JP2002095174A - 電源装置及びその充放電方法 - Google Patents

電源装置及びその充放電方法

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JP2002095174A
JP2002095174A JP2000277709A JP2000277709A JP2002095174A JP 2002095174 A JP2002095174 A JP 2002095174A JP 2000277709 A JP2000277709 A JP 2000277709A JP 2000277709 A JP2000277709 A JP 2000277709A JP 2002095174 A JP2002095174 A JP 2002095174A
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Yoichi Yamagishi
洋一 山岸
Shinobu Sumi
忍 角
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で携帯機器の駆動に十分な電気エネル
ギーを充電することができ、かつ、二次電池の耐用寿命
を長期化して交換頻度を大幅に抑制して、携帯機器の筐
体構造の簡素化及び電気的な接続状態の安定化を図るこ
とができる電源装置及びその充放電方法を提供する。 【解決手段】 電源装置PSは、充電所要時間が短く、
かつ、繰り返し充放電による特性劣化が少ない充放電特
性を有するコンデンサ型蓄電池30と、充電所要時間が
長く、かつ、繰り返し充放電による特性劣化が大きい充
放電特性を有する化学二次電池40と、コンデンサ型蓄
電池30に蓄積された電気エネルギー量を検出する電圧
モニタ回路31と、を備え、電圧モニタ回路31により
検出された電気エネルギー量に基づいて、化学二次電池
40に優先して、コンデンサ型蓄電池への電気エネルギ
ーの充放電が行われるように切り換え制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気、電子機器を
駆動するための電源装置及びその充放電方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノートパソコンや携帯電話、携帯
情報端末(PDA)、デジタルビデオカメラ、携帯型オ
ーディオ機器等の携帯型の電気・電子機器(以下、「携
帯機器」と総称する)の普及が著しい。このような携帯
機器を駆動するための電源としては、従来、マンガン乾
電池やアルカリマンガン乾電池等の一次電池のほかに、
ニッケル・カドミウム電池やニッケル水素電池、リチウ
ムイオン電池等の二次電池(化学二次電池ともいう)が
利用されている。
【0003】一次電池は、形状が規格化されており、安
価で入手が容易であるが、電気エネルギーの放電のみが
可能であって繰り返し充放電ができないという特徴を有
し、一方、二次電池は、一般に高価であるが、任意の形
状による小型軽量化が可能であるとともに、商用電源に
よる繰り返し充電が可能であるため、ランニングコスト
が安価であるという特徴を有している。
【0004】以下に、二次電池を用いた携帯機器の電源
装置について、図面を参照して簡単に説明する。図6
は、従来技術における電源装置を適用した携帯機器の一
例を示す概略構成図である。図6に示すように、従来技
術の携帯機器は、大別して、例えば、商用電源等の外部
電源110から供給される電源電圧に基づいて、二次電
池130の充電に適した所定の直流電圧を生成する充電
回路120と、該直流電圧の二次電池130への供給状
態を制御する充電スイッチSWAと、充電スイッチSW
Aを介して充電回路120から供給される上記直流電圧
を充電又は放電する、ニッケル・カドミウム電池やリチ
ウムイオン電池等の二次電池130と、二次電池130
に充電された上記直流電圧の放電状態を制御する放電ス
イッチSWBと、放電スイッチSWBを介して二次電池
130から放電される上記直流電圧に基づいて、所定の
駆動電圧を生成するDC−DCコンバータ等からなるレ
ギュレータ回路140と、を備えた電源装置PSAに、
電気・電子回路等の負荷150が接続された構成を有し
ていた。
【0005】このような構成により、外部電源110か
ら供給された電気エネルギーが充電回路120により二
次電池130に充電され、この電気エネルギーに基づい
て、レギュレータ回路140により負荷150の駆動に
適した駆動電圧を生成して供給することにより、携帯機
器の電気・電子回路等を駆動させて、所定の機能(例え
ば、演算機能や表示機能、通信機能等)を実現してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た電源装置を携帯機器に適用した場合、次のような問題
点を有していた。 (1)現在、広く普及しているニッケル・カドミウム電
池やニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電
池においては、外部電源からの充電に際し、数時間(例
えば、2〜8時間)程度の比較的長い充電時間を必要と
するため、二次電池への充電操作中は、携帯機器の使用
が制約されたり、充電と平行して携帯機器を使用する
と、充電時間が長期化したりするという問題を有してい
た。
【0007】(2)また、上述したような二次電池にお
いて、充電した電気エネルギーのほとんどを放電する深
い充放電深度の充放電操作を繰り返し行った場合、二次
電池の充放電特性の劣化による耐用寿命は、概ね500
回程度しかなく、日常的に頻繁に使用する携帯機器の場
合には、たびたび二次電池を交換しなければならないと
いう問題を有していた。 (3)さらに、上記(2)に示したように、充放電特性
が劣化した二次電池を交換する作業や、二次電池を取り
出して専用の充電器により充電する作業に対応するため
に、携帯機器の電源装置部(二次電池)を着脱可能にす
る必要があり、そのため、二次電池と携帯機器本体との
電気的な接続状態が不安定化して、接続不良等を生じた
り、筐体構造が複雑化して、部品点数の増加や製造コス
トの上昇を招いたりする問題を有していた。
【0008】そこで、本発明は、このような問題に鑑
み、短時間で携帯機器の駆動に十分な電気エネルギーを
充電することができ、かつ、二次電池の耐用寿命を長期
化して交換頻度を大幅に抑制して、携帯機器の筐体構造
の簡素化及び電気的な接続状態の安定化を図ることがで
きる電源装置及びその充放電方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電源装置
は、電気・電子機器を駆動させるための電源装置におい
て、電気エネルギーを充放電する際に、所定の充放電特
性を有するコンデンサ型の第1の電池と、前記第1の電
池に比較して、充放電特性が劣る化学二次電池からなる
第2の電池と、少なくとも、前記電気・電子機器を駆動
する際に、前記第2の電池に優先して前記第1の電池に
充電された電気エネルギーを前記電気・電子機器に供給
するように、前記第1及び第2の電池を設定制御する充
放電制御回路と、を備えたことを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の電源装置は、上記構
成において、前記充放電制御回路は、外部電源から供給
される前記電気エネルギーを前記第1及び第2の電池に
充電する際に、前記第2の電池に優先して前記第1の電
池に充電するように、前記第1及び第2の電池を設定制
御することを特徴としている。また、請求項3記載の電
源装置は、上記構成において、前記充放電制御回路は、
外部電源から供給される前記電気エネルギーを前記第1
及び第2の電池に充電する際に、前記第1の電池及び第
2の電池電源に対して同時に充電するように、前記第1
及び第2の電池を設定制御することを特徴としている。
【0011】すなわち、電気・電子機器(例えば、携帯
機器)の駆動用の電源装置として、各々異なる充放電特
性を有する第1の電池と第2の電池とを備え、第2の電
池に比較して、上記充放電特性に優れた(充電所要時間
が短く、かつ、繰り返し充放電による特性劣化が少な
い)第1の電池に充電された電気エネルギーを、第2の
電池に先立って、電気・電子機器に供給するとともに、
外部電源から供給される電気エネルギーを、第2の電池
に先立って、第1の電池に充電することにより、第1の
電池による充放電動作の比率を増大させることができ
る。あるいは、外部電源から供給される電気エネルギー
を、第1及び第2の電池に対して同時に充電することに
より、第1の電池による充放電動作の比率を実質的に増
大させることができる。
【0012】これにより、電源装置に充電された電気エ
ネルギーの一部を放電する浅い充放電深度の充放電操作
を繰り返し行った場合、電源装置における電気エネルギ
ーの充放電動作のほとんどが、急速充電が可能で、か
つ、耐用寿命の長いコンデンサ型の第1の電池に対して
行われることになるので、電源装置として化学二次電池
のみを備えた構成に比較して、充電所要時間を大幅に短
縮することができる。
【0013】また、化学二次電池からなる第2の電池に
よる充放電動作の比率を相対的に減少させることができ
るとともに、第2の電池における充放電深度を浅くする
ことができるので、第2の電池の繰り返し充放電に伴う
充放電特性の劣化を大幅に抑制し、耐用寿命を長期化す
ることができる。したがって、第2の電池を含む電源装
置の交換頻度が大幅に抑制、あるいは、交換が不要とな
るので、本発明に係る電源装置を搭載した電気・電子機
器の筐体構造を簡略化して、部品点数の削減や製造コス
トの削減を図ることができるとともに、電源装置と電気
・電子機器との電気的な接続構造を固定化して、接続不
良の発生を抑制し、製品の信頼性を向上することができ
る。
【0014】請求項4記載の電源装置は、上記構成にお
いて、前記充放電制御回路は、前記第1の電池に充電さ
れる前記電気エネルギーを充電電圧として検出し、該充
電電圧と所定の基準電圧との比較に基づいて、前記第1
及び第2の電池に対して前記電気エネルギーを充電又は
放電する際の優先順位を設定制御することを特徴として
いる。
【0015】すなわち、第1及び第2の電池に対する充
放電動作の優先順位は、第1の電池における電気エネル
ギーの残量又は充電量に基づいて設定される。これによ
り、第1及び第2の電池に対する充放電動作は、第1の
電池の充電電圧(電気エネルギー残量)が所定の基準電
圧に達するまで、最初に第1の電池に充電された電気エ
ネルギーが放電され、また、第1の電池の充電電圧(電
気エネルギー充電量)が所定の基準電圧に達するまで、
最初に第1の電池に電気エネルギーが充電されるので、
充放電特性に優れたコンデンサ型の第1の電池による充
放電動作の比率を増大させるように適切に設定制御する
ことができ、充電所要時間の短縮及び耐用寿命の長期化
を良好に実現することができる。
【0016】請求項5に係る電源装置は、上記構成にお
いて、前記第1の電池は、複数のコンデンサ、又は、複
数のコンデンサを積層した複数のコンデンサスタックを
備え、前記外部電源から供給される電気エネルギーを前
記第1の電池に充電する際には、前記複数のコンデン
サ、又は、前記複数のコンデンサスタック相互を直列に
接続し、前記第1の電池から前記電気エネルギーを放電
する際には、前記複数のコンデンサ、又は、前記複数の
コンデンサスタックを構成する各層毎の前記コンデンサ
相互を並列に接続するように切り換え制御されることを
特徴としている。
【0017】すなわち、第1の電池は、複数のコンデン
サ、又は、複数のコンデンサを積層した複数のコンデン
サスタックを備え、充電動作又は放電動作に対応して、
複数のコンデンサ、又は、複数のコンデンサスタックを
構成するコンデンサ相互が、直列又は並列に接続状態が
切り換え制御される。したがって、充電動作時には、複
数のコンデンサ、又は、各コンデンサスタック相互を直
列に接続することにより、コンデンサ型蓄電池の容量値
が見かけ上、大幅に低減されるので、充電時間を大幅に
短縮することができ、また、放電動作時には、複数のコ
ンデンサ、又は、複数のコンデンサスタックを構成する
各層毎のコンデンサ相互を並列に接続することにより、
コンデンサ型蓄電池の容量値が増大されるので、負荷に
対する駆動能力を向上させつつ、各コンデンサ、又は、
各コンデンサスタックの両端電圧(コンデンサ電圧)を
相互に均一化して、負荷に電気エネルギーを供給するこ
とができる。
【0018】請求項6記載の電源装置は、上記構成にお
いて少なくとも、前記第1及び第2の電池並びに前記充
放電制御回路をモジュール化して一体的に形成し、前記
電気・電子機器の内部に固定的に実装したことを特徴と
している。すなわち、上記構成により、第2の電池を含
む電源装置の交換頻度が大幅に抑制、あるいは、交換が
不要となり、第1及び第2の電池、充放電制御回路等を
モジュール化して電気・電子機器に固定的に内蔵するこ
とができるので、電源装置と電気・電子機器との電気的
な接続構造を良好に固定化して、接続不良の発生を大幅
に抑制することができる。
【0019】そして、請求項7記載の電源装置の充放電
方法は、電気・電子機器を駆動させるための電源装置の
充放電方法において、前記電気・電子機器を駆動する際
に、電気エネルギーを充放電する際の充放電特性に優れ
たコンデンサ型の第1の電池に充電された電気エネルギ
ーを、前記第1の電池よりも前記充放電特性が劣る化学
二次電池からなる第2の電池に優先して前記電気・電子
機器に供給することを特徴としている。また、請求項8
記載の電源装置の充放電方法は、上記方法において、外
部電源から供給される前記電気エネルギーを前記第1及
び第2の電池に充電する際に、前記第2の電池に優先し
て前記第1の電池に充電するようにしたことを特徴とし
ている。
【0020】すなわち、異なる充放電特性を有する第1
の電池と第2の電池とを備えた電気・電子機器の駆動用
の電源装置において、第2の電池に比較して、充放電特
性に優れた(充電所要時間が短く、かつ、繰り返し充放
電による特性劣化が少ない)第1の電池に充電された電
気エネルギーを、第2の電池に先立って、電気・電子機
器に供給するとともに、外部電源から供給される電気エ
ネルギーを、第2の電池に先立って、第1の電池に充電
するように制御される。
【0021】これにより、電源装置における電気エネル
ギーの充放電動作のほとんどが、急速充電が可能で、か
つ、耐用寿命の長い第1の電池に対して行われることに
なるので、充電所要時間を大幅に短縮することができ
る。また、第2の電池による充放電動作の比率を相対的
に減少させることができるので、第2の電池の繰り返し
充放電に伴う充放電特性の劣化を大幅に抑制し、耐用寿
命を長期化することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電源装置につ
いて、実施の形態を示して詳しく説明する。図1は、本
発明に係る電源装置の一実施形態を示す概略構成図であ
る。図1に示すように、本実施形態に係る電源装置PS
は、大別して、充電回路20と、コンデンサ型蓄電池
(第1の電池)30、電圧モニタ回路(充放電制御回
路)31と、化学二次電池(第2の電池)40と、レギ
ュレータ回路50とを備え、充電回路20には、商用交
流電源等の外部電源10が接続され、また、レギュレー
タ回路50には、携帯機器の所定の機能(例えば、演算
機能や表示機能、通信機能等)を実現する電気・電子回
路等の負荷60が接続された構成を有している。なお、
外部電源10は、本実施形態形態においては、商用の交
流電源(例えば、AC100V)として説明するが、本
発明はこれに限定されるものではなく、他の構成とし
て、例えば、車両のシガレットライターソケットや可搬
型の予備バッテリ等から得られる直流電源(例えば、D
C12V)であってもよい。
【0023】充電回路20は、外部電源(商用交流電
源)10から供給される交流電圧Vinを整流して所定の
直流電圧を生成し、これに基づく充電電流Icを充電ス
イッチSWCを介して、後段のコンデンサ型蓄電池30
又は化学二次電池40に供給する。ここで、図1におい
ては、充電回路20として単一の構成を示したが、コン
デンサ型蓄電池30の充電に適用する回路構成と、二次
電池40の充電に適用する回路構成とは本来仕様が異な
る場合が多いので、実用上は、充電回路20は、例え
ば、コンデンサ型蓄電池30及び化学二次電池40の各
々の充電動作に適した個別の充電制御部を備え、コンデ
ンサ型蓄電池30又は二次電池40への充電動作に対応
して、上記個別の充電制御部を適宜切り換える構成を有
していることが好ましい。
【0024】コンデンサ型蓄電池30は、例えば、電気
二重層コンデンサを備え、後述する化学二次電池40に
比較して、充電所要時間が短く、かつ、繰り返し充放電
による特性劣化が少ない、優れた充放電特性を有し、上
記充電回路20から供給される充電電流Icに基づく電
気エネルギーを充電する。ここで、電気二重層コンデン
サにおいては、一般に数百mWh程度の電気エネルギー
を充電する場合であっても、数分から数十分程度で急速
充電が可能であり、かつ、電気二重層コンデンサは、数
万回程度の繰り返し充放電動作が可能な耐用寿命を有し
ているので、リチウムイオン電池等の化学二次電池に比
較して十分に優れた充放電特性を有するコンデンサ型蓄
電池30を実現することができる。
【0025】なお、コンデンサ型蓄電池30の構成は、
単一の電気二重層コンデンサを適用するものであっても
よいし、後述するように、複数の電気二重層コンデンサ
を備え、所定のタイミングで電気二重層コンデンサ相互
の接続状態を切り換え制御するものであってもよい。こ
のような複数の電気二重層コンデンサを備えたコンデン
サ型蓄電池30の具体的な構成及び動作については、後
述する。
【0026】電圧モニタ回路31は、コンデンサ型蓄電
池30に蓄積された電気エネルギー量(すなわち、充電
動作時における電気エネルギーの充電量、又は、放電動
作時における電気エネルギーの残量)を、コンデンサ型
蓄電池30の両端電圧の変化として常時検出し、検出さ
れた電圧に基づいて、電源装置PSの充電動作又は放電
動作に優先的に使用する電池(すなわち、コンデンサ型
蓄電池30又は化学二次電池40のいずれか一方)を選
択する制御を行う。ここで、コンデンサ型蓄電池30の
電気エネルギー量Eは、E=1/2・CVで表される
ので、両端電圧Vに基づいて容易に算出される。また、
コンデンサ型蓄電池30又は化学二次電池40の選択制
御は、電圧モニタ回路31により検出、算出されたコン
デンサ型蓄電池30と所定の基準値との比較結果に応じ
て、電源切換スイッチSWEを切り換え制御することに
より行う。
【0027】化学二次電池40は、上記コンデンサ型蓄
電池30に比較して、充電所要時間が長く、かつ、繰り
返し充放電による特性劣化が比較的大きい充放電特性を
有し、一般的な携帯機器において多用され、実用製品と
して実績のある二次電池であって、上記充電回路20か
ら供給される充電電流Icに基づく電気エネルギーを充
電する。ここでは、特に、繰り返し充放電を浅い放電深
度で行った場合でも、充放電特性の劣化が比較的少ない
リチウムイオン電池等の二次電池を良好に適用すること
ができる。
【0028】レギュレータ回路50は、電源切換スイッ
チSWEにより選択されたコンデンサ型蓄電池30又は
化学二次電池40に充電された電気エネルギーを、放電
スイッチSWDを介して取り出し、携帯機器の所定の機
能を実現する電気・電子回路等の負荷60を駆動するた
めに最適な直流電圧に変換するDC−DCコンバータの
機能を備えている。
【0029】次に、上述した構成を有する電源装置の充
放電動作について、図面を参照して説明する。図2は、
本実施形態に適用される電源装置の充放電動作を示すタ
イミングチャートである。ここでは、上述した電源装置
の構成(図1)を適宜参照して説明する。
【0030】(放電動作時)本実施形態に係る電源装置
が適用された携帯機器を使用する場合、すなわち、携帯
機器の所定の機能を実現するために、電源装置PSから
駆動電圧を負荷50に供給する放電動作においては、ま
ず、電圧モニタ回路31によってコンデンサ型蓄電池3
0の両端電圧が検出されて、電気エネルギー量(残量)
が算出される。そして、算出された電気エネルギー残量
と予め設定された放電基準値(エネルギー値)E1との
大小関係が比較、判定される。
【0031】ここで、図2(a)に示す放電動作時のよ
うに、コンデンサ型蓄電池30の電気エネルギー残量が
放電基準値E1よりも大きい場合には、電源選択スイッ
チSWEをコンデンサ型蓄電池30側に切り換え制御す
る制御信号Scが電圧モニタ回路31から出力される。
これにより、コンデンサ型蓄電池30の電気エネルギー
が放電スイッチSWDを介して取り出され、レギュレー
タ回路50により所定の駆動電圧に変換されて負荷60
に供給される。
【0032】一方、図2(b)に示す放電動作時のよう
に、コンデンサ型蓄電池30の電気エネルギー残量が放
電基準値E1に達した場合、あるいは、放電基準値E1
よりも小さくなった場合(又は、小さい場合)には、電
源選択スイッチSWEを化学二次電池40側に切り換え
制御する制御信号Scが電圧モニタ回路31から出力さ
れる。これにより、化学二次電池40の電気エネルギー
が放電スイッチSWDを介して放電電流Ibとして取り
出され、レギュレータ回路50により所定の駆動電圧に
変換されて負荷60に供給される。
【0033】(充電動作時)次いで、本実施形態に係る
電源装置PSが適用された携帯機器を充電する場合、す
なわち、外部電源10から供給される充電電圧に基づい
て、電源装置PSに電気エネルギーを充電(蓄積)する
充電動作においては、上述した放電動作時と同様に、ま
ず、電圧モニタ回路31によってコンデンサ型蓄電池3
0の両端電圧が検出されて、電気エネルギー量(充電
量)が算出される。そして、算出された電気エネルギー
充電量と予め設定された充電基準値(エネルギー値)E
2との大小関係が比較、判定される。
【0034】ここで、図2(c)に示す充電動作時のよ
うに、コンデンサ型蓄電池30の電気エネルギー充電量
が充電基準値E2よりも小さい場合には、電源選択スイ
ッチSWEをコンデンサ型蓄電池30側に切り換え制御
する制御信号Scが電圧モニタ回路31から出力され
る。これにより、充電回路20から供給される充電電流
Icに基づく電気エネルギーが充電スイッチSWCを介
して取り込まれ、コンデンサ型蓄電池30に電気エネル
ギーが充電される。
【0035】一方、図2(d)に示す充電動作時のよう
に、コンデンサ型蓄電池30の電気エネルギー充電量が
充電基準値E2に達した場合、あるいは、放電基準値E
2よりも大きくなった場合(又は、大きい場合)には、
電源選択スイッチSWEを化学二次電池40側に切り換
え制御する制御信号Scが電圧モニタ回路31から出力
される。これにより、充電電流Icが化学二次電池40
に供給されて、化学二次電池40に電気エネルギーが充
電される。
【0036】このような電源装置の構成及び充放電方法
によれば、電源装置PSへの充放電動作に際して、コン
デンサ型蓄電池30の電気エネルギー量が検出され、該
電気エネルギー量に基づいて、化学二次電池40に優先
して(先立って)、コンデンサ型蓄電池への電気エネル
ギーの充放電を行うように、切り換え制御が行われるの
で、化学二次電池40に比較して、コンデンサ型蓄電池
30の充放電動作の比率を増大させることができる。特
に、携帯機器を短い時間断続的に駆動して、電源装置P
Sに充電された電気エネルギーの一部のみを放電する浅
い放電深度での使用方法により、充放電動作を繰り返し
行った場合、電源装置PSにおける電気エネルギーの充
放電動作のほとんどが、コンデンサ型蓄電池30により
行われることになる。
【0037】したがって、化学二次電池40に比較し
て、充電所要時間が短く、かつ、繰り返し充放電による
特性劣化の度合いが低い充放電特性を有しているコンデ
ンサ型蓄電池30による充放電動作の比率を高めること
により、電源装置PSの充電所要時間を大幅に短縮する
ことができる。また、上述したように、コンデンサ型蓄
電池30による充電放電動作の比率が増大することによ
り、化学二次電池40による充放電動作の比率が相対的
に減少するとともに、電源装置PSに対して深い放電深
度での使用の場合であっても、まずコンデンサ型蓄電池
30による放電が行われて、化学二次電池40における
放電深度を浅くすることができるので、化学二次電池4
0における繰り返し充放電による特性劣化を抑制して、
化学二次電池40を含む電源装置PSの耐用寿命を大幅
に長期化することができる。
【0038】なお、本実施形態においては、電圧モニタ
回路31により、コンデンサ型蓄電池30の両端電圧に
応じた電気エネルギー量を検出、算出して、この電気エ
ネルギー量に基づいて充放電動作の際に、コンデンサ型
蓄電池30又は化学二次電池40のいずれか一方を選択
する制御を行う場合について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、検出されたコンデンサ型蓄
電池30の両端電圧をそのまま用いて、放電基準値又は
充電基準値に対応する基準電圧と比較して切り換え制御
を行うものであってもよい。これによれば、簡易な電気
回路により電圧相互の大小関係を判定することができる
ので、電池の選択制御処理を簡略化することができる。
【0039】次いで、上述した実施形態に良好に適用さ
れるコンデンサ型蓄電池30の構成について、図面を参
照して説明する。図3は、本発明に適用されるコンデン
サ型蓄電池の一構成例を示す回路構成図である。ここ
で、上述した実施形態と同等の構成については、同一の
符号を付して、その説明を簡略化する。
【0040】図3に示すように、本構成例に係るコンデ
ンサ型蓄電池30は、上述した充電回路20により生成
された充電電流Icが、切換スイッチSW1(充電スイ
ッチSWCに相当)を介して供給される高電位側信号線
HL、及び、所定の基準電位(例えば、接地電位)に接
続された低電位側信号線LL間に接続された構成を有し
ている。なお、高電位側信号線HL及び低電位側信号線
LL間には、コンデンサ型蓄電池30の両端電圧(コン
デンサ電圧)を監視して、コンデンサ型蓄電池30への
充放電動作を制御するための電圧モニタ回路31がコン
デンサ型蓄電池30に並列に接続され、また、高電位側
信号線HLに設けられた切換スイッチSW2(放電スイ
ッチSWDに相当)を介して、レギュレータ回路50が
コンデンサ型蓄電池30に並列に接続されている。
【0041】また、コンデンサ型蓄電池30は、複数の
コンデンサC1〜Cnと、これらのコンデンサC1〜C
nの接続状態を直列又は並列に切り換え制御するスイッ
チ群SW11〜SW1n-1、SW21〜SW2n-1、SW
31〜SW3n-1とを有するコンデンサバンクを構成し
ている。具体的には、コンデンサ型蓄電池30は、高電
位側信号線HL及び低電位側信号線LL間に、コンデン
サC1と、切換スイッチSW11と、コンデンサC2
と、切換スイッチSW12と、・・・切換スイッチSW
1n-1と、コンデンサCnが、接点N11、N21、N
12、N22、・・・N1n-1、N2n-1を介して順次直
列に接続されている。
【0042】また、高電位側信号線HL及び接点N21
間、高電位側信号線HL及び接点N22間、・・・高電
位側信号線及び接点N2n-1間には、各々切換スイッチ
SW21、SW22、・・・SW2n-1が設けられ、低
電位側信号線LL及び接点N11間、低電位側信号線L
L及び接点N12間、・・・低電位側信号線LL及び接
点N1n-1間には、各々切換スイッチSW31、SW3
2、・・・SW3n-1が設けられている。
【0043】ここで、切換スイッチSW1及びSW11
〜SW1n-1は、上述したコンデンサ充電回路20によ
り、例えば、交流電圧Vinに応じて充電電流Icが周期
的(間欠的)に供給されるタイミングに同期して、同一
のタイミングでON動作するように制御される。また、
切換スイッチSW21〜2n-1及びSW31〜3n-1は、
上記切換スイッチSW1及びSW11〜SW1n-1と
は、逆のタイミングでON動作するように制御される。
【0044】また、電圧モニタ回路31は、コンデンサ
型蓄電池30の充電動作の際に、所定のタイミングでコ
ンデンサC1〜Cnに蓄積された電荷量を、両端電圧の
電圧変化により検出するとともに、あらかじめ定められ
たしきい値電圧(耐圧保証電圧)と比較し、両端電圧
が、しきい値電圧に達したか否かを判定する電圧モニタ
動作を実行する。そして、両端電圧が、しきい値電圧に
達した場合には、コンデンサ型蓄電池30への充電電流
Icの供給を遮断する制御信号を充電回路20又は切換
スイッチSW1に出力する。
【0045】また、切換スイッチSW2は、負荷60の
駆動状態に同期してON/OFF動作が制御される。す
なわち、携帯機器の未使用時には、切換スイッチSW2
をOFF動作してコンデンサ型蓄電池30からの電気エ
ネルギーが負荷60に供給されないように制御され、ま
た、携帯機器の使用時には、切換スイッチSW2をON
動作してコンデンサ型蓄電池30からの電気エネルギー
が負荷60に供給されるように制御される。
【0046】ここで、本構成例に係るコンデンサ型蓄電
池30の充電動作について、図面を参照して説明する。
図4は、本構成例に係るコンデンサ型蓄電池の充電動作
を示すタイミングチャートである。ここでは、上述した
コンデンサ型蓄電池の構成(図3)を適宜参照して説明
する。
【0047】コンデンサ型蓄電池30の充電動作におい
ては、図4に示すように、所定のタイミングでコンデン
サ型蓄電池30の切換スイッチSW11〜SW1n-1を
ON状態に、また、切換スイッチSW21〜SW2n-1
及びSW31〜SW3n-1をOFF状態に切り換え制御
することにより、コンデンサC1〜Cn相互を、高電位
信号線HL及び低電位信号線LL間に直列に接続した状
態に設定するとともに、切換スイッチSW1をON状態
に切り換え制御して、コンデンサ充電回路20から供給
される充電電流Icによりコンデンサ型蓄電池30を充
電する。
【0048】ここで、一般に、コンデンサの両端電圧
(コンデンサ電圧)Vと電荷量Qと容量Cとの関係は、
次の(1)式のように表され、また、電荷量Qとコンデ
ンサに流れる電流(充電電流)IBと充電時間tとの関
係は、次の(2)式のように表される。 V=Q/C ……(1) Q=IB・t ……(2) このように、コンデンサに蓄積される電荷量Qは、充電
時間tの経過に比例して上昇するので、コンデンサの充
電電圧Vも、充電時間tとともに上昇する。したがっ
て、図4に示すように、コンデンサ型蓄電池30の両端
電圧(コンデンサ電圧)Vcは、徐々に増加する。
【0049】一方、コンデンサ型蓄電池30の電圧モニ
タ動作においては、図4に示すように、所定のタイミン
グでコンデンサ型蓄電池30の切換スイッチSW11〜
SW1n-1をOFF状態に、また、切換スイッチSW2
1〜SW2n-1及びSW31〜SW3n-1をON状態に切
り換え制御することにより、各コンデンサC1〜Cn相
互を、高電位信号線HL及び低電位信号線LL間に並列
に接続した状態に設定するとともに、切換スイッチSW
1をOFF状態に切り換え制御して、コンデンサ充電回
路20とコンデンサ型蓄電池30の接続を切り離す。こ
のとき、コンデンサ型蓄電池30への充電電流Icの供
給が遮断されることにより、図4に示すように、一定と
なった両端電圧Vc(このときは、並列接続されたコン
デンサC1〜Cnの両端電圧)が、電圧モニタ回路31
により検出される。
【0050】このとき、分割されたコンデンサC1〜C
nを並列接続状態に切り換えてコンデンサ型蓄電池30
の両端電圧Vcを検出することにより、各コンデンサC
1〜Cnにおける両端電圧が相互に均一化されて、電圧
Vcのバラツキが抑制される。ここで、上述した充電動
作及び電圧モニタ動作は、例えば、コンデンサ充電回路
20が交流電圧Vinの電圧極性の変化に応じて充電電流
Icを供給するタイミングに同期して、周期的に繰り返
すように設定されていることが好ましい。
【0051】そして、電圧モニタ回路31により検出さ
れた両端電圧Vcと、コンデンサC1〜Cnの耐圧に基
づいて予め設定されたしきい値電圧Vthとを比較し、両
端電圧Vcがしきい値電圧Vthに達していない場合に
は、電圧モニタ動作終了後に継続してコンデンサ型蓄電
池30への充電動作が実行されるようにコンデンサ充電
回路20又は切換スイッチSW1が制御される。一方、
両端電圧Vcがしきい値電圧Vth以上に達した場合に
は、充電電流Icの供給を強制的に遮断するようにコン
デンサ充電回路20又は切換スイッチSW1が制御され
て、充電動作が終了する。
【0052】そして、充電動作の終了により、商用電源
10が充電回路20から切り離されると、コンデンサ型
蓄電池30の切換スイッチSW1、SW11〜SW1n-
1のOFF状態、及び、切換スイッチSW21〜SW2n
-1及びSW31〜SW3n-1のON状態が保持されて、
各コンデンサC1〜Cnの並列接続状態が継続される。
ここで、携帯機器が使用(負荷60が駆動)されると、
切換スイッチSW2がON状態に切り換え制御され、コ
ンデンサ型蓄電池30に蓄積された電気エネルギーがレ
ギュレータ回路50を介して所定の駆動電圧に変換され
て負荷60に供給される。
【0053】このように、コンデンサ型蓄電池30をn
個のコンデンサC1〜Cnに分割して構成し、充電動作
時にコンデンサC1〜Cn相互を直列接続状態に切り換
えることにより、コンデンサ型蓄電池30を単一のコン
デンサにより構成する場合に比べて、容量値を1/n2
倍に低減することができるので、コンデンサによる分割
割合に応じて、充電電流Icを1/n倍に低減すること
ができる。あるいは、充電時間を1/nに短縮すること
ができる。
【0054】したがって、コンデンサ型蓄電池30を構
成する各コンデンサC1〜Cn相互の接続状態を直列/
並列に切り換え制御しつつ、コンデンサ型蓄電池30の
充電動作と電圧モニタ動作を繰り返し実行することによ
り、充電時間を大幅に短縮することができるとともに、
一定の時間間隔で、コンデンサ型蓄電池30の両端電圧
Vcが監視されるので、コンデンサ型蓄電池30(コン
デンサC1〜Cn)の耐圧を保証しつつ、安定した急速
充電動作を実現することができる。また、分割されたコ
ンデンサC1〜Cnを並列接続することにより、充電コ
ンデンサ31の容量を増大して負荷60に供給される電
気エネルギーの供給能力を向上させることができる。
【0055】次いで、上述した実施形態に係る電源装置
を内蔵した携帯機器の筐体構造について、図面を参照し
て説明する。図5は、本実施形態に係る電源装置を内蔵
した携帯機器の筐体構造を示す概略構成図である。図5
に示すように、本実施形態に係る電源装置を内蔵した携
帯機器の筐体構造は、筐体70の内部に、大別して、携
帯機器の主要な機能部を駆動制御するプリント基板71
と、プリント基板71に直接半田付けや圧着、プリント
配線等により電気的に接続された電源装置(電源ユニッ
ト)PSと、表示機能を実現するための負荷としての表
示部60Aと、を備えて構成されている。
【0056】ここで、電源装置PSは、上述した充電回
路20やレギュレータ回路50等からなる充放電制御部
PRO、及び、コンデンサ型蓄電池30や化学二次電池
40が一体的に構成されたモジュール構造を有し、携帯
機器の筐体70内部に固定的に実装されている。また、
電源装置PSは、コネクタCON等を介して、所定の充
電電圧を供給する外部電源(図示を省略)と接続可能な
ように構成されている。
【0057】すなわち、上述したように、本実施形態に
係る電源装置によれば、コンデンサ型蓄電池30と化学
二次電池40を備え、充放電特性に優れたコンデンサ型
蓄電池30への充放電動作を、化学二次電池40に優先
して行うことにより、化学二次電池40における繰り返
し充放電による特性劣化を抑制して耐用寿命を大幅に長
期化することができるので、携帯機器に搭載される電源
装置PSの交換頻度又は取り出し頻度を大幅に抑制する
ことができる。
【0058】したがって、上述した充電回路20やレギ
ュレータ回路50等からなる充放電制御部PRO、及
び、コンデンサ型蓄電池30や化学二次電池40をモジ
ュール化して携帯機器の内部に固定的に実装することが
可能となるので、電源装置PSと携帯機器の他の機能部
(例えば、演算機能部、表示制御部等)との電気的な接
続構造を簡素化又は固定化して、接続不良の発生を抑制
することができ、製品の信頼性を向上することができ
る。さらに、電気的な接点やコネクタ等が削減されると
ともに、筐体構造を簡素化することができるので、部品
点数の削減や製造コストの削減を図ることができる。
【0059】なお、上述した実施形態においては、電源
装置PSへの充電動作に際し、化学二次電池40に優先
して、コンデンサ型蓄電池30のみを選択して充電する
構成及び制御について説明したが、本発明は、これに限
定されるものではなく、コンデンサ型蓄電池30及び化
学二次電池40に対して同時に充電動作を実行するもの
であってもよい。この場合、充電回路20から同時に電
気エネルギーがコンデンサ型蓄電池30及び化学二次電
池40に対して供給された場合であっても、コンデンサ
型蓄電池30が化学二次電池40に比較して高い急速充
電特性(充放電特性)を有しているので、実質的に、化
学二次電池40よりも速くコンデンサ型蓄電池30を充
電することができる。したがって、上述した実施形態と
同様の作用効果を得ることができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電源
装置によれば、電気・電子機器(例えば、携帯機器)の
駆動用の電源装置として、各々異なる充放電特性を有す
る第1の電池と第2の電池とを備え、第2の電池に比較
して、上記充放電特性に優れた(充電所要時間が短く、
かつ、繰り返し充放電による特性劣化が少ない)第1の
電池に充電された電気エネルギーを、第2の電池に先立
って、電気・電子機器に供給するとともに、外部電源か
ら供給される電気エネルギーを、第2の電池に先立っ
て、第1の電池に充電することにより、第1の電池によ
る充放電動作の比率を増大させることができるので、電
源装置に充電された電気エネルギーの一部を放電する浅
い充放電深度の充放電操作を繰り返し行った場合、電源
装置における電気エネルギーの充放電動作のほとんど
が、急速充電が可能で、かつ、耐用寿命の長いコンデン
サ型の第1の電池に対して行われることになり、電源装
置として化学二次電池のみを備えた構成に比較して、充
電所要時間を大幅に短縮することができる。
【0061】また、化学二次電池からなる第2の電池に
よる充放電動作の比率を相対的に減少させることができ
るとともに、第2の電池における充放電深度を浅くする
ことができるので、第2の電池の繰り返し充放電に伴う
充放電特性の劣化を大幅に抑制し、耐用寿命を長期化す
ることができる。したがって、第2の電池を含む電源装
置の交換頻度が大幅に抑制、あるいは、交換が不要とな
るので、本発明に係る電源装置を搭載した電気・電子機
器の筐体構造を簡略化して、部品点数の削減や製造コス
トの削減を図ることができるとともに、電源装置と電気
・電子機器との電気的な接続構造を固定化して、接続不
良の発生を抑制し、製品の信頼性を向上することができ
る。
【0062】また、第1及び第2の電池に対する充放電
動作の優先順位は、第1の電池における電気エネルギー
の残量又は充電量に基づいて設定されることにより、第
1の電池の充電電圧(電気エネルギー残量)が所定の基
準電圧に達するまで、最初に第1の電池に充電された電
気エネルギーが放電され、また、第1の電池の充電電圧
(電気エネルギー充電量)が所定の基準電圧に達するま
で、最初に第1の電池に電気エネルギーが充電されるの
で、充放電特性に優れたコンデンサ型の第1の電池によ
る充放電動作の比率を増大させるように適切に設定制御
することができ、充電所要時間の短縮及び耐用寿命の長
期化を良好に実現することができる。
【0063】また、上記第1の電池は、複数のコンデン
サ、又は、複数のコンデンサを積層した複数のコンデン
サスタックを備え、充電動作又は放電動作に対応して、
複数のコンデンサ、又は、複数のコンデンサスタックを
構成するコンデンサ相互が、直列又は並列に接続状態が
切り換え制御され、充電動作時には、複数のコンデン
サ、又は、各コンデンサスタック相互を直列に接続する
ことにより、コンデンサ型蓄電池の容量値が見かけ上、
大幅に低減されるので、充電時間を大幅に短縮すること
ができ、また、放電動作時には、複数のコンデンサ、又
は、複数のコンデンサスタックを構成する各層毎のコン
デンサ相互を並列に接続することにより、コンデンサ型
蓄電池の容量値が増大されるので、負荷に対する駆動能
力を向上させつつ、各コンデンサ、又は、各コンデンサ
スタックの両端電圧(コンデンサ電圧)を相互に均一化
して、負荷に電気エネルギーを供給することができる。
【0064】さらに、上述した電源装置の構成により、
第2の電池を含む電源装置の交換頻度が大幅に抑制、あ
るいは、交換が不要となり、第1及び第2の電池、充放
電制御回路等をモジュール化して電気・電子機器に固定
的に内蔵することができるので、電源装置と電気・電子
機器との電気的な接続構造を良好に固定化して、接続不
良の発生を大幅に抑制することができる。
【0065】そして、本発明に係る電源装置の充放電方
法は、異なる充放電特性を有するコンデンサ型の第1の
電池と化学二次電池からなる第2の電池とを備えた電気
・電子機器の駆動用の電源装置において、第2の電池に
比較して、充放電特性に優れた(充電所要時間が短く、
かつ、繰り返し充放電による特性劣化が少ない)第1の
電池に充電された電気エネルギーを、第2の電池に先立
って、電気・電子機器に供給するとともに、外部電源か
ら供給される電気エネルギーを、第2の電池に先立っ
て、第1の電池に充電するように制御されるので、電源
装置における電気エネルギーの充放電動作のほとんど
が、急速充電が可能で、かつ、耐用寿命の長い第1の電
池に対して行われることになり、充電所要時間を大幅に
短縮することができる。また、第2の電池による充放電
動作の比率を相対的に減少させることができるので、第
2の電池の繰り返し充放電に伴う充放電特性の劣化を大
幅に抑制し、耐用寿命を長期化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源装置の一実施形態を示す概略
構成図である。
【図2】本実施形態に係る電源装置の充放電動作の一例
を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明に適用されるコンデンサ型蓄電池の一構
成例を示す回路構成図である。
【図4】本実施形態に適用されるコンデンサ型蓄電池の
充電動作を示すタイミングチャートである。
【図5】本実施形態に係る電源装置を適用した携帯機器
の一例を示す概略構成図である。
【図6】従来技術における電源装置を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
10 商用電源 20 充電回路 30 コンデンサ型蓄電池 31 電圧モニタ回路 40 化学二次電池 50 レギュレータ回路 60 負荷 70 筐体 SWC 充電スイッチ SWD 放電スイッチ SWE 電源切換スイッチ PS 電源装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 AA01 BA04 BA05 DA07 DA18 EA06 5H030 AS11 BB01 BB21 BB22 BB26 FF41 FF43 FF44

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気・電子機器を駆動させるための電源
    装置において、 電気エネルギーを充放電する際に、所定の充放電特性を
    有するコンデンサ型の第1の電池と、 前記第1の電池に比較して、充放電特性が劣る化学二次
    電池からなる第2の電池と、 少なくとも、前記電気・電子機器を駆動する際に、前記
    第2の電池に優先して前記第1の電池に充電された電気
    エネルギーを前記電気・電子機器に供給するように、前
    記第1及び第2の電池を設定制御する充放電制御回路
    と、を備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記充放電制御回路は、外部電源から供
    給される前記電気エネルギーを前記第1及び第2の電池
    に充電する際に、前記第2の電池に優先して前記第1の
    電池に充電するように、前記第1及び第2の電池を設定
    制御することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記充放電制御回路は、外部電源から供
    給される前記電気エネルギーを前記第1及び第2の電池
    に充電する際に、前記第1の電池及び第2の電池電源に
    対して同時に充電するように、前記第1及び第2の電池
    を設定制御することを特徴とする請求項1記載の電源装
    置。
  4. 【請求項4】 前記充放電制御回路は、前記第1の電池
    に充電される前記電気エネルギーを充電電圧として検出
    し、該充電電圧と所定の基準電圧との比較に基づいて、
    前記第1及び第2の電池に対して前記電気エネルギーを
    充電又は放電する際の優先順位を設定制御することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の電池は、複数のコンデンサ、
    又は、複数のコンデンサを積層した複数のコンデンサス
    タックを備え、 前記外部電源から供給される電気エネルギーを前記第1
    の電池に充電する際には、前記複数のコンデンサ、又
    は、前記複数のコンデンサスタック相互を直列に接続
    し、 前記第1の電池から前記電気エネルギーを放電する際に
    は、前記複数のコンデンサ、又は、前記複数のコンデン
    サスタックを構成する各層毎の前記コンデンサ相互を並
    列に接続するように切り換え制御されることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも、前記第1及び第2の電池並
    びに前記充放電制御回路をモジュール化して一体的に形
    成し、前記電気・電子機器の内部に固定的に実装したこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電源
    装置。
  7. 【請求項7】 電気・電子機器を駆動させるための電源
    装置の充放電方法において、 前記電気・電子機器を駆動する際に、電気エネルギーを
    充放電する際の充放電特性に優れたコンデンサ型の第1
    の電池に充電された電気エネルギーを、前記第1の電池
    よりも前記充放電特性が劣る化学二次電池からなる第2
    の電池に優先して前記電気・電子機器に供給することを
    特徴とする電源装置の充放電方法。
  8. 【請求項8】 外部電源から供給される前記電気エネル
    ギーを前記第1及び第2の電池に充電する際に、前記第
    2の電池に優先して前記第1の電池に充電するようにし
    たことを特徴とする請求項7記載の電源装置の充放電方
    法。
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