻止する支持部材である。図4に巻胴枠部
材3bの横断面図を示すように、支持部材3dは円環状
フランジ3eの円の中心を中心として放射状に配置され
ている。
2による巻上装置の要部の構成を示す図であり、具体的
には巻胴の構成を示す分解斜視図である。本実施の形態
2による巻上装置の全体的な構成は実施の形態1の場合
と同様である。図3において、3aは外周に巻上ロープ
が巻き掛けられる巻胴部材であり、図では外周すなわち
巻上ロープの当たり面にロープ溝が形成されている。3
bは巻胴部材3aを内周から支持する巻胴枠部材であ
る。3cおよび3eはそれぞれ巻胴部材3aおよび巻胴
枠部材3bに設けられたフランジ、3hはフランジ3
c、3eに設けられた貫通孔であり、これらのフランジ
3cと3eとは例えば貫通孔3hにボルトを通すことに
より結合される。3dは一対のフランジ3eの間に設け
られ、これらのフランジ3eと溶接等で固定されて巻胴
枠部材3bを構成し、且つ巻胴部材3aの内周と接触し
てその変形を阻止する支持部材である。図4に巻胴枠部
材3bの横断面図を示すように、支持部材3dは円環状
フランジ3eの円の中心を中心として放射状に配置され
ている。
【0017】巻胴部材3aは強化プラスチックまたは板
状の金属により構成され、巻胴枠部材3bは金属により
構成されている。巻胴枠部材3bに用いられる金属とし
ては、鉄やその合金、実施の形態1で説明したのと同様
の鉄より比重の小さい金属を主成分とする材料であるア
ルミダイカストなどのアルミニウム合金、マグネシウム
合金、チタン合金などが挙げられる。巻胴枠部材3bに
鉄やその合金を用いた場合には廉価であり、鉄より比重
の小さい金属を主成分とする材料を用いた場合には軽量
化に有利である。巻胴部材3aに用いられる強化プラス
チックとしては実施の形態1で説明したのと同様のもの
が挙げられる。また、薄板状の金属として例えば厚さが
3.2mm以下の鉄板を用い、これをプレス加工するこ
とによって図3に示すような形状の巻胴部材を得ること
もできる。なお、鉄板の代わりに上記の巻胴枠部材3b
に用いられる金属と同様の金属からなる薄板を用いても
よい。なお、薄板状の金属の厚さは、厚すぎると軽量化
の妨げになる上に加工が困難であり、薄すぎると機械的
強度が弱く実用的でないため、0.1mm以上6mm以
下が望ましく、特に鉄の場合は3.2mm以下がより望
ましい。
状の金属により構成され、巻胴枠部材3bは金属により
構成されている。巻胴枠部材3bに用いられる金属とし
ては、鉄やその合金、実施の形態1で説明したのと同様
の鉄より比重の小さい金属を主成分とする材料であるア
ルミダイカストなどのアルミニウム合金、マグネシウム
合金、チタン合金などが挙げられる。巻胴枠部材3bに
鉄やその合金を用いた場合には廉価であり、鉄より比重
の小さい金属を主成分とする材料を用いた場合には軽量
化に有利である。巻胴部材3aに用いられる強化プラス
チックとしては実施の形態1で説明したのと同様のもの
が挙げられる。また、薄板状の金属として例えば厚さが
3.2mm以下の鉄板を用い、これをプレス加工するこ
とによって図3に示すような形状の巻胴部材を得ること
もできる。なお、鉄板の代わりに上記の巻胴枠部材3b
に用いられる金属と同様の金属からなる薄板を用いても
よい。なお、薄板状の金属の厚さは、厚すぎると軽量化
の妨げになる上に加工が困難であり、薄すぎると機械的
強度が弱く実用的でないため、0.1mm以上6mm以
下が望ましく、特に鉄の場合は3.2mm以下がより望
ましい。
【0018】また、巻上ロープ4は、鉄などの鋼線を撚
り合わせた一般的な金属製のロープであってもよいし、
アラミド繊維、高強度ポリエチレン繊維、ポリエステル
繊維などの合成繊維を撚り合わせたものであってもよい
のは、実施の形態1で説明したのと同様である。
り合わせた一般的な金属製のロープであってもよいし、
アラミド繊維、高強度ポリエチレン繊維、ポリエステル
繊維などの合成繊維を撚り合わせたものであってもよい
のは、実施の形態1で説明したのと同様である。
【0019】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、巻胴3を、外周に巻上ロープ4が巻き掛けられる巻
胴部材3aと巻胴部材3aを内周から支持する巻胴枠部
材3bとにより構成し、強度を確保するために巻胴枠部
材3bを金属により構成し、軽量化のために巻胴部材3
aを強化プラスチックまたは板状の金属により構成した
ので、円筒状の巻胴全体を金属で形成するのに比べて、
強度を確保しつつ軽量化が達成できる。特に、巻上機2
をかご1に取り付ける場合には巻上機2の負担を軽くで
き、より効果的である。さらに、本実施の形態では、巻
胴枠部材3bを金属により構成しているので、巻胴部材
3aを強化プラスチックなどの金属に比べて燃えやすい
材料で構成した場合にも、火災に対する安全性が向上す
る。なお、実施の形態1でも説明したが、巻胴部材3a
を合成樹脂や炭素繊維などの強化プラスチックで構成し
た場合には、従来の鉄製の巻胴と比べて巻上ロープ4の
耐摩耗性が向上するため、巻上ロープ4の寿命が長くな
る。従ってロープ交換周期が長くなり保守性が向上し、
エレベータのランニングコストの低減となる。また、金
属製のロープを用いた場合にも、従来の鉄製の巻胴と比
べて巻上ロープ4と接触する際に発生する振動や騒音が
小さくなる。また、板状の金属を用いた場合にはプレス
加工により容易に製造することができる。
ば、巻胴3を、外周に巻上ロープ4が巻き掛けられる巻
胴部材3aと巻胴部材3aを内周から支持する巻胴枠部
材3bとにより構成し、強度を確保するために巻胴枠部
材3bを金属により構成し、軽量化のために巻胴部材3
aを強化プラスチックまたは板状の金属により構成した
ので、円筒状の巻胴全体を金属で形成するのに比べて、
強度を確保しつつ軽量化が達成できる。特に、巻上機2
をかご1に取り付ける場合には巻上機2の負担を軽くで
き、より効果的である。さらに、本実施の形態では、巻
胴枠部材3bを金属により構成しているので、巻胴部材
3aを強化プラスチックなどの金属に比べて燃えやすい
材料で構成した場合にも、火災に対する安全性が向上す
る。なお、実施の形態1でも説明したが、巻胴部材3a
を合成樹脂や炭素繊維などの強化プラスチックで構成し
た場合には、従来の鉄製の巻胴と比べて巻上ロープ4の
耐摩耗性が向上するため、巻上ロープ4の寿命が長くな
る。従ってロープ交換周期が長くなり保守性が向上し、
エレベータのランニングコストの低減となる。また、金
属製のロープを用いた場合にも、従来の鉄製の巻胴と比
べて巻上ロープ4と接触する際に発生する振動や騒音が
小さくなる。また、板状の金属を用いた場合にはプレス
加工により容易に製造することができる。
【0020】なお、図3では、巻胴部材3aを2分割し
た例を示したが、分割せずに一体としてもよいし、3分
割以上に分割してもよい。また、図3では巻胴部材3a
の外周部にロープを巻く際のガイドとなるロープ溝が形
成されている場合を示したが、ロープ溝は無くてもよ
い。
た例を示したが、分割せずに一体としてもよいし、3分
割以上に分割してもよい。また、図3では巻胴部材3a
の外周部にロープを巻く際のガイドとなるロープ溝が形
成されている場合を示したが、ロープ溝は無くてもよ
い。
【0021】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3による巻上装置の要部の構成を示す図であり、具体的
には巻胴の構成を示す分解斜視図である。本実施の形態
3による巻上装置の全体的な構成は実施の形態1の場合
と同様である。図5において、3fは固定部材であり、
本実施の形態では、図3の支持部材3dの中点に巻胴部
材3aを固定するための円環状の固定部材3fを溶接し
ている。固定部材3fの材質としては例えば支持部材3
dと同じものが用いられる。これにより、巻上ロープ4
の張力により生じる巻胴部材3aのねじれを小さくする
ことができる。なお、図では巻胴部材3aにも半円環状
の固定部材3fを溶接している場合を示しており、例え
ば支持部材3dおよび巻胴部材3aに設けられた固定部
材3fの貫通孔3hにボルトを通して両者を固定する。
3による巻上装置の要部の構成を示す図であり、具体的
には巻胴の構成を示す分解斜視図である。本実施の形態
3による巻上装置の全体的な構成は実施の形態1の場合
と同様である。図5において、3fは固定部材であり、
本実施の形態では、図3の支持部材3dの中点に巻胴部
材3aを固定するための円環状の固定部材3fを溶接し
ている。固定部材3fの材質としては例えば支持部材3
dと同じものが用いられる。これにより、巻上ロープ4
の張力により生じる巻胴部材3aのねじれを小さくする
ことができる。なお、図では巻胴部材3aにも半円環状
の固定部材3fを溶接している場合を示しており、例え
ば支持部材3dおよび巻胴部材3aに設けられた固定部
材3fの貫通孔3hにボルトを通して両者を固定する。
【0022】実施の形態4.図6は本発明の実施の形態
4による巻上装置の要部の構成を示す図であり、具体的
には巻胴の構成を示す分解斜視図である。本実施の形態
4による巻上装置の全体的な構成は実施の形態1の場合
と同様である。図6において、3gは補強部材であり、
本実施の形態では、図3の各支持部材3dを互いに結び
つけるように円環状の補強部材3gを支持部材3dに溶
接している。補強部材3gの材質としては例えば支持部
材3dと同じものが用いられる。これにより、巻上ロー
プ4の張力により生じる支持部材3dのたわみを小さく
することができる。なお、図では、補強部材3dを2組
配置した場合を示しているが、2組に限るものではな
く、ロープ張力の大きさに応じて変えてもよい。
4による巻上装置の要部の構成を示す図であり、具体的
には巻胴の構成を示す分解斜視図である。本実施の形態
4による巻上装置の全体的な構成は実施の形態1の場合
と同様である。図6において、3gは補強部材であり、
本実施の形態では、図3の各支持部材3dを互いに結び
つけるように円環状の補強部材3gを支持部材3dに溶
接している。補強部材3gの材質としては例えば支持部
材3dと同じものが用いられる。これにより、巻上ロー
プ4の張力により生じる支持部材3dのたわみを小さく
することができる。なお、図では、補強部材3dを2組
配置した場合を示しているが、2組に限るものではな
く、ロープ張力の大きさに応じて変えてもよい。
【0023】なお、支持部材3dに実施の形態3で示し
た固定部材3fと実施の形態4で示した補強部材3gの
両方を配置してもよい。
た固定部材3fと実施の形態4で示した補強部材3gの
両方を配置してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、巻胴式
巻上機の巻胴に巻上ロープを巻き掛け、上記巻上ロープ
によりかごを昇降させる巻上装置において、上記巻胴を
強化プラスチックまたは鉄より比重の小さい金属を主成
分とする材料により構成したので、軽量な巻上装置を得
ることができる。
巻上機の巻胴に巻上ロープを巻き掛け、上記巻上ロープ
によりかごを昇降させる巻上装置において、上記巻胴を
強化プラスチックまたは鉄より比重の小さい金属を主成
分とする材料により構成したので、軽量な巻上装置を得
ることができる。
【0025】また、巻胴式巻上機の巻胴に巻上ロープを
巻き掛け、上記巻上ロープによりかごを昇降させる巻上
装置において、上記巻胴は、外周に上記巻上ロープが巻
き掛けられる巻胴部材と該巻胴部材を内周から支持する
巻胴枠部材とにより構成し、上記巻胴部材は強化プラス
チックまたは板状の金属により構成し、上記巻胴枠部材
は金属により構成したので、軽量な巻上装置を得ること
ができる。
巻き掛け、上記巻上ロープによりかごを昇降させる巻上
装置において、上記巻胴は、外周に上記巻上ロープが巻
き掛けられる巻胴部材と該巻胴部材を内周から支持する
巻胴枠部材とにより構成し、上記巻胴部材は強化プラス
チックまたは板状の金属により構成し、上記巻胴枠部材
は金属により構成したので、軽量な巻上装置を得ること
ができる。
【0026】さらに、巻上ロープを合成繊維により構成
したので、さらに軽量な巻上装置を得ることができ、ま
た、巻上機の小型化も可能となる。
したので、さらに軽量な巻上装置を得ることができ、ま
た、巻上機の小型化も可能となる。
【図1】 本発明および従来の巻上装置の全体構成を示
す断面側面図である。
す断面側面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1および従来の巻上装置
の要部の構成を示す断面図である。
の要部の構成を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態2による巻上装置の要部
の構成を示す分解斜視図である。
の構成を示す分解斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態2による巻上装置の要部
の構成を示す断面図である。
の構成を示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3による巻上装置の要部
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態4による巻上装置の要部
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
1 かご、2 巻上機、3 巻胴、3a 巻胴部材、3
b 巻胴枠部材、3c,3e フランジ、3d 支持部
材、3f 固定部材、3g 補強部材、3h貫通孔、4
巻上ロープ。
b 巻胴枠部材、3c,3e フランジ、3d 支持部
材、3f 固定部材、3g 補強部材、3h貫通孔、4
巻上ロープ。
Claims (3)
- 【請求項1】 巻胴式巻上機の巻胴に巻上ロープを巻き
掛け、上記巻上ロープによりかごを昇降させる巻上装置
において、上記巻胴を強化プラスチックまたは鉄より比
重の小さい金属を主成分とする材料により構成したこと
を特徴とする巻上装置。 - 【請求項2】 巻胴式巻上機の巻胴に巻上ロープを巻き
掛け、上記巻上ロープによりかごを昇降させる巻上装置
において、上記巻胴は、外周に上記巻上ロープが巻き掛
けられる巻胴部材と該巻胴部材を内周から支持する巻胴
枠部材とにより構成し、上記巻胴部材は強化プラスチッ
クまたは板状の金属により構成し、上記巻胴枠部材は金
属により構成したことを特徴とする巻上装置。 - 【請求項3】 巻上ロープを合成繊維により構成したこ
とを特徴とする請求項1または2記載の巻上装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000290266A JP2002096984A (ja) | 2000-09-25 | 2000-09-25 | 巻上装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000290266A JP2002096984A (ja) | 2000-09-25 | 2000-09-25 | 巻上装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002096984A true JP2002096984A (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=18773518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000290266A Pending JP2002096984A (ja) | 2000-09-25 | 2000-09-25 | 巻上装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002096984A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202008004661U1 (de) * | 2008-04-04 | 2009-08-13 | Liebherr-Werk Biberach Gmbh | Kranseiltrommel |
CN107235433A (zh) * | 2017-05-09 | 2017-10-10 | 大连交通大学 | 电铲提升钢缆卷筒及其加工步骤 |
US10144622B2 (en) | 2016-06-06 | 2018-12-04 | Caterpillar Global Mining Llc | Modular hoist drum for power shovel |
-
2000
- 2000-09-25 JP JP2000290266A patent/JP2002096984A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202008004661U1 (de) * | 2008-04-04 | 2009-08-13 | Liebherr-Werk Biberach Gmbh | Kranseiltrommel |
US10144622B2 (en) | 2016-06-06 | 2018-12-04 | Caterpillar Global Mining Llc | Modular hoist drum for power shovel |
CN107235433A (zh) * | 2017-05-09 | 2017-10-10 | 大连交通大学 | 电铲提升钢缆卷筒及其加工步骤 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
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