JP2002096631A - 空気清浄機 - Google Patents
空気清浄機Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H3/00—Other air-treating devices
- B60H3/06—Filtering
- B60H2003/0675—Photocatalytic filters
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
全体サイズのコンパクト化に貢献できる空気清浄機を提
供する。 【解決手段】空気清浄機は、空気流路1cと、フィルタ
収容室1bと、空気流路1cを流れる空気流を形成する
ファンと、フィルタ収容室1bに収容され空気流に含ま
れている汚れ物質を付着するフィルタ3とを有する。空
気流路1cの一部を形成するフィルタ出入口53と、フ
ィルタ収容室1bに連通するように且つフィルタ収容室
1bの空気流方向に沿った中心線Pを介してフィルタ出
入口53に対して反対側に設けられた凹み部15とを有
する。凹み部15を用いてフィルタ3を旋回させつつ、
フィルタ出入口53から空気流路1cの延設方向に沿っ
てフィルタ3を移動させることにより、フィルタ収容室
1bに対するフィルタ3の出し入れを行う。
Description
いる汚れ物質を除去して清浄にするフィルタをフィルタ
収容室に収容する空気清浄機に関する。本発明は例えば
車両の室内の天井側に取り付けられる空気清浄機に適す
る。
日:1995年12月5日)には、図6に示すように、
機内に延設された空気流路101と空気流路101の一
部に設けられたフィルタ収容室102と、空気流路10
1を流れる空気流を形成するファンと、フィルタ収容室
102に収容され空気流に含まれている汚れ物質を付着
するフィルタ104とを有する自動車用空調装置が開示
されている。
02自体は、空気流が流れる空気流路101に設けられ
ている。しかしながらフィルタ104をフィルタ収容室
102に挿入するためのフィルタ挿入経路は、空気流が
流れる空気流路101とは独立した別の経路として設け
られている。即ち図6に示すように、空気流路101の
経路とは別の箇所にフィルタ出入口200が形成されて
いる。そしてフィルタ出入口200とフィルタ収容室1
02とを連通すべく、フィルタ収容室102の筒体10
6の壁106aに形成したスリット107と、スリット
107の下方に設けられた空間108とにより、フィル
タ出入口200とフィルタ収容室102とをつないでい
る。このようにフィルタ挿入経路を構成する空間108
及びフィルタ出入口200は、空気流が流れる空気流路
101とは独立した別の経路とされている。
方向(図6の紙面の垂直方向)つまり空気流の流れ方向
に対して交差する方向(矢印X1方向)に沿って、薄盤
状のフィルタ104をフィルタ出入口200に挿入す
る。更に、空間108を利用して、空気流路101の延
設方向(紙面の垂直方向)つまり空気流の流れ方向に対
して交差する方向(矢印X2方向)に沿ってフィルタ1
04を旋回させつつ、スリット107からフィルタ収容
室102に挿入する。
来技術によれば、フィルタ104をフィルタ収容室10
2に挿入するためのフィルタ挿入経路は専用経路であ
り、空気流が流れる空気流路101とは独立した経路で
ある。このような従来技術は、全体サイズの大型化を誘
発する。この場合、コンパクト化の要請が強い場所、例
えば車両の室内等に取り付ける装置としては、好ましい
ものではない。
200のサイズHを小さくすると、フィルタ104を旋
回挿入させづらくなり、フィルタ104の出入操作が容
易ではなくなる。フィルタ104の出入操作を容易にす
るにはフィルタ出入口200の高さサイズHを大きくす
れば良いが、全体サイズの大型化を招く。
ものであり、フィルタを旋回させつつフィルタ室に対し
て出し入れすることができ、しかも、空気流路とフィル
タ挿入経路とを共通化でき、全体サイズのコンパクト化
に貢献できる空気清浄機を提供することを課題とする。
は、機内に延設された空気流路と、空気流路の一部に設
けられたフィルタ収容室と、空気流路を流れる空気流を
形成するファンと、フィルタ収容室に収容され空気流に
含まれている汚れ物質を付着するフィルタとを有する空
気清浄機において、空気流路の一部を形成するフィルタ
出入口と、該フィルタ収容室に連通するように且つフィ
ルタ収容室の空気流方向に沿った中心線を介してフィル
タ出入口に対して反対側に設けられフィルタの旋回を促
進させる凹み部とを有し、凹み部を用いてフィルタを旋
回させつつ、フィルタ出入口から空気流路の延設方向に
沿ってフィルタを移動させることにより、フィルタ収容
室に対するフィルタの出し入れを行うようにしたことを
特徴とするものである。
部を形成するフィルタ出入口と、フィルタ収容室の空気
流に沿った中心線を介してフィルタ出入口に対して反対
側に設けられフィルタの旋回を促進させる凹み部とを有
する。凹み部を用いてフィルタを旋回させつつ、空気流
路の延設方向に沿って(つまり空気流の上流から下流へ
の方向、あるいは、空気流の下流から上流への方向)、
フィルタを移動させることにより、フィルタ出入口から
フィルタの出し入れを行う。
ィルタの出し入れを行うため、フィルタ挿入経路を空気
清浄機の空気流路自体で構成することができる。従って
従来技術とは異なり、空気流路に対して専用のフィルタ
挿入経路を別途設けずとも良い。このようにフィルタ挿
入経路を空気流路自体で構成している本発明に係る空気
清浄機では、空気流路の下流側の吹出口がフィルタ出入
口を兼用することができる。場合によっては、出し入れ
されるフィルタとファンとが干渉しない条件で、空気流
路の上流側の吸気口がフィルタ出入口を兼用しても良
い。
気流方向に沿った中心線に対して傾斜する向きに形成し
ている形態を採用できる。この場合フィルタ収容室に対
してフィルタを斜めに出し入れし易い。
下流部の少なくとも一方に、フィルタの旋回を補助する
案内部をもつ形態を採用できる。更に詳しくは、旋回促
進用の凹み部のうち、フィルタ収容室の上流端には、上
流に向かうにつれて次第にフィルタ収容室に向かう傾斜
をもつ第1案内部が形成されている形態を採用できる。
フィルタ収容室の下流端には、下流に向かうにつれてフ
ィルタ収容室に向かう傾斜をもつ第2案内部が形成され
ている形態を採用できる。凹み部は第1案内部及び第2
案内部の少なくとも一方を有することができる。
脂系材料から形成された不織布、あるいはガラス繊維フ
ィルタを用いて形成することができる。塵埃等の捕獲の
ため、フィルタの表面積は大きいほど好ましいので、山
折りと谷折りが交互に繰り返されたコルゲート形状とす
ることが望ましい。また必要に応じて帯電処理すること
も好ましい。フィルタは、活性炭、ゼオライト、シリカ
ゲル等の少なくとも1種を主要成分とする層と、帯電処
理した層とを積層して形成できる。
良く、光触媒を併有していない形態でもよい。フィルタ
が光触媒を併有する場合には、粉末状の光触媒をスラリ
ー化して塗布、浸漬等によりフィルタに含浸させたもの
を採用でき、あるいは、フィルタとをなる材料に粉末状
の光触媒を塗り込んでも良い。光触媒は、たばこ等のに
おい物質を除去するのに有効であり、TiO2 、 WO3 、 C
dS、SrTiO3 、MoS2 等公知のものを用いることができ
る。取扱容易性や活性の程度を考慮すると、TiO2を用い
ることが望ましい。TiO2の結晶構造としては、ルチル型
及びアナターゼ型のいずれも用いることができるが、一
般的には触媒活性の大きいアナターゼ型の方が好まし
い。光触媒の形状は特に制限されず、粉末状あるいは粒
子状等のように種々の形状及び大きさとすることができ
る。この場合には光触媒物質自体を粉末状、粒子状とし
ても良いし、あるいは、粉末状や粒子状の担体に光触媒
を担持することにしても良い。担体としては例えばシリ
カゲル粒子、活性炭等があげられるが、これらに限定さ
れるものではない。
される場合には、光触媒はフィルタの下流側に配置して
も上流側に配置しても良いが、フィルタで大きな粒子を
捕獲できるため、大きな粒子が光触媒に付着することを
抑制して光触媒の性能を高めること等を考慮すれば、光
触媒はフィルタの下流に配置することが好ましい。光触
媒を励起させる励起手段としては、発光ダイオード、ブ
ラックライト、冷陰極管等を採用できる。この発光ダイ
オードとして短波長の光を発するものを採用でき、波長
は例えば360nm〜400nmとすることができる
が、この波長域に限定されるものではない。発光ダイオ
ードとして窒化ガリウム(GaN)系を用いることができ
るが、これに限定されるものではない。発光ダイオード
は小型素子であり、一般的には、設置のための空間を多
く必要としないため、コンパクト化に有利である。また
発光ダイオードは低電圧電流で発光するため、省電力に
有利である。
れる形態では、発光ダイオード等の励起手段をフィルタ
の下流側に配置することもできる。空気流路を流れる空
気流中の塵埃等がフィルタで除去されるため、発光ダイ
オード等の励起手段に塵埃等が付着することは抑制さ
れ、発光ダイオード等の励起手段を保護するのに有利で
あり、発光ダイオード等の励起手段の必要能力を長期に
わたり維持できる。
図面を参照しつつ説明する。
両の室内の天井側に取り付けられるものであり、図1に
示すように、薄型つまり偏平型の本体1と、本体1のフ
ァン室1aに配置されたファン2と、本体1内のフィル
タ収容室1bに配置された第1吸着部として機能する集
塵用のフィルタ3と、本体1内に配置された第2吸着部
として機能する光触媒40を収容した光触媒ホルダ4と
を有する。図1に示すように、本体1は、車体の室内R
側に吸気口10tをもつ前面板10と車体側の裏面板1
1とを一体的に連結して形成された箱形のボディ12
と、室内Rに対面するようにボディ12の下面に着脱可
能に装備された化粧グリル5とをもつ。
本体1のボディ12の下面の半分以上を覆うと共に多数
のグリル吸気口52を形成する吸気グリル51と、吸気
グリル51に着脱可能に装着された吹出グリル54とを
有する。吸気グリル51にはフィルタ出入口を兼ねる吹
出口53が形成されている。図2に示すように、この吹
出口53はフィルタ収容室1bの中心線Pに対して下向
きとされている。本実施例の空気清浄機は室内Rの天井
側に取り付けられるため、浄化した空気を吹出口53か
ら下方の室内Rに向けて吹き出すためである。図2に示
すように、吹出口53の法線53mは、下方に移行する
につれてフィルタ収容室1bから離れる方向に傾斜して
いる。吹出口53は、浄化された空気流を室内Rに向け
て吹き出す機能の他に、フィルタ3の出し入れを行うフ
ィルタ出入口としても機能できる。
するように本体1の下面に着脱可能に装着されている。
吹出グリル54は室内Rに対面しており、多数のグリル
吹出口55をもつ。吹出グリル54のサイズは吸気グリ
ル51よりも小さい。グリル吹出口55はフィルタ収容
室1b及び室内Rに連通する。吹出グリル54を吸気グ
リル51の吹出口53に取り付けるにあたっては、図2
から理解できるように、吹出グリル54の一端側の係止
爪56を吸気グリル51の下流側の被係止部51sに係
止させると共に、吹出グリル54の他端側のグリル係止
爪54xを吸気グリル51の下流部51sのグリル係止
爪51xに着脱可能に係止させる。
ル吹出口55とグリル吸気口52との間には空気流路1
cが形成されている。空気流路1cにおいては、上流側
から下流側にかけて、グリル吸気口52に対面するファ
ン2、主として塵埃等を捕獲するフィルタ3、主として
たばこ等の臭い等を除去する光触媒ホルダ4が順に配置
されている。
多翼ラジアルファン)であり、複数の回転羽根20と、
回転羽根20を駆動させる駆動部21とを有する。
タ収容室1bにおいては、図1に示すように、フィルタ
収容室1bの容積が増加する方向に裏面板11の壁部分
11wを退避させることにより凹み部15が形成されて
いる。凹み部15はフィルタ収容室1bの上部側に配置
されており、後述から理解できるように、フィルタ3を
旋回させるための旋回促進用空間として機能できる。図
2から理解できるように、裏面板11のうち凹み部15
を形成する壁部分11wは、空気流に沿った向きのフィ
ルタ収容室1bの中心線Pに沿って延設されている。図
2から理解できるように、凹み部15は、フィルタ収容
室1bの中心線Pを介してフィルタ出入口でもある吹出
口53と反対側に設けられている。凹み部15の凹み深
さH1は、フィルタ3の高さHAよりもかなり小さく設
定されている。なお、凹み部15の凹み長さL1はフィ
ルタ3の長さLAよりもやや少な目である。凹み部15
のうち、フィルタ収容室1bの上流端には、上流に向か
うにつれて次第に下方(フィルタ収容室1b)に向かう
傾斜をもつ第1案内部17が形成されている。フィルタ
収容室1bの下流端には、下流に向かうにつれて下方
(フィルタ収容室1b)に向かう傾斜をもつ第2案内部
18が形成されている。
塵フィルタであり、空気透過性及び可撓性をもつ薄板状
のフィルタ材を山部3m及び谷部3nを交互に形成する
ようにプリーツ状に織り込まれて形成されており、全体
外観は実質的に四角箱状(長さLA、高さHA、幅D
A、図2及び図3参照)をなしており、図2に示すよう
に、上面部3u、下面部3d、側面部3eをもつ。フィ
ルタ3を構成するフィルタ材は、活性炭を主要成分とす
る層と、帯電処理した層とを積層した積層構造とされて
おり、塵埃捕獲性を向上させている。図2に示すよう
に、フィルタ3の上流端3fの端面3foは本体1の裏
面板11のフィルタ上流係止部19に係止されており、
これにより空気流路1cを流れる空気が凹み部15内に
進入しないようにシールしていると共に、フィルタ3の
挿入方向への位置決めを行っている。フィルタ上流係止
部19は図3に示すように本体1の幅方向(矢印E方
向)に沿って延設されており、フィルタ3の上流端3f
の端面3foの全幅またはほぼ全幅をシールしている。
rの端面3roは、本体1の裏面板11に保持されたフ
ィルタ下流係止部1xに僅かに係止されており、これに
よってもフィルタ3の挿入方向への位置決め、フィルタ
3のがた防止を行っている。なお図2に示すように、フ
ィルタ下流係止部1xの下面である傾斜案内面1yは、
下流側に移行するにつれて吹出グリル54側に向けて下
降傾斜しており、出し入れされるフィルタ3の傾斜動作
を促進させ得る機能を有する。
d、上面部3u、側面部3eには、シール性の向上、フ
ィルタ3のがたつきを一層抑えるためのクッション材3
1が保持されている。即ち、図2に示すように、フィル
タ3の上面部3uのクッション材31が凹み部15の下
流端に接触するため、フィルタ3の上面部3uのシール
性が良好に維持されると共に、フィルタ3のがたつきが
一層防止が行われている。また図2に示すように、吹出
グリル54を閉じたときには、吹出グリル54の押込凸
部57がフィルタ3の下面部3dのクッション材31に
押し込まれるため、フィルタ3の下面部3dのシール性
が良好に維持されると共に、フィルタ3のがたつきが一
層抑えられている。
室1bにシール状態で収容されているため、空気流路1
cを流れる空気は、凹み部15を通過することは抑えら
れ、フィルタ3内を確実に通過するようになる。フィル
タ3の下流端3rの上部には、フィルタ引張部材として
機能できるタブ33が一体的に設けられている。タブ3
3を指先等で引っ張ると、フィルタ収容室1b内のフィ
ルタ3を吹出口53の側に引き抜くことができる。
る脱臭フィルタであり、フィルタ3の下流側において、
下面が吹出グリル54に対面すると共に上面が励起手段
49に対面するように設けられている。光触媒ホルダ4
は空気透過性のための窓をもち、着脱可能に互いに一定
的に取り付けられた第1ケース41及び第2ケース46
で薄型つまり偏平型の箱状に形成されており、前述した
ように多数個の光触媒40をがたつかないように光触媒
40を高密度で収容している。
成分としている。図2に示すように、光触媒ホルダ4の
うち、後述の励起手段49に対向する側には、多数の網
目をもつ金属製のメッシュ部材42が配置されており、
励起手段49に背向する側には、空気透過製をもちゴム
や樹脂等の高分子材料が被覆されたメッシュ部材44、
多数の網目をもつ金属製のメッシュ部材43が敷設され
ている。これにより微小球状の光触媒40の脱落を防止
しつつ、微小球状の光触媒40を高密度で光触媒ホルダ
4内に収容でき、微小球状の光触媒40ががたつかない
ようになり、且つ、空気透過性も確保されている。な
お、メッシュ部材44にはゴムや樹脂等の高分子材料が
被覆されているため、微粒子形状の光触媒40のがたつ
き音を抑えるのに有利である。
4r側に着脱可能に装備されている。従って、本体1に
取り付けられた吸気グリル51の吹出口53から吹出グ
リル54が取り外されると、光触媒ホルダ4も同様に本
体1から自動的に取り外される。更に吹出グリル54か
ら光触媒ホルダ4も取り外すことができるため、光触媒
ホルダ4内の光触媒40を交換するのに有利である。
に対面するように、光触媒ホルダ4の上方に、光触媒4
0を励起させる励起手段49が本体1内に保持されてい
る。励起手段49は多数個の発光ダイオード49mを並
設して形成されており、全体として薄型つまり偏平型を
なしている。発光ダイオード49mは窒化ガリウム系光
半導体で形成されており、短波長(波長360〜400
nm)の光を光触媒40に照射するものであり、空気流
路1cに露出している。発光ダイオード49mからの光
が照射されると、光触媒40は励起されて活性化し、光
触媒40に付着しているにおい物質等の物質を分解する
作用が高まる。励起手段49はフィルタ3の下流側に配
置されているため、空気流に含まれている塵埃が発光ダ
イオード49mに付着することは抑えられ、長期にわた
る発光ダイオード49mの光量の確保に有利であり、ひ
いては発光ダイオード49mから照射される光で活性化
される光触媒40の浄化能の確保にも有利である。
て、後側に設けられた爪部材90、本体1の固定部13
の挿通孔14に挿通された取付具等を利用して車両の天
井側に取り付けられる。ここで本体1、励起手段49、
光触媒ホルダ4は薄型であるため、空気清浄機の薄型化
に貢献でき、狭い室内Rにおいても天井壁部200に沿
って違和感なく配置され、車体の室内Rを広く確保する
のに有利である。なお天井壁部は200は内層202と
外層201とからなる。
明する。この場合にはファン2を回転させると共に、励
起手段49の発光ダイオード49mを発光させ光触媒4
0を活性化させる。ファン2の回転により車両の室内R
の空気は、吸気グリル51のグリル吸気口52を介して
吸気口10tから吸引され、その空気流は空気流路1c
を流れ、フィルタ3及び光触媒40を順に経て浄化され
る。浄化された空気は吹出口53を経て、吹出グリル5
4のグリル吹出口55から室内Rに吹き出される。この
ような運転の継続により室内Rが次第に清浄化される。
空気中の塵埃等のように比較的大きい粒子はフィルタ3
で捕獲され、空気中に含まれている臭い物質の粒子等の
ように極微の粒子は光触媒40に吸着される。光触媒4
0に付着された物質は次第に分解除去される。
媒40を交換する必要がある。この場合には、図2に示
すように、吹出グリル54のグリル係止爪54xと吸気
グリル51のグリル係止爪51xとの間の隙間51n
に、工具、コイン、指先等の挿入物SAを挿入して適宜
回動操作させる。これによりグリル係止爪51x、54
xの少なくとも一方を適宜弾性変形させ、吹出グリル5
4のグリル係止爪54xと吸気グリル51のグリル係止
爪51xとの係止を解除する。すると、図4に示すよう
に、光触媒ホルダ4が一体的に取り付けられた吹出グリ
ル54が、吹出グリル54の係止爪56の付近を回動中
心として、矢印B1方向に自重により回動しつつ下降す
る。図4において、吸気グリル51の下流側に設けられ
ているストッパ部1mに、吹出グリル54の係止爪56
が一次的に係止するため、吹出グリル54は、矢印B1
方向に沿って下方に回動するもののストッパ部1mから
直ちには分離せず、下方に回動した状態に維持される。
従って、ストッパ部1mは、吹出グリル54を開放状態
のまま本体1に一次的に保持する一次的保持手段として
機能できる。
向に少量持ち上げてほぼ水平とし、吹出グリル54の係
止爪56とストッパ部1mとの係止を解除する。解除し
た状態で、吹出グリル54を本体1の吸気グリル51か
ら取り外して矢印B3方向に分離し、吹出口53を開放
する。更に、吹出グリル54から光触媒ホルダ4を取り
外し、新しい光触媒ホルダ4と交換する。そして新しい
光触媒ホルダ4を吹出グリル54に取り付ける。その
後、吹出グリル54の係止爪56をストッパ部1mに係
止させると共に、吹出グリル54を矢印B2方向に上方
旋回させ、吹出グリル54のグリル係止爪54xと吸気
グリル51のグリル係止爪51xとを係止させ、吹出グ
リル54を吸気グリル51に着脱可能に取り付ける。な
お、励起手段49で励起される光触媒40を有する光触
媒ホルダ4の取外頻度は、フィルタ3の取外頻度に比較
して少ないものである。
3を空気清浄機に取り付ける形態について説明を加え
る。この場合にはフィルタ3を空気流路1cに沿ってこ
れの下流側から上流側に向けて押し込み移動させる。即
ち、図5から理解できるように、吹出グリル54を本体
1の吸気グリル51の吹出口53から分離し、フィルタ
出入口である吹出口53を開放させた状態で行う。図5
に示すように、上流端3fが上側となり、下流端3rが
下側となるようにフィルタ3を斜めに傾ける。その状態
のフィルタ3をこれの上流端3fから吸気グリル51の
吹出口53から矢印D4方向に沿ってフィルタ収容室1
bに向けて挿入する。このときフィルタ下流係止部1x
の傾斜案内面1y及び凹み部15の第2案内部18の傾
斜案内作用により、フィルタ3の上流端3f付近を良好
に案内することができる。
凹み部15に進入させつつ、フィルタ3が偏平型のフィ
ルタ収容室1bに沿うようにフィルタ3を次第に水平に
近くなるように押し込みつつ旋回させる。凹み部15が
フィルタ収容室1bに対面して形成されているため、斜
めに傾斜したフィルタ3をほぼ水平に旋回させる旋回操
作は容易となる。殊に本実施例においては、フィルタ3
の上流端3fが第1案内部17にあたれば、第1案内部
17の傾斜案内作用により、フィルタ3の上流端3fを
下向きに案内することができ、フィルタ3を横向き(ほ
ぼ水平状態)にさせる旋回操作が一層容易となる。
ィルタ3を取り付けた後に、吹出グリル54を吸気グリ
ル51の吹出口53に取り付ける。即ち、前述したよう
に、吹出グリル54の係止爪56を吸気グリル51のス
トッパ部1mに係止させると共に、吹出グリル54を矢
印B2方向に向けて上方旋回させ、吹出グリル54のグ
リル係止爪54xと吸気グリル51のグリル係止爪51
xとを係止させ、吹出グリル54を吸気グリル51に取
り付ける。
室1bから取り外す場合について説明を加える。この場
合には基本的にはフィルタ3をフィルタ収容室1bに取
り付ける場合と逆の操作を行えば良く、フィルタ収容室
1b内のフィルタ3を空気流路1cの上流側から下流側
に向けて引張って移動させる。即ち、まず吹出グリル5
4を本体1の吸気グリル51から外し、フィルタ出入口
でもある吹出口53を開放させる。そして図5から理解
できるように、フィルタ3の下流端3rの上部に連結さ
れているタブ33を吹出口53側に向けて矢印D5方向
に引っ張りながら、フィルタ3をフィルタ収容室1bか
ら引き抜く。このときフィルタ3の上流端3fの上部が
凹み部15に進入するように、フィルタ3の下流端3r
が斜め下向きとなるように旋回させつつ、フィルタ3を
更に引き抜く。本実施例では、フィルタ収容室1bの上
部に凹み部15が形成されているため、引き抜く際に
も、ほぼ水平のフィルタ3を、これの上流端3fが上側
となり下流端3rが下側となるように、傾斜させつつ旋
回操作することは容易となる。
流に設けられている第2案内部18や傾斜案内面1yの
傾斜案内作用により、フィルタ3を斜め旋回する操作は
一層容易となる。上記したように引き抜いた後、フィル
タ3を清掃または交換する。そして清掃または交換した
フィルタ3を前述のようにフィルタ収容室1bに再び取
り付け、本体1に固定されている吸気グリル51の吹出
口53に吹出グリル54を取り付ける。
ィルタ出入口である吹出口55の反対側に設けた凹み部
15を利用して、フィルタ3を旋回させつつ、フィルタ
出入口である吹出口55から空気流路1cの延設方向に
沿って(空気流の上流から下流への方向、あるいは、空
気流の下流から上流への方向)フィルタ3を移動させて
フィルタ3の出し入れを行う。このように空気流が流れ
る空気流路1cの延設方向に沿ってフィルタ3を移動さ
せて出し入れを行うことができるため、空気流路1cと
フィルタ挿入経路とを共通化できる。従って図6に示す
従来技術とは異なり、フィルタ3を出し入れする専用の
フィルタ挿入経路を、空気流路1cに対して独立に別個
形成せずとも良い。よって、本体1のサイズのコンパク
ト化に貢献でき、車両の室内Rの天井側に取り付ける空
気清浄機に適する。
3は、空気透過性及び可撓性をもつ薄板状のフィルタ材
を山部及び谷部を交互に形成するようにプリーツ状に織
り込まれて形成されているが、これに限定されるもので
はなく、メッシュ材を用いても良い。メッシュ材は単層
構造でも複層構造としても良い。フィルタ3は全体外観
が実質的に四角箱状をなしているが、これに限らず円筒
形状でも良い。フィルタ3を構成するフィルタ材は、活
性炭を主要成分とする層と、帯電処理した層とを積層し
た積層構造とされているが、これに限らず単層構造でも
良く、他の複層構造でも良い。フィルタ3はクッション
材31をもつが、シール性が維持されれば、クッション
材31を廃止しても良い。フィルタ3にはフィルタ引張
部材として機能できるタブ33が一体的に設けられてい
るが、引張操作性が維持されれば、タブは無くても良
い。その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例の
みに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内
で適宜変更して実施できるものである。上記した実施例
は本発明の概念を例示したものであり、実施例に記載の
語句、部材、部材を修飾している語句は、一部であって
も、各請求項に記載できるものである。
も把握できる。 ・各請求項において、フィルタは空気流路の延設方向に
沿ってのびる長さを有する箱状または筒状であることを
特徴とする空気清浄機。 ・各請求項において、フィルタと別体または一体で光触
媒が設けられており、光触媒を励起する励起手段は、フ
ィルタ収容室に対して出入されるフィルタと干渉しない
配置されていることを特徴とする空気清浄機。 ・各請求項において、フィルタは撓み性をもつフィルタ
材で形成されていることを特徴とする空気清浄機。 ・各請求項において、フィルタ収容室にフィルタを係止
させるフィルタ係止部がフィルタ収容室の上流端及び下
流端の少なくとも一方に設けられていることを特徴とす
る空気清浄機。 ・各請求項において、フィルタ出入口は空気流路の下流
側に、凹み部はフィルタ収容室の上側に形成されている
ことを特徴とする空気清浄機。 ・各請求項において、凹み部を形成する壁部分は、フィ
ルタ収容室の中心線に沿って延設されていることを特徴
とする空気清浄機。 ・各請求項において、凹み部の凹み長さはフィルタの長
さよりもやや少な目であることを特徴とする空気清浄
機。 ・各請求項において、フィルタ収容室にフィルタが収容
されているとき、凹み部の上流端はフィルタの上流端ま
たは上流端付近によりシールされていることを特徴とす
る空気清浄機。 ・各請求項において、フィルタ収容室にフィルタが収容
されているとき、凹み部の下流端はフィルタの下流端ま
たは下流端付近によりシールされていることを特徴とす
る空気清浄機。 ・各請求項において、空気流路においてフィルタ収容室
の下流側に、光触媒、光触媒を励起させる励起手段が配
置されていることを特徴とする空気清浄機。 ・各請求項において、空気流路においてフィルタ収容室
の下流側に、光触媒、光触媒を励起させる励起手段が配
置されており、励起手段とフィルタ収容室との間には、
フィルタの上流端が上側にフィルタの下流端が下側とな
るようにフィルタを案内する傾斜案内面が設けられてい
ることを特徴とする空気清浄機。
タを旋回させつつ、フィルタ出入口から空気流路の延設
方向に沿ってフィルタの出し入れを行うため、空気流路
とフィルタ挿入経路とを共通化できる。よって従来技術
とは異なり、フィルタを挿入するための専用のフィルタ
挿入経路を別途設けずとも良く、空気清浄機のサイズの
コンパクト化に貢献できる。
である。
タ及び光触媒ホルダ付近の拡大断面図である。
である。
動させた形態を示す拡大断面図である。
フィルタ収容室にフィルタを出し入れする過程を模式的
に示す拡大断面図である。
出し入れする過程を模式的に示す断面図である。
は第1案内部、18は第2案内部、2はファン、3はフ
ィルタ、4は光触媒ホルダ、40は光触媒、49は励起
手段、51は吸気グリル、52はグリル吸気口、53は
吹出口(フィルタ出入口)、54は吹出グリル、55は
グリル吹出口をそれぞれ示す。
Claims (3)
- 【請求項1】機内に延設された空気流路と、該空気流路
の一部に設けられたフィルタ収容室と、該空気流路を流
れる空気流を形成するファンと、該フィルタ収容室に収
容され空気流に含まれている汚れ物質を付着するフィル
タとを有する空気清浄機において、 該空気流路の一部を形成するフィルタ出入口と、該フィ
ルタ収容室に連通するように且つ該フィルタ収容室の空
気流方向に沿った中心線を介して該フィルタ出入口に対
して反対側に設けられ該フィルタの旋回を促進させる凹
み部とを有し、 該凹み部を用いて該フィルタを旋回させつつ、該フィル
タ出入口から該空気流路の延設方向に沿って該フィルタ
を移動させることにより、該フィルタ収容室に対する該
フィルタの出し入れを行うようにしたことを特徴とする
空気清浄機。 - 【請求項2】請求項1において、該フィルタ出入口は該
空気流路の下流側の吹出口であることを特徴とする空気
清浄機。 - 【請求項3】請求項1または請求項2において、該凹み
部は、該フィルタ収容室の上流部及び下流部の少なくと
も一方に、該フィルタの旋回を補助する案内部をもつこ
とを特徴とする空気清浄機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008200574A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 超薄型ファンフィルターユニット |
EP2489373A1 (en) * | 2001-06-14 | 2012-08-22 | Zexel Valeo Climate Control Corporation | Photocatalyst deodorizer |
JP2017536884A (ja) * | 2014-11-06 | 2017-12-14 | ソウル バイオシス カンパニー リミテッドSeoul Viosys Co.,Ltd. | Uv led及び光触媒フィルターを使用した小型空気清浄器 |
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2000
- 2000-09-26 JP JP2000291991A patent/JP3757774B2/ja not_active Expired - Fee Related
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