JP2000102190A - 太陽電池照明装置 - Google Patents

太陽電池照明装置

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JP2000102190A
JP2000102190A JP10270360A JP27036098A JP2000102190A JP 2000102190 A JP2000102190 A JP 2000102190A JP 10270360 A JP10270360 A JP 10270360A JP 27036098 A JP27036098 A JP 27036098A JP 2000102190 A JP2000102190 A JP 2000102190A
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layer capacitor
double layer
electric double
voltage
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JP10270360A
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Toshihiro Tanaka
敏裕 田中
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明器具の点灯時間を容易に、且つ効率良く
延長させることのできる新しい太陽電池照明装置を提供
する。 【解決手段】 太陽電池(1)による発電電力が電気二
重層コンデンサ(2)に蓄電され、この蓄電電力を用い
て照明器具(5)を点灯させる太陽電池照明装置であっ
て、電気二重層コンデンサ(2)とは別に太陽電池
(1)による発電電力が蓄電されるように蓄電池(3)
が備えられており、電気二重層コンデンサ(2)の電圧
が規定値以上となった場合に太陽電池(1)による発電
電力の蓄電を蓄電池(3)へ切替え、また電気二重層コ
ンデンサ(2)の電圧が規定値以下に低下した場合に、
蓄電池(3)の蓄電電力を電気二重層コンデンサ(2)
へ補蓄電するように制御を行う制御回路(4)が備えら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、太陽電池
照明装置に関するものである。さらに詳しくは、この出
願の発明は、電気二重層コンデンサの蓄電量を補い、照
明点灯時間を拡張することのできる、新しい太陽電池照
明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、太陽電池による発電電力を蓄
電池に蓄電し、この蓄電電力により照明器具を点灯させ
る照明装置が知られている。だが、この従来一般的な太
陽電池照明装置には、以下のような解決すべき問題点が
あった。すなわち、一般に蓄電池の実力寿命は1〜3年
程度の短いものであるため、その短い寿命に合わせて蓄
電池の交換を定期的に行う必要があり、メンテナンスに
手間を要するといった問題があった。また、太陽電池の
設置方角が太陽に対して適当でない場合や雲雨天候など
の不日照時に屋外照度が低い場合などでは、太陽電池か
らの出力電流が微弱となってしまい、蓄電池の蓄電効率
が低下するといった問題もあった。
【0003】そこで、従来では、交換頻度の低減および
蓄電効率の向上を図るために、通常の蓄電池を、微弱電
流でも充電効率が良く、且つ長寿命である電気二重層コ
ンデンサに置き換えた装置がすでに提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このす
でに提案されている電気二重層コンデンサは絶対的な蓄
電量が小さいために、電気二重層コンデンサの蓄電電力
のみで照明器具を長時間点灯することは困難であった。
長時間点灯を可能なものとするために電気二重層コンデ
ンサを多数用いることもできるが、通常の蓄電池と比べ
てコストが非常に高くなってしまう。通常の蓄電池と同
程度のコストで電気二重層コンデンサを用いた場合で
は、数十分の1程度の蓄電量しか得られないのである。
【0005】この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑
みてなされたものであり、電気二重層コンデンサを用い
た従来の太陽電池照明装置における問題点を解消し、照
明器具の点灯時間を容易に、且つ効率良く延長させるこ
とのできる新しい太陽電池照明装置を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決するものとして、太陽電池による発電電力
が電気二重層コンデンサに蓄電され、この蓄電電力を用
いて照明器具を点灯させる太陽電池照明装置であって、
電気二重層コンデンサとは別に太陽電池による発電電力
が蓄電されるように蓄電池が備えられており、電気二重
層コンデンサの電圧が規定値以上となった場合に太陽電
池による発電電力の蓄電を蓄電池へ切替え、また電気二
重層コンデンサの電圧が規定値以下に低下した場合に、
蓄電池の蓄電電力を電気二重層コンデンサへ補蓄電する
ように制御を行う制御回路が備えられていることを特徴
とする太陽電池照明装置を提供する。
【0007】また、この出願の発明は、上記の装置にお
いて、制御回路が、蓄電池の電圧が規定値以下となった
場合に電気二重層コンデンサへの補蓄電を停止する制御
を行う等もその態様として提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に沿って実施
例を示し、この発明の実施の形態についてさらに詳しく
説明する。
【0009】
【実施例】図1は、この発明の一実施例である太陽電池
照明装置の要部ブロック構成を例示したものである。た
とえばこの図1に例示した太陽電池照明装置では、太陽
電池(1)による発電電力が蓄電される電気二重層コン
デンサ(2)とは別に蓄電池(3)が備えられていると
ともに、電気二重層コンデンサ(2)の電圧が規定値以
上となった場合に太陽電池による発電電力の蓄電を蓄電
池(3)へ切替え、また電気二重層コンデンサ(2)の
電圧が規定値以下に低下した場合に、蓄電池(3)の蓄
電電力を電気二重層コンデンサ(2)へ補蓄電するよう
に制御を行う制御回路(4)が備えられている。
【0010】この制御回路(4)は、電気二重層コンデ
ンサ(2)の電圧を監視し、その電圧が予め設定されて
いる規定電圧値以上となった場合に電気二重層コンデン
サ(2)が満蓄電状態であると判断するコンデンサ満蓄
電検出部(41)と、このコンデンサ満蓄電検出部(4
1)の信号に従って太陽電池(1)の発電電力の蓄電を
蓄電池(3)へ行うように切り替える蓄電池蓄電制御部
(42)とを有し、また、蓄電池(3)から電気二重層
コンデンサ(2)へ補蓄電している際に、蓄電池(3)
の電圧を監視し、その電圧が予め設定されている規定電
圧値以下となった場合に補蓄電を停止する過放電防止部
(43)をも有している。
【0011】この場合さらに説明すると、太陽電池
(1)の発電電力は最初に電気二重層コンデンサ(2)
に蓄電され、電気二重層コンデンサ(2)が満蓄電状態
となると、コンデンサ満蓄電検出部(41)からの満蓄
電信号に従って蓄電池蓄電制御部(42)により発電電
力が蓄電池(3)へ蓄電されるようになる。電気二重層
コンデンサ(2)および蓄電池(3)それぞれの蓄電電
力は、照明器具(5)の照明時に以下のように利用され
る。
【0012】すなわち、照明器具(5)への電源供給
は、基本的に電気二重層コンデンサ(2)の蓄電電力に
より行われる。蓄電電力の消費により電気二重層コンデ
ンサ(2)の電圧が低下してくると、蓄電池(3)の蓄
電電力が電気二重層コンデンサ(2)に供給されるよう
になる。つまり、蓄電池(3)により電気二重層コンデ
ンサ(2)が補蓄電される。この補蓄電は、過放電防止
部(43)によって蓄電池(3)の電圧が規定値以下と
なったときに停止される。そして、補蓄電された電気二
重層コンデンサ(2)の蓄電電力が電気二重層コンデン
サ(2)に供給されて、照明器具(5)の照明が行われ
る。
【0013】このように、この発明の太陽電池照明装置
では、照明器具(5)の点灯などにより電気二重層コン
デンサ(2)の電圧が低下しても、別に備えられた蓄電
池(3)の蓄電電力をそれがなくなるまで電気二重層コ
ンデンサ(2)に補蓄電するため、電気二重層コンデン
サ(2)の蓄電電力を用いた照明器具(5)の照明時間
を大幅に拡張することができる。
【0014】また、蓄電値(3)の蓄電電力を直接照明
器具(5)に供給せず、一旦電気二重層コンデンサ
(2)に蓄電してから、電気二重層コンデンサ(2)の
蓄電電力として照明器具(5)に供給することで、瞬時
に大電流が引き出せる電気二重層コンデンサ(2)の利
点を利用し、起動時に大きな電力を必要とする蛍光灯な
どの照明器具(5)の駆動を安定して行うことができ
る。これは、蓄電池(3)の電圧が低下してきた場合
に、その蓄電電力による照明器具(5)の直接駆動で
は、起動できない可能性があるからである。
【0015】なお、電気二重層コンデンサ(2)を先に
蓄電し、電気二重層コンデンサ(2)の蓄電電力から先
に電力消費を行うようにしているため、蓄電池(3)の
蓄放電サイクル数を減らすことができ、前述した従来の
蓄電池単独型の装置と比べて、蓄電池(3)の寿命は長
く保たれ、交換頻度は少なくて済む。図2は、上述した
図1の太陽電池照明装置に他の様々な蓄電・照明制御を
付加した場合の一実施例を例示したものである。
【0016】図2に示した例では、太陽電池(1)の出
力電圧が規定値以上であるか以下であるかによって昼か
夜かを判定する昼夜判定部(61)と、昼夜判定部(6
1)の判定に従って電源部(63)をON/OFF制御
する電源ON/OFF制御部(62)と、電源ON/O
FF制御部(62)のON/OFF制御に従って照明対
象検知部(64)に電気二重層コンデンサ(2)の蓄電
電力を供給する電源部(63)と、電源部(63)から
の供給電力により駆動されて、人体や車などの照明対象
物体を検知する照明対象検知部(64)と、電気二重層
コンデンサ(2)の電圧低下時に照明対象検知部(6
4)への電源供給を止める電圧低下検出部(68)とを
有している。
【0017】この場合さらに説明すると、太陽電池
(1)の出力電圧を用いた昼夜判定の基準となる規定値
は、夜間において太陽電池(1)が出力するであろう電
圧の値と同程度の値に設定しておく。ここで、夜間と
は、文字通り太陽の沈んだ夜を意味するだけではなく、
昼間であっても照明が必要な程度の屋外照度であると
き、たとえば曇雨天候時などをも含んでいる。
【0018】規定値をこのような値に設定しておくこと
により、出力電圧がこの規定値以上であれば、屋外が照
明の不要な照度であり、照明器具(5)を点灯させる必
要がないことを判定できるため、電源ON/OFF制御
部(62)により電源部(63)をOFFにして照明対
象検知部(64)の動作を止めておくことができる。こ
の逆に出力電圧が規定値以下と判定されれば、照明器具
(5)の点灯が必要であるので、電源部(63)がON
にされて電気二重層コンデンサ(2)から蓄電電力が照
明対象検知部(64)に供給され、照明対象検知部(6
4)が照明対象物体の検知動作を始める。なお、電源部
(63)は、電気二重層コンデンサ(2)の電圧を規定
電圧値に安定化する機能を有していても良い。
【0019】また、電気二重層コンデンサ(2)の出力
電圧は蓄電電力の消費によって低下すると、照明対象検
知部(64)に供給される電源が異常低下して、照明対
象検知部(64)が誤動作したり、動作しなかったりす
る可能性がある。このため、電源ON/OFF制御部
(62)および電源部(63)間に備えられている電圧
低下検出部(68)が、蓄電電力の供給の間中常に、そ
の蓄電電力の電圧を監視し、規定値以下となった時に電
圧低下と判断して、電源部(63)介した照明対象検知
部(64)への蓄電電力供給を遮断し、照明対象検知部
(64)の動作を止めるようになっている。
【0020】すなわち、図2に例示した装置では、昼夜
判定部(61)により太陽電池(1)の出力電圧が規定
値以下となり夜と判定され、且つ電圧低下検出部(6
8)により電気二重層コンデンサ(2)の出力電圧が規
定値以上と判定された場合にのみ、照明対象物体の検知
動作を行い、また夜であっても、電気二重層コンデンサ
(2)の電圧低下が検出された場合には、照明対象物体
の検知動作を停止するように制御されている。したがっ
て、照明が必要な時にのみ照明対象検知を行う自動制御
が実現されて、二重層コンデンサ(3)の蓄電電力の不
要な消費をより効果的に防止し、蓄電効率が向上されて
いるとともに、電圧低下による照明対象検知の誤動作や
不動作も防止されている。
【0021】このように駆動制御される照明対象検知部
(64)は、赤外線検出等を行うセンサによるセンサ出
力信号を処理して人体や車などの照明対象物体を検知し
た場合にのみ、点灯ON/OFF制御部(65)に信号
を送り、点灯ON/OFF制御部(65)は、電気二重
層コンデンサ(2)の蓄電電力を照明器具(5)へ供給
し、照明器具(5)が自動的に点灯される。
【0022】そして、電気二重層コンデンサ(2)の蓄
電電力が照明器具(5)へ供給され、電気二重層コンデ
ンサ(2)の電圧が低下すると、前述したように蓄電さ
れていた蓄電池(3)により電気二重層コンデンサ
(2)が補蓄電される。この補蓄電が過放電防止部(4
3)の制御により蓄電池(3)の電圧が規定電圧値以下
となるまで行われ、照明器具(5)が点灯され続ける。
その後は、電気二重層コンデンサ(2)の電圧が照明対
象検知部(64)を停止する必要のある規定電圧値とな
った場合に、前述と同様にして電圧低下検出部(68)
により照明対象検知部(64)の動作が停止される。
【0023】このようにして、図2の太陽電池照明装置
は、電気二重層コンデンサ(2)の蓄電電力の無駄な消
費を抑えるとももに、電気二重層コンデンサ(2)への
補蓄電をも行なって、照明器具(5)の点灯可能時間の
大幅な延長を実現することができる。なお、この図2の
装置において、蓄電池(3)の定格電圧は、電圧低下検
出部(68)の規定電圧値よりも高く、且つコンデンサ
満蓄電検出部(41)における規定電圧値よりも低く設
定しておくことが好ましい。
【0024】図2の例では、点灯時間制限制御を行うタ
イマー部(66)も備えられている。このタイマー部
(66)は、照明対象検知部(62)からの検知信号に
より規定時間だけ照明を駆動する制御信号を点灯ON/
OFF制御部(65)へ出力する。点灯ON/OFF制
御部(65)は、この制御信号に従って規定時間だけ蓄
電電力を照明器具(5)に供給する。規定時間経過後は
自動的に蓄電電力供給が遮断されて照明器具(5)は消
灯するので、余分に長い照明器具(5)の点灯を行わず
にすむ。
【0025】また、点灯ON/OFF制御部(65)に
より供給される蓄電電力は、照明器具(4)に供給され
る前に照明点灯回路(7)に送られる。この照明点灯回
路(7)では、たとえば以下のような蓄電電力の安定化
調整等が行われる。まず第一に、電気二重層コンデンサ
(2)の出力電圧は電力消費により低下してしまうの
で、この電圧低下した蓄電電力を効率良く一定電圧に変
換する。この変換のために、たとえばDC−DCコンバ
ータ部(71)を備えており、このDC−DCコンバー
タ部(71)によって蓄電電力の利用効率がさらに向上
されている。
【0026】次に、照明器具(5)には、電球、蛍光
灯、ハロゲン灯、LED等さまざまな光源を用いること
ができるが、光源の種類にあわせて、電気二重層コンデ
ンサ(2)からの直流電圧を照明器具駆動用の信号に変
換してから照明器具(5)に供給する必要があり、照明
点灯回路(7)は、この信号変換を行なう照明駆動部
(72)を備えている。たとえば照明器具(5)が蛍光
灯の場合には、電気二重層コンデンサ(2)からの直流
電圧を高周波の交流信号に変換する必要があり、照明駆
動部(72)としてはインバータを用いる。直流信号に
より直接照明器具(5)を駆動できる場合には、このよ
うな信号変換は必要でない。
【0027】さらにまた、太陽電池(1)による発電電
力の電気二重層コンデンサ(2)への蓄電は、電気二重
層コンデンサ(2)の特性を考慮して、電気二重層コン
デンサ(2)に障害を起こさない程度の規定電圧値を超
えて蓄電することがないように過蓄電防止制御すること
が好ましく、図2に示した例では、この制御を行う蓄電
制限部(67)が太陽電池(1)と電気二重層コンデン
サ(2)との間に備えられている。このような蓄電制限
部(67)による過蓄電防止制御によって、電気二重層
コンデンサ(2)を保護し、寿命の低減を防止すること
ができる。
【0028】この蓄電制限部(67)および上述した昼
夜判定部(61)とコンデンサ満蓄電検出部(21)
は、常に太陽電池(1)からの出力電圧を監視するた
め、太陽電池(1)からの出力電圧の消費を極力抑えた
低消費型のものとすることが望ましい。たとえば高抵抗
化、低消費電流のC−MOSICを使用することで消費
を抑えることができる。
【0029】図3〜図8は、上述の図2に例示したこの
発明の装置における具体的な回路構成の一実施例を示し
たものであり、それぞれ、その回路構成の一部を示し、
対応する英大文字が付された各接続線により接続されて
一つの回路構成となっている。これら図3〜図8に例示
した回路構成において、太陽電池(1)からの出力電圧
は、昼夜判定部(21)および蓄電制限部(67)に送
られる。まず、蓄電制限部(67)の説明をすると、蓄
電制限部(67)では、太陽電池(1)からの出力電圧
が規定値以上とならないように出力電圧が印加されてい
る間中常に監視し、電圧が規定値に達する前までは、低
消費電流のC−MOSICであるIC1出力がクローズ
し、Q5がOFF、Q4がONとなって、太陽電池
(1)の出力電圧を電気二重層コンデンサ部(21)に
供給し続ける。そして、電圧が規定値に達すると、IC
1出力がオープンし、Q5がONとなり、Q4がOFF
となって、電気二重層コンデンサ部(21)への電圧供
給を遮断する。ここで、電気二重層コンデンサ部(2
1)は、複数個の電気二重層コンデンサ(2)が直列接
続されて構成されている。
【0030】一方で、コンデンサ満蓄電検出部(41)
は、電気二重層コンデンサ部(21)の蓄電電力の電圧
を監視しており、電圧が規定値以上となった場合に、I
C1の出力がオープンして、Q11がONとなる。これ
により、蓄電池蓄電制御部(42)におけるQ10がO
Nとなり、太陽電池(1)の発電電力が蓄電池(3)へ
蓄電されるように切り換わる。
【0031】このように電気二重層コンデンサ部(2
1)および蓄電池(3)への蓄電が行われているのとは
別に、昼夜判定部(61)は、太陽電池(1)の出力電
圧を常に監視して、昼夜判定の規定電圧値以下となった
場合にのみ、電源ON/OFF制御部(62)に信号を
発生する。電源ON/OFF制御部(62)は、その信
号に従い、電気二重層コンデンサ部(21)の蓄電電力
を電源部(63)に供給する。
【0032】具体的には、電圧が規定値以上の場合に、
低消費電流のC−MOSICであるIC1出力がオープ
ンして、Q3がONとなり、これによって電源ON/O
FF制御部(62)のQ2がOFFとされるので蓄電電
力は電源部(63)に供給されない。電圧が規定値以上
になるとIC1出力がクローズして、Q3がOFFとな
り、電源ON/OFF制御部(62)のQ2がONとさ
れて、蓄電電力が電源部(63)に供給されるようにな
る。
【0033】この電源供給の際中常に、電源ON/OF
F制御部(62)と電源部(63)との間において電圧
低下検出部(68)が、蓄電電力の電圧を監視して、規
定電圧値以上の場合にのみ蓄電電力を電源部(63)に
通し、規定電圧値以下となった場合、つまり電圧低下が
発見された場合には、低消費電流のC−MOSICであ
るIC2がOFFとなって電源部(63)への電力の供
給を遮断するようになっている。
【0034】このような昼夜判定部(61)および電圧
低下検出部(68)の監視を通った蓄電電力は、電源部
(63)から照明対象検知部(64)に供給される。照
明対象検知部(64)は電源供給をもって自動的に始動
し、照明対象物体を検知した場合にのみ検知信号をタイ
マー部(66)に送る。タイマー部(66)は、検知信
号の受信により、点灯時間制御信号を点灯ON/OFF
制御部(65)に送り、点灯ON/OFF制御部(6
5)はその点灯時間制御信号に従った時間だけ電気二重
層コンデンサ部(21)より照明点灯回路(7)へ蓄電
電力を供給する。
【0035】より具体的には、照明対象検知部(64)
におけるPIRの出力(短時間、たとえば1 秒未満)に
よりタイマー部(66)のQ8がONとなり、続いてI
C8出力が規定時間(たとえば10S〜30S)だけO
Nとなる。このIC8出力がONの間、Q9がONとな
り、点灯ON/OFF制御部(65)のQ1がONとな
る。よって、規定時間だけ、電気二重層コンデンサ部
(21)の蓄電電力が照明点灯回路(7)へ供給され
る。
【0036】そして、照明点灯回路(7)では、DC−
DCコンバータ部(71)および必要な場合には照明駆
動部(72)を介して照明器具(5)に蓄電電力を供給
し、照明器具(5)が点灯する。ここでは、照明駆動部
(72)は、照明器具(5)が蛍光灯であるためインバ
ータとなっている。さらに、照明点灯の電力消費により
電気二重コンデンサ部(21)の電圧が低下すると、蓄
電池(3)の蓄電電力が電気二重層コンデンサ部(2
1)へ補蓄電される。過放電防止部(43)は、補蓄電
中常に蓄電値(3)からの電圧を監視し、規定電圧値以
下となった場合に、IC9の出力がオープンして、Q1
2がOFFとなり、補蓄電を停止する。
【0037】このような一連の制御により、照明器具
(5)は、夜間において照明対象物体を検知した場合に
のみ、且つ規定時間だけ照明を行うようになり、さら
に、照明点灯可能時間も、電気二重層コンデンサ(2)
のみを用いた場合と比較して容易に、且つ効率良く延長
できるようになる。ここで、上述した図3〜図8の回路
構成における具体的な各種数値例として、たとえば太陽
電池(1)に1W,Vp=8V,Ip=122mAの電
力を発電できるのものを用いた場合において、蓄電制限
部(67)における規定値は約9Vと設定し、コンデン
サ満蓄電検出部(41)における規定値も約9Vと設定
する。また、昼夜判定部(61)における規定値は約2
V(または約100Ix)と設定する。また、電圧低下
検出部(68)における規定値は約3Vと設定し、約2
V以下でPIR異常発振が防止されるようになってい
る。タイマー部(66)は、たとえば点灯時間を約10
〜30秒に設定する。照明点灯回路(7)におけるDC
−DCコンバータ部(71)では入力2.5〜10Vの
電圧を、効率85%で出力12Vに変換する。照明器具
(5)としてはツイン蛍光灯6Wを用いる。電気二重層
コンデンサ部(21)としては、2.5V、100Fの
電気二重層コンデンサ(2)を4個直列して用いる。
【0038】以上の各設定を用いて照明制御を試みたと
ころ、照明器具(5)の点灯時間を大幅に延長すること
ができ、蓄電電力の無駄の消費も減少できた。もちろ
ん、上述した各態様の太陽電池照明装置では、太陽電池
(1)の発電電力を蓄電する手段として電気二重層コン
デンサ(2)を用いているので、屋外照度が低い条件下
で太陽電池(1)からの出力電流が微弱な場合(たとえ
ば数mA程度)の場合でも、効率良く蓄電することが可
能である。
【0039】図3の例では、この電気二重層コンデンサ
(2)が電気二重層コンデンサ部(21)において4個
直列で用いられているが、電気二重層コンデンサ(2)
は、照明器具(5)の負荷容量、点灯時間などにあわせ
て、その使用個数および接続態様(たとえば直列、並
列、直並列)を変更することが好ましい。この発明は以
上の例に限定されるものではなく、細部については様々
な態様が可能であることは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、照明器具の点灯時間を容易に、且つ効率良く延長
させることのできる新しい太陽電池照明装置が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である太陽電池照明装置を
例示した要部ブロック構成図である。
【図2】この発明の他の一実施例である太陽電池照明装
置を例示した要部ブロック構成図である。
【図3】この発明の太陽電池照明装置の回路構成の一部
を例示した図である。
【図4】この発明の太陽電池照明装置の回路構成の一部
を例示した図である。
【図5】この発明の太陽電池照明装置の回路構成の一部
を例示した図である。
【図6】この発明の太陽電池照明装置の回路構成の一部
を例示した図である。
【図7】この発明の太陽電池照明装置の回路構成の一部
を例示した図である。
【図8】この発明の太陽電池照明装置の回路構成の一部
を例示した図である。
【符号の説明】
1 太陽電池 2 電気二重層コンデンサ 21 電気二重層コンデンサ部 3 蓄電池 4 制御回路 41 コンデンサ満蓄電検出部 42 蓄電池蓄電制御部 43 過放電防止部 5 照明器具 61 昼夜判定部 62 電源ON/OFF制御部 63 電源部 64 照明対象検知部 65 点灯ON/OFF制御部 66 タイマー部 67 蓄電制限部 68 電圧低下検出部 7 照明点灯回路 71 DC−DCコンバータ部 72 照明駆動部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池による発電電力が電気二重層コ
    ンデンサに蓄電され、この蓄電電力を用いて照明器具を
    点灯させる太陽電池照明装置であって、 電気二重層コンデンサとは別に太陽電池による発電電力
    が蓄電されるように蓄電池が備えられており、 電気二重層コンデンサの電圧が規定値以上となった場合
    に太陽電池による発電電力の蓄電を蓄電池へ切替え、ま
    た電気二重層コンデンサの電圧が規定値以下に低下した
    場合に、蓄電池の蓄電電力を電気二重層コンデンサへ補
    蓄電するように制御を行う制御回路が備えられているこ
    とを特徴とする太陽電池照明装置。
  2. 【請求項2】 制御回路が、蓄電池の電圧が規定値以下
    となった場合に電気二重層コンデンサへの補蓄電を停止
    する制御を行う請求項1の太陽電池照明装置。
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