JP2002095733A - マイナスイオン発生装置 - Google Patents

マイナスイオン発生装置

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JP2002095733A
JP2002095733A JP2000293035A JP2000293035A JP2002095733A JP 2002095733 A JP2002095733 A JP 2002095733A JP 2000293035 A JP2000293035 A JP 2000293035A JP 2000293035 A JP2000293035 A JP 2000293035A JP 2002095733 A JP2002095733 A JP 2002095733A
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Kazuko Amatsu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有害物質を発生させることなくマイナスイオ
ンを発生させることができ、しかも設置場所を容易に確
保するこことができるマイナスイオン発生装置を提供す
る。 【解決手段】 互いに近接させて配置されると共にトル
マリン粉末が担持された複数枚の基材1と、基材1に向
けて送風を行うファン2とを具備する。ファン2から発
生する気流によって基材1同士が衝突して基材1に担持
されているトルマリン粉末が加圧され、トルマリンの周
囲の空気がマイナスイオン化して、マイナスイオンを気
流中に混入する。このマイナスイオンを含む気流を室内
等に送出し、室内等にマイナスイオンを行き渡らせるこ
とができる。またトルマリンによるマイナスイオン発生
機能を利用することで、体に有害とされるオゾンやNO
Xガスを発生させることなくマイナスイオンを発生させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイナスイオン発
生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、室内環境等の快適性を向上させる
一つの要素として、空気中のマイナスイオンが注目を集
めている。例えばマイナスイオンの増加は情緒や自律神
経の安定、披露の回復、細胞の活性化等を促すとされて
いる。
【0003】このため、従来から、家庭用の空気清浄器
等として、コロナ放電によるプラズマ発生現象を利用し
て陰イオンを発生させる機能を備えたものが提供されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
プラズマの生成によって陰イオンを発生させる方式で
は、体に有害とされるオゾンやNOXガスも同時に生成
してしまうという問題があった。また、空気清浄器等と
して提供されるマイナスイオン発生装置は装置が大型化
し、設置場所の確保が困難となる場合があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、有害物質を発生させることなくマイナスイオンを
発生させることができ、しかも設置場所を容易に確保す
るこことができるマイナスイオン発生装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
マイナスイオン発生装置は、トルマリン粉末が担持され
た複数枚の基材1を近接させて配設すると共にこの基材
1に対して送風を行うファン2を配設して成ることを特
徴とするものである。
【0007】また請求項2の発明は、請求項1の構成に
加えて、基材1とファン2とから構成されるマイナスイ
オン発生器5を、造営面に配設される装置本体4に設け
て成ることを特徴とするものである。
【0008】また請求項3の発明は、請求項2の構成に
加えて、マイナスイオン発生器5を、天井面9に配設さ
れる装置本体4に設けて成ることを特徴とするものであ
る。
【0009】また請求項4の発明は、請求項3の構成に
加えて、他の機器に設けられた栓刃が挿入されると共に
挿入された栓刃を引っ掛け係止する栓刃挿入孔10を装
置本体4に形成し、栓刃挿入孔10に挿入された栓刃を
介して他の機器に対して給電を行うように形成して成る
ことを特徴とするものである。
【0010】また請求項5の発明は、請求項3の構成に
加えて、他の機器に設けられた栓刃が挿入される栓刃挿
入孔10を装置本体に形成し、栓刃挿入孔10に挿入さ
れた栓刃を介して他の機器に対して給電を行うように形
成して成ることを特徴とするものである。
【0011】また請求項6の発明は、請求項2の構成に
加えて、マイナスイオン発生器5を、壁面13に配設さ
れる装置本体4に設けて成ることを特徴とするものであ
る。
【0012】また請求項7の発明は、請求項6の構成に
加えて、装置本体4に、壁面13に設けられた電源コン
セント18の栓刃挿入孔16に挿入されると共にこの栓
刃挿入孔16に挿入された状態で装置本体4を壁面に対
して支持する栓刃15を設け、この栓刃15を介して駆
動用の電力の供給を受けるように形成して成ることを特
徴とするものである。
【0013】また請求項8の発明は、請求項6又は7の
構成に加えて、他の機器に設けられた栓刃が挿入される
栓刃挿入孔10を装置本体4に形成し、栓刃挿入孔10
に挿入された栓刃を介して他の機器に対して給電を行う
ように形成して成ることを特徴とするものである。
【0014】また請求項9の発明は、請求項6乃至8の
いずれかの構成に加えて、装置本体4に照明装置17を
設けて成ることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0016】本発明ではトルマリンによるマイナスイオ
ン発生機能を利用してマイナスイオンを構成する。トル
マリンは一般的にNa(Mg,Fe,Mn,Li,A
l)3Al6Si618(BO33(OH,F)4で表され
る組成を有する鉱物であり、通称電気石と呼ばれ、それ
自身に極性を有するものである。このトルマリンに圧力
や張力等を加えると一端が正に、他端が負に分極し、そ
れに伴って周囲の空気をマイナスイオン化する性質を有
する。
【0017】図8に、本発明に係るマイナスイオン発生
装置における、マイナスイオン発生機構の概略を示す。
図示のように、マイナスイオン発生装置は複数枚の基材
1を備えるものである。この基材1は木材、金属、繊維
等により多孔質(メッシュ状)の板状又はシート状に形
成され、基材1にはトルマリン粉末が担持される。ここ
で、基材1を化学繊維で形成すると、摩擦により静電気
が発生してマイナスイオンを捕捉してしまうおそれがあ
るので、化学繊維は用いない方が好ましい。この複数枚
の基材1は間隔をあけて近接配置されるものであり、図
示のように二枚の基材1が配設される場合は基材1を間
隔をあけて対向配置し、三枚以上の基材1が配設される
場合は複数枚の基材1が間隔をあけて積層するように配
置する。
【0018】またこの基材1に対して送風を行うファン
2が配設される。ファン2は例えば複数枚の基材1のう
ち最も外側に配置されている基材1の表面に向けて、基
材1の積層方向に送風を行うように配設される。
【0019】このファン2から基材1に向けて送風を行
うと、ファン2から発生する気流3は間隔をあけて積層
配置されている多孔質状の基材1を順次通過し、これに
伴って基材1が振動し、隣り合って配置されている基材
1同士が衝突する。このとき基材1に担持されているト
ルマリン粉末が加圧され、トルマリンの周囲の空気がマ
イナスイオン化して、マイナスイオンが気流3中に混入
される。このマイナスイオンを含む気流3を室内等に送
出し、室内等にマイナスイオンを行き渡らせるものであ
る。
【0020】このようなトルマリンによるマイナスイオ
ン発生機能を利用してマイナスイオン発生装置を構成す
ると、プラズマ方式によるマイナスイオン発生機構の場
合とは異なり、体に有害とされるオゾンやNOXガスを
発生させることなくマイナスイオンを発生させることが
できる。
【0021】上記のように基材とファンとを具備するマ
イナスイオン発生装置を、室内等の造営面に設置する
と、マイナスイオン発生装置の設置場所を容易に確保す
ることができるものである。
【0022】図1に示す実施形態では、ファン2及び基
材1にて構成されるマイナスイオン発生器5を、天井面
9に設置される装置本体4に設けることにより、マイナ
スイオン発生装置が構成されてる。装置本体4の上部は
天井面9に埋設され、その内部に交流電源の供給を受け
てファン2を回転駆動させるファン制御装置7が配設さ
れてる。また装置本体4の下部は天井面9から下方に突
出するように形成さており、通気用スリット6、基材1
及びファン2が配設されている。ここで、ファン制御装
置7、ファン2及び基材1にてマイナスイオン発生器5
が構成されている。通気用スリット6は装置本体4の下
部の両側にそれぞれ設けられ、装置本体4の内部と外部
とを連通している。基材1とファン2とは装置本体4の
下部の内部において二つの通気用スリット6の間に直列
に配設されている。
【0023】このマイナスイオン発生装置では、ファン
制御装置7にてファン2を駆動させ、ファン2から基材
1に向けて送風を行うと、一方の通気用スリット6を介
して装置本体4の外部から内部へ向けて気流3が流入
し、この気流3は基材1を通過した後、他方の通気用ス
リット6から装置本体4の外部へ流出する。このとき、
既述のようなマイナスイオン発生機構によって装置本体
4から外部へ流出する気流3中にマイナスイオンが混入
し、このマイナスイオンが混入した気流3が室内等に行
き渡ることとなる。
【0024】マイナスイオン発生装置を上記のように天
井面9に配設すると、マイナスイオンを室内等に効率よ
く行き渡らせることができるものであり、しかも設置場
所を容易に確保することができる。
【0025】図2に示す実施形態では、図1に示す場合
と同様に天井面9に設置される装置本体4にマイナスイ
オン発生器5を設け、更に装置本体4の下面には、照明
器具等の他の機器に設けられた栓刃が挿入されると共に
挿入された栓刃を引っ掛け係止する栓刃挿入孔10を形
成している。この栓刃挿入孔10は照明器具の配設及び
電力供給に用いられる引掛シーリングや引掛ローゼット
等に設けられるものと同様に形成される。すなわち装置
本体4には下面に開口する一対の栓刃挿入孔10が略円
弧状に形成されているものであり、各栓刃挿入孔10の
一端側は幅広の栓刃挿入部11として、他端が幅狭の栓
刃係止部12としてそれぞれ形成され、照明器具等の栓
刃を栓刃挿入部11に挿入した後スライドさせて栓刃係
止部12に配置することにより、照明器具等の栓刃が係
止されるようになっている。
【0026】また、マイナスイオン発生装置と電源とを
接続する配線8は装置本体4内部にてマイナスイオン発
生器5に接続される配線81と栓刃挿入孔10の内側に
設けられた刃受けバネ(図示せず)に接続される配線8
2とに分岐されているものであり、栓刃挿入孔10の栓
刃係止部12に配置された栓刃は刃受けバネに挟持され
て、この刃受けバネを介して電源から電力が供給される
ようになっている。
【0027】このマイナスイオン発生装置では、図1の
場合と同様にしてマイナスイオンを発生させて、マイナ
スイオンが混入した気流3が室内等に行き渡らせること
ができる。
【0028】また、このマイナスイオン発生装置は、上
記のような栓刃挿入孔10を形成していることから、照
明器具の配設及び電力供給に用いられる引掛シーリング
や引掛ローゼットとしての機能を具備することができ
る。すなわち、上記の栓刃挿入孔10に照明器具の栓刃
を挿入・係止することによって、照明器具を天井面9に
対して支持して配設すると共に照明器具に対して電力を
供給することができる。この場合、マイナスイオン発生
装置を設置するにあたって別途に天井面9に開口を設け
たり配線を引いたりする必要がなく、引掛シーリングや
引掛ローゼットのための配線や天井面9の開口を利用し
てマイナスイオン発生装置を設置することができるもの
である。
【0029】更に、マイナスイオン発生器5から送出さ
れるマイナスイオンを含む気流3を栓刃挿入孔10付近
に流通させて栓刃と刃受けバネとの接点を冷却したり、
マイナスイオンを含む気流3が流出する通気用スリット
6を装置本体4の下面に向けて開口させて形成すること
によりマイナスイオンを含む気流3を照明器具に向けて
流出させて照明器具を冷却したりすることもできる。
【0030】図3に示す実施形態では、図1に示す場合
と同様に天井面9に設置される装置本体4にマイナスイ
オン発生器5を設け、更に装置本体4の下面には、照明
器具等の他の機器に設けられた栓刃が挿入される栓刃挿
入孔10を形成している。この栓刃挿入孔10として
は、通常の電源コンセント用の平行孔が形成されてい
る。
【0031】また、マイナスイオン発生装置と電源とを
接続する配線8は装置本体4内部にてマイナスイオン発
生器5に接続される配線81と栓刃挿入孔10の内側に
設けられた刃受けバネ(図示せず)に接続される配線8
2とに分岐されているものであり、栓刃挿入孔10に挿
入された栓刃は刃受けバネに挟持されて、この刃受けバ
ネを介して電源から電力が供給されるようになってい
る。
【0032】このマイナスイオン発生装置では、図1の
場合と同様にしてマイナスイオンを発生させて、マイナ
スイオンが混入した気流3が室内等に行き渡らせること
ができる。
【0033】また、このマイナスイオン発生装置は、上
記のような栓刃挿入孔10を形成していることから、天
井に配設される照明器具の電力供給用電源コンセント1
8の機能を具備することができる。すなわち、通常の平
行栓刃を有する電源プラグから電力の供給を受ける照明
器具を天井に配設するにあたり、上記の栓刃挿入孔10
に照明器具の栓刃を挿入することによって、照明器具に
対して電力を供給することができる。この場合、マイナ
スイオン発生装置を設置するにあたって別途に天井面9
に開口を設けたり配線を引いたりする必要がなく、照明
器具への電力供給用電源コンセント18のための配線や
天井面9の開口を利用してマイナスイオン発生装置を設
置することができるものである。
【0034】更に、マイナスイオン発生器5から送出さ
れるマイナスイオンを含む気流3を栓刃挿入孔10付近
に流通させて栓刃と刃受けバネとの接点を冷却したり、
マイナスイオンを含む気流3が流出する通気用スリット
6を装置本体4の下面に向けて開口させて形成すること
によりマイナスイオンを含む気流3を照明器具に向けて
流出させて照明器具を冷却したりすることもできる。
【0035】図4に示す実施形態では、ファン2及び基
材1にて構成されるマイナスイオン発生器5を、壁面1
3に設置される装置本体4に設けることにより、マイナ
スイオン発生装置が構成されてる。装置本体4の後部は
壁面13に埋設されると共に前部は壁面13から突出す
るように形成され、装置本体4の内部に図1に示す場合
と同様にファン2、基材1及びファン制御装置7にて構
成されたマイナスイオン発生器5が設けられている。通
気用スリット6は装置本体4の前部における上面と下面
とにそれぞれ設けられ、装置本体4の内部と外部とを連
通している。
【0036】また、装置本体4には他の機器に設けられ
た電源プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入孔10が形成
されている。この栓刃挿入孔10としては、通常の電源
コンセント用の平行孔が形成されており、図示の例では
二組の栓刃挿入孔10が形成されている。
【0037】また、マイナスイオン発生装置と電源とを
接続する配線8は装置本体4内部にてマイナスイオン発
生器5に接続される配線81と栓刃挿入孔10の内側に
設けられた刃受けバネ(図示せず)に接続される配線8
2とに分岐されているものであり、栓刃挿入孔10に挿
入された栓刃は刃受けバネに挟持されて、この刃受けバ
ネを介して電源から電力が供給されるようになってい
る。
【0038】このマイナスイオン発生装置では、ファン
制御装置7にてファン2を駆動させ、ファン2から基材
1に向けて送風を行うと、一方の通気用スリット6を介
して装置本体4の外部から内部へ向けて気流3が流入
し、この気流3は基材1を通過した後、他方の通気用ス
リット6から装置本体4の外部へ流出する。このとき、
既述のようなマイナスイオン発生機構によって装置本体
4から外部へ流出する気流3中にマイナスイオンが混入
し、このマイナスイオンが混入した気流3が室内等に行
き渡ることとなる。
【0039】また、このマイナスイオン発生装置は、上
記のような栓刃挿入孔10を形成していることから、電
源コンセントとしての機能も果たすこととなる。この場
合、マイナスイオン発生装置を壁面13に設置するにあ
たって別途に壁面13に開口を設けたり配線を引いたり
する必要がなく、電源コンセントのための配線や壁面1
3の開口を利用して、マイナスイオン発生装置を設置す
ることができるものであり、既設の電源コンセントを取
り外して代わりにこのマイナスイオン発生装置を設置す
るなどして、マイナスイオン発生装置の設置場所を容易
に確保することができるものである。
【0040】図5に示す実施形態では、ファン2及び基
材1にて構成されるマイナスイオン発生器5を、壁面1
3に設置される装置本体4に設けることにより、マイナ
スイオン発生装置が構成されている。通気用スリット6
は装置本体4の上面と下面とにそれぞれ設けられ、装置
本体4の内部と外部とを連通している。
【0041】また、装置本体4の背面には栓刃15が設
けられており、この栓刃15は、マイナスイオン発生器
5に対して駆動用の電力を供給する配線8に接続されて
いる。ここで、装置本体4の栓刃15を壁面13に設け
られた電源コンセント18の栓刃挿入孔16に挿入する
ことにより、装置本体4が壁面13に対して支持される
ようになっている。
【0042】このマイナスイオン発生装置では、マイナ
スイオン発生装置を壁面13に設置するにあたって別途
に壁面13に開口を設けたり配線を引いたりする必要が
なく、装置本体4の栓刃15を壁面13に設けられた電
源コンセント18の栓刃挿入孔16に挿入することによ
り、容易に壁面13に対して設置し、かつ、壁面13に
設置された電源コンセント18を介してマイナスイオン
発生器5の駆動用の電力の供給を容易に受けることがで
きるものである。またこのように容易に壁面13に設置
することができることから、マイナスイオン発生装置の
設置場所を容易に確保することができるものである。
【0043】図6に示す実施形態では、図5に示す構成
に加えて、装置本体4には他の機器に設けられた電源プ
ラグの栓刃が挿入される栓刃挿入孔10が形成されてい
る。この栓刃挿入孔10としては、通常の電源コンセン
ト用の平行孔が形成されており、図示の例では二組の栓
刃挿入孔10が形成されている。
【0044】また、装置本体4に設けられている栓刃1
5とマイナスイオン発生器5と接続する配線8は装置本
体4内部にてマイナスイオン発生器5に接続される配線
81と栓刃挿入孔の内側に設けられた刃受けバネ(図示
せず)に接続される配線82とに分岐されているもので
あり、栓刃挿入孔10に挿入された他の機器の栓刃は刃
受けバネに挟持されて、この刃受けバネを介して電源か
ら電力が供給されるようになっている。
【0045】このマイナスイオン発生装置では、電源コ
ンセント18用のアダプタとしての機能も果たすもので
あり、装置本体4の栓刃15を壁面13に設けられた電
源コンセント18の栓刃挿入孔16に挿入することによ
り壁面13に対して設置した場合に、壁面13に設けら
れた電源コンセント18の栓刃挿入孔16のうちの一組
が使用できなくなるものであるが、その代わりに装置本
体4に設けられた栓刃挿入孔10を他の機器に対する電
力供給用に用いることができるものである。特に栓刃挿
入孔16が一組のみ形成されている電源コンセント18
に対してマイナスイオン発生装置を設置する場合は、本
来ならば電源コンセント18が使用不能となるところ
を、装置本体4に設けられた栓刃挿入孔10を他の機器
に対する電力供給用に用いることができるものである。
【0046】図7に示す実施形態では、図5に示す構成
に加えて、装置本体4に照明装置17を設けている。こ
の照明装置17は、例えば発光ランプと、この発光ラン
プの発光を制御する制御回路とから構成することができ
る。
【0047】また、装置本体4に設けられている栓刃1
5とマイナスイオン発生器5と接続する配線8は装置本
体4内部にてマイナスイオン発生器5に接続される配線
81と照明装置17に接続される配線82とに分岐され
ているものであり、照明装置17に駆動用の電力が供給
されるようになっている。
【0048】このマイナスイオン発生装置では、装置本
体4の栓刃15を壁面13に設けられた電源コンセント
18の栓刃挿入孔16に挿入することにより壁面13に
対して設置した場合に、照明装置17の発光ランプ等が
発光し、夜間照明等として利用することが可能となる。
【0049】また、マイナスイオン発生器5から送出さ
れるマイナスイオンを含む気流3を装置本体4内部にお
いて照明装置17付近に流通させて照明装置17を冷却
することができる。
【0050】上記の各実施形態のように構成されるマイ
ナスイオン発生装置では、マイナスイオン発生器5に設
けられる基材1を、コネクタ方式等の適宜の方式によっ
て着脱自在に構成し、基材1を適宜交換可能に形成する
ことが好ましく、多孔質状の基材1に埃が溜まった場合
などに基材1を取り外して洗浄したり基材1を交換した
りすることが容易となるものである。
【0051】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るマイナスイオン
発生装置は、トルマリン粉末が担持された複数枚の基材
を近接させて配設すると共にこの基材に対して送風を行
うファンを配設するため、ファンから基材に向けて送風
を行うと、ファンから発生する気流によって基材同士が
衝突して基材に担持されているトルマリン粉末が加圧さ
れ、トルマリンの周囲の空気がマイナスイオン化して、
マイナスイオンを気流中に混入することができるもので
あり、このマイナスイオンを含む気流を室内等に送出
し、室内等にマイナスイオンを行き渡らせることができ
るものである。またこのようにトルマリンによるマイナ
スイオン発生機能を利用することで、プラズマ方式によ
るマイナスイオン発生機構の場合とは異なり、体に有害
とされるオゾンやNOXガスを発生させることなくマイ
ナスイオンを発生させることができるものである。
【0052】また請求項2の発明は、請求項1の構成に
加えて、基材とファンとから構成されるマイナスイオン
発生器を、造営面に配設される装置本体に設けるため、
設置場所を容易に確保することができるものである。
【0053】また請求項3の発明は、マイナスイオン発
生器を天井面に配設される装置本体に設けるため、マイ
ナスイオンを室内等に効率よく行き渡らせることができ
るものであり、しかも設置場所を容易に確保することが
できるものである。
【0054】また請求項4の発明は、請求項3の構成に
加えて、他の機器に設けられた栓刃が挿入されると共に
挿入された栓刃を引っ掛け係止する栓刃挿入孔を装置本
体に形成し、栓刃挿入孔に挿入された栓刃を介して他の
機器に対して給電を行うように形成するものであり、栓
刃挿入孔に照明器具等の栓刃を挿入・係止して、照明器
具を天井面に対して支持して配設すると共に照明器具等
に対して電力を供給することができるものである。この
場合、マイナスイオン発生装置を設置するにあたって別
途に天井面に開口を設けたり配線を引いたりする必要が
なく、照明器具用の引掛シーリングや引掛ローゼット等
のための配線や天井面の開口を利用してマイナスイオン
発生装置を設置することができるものである。更に、マ
イナスイオン発生器から送出されるマイナスイオンを含
む気流を栓刃挿入孔付近に流通させて栓刃と刃受けバネ
との接点を冷却したり、マイナスイオンを含む気流を装
置本体の下面に向けて噴出させることによりマイナスイ
オンを含む気流を照明器具等に向けて流出させて照明器
具等を冷却したりすることもできるものである。
【0055】また請求項5の発明は、請求項3の構成に
加えて、他の機器に設けられた栓刃が挿入される栓刃挿
入孔を装置本体に形成し、栓刃挿入孔に挿入された栓刃
を介して他の機器に対して給電を行うように形成するも
のであり、栓刃挿入孔に照明器具等の栓刃を挿入して、
天井面に対して設置される照明器具等に対して電力を供
給することができるものである。この場合、マイナスイ
オン発生装置を設置するにあたって別途に天井面に開口
を設けたり配線を引いたりする必要がなく、照明装置等
への電力供給用の配線や天井面の開口を利用してマイナ
スイオン発生装置を設置することができるものである。
更に、マイナスイオン発生器から送出されるマイナスイ
オンを含む気流を栓刃挿入孔付近に流通させて栓刃と刃
受けバネとの接点を冷却したり、マイナスイオンを含む
気流を装置本体の下面に向けて噴出させることによりマ
イナスイオンを含む気流を照明器具等に向けて流出させ
て照明器具等を冷却したりすることもできるものであ
る。
【0056】また請求項6の発明は、請求項2の構成に
加えて、マイナスイオン発生器を壁面に配設される装置
本体に設けるものであり、マイナスイオン発生装置の設
置場所を容易に確保することができるものである。
【0057】また請求項7の発明は、請求項6の構成に
加えて、装置本体に、壁面に設けられた電源コンセント
の栓刃挿入孔に挿入されると共にこの栓刃挿入孔に挿入
された状態で装置本体を壁面に対して支持する栓刃を設
け、この栓刃を介して駆動用の電力の供給を受けるよう
に形成するものであり、マイナスイオン発生装置を壁面
に設置するにあたって別途に壁面に開口を設けたり配線
を引いたりする必要がなく、装置本体の栓刃を壁面に設
けられた電源コンセントの栓刃挿入孔に挿入することに
より、容易に壁面に対して設置し、かつ、壁面に設置さ
れた電源コンセントを介してマイナスイオン発生器の駆
動用の電力の供給を容易に受けることができるものであ
る。
【0058】また、請求項8の発明は、請求項6又は7
の構成に加えて、他の機器に設けられた栓刃が挿入され
る栓刃挿入孔を装置本体に形成し、栓刃挿入孔に挿入さ
れた栓刃を介して他の機器に対して給電を行うように形
成するものであり、装置本体に設けられた栓刃挿入孔を
他の機器に対する電力供給用に用いることができ、電源
コンセントや電源コンセント用アダプタとしての機能を
兼ね備えることができるものである。
【0059】また請求項9の発明は、請求項6乃至8の
いずれかの構成に加えて、装置本体に照明装置を設ける
ものであり、照明装置を夜間照明等として利用すること
ができ、また、マイナスイオン発生器から送出されるマ
イナスイオンを含む気流を装置本体内部において照明装
置付近に流通させて照明装置を冷却することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す概略図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の他例を示す概略図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の更に他例を示す概略図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態の更に他例を示す概略図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態の更に他例を示す概略図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態の更に他例を示す概略図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態の更に他例を示す概略図で
ある。
【図8】本発明におけるマイナスイオンの発生機構を説
明する概略図である。
【符号の説明】 1 基材 2 ファン 4 装置本体 5 マイナスイオン発生器 9 天井面 10 栓刃挿入孔 13 壁面 15 栓刃 16 栓刃挿入孔 17 照明装置 18 電源コンセント

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルマリン粉末が担持された複数枚の基
    材を近接させて配設すると共にこの基材に対して送風を
    行うファンを配設して成ることを特徴とするマイナスイ
    オン発生装置。
  2. 【請求項2】 基材とファンとから構成されるマイナス
    イオン発生器を、造営面に配設される装置本体に設けて
    成ることを特徴とする請求項1に記載のマイナスイオン
    発生装置。
  3. 【請求項3】 マイナスイオン発生器を天井面に配設さ
    れる装置本体に設けて成ることを特徴とする請求項2に
    記載のマイナスイオン発生装置。
  4. 【請求項4】 他の機器に設けられた栓刃が挿入される
    と共に挿入された栓刃を引っ掛け係止する栓刃挿入孔を
    装置本体に形成し、栓刃挿入孔に挿入された栓刃を介し
    て他の機器に対して給電を行うように形成して成ること
    を特徴とする請求項3に記載のマイナスイオン発生装
    置。
  5. 【請求項5】 他の機器に設けられた栓刃が挿入される
    栓刃挿入孔を装置本体に形成し、栓刃挿入孔に挿入され
    た栓刃を介して他の機器に対して給電を行うように形成
    して成ることを特徴とする請求項3に記載のマイナスイ
    オン発生装置。
  6. 【請求項6】 マイナスイオン発生器を壁面に配設され
    る装置本体に設けて成ることを特徴とする請求項2に記
    載のマイナスイオン発生装置。
  7. 【請求項7】 装置本体に、壁面に設けられた電源コン
    セントの栓刃挿入孔に挿入されると共にこの栓刃挿入孔
    に挿入された状態で装置本体を壁面に対して支持する栓
    刃を設け、この栓刃を介して駆動用の電力の供給を受け
    るように形成して成ることを特徴とする請求項6に記載
    のマイナスイオン発生装置。
  8. 【請求項8】 他の機器に設けられた栓刃が挿入される
    栓刃挿入孔を装置本体に形成し、栓刃挿入孔に挿入され
    た栓刃を介して他の機器に対して給電を行うように形成
    して成ることを特徴とする請求項6又は7に記載のマイ
    ナスイオン発生装置。
  9. 【請求項9】 装置本体に照明装置を設けて成ることを
    特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のマイナス
    イオン発生装置。
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