JP2002096662A - 車両用折り畳みシートにおける安全装置 - Google Patents
車両用折り畳みシートにおける安全装置Info
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- JP2002096662A JP2002096662A JP2000291942A JP2000291942A JP2002096662A JP 2002096662 A JP2002096662 A JP 2002096662A JP 2000291942 A JP2000291942 A JP 2000291942A JP 2000291942 A JP2000291942 A JP 2000291942A JP 2002096662 A JP2002096662 A JP 2002096662A
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Abstract
ック解除後におけるシートクッションの誤使用を防止す
ることである。 【構成】クッションフレーム(1)がシートクッション
の着座可能位置以外の前後位置にある場合に、クッショ
ンフレーム(1)のロック方向への戻りを規制してシー
トクッションを着座不可能な前傾斜に保持するインター
ロック機構(5)を、スライドレール(3)のロアレー
ル(30)、ベースフレーム(2)、クッションフレー
ム(1)に渉って配設したことを特徴とする。
Description
り畳みシートにおける安全装置に関する。
したロアレールにスライド自在且つロック機構によって
ロックされるアッパーレールとからなる左右一対のスラ
イドレールと、該スライドレールのアッパーレールに一
体に固定したベースフレームと、該ベースフレームの前
端に、前方に反転可能に軸支され後部にアッパーレール
に設けたストライカに係合するラッチを有するシートベ
ルト付のシートクッションのクッションフレームと、前
記ベースフレームの後端に前倒可能に連結したシートバ
ックのバックフレームとから構成したものが開示されて
いる(例えば、特開平11ー278118号公報)。
ンをスライドレールのアッパーレールに設けたストライ
カに係合することによりシートクッションをロックする
構造である。従って、シートベルトから入力される荷重
をクッションフレーム等で負担するため、クッションフ
レーム、スライドレールを前記荷重に対応できるように
強固なものにしている。そのため、シートの軽量化が図
れない不具合があった。
るために、シートベルトのアンカーとシートクッション
のロック機構とを一体にシートクッションのクッション
フレームに締結し、ロック機構のフックが係合するスト
ライカを直接車床(車体)側に固設する技術を提案し
た。
ロックの相手側となるストライカは車床側に固定されて
いる為、シートの前後位置が着座可能位置以外の位置で
クッションを戻した時にはクッションフレームのロック
はかみ合わず、その状態で乗員が着座し、且つ衝突した
場合に乗員の保護が満足に出来ないと言う問題が生じ
る。
を車床側に固定されているストライカにロックするもの
において、着座可能位置(ストライカにロックする位
置)においてのみシートクッションがロックされるよう
にすることを目的とする。
めの本第1請求項の発明は、前記シートクッションが着
座可能位置以外の前後位置にある場合に、シートクッシ
ョンのロック方向への戻りを規制してシートクッション
を着座可能な前傾状に保持するインターロック機構を設
けてなるものである。
シートクッションが位置している場合には、インターロ
ック機構によってシートクッションは平但状にならずに
着座不可能な前傾状になり乗員は着座できず、その安全
性を向上し得る。
ッションフレームの軸支部における近傍に固着したスト
ッパと、前記ベースフレーム側に前後方向に回動自在に
枢着したバネによって上方が後方に付勢され、且つ前記
ストッパが突き当たるロックプレートと、該ロックプレ
ートの枢着部に対して下方に一端を連結するコネクトロ
ッドによって前後に回動するリンクプレートと、前記ロ
アレール側に設けて前記リンクプレートが突き当たるフ
ットプレートとからなり、前記ロックプレートは、シー
トクッションをスライドレールによって着座可能位置に
移動した際に前記フットプレートにリンクプレートが突
き当たり、コネクトロッドを介してストッパから離脱方
向に回動する位置に配設してなることにより、インター
ロック機構の構造が簡単で、的確に作動し得る。
略反対側に、シートクッションが略垂直状に反転した際
に前記ロックプレートに接触してシートクッションの反
転を一旦停止する停止用ストッパを設けてなることによ
り、シートクッションのロックを解除した際に、シート
クッションが一度に水平状に反転することがないため、
乗員の安全性を更に向上し得る。
面に基づいて説明する。
ームを分解した状態を示し、図中(1)はシートクッシ
ョンのクッションフレーム、(2)はベースフレーム、
(3)(3)はスライドレール、(4)は車床(車体)
(F)に固設したストライカ、(5)はインターロック
機構、(6)はクッションフレーム(1)の後部に設け
て前記ストライカ(4)に係合してシートクッションを
ロックするラッチを各々示す。
イドレール(3)のアッパーレール(31)(31)が
一体に固設され、上面における前側の左右には前部ブラ
ケット(21)(21)、後側の左右には、後部ブラケ
ット(22)(22)が各々起立状に溶接されている。
に、クッションフレーム(1)の前端に設けた固定プレ
ート(11)(11)が回転自在に支軸(23)(2
3)によって枢支されている。図中(11A)(21
A)は支軸(23)(23)の挿通孔を示す。
レート(11)(11)と前記前部ブラケット(21)
(21)には、クッションフレーム(1)を反転方向に
付勢して、シートクッションを跳ね上げるうず巻バネか
らなるリターンスプリング(不図示)が設けてある。
けたラッチ(6)は、従来周知の構造のものであり、シ
ートバックのバックフレーム(7)側に設けた操作レバ
ー(70)の操作によってストライカ(4)から外れる
ように構成されている。
溶接した取付ブラケット(72)(72)は前記ベース
フレーム(2)の後部ブラケット(22)(22)に枢
支ピン(24)(24)によって前倒可能に連結され
る。図中(22A)(72A)は枢支ピン(24)の挿
通孔を各々示す。
2)と後部ブラケット(22)との間にはリクライニン
グデバイス(不図示)が設けてあり、シートバックが所
定の傾動角度に調節され、また、シートバックの頂部等
に設けた操作部(不図示)を操作することにより、シー
トバックが前倒れするように構成されている。
もので、前記アッパーレール(31)(31)がスライ
ド自在に係合するロアレール(30)(30)は車床
(F)に締結されている。
ル(31)を最前位置にスライドした際に、クッション
フレーム(1)に設けたラッチ(6)が係合する位置に
締結されている。
(30)、ベースフレーム(2)の前ブラケット(2
1)、クッションフレーム(1)の固定プレート(1
1)に渉って設けて、シートの着座可能位置(図示する
ものは最前位置)以外においてシートクッションがベー
スフレーム(2)上に全体が戻ることができないように
規制している。
ら図5に示すように、クッションフレーム(1)の固定
プレート(11)に設けたストッパ(51)、ベースフ
レーム(2)側に設けたロックプレート(50)、この
ロックプレート(50)の後方にコネクトロッド(5
2)によって連結するリンクプレート(53)、ロアレ
ール(30)に設けてリンクプレート(53)が突き当
たるフットプレート(54)とから構成されている。
記クッションフレーム(1)の軸支部である支軸(2
3)の近傍に固着されている。このストッパ(55)の
支軸(23)に対して略反対側にはストッパ(55)と
同形状の停止用ストッパ(51)が溶接されている。
レーム(2)の前部ブラケット(21)に前後方向に回
動自在にピン(50A)で枢着してバネ(57)によっ
て上部を後方に付勢し、前記ストッパ(55)が上端面
に突き当たるように取付けられている。
ト(50)の枢着部たるピン(50A)に対して下方に
一端を連結するコネクトロッド(52)によって前後に
回動するように上端部をピン(53A)によって前部ブ
ラケット(21)に枢着され、下端がロアレール(3
0)側に突出するように取付けられている。
(30)の最前位置に一体に設けて前記リンクプレート
(53)がアッパーレール(31)のスライドによって
移動した際、即ち、アッパーレール(31)がシートク
ッションと共に最前位置に移動時に突き当たるように形
成され、このフットプレート(54)はボルト等によっ
て車床(F)に締結されている。
(50)、リンクプレート(53)、フットプレート
(54)の位置関係は次のようになっている。
をスライドレール(3)によって着座可能位置に移動し
た際に前記フットプレート(54)にリンクプレート
(53)の下端が突き当たり、コネクトロッド(52)
を介してロックプレート(50)がストッパ(55)か
ら離脱方向に回動するように配設されている。
6に示すように、シートクッション(SC)のラッチ
(6)がストライカ(4)に係合して跳ね上げ状態のシ
ートクッション(SC)が元の使用状態に戻ってロック
され、シートクッション(SC)が着座可能状態とな
る。
ル(31)がシートクッション(SC)と共に、最前位
置(L1)に位置していない場合には、ロックプレート
(50)はバネ(57)の弾力により上部が前方に付勢
され、バネ(57)を係止する係止ピン(56)に当接
し、クッションフレーム(1)をロック方向に一定の傾
斜角度に戻した際に、ストッパ(51)がロックプレー
ト(50)の上縁に突き当たり、それ以上のロック方向
にシートクッションが戻ることがないように構成されて
いる。
(SC)は前傾状で、着座不可能な状態になるため、乗
員はシートクッション(SC)に誤って着座することが
ないように形成されている。図中(L2)はシートクッ
ション(SC)を前記最前位置(L1)に対して後方に
移動した位置を示す。
ートクッション(SC)側に設けたフック(6)が後方
に移動しているため、車床(F)側のストライカ(4)
にロックできない。
ッション(SC)のロックを解除してリターンスプリン
グの弾力によってシートクッション(SC)を水平状に
反転させてフラット化させる際、図8に示すように、シ
ートクッション(SC)が略起立状に回動すると、図5
に示すように、ロックプレート(50)の上端縁に接触
してシートクッションの反転動作を一旦停止するように
構成されている。
転する際には、アッパーレール(31)を最後位置(L
3)までスライドさせて、シートクッション(SC)が
反転できるスペースを確保する必要がある。
せ、シートバック(SB)を前倒してシートをフラット
化して、シートクッション(SC)の底面、シートバッ
ク(SB)の背面を荷台として利用できるようにしたも
のである。
ク(SB)を元の起立状態に戻し、シートクッション
(SC)をリターンスプリングの弾力に抗して元の使用
状態に戻す際、前述の如く、アッパーレール(31)を
最前位置(L1)であるフック(6)がストライカ
(4)に係合する前後位置に移動した場合には図2、図
6に示すようにシートクッション(SC)が戻り、シー
トクッション(SC)がロックされて使用可能状態とな
る。
ーレール(31)が最前位置(L1)より後方位置
(L2)にある場合には、インターロック機構(5)に
よってシートクッション(SC)が使用状態に戻ること
がなく、前傾状の使用不可能な状態になる。
ションを車床側のストライカにロックするシートにおい
て、シートクッションのストライカに対するロックを解
除して再度ロックする際、シートクッションがストライ
カにロックされる前後位置以外の位置においては、シー
トクッションがインターロック機構によって元の使用状
態に戻らずに乗員の着座不可能な状態になる。
でのシートクッションの誤使用を防止でき、乗員の安全
性を向上し得る。
ク機構の構造が簡単で的確に作動し得るものを提供でき
る。
クッションがばねの弾力で反転方向に付勢されているも
のにおいて、シートクッションの反転作動時に、シート
クッションが一旦停止するため、反転速度が遅くなり、
より安全性を向上し得る。
図である。
である。
図である。
態の部分側面図である。
る。
ある。
の説明図である。
ト 51 インターロック機構を構成するストッパ 52 インターロック機構を構成するコネクトロッ
ド 53 インターロック機構を構成するリンクプレー
ト 54 インターロック機構を構成するフットプレー
ト
Claims (3)
- 【請求項1】 車床に締結したロアレールと、このロア
レールにスライド自在に係合すると共にベースフレーム
を一体に有するアッパーレールとからなる左右一対のス
ライドレール、 前記ベースフレームの前端に、前方に反転可能に軸支さ
れ、後部にシートクッションロック用のフックを有する
と共にロック方向に対して逆方向に付勢されるシートク
ッションフレーム、 該シートクッションが着座可能位置にある時に、クッシ
ョンフレームのフックが係合する車床側のストライカと
を有する車両用折り畳みシートにおいて、 前記シートクッションが着座可能位置以外の前後位置に
ある場合に、シートクッションのロック方向への戻りを
規制してシートクッションを着座不可能な前傾状に保持
するインターロック機構を設けてなる車両用折り畳みシ
ートにおける安全装置。 - 【請求項2】 前記インターロック機構は、 前記クッションフレームの軸支部における近傍に固着し
たストッパと、 前記ベースフレーム側に前後方向に回動自在に枢着した
バネによって上部が後方に付勢され、且つ前記ストッパ
が突き当たるロックプレートと、 該ロックプレートの枢着部に対して下方に一端を連結す
るコネクトロッドによって前後に回動するリンクプレー
トと、 前記ロアレール側に設けて前記リンクプレートが突き当
たるフットプレートとからなり、 前記ロックプレートは、シートクッションをスライドレ
ールによって着座可能位置に移動した際に前記フットプ
ーレトにリンクプレートが突き当たり、コネクトロッド
を介してストッパから離脱方向に回動する位置に配設し
てなる請求項1記載の車両用折り畳みシートにおける安
全装置。 - 【請求項3】 前記ストッパの軸支部を中心とする略反
対側に、シートクッションが略垂直状に反転した際に前
記ロックプレートに接触してシートクッションの反転を
一旦停止する停止用ストッパを設けてなる請求項1記載
の車両用折り畳みシートにおける安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000291942A JP3616002B2 (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 車両用折り畳みシートにおける安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000291942A JP3616002B2 (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 車両用折り畳みシートにおける安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002096662A true JP2002096662A (ja) | 2002-04-02 |
JP3616002B2 JP3616002B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=18774952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000291942A Expired - Lifetime JP3616002B2 (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 車両用折り畳みシートにおける安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3616002B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7273254B2 (en) | 2002-05-14 | 2007-09-25 | Mazda Motor Corporation | Vehicle seat unit |
-
2000
- 2000-09-21 JP JP2000291942A patent/JP3616002B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7273254B2 (en) | 2002-05-14 | 2007-09-25 | Mazda Motor Corporation | Vehicle seat unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3616002B2 (ja) | 2005-02-02 |
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