JP2002094979A - 電子内視鏡 - Google Patents

電子内視鏡

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JP2002094979A JP2001192532A JP2001192532A JP2002094979A JP 2002094979 A JP2002094979 A JP 2002094979A JP 2001192532 A JP2001192532 A JP 2001192532A JP 2001192532 A JP2001192532 A JP 2001192532A JP 2002094979 A JP2002094979 A JP 2002094979A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動調光時での局部的なハレーションの発生
を阻止すると共に再現画像の輝度レベルを可及的に適正
な値に維持する電子内視鏡を提供する。 【解決手段】 電子内視鏡はスコープ10と、その先端
前方を照明する照明手段(16、62)と、その先端側
に設けた撮像センサ14と、そこから得られる一フレー
ム分もしくは一フィールド分の輝度画素信号に基づいて
照明手段による照明光量を調節する調光手段20とを具
備する。調光手段により、輝度画素信号の平均輝度値を
所定の輝度参照値に実質的に一致させるように光量調節
が行われる。調光手段が一フレーム分もしくは一フィー
ルド分の輝度画素信号から所定の低輝度値以下の輝度画
素信号を除外したものに基づいて平均輝度値を算出する
算出手段を包含し、この算出手段で算出された平均輝度
値を用いて調光手段による光量調節が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像を画像信
号に光電変換するための撮像センサを持つスコープと、
該画像信号を適宜処理してビデオ信号を生成する画像信
号処理ユニットと、この画像信号処理ユニットで得られ
たビデオ信号に基づいて該被写体像を再現表示するモニ
タ装置とから成る電子内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】上述したようなタイプの電子内視鏡にあ
っては、撮像センサは固体撮像素子例えばCCD(char
ge coupled device)撮像素子から成り、対物レンズ系と
組み合わされてスコープの先端部即ち遠位端に設けられ
る。また、スコープ内には光ファイバー束からなる照明
用光ガイドが挿通させられ、その遠位端の端面は照明用
レンズと組み合わされる。
【0003】画像信号処理ユニット内には照明用白色光
源例えばハロゲンランプやキセノンランプが設けられ、
スコープと画像信号処理ユニットとの接続時に照明用光
ガイドの近位端は照明用白色光源に光学的に接続され
る。かくして、患者の体腔内へのスコープの挿入時、そ
の遠位端の対物レンズ系の前方が照明用光ガイドの先端
部端面から射出させられた照明光で照明され、これによ
り被写体は撮像センサの受光面に被写体像として結像さ
せられてそこで画素信号として光電変換される。撮像セ
ンサで得られた画素信号は画像信号処理ユニットに順次
送られ、そこでビデオ信号が画素信号に基づいて作成さ
れる。次いで、ビデオ信号は画像信号処理ユニットから
モニタ装置に対して出力され、そこで被写体像がモニタ
装置上で再現表示される。
【0004】ところで、一般的に、電子内視鏡のスコー
プの対物レンズ系の焦点深度は比較的深くされる。とい
うのは、スコープの遠位端を病巣等の患部に接近させて
観察するだけでなく、病巣等の患部を見つけ出す際には
該患部を含む広い領域全体を観察することが必要である
からである。この場合、被写体像を適当な明るさ(輝
度)で常に再現するためには、全体的な被写体の遠近に
応じて照明用光ガイドの遠位端から射出される照明光の
光量を適宜調整することが必要となる。即ち、スコープ
の遠位端を病巣等の患部に最接近させて観察する際には
照明光量は最低レベルまで低下させることが必要であ
り、また該患部からスコープの遠位端が次第に遠ざかる
につれて、照明光量は次第に増大させることが必要とな
る。
【0005】上述したような光量調節は自動調光と呼ば
れ、この自動調光については、一フレーム分または一フ
ィールド分の輝度画素信号の輝度レベルを評価し、その
評価に基づいて光源に組み込まれた絞りの開度を適宜調
整することにより行われる。このような自動調光には2
つの調光モードが知られており、一方のモードは平均輝
度値モードと呼ばれ、他方のモードはピーク値(有効最
大輝度値)モードと呼ばれる。
【0006】詳述すると、平均輝度値モードでは、撮像
センサから順次得られる一フレーム分または一フィール
ド分の輝度画素信号についてヒストグラム抽出回路でヒ
ストグラムが展開され、このヒストグラムから一フレー
ム分または一フィールド分の輝度画素信号の平均輝度値
が算出され、その平均輝度値が所定の輝度参照値に一致
するように絞り開度が制御され、これにより再現画像の
輝度レベルが輝度参照値に見合った適正な状態に維持さ
れる。例えば、スコープの対物レンズが被写体から次第
に遠ざけられると、上述の平均輝度値は一時的に輝度参
照値に比べて低くなるので、このときは絞り開度が広げ
られて照明光量が増大させられ、これとは反対にスコー
プの対物レンズが被写体に接近させられると、上述の平
均輝度値は輝度参照値に比べて高くなるので、このとき
は絞り開度が狭められて照明光量が減少させられ、かく
して被写体の遠近に拘らずモニタ装置上の再現画像の明
るさは輝度参照値に見合った所定の輝度レベルに維持さ
れる。
【0007】同様に、ピーク値(有効最大輝度値)モー
ドでも、撮像センサから順次得られる一フレーム分また
は一フィールド分の輝度画素信号についてヒストグラム
抽出回路でヒストグラムが展開されるが、このピーク値
モードでは、該ヒストグラムから平均輝度値ではなく有
効最大輝度値(ピーク値)が算出され、この有効最大輝
度値が所定の輝度参照値に一致するように絞り開度が平
均輝度値モードの場合と同様に制御され、これによりモ
ニタ装置上の再現画像の明るさが輝度参照値に見合った
所定の輝度レベルに維持される。なお、有効最大輝度値
とは上述のヒストグラムの最大輝度値を含む高輝度レベ
ル領域の総計度数が一フレーム分または一フィールド分
の全画素数の例えば5%となる境界での輝度値として定
義されるものである。
【0008】従来の電子内視鏡では、自動調光を平均輝
度値モード或いはピーク値モードのいずれのモードで行
うかは任意に選択し得るようになっている。平均輝度値
モードとピーク値モードとを比較した場合、平均輝度値
モードでは、再現画像の明るさはピーク値モードよりも
明るくなる傾向があり、一方ピーク値モードでは、再現
画像の明るさが暗めになるという傾向がある。一般的
に、モニタ装置の再現画像は明るめの方が観察し易く、
このため多くの医者は平均輝度値モードを選択する傾向
が強いが、しかし平均輝度値モードの場合には、局部的
なハレーションの発生を回避することができないという
欠点がある。一方、ピーク値モードの場合には、再現画
像は全体的に暗めとなって観察し難いものとなるが、局
部的なハレーションの発生は確実に回避され得るという
利点がある。
【0009】ここで言うハレーションとはモニタ装置の
再現画面の輝度が異常に高くなって白色化することであ
り、上述したように平均輝度値モードでの自動調光時に
局部的なハレーションが屡々発生することになる。詳述
すると、被写体に小さな突起物があって、その突起物が
スコープの対物レンズに接近しているが、その突起物を
除く領域が該対物レンズから遠のいているような場合、
その再現画像の平均輝度レベルは比較的小さくなって輝
度参照値との差が大きくなり、このため平均輝度値モー
ドでの自動調光では、絞り開度が大きく広げられる傾向
にあり、このため被写体の突起物からの反射光量が異常
に大きくなって、再現画像ではその箇所にハレーション
が生じ得ることになる。従って、局部的なハレーション
の発生を嫌う医者は再現画像が多少暗めでもピーク値モ
ードを選択することになり、また明るめの再現画像を望
む医者は局部的なハレーションの発生に拘わらず平均輝
度値モードを選択することになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上述したようなタイプの電子内視鏡であって、自動
調光時での局部的なハレーションの発生を速やかにかつ
確実に阻止し得ると共に再現画像の輝度レベルを可及的
に適正な値に維持し得るように構成された電子内視鏡を
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による電子内視鏡
は、スコープと、このスコープの先端前方を照明するた
めの照明手段と、該スコープの先端側に設けられた撮像
手段と、この撮像手段から得られる輝度画素信号に基づ
いて照明手段による照明光量を調節する調光手段とを具
備して成り、該調光手段により、輝度画素信号の平均輝
度値を所定の輝度参照値に実質的に一致させるように光
量調節が行われる。
【0012】本発明の第1の局面によれば、調光手段が
輝度画素信号から所定の低輝度値以下の輝度画素信号を
除外したものに基づいて平均輝度値を算出するための算
出手段を包含し、この算出手段で算出された平均輝度値
を用いて該調光手段による光量調節が行われる。
【0013】本発明の第1の局面にあっては、好ましく
は、輝度画素信号の一フレーム分もしくは一フィールド
分に基づいてヒストグラムを展開するヒストグラム抽出
手段が設けられ、該平均輝度値はヒストグラムから所定
の低輝度値以下の度数データを除外したものに基づいて
算出される。
【0014】本発明の第2の局面によれば、調光手段は
輝度画素信号の一フレーム分もしくは一フィールド分に
基づいて第1の平均輝度値を算出する第1の算出手段
と、輝度画素信号の一フレーム分もしくは一フィールド
分から所定の低輝度値以下の輝度画素信号を除外したも
のに基づいて第2の平均輝度値を算出する第2の算出手
段と、輝度画素信号の一フレーム分もしくは一フィール
ド分に基づいて局部的なハレーションの発生の有無を検
出する検出手段とを包含し、該検出手段により局部的な
ハレーションの発生が検出されないとき、第1の平均輝
度値を用いて該調光手段による第1の光量調節が行わ
れ、検出手段により局部的なハレーションの発生が検出
されたとき、第2の平均輝度値を用いて該調光手段によ
る第2の光量調節が行われる。
【0015】本発明の第2の局面にあっては、好ましく
は、輝度画素信号の一フレーム分もしくは一フィールド
分に基づいてヒストグラムを展開するヒストグラム抽出
手段が設けられ、第1の平均輝度値及び第2の平均輝度
値がヒストグラムに基づいて算出され、また検出手段に
よる局部的なハレーションの発生の有無がヒストグラム
に基づいて行われる。
【0016】本発明の第2の局面では、好ましくは、第
2の光量調節時に第2の平均輝度値が所定の輝度参照値
よりも小さくしかもその差が連続して2回以上所定の値
よりも大きいとき、第2の光量調節から第1の光量調節
への移行が行われる。
【0017】また、本発明の第2の局面では、好ましく
は、検出手段はヒストグラムから局部的なハレーション
の発生状態を評価するハレーション状態変数を算出する
ハレーション状態変数算出手段と、該ハレーション状態
変数を所定の値と比較する比較手段とから成り、このと
きハレーション状態変数が該所定の値を上回った際に局
部的なハレーションの発生が検出されたとされる。ハレ
ーション状態変数については、輝度画素信号の一フレー
ム分或いは一フィールド分の全画素数に対する所定の高
輝度値以上の画素数の比率として定義することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明による電子内視鏡の
実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0019】図1を参照すると、本発明による電子内視
鏡の一実施形態がブロック図として図示される。電子内
視鏡は可撓性導管からなるスコープ10を具備し、この
スコープ10はプロセッサと呼ばれる画像信号処理ユニ
ット12に着脱自在に連結されるようになっている。ス
コープ10の先端即ち遠位端には固体撮像素子例えばC
CD撮像素子から成る撮像センサ14が設けられ、この
撮像センサ14は対物レンズ系(図示されない)が組み込
まれる。
【0020】スコープ10内には光ファイバー束からな
る照明用光ガイド16が挿通させられ、この照明用光ガ
イド16の遠位端はスコープ10の遠位端まで延び、該
照明用光ガイド16の遠位端の端面には照明用レンズ
(図示されない)が組み合わされる。画像信号処理ユニ
ット12へのスコープ10の連結時、照明用光ガイド1
6の近位端は画像信号処理ユニット12内に設けられた
キセノンランプ或いはハロゲンランプ等の白色光源18
に光学的に接続される。白色光源18の光射出側には絞
り20及び集光レンズ22が順次設けられ、絞り20は
白色光源18からの光量を適宜調節するための光量調節
手段として用いられ、また集光レンズ22は絞り20を
経た光を照明用光ガイド16の近位端の端面に集光させ
るために用いられる。
【0021】本実施形態では、カラー画像を再現するた
めに面順次方式が採用されるので、照明用光ガイド16
の近位端の端面と集光レンズ22との間に回転式三原色
カラーフィルタとしてRGBカラーフィルタ24が介在
させられる。図2に示すように、RGBカラーフィルタ
24は円板要素から成り、この円板要素には赤色フィル
タ24R、緑色フィルタ24G及び青色フィルタ24B
が設けられ、これら色フィルタはそれぞれセクタ状の形
態とされる。カラーフィルタ24R、24G及び24B
はそれぞの半径方向の中心が120度の角度間隔となるよ
うに円板要素の円周方向に沿って配置され、互いに隣接
する色フィルタ間の領域は遮光領域とされる。
【0022】図3に最もよく図示するように、RGBカ
ラーフィルタ24はサーボモータ或いはステップモータ
のような駆動モータ26によって回転させられる。RG
Bカラーフィルタ24の回転周波数は電子内視鏡で採用
されるTV映像再現方式に応じて決められる。例えば、
PAL方式が採用されている場合には、RGBカラーフ
ィルタ24の回転周波数は25Hzであり、NTSC方式が
採用されている場合には、その回転周波数は30Hzとな
る。
【0023】例えば、RGBカラーフィルタ24が回転
周波数30Hzで回転させられるとすると(NTSC方
式)、その1回転に要する時間は1/30secとなり、その
間に光ガイド16の遠位端の端面からは赤色光、緑色光
及び青色光が順次射出させられ、被写体は赤色光、緑色
光及び青色光でもって順次照明され、このとき被写体が
撮像センサ14の対物レンズ系によってそのCCD撮像
素子の受光面に各色の照明で順次結像させられる。撮像
センサ14はそのCCD撮像素子の受光面に結像された
各色の被写体像を一フレーム分のアナログ画素信号に光
電変換し、その一フレーム分のアナログ画素信号は各色
の照明時間に続く遮光時間に亘って撮像センサ14から
順次読み出され、このような撮像センサ14からのアナ
ログ画素信号の読出しについてはスコープ10内に設け
られたCCDドライバ28によって行われる。
【0024】図1から明らかなように、画像信号処理ユ
ニット12にはシステムコントローラ30が設けられ、
このシステムコントローラ30はマイクロコンピュータ
から構成される。即ち、システムコントローラ30は中
央処理ユニット(CPU)、種々のルーチンを実行する
ためのプログラム、常数等を格納する読出し専用メモリ
(ROM)、データ等を一時的に格納する書込み/読出
し自在なメモリ(RAM)、入出力インターフェース
(I/O)から成り、電子内視鏡の作動全般を制御す
る。また、システムコントローラ30内にはタイミング
ジェネレータも設けられ、このタイミングジェネレータ
からは種々の周波数の制御クロックパルスが出力され
る。
【0025】画像信号処理ユニット12へのスコープ1
0の接続時、撮像センサ14はCCDドライバ28を介
して画像信号処理ユニット12内のCCDプロセス回路
32に接続される。CCDドライバ28によって撮像セ
ンサ14から読み出された各色の一フレーム分のアナロ
グ画素信号はCCDプロセス回路32に送られ、そこで
所定の画像処理例えばホワイトバランス補正処理、ガン
マ補正処理、輪郭強調処理等を受ける。なお、図1で
は、CCDドライバ28及びCCDプロセス回路32に
対するシステムコントローラ30の接続関係については
その複雑化を避けるために特に図示されていないが、C
CDドライバ28での画素信号の読出し及びCCDプロ
セス回路32での画像処理についてはシステムコントロ
ーラ30内のタイミングジェネレータから出力されるク
ロックパルスに従って行われる。
【0026】CCDプロセス回路32で処理された各色
の一フレーム分のアナログ画素信号は順次アナログ/デ
ジタル(A/D)変換器34に送られ、そこでデジタル
画素信号に変換され、次いで各色の一フレーム分のデジ
タル画素信号はフレームメモリ36に一旦書き込まれて
格納される。フレームメモリ36には各色の一フレーム
分のデジタル画素信号を格納するための3つの格納領域
が設けられる。フレームメモリ36からは一フレーム分
の三原色のデジタル画素信号が同時に順次読み出され、
このとき例えば緑色のデジタル画素信号には水平同期信
号、垂直同期信号等を含む複合同期信号が付加される。
要するに、一フレーム分の三原色のデジタル画素信号は
フレームメモリ36からコンポーネントビデオ信号
(R、G、B)として読み出されてビデオプロセス回路
38に送られる。
【0027】ビデオプロセス回路38には、コンポーネ
ントビデオ信号の三原色カラービデオ信号成分に対応し
たデジタル/アナログ(D/A)及びローパスフィルタ
等が設けられ、各色のビデオ信号成分はアナログビデオ
信号成分に変換され、次いでローパスフィルタを経た後
に適宜増幅されてカラーモニタ装置40に送られ、そこ
で被写体像がカラー画像として再現される。また、ビデ
オプロセス回路38にはカラーエンコーダが設けられ、
そこでコンポーネントビデオ信号に基づいてコンポジッ
トビデオ信号等が作成され、このコンポジットビデオ信
号は別のモニタ装置、ビデオテープレコーダ、画像処理
用コンピュータ等の周辺機器に対して外部に出力される
ようになっている。
【0028】なお、図1では、A/D変換器34、フレ
ームメモリ36及びビデオプロセス回路38に対するシ
ステムコントローラ30の接続関係についてはその複雑
化を避けるために特に図示されていないが、A/D変換
器34からのデジタル画素信号のサンプリング、フレー
ムメモリ36に対するデジタル画素信号の書込み及び読
出し並びにビデオプロセス回路でのビデオ信号の処理に
ついては、システムコントローラ30内のタイミングジ
ェネレータから出力される種々のクロックパルスに従っ
て行われ、また上述の複合同期信号は該タイミングジェ
ネレータ内で生成される。
【0029】図4を参照すると、絞り20がその駆動機
構と共に図示される。絞り20は一対のブレード要素4
2及び44から成り、各ブレード要素(42、44)か
らはアーム部(42A、44A)が一体的に延びる。ブ
レード要素42及び44は互いに交差するような態様で
枢着ピン46によって枢動自在に軸支され、ブレード要
素42及び44の開度に応じて白色光源18から射出さ
れる白色光の光量が適宜調節される。絞り20の駆動機
構はアーム部42A及び44Aの先端の間に作用させら
れた引張りコイルばね48を包含し、このコイルばね4
8によりブレード要素42及び44はその開度を狭める
ような弾性的偏倚力を常に受ける。なお、枢動ピン46
は画像信号処理ユニット12の筐体に対して適宜保持さ
れる。
【0030】絞り20の駆動機構は更に一対のブレード
要素42及び44の開度を調節するためにアーム部42
A及び44A間に係合させられたカムピン50を包含
し、このカムピン50は駆動板52の下端部に固着され
て保持される。駆動板52の一方の側辺にはラック54
が形成され、このラック54にはピニオン56が係合さ
せられる。ピニオン56はサーボモータ或いはステップ
モータ等の適当な駆動モータ58の出力シャフト58A
上に固着される。なお、駆動モータ58は画像信号処理
ユニット12の筐体に対して適宜保持され、またラック
54は適当なガイド手段(図示されない)によって摺動
自在に適宜保持される。駆動モータ58が回転される
と、駆動板52はカムピン50と共にその長手方向(即
ち、図4において上下方向)に沿って移動させられ、そ
の移動方向は駆動モニタ58の回転方向に依存する。要
するに、駆動モータ58の回転方向に従って、ブレード
要素42及び44の開度、即ち絞り開度が調節される。
【0031】図1に示すように、駆動モータ58は駆動
回路60によって駆動され、駆動回路60はシステムコ
ントローラ30によって制御される。即ち、駆動回路6
0からは駆動モータ58に駆動パルスが出力され、この
出力駆動パルス数を適宜制御することにより、駆動モー
タ58の回転量が調節され、また出力駆動パルスの相を
逆相にすることにより、駆動モータ58の回転方向が逆
転され、これにより絞り20の開度が調節される。勿
論、駆動回路60から出力される駆動パルス数の制御及
びその相の逆転制御についてはシステムコントローラ3
0によって行われる。
【0032】図1に示すように、画像信号処理ユニット
12にはランプ電源回路62が設けられ、このランプ電
源回路62によって白色光源18への給電が行われる。
なお、ランプ電源回路62は図示されないプラグを介し
て商用電源に接続され、かつシステムコントローラ30
によって適宜制御される。
【0033】また、図1に示すように、画像信号処理ユ
ニット12にはヒストグラム抽出回路64が設けられ、
このヒストグラム抽出回路64はビデオプロセス回路3
8に接続され、ビデオプロセス回路38内のカラーエン
コーダから一フレーム分あるいは一フィールド分の輝度
画素信号がヒストグラム抽出回路64に対して出力され
る。
【0034】スコープ10側には図1に示すように適当
な不揮発性メモリ例えば再書込み可能な読出し専用メモ
リ(EEPROM)66が設けられ、このEEPROM
66にはそのスコープ10自体の種々の情報が書き込ま
れる。例えば、EEPROM66には、該スコープの種
別データ、例えば胃用スコープ、気管支用スコープ或い
は大腸用スコープ等の種別データが格納され、またそこ
で用いられるCCDイメージセンサ14の画素数デー
タ、CCDドライバ28によって読み出されたアナログ
画像信号を処理する際のクロックパルスの周波数情報等
が格納される。スコープ10が画像信号処理ユニット1
2に連結されると、EEPROM66はシステムコント
ローラ30に接続され、このときシステムコントローラ
30はEEPROM66内の情報データを読み出し、そ
の情報データはシステムコントローラ30内のRAM内
に格納される。
【0035】図1に示すように、システムコントローラ
30には更にキーボード67が接続され、このキーボー
ド67を通して種々の指令信号や種々のデータ等が入力
される。
【0036】図5に示すように、画像信号処理ユニット
12の筐体の外側壁面には操作パネル68が取り付けら
れ、この操作パネル68上には種々のスイッチ等が設け
られる。また、図6を参照すると、操作パネル68上の
種々のスイッチ等がシステムコントローラ30との関連
でブロック図として示される。なお、図6では、システ
ムコントローラ30のCPU、ROM、RAM及びI/
Oがそれぞれ参照符号30A、30B、30C及び30
Dで示され、これら構成要素は互いにバスで接続され
る。
【0037】図5において、参照符号70は主電源回路
(図示されない)の主電源ON/OFFスイッチを示
し、この主電源ON/OFFスイッチ70により、商用
電源から画像信号処理ユニット12への給電がON/O
FFされる。要するに、主電源ON/OFFスイッチ7
0がONされると、画像信号処理ユニット12は作動可
能状態となる。図5及び図6において、参照符号72は
ランプ電源回路62のON/OFFスイッチを示し、こ
のランプ電源ON/OFFスイッチ72からはシステム
コントローラ30に対してON/OFF信号が出力され
る。即ち、ランプ電源ON/OFFスイッチ72がON
されると、これにより白色光源18はランプ電源62に
よって給電されて点灯される。また、図5及び図6にお
いて、参照符号73は調光モード選択スイッチを示し、
この調光モード選択スイッチ73により平均輝度値モー
ド及びピーク値モードのいずれかが選択される。なお、
図5において、“モードA”は平均輝度モードを表し、
“モードP”はピーク値モードを表し、同図の例では、
調光モード選択スイッチ73により平均輝度値モードが
選択されている。
【0038】また、操作パネル68にはモニタ装置40
の再現画像の全体の輝度を調節するためにUPボタンス
イッチ74及びDOWNボタンスイッチ76が設けられ
る。図6に示すように、UPボタンスイッチ74は輝度
増大パルス信号発生回路77を介してシステムコントロ
ーラ30のI/O30Dに接続され、この輝度増大パル
ス信号発生回路からはUPボタンスイッチ74が押下さ
れる度毎に輝度増大パルス信号がI/O30Dに対して
出力され、輝度増大パルス信号の出力の度毎にモニタ装
置40の再現画像の輝度レベルが所定値だけ段階的に増
大させられる。また、DOWNボタンスイッチ76は輝
度減少パルス信号発生回路78を介してシステムコント
ローラ30のI/O30Dに接続され、この輝度減少パ
ルス信号発生回路からはDOWNボタンスイッチ76が
押下される度毎に輝度減少パルス信号がI/O30Dに
対して出力され、輝度減少パルス信号の出力の度毎にモ
ニタ装置40の再現画像の輝度レベルが所定値だけ段階
的に減少させられる。
【0039】このようにモニタ装置40の再現画像の全
体の輝度レベルはUPボタンスイッチ74及びDOWN
ボタンスイッチ76の押下操作により調節されるが、電
子内視鏡の操作者にとっては、該輝度レベルがどの程度
であるか認識されなければならない。この目的のため
に、操作パネル68上に輝度レベル表示器79が設けら
れ、この輝度レベル表示器79は図5に示すように操作
パネル68上に上下方向に整列させられた13個の表示窓
から成り、各表示窓は半透明の光拡散板から形成され
る。13個の表示窓にはそれぞれに隣接して“−6”から
“+6”までの数字が付され、中央に位置する表示窓は
その他の表示窓よりも大きく、そこには数字“0”が付
される。
【0040】輝度レベル表示器79は更に各表示窓の内
側に配置された電気的発光体例えば発光ダイオード(L
ED)80-6、80-5、…800、…80+5及び80+6
を包含し、これらLEDは図6では互いに整列された小
ブロックとして図示され、個々の小ブロック内には上述
の表示窓と対応した数字が付されている。個々のLED
80-6、80-5、…800、…80+5及び80+6はLE
D電源回路82から給電されて点灯させられ、どのLE
Dを点灯させるかについては、LED電源回路82をシ
ステムコントローラ30で制御することによって行われ
る。
【0041】図7を参照すると、そこにはビデオプロセ
ス回路38から得られる一フレーム分或いは一フィール
ド分のデジタル輝度画素信号に基づいてヒストグラム抽
出回路64で展開されたヒストグラムの一例がグラフと
して示される。同図に示すように、本実施形態にあって
は、ヒストグラム抽出回路64では、一フレーム分或い
は一フィールド分のデジタル輝度画素信号が256通りの
輝度レベルに振り分けられる。要するに、図7のヒスト
グラムにおいては、その横軸Xに沿って256通りの輝度
レベルが示され、その縦軸Yには各輝度レベルに対応し
たデジタル輝度画素信号の個数即ち度数が示される。輝
度レベル0はぺデスタルレベルに対応するものであり、
また輝度レベル255は最大輝度レベルに対応する。
【0042】平均輝度値モード(モードA)下での自動
調光については、各フレーム毎或いは各フィールド毎の
デジタル輝度画素信号から算出される平均輝度値(v
a)に基づいて行われる。平均輝度値モードでは、シス
テムコントローラ30により、平均輝度値が輝度参照値
(vr)と一致するように絞り20の開度調節が行われ
る。即ち、平均輝度値が輝度参照値よりも大きければ大
きい程、絞り20の開度が一層小さくなるように駆動モ
ータ58が駆動され、これとは反対に平均輝度値が輝度
参照値よりも小さければ小さい程、絞り20の開度が一
層大きくなるように駆動モータ58が駆動される。
【0043】一方、ピーク値モード(モードP)下での
自動調光は、各フレーム毎或いは各フィールド毎のデジ
タル輝度画素信号の有効最大輝度値(vp)に基づいて
行われる。本実施形態では、有効最大輝度値について
は、ヒストグラムの最大輝度値を含む高輝度レベル領域
の総計度数が一フレーム分或いは一フィールド分の全画
素数の5%となる境界での輝度値として定義される。具
体的に述べると、一フレーム分或いは一フィールド分の
デジタル輝度画素信号のヒストグラムが図8に示すよう
なものであるとき、有効最大輝度値は最大輝度値(図8
の例では255)を含む高輝度レベル領域(斜線領域)の境
界での輝度値(vp)とされ、この高輝度レベル領域は
そこに含まれる総計度数(画素数)が一フレーム分或い
は一フィールド分の全画素数の5%となる領域である。
【0044】平均輝度値モードの場合と同様に、ピーク
値モードにおいても、有効最大輝度値(vp)が輝度参
照値(vr)と一致するように絞り20の開度調節が行
われる。即ち、有効最大輝度値が輝度参照値よりも大き
ければ、絞り20の開度が小さくなるように駆動モータ
58が駆動され、これとは反対に有効最大輝度値が輝度
参照値よりも小さければ、絞り20の開度が大きくなる
ように駆動モータ58が駆動される。
【0045】有効最大輝度値(vp)は平均輝度値(v
a)に比べると常に大きく、このためモニタ装置40の
再現画像の輝度レベルについては平均輝度値モードの場
合よりもピーク値モードの場合の方が一層低めとなり、
このためピーク値モードでは局部的なハレーションが発
生することは殆ど無い。しかしながら、既に述べたよう
に、ピーク値モード下では、再現画像の明るさは平均輝
度値モードと比べると暗めとなる。
【0046】平均輝度値モードでもピーク値モードで
も、輝度参照値(vr)については、UPボタンスイッ
チ74及びDOWNボタンスイッチ76の操作によって
段階的に変えることが可能であり、これによりモニタ装
置40の再現画像の全体の輝度レベルが電子内視鏡を使
用する医者の好みに応じて適宜調節される。勿論、輝度
参照値が増大させられると、再現画像の輝度レベルが上
げられ、輝度参照値が減少させられると、再現画像の輝
度レベルが下げられる。
【0047】本実施形態では、輝度参照値(vr)は例
えば80と200との間で調整可能とされ、その基準値即ち
中間値は140とされる。輝度参照値が基準値140とされて
いるとき、LED800(図6)が点灯させられる。U
Pボタンスイッチ74の押下操作が行われる度に輝度参
照値に10が順次加算されると共にLED(80+1、80
+2、…80+6)の点灯も上方に向かってシフトさせられ
る。例えば、vr=140のとき(LED800が点灯)、
UPボタンスイッチ74が一回押下されると、vr=15
0とされ、このときLED800は消灯されてLED80
+1が点灯される。このようにUPボタンスイッチ74を
押下することにより、輝度参照値は最大値200まで増大
させられる。一方、DOWNボタンスイッチ76の押下
操作が行われる度に輝度参照値からは10が順次減算され
ると共にLED(80-1、80-2、…80-6)の点灯も
下方に向かってシフトさせられる。例えば、vr=140
のとき(LED800が点灯)、DOWNボタンスイッ
チ76が一回押下されると、vr=130とされ、このと
きLED800は消灯されてLED80-1が点灯され
る。このようにDOWNボタンスイッチ76を押下する
ことにより、輝度参照値は最小値80まで減少させられ
る。
【0048】以上に述べた平均輝度値モードによる自動
調光及びピーク値モードによる自動調光は共に従来から
提案されているものと同様であり、いずれの調光モード
を選択するかは上述したように調光モード選択スイッチ
73の切換操作によって行われる。
【0049】本発明の第1の局面によれば、平均輝度値
(va)は各フレーム毎或いは各フィールド毎のデジタ
ル輝度画素信号のヒストグラムから所定の低輝度値例え
ば輝度値35以下の度数データを除外したものから算出さ
れる。即ち、本発明の第1の局面では、平均輝度値は以
下のような演算式により求められる。 va=[Σ(bi*ni)]/(Σni) ここで、i=36〜255
【0050】上記式中、biは各輝度レベル(36から25
5)に対応した輝度値を示し、ここでは、その輝度値とし
て、各輝度レベルを表す数値が用いられる。即ち、輝度
レベル36ないし255に対応した輝度値はそれぞれ36ない
し255とされる。また、niは各輝度レベル(36から255)
に振り分けられたデジタル輝度画素信号の度数(画素
数)を示し、Σniはヒストグラムのうちの輝度値36以
上の度数データの総和を示す。
【0051】以上の記載から明らかなように、本発明の
第1の局面においては、平均輝度値(va)はヒストグ
ラムから輝度値35以下のほぼ真っ暗な画素の度数データ
を除外して、観察したい明るい画素についてだけから算
出されるので、従来提案されている平均輝度値モードで
はハレーションとなっていた部分が適正輝度値となり、
かくして局部的なハレーションの発生頻度は確実に抑え
られ得る。
【0052】要するに、輝度値35以下の画素に対応した
モニタ装置40の再現画像箇所はほぼ真っ暗な状態とな
るので、該モニタ装置40の再現画像の全体的な輝度レ
ベルを評価する上で、輝度値35以下の画素は有効なデー
タとはならず、却ってモニタ装置40の再現画像の平均
輝度レベルを不当に低く評価するものとなる。かくし
て、平均輝度値(va)を求める際に輝度値35以下の画
素(度数データ)を除外することにより、その平均輝度
値(va)はモニタ装置40の再現画像の平均輝度レベ
ルを一層適正に評価し得る値となって、局部的なハレー
ションの発生が効果的に抑えられ得ることとなる。
【0053】本発明の第2の局面によれば、第1の平均
輝度値(va1)と第2の平均輝度値(va2)が各フレ
ーム毎或いは各フィールド毎のデジタル輝度画素信号の
ヒストグラムから算出される。即ち、第1及び第2の平
均輝度値のそれぞれは以下のような演算式(1)及び
(2)により求められる。 va1=[Σ(bi*ni)]/(Σni) … (1) ここで、i=0〜255 va2=[Σ(bi*ni)]/(Σni) … (2) ここで、i=36〜255
【0054】上述した平均輝度値(va)の演算式の場
合と同様に、上記(1)式中、biは各輝度レベル(0
から255)に対応した輝度値を示し、ここでは、その輝度
値として、各輝度レベルを表す数値が用いられる。即
ち、輝度レベル0ないし255に対応した輝度値のそれぞ
れは0ないし255とされる。また、niは各輝度レベル
(0から255)に振り分けられたデジタル輝度画素信号の
度数(画素数)を示し、Σniはヒストグラムの全度数
データの総和を示す。一方、上記(2)式は上述の平均
輝度値(va)の演算式と同じである。要するに、本発
明の第2の局面においては、各フレーム毎或いは各フィ
ールド毎のデジタル輝度画素信号のヒストグラムの全度
数データから算出された第1の平均輝度値(va1)と
該ヒストグラムから低輝度値(35以下)の度数データを
除外したものから算出された第2の平均輝度値(v
2)との双方が算出される。
【0055】本発明の第2の局面によれば、モニタ装置
40の再現画像に局部的なハレーションが発生している
か否かが監視され、局部的なハレーションの発生が検出
されないときは、平均輝度値モード下での自動調光は第
1の平均輝度値(va1)に基づいて行われ、局部的な
ハレーションの発生が検出されると、平均輝度値モード
下での自動調光は第2の平均輝度値(va2)に基づい
て行われる。勿論、第2の平均輝度値はヒストグラムか
ら低輝度値(35以下)のヒストグラムデータを除外した
ものから算出されるので、第2の平均輝度値は第1の平
均輝度値よりも大きな値となり、モニタ装置40の再現
画像の輝度レベルについては第1の平均輝度値に基づく
自動調光の場合よりも第2の平均輝度値に基づく自動調
光の場合の方が低めになり、これにより局部的なハレー
ションの発生は効果的に抑えられ得る。
【0056】本発明の第2の局面においては、モニタ装
置40の再現画像に局部的なハレーションが発生してい
るか否かを監視するために、ハレーション状態変数(v
h)が導入され、このハレーション状態変数を所定の値
と比較することにより、局部的なハレーションの発生の
有無が検出される。
【0057】詳述すると、ハレーション状態変数(v
h)は以下のように定義される。 vh=(100*x)/(Σni) ここで、i=0〜255 上記式中、xは一フレーム分或いは一フィールド分のデ
ジタル輝度画素信号から得られたヒストグラムのうちの
輝度値220以上の度数データの総和であり、またΣniは
該ヒストグラムの全度数データの総和を示す。要する
に、ハレーション状態変数は一フレーム分或いは一フィ
ールド分のデジタル輝度画素信号の総和に対する輝度値
220以上の画素数の百分率として定義される。
【0058】本発明の第2の局面においては、ハレーシ
ョン状態変数(vh)が例えば6%を上回ったとき、モ
ニタ装置40の再現画像に局部的なハレーションが発生
したとされる。従って、vh<6%では、平均輝度値モ
ードによる自動調光は第1の平均輝度値(va1)に基
づいて行われるが、vh≧6%となったとき、平均輝度
値モードによる自動調光は第2の平均輝度値(va2
に基づいて行われる。
【0059】図9を参照すると、本発明の第1の局面に
よる絞り制御ルーチンのフローチャートが示される。こ
の絞り制御ルーチンはシステムコントローラ30で実行
されるものであって、例えば映像再現方式としてNTS
C方式が採用されている場合には1/30sec毎に実行され
る時間割込みルーチンとされる。なお、絞り制御ルーチ
ンの実行開始は主電源ON/OFFスイッチ70がON
されてシステムコントローラ30で所定の初期化処理が
行われた後とされる。
【0060】先ず、ステップ901では、ヒストグラム
の全データがシステムコントローラ30に取り込まれ
る。次いでステップ902では、モード設定変数vmが
0であるか1であるかが判断される。このモード設定変
数vmはモード設定フラグとして機能するものであり、
調光モード選択スイッチ73により平均輝度値モードが
選択されているとき、モード設定変数vmには0が与え
られ、調光モード選択スイッチ73によりピーク値モー
ドが選択されているとき、モード設定変数vmには1が
与えられる。
【0061】vm=0のとき、即ち平均輝度値モードが
選択されているとき、ステップ903に進み、そこでヒ
ストグラムから平均輝度値vaが以下の演算式に基づい
て算出される。 va=[Σ(bi*ni)]/(Σni) ここで、i=36〜255 既に述べたように、上記式中、biは各輝度レベル(36
から255)に対応した輝度値を示し、niは各輝度レベル
(36から255)に振り分けられたデジタル輝度画素信号の
度数(画素数)を示し、Σniはヒストグラムのうちの
輝度値36以上の度数データの総和を示す。
【0062】一方、ステップ902でvm=1であると
き、即ちピーク値モードが選択されているとき、ステッ
プ905に進み、そこで有効最大輝度値vpが算出され
る。既に述べたように、有効最大輝度値vpの算出はヒ
ストグラムの最大輝度値を含む高輝度レベル領域の総計
度数が一フレーム分或いは一フィールド分の全画素数の
5%となる境界での輝度値として定義される。なお、有
効最大輝度値vpの算出については、図11に示す有効
最大輝度値算出ルーチンを参照して後で詳しく説明す
る。
【0063】ステップ903で算出された平均輝度値v
aはステップ904で調光変数vyに与えられ、またス
テップ905で得られた有効最大輝度値vpはステップ
906で調光変数vyに与えられる。
【0064】いずれにしても、ステップ907では、差
|vy−vr|が例えば許容値4より大きいか否かが判
断される。既に述べたように、変数vrはモニタ装置4
0の再現画像の明るさ(輝度レベル)を表す輝度参照値
であり、この輝度参照値vrはUPボタンスイッチ74
及びDOWNボタンスイッチ76の押下操作によって80
と200との間で任意に設定される値である。要するに、
差|vy−vr|が許容値4以下であれば、調光変数v
yと輝度参照値vrとは互いに実質的に一致するものと
して判断され、このとき本ルーチンは一旦終了する。そ
の後、本ルーチンは1/30sec毎に繰り返し実行される
が、差|vy−vr|が許容値4以下である限り、絞り
20の開度調整が行われることはない。
【0065】一方、差|vy−vr|が許容値4を上回
る場合には、調光変数vyと輝度参照値vrとを互いに
実質的に一致させるべく、ステップ908ないし911
で絞り20の開度調整が行われる。
【0066】詳しく述べると、先ず、ステップ908で
調光変数vyが輝度参照値vrを上回るか否かが判断さ
れる。もしvy>vrであれば、モニタ装置40の再現
画像の輝度レベルは輝度参照値vrよりも明る過ぎるこ
とになり、この場合にはステップ909に進み、そこで
変数vdに0が与えられる。一方、もしvy<vrであ
れば、モニタ装置40の再現画像の輝度レベルは輝度参
照値vrよりも暗過ぎることになり、この場合にはステ
ップ910に進み、そこで変数vdに1が与えられる。
変数vdは絞り20の駆動モータ58の回転方向を設定
するための駆動方向設定フラグとして機能し、vd=0
のとき、駆動モータ58は絞り20の開度を狭める方向
に駆動させられることになり、vd=1のとき、駆動モ
ータ58は絞り20の開度を広げる方向に駆動させられ
ることになる。
【0067】いずれにしても、ステップ911では、差
|vy−vr|の大きさに応じた数の駆動パルスが駆動
回路60から駆動モータ58に対して出力され、これに
より絞り20の開度調整が行われる。差|vy−vr|
の大きさと駆動パルス数との関係は図10の表に示す通
りである。同表に示すように、差|vy−vr|が大き
ければ大きい程、即ちモニタ装置40の再現画像の明る
さを表す調光変数vyが輝度参照値vrから乖離すれば
する程、駆動回路60から駆動モータ58に対して出力
されるべき駆動パルス数は増大させられ、このためモニ
タ装置40の再現画像の明るさを輝度参照値vrに速や
かに一致させることが可能となる。
【0068】以上で述べたような絞り制御ルーチンにあ
っては、平均輝度値モードの選択時(vm=0)、平均
輝度値vaはヒストグラムから輝度値35以下の度数デー
タを除外したものから算出されるので、該ヒストグラム
の全度数データから算出された平均輝度値に比べて大き
な値のものとなり、このためモニタ装置40の再現画像
の輝度レベルについては、従来提案されている平均輝度
値モードに比べると常に低めとなり、かくして局部的な
ハレーションの発生頻度は確実に抑えられ得ることとな
る。なお、平均輝度値vaがヒストグラムから輝度値35
以下の度数データを除外したものから算出されたとして
も、その平均輝度値va自体は有効最大輝度値vpまで
増大することはないので、モニタ装置40の再現画像の
輝度レベルがピーク値モード時まで低下することはな
い。
【0069】図11を参照すると、図9の絞り制御ルー
チンのステップ905で実行される有効最大輝度値算出
ルーチンのフローチャートが示される。また、図12を
参照すると、ヒストグラム抽出回路64からシステムコ
ントローラ30のRAM30Cに取り込まれたヒストグ
ラムデータがアドレスとの関係で模式的に示されてい
る。同図に示すように、アドレス[000]には最低輝度値
の度数データY[000]が格納され、アドレスが1ずつ増
える毎にそのアドレスには最低輝度値から1ずつ増大し
た輝度値の度数データY[i]が格納され、アドレス[25
5]には最大輝度値の度数データY[255]が格納される。
有効最大輝度値vpの算出については図12に示すよう
なヒストグラムデータに基づいて行われる。
【0070】ステップ1101では、先ず、変数iに数
値255が与えられ、次いでステップ1102では、カウ
ンタcnがリセットされる。次いで、ステップ1103
では、閾値THが以下の演算により求められる。 TH←0.05*Σni 即ち、一フレーム分或いは一フィールド分の全画素数Σ
niの5%に相当する画素数が閾値THとして設定され
る。
【0071】ステップ1104では、カウンタcnに最
大輝度値255の度数データY[255]が与えられる。次い
で、ステップ1105では、カウンタcnのカウント値
が閾値THと比較される。もしカウンタcnのカウント
値が閾値THよりも小さければ(cn<TH)、ステッ
プ1106に進み、そこで変数iは1だけ減算され、そ
の数値は最大輝度値255よりも1だけ小さい値254とされ
る。
【0072】続いて、ステップ1106からステップ1
104に戻り、そこでカウンタcnのカウント値(最大
輝度値255の度数データY[255])に輝度値254の度数デー
タY[254]が更に加えられる。ステップ1105では、
度数カウントcnのカウント値が再び閾値THと比較さ
れる。要するに、カウンタcnのカウント値が閾値TH
に到達するまで、最大輝度値255から1ずつ小さい輝度
値の度数データY[i]が順次カウンタcnに加えられ
る。
【0073】ステップ1105でcn≧THとなったと
き、ステップ1105からステップ1107に進み、そ
こで変数iの値が有効最大輝度値vpとされる。有効最
大輝度値vpが求められた後、図9の絞り制御ルーチン
のステップ905に戻る。
【0074】図13を参照すると、本発明の第2の局面
による絞り制御ルーチンのフローチャートが示される。
この絞り制御ルーチンもシステムコントローラ30で実
行されるものであって、例えば映像再現方式としてNT
SC方式が採用されている場合には1/30sec毎に実行さ
れる時間割込みルーチンとされる。なお、本発明の第2
の局面による絞り制御ルーチンの実行開始も主電源ON
/OFFスイッチ70がONされてシステムコントロー
ラ30で所定の初期化処理が行われた後とされる。
【0075】先ず、ステップ1301では、ヒストグラ
ムの全データがシステムコントローラ30に取り込まれ
る。次いで、ステップ1302でハレーション状態変数
vhが算出される。既に述べたように、ハレーション状
態変数vhは一フレーム分或いは一フィールド分のデジ
タル輝度画素信号の総和に対する輝度値220以上の画素
数の百分率として定義されものであって、その値vhが
大きくなればなる程、局部的なハレーションの発生の可
能性が高くなる。なお、ハレーション状態変数vhの算
出については、図14に示すハレーション状態変数算出
ルーチンを参照して後で詳しく説明する。
【0076】ステップ1303では、モード設定変数v
mが0であるか1であるかが判断される。このモード設
定変数vmは本発明の第1の局面の場合と同様にモード
設定フラグとして機能するものであり、調光モード選択
スイッチ73により平均輝度値モードが選択されている
とき、モード設定変数vmには0が与えられ、調光モー
ド選択スイッチ73によりピーク値モードが選択されて
いるとき、モード設定変数vmには1が与えられる。
【0077】vm=0のとき、即ち平均輝度値モードが
選択されているとき、ステップ1304に進み、そこで
ハレーション状態変数vhが6%を下回っているか否か
が判断される。上述したように、ハレーション状態変数
vhが6%を上回ったとき、モニタ装置40の再現画像
に局部的なハレーションが発生したとされる。要する
に、ステップ1304では、モニタ装置40の再現画像
上で局部的なハレーションの発生の有無が検出される。
【0078】vh<6%のとき、即ち再現画像に局部的
なハレーションの発生が認められないとき、ステップ1
305に進み、そこで第1の平均輝度値va1がヒスト
グラムから以下の演算式に基づいて演算される。 va1=[Σ(bi*ni)]/(Σni) ここで、i=0〜255 既に述べたように、biは各輝度レベル(0から255)に
対応した輝度値を示し、niは各輝度レベル(0から25
5)に振り分けられたデジタル輝度画素信号の度数(画素
数)を示し、Σniはヒストグラムの全度数データの総
和を示す。
【0079】一方、もしvh≧6%のとき、即ち再現画
像に局部的なハレーションの発生が認められるとき、ス
テップ1306に進み、そこで第2の平均輝度値va2
がヒストグラムから以下の演算式に基づいて演算され
る。 va2=[Σ(bi*ni)]/(Σni) ここで、i=36〜255 勿論、この第2の平均輝度値va2は本発明の第1の局
面で算出された平均輝度値vaと同様なものである。即
ち、第2の平均輝度値va2はヒストグラムから輝度値3
5以下の度数データを除外したものから算出される。
【0080】一方、ステップ1303でvm=1のと
き、即ちピーク値モードが選択されているとき、ステッ
プ1307に進み、そこで有効最大輝度値vpが算出さ
れる。本発明の第1の局面の場合と同様、有効最大輝度
値vpの算出は図11に示す有効最大輝度値算出ルーチ
ンの実行により行われる。
【0081】ステップ1305で得られた第1の平均輝
度値va1はステップ1308で調光変数vyに与えら
れ、ステップ1306で得られた第2の平均輝度値va
2はステップ1309で調光変数vyに与えられ、ステ
ップ1307で得られた有効最大輝度値vpはステップ
1310で調光変数vyに与えられる。
【0082】いずれにしても、ステップ1311では、
差|vy−vr|が例えば許容値4より大きいか否かが
判断される。本発明の第1の局面の場合と同様に、変数
vrはモニタ装置40の再現画像の明るさ(輝度レベ
ル)を表す輝度参照値であり、この輝度参照値vrはU
Pボタンスイッチ74及びDOWNボタンスイッチ76
の押下操作によって80と200との間で任意に設定される
値である。要するに、差|vy−vr|が許容値4以下
のとき、調光変数vyと輝度参照値vrとは互いに実質
的に一致するものとして判断され、このとき本ルーチン
は一旦終了する。その後、本ルーチンは1/30sec毎に繰
り返し実行されるが、差|vy−vr|が許容値4以下
である限り、絞り20の開度調整が行われることはな
い。
【0083】一方、差|vy−vr|が許容値4を上回
る場合には、調光変数vyと輝度参照値vrとを互いに
実質的に一致させるべく、ステップ1312ないし13
15で絞り20の開度調整が行われる。
【0084】詳述すると、先ず、ステップ1312で調
光変数vyが輝度参照値vrを上回るか否かが判断され
る。もしvy>vrであれば、モニタ装置40の再現画
像の輝度レベルは輝度参照値vrよりも明る過ぎること
になり、この場合にはステップ1313に進み、そこで
変数vdに0が与えられる。一方、もしvy<vrであ
れば、モニタ装置40の再現画像の輝度レベルは輝度参
照値vrよりも暗過ぎることになり、この場合にはステ
ップ1314に進み、そこで変数vdに1が与えられ
る。本発明の第1の局面の場合と同様に、変数vdは絞
り20の駆動モータ58の回転方向を設定するための駆
動方向設定フラグとして機能し、vd=0のとき、駆動
モータ58は絞り20の開度を狭める方向に駆動させら
れることになり、vd=1のとき、駆動モータ58は絞
り20の開度を広げる方向に駆動させられることにな
る。
【0085】いずれにしても、ステップ1315では、
差|vy−vr|の大きさに応じた数の駆動パルスが駆
動回路60から駆動モータ58に対して出力され、これ
により絞り20の開度調整が行われる。勿論、本発明の
第1の局面の場合と同様に、差|vy−vr|の大きさ
と駆動パルス数との関係は図10の表に示したものとな
る。即ち、差|vy−vr|が大きければ大きい程、即
ちモニタ装置40の再現画像の明るさを表す調光変数v
yが輝度参照値vrから乖離するればする程、駆動回路
60から駆動モータ58に対して出力されるべき駆動パ
ルス数は増大させられ、このためモニタ装置40の再現
画像の明るさを輝度参照値vrに速やかに一致させるこ
とが可能となる。
【0086】以上で述べたような絞り制御ルーチンにあ
っては、平均輝度値モードの選択時には、モニタ装置4
0の再現画像に局部的なハレーションの発生の有無が検
出され、局部的なハレーションの発生が認められないと
き、平均輝度値モードによる光量調節は従来の場合と同
様にヒストグラムの全データから算出された第1の平均
輝度値(va1)に基づいて行われ、局部的なハレーシ
ョンの発生が認められたとき、平均輝度値モードによる
光量調節はヒストグラムから輝度値35以下の度数データ
を除外したものから算出された第2の平均輝度値(va
2)に基づいて行われる。かくして、局部的なハレーシ
ョンの発生時には、モニタ装置40の再現画像の輝度レ
ベルは低めとなるので、局部的なハレーションの発生は
効果的に抑えられ得ることとなる。
【0087】要するに、先にも述べたように、輝度値35
以下の画素に対応したモニタ装置40の再現画像箇所は
ほぼ真っ暗な状態となるので、該モニタ装置40の再現
画像の全体的な輝度レベルを評価する上で、輝度値35以
下の画素は有効なデータとはならず、却ってモニタ装置
40の再現画像の平均輝度レベルを不当に低く評価する
ものとなる。かくして、第2の平均輝度値(va2)を
求める際に輝度値35以下の画素(度数データ)を除外す
ることにより、第2の平均輝度値(va2)はモニタ装
置40の再現画像の平均輝度レベルを一層適正に評価し
得る値となって、局部的なハレーションの発生が効果的
に抑えられ得ることとなる。
【0088】図14を参照すると、図13の絞り制御ル
ーチンのステップ1302で実行されるハレーション状
態変数算出ルーチンのフローチャートが示される。な
お、ハレーション状態変数vhの算出についても図12
に示すようなヒストグラムデータに基づいて行われる。
【0089】ステップ1401では、先ず、変数iに数
値255が与えられ、次いでステップ1402では、カウ
ンタcnがリセットされる。続いて、ステップ1403
では、カウンタcnに最大輝度値255の度数データY[25
5]が与えられる。次いで、ステップ1404では、変数
iがハレーションを引き起し得る高輝度値220に対応し
た数値220に到達したか否かが判断される。もしi>220
であれば、ステップ1405に進み、そこで変数iは1
だけ減算され、その数値は最大輝度値255よりも1だけ
小さい値254とされる。
【0090】続いて、ステップ1405からステップ1
403に戻り、そこでカウンタcnのカウント値(最大
輝度値255の度数データY[255])に輝度値254の度数デー
タY[254]が更に加えられる。ステップ1404では、
変数iが数値220に到達したか否かが再び判断される。
即ち、変数iが数値220に到達するまで、変数iが1ず
つ減算されると共にその変数に対応した度数データY
[i]が順次カウンタcnに加えられる。
【0091】ステップ1404でi=220となったと
き、ステップ1404からステップ1406に進み、カ
ウンタcnのカウント値(即ち、輝度値220以上の度数
データの総計値)がxとされる。次いで、ステップ14
07では、ハレーション状態変数vhが以下の演算式に
基づいて算出される。 vh=(100*x)/(Σni) ここで、i=0〜255 即ち、先に述べたように、ハレーション状態変数は一フ
レーム分或いは一フィールド分のデジタル輝度画素信号
の総和に対する輝度値220以上の画素数の百分率として
定義される。
【0092】ところで、図13に示す絞り制御ルーチン
において、局部的なハレーションが発生し得る条件下で
スコープ10の遠位端即ち撮像センサ14が被写体に対
して静止され続けたとすると、第2の平均輝度値va2
に基づく光量調節のために絞り20は一旦は狭められて
モニタ装置40の再現画像の明るさは適正輝度レベルと
される。しかしながら、その直後の光量調節は第1の平
均輝度値va1に基づくものとなって絞り20の開度は
広げられ、その結果局部的なハレーションが再び発生す
ることになる。即ち、局部的なハレーションが発生し得
る条件下で撮像センサ14が被写体に対して静止され続
けた場合には、モニタ装置40の再現画像には局部的な
ハレーションが繰り返し発生するという不具合が起き得
る。ところが、実際問題としては、電子内視鏡の使用時
に撮像センサ14が被写体に対して静止され続けるとい
うようなことは稀であり、殆どの場合には、撮像センサ
14の移動に伴い、局部的なハレーションの発生条件は
速やかに回避され得ることになる。
【0093】図15及び図16を参照すると、図13に
示した絞り制御ルーチンの変形例のフローチャートが示
される。この変形例では、局部的なハレーションが発生
し得る条件下で撮像センサ14が被写体に対して静止さ
れ続けたとしても、モニタ装置40の再現画像に局部的
なハレーションが繰り返し発生するという不具合が起き
得ないようにされている。なお、繰り返し述べるが、こ
のような不具合が起きる可能性はきわめて稀であり、図
13の絞り制御ルーチンでも実用上は殆ど問題はない。
【0094】図15及び図16に示す変形例では、上述
したような不具合を回避するために変数vcが導入され
る。ここで、変数vcの機能について説明すると、変数
vcにはフラグとしての機能が与えられ、vc=0のと
きだけ、光量調節は第1の平均輝度値va1に基づいて
行われ、vc≠0のとき、光量調節は常に第2の平均輝
度値va2に基づいて行われる。また、変数vcには後
述するように減算カウンタとしての機能も与えられ、局
部的なハレーションの発生が検出されたとき、変数vc
には適当な初期値例えば3が与えられ、その後所定条件
下で1ずつ減算され、vc=0となるまでは、第2の平
均輝度値va2に基づく光量調節が持続される。なお、
図15及び図16のフローチャートでは、図13のフロ
ーチャートと同様なステップには同じ番号が付され、図
13のフローチャートに追加されたステップに対して1
500番代の番号が付されている。
【0095】ステップ1304でvh≧6%のとき、即
ち局部的なハレーションの発生が検出されたとき、ステ
ップ1304からステップ1501に進み、そこで変数
vcに上述したように適当な数値3が与えられる。な
お、変数vcはシステムコントローラ30の初期化処理
で0とされ、局部的なハレーションの発生が検出される
までは、vc=0の儘となっている。次いで、ステップ
1306で第2の平均輝度値va2が算出される。要す
るに、図15及び図16の変形例では、局部的なハレー
ションの発生が検出されると、変数vcに初期値として
3が与えられた後、第2の平均輝度値va2に基づく光
量調節が行われ、これにより局部的なハレーションの発
生が回避される。
【0096】一方、ステップ1304でvh<6%のと
き、即ち局部的なハレーションの発生が検出されないと
き、ステップ1304からステップ1502に進み、そ
こで変数vcが0であるか否かが判断される。vc=0
のとき、ステップ1305に進み、そこで第1の平均輝
度値va1が算出され、このため光量調節は第1の平均
輝度値va1に基づいて行われる。一方、vc≠0のと
きは、ステップ1502からステップ1306に進み、
そこで第2の平均輝度値va2が算出され、このため第
2の平均輝度値va2に基づく光量調節が行われる。
【0097】ステップ1312でvy>vrであれば、
ステップ1503に進み、そこで変数vcが0以外の値
を取るか否かが判断される。もしvc≠0であれば、ス
テップ1504に進み、変数vcには再び初期値として
3が与えられる。一方、もしvc=0であるならば、ス
テップ1504を迂回してステップ1313及び131
5に進み、そこで差|vy−vr|の大きさに応じて絞
り20の開度が狭められる。
【0098】ステップ1312でvy<vrであれば、
ステップ1312からステップ1505に進み、そこで
変数vcが0であるか否かが判断される。もしvc=0
であるならば、ステップ1314及び1315に進み、
そこで差|vy−vr|の大きさに応じて絞り20の開
度が広げられる。一方、もしvc≠0であれば、ステッ
プ1505からステップ1506に進み、そこで差(v
r−vy)が所定の許容値例えば16を上回っているか否
かが判断される。差(vr−vy)が許容値16以下であ
れば、本ルーチンは一旦終了し、その後(vr−vy)
≦16である限り、絞り20の開度調節は行われない。
【0099】一方、ステップ1506で差(vr−v
y)が許容値16を上回っているときには、ステップ15
06からステップ1507に進み、そこで変数vcから
1だけ減算される。ステップ1312でvy≦vr、ス
テップ1505でvc≠0及びステップ1506で(v
r−vy)>16という条件が3回連続して成立した場合
にのみ、変数vcは0まで減算され、このとき第1の平
均輝度値va1に基づく光量調節に戻る。かくして、局
部的なハレーションが発生し得る条件下で撮像センサ1
4が被写体に対して静止され続けたとしても、変数vc
が0まで減算されない間は第2の平均輝度値va2に基
づく光量調節が持続されるので、上述したようにモニタ
装置40の再現画像に局部的なハレーションが繰り返し
発生するという不具合は回避され得る。
【0100】以上で述べた実施形態にあっては、カラー
画像を再現するために面順次方式が採用されているが、
カラー画像を再現するために所謂同時方式を採用しても
よい。即ち、撮像センサ14として、その受光面にモザ
イク状のカラーフィルタを設けたものを使用してもよ
く、この場合にはRGBカラーフィルタ24は勿論必要
とされない。
【0101】また、以上で述べた実施形態にあっては、
照明光源としてキセノンランプ或いはハロゲンランプ等
の白色光源を画像信号処理ユニット12内に設け、その
照明光を照明用光ガイド16によってスコープ10の先
端側に導く構成とされているが、しかし照明光源として
発光ダイオード(LED)のような半導体発光素子を使
用してもよく、このような半導体発光素子はスコープ1
0側に設けることが可能である。例えば、カラー画像再
現のために面順次方式が採用される場合には、三原色の
発光ダイオード、即ち赤色発光ダイオード、緑色発光ダ
イオード及び青色発光ダイオードを設け、これら三原色
発光ダイオードを周期的に発光させることにより、被写
体を赤色光、緑色光及び青色光で順次照明することがで
きる。また、カラー画像再現のために同時方式が採用さ
れている場合には、三原色の発光ダイオードを同時に発
光させて白色光で被写体を照明してもよいし、或いは白
色光発光ダイオードを用いることもできる。
【0102】発光ダイオード(LED)を照明光源とし
て用いる場合には、絞りを排除して該発光ダイオードの
通電量を制御して照明光量を制御することができる。こ
の場合には、図9に示す絞り制御ルーチンと、図13に
示す絞り制御ルーチンと、図15及び図16に示す絞り
制御ルーチンとはそれぞれLED駆動ルーチンとされ、
図9のステップ911及び図13(図15)のステップ
1315のそれぞれでは、|vy−vr|の大きさに応
じてLEDの駆動電流が制御される。即ち、vd=0の
とき(ステップ909またはステップ1313)、LE
Dの駆動電流は|vy−vr|の大きさに応じて減少さ
せられ、vd=1のとき(ステップ910またはステッ
プ1314)、LEDの駆動電流は|vy−vr|の大
きさに応じて増大させられる。
【0103】また、発光ダイオードを照明光源としてス
コープ10側に設ける場合には、発光ダイオードをスコ
ープ10の先端面に直接配置してもよいし、或いはスコ
ープ10内に配置して光ガイドでスコープ10の先端面
に導くようにすることもできる。
【0104】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
による電子内視鏡にあっては、平均輝度値モードによる
自動調光による利点、即ちモニタ装置の再現画像を比較
的明るい状態で観察し得るといる利点を生かしつつ、再
現画像での局部的なハレーションの発生を防止或いは回
避し得るという作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子内視鏡の概略ブロック図であ
る。
【図2】図1に示す回転式RGBカラーフィルタの正面
図である。
【図3】図2に示す回転式RGBカラーフィルタをその
駆動モータと共に示す側面図である。
【図4】図1に示す絞りをその駆動機構と共に示す概略
正面図である。
【図5】本発明による電子内視鏡の画像信号処理ユニッ
トに設けられる操作パネルの正面図である。
【図6】図5に示す操作パネル上に設けられた種々のス
イッチ等とシステムコントローラの関係を示すブロック
図である。
【図7】図1に示すヒストグラム抽出回路で展開される
ヒストグラムの一例を示すグラフである。
【図8】ヒストグラムの有効最大輝度値の定義を模式的
に示すグラフである。
【図9】本発明の第1の局面による絞り制御ルーチンの
フローチャートである。
【図10】図9に示す絞り制御ルーチンの実行時に絞り
の駆動モータに出力されるべき駆動パルス数と、モニタ
装置の再現画像の輝度値と輝度参照値との差の大きさと
の関係を示す表である。
【図11】図9に示す絞り制御ルーチンの実行時にサブ
ルーチンとして実行される有効最大輝度値算出ルーチン
のフローチャートである。
【図12】図1に示すヒストグラム抽出回路から取り込
まれてシステムコントローラのメモリに格納されたヒス
トグラムの度数データとそのアドレスとの関係を示す表
である。
【図13】本発明の第2の局面による絞り制御ルーチン
のフローチャートである。
【図14】図13に示す絞り制御ルーチンの実行時にサ
ブルーチンとして実行されるハレーション状態変数算出
ルーチンのフローチャートである。
【図15】図13の絞り制御ルーチンの変形例のフロー
チャートの一部分である。
【図16】図13の絞り制御ルーチンの変形例のフロー
チャートの残りの部分である。
【符号の説明】
10 スコープ 12 画像信号処理ユニット 14 撮像センサ 16 光ガイド 18 白色光源 20 絞り(調光手段) 24 回転式RGBカラーフィルタ 28 CCDドライバ 30 システムコントローラ 32 CCDプロセス回路 34 アナログ/デジタル(A/D)変換器 36 フレームメモリ 38 ビデオプロセス回路 40 モニタ装置 64 ヒストグラム抽出回路 68 操作パネル 70 電源スイッチ 72 ランプ電源ON/OFFスイッチ 73 調光モード選択スイッチ 74 UPボタンスイッチ 76 DOWNボタンスイッチ 82 LED電源回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スコープと、このスコープの先端前方を
    照明するための照明手段と、前記スコープの先端側に設
    けられた撮像手段と、この撮像手段から得られる輝度画
    素信号に基づいて前記照明手段による照明光量を調節す
    る調光手段とを具備して成る電子内視鏡であって、前記
    調光手段が前記輝度画素信号の平均輝度値を所定の輝度
    参照値に実質的に一致させるように光量調節を行うよう
    に構成された電子内視鏡において、 前記調光手段が前記輝度画素信号から所定の低輝度値以
    下の輝度画素信号を除外したものに基づいて平均輝度値
    を算出するための算出手段を包含し、この算出手段で算
    出された平均輝度値を用いて前記調光手段による光量調
    節が行われることを特徴とする電子内視鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子内視鏡において、
    前記輝度画素信号の一フレーム分もしくは一フィールド
    分に基づいてヒストグラムを展開するヒストグラム抽出
    手段が設けられ、前記平均輝度値が前記ヒストグラムか
    ら所定の低輝度値以下の度数データを除外したものに基
    づいて算出されることを特徴とする電子内視鏡。
  3. 【請求項3】 スコープと、このスコープの先端前方を
    照明するための照明手段と、前記スコープの先端側に設
    けられた撮像手段と、この撮像手段から得られる輝度画
    素信号に基づいて前記照明手段による照明光量を調節す
    る調光手段とを具備して成る電子内視鏡であって、前記
    調光手段が前記輝度画素信号の平均輝度値を所定の輝度
    参照値に実質的に一致させるように光量調節を行うよう
    に構成された電子内視鏡において、 前記調光手段が前記輝度画素信号の一フレーム分もしく
    は一フィールド分に基づいて第1の平均輝度値を算出す
    る第1の算出手段と、前記輝度画素信号の一フレーム分
    もしくは一フィールド分から所定の低輝度値以下の輝度
    画素信号を除外したものに基づいて第2の平均輝度値を
    算出する第2の算出手段と、前記輝度画素信号の一フレ
    ーム分もしくは一フィールド分に基づいて局部的なハレ
    ーションの発生の有無を検出する検出手段とを包含し、
    この検出手段により局部的なハレーションの発生が検出
    されないとき、前記第1の平均輝度値を用いて前記調光
    手段による第1の光量調節が行われ、前記検出手段によ
    り局部的なハレーションの発生が検出されたとき、前記
    第2の平均輝度値を用いて前記調光手段による第2の光
    量調節が行われることを特徴とする電子内視鏡。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電子内視鏡において、
    前記輝度画素信号の一フレーム分もしくは一フィールド
    分に基づいてヒストグラムを展開するヒストグラム抽出
    手段が設けられ、前記第1の平均輝度値及び前記第2の
    平均輝度値が前記ヒストグラムに基づいて算出され、前
    記検出手段による局部的なハレーションの発生の有無が
    前記ヒストグラムに基づいて行われることを特徴とする
    電子内視鏡。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の電子内視鏡に
    おいて、前記第2の光量調節時に前記第2の平均輝度値
    が前記所定の輝度参照よりも小さくしかもその差が連続
    して所定回数2回以上所定の値よりも大きいとき、前記
    第2の光量調節から前記第1の光量調節への移行が行わ
    れることを特徴とする電子内視鏡。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の電子内視鏡に
    おいて、前記検出手段が前記ヒストグラムから局部的な
    ハレーションの発生状態を評価するハレーション状態変
    数を算出するハレーション状態変数算出手段と、該ハレ
    ーション状態変数を所定の値と比較する比較手段とから
    成り、前記ハレーション状態変数が前記所定の値を上回
    った際に局部的なハレーションの発生が検出されたとさ
    れることを特徴とする電子内視鏡。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電子内視鏡において、
    前記ハレーション状態変数が前記輝度画素信号の一フレ
    ーム分或いは一フィールド分の全画素数に対する所定の
    高輝度値以上の画素数の比率として定義されることを特
    徴とする電子内視鏡。
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